2003年08月19日
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 人間五拾年 化天の内を較ぶれば 夢幻の如く也

                  幸若舞『敦盛』



 この一節は、信長公が桶狭間の戦いの前に愛妻・濃姫に鼓を打たせて舞ったとか、或いは炎上する本能寺の中で、自決する直前に舞ったと、信長公の華麗なる生涯にあって、最も劇的なシーンにしばしば用いられる挿話である。



 百年の長寿を遂げることも珍しくもなくなった現代の日本人に較べれば、五〇年と言う生涯は余程短いと思われるかもしれない。しかし、戦禍に明け暮れた動乱の時代に人々の命は儚くも露の如く、若くして戦場に出陣することを余儀なくされたこの時代の武将にとっては、その人生は現代の同世代の人々のそれとは比較にならない程に波乱に満ちたものであって、若駒が母馬の体内から零れ落ちてすぐに立ち上がるように、こうした時代の若者は、幼いままに育つことは許されなかったのであるから、早くに妻を娶り、子を生し、さながら風下に焔をあげる焚き火の火を消さないように、消さないようにと身を挺してその火種を護るが如く家名を存続させることが”人生の指標”であった。




 我が国はこうした戦乱の歴史を踏まえ、幾多の紆余曲折を経て、脈々とその時を連ねて多くの歴史の頁を重ねて来た。しかしながら、何時いかなる時代においても、歴史は数多の人々の”人生の歴史”の積み重ねと織り合いによって紡ぎあげられてきた羽衣のようなものだと、私は常々感じている。
 壮大な歴史の大河に浮かんでは消える泡沫のような人々の一生、それは例え大いなる時の流れの中の一瞬であったとしても、その僅かな泡沫が破裂した後に水面に痕跡を残す波紋は、鏡のような水面を揺り動かすものだ。その波の痕跡は泡沫の人の器に比例して大小様々なシルエットを作り上げる。そして、それとは別に、天から落ちる一滴の雫が大河の波間を穿ちながら、ある時はその波紋を消し、またある時は力無く大河に溶け込んで、消えてゆく。こうした諸々の賢しきことごとも悪しきことごとも意に介することもなく、歴史という名の大河は、その全てを飲み込みながら、ただ悠然と流れるのみであろう。




 では、その大河に浮かんでは消え行く泡沫の一部であるに過ぎない私達『人間』が、『人生』という名の歴史を織り成そうとする時、その『人生』という名の物語をある時は華麗に、またある時は切なく彩る何かがあるのだとしたら、それは一体何なのであろうかと言う問い掛けを、私は幾度となく自分に投げ掛けてきた。それは取りも直さず、私ながらの『人生の幸福論』ということに帰結する。



『人生における無常の喜びは、君にはできないと世間が言うことをやり遂げることだ』



『人生における無常の幸福は、愛されているという確信である』 

 と誰かが言った。



 この言葉のいずれにも係わらず、こうした古人の言葉が私の心を強く揺り動かすことはついぞなかった。いや、私には既に心の奥底に漠然と、言い知れぬ不安に淀む底に溜まった澱のような結論があったのかも知れなかった。陳腐な言葉であるかもしれないけれど、それは既に私の心に確かに根付いていた結論であった。私の人生における無常の幸福、それは、









 それを得ることは人生における何物にも代え難い無常の喜び、我が生涯における史上の幸福―。そしてそれは、大なり小なり、誰もが心の内に秘めて憧れてやまぬ人生の珠玉の宝ではないだろうかと考えている。そしてまた、それを得るばかりでなく、自らがその一部になることを切に望んでいる。今はまだ、人生という名の旅路を半分も過ぎていない生涯でも、いつかきっと、そんな心中の珠玉が我と我が身の周りに現れることを願っている。もう巡り合っているのかもしれないし、気がつかないまま通り過ぎてしまってきているのかも知れない。でも私の人生と言う名の歴史を彩り、人生と言う名の旅路を道連れに歩く人々に何時の日かきっと再び出会うであろうことを信じて私は”人生”と言う名の旅路を歩き、”人生”と言う名の歴史を紡いで行く。魂をも焦がすような焼け付く夏の暑さの中にあっては、心に染み入る涼しげな風が吹き抜ける秋を待ち、物悲しさに泪を誘う枯葉舞う秋風の中にあっては静かな思いに耽る冷たさに澄み渡る冬を待ち、星をも震わす凍てつく冬の夜空にあっては、生命が息吹く潤いに満ちた春宵の中に目覚める春を待ち、萌える若葉の薫りに噎せ返る陽だまりの中にあっては激烈な陽射しを放つ太陽が最も雄雄しく輝き滾る夏を待つ、そうして季節が巡り、待ち侘びる一生に、一体どんな終幕が待っているのか・・・。







 まだ、誰も、知らない。




幸若の舞























疲れますた
(T▽T)。







 やっぱ慣れないことはするもんじゃねーでござるなー。ここ数日寒いギャグばっかりやってたので、ちょっと熱い日記をと思ったんだが、


暑苦しいだけですなっ
(別名”ウザイ”とも言う)



 書いてて、本当に眠くなってしまった。いつもの笑える(誰ですか?「いつも笑えない」とか陰口叩いているのは)日記じゃないとみんな引いちゃうかも。




 そうそう、さっき、



スゴク長い鼻毛が抜けました。







 だめだ、笑えねぇ・・・(--;)。




 今日はもう寝ます。




 皆さん良い夢を。

福助






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最終更新日  2003年08月20日 02時38分01秒
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