2005.04.03
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カテゴリ: こころ

小学校4年生の3月だった。
父兄を招いてのいわゆる「学芸会」の翌朝、
2時間目の休み時間に講堂に集合した私たちは、
担任の先生が、その朝、亡くなったと知らされた。
自死だった。

そのあと、教室で、作文を書かされた。
私は、クラスの代表として
お葬式でその作文を読んだ。


よく言えば真面目、小心者で几帳面だった私は、
5年生になって、新しい先生から出された宿題を
生まれて初めて、2度連続して、忘れていった。

中一のとき、母方の祖父が亡くなった。
その数日前、「おじいちゃんは、もう一度、○○ちゃん(私)のうちに行きたかったな。」と祖父は、言った。

ひとが、棺に入るのを初めて、見た私は、
呼吸ができなくなるほど、泣いた。

父方の祖母は、父が大学生の頃、亡くなったので、
もとより、会ったこともない。

母方の祖母も
父方の祖父も


いとこの奥さんは、出産予定日に、
胎児の心音が停まり、それでも分娩をした。
子どもを持ったことがなくても
胸を切り裂かれるほどの思いは、想像することができる。

大学時代の友人が、

結婚してほんの1年半ほどで、
クモ膜下出血で急逝した。
その友人を含め、
この5年ほどの間に、
105歳まで生きたをした祖父を見送り、
白血病を告知された伯母を見送り、
突然に、父を亡くした。

もうひとつの喪失とあいまって、
私の精神は、バランスを失ってしまった。

今年、大学時代の同級生が
スマトラ沖地震の津波に被災した。

ひとは、去っていく。

私が、愛する人は、必ず、去っていく。

この、当たり前のことに、
ごく自然なことに、
いま、まだ、私の心は、怯えきったままだ。
どこかに、自分の着地点を見失ってしまったままだ。


今日、ヨハネ・パウロ二世が、神に召された。
四半世紀以上にわたって、
あらゆる宗教や政治のリーダーとお会いになり、
過去のキリスト教の過ちを認め、
晩年は自らの病身を隠すことなく、
多くの信者や信者以外の人々に平和を説き続けた。
一生を捧げた神の御許で、
いまは、安らかに休んでおられることを祈りたい。





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最終更新日  2005.04.04 03:25:54
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