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紙の本への拘りR6
<紙の本への拘りR6>
『さあ、読むのです』は貧乏な叔母さんの口癖です。
ここで読むというのは、もちろん紙の本ですね。スマホで見るマンガでは決してないはずです!…もっとも当時スマホはなかったが。
…ということで、図書館大好きな大使が拘る「紙の本」を賞賛する本を並べてみます。
・『騙し絵の牙』2017年刊
・『本は友だち』2015年刊
・『喰らう読書術』2014年刊
・『紙の本は滅びない』2014年刊
・『読書入門:BRUTUS』2014年刊
・『注文の多い注文書』2013年刊
・『図書館に通う』2013年刊
・『いしいしんじの本』2013年刊
・『街場の読書論』2012年刊
・『おおきなかぶ、むずかしいアボカド』2011年刊
・『妄想気分』2011年刊
・『ミーナの行進』2009年刊
・『ま、いっか』2009年刊
・『読書歯車のねじまき仕事』2005年刊
・『中国行きのスロウ・ボート』1997年刊
R6:『騙し絵の牙』を追加、刊行順に並び替え
【騙し絵の牙】
塩田武士著、KADOKAWA、2017年刊
<「BOOK」データベース>より
大手出版社で雑誌編集長を務める速水。誰もが彼の言動に惹かれてしまう魅力的な男だ。ある夜、上司から廃刊を匂わされたことをきっかけに、彼の異常なほどの“執念”が浮かび上がってきて…。斜陽の一途を辿る出版界で牙を剥いた男が、業界全体にメスを入れる!
<読む前の大使寸評>
出版界で牙を剥いた男というサスペンス調もさることながら、出版業界という舞台設定が興味深いのです。
<図書館予約:(4/19予約、副本19、予約7)>
rakuten
騙し絵の牙
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【本は友だち】
池内紀著、みすず書房、2015年刊
<「BOOK」データベース>より
どんな時も、自分のそばにいてくれる。そっと背中を押してくれる。そんな友だちみたいな本。会いたい人と会うように読み、綴る。本への愛に満ちたエッセイ。
<読む前の大使寸評>
「会いたい人に会うように」という章に出てくる人たちの顔ぶれが、なかなか、ええでぇ♪
<図書館予約:(3/20予約、3/24受取)>
rakuten
本は友だち
『本は友だち』1
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【喰らう読書術】
荒俣宏著、ワニブックス、2014年刊
<「BOOK」データベース>より
「人間が発明した物の中でもっともよい頭(精神)の栄養、(他人の経験が詰まった)いわば頭の缶詰みたいなものが『本』です」。-「第一章」より。本書では、「知の巨人」「博覧強記の怪人」など、数々の異名を持つ著者が、何千、何万冊と本を読む中で得た、もっとも美味しく(おもしろく)、頭の缶詰(本)を食べ(読み)、無駄なく頭の栄養にするための「アラマタ流読書術」を初めて紹介します。
<読む前の大使寸評>
表紙には“一番おもしろい本の読み方”というコピーが見られます。
博識の荒俣さんの切り口が独特で・・・・ええでぇ♪
rakuten
喰らう読書術
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【紙の本は滅びない】
福嶋聡著、ポプラ社、2014年刊
<「BOOK」データベース>より
世界最大のインターネット書店であるアマゾンが「日本上陸」して15年。キンドルやiPadは新たな読書端末を登場させた。それでも人々は、書店にやって来る。何を求めて?インターネット空間に漂うコンテンツが膨大になればなるほど増す、書物の必要性。「世界を、宇宙を、人々の生きざまをもっと知りたいし、変えていきたい」と綴る現役書店人が今こそ世に問う「紙の本の」意義。
<読む前の大使寸評>
電子書籍に信頼のおけないアナログ老人としては、あくまでも「紙の本」に拘りたいのである・・・
というか、手に取りパラパラめくるというアナログ機能には、電子書籍は到達し得ないと思うのです。
rakuten
紙の本は滅びない
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【読書入門:BRUTUS】
雑誌、マガジンハウス、2014年刊
<商品説明>より
特集 読書入門。
・星野源 とっつきやすい本から読んでみる。
・古市憲寿 赤線を引く。
・角田光代 家のあちこちに本を置く。
・柴田元幸 声に出して読んでみる。
・KIKI+角幡唯介 旅に絡めて本を読む。
・田川欣哉 1箱分しか本は持たない。
・小林エリカ 人の日記を読み比べる。
・芦田愛菜 ちょっと背伸びして本を選ぶ。
・都甲幸治 国境のない文学に触れてみる。
・前田司郎 疑問について答えを探る。
・豊崎由美+中島京子 本読みの棚に学ぶ。
・施川ユウキ 読書家風の振る舞いを身につける。
・林家彦いち 乱読する。
・前田エマ 人に本を贈る。
・並木裕太 人々の生き方を辿り思考する。
・マイケル・ブース 未知の文化を味わう。
・山下陽光 偶然の出会いに期待する。
・蒼井優 原作本を読む。
・何の本を読んでるの?
・阿部和重+伊坂幸太郎 小説家を作る“読書履歴”。
・読書術本の読書術。 文/速水健朗
・“つながる”書店。 坂口恭平のポアンカレ書店
・全国目利き書店員リスト 本のことならこの人に聞け!
・Book in Book 全国の目利き書店員57人が選んだ2015年の課題図書
<大使寸評>
本屋で立ち読みし1日だけ、冷却期間を置いて買ったのだが、これも衝動買いの類いなんだろう。
若者の読書離れには危機感を覚える大使であるが・・・
時代に掉さすかのような、この雑誌の特集「読書入門」がええでぇ♪
zassi
読書入門:BRUTUS
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【注文の多い注文書】
小川洋子×クラフト・エヴェング商会著、新潮社、2013年刊
<「BOOK」データベース>より
【目次】
人体欠視症治療薬/バナナフィッシュの耳石/貧乏な叔母さん/肺に咲く睡蓮/冥途の落丁
<読む前の大使寸評>
ぱらぱらとめくると、クラフト・エヴェング商会の通信歴のような構成となっていて、写真の挿入も多く…
装丁や編集が素晴らしいでぇ♪
rakuten
注文の多い注文書
『注文の多い注文書』4
:『貧乏な叔母さん』の納品書
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【図書館に通う】
宮田昇著、みすず書房、2013年刊
<「BOOK」データベース>より
編集者、翻訳権エージェントとして、出版界で60余年を生きてきた著者。
第一線を退き、今度は本好きの一市民として、街の図書館の奥深さと変貌を、つぶさに経験する。
同時に、みずからの半生と対話しながら、たくさん読んできたエンターテインメントのこと、むかし営んだ貸本屋のこと、貧しいハンガリー移民のピューリツァーが、アメリカで図書館を学校として育った逸話、図書館と著作権の問題をはじめ、誰も書かなかった、本と人を繋ぐエピソードを満載。
アイデアにみちた提案とともに、デジタル・ネットの時代に、図書館も書店も出版社も、ともに活躍できる道を探る。
<読む前の大使寸評>
おお 図書館大好きな大使としては、その奥義を深める意味でかっこうの本ではないか♪(んな 大仰な)
amazon
図書館に通う
『図書館に通う』4
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【いしいしんじの本】
いしいしんじ著、白水社、2013年刊
<商品の説明>より
小説家いしいしんじは読む。とにかく読む。青年時代に没入した漱石や宮沢賢治、ブラッドベリから、小川洋子、小島信夫、辻原登、莫言、グレアム・スウィフト、ゼーバルト、マンガレリといった古今東西の作家たちまで。ジャンルの分け隔てなく読むのも、いしい流読書の魅力。写真家鬼海弘雄や絵本作家荒井良二、現代美術家大竹伸朗、漫画家ほしよりこなど、著者が語る本は、どれもみななんと面白そうであることか。なにより読んでいる本人が心の底から、身体の底から、本の時間を味わい、楽しみ、生きている。
<読む前の大使寸評>
巻末の著者略歴を見ると、京大仏文科卒で、織田作之助賞を受賞しているということで、変り者なんでしょう・・・ということで借りたのです。
amazon
いしいしんじの本
いしいさんが
『いしいしんじの本』7
で、平松洋子『野蛮な読書』を賞賛しています。
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【街場の読書論】
内田樹著、太田出版、2012年刊
<「BOOK」データベース>より
本はなぜ必要か。強靱でしなやかな知性は、どのような読書から生まれるのか。21世紀とその先を生き抜くための、滋味たっぷり、笑って学べる最強読書エッセイ。
<読む前の大使寸評>
なんか既視感のある本だけど、まっいいかと借りたのだが・・・
帰って調べてみると、今年の5月に借りていることが分かりました(イカン イカン)。
…で、この記事を(その5)としています。
rakuten
街場の読書論
『街場の読書論』1
:『日本辺境論』中国語版序文p250~252
『街場の読書論』2
:読書と書籍購入者p312~314、Twitterとブログの違いについてp387~390
『街場の読書論』3
:「世界の最後」に読む物語p391~395
『街場の読書論』4
:Googleのない世界p337~338
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【おおきなかぶ、むずかしいアボカド】
村上春樹著、マガジンハウス、2011年刊
<「BOOK」データベース>より
アンアン連載の人気エッセイ、村上春樹のテキストと大橋歩の銅版画がつくり出す居心地のいい時間。野菜の気持ち、アンガー・マネージメント、無考えなこびと、オキーフのパイナップル、あざらしのくちづけ、うなぎ屋の猫、決闘とサクランボ、ほか全52篇。
<読む前の大使寸評>
おお 村上さんのエッセイ集やないけ♪…しかも比較的に新しい本で、これはいけるかも。
amazon
おおきなかぶ、むずかしいアボカド
『おおきなかぶ、むずかしいアボカド』3
:本好きだった村上さん
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【妄想気分】
小川洋子著、集英社、2011年刊
<「BOOK」データベース>より
異界はいつでも日常の中にある。目を凝らし耳を澄ますと入口が見えてくる。そこを覗くと物語がはじまる。創作をめぐるエッセイ集。
<読む前の大使寸評>
この表紙には見覚えがあるが、中身については記憶にないのだ…再読になってもいいではないかということで借りたのです。
(帰って調べると、半年前に借りていました)
rakuten
妄想気分
『妄想気分』4
byドングリ
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【ミーナの行進】
小川洋子著、中央公論新社、2009年刊
<商品の説明>より
美しくてか弱くて、本を愛したミーナ。あなたとの思い出は、損なわれることがない――懐かしい時代に育まれた、二人の少女と、家族の物語。
<読む前の大使寸評>
ぱらぱらとめくると…土地勘のはたらく芦屋~神戸が舞台で、本を愛するミーナのお話になっています。これは期待できるかも♪
データは文庫本だが、借りたのは2006年刊のハードカバーでした。
amazon
ミーナの行進
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【ま、いっか】
浅田次郎著、集英社、2009年刊
<「BOOK」データベース>より
自分のために笑え。人のために笑え。いつも背筋を伸ばし、鉄の心を忘れるな。粋に、一途に、ゆうるりと。浅田次郎が贈る、軽妙洒脱な生き方指南。
<読む前の大使寸評>
浅田さんのエッセイ集はこれまで数冊読んできたが…
この本はタイトルにも表れているように気楽な感じの編集のようで、それもいいかも♪
rakuten
ま、いっか
『ま、いっか』3
:読書をする猿
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【読書歯車のねじまき仕事】
椎名誠著、本の雑誌社、2005年刊
<商品説明>より
日本と世界を縦横斜めに駆けめぐる椎名誠の、旅と読書のエッセイ集。本を抱え、ラオス、ベトナム、カンボジア、阿寒湖から有明海、パラグアイを駆け抜けてブラジル奥地へと旅立つシーナ。エッセイに加え、昨年半年にわたって行われた書店でのトークショーも録り下ろしで掲載。(武)
<読む前の大使寸評>
椎名誠の選ぶ探検本が渋いというか、ええでぇ♪
rakuten
読書歯車のねじまき仕事
『読書歯車のねじまき仕事』
byドングリ
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【中国行きのスロウ・ボート】
村上春樹著、中央公論新社、1997年刊
<「BOOK」データベース>より
青春の追憶と内なる魂の旅を描く表題作ほか6篇。著者初の短篇集。
【目次】
中国行きのスロウ・ボート/貧乏な叔母さんの話/ニューヨーク炭鉱の悲劇/カンガルー通信/午後の最後の芝生/土の中の彼女の小さな犬/シドニーのグリーン・ストリート
<読む前の大使寸評>
追って記入
rakuten
中国行きのスロウ・ボート
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確かに、このところドングリ国の地下鉄車内の光景は・・・
本や新聞を読む人よりは、スマホを読んだり操作する人のほうが多いのである。
(携帯持たない主義の大使には、かなりいらつく光景ではある)
「日本人の思考力は衰退するのでは?」と、老人の繰り言を言うわけではないが、回りの空気を読みながら、膨大で素早い情報に触れ続けることで・・・
日本の若者たちは、今後、我々旧世代とは異質な者に変わっていくのでしょうね。
で、この変化は果たして進化と言えるものなのか?
・・・おっと、この辺で止めとこう。(老人の繰り言になるので)
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