ファリス
メイチェン
ほう、火力船を持つ炎の城ですな…。
ところで皆さんはどういった目的で旅をしとるんですかな?
バッツ
この爺さんのためなんだ。
ガラフ
わしの孫が人質に取られとるんぢゃ!!
レナ
何言ってんのよ、その孫の名前も忘れてたくせに。
ガラフ
それは言わんでくれ~もう、思い出したんぢゃから!!
ガラフは一部の記憶は取り戻したらしい。
自分には クルル
という可愛い孫娘がいることと
宿命の敵・ エクスデス
の存在は思い出したようだった。
エクスデスはクルルを盾に
ガラフ達が集めているクリスタルを渡せと要求してきたのだった。
ファリス
カルナック城は火のクリスタルの守護を受けてるだろ?
ガラフ
エクスデスは元々、木の魔物ぢゃからな。
レナ
燃やすのよ!!
骨の髄まで業火で燃やし尽くしてやるわ!!
ほ~っほっほ~~~!!
森を抜けると見晴らしのいい草原に出た。
目の前にはカルナック城が聳え立っている。
カルナック城はその周りに海の水を引き込んで外堀をつくっており
城内へ入るには入り口へ続く大きな橋を渡るようになっていた。
その橋の中央には見張り台なのか、新しく小部屋が作られていた。
バッツ
あれ?前に来た時はあんなもの、なかったよな?
レナ
無礼な!?私を検問するとはいい度胸だわ!
メイチェン
なかなか用心深いようですのぅ。
ファリスがトントンと小部屋の扉をノックした。
すると扉の向こうから
ギルガメッシュ
この扉の裏でずっと待っていたぞ!
来なかったらどうしようと不安になっていたところだ!!(泣)
ガラフ
お、お主!?
レナ
また、あんたなの!?いい加減にしてよ!!
ギルガメ
嫌だ!!俺も仲間にしてくれるまで、ここは通さないぞーーー!
バッツ
今更お前を仲間にするわけにもいかないだろ。
ギルガメ
なんでだ!?じゃ、なんでその爺は仲間になってるんだ!!
ファリス
いや、メイチェンは迷子になってたから…
ギルガメ
ハッ!?それを言うなら俺だってそうだ、自分の進むべき道で迷ってるんだ…
俺も迷子だ!!保護してくれ~~~!!
大の字になって駄々をこねるギルガメッシュ。
その4本の腕にはそれぞれ鋭利な剣を携えているので
危なっかしいことこの上ない。
バッツ
しょうがねぇなぁ。
レナ
でも、そうね。そんなに手があるんだから荷物を持たせるには便利かも。
↑
こればっかり(汗)
メイチェン
おお、貴公が彼の有名なギルガメッシュ殿ですか。
ギルガメ
…ん?何、俺って有名人?
メイチェン
はいな~~。
ギルガメッシュ殿にはハンターの素質もあるんですぞ。
ギルガメ
本当か!?じゃ、シーフに転職できるかなぁ…。
ガラフ
でもまだ、お主にクリスタルを渡すわけにはいかんぞ。
ファリス
なんてったって、元エクスデスの部下だもんな。
ギルガメ
でもいい情報も持ってきたぜ!クルルちゃんの居場所だ!!
バッツ
な、何!?
ギルガメ
俺を仲間にしてくんなきゃ、教えてあげな~~い。
ちゃらりらり~~ん
『ギルガメッシュが仲間になった!』
お陰でガラフとメイチェンは荷物係りから免除された。
城内へ入ると聖なる火があちこちに灯されている。
レナはバッツ達を引き連れカルナック女王に挨拶に向かったので
その間メイチェンとギルガメッシュは城内散策をすることにした。
メイチェン
ほほう、聖なる火のなんと清らかなことか。
ギルガメ
はぁはぁ…じ、爺さん。これ、重いぞ!?
とりあえず、どっかで休憩させてくれよ…はぁはぁ
メイチェン
あいやこれは申し訳ないですの。ではあそこの酒場で一杯やりますか。
2人は城内で一際立派な酒場へと向かう。
火の国に相応しく、
そこでは情熱的な金髪美女が舞台上で激しい踊りを披露していた。
その姿もすこぶる大胆だ。
一糸纏わぬその姿…いや大事な所は
大蛇が巻きつき見えそで見えない絶妙なお色気を醸し出している。
観客はみな基本姿勢の前屈み状態になりながらも
必死におひねりを投げていた。
ギルガメッシュも慌てて最前列に割り込んでいくと
ムフームフー
と激しい息使いでかぶりつき始めたのだった。
最早そういったこととは無縁のメイチェンは
ふと見回した酒場の片隅で埃をかぶっているピアノを見つけた。
メイチェン
ほう?これは…?
思わずその銀盤に触れると
ちゃらりらり~~ん
『メイチェンはピアノが少し上達した!!』
メイチェン
いやはや、なんともお恥ずかしい…
しかし、あたしでも吟遊詩人ぐらいは出来そうですなぁ。
頑張れメイチェン!
ピアノレッスンは全部で8つ、残すは7つだ!!
目指せピアノマスター!!
続く 平成16年4月9日(金)
サエ作
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