2003年10月31日
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帰ってきました。実はエイ殿のカキコミが無かったら明日から連休だと言うことに

全く気がつかなかった


んでござるが、今日は残業の後、珍しく赤提灯で


独りで呑んでた


 麻生百合之介です、皆様こんばんわ。




 ここ数日お江戸はぼんやりとした陽だまりが暖かな、でも風が涼し気な秋の陽気でござるが、そろそろ冬の足音が聞こえ始めてきた様な気が致しまする。この時期になると、所謂秋の味覚が


 ”まいうー”


 な時期のこととて、今日は秋の味覚の王様・秋刀魚を頂いたのでござるが、拙者には秋刀魚の味に



ほろ苦い思い出




 があったり。それは何かと言うと・・・・。











 拾○年前、まだ月代が青々しい拙者は、上総の国からお江戸を通り過ぎて武蔵国にある大馬鹿道場に通っていた。上総の国の片田舎から武蔵国までは


片道参時間。



 一日六時間寝ていたとして、起きている間の約参分の壱を道場に通う時間に当てていた。


残り僅かなティーンエイジの時間の参分の壱を牛車や馬車の中で過ごしていた訳です。



 ”いくらなんでもそりゃないでしょー(T▽T)”



 とか思った拙者は、

”お前を野放しにすると危ない”



と渋る




愚父


を説得し、



独り勃ち

 (なんか字が違う)

 することにしたんでござる。





 生まれて初めての独り暮らしをしたその地は”麻生村百合丘”と言う、なんとな~く雅な名前の村。そう、拙者の名前はここから生まれたんでござるよ(^▽^)。
(後から知ったのだが、拙者が尊敬している植村直巳さんが学生時代に隣町に住んでおられたらしい)。




 で、念願叶っての独り暮らしだったのだが、引っ越して三日後に、



 いん  ふる  えん  ざ 
陰震炎挫にかかりやがりました。





 熱が参拾九度位出て、このまま死ぬんじゃないかとホントに思った。何しろ身の回りの物つったら着替えと山伏修行の道具のみ。当時は糸電話も無かったので援けを呼ぶこともできなかったんでござる。薬を買う銭も無かったので、



なけなしの壱百匁で大蒜買って囲炉裏で炙って食って生き延びました。

(あと、故郷から持ってきた味噌嘗めたりとか)





 一週間もするとどうやら体内の細菌も死滅して、熱が下がってなんとか起き上がることができるようになったので、どうにかこうにか道場通いと傘張りの内職を続けることができたんでござる。





 貧乏暮らしはこれに留まらない。何しろ、独り暮らしの条件として、


 『山伏修行は許すが、道場には通え。お前は
ただでさえ馬鹿なんだから。
』 


 と言う愚父の言葉に耐えた拙者は、必ずやこの愚父を見返してやろうと、傘張りの内職は週に二日と決めて道場に通い詰めた。道場に通う為の仕送りは土下座して”たのみこんだ”が、日々の生計は自分で稼がねばならぬ。当然生活は貧しく、



自衛隊に勤めながら夜学に通っている山伏仲間から賞味期限切れの支給品の缶詰貰って食いつないだり

 (自衛隊の缶詰って松坂屋の特製品なんですよ、知っておったか皆の衆・・・;--)



 とか、



弐尾で壱百匁の秋刀魚を四つに分けて四日生き延びたり




 とか、



電気を止められた日には砂糖を水で溶かして水飴みたいにして餓えを凌いだり(T▽T)




 などの生活を続けた。だから、秋刀魚を食うといつも貧しかった若かりし日々を思い出すんでござる。
(流石に五日目に秋刀魚の骨を登山用のバーナーで炙って食った時は泣きそうになりましたが。。。) 




 辛いことも多々あった(二十日間米と霊峰修養の残りのレトルトカレー食い続けた時はう○こが糊みたいになりましたT▽T)が、若さ故か人並み外れて体力があった所為か、貧乏がちっとも苦にならなかった。飯は食えなくても酒だけは忘れずに買って(一升で六百匁九拾朱の芋焼酎。無茶苦茶臭かったですよT▽T)いたし、残り弐週間を五百匁で過ごす窮地に陥ってもTake it easyな気分でパチンコやったら確変的中で弐万両になったり、夏になると草庵の格子窓の外に花火が満開だったりと、運の良いこともままあった。草庵は


坂の途中で一休みしている年寄りが一杯な坂




が続く丘の上にあって、夜寝ていると耳元でコオロギが鳴いたり拳程の大きさの地蜘蛛が出たり、日照時間ゼロだったりとかなりの悪環境、草庵にはエアコンがあったものの


夏は参拾五度以上

冬は壱拾度以下



 にならないと稼動しないと心に固く誓う等、今から思うとかなり”漢らしい生活”していたな。でも何よりも自分の居場所を自分で創ることができたことの喜びの方が辛いボンビー生活の惨めさに勝ったのでござる。



 こんな


荒んだ生活



 も、今となっては良き思い出(いや、しないで済むならしないに越したこたないが。)。



 ”冬来たりなば春遠からじ”



 って気持ちで、”いつも前向きに”ってことで(^^)。





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最終更新日  2003年11月01日 01時00分07秒
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