ＭＹ　ＳＥＬＥＣＴＳＨＯＰ～ＦＯＲＥＶＥＲ　ＢＥＡＵＴＹ～

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2015.01.28

ビッグ・アイズ

テーマ：最近観た映画。(41019)

カテゴリ：映画の世界にどっぷりと・・・

いつもの「ティム・バートン」節！？を期待してると裏切られる（笑）

私には考えさせられる、非常に面白い映画でした。

公開したばかりなのでこれから観る方は後程～

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この「ビッグ・アイズ」の絵、そもそも知りませんでした・・・

かなり流行ったらしいのですが、この映画で初めて見たかも。

本当に印象的な絵です。
大きな目で哀しみをぶつけてくるような・・・

妻のマーガレット・キーンが描いていた・・・

うーん、ゴーストライターならぬゴーストペインター（爆）
どこにでもどの時代でもいるんだ（爆）（爆）

この時代はまだ女性の立場が弱くて
って映画観てると華やかな生活をしてる女性が多く出てるのであんまり感じないけど・・・
その生活も男性あってのものだったのかな。

夫は根っからのペテン師（笑）
まぁ、ウソで固めた人生を生きていて、ペラペラしゃべり続けて
もう本人も本当はどうなんだかわからなくなってるような？

最近しみじみ思う・・・この羨ましいほどの「自己肯定力」の高さ（笑）

肯定って言っても本人もすべて「正しい」なんてことは思っていないと思う。

これが私だ、俺だ、だから・・何？（笑）

キーンは裁判で判決が下っても
（その場で絵を描くと言う・・・非常にわかりやすい(^^;)
それでも生涯「作者は俺だ。」と言い続けたそう。

本当は良くないけど（笑）方向が間違っているけど（笑）

妻のマーガレットは子連れで前の夫と別れて
1人で働いて頑張るって思ったら・・・キーンの口車に乗って（爆）
たいして時間もたっていないのに、あっと言う間に再婚。
（6才のボクが、大人になるまで。もそうでした・・・）

そもそもそういう女性に共感できない。
1人で働いて育てるのは大変だとは思うけど
なんであんなにブランクなく次の男へいけるのか（爆）

だけど、まくしたてられ、圧倒的な「自己肯定力」を見せられると
「自己否定力」が強すぎる人間は何もいえなくなってしまうのよね・・・

よ～くわかる。
マーガレットにはイライラしたけど。

もう、〇〇だから、■■なんだから、こうです。

その〇〇も■■も完全なるあなたの個人的意見であって
ものすごく正しいわけでも、多数派意見でも、判例に基づいたことでもないのに
なぜそんなに正当化できるんだろうなぁ・・・

私見なだけの何の根拠もない強い押し出し・・・

多分私が一番嫌いなもの（笑）

マーガレットは子どもの安全と自分自信を取り戻すため
さすがに立ち上がり反旗を振りかざします。

芸術的評価は分かれたけど、誰にも負けない絶対の何か、
を持ってる人間は強いんだなぁと。

性格的は穏やかで優しいけど、芯は強かったんですね。

それでも、口下手なマーガレットだけではこんな成功は収められなかった。
キーンのペテン師まがいの（笑）話術や芸術の才能はなくても
セールスマンとしては一流だった。

嗚呼、キーンが「僕の妻の絵なんです、素晴らしいでしょう。」と売り込んでも
売れたと思うんだけどなぁ・・・

いろいろ考える映画でした。

でも、おすすめ、どうぞ♪

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