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テーマ: 無情(53)
カテゴリ:
LA

Japanese Holocaust Rescuer: Sugihara 'Sempo' Chiune (日本語字幕付)
http://www.youtube.com/watch?v=kAwqhytNAjY




http://plaza.rakuten.co.jp/finlandia/4001



けっして日本人的ではない「命のビザ」
第二次世界大戦中、バルト三国のひとつであるリトアニアで、
ユダヤ人たちにビザを発給した杉原千畝という人物がいました。
現在、日本でも美談として語り継がれている
「命のビザ」の物語は、戦時中の日本人の行為としては
希有(けう)なものであったからこそ、
現代日本人の感動を呼んでいる要素もあるのではないかと考えます。


では、これが平均的日本人だったなら、
どのような行動をしていたかを推測すれば、
外務省に責任を追及されるのをおそれて何もしない、
あるいは、領事館に殺到するユダヤ人たちを
ナチスかソビエトに押し付けていたに違いありません。
そのみごとなまでの実例が、
秋葉原での無差別連続殺傷事件直後の
岐阜県関市の刃物業者組合代表者の発言であり、
対人用スナッフ・ナイフのブームを仕掛けた
ライターやショップ店員たちの完全黙秘なのです。
むろん、彼らにも利害の一致する信奉者はいるでしょうし、
“ストックホルム症候群”という言葉もあるぐらいですから、
「警察や司法関係者が刃物業者の動向を逐一見ていたのだから、
 都合の悪いことに口を噤(つぐ)んでいったい何が悪い!」、
と弁解する意見があっても致し方なし、というところでしょう。



対人用ナイフ・ブームから刃物携帯規制へ
しかし、自分のような…社会的、金銭的な損失の恐れがない、
ズブのド素人としてはとても納得いかない疑問もあって、
ダガー規制法案の行方が騒がれている頃、
警察庁生活安全課担当者の人に、
「1997~98年頃、自分はツールナイフを携帯していて、
 巡回中の警察官の所持品検査を受けた際、何も言われなかったのですが
 どうしてツールナイフの携帯がダメになったんでしょうか?」
と無謀にも訊ねたことがありました。
「現在のように、護身用に刃物を持ち歩く風潮があり、
 実際に事件も起きていますので、昔とは状況が違ってきています。
 犯罪を防止するのが警察の役目ですから」
という主旨の説明をしてくれましたが、
なぜ刃渡り6センチ前後のツールナイフですら
携帯できなくなってしまったのか、どうしても得心できません。


そこで、ナイフマガジン、コンバットマガジンなどの商用雑誌が、
対人用ナイフをカラー刷りで宣伝しはじめたのとほぼ同時期の、
2000年以降に発行された新聞、雑誌から、
刃物を用いた犯罪を拾いだしてみました。
そして、次のような事件の記事を見つけました。


  毎日新聞夕刊 2005年7月2日4版9面
パトカー内に警官発砲

   2日午前9時15分ごろ、
  群馬県大間々町上神梅の国道122号を走行中のパトカーの中で、
  住居不法侵入容疑で任意同行中の栃木県足尾町に住む男(31)が
  後部座席で突然暴れ、隣に座っていた大間々署の巡査部長に
  刃物で襲いかかった。
  別の巡査部長が2人のもみあいに気づき、
  制止しようとしてパトカーを止め、後部座席のドアを開けて
  外から男に向け弾丸2発を発砲。弾丸は男の肩に2発とも命中した。
  男は重傷、襲われた巡査部長は顔などを切られ軽傷。
   調べでは、同日朝、同県勢多郡東村花輪で住居侵入事件があり、
  巡査部長2人は男を同容疑で任意同行していた。
  同署は男が回復次第、殺人未遂と公務執行妨害の容疑で逮捕する方針。


  毎日新聞 2005年7月3日14版31面
撃たれた男性死亡 群馬県警警官発砲
   群馬県大間々町の国道で走行中のパトカー内で2日午前、
  同県警大間々署員に住居不法侵入容疑で任意同行されていた男が、
  隠し持っていたナイフで暴れた事件で、
  署員に撃たれてけがをした男は同日午後、病院で死亡した。
   同署の調べで、男は栃木県足尾町の職業不詳、今井実容疑者(31)。
  後部座席の隣にいた巡査部長(33)に万能ナイフ(刃渡り約6センチ)で
  突然切りつけ、もみ合いになった。
  運転していた巡査部長(48)がパトカーを止め外に出た上、
  後部左側ドアを開け「やめないと撃つぞ」と警告。
  今井容疑者が「撃てるものなら撃ってみろ」と抵抗したため2発発砲し、
  同容疑者の左肩に命中した。
   今井容疑者は殺人未遂、公務執行妨害容疑で現行犯逮捕されたが、
  約3時間後に死亡した。
   同署の斉藤秀樹次長は「現段階で判明している事実から判断し、
  適正な拳銃使用であると考えている」とコメントした。
  しかし、特別公務員暴行凌虐致死などの容疑にあたるかどうかを
  前橋地検、警察庁と協議する方針。



上記事件の起きる約8ヶ月前、
東京都内警察署の職務質問による検挙率アップの動きが
写真週刊誌「FRIDAY」2004年12月17日号で指摘されていましたが、
警察官側も、連行中の容疑者から
6センチの万能ナイフで切りつけられたくはないでしょうし、
拳銃の発砲、容疑者死亡で協議沙汰になってはかないません。
2005年7月以降このような、警官に対する刃物による公務執行妨害が相次ぎ、
同年9月18日、秋葉原のゲームショップ店内で
男子高校生(18)が男性(38)を携帯していたナイフで刺す事件が起き、
都内繁華街でのツールナイフ携帯は絶望的な状況になっていくのでした。







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Last updated  2010年08月21日 13時46分52秒


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