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さてさて夜勤。
でもなんだか平和♪
2年前に担当したじーさん。入居してきた時は脳血管性痴呆で病院でかなり暴れたらしく、もーのすごい薬漬け状態でやってきました。
2~3日経過し車椅子から床に這い出すようになり、更に立ち上がり、歩き出し。。。
私の記憶の中では最強・最悪の人だった。
昼夜逆転(いや、昼夜を問わずか)・徘徊・放尿・方便・破壊。
とにかくじっとしてない。夜になると全ての居室のドアを叩いて出口を探す。
スタッフが制すると首を絞めてくる(本気で力は入れないんだけど)部屋のガラスを蹴破ってベランダから飛び降りようとしていた事もあった。
・・・・・・思い出すだけで眩暈が。。。
でも、根は紳士で礼儀正しくてちょっと軍隊時代にトリップするとスタッフが「上官」になったりゴルフ好きだったから「キャディさん」になったり。身体も弱くて何度も救急車同乗したし、最後はでかい脳梗塞だった。
今は鼻腔から栄養とって寝たきりだ。何も話さないし時々目がこっちを見てるのかな~くらいの反応しかない。
諸事情あって、近いうち施設を出て行くことになりそうだ。
出来れば最後まで付き合いたかった。
歩いている頃はなにしろじっとしてなかったので似顔絵を描くことも出来なかったが、元はと言えばこの人を5分でいいから座らせておきたくて(他の入居者が不穏になるから)ササッと似顔絵を描いてあげたら好評で始めたようなものだ。
美大出ながら「描く事」を捨てた自分にとっていいキッカケをくれたのは彼でしょう。まぁ、それ以上描く気も今は無いけど。
写真と記憶を頼りに描いてみた。
毎日やってくる奥様に元担当として何か残したくて。
最後の脳梗塞で運ばれる数時間前、でっかい立派な福耳を触った感触を覚えている。