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2007.01.09
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カテゴリ: カテゴリ未分類


さっき東京に戻りました。

ちょうど2年と1月前、尊敬してた先輩が亡くなった。
私がスクールの合宿所でペェペェの頃からの合宿所の先輩で、私が一度東京で会社員をして3シーズン程山暮らしをやめている間に先輩は白馬村に嫁入りした。

普通あの辺の宿に嫁入りしたらまずスクール復帰する人は居ない。大抵が宿の女将と母親業で手一杯だ。

なのに子供達が幼稚園に上がると先輩ってばスクールに復帰した。時には私にチビ達のレッスン(滑れるから放し飼い状態だったけど)させてまで雪上で嬉々として仕事していた。
スクールのロッカールームでは夕方になるとチビ達が「ママ~夕飯アレが食べたい!!」等と足元に絡み付いていた。
丁度スクールに出戻ったばかりの私は姉のように慕って散々お世話になった。
宿の女将・母親・指導員・PTA・県連役員・しまいにはマスターズ出場で選手としても復帰・村のオバちゃん達にパソコン教えたり他の宿のHP作って管理したり、韓国のスキー連盟に派遣されたり。


「私は何足のワラジを履いてるんだろう?」なんて笑っていたけど。

「不可能を可能にしてしまう」パワーのある人だった。
笑って背中を叩かれたら何でも出来てしまうような、太陽みたいな人だった。

私が今のマンションに越して転職して、9月にバイクで遊びに行った。
子供達の写真や絵でいっぱいのログハウスで「将来こっちに住みたい事、その為にこっちでも出来る介護職を選んだ事」等話して「今シーズンはなんとか一緒に滑りたいね」と別れて、それが最後だった。
3ヵ月後にそのログハウスで先輩は誰にも看取られる事無く42歳でクモ膜下出血で逝ってしまった。
丁度休みを取って県南部で指導員研修に出ていた私は、帰宅して発見した子供達→近所の人経由で訃報を聞き、駆けつけると検死から戻ったばかりの先輩が眠っていた。
「ちぃっとばかし疲れたで休むわ」とでも言うように。

人生であんなに泣いた事は無い。
松川の橋の上からやっと雪を被った北アルプスを見て泣きじゃくった。
東京に戻り仕事してても涙が止まらなかった。

神様を恨んだ。

あれから2年。
白馬へ帰る度に遺影に手を合わせて色んな報告をしてる。
11月に紅葉を見に戻った時は、先輩が自分のHPで書いていた今はもう見れなくなってしまった家族の日記をプリントアウトしてばーちゃんに持っていった。
ある意味一家の大黒柱を失ったお姑さんは、「あーんなに何でもかんでも動き回って、こんな事までしとったなんてねぇ。わしらパソコンなんて触らんで知らんかったわ。」と寂しそうに笑った。


でもそろそろチビ達の小学校の迎えの時間だし、居ないかな。と寄るのをやめた。
本音は、自分が今元気に今の自分を報告する自信が無かったのだ。あのまっすぐに笑う遺影に目を合わせる自信が無かったのだ。

東京に戻って実家に車を返したら、「アンタに年賀状来てたよ、白馬から」と言われ、受け取ろうとした手が止まった。

残された朴訥な山男の旦那と子供達からだった。
今の住所になってから一度も年賀状やり取りする事無く逝ってしまったから、古い住所録には実家のが載っていたのかな。


すんません!!
明々後日またそっち戻るので、寄ります。
自分はやっぱりあなたのようになりたいです。
いつも全力で走って周りに元気と暖かさをくれた、あなたのように生きていきたいです。
あと6年で歳は追い付いちゃうけど、まだまだ全然駄目です^^;

でもいつかあの世で会ったら、笑ってまた酒呑んで、山とスキーの話をしたいので。
その時恥ずかしくないように生きていきたい。
居なくなってからまで、背中を叩いてもらってますね(笑)
きっとあなたの魂はあの山々に住んでる。
今日は、顔を覗かせてくれて有難うございました。





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最終更新日  2007.01.10 00:50:00 コメントを書く


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