「と言うわけで…喋り辛いです…」
「完全にアレルギーなのだ。 あれほどマスクを付けろと言っただろうが」
「しっかし…よく見るとホント埃だらけだなこの部屋は」
「誇り高いんです」
「つまらねぇよ!」
「それにしてもずいぶんと部屋の印象が変わったな」
「あぁ、まるで別の部屋だぜ」
「家具の配置を変えるだけでも大きな違いだな」
「本棚も奮発して新調しちゃいました」
「まさかこの模様替えで丸1週間かかっちまうとは思わなかったぜ」
「そしてまともに手伝ってくれるのがレイだけだとは思いませんでした」
「ローク先輩とサクヤさんは自身の仕事が忙しいのだ」
「リュキの奴も地上で長時間活動できねぇからな」
「いやいや、突っ込みたいのは君ら二人なわけですけど。 ねぇ暇狐さん&暇火竜さんや」
「それにしてもよく片付いたな」
「部屋が広くなったな」
「そこ、話逸らさない!」
「まぁまぁ。 少しは手伝ったんだから」
「もう少し頑張ってくれればちゃんと昨日のうちに日記更新できたのに…」
「昨日は疲れてサボっちまったからな」
「違います! 昨日はPCデスクの椅子を引き出せないくらい散らかってたんですよ!!」
「その状況からよくここまで綺麗になったものだ」

「私だってアイスの差し入れしたぞ!」
「俺だって荷物運ぶの手伝ったぞ!」
「あぁ、はいはい、ご苦労様」
「さて、片付いた記念にカラオケにでも行こー!」
「賛成ー!」
「いや、まだ片付き切ってませんから…」