紫水晶のまなざし 紫水晶的凝视

紫水晶のまなざし 紫水晶的凝视

2012.10.19
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
大蔵幕府跡

「江戸殿、あなたには留守所総検校職(るすどころそうけんぎょうしき)をおまかせしたい」

頼朝は、武蔵国の武士団のなかでもっとも警戒していた江戸太郎重長を、
武蔵国在庁の指揮権であるこの職に補任した。

「つつしんでお受けしよう、佐殿」

「ならびに秩父党棟梁の座も、あなたのものです」

「おぉ、これはこれは、返す返すもいたみいる」

と重長は感謝の意を表していたが、

(頼朝の目的は、わが兵力か・・・まぁよいわ・・・源氏嫡流としてのお手並み、
とくと拝見させてもらおう)

と頼朝の底意を見抜いていた。


さらにこの同じ日、隅田宿を出た頼朝軍は滝野川・王子・板橋を通る旧官道を経て、
武蔵国府に入った。


そしてその翌日の10月6日、ついに、

『頼朝、鎌倉に入る』

畠山庄司次郎重忠が先陣を、千葉介常胤が殿を務めての行軍であった。

「代々源氏にゆかりがあると共に、三方を山に囲まれた天然の要害の地であるからな」

と頼朝は感慨深げに言った。

「やっと、ここまで来たか・・・だが、これは始まりだ」

10月7日、念願の鶴岡八幡宮を遥拝しながら、頼朝はつぶやいた。

「佐さま、まずは館をさだめねばなりませぬが」

と脇に控えている籐九郎盛長が言った。

「そうだな・・・ならば扇ガ谷の地はどうだ、籐九郎」


受け継がれてきたという由緒ある地であった。

「そこはすでに岡崎義実殿が義朝様を弔う堂宇を建てておりますが」

「さようか・・・されば、どうする」

「大蔵郷はいかがでしょう、あの地ならば十分な広さが見込めますが」

「よかろう。籐九郎、大庭景義(景能)を奉行とし、鎌倉楯の普請をはじめよ」











お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012.10.19 23:10:36
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

Mizukawa Amethysta Fio

Mizukawa Amethysta Fio

カレンダー

フリーページ

コメント新着

http://buycialisky.com/@ Re:関東小幕府成立 2(10/31) buy cialis wherecialis once a day gener…
http://buycialisky.com/@ Re:おいしいカフェ巡りin京都~!46(01/26) how long does a cialis 5mg lastcialis v…
http://buycialisky.com/@ Re:パラレルワールドとは?part4(02/17) cialis wat is datcialis is a genericcia…
http://buycialisky.com/@ Re:一方、そのころ都では・・・5(10/20) cialis soft tabs cheapfind cialis soft …
http://buycialisky.com/@ Re:一ノ谷の戦い 10(09/19) does viagra or cialis lower blood press…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: