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2009.07.04
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カテゴリ: スピとかヲタとか
おっさんエンジェル



ガンダムooのネタバレを含みますので注意。
とても伝えたいけれど、言いにくいテーマなので文章が散漫です。
後日改訂するかもしれません。



「リボンズ・アルマーク」とは、ooの主人公「刹那」と最終回で相対する事になった人物の名前です。
リボンズは、リ・ボーンで「再生、再誕」。アルマークはヘブライ語で天使を意味する「マルアーク」に由来する。と、言われています。
声を演じるのは、なんと初代ガンダムの主人公アムロ・レイの中の人。名前を変えてらっしゃるので少し分りにくいのですが…声を聞けば一発で分りますw
少年兵時代の刹那の命を救い、鮮烈な印象を残した「oガンダム」(オーガンダム/初代ガンダムのRX-78に瓜二つな機体)。そのパイロットがリボンズ。
最終回でも、この機体に乗り、刹那のエクシアR2と決戦しました。



リボンズの象徴するものは、ずばり「旧いニュータイプの亡霊」です。

アムロの再誕を強くにおわせる設定を背負ったリボンズですが、アムロ一人と言うよりも、「選ばれし者」として描かれた旧作のニュータイプ達全員を代表しているように感じます。
旧いニュータイプ達は、いわゆる「天才」、生まれながらのサイキッカー的な描写で描かれていました。
なんでニュータイプなのに、旧いのか?
それは、進化は選ばれし者にだけ訪れるという、とてもとても旧い幻想の象徴であるから。
進化を、変容あるいはアセンションと言い換えれば分りますよね。



リボンズは、科学者イオリアによって、計画の促進者として創られた人工生命体です。
(そのような存在達を、作中でイノベイドと呼びます)
計画の一端を担う実行部隊の一人だった彼は、途中から自らが計画のトップであると勘違いし始め、「ボクが愚かな人類を導くんだ」と奢り高ぶりました。
自分が誰よりも偉い事、「優位種」である事にこだわり続け、
量子コンピューターとの接続を介して本来対等なはずな仲間のイノベイド達の人格を操り、
自然な形での「進化」を始めた刹那を自分より優れた能力者となるかもしれないと恐れ、抹殺しようと目論みます。




彼には、ずば抜けた能力が在り、そして愛がありませんでした。
愛が無いのは、愛を知らなかったから。
計画のメインから何らかの理由で外された彼は、まさに傷ついたインナーチャイルドの象徴でもあります。(計画の中心となるコンピューターと創設者は、彼の親と言っても良い存在です)
周囲を見下す事でしか、己の価値を自分の内に見出せなくなったのです。
旧作でエリートとして描かれていた旧いニュータイプ達も、みな傷つき、恐れ、周囲を見下し、支配する事にこだわっていました。

ある意味、スピリチュアルエリート(笑)達ですね。
奇跡を権威と結びつけた、旧い一神教のやり方をも彷彿とさせます。



先祖が偉い霊能者だから。
前世が偉い○○だから。
生まれつき特殊能力(笑)があるから。
神の子だから(爆)。
「私はそうでない人よりも偉く、彼らの人生に干渉する権利がある」
そう奢り高ぶるスピリチュアル屋さん、けっこう多くないですか?
霊能力と霊格は、別物です。
腕力と人格が別物なのと同じ事です。
肉体的な腕力が強い=素晴らしい人ではないのと同じように、
霊的な腕力が強い=素晴らしい人、ではありません。
霊的な腕力でもって他人の魂のファイルに干渉するのは、一種の暴力です。



「他人とちょっと違う特別で偉い」自分(笑)に酔いしれるあまり、
頼まれても無いのに他人に霊的なサービスをしたがったり(こんな凄い事が出来る私って凄い!と言いたいだけ)、
自分が一番特別でないと我慢出来なかったり、
教室を開いても、生徒の能力が開き切るのを阻止したり、
カルマと言う言葉で脅して依存させようとしたり、
より優れた能力者が生まれる事を恐れたり、
出生で人を選り好んだり、
それらはみな、「リボンズ・アルマーク症候群」の症状です。
能力に奢る事は、むしろ真の変容の足かせとなります。



刹那とともに居たイノベイドに、ティエリア・アーデが居ます。
名前は、アナグラムも含め「地球・地球」。
ガンダム乗りで、うちの生命の樹電波考察ではマルクトの象徴としている子です。
この子も、はじめは能力だけが高く愛の無い存在として描かれました。
しかし、人間の仲間と過ごすうちに愛を知り、変容します。
彼がリボンズに向けて語りかけた言葉は、こうです。
「僕たちは人類を導くのではなく、ともに歩むんだ」



刹那は、何にも選ばれない存在として普通に生まれ、怒りと憎しみに満ちた少年時代を過ごし。
しかし愛を知って、変容しました。
自由な選択によって、ティファレトの道を生きる存在となりました。
それは、今ここで生きている、全ての人々が通れる道です。
特殊能力(笑)があろうがなかろうが、先祖が奴隷だろうが前世が犯罪者だろうが、何より現世で犯罪やらかしちゃった人だろうが。
全ての人が、通れる道です。



ところで「変容」って、何でしょうね。
超能力を得る事ですか?
違います。直感力は、変容の副産物として得られる事はありますが、目的そのものでは在りません。
特殊能力で誰かより優れている、そんな所に重きを置いている時点で、かなりの遠回りコースを歩んでいると思った方が良いです。





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Last updated  2009.07.05 13:57:17
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