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カテゴリ: 陽明学


多くは功利の徒〔ともがら〕の言〔ことば〕にて候わば、
何〔いず〕れも用ゆべからず候か。

 返書略。仁義の心あり仁義の名ありて後〔のち〕用〔もち〕うべく候。
大軍は正兵〔せいへい〕を本〔もと〕とし、威を以って敵を制し、
小勢〔しょうぜい〕は奇兵を用い、はかりごとを好んで敵をくじき候。
しかれども、正も奇を用うる所あり、奇も正と成る時あり。
吾は義にして敵は不義なり。吾は善にして敵は不善なり。
善にしたがう軍士は皆義士なり。不善にしたがう士卒は皆賊なり。
悪人のために善人をそこなうべからず。
謀〔はかりごと〕を好んで敵をあざむき、
味方をそこなわずして敵を亡ぼす事は、明将の常なり。
七書というも、其の明将の行ないし跡をいいたるものなり。
又は軍の才気を生まれ付きたる者の、道をばしらざれども、大将と成りたるが、
軍功を立てたる者の言もあり。
其の軍の才は君子に似たる所あれども、其の実〔じつ〕は天地各別なる事にて候。

 ※武経七書。孫子・呉子・司馬法・尉繚子・李衛公問対・黄石公三略・六韜






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Last updated  2017年07月21日 23時12分18秒


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