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「戦争映画」を観てきた2
<「戦争映画」を観てきた2>
「戦争映画を観てきた1」では、第二次大戦の戦争映画について、制作年度1977年までを紹介しているが、ここではそれ以降の作品を紹介します。
なお、『ヒューリー』は11/28封切り予定なんだけど、予告として挙げておきます。
この映画ではブラッド・ピット主演になっています。今が旬の俳優なんでしょうね♪
・Uボート(1981年)
・太陽の帝国(1987年)
・プライベート・ライアン(1998年)
・シンレッドライン(1998年)
・ライフ・イズ・ビューティフル(1998年)
・カンゾー先生(1998年)
・ダークブルー(2001年)
・スターリングラード(2001年)
・戦場のピアニスト(2002年)
・バティニョールおじさん(2002年)
・父親たちの星条旗 (2006年)
・硫黄島からの手紙 (2006年)
・イングロリアス・バスターズ(2009年)
・永遠の0(2013年)
・ヒューリー(2014年)
********************************************************************
<
「戦争映画」を観てきた1
>目次
・「禁じられた遊び」1952年
・「灰とダイヤモンド」1958年
・「誓いの休暇」1959年
・「橋」1959年
・「栄光への脱出」1960年
・「かくも長き不在」1960年
・「僕の村は戦場だった」1962年
・「史上最大の作戦」1962年
・「バルジ大作戦」1965年
・「ネレトバの戦い」1969年
・「パットン大戦車軍団」1970年
・「戦争のはらわた」1976年
・「遠すぎた橋」1977年
・<あとがき>より
・硫黄島の砂(1949年)
・撃墜王アフリカの星(1957年)
・眼下の敵(1957年)
・潜水艦イ-57降伏せず(1959年)
・橋(1959年)
・独立愚連隊(1959年)
・人間の條件(1961年)
・僕の村は戦場だった(1962年)
・勝利者(1963年)
・兵隊やくざ(1965年)
・モスキート爆撃隊(1969年)
・トラ・トラ・トラ!(1970年)
・戦争のはらわた(1976年)
・ミッドウェイ(1976年)
********************************************************************
【Uボート】
ヴォルフガング・ペーターゼン監督、1981年西ドイツ制作
<Movie Walker映画解説>より
第2次大戦を舞台にドイツ軍潜水艦の乗組員たちの行動を描く戦争人間ドラマ。製作はギュンター・ロールバッハ、監督は「昼と夜のような黒と白」のヴォルフガング・ペーターゼン、ロタール・ギュンター・ブッフハイムの原作を基にペーターゼン自らが脚色。
<大使寸評>
過酷な任務を終え、母港ラ・ロシュルへの帰還は、生きてたどり着くというのが、ふさわしい形容だったかもしれない。
映画では、やっと生還したベテランの艦長が母港への空襲であっけなく倒れるが、あっけない死というのは、戦争を実感させる。
Movie Walker
Uボート
Uボート
byドングリ
【太陽の帝国】
スティーヴン・スピルバーグ監督、1987年米制作
<movie.walkerストーリー>より
1941年、クリスマスを迎えた上海。英国租界の邸宅に両親と暮らすジム少年(クリスチャン・ベール)は、学校の勉強よりも空を飛ぶことに心を奪われていた。上海にも侵略しつつあった日本軍の「零戦」のパイロットになることが夢だった。
そんなある日、米空軍ムスタングが収容所を急襲し、戦争は終結へと向かう。ジムは脱走するベイシーに見捨てられ、他の人々とともに南島まで移動。その途中、ヴィクター夫人が息をひきとる。一瞬、東の上空に美しい閃光が走った。それは長崎に落とされた原爆の光だった。
<大使寸評>
この映画のもうひとつの主役が戦闘機かもしれない。
映画のクライマックスでムスタングの空襲シーンがあるが・・・
ジム少年が我を忘れて「大空のキャデラック」と狂喜していた。
確かにジュラルミンの地色に輝くムスタングの飛翔は綺麗だった。
movie.walker
太陽の帝国
【スターリングラード】
ジャン・ジャック・アノー監督、 2001年米・英・独・制作
<movie.walker作品情報>より
実在した英雄伝説を仏の名匠ジャン=ジャック・アノーが壮大なスケールで映画化。ドイツ軍を撤退に追いこんだ若き天才スナイパーの極限下での愛と死闘がドラマチックに展開。
<大使寸評>
追って記入
movie.walker
スターリングラード
<ダーク・ブルー>
ドーバー海峡を2機編隊(ロッテ)で飛ぶ、スピットファイヤーの映像がきれいで・・・しびれた大使でおま♪
【ダーク・ブルー】
ヤン・スウィエラーク監督、2001年チェコ、英制作
<movie.walkerストーリー>より
ナチス占領下のチェコスロバキア。祖国をあとにし、英国空軍パイロットとして戦地に赴く中年男フランタと青年カレルは、年齢差を超えた友情で結ばれる。そんなある日、カレルが戦闘中に墜落。彼を助けたのは、夫が戦地で行方不明中の英国人女性スーザンだった。その夜、2人は関係を持ち、カレルは彼女を愛してしまう。だが彼女は彼に冷たく、代わりに愛したのはフランタであった。
<大使寸評>
ラブロマンスとしても、飛行機映画としても良くできた佳作とでもいいましょうか♪
movie.walker
ダーク・ブルー
ダーク・ブルー(2001)
by西澤晋
【戦場のピアニスト】
ロマン・ポランスキー 監督、 2002年制作、ポーランド、フランス制作、観賞
<解説>より
1940年、ナチス・ドイツがポーランドへ侵攻した翌年、ユダヤ系ポーランド人で、ピアニストとして活躍していたウワディク・シュピルマンは家族と共にゲットーへ移住する。ゲットー内のカフェでピアニストそしてわずかな生活費を稼ぐも42年にはシュピルマン一家を含む大勢のユダヤ人が収容所へ送られた。だが運命の悪戯か、ウワディク一人が収容所へ連れられる人々の列から外れ、
<大使寸評>
主人公は被占領国の被差別民族の芸術家という劇的な設定ではあるが(実話自体が劇的)、民間人の遭遇した戦争がありのままに描かれていた。
また ワルシャワ蜂起の場面ではポーランド人の悲壮な抵抗が遠景で描かれているので TVで放映されるイラクの市街戦と重なり、戦争の無慈悲な一面がより リアルに感じられた。
movie.walker
戦場のピアニスト
戦場のピアニスト
byドングリ
【バティニョールおじさん】
ジェラール・ジュニョー監督、2002年仏制作
<movie.walkerストーリー>より
1942年、夏。ドイツ軍はフランス国民に対し、ユダヤ人一斉検挙の協力を要求。肉屋兼惣菜屋を営むバティニョール(ジェラール・ジュニョ)は、娘婿であるナチス支持者ピエール=ジャンがユダヤ人外科医のバーンスタイン一家を密告したため、図らずして摘発に協力してしまうことになる。ある晩、ドイツ軍後援者のためのレセプションを催すことになったバティニョールが、玄関のドアを開けると、そこにはバーンスタイン家の息子である12歳のシモンが立っていた。
<大使寸評>
ひょんな事からユダヤ人と関わることになるバティニョールおじさんがずるずると深入りして・・・・威厳のある変革をはたすことになるのです。
占領下のフランスが辛辣に、コミカルに、そしてしんみりと描かれています。
movie.walker
バティニョールおじさん
バティニョールおじさん
byドングリ
【プライベート・ライアン】
スティーヴン・スピルバーグ監督、1998年制作
<movie.walkerストーリー>より
時は1944年。第2次世界大戦の真っ只中、米英連合軍はフランス・ノルマンディのオマハビーチでドイツ軍の未曾有の銃撃を受け、多くの歩兵が命を落としていった。戦禍を切り抜けたミラー大尉(トム・ハンクス)に、軍の最高首脳から「3人の兄を戦争で失った末っ子のジェームズ・ライアン2等兵を探し出し、故郷の母親の元へ帰国させよ」という命令が下った。
<大使寸評>
ある名も無い招集兵の軌跡を描くとともに、出血覚悟で友軍救出という米軍の伝統を描いています。
冒頭のノルマンジー上陸のシーンがドキュメンタリータッチで凄まじい。
movie.walker
プライベート・ライアン
【シンレッドライン】
テレンス・マリック監督、1998年米制作
<movie.walkerストーリー>より
1942年、ソロモン諸島ガダルカナル島。アメリカ陸軍C中隊に属する二等兵ウィットはメラネシア系原住民に魅せられたかのように無許可離隊を繰り返していた。そんな彼を歴戦のつわものであるウェルシュ曹長は看護兵に配属した。
さて、C中隊を率いるたたきあげの指揮官トール中佐は、クィンタード准将の見守る前で兵士を上陸させる。日本軍の守備隊がたてこもる内陸の丘の攻略にかかる中隊だが、敵の銃火の下、ケック軍曹はじめ兵士たちは次々に命を落とす。
<大使寸評>
歩兵による地上戦の怖さがリアルに描かれていて、怖いのです。
日米双方ともに、そんな怖いめにあったんでしょうけど。
movie.walker
シンレッドライン
【ライフ・イズ・ビューティフル】
ロベルト・ベニーニ監督、1998年伊制作
<movie.walkerストーリー>より
1937年、イタリアはトスカーナ地方の小さな町アレッツォ。本屋を開く志を抱いてやってきたユダヤ系イタリア人のグイド(ロベルト・ベニーニ)は美しい小学校教師ドーラ(ニコレッタ・ブラスキ)と運命的な出会いをする。当座の生活のため叔父ジオの紹介でホテルのボーイになり、なぞなぞに取り憑かれたドイツ人医師レッシングらと交流したりしながら、ドーラの前に常に何度も思いもかけないやり方で登場。
<大使寸評>
生きた、恋した、笑って死んだ・・・・・という感じかな♪
生きた証を子供に残したことは、立派ではないか。
movie.walker
ライフ・イズ・ビューティフル
【カンゾー先生】
今村昌平監督、1998年制作
<movie.walker解説>より
昭和20年、戦時下の岡山県の小さな漁師町を舞台に、患者を肝臓炎としか診断しない風変わりな町医者と彼を取り巻く町民たちの生き様を描いた人間喜劇。監督は「うなぎ」の今村昌平。坂口安吾の原作を基に、今村と「うなぎ」の天願大介が共同脚色。撮影を「出現!東京龍/TOKYO DRAGON」の小笠原茂が担当している。主演は「鍵」の柄本明。第51回カンヌ国際映画祭特別招待、報知映画賞主演男優賞&助演女優賞受賞作品。キネマ旬報日本映画ベスト・テン第4位。
<wikipedia>より
近隣の捕虜収容所から脱走したオランダ兵のピートを、何の気なしに怪我人として赤城医院へかくまってしまう。第二次世界大戦の日本帝国軍と虚勢する日本兵と、その捕虜オランダ兵を巡って、赤城風雨の周囲の人々を巻き込み、開業医としての彼の在り方があやふやになっていく。
<大使寸評>
終戦前の岡山県の漁師町を舞台にしたこの作品のリアリティがええでぇ♪
坂口安吾の原作を、今村昌平が映画化したとのこと・・・独特なテイストは、安吾原作のせいなのだろうか?
movie.walker
カンゾー先生
カンゾー先生
byドングリ
【ダーク・ブルー】
ヤン・スウィエラーク監督、2001年チェコ、英制作
<movie.walkerストーリー>より
ナチス占領下のチェコスロバキア。祖国をあとにし、英国空軍パイロットとして戦地に赴く中年男フランタと青年カレルは、年齢差を超えた友情で結ばれる。そんなある日、カレルが戦闘中に墜落。彼を助けたのは、夫が戦地で行方不明中の英国人女性スーザンだった。その夜、2人は関係を持ち、カレルは彼女を愛してしまう。だが彼女は彼に冷たく、代わりに愛したのはフランタであった。
<大使寸評>
ラブロマンスとしても、飛行機映画としても良くできた佳作とでもいいましょうか♪
movie.walker
ダーク・ブルー
ダーク・ブルー(2001)
by西澤晋
【父親たちの星条旗】
クリント・イーストウッド監督、2006年制作、2007年観賞
<movie.walker解説>より
2度のアカデミー賞監督賞を受賞したクリント・イーストウッドが、スピルバーグを製作に迎えた戦争映画。太平洋戦争の激戦地・硫黄島をアメリカ側の視点から描いている。
<大使寸評>
むかし「硫黄島の砂」という戦意高揚プロパガンダのような映画を観た記憶がかすかにあるのですが・・・・
この「父親たちの星条旗」はプロパガンダそのものを描いた映画でもあり、ストレートな反戦ではないかも知れないが、戦意高揚とは相容れない映画なんですね。
硫黄島の戦いは、国単位で争った地上戦としては最も過酷なものだったかもしれないが・・・
この壮大な喪失を描く映画で、何か語るとしたらやはりイーストウッド監督のことばになるのでしょう。
事実を風化することなく記憶することが、双方の死者に対する最善の弔意になるのかもしれませんね。
movie.walker
父親たちの星条旗
【硫黄島からの手紙】
クリント・イーストウッド監督、2006年制作、2007年観賞
<movie.walker解説>より
2度のアカデミー賞監督賞を受賞したクリント・イーストウッドが、スピルバーグを製作に迎えた戦争映画。太平洋戦争の激戦地・硫黄島の戦いを日本軍側の視点から描いている
<大使寸評>
せりふは全て日本語であり、役者は全て日本人だし・・・
見終わったあと、これはアメリカ人監督の作った映画だったんだとあらためて思った。
確かな考証があり、日本人が見ても違和感のない“日本映画”であったと思うが・・・・
まず感慨を覚えるのはこのような“日本映画”を作ったアメリカ人とは?
監督とは、脚本家とはどんな人なのか?ということです。
movie.walker
硫黄島からの手紙
【イングロリアス・バスターズ】
クエンティン・タランティーノ監督、2009年米制作
<movie.walker解説>より
クエンティン・タランティーノ監督、ブラッド・ピット主演による破天荒な戦争アクション。第2次大戦中のフランスを舞台に、ドイツ軍を恐れさせた連合軍のならず者たちの活躍を描く。
<大使寸評>
冒頭から「アラモ」のスクリーンミュージックが流れてきて・・・・
古い映画のオマージュというより、B級映画でどうよ!と監督が大見得をきっているようで、「アラモ」を映画館で見た世代には堪えられない「つかみ」ですね。
見終わった後、「真の戦犯に逃げ道はない」というわりと確固としたテーマが私には見えたけど・・・そんな堅いテーマなんか無いと監督は言うのではないでしょうか?
movie.walker
イングロリアス・バスターズ
イングロリアス・バスターズ
byドングリ
【永遠の0】
山崎貴監督、2013年制作、H26.8.14観賞
<Movie Walker解説>より
百田尚樹の同名ベストセラー小説を岡田准一主演で映画化したヒューマンドラマ。現代に生きる青年が、太平洋戦争の特攻出撃で亡くなった零戦パイロットの祖父のことを調べるうちに、祖母への思いを知るようになっていく姿がつづられる。桑田佳祐が新曲を書き下ろし、サザンオールスターズとしては23年ぶりに映画主題歌を担当する。
<大使寸評>
日本の戦争映画はだいたい情緒的なので、大使としては辛口採点になるのだが・・・
ドラマティックな原作を反映してか、この作品は予想以上の出来だと思ったわけです。
また、冒頭で見られる空母への着艦訓練など、細部へのこだわりや質感には軍事オタクの大使としても、引込まれたのです。
どのようにしてこのシーンを作ったのか?
具体的なテクニックはわからないが、とにかくVFX(特撮)の進化には驚いたわけです。
Movie Walker
永遠の0
【フューリー】
デヴィッド・エアー監督、2014年米制作、H26.12.4鑑賞
<movie.walker解説>より
たった一台の戦車で300人ものドイツ軍に戦いを挑む5人の男たちの姿を描く、ブラッド・ピット主演の戦争ドラマ。ピット扮するベテラン兵が乗り込むシャーマンM4中戦車“フューリー”とドイツ軍のティーガー戦車との激しい戦車バトルでは本物の戦車を使用するなど、リアリティを重視した戦闘シーンが見ものだ。
<大使寸評>
原則として、ハリウッド映画は観ないことにした大使であるが・・・
戦争映画オタクでもあるので、この映画を観るかどうか、アンビバレントな思いがあったのです。
でも観てみれば・・・
戦車戦の過酷さを再現したようなシーンには没頭したわけです。
『ハートロッカー』のような政治的な生臭さが無いのが、良かったのかも。
movie.walker
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