「主、お疲れ様です」
「今度こそ一安心ですね」
「主の会社だと油断できないと思いますけどね」
「うぅ、そうですよね…」
「でも、しっかり予定を組んでいけばきっと大丈夫です!」
「なるほど。 上司に予定を立てる能力が無いなら自分がしっかりやれば良いと」
「いや、そこまで言ってませんが」
「まぁ実際、上の人間の立てた予定で散々な目に遭い続けてますからね」
「主の所は大変ですね」
「まぁ何処にでもいるような仕事できない怒りたがりの上司ですから~」
「何処にでもいちゃいけない気がしますけど…。 人間さんの社会はそんなんで大丈夫なんでしょうか?」
「大丈夫ではないと思いますけどね」
「ですよね~」
「と、言うワケでそろそろホント真面目にカードゲームしたいです。 この際遊戯王でも可!」
「でもその相手すらいない、と」
「そんな友達いないみたいな言い方辞めてくださいよ~」
「そ、そんなつもりじゃないですよー!」

「まぁそうでしょうね」
「たまに会っても話するだけで終わっちゃうし…。 今日だってそうですよ」
「今日は御友人と会ってたんですね」
「まぁカードゲームトークは十分に出来ましたけど」
「ヴァンガードですか?」
「主にヴァンガードですね。 結局ファイトは出来ませんでしたけど…」
「そう言えばそろそろ『始めようセット』と『EXブースター』が発売しますね」
「ノヴァとオラクル嬉しいな~♪またまた財布が軽くなる~♪」
「うーん、コレは喜んでいるのでしょうか…? 時々主の表情が読めません…」
「やっと私のターン!なのです!」
「意外な事に真っ先にヴァンガードを始めたのはレイでしたもんね」
「このゲームなら私でも出来るかも…と思ったのがきっかけでしたね」
「私が始めた当初から愛用し続けている、その名も『ガラモールデッキ』です!」
「ガラハッドに美しくライドすることで、ガルモールのスキルのための手札を温存できるってとこですね?」
「そんな感じです。 流石にG3は入れる枠がありませんでしたけど」
「マロンは?」
「すのうがるが安定して並ぶので必要では無いかと」
「なるほど」
「ガルモールのパワーは基本21000なので大抵のデッキにクリティカルをねじ込めます!」
「でも相手が12000以上だと辛いですね」
「そうなんです…。 主のダイユーシャやローク先輩のファントムブラスターとかを相手にするのは厳しいです」
「それでも21000は脅威ですね。 かるーくリミットブレイクしてるようなもんですし」
「なので主のアシュラカイザーとかは怖くないですよ~」
「意外とパワープレイなレイちゃんでした~」
「って、どんな纏め方ですかー!?」