「寒いのは分った…わかったから…」
「ほかほか~」
「いい加減離れろよ!鬱陶しい!!」
「えー? だってマグナ暖かいし」
「雄にくっつかれても気持ち悪ぃんだよ!」
「良いじゃないですか~減るもんじゃなし」
「何か減ってく気がするよ!」
「まぁ冗談はさておき、結局今週もリアルにカードファイトしてないよ」
「知らないよ」
「何で土日休みの友人少ないんですかね?」
「それも知らん」
「そんな中で唯一会えた奴、何でデッキを持ち歩いてないんですかね!?」
「普通は持ち歩かないだろうな…」
「普通は? 僕は普通ではないと?」
「色んな意味で普通ではないと…」
「デッキはデュエリスト、若しくはカードファイター、その他諸々含む、の魂でしょう? 魂持ち歩かないで何を持てと?」
「あーはいはい、もうお前はそれでいいや…。 所で紅狐、何で今頃『獣王爆進』のブースターが3箱も積んであるんだ?」

「どんだけ売れないんだよ!?」
「でも買った甲斐がありましたよ」
「良いモン入ってたか?」
「レジーが3枚」
「誰得!?」
「俺得。 イラスト的に」
「そう言う事か…。 で、他には?」
「サーラのSPキタコレ!」
「おぉ、SP入ってたか! 良かったな」
「サーラと聞いて飛んで来ましたッ!!」
「うぉう!? お前何処から…!?」
「サーラは私の分身!! 言ってくれ、良い値で買おう!」
「社長?」
「兎に角、そこはペイル使いの私に譲って欲しいのだー」
「えー!?」
「ファイターらしくカードで決着つけりゃいいじゃねえか!」
「その手が有ったか! 良し、私が勝ったら問答無用で頂こうか」
「そこは勝っても買ってもらいます」
「ややこしい日本語なのだ…」
「あいつらが遊んでる間暇だし、俺のデッキ晒すぜ~」
「ロウキーパーのリミットブレイクを楽しむためのデッキだ」
「G-2バニラ多めですね」
「どうせ吹っ飛ぶんだし、除去するよりも自軍の防御力の方が大事かなって」
「キンピラ入れないの?」
「キンナラね? だから焼はあんまり相性良くないんだって」
「ラオピアは一枚ですか?」
「コンローで持ってこれるから1枚で良いと思うんだが、最近ローク先輩のなるかみによく焼かれるんだよね…。 増量しようかな」
「2枚くらいで丁度良いのでは?」
「ところで…お前ら決着付いたの?」
「私の勝ちなのだ」
「目標を得たレナは強いです…」