競馬教室



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競馬教室


人生が一度きりである以上、人生もまたひとつの賭博である―――それが僕の持論です。


ということは、賭博の何たるかを理解することによって、
人生の何たるかを理解することもできるのではないか。
賭博のコツを学ぶことによって、人生の知恵のようなものが得られるのではないか。

そう思い、このページを作りました。

僕が競馬から学んだことはとても多いです。
僕にとって、競馬場は人生の学校であったともいえます。
実際、人生と競馬は、恐ろしいくらい似ているのです。


このページを作った狙いは二つあります。

1つは、競馬を毛嫌いしている方に競馬の良さを理解してもらうこと。

そしてもう1つは、競馬で万年赤字の人に警告を発し、どうすれば儲けることができるかを教えること。

金を賭けない人は、最初のほうだけ読んでください。





まずはじめに、声を大にして言いたいことがあります。

競馬は本来、ひとつの健全なるスポーツである、ということ。

・・・などと書くと、すぐにブーイングがとんできそう。

「きれいごといってんじゃねぇ! 所詮バクチの手段だろが! この人でなし! ひょうたん学生!」って。

でも、僕は競馬を、たとえば野球を観戦するような感覚で観ています。
そして、好きな選手を応援するように、好きな馬を応援しています(その馬券を買うかどうかはまた別ですが)。

というか、僕は競馬以外の賭博にはまったく興味がないのです。
(朝早くからパチンコ屋の前で列をなしている人の心境が理解できない・・・)。
金銭欲も一般の人に比べればよほど低い。

ならばなぜ観戦だけにとどまらず、金を賭けるのか? 


これもキレイゴトと受け止められそうですが、僕は賭博を神との勝負だと考えているからです。


偶然即ち神と闘うものは常に神秘的威厳に満ちている。賭博者も亦この例に洩れない。


芥川のこの言葉は、非常に的を射ています。
僕が賭博をやるもうひとつの理由がここにあります。
賭博とは結局、運命をつかさどる神との戦いではないか?
そして、自分との戦いではないか・・・?
そう思うのです。
あるいはまた人生も。・・・・・


また、他にも、僕が競馬から学んだことはたくさんあります。

たとえば、世の中に絶対ということはないということ。
単勝1.0倍の馬(つまり勝っても元の金額しか返ってこない)が負けたりするのを見ると、
つくづくそう感じます。
単勝万馬券の馬が勝ったりすると、ああ、誰にでもチャンスは与えられてるんだなぁ、とも思いますね。
常識では量れないことが起こりうる、だから世の中は面白いのかな、ということも感じました。

そしてほかには、諸行無常の精神も競馬から学びました。
馬のレース生命は限られています。
だいたいほとんどの馬は2歳でデビューして5,6歳で引退します。
また、故障も頻繁に起きるなので、まさに一戦一戦が真剣勝負なのです。
同じレースは二度とない・・・そう思うと、自分も今このときを大事にしないとなぁ、と思います。


ほか、人生の知恵みたいなものも含めた馬券のコツは以下に記しました。
興味のある方はどうぞ。





それではいよいよ実践のほうに入りたいと思います。
勝つための、儲けるための非常にシンプルな6原則を提示します。
また、あるいは人生で勝つためのシンプルな方法と言い換えてもいいかもしれません。
非常にシンプルなんですが、どの競馬本よりもためになることを書いてます。

馬ゲノムとか血統ビームとか、いろいろやってる人多いと思いますが、
それは各自自由にやってください。
ここではあくまで原則を書いてます。
また、以下に記した6原則はそれぞれリンクし合っています。

※ここでは、的中率というより、回収率を上げることを重視しています。
的中率を上げたいという方は以下読まなくて結構です。赤字街道突っ走ってください。






1.真剣にやれ。でも熱くなるな。

これは勝負事に勝つための大原則です。
競馬をやる方の中には
「俺はいつでも真剣だ。レースの予想だって何時間もかけてる」
なんて反論する方もいらっしゃると思いますが、僕はそういう意味で言ってるのではありません。
冷静な判断力を持て、という意味です。
勝負は熱くなった瞬間に負けます。
常に cool mind を持ってなければいけません。
そのためにも、四六時中競馬のことばかり考えてるようなことはやめましょう。






2.一点で当てよ


あなたはどんな馬券の買い方をしていますか?
おそらく大多数の人が一頭を軸にした馬連とか馬単の数点買い、という買い方をしてるかと思います。
ですが、はっきり言ってその買い方では絶対にプラス組に転じることはありません。
断言できます。
何点買っても、的中するのは一点だけです。
あとの何点かは無駄になってしまうのです。
たとえば、それぞれ3倍、6倍、9倍のオッズをつけた馬連を三点買いした場合、
実質的には2倍の馬連を一点買いしたのと同じことなのです。
(なぜそうなるかは各自考えること)
だから、たとえば1点1000円の5点買いするより、
5000円の本命1点買いしたほうが、(的中率は落ちますが)回収率はかなり上がります。
もしくは、自信のあるレース2つの馬連にそれぞれ1点ずつ2500円ずつ入れるとかでもいいと思います。
馬連の点数を増やす代わりに、同じ二頭の馬連とワイドを両方買うとか(これは僕もよくやる)。
要は、 矛盾しない 馬券の買い方をすればよいのです。

たとえば、わかりやすくするため、ルーレットで考えてみてください。
36ある数字のうち、1と2と3にわけて賭ける馬鹿はいませんよね。
両立し得ないんですから。
(それと同じことをあなたは今までやっていたのです!)
2と偶数と赤、そういうふうに賭けるのが断然賢い賭け方ですよね。

馬券は当たったものの、点数を増やしすぎてマイナスになった、そういうのは最悪です。
うまくいけばすべて当たりになる、そういう買い方をしましょう。
また、こうすることで、自分の中の真剣味も増します。
僕の言う「真剣にやれ」とはこういうことを言ってるのです。
要は、リスクは分散せよ、ということです。
競馬も株も、基本的な原則は変わらないのです。
(僕は株についても昔結構勉強し、仮想株式運用大会で10万人中40位になったことがあります)

ただ、注意。三連複だけは、何点か買ってもいいと思います。
元がとれるからです。
あくまで理想は一点ですが。





3.単勝を買ってみよ

馬連ばっかり買っていては、馬券はうまくなりません。
1着と2着が入れ替わってもいいなんて馬券では、絶対に甘くなります。
真剣さが足りないのです。
「軸は鉄板」なんて言葉を信用してはいけません。

かといって、いきなり馬単を買っても当たりません。
それは馬券が下手だからです。
第一、馬連を当てることのできない人が、馬単を当てられる道理はありません。
単勝を買えば、勝てる馬のイメージがわかるようになり、
馬券が確実にうまくなります。
馬単も当たります。
高倍率にひかれて馬券を買っているようじゃ、いつまでもマイナス組のままですよ。
オッズは低くても、単勝も買ってみましょう。





4.強い自分をもて

あなたは競馬新聞の見出しに踊らされていませんか?
「この馬で頭は鉄板」
「3、5、8番まで抑えれば確実」
「状態絶好。調教も動いた。勝てるデキ」(by トラックマン)
「前走はたたき台だった。今回は勝ち負けや」(by 調教師)・・・・・

新聞の見出しや、調教師のコメントには、
人の欲望を引き出すフレーズがいろいろ並んでますね。
今まで何度これらにだまされてきましたか?
いいかげん目を覚ましましょう。
だいたい競馬新聞(or スポーツ紙)の記者なんてうんちくだけは豊富なくせして、
当てる才能なんて持ち合わせてないんですから。
そんなやつらの予想に乗っかってるようじゃ、赤字地獄からはまず抜け出せません。
馬柱の◎印なんて、無視しましょう。
勝負事においては、信じるのは自分だけでいいんです。






5.勝負レースを見極めよ

まさしく「敵を知り己を知らば――」ですね。
自分の力をわきまえていますか?
何が得意で、何が苦手なのか・・・まずそれを知らねばなりません。
どんなレースでも等しく勝負してたら、プラス組に入れません。
そして、得意なレースではそれなりの額を入れて勝負し、
苦手なレースでは小額で我慢する。
あるいは、取れないと思ったら見送ることも重要です。
勝負レースの見極め方は各自で判断してください。
一つのポイントは単勝が絞れるか否か。
どれが来てもおかしくない、ってレースでは勝負してはいけません。
そういう場合、あなたは点数を増やして対処しようとしていませんか?
だから負けるんですよ。
僕が競馬で儲けられる一番の理由がこれだと思います。
僕は自分が馬券センスのあるほうではないと思いますが、
万単位で勝負するレースは大体はずしません。





6.記憶力をつけよ

意外と忘れがちなんですが、勝負事に記憶力は絶対に必要です。
ここも株と共通してますね。
競馬でいう記憶力とは、2つに分けられます。
馬自体に対する記憶力と、レースに対する記憶力です。
競馬は基本的に同じことの繰り返しです。
だから、前回までの同レースにおいてどういうタイプの馬が上位に来たか、というのは絶対に覚えておかねばなりません。
また、かつて活躍していた実績馬が、いきなり復活というパターンも多いので、
レースをしっかり見て、馬の強さを自分で判断して記憶しておくことが重要です。
その記憶力を養うためにも、単勝を買うことが効果を発するのです。
人が注目してないところに目をつけて、人気が下がったときに買う。
それが儲けへの近道です。








以上で競馬教室はおしまいです。
どうですか? 僕の言ってる意味がわかりましたか?
競馬と人生がいかに酷似しているかということが。

競馬を、ただのギャンブルとして見るか、人生の縮図として見るか、それはあなた次第です。

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