暮らしてみた香港。 (08年7月終了)
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お仕事を始めて約2ヵ月。忙しくてバタバタの日が続いたかと思うと、ネット見放題、以上。みたいなときがあります。先週は中国の工場のお粗末な対応のせいでいろいろと出かけました。詳しく書けませんが。初めてKCRに乗りました。上司: 明日の朝、火炭(ホウタン)へ行ってくれ。 私: ……。それ、香港ですよね?沙田(シャーティーン)の次でした。香港にはまだまだ知らない世界がたくさんあるんだなぁ。事務所にいる日本人は総経理と私の2人。香港人2人、台湾人1人。みんなそろっても5人、しかも総経理以外は全員女性。そして全員既婚。なんて平和。独身だったら、物足りないー、出会いがないーって思ってしまいそうですが(苦笑)、今ではこの「ほのぼの」が心地よい環境です。総経理もプライベートは2児の父。事務所でもパパさんのよう(失礼ですが)。決して怒らず焦らずペースをくずさず……。香港人スタッフからも信頼されていて、わたしも仕事以外でも学ぶところが多いです。と、ここまではいいのですが。台湾人女性は北京語・広東語・日本語を話す営業担当。仕事上だと意外と気になる&障害になるのが小さな日本語の誤り。友達レベルだと正確さは問題にならない。気持ちが通じればいいから。日本語なんて難しい言語をガイコクジンであるあなたが習おうと思ったその気持ちだけでもすばらしい!って思う私は「コンニチワ」だけでも十分うれしかったりする。でもこれが仕事になると……。総経理に対しても「○○さん、デンワ~」「その資料1枚ちょうだい」「だって~」「~でしょ」 タメ口炸裂な彼女。「電話です」でしょ。「1枚いただけませんか」でしょ。「なので~」でしょ。「でしょ」じゃないでしょう、「でしょ」は……。自分にタメ口を使われるのはぜんぜん気にならないんです。総経理にまでこの調子だと、違和感が……。先輩とは打ち解けトークでも絶対敬語!中学のときからのこのポリシーが邪魔してるんでしょうか?慣れるのにもう少し時間がかかりそう……。彼女との仕事の進め方の違いと、そういった言葉の障害に、最初はどうしようかと悩みました。それまでの経緯をメールのCCに入れて知らせてくれない。突然「○○の件ですけど××してくださいね」ってなる。チーム内で関わっている人にはCCに落とすのが万国共通のやり方だと思っていた私は戸惑いました。しかも彼女は私より約10年もキャリアがある。彼女の仕事のやり方なのか、お国柄なのか……。一件、そんな彼女とのコミュニケーションに嫌気がさして避けていたら、ひどいトラブルになりかけたことがあったので、自分の態度を深く反省。融通のきく大人になろうと決めました。こちらからもアピールするように心がけています。言わずもがなの姿勢でいた私の態度もよくなかったなぁと。相手は「わからなかったら聞いてくるだろう」くらいに構えていたのかもしれないし。「○○の件って進んでるんですか?」「CCに落としてくださいね」最近はギスギスしなくなった……。かな。金曜日の友達との飲み会がなくてつまらないとダンナさんにこぼしてしまったり、家での態度も反省です。香港についてくること、仕事すること、自分で決めたこと。弱るとつい、ダメな部分が・・・。美輪さんの「悩んだときはグチるんじゃなくて文学作品を読みなさい!」って、いつだったか美容院で読んだ女性誌に書いてあったのを思い出しました。美輪さんって、明宏さんね。360歳って言われても納得しちゃいそうな雰囲気が好きです。夏目漱石の『こころ』、香港に持ってきていたっけか?高校の授業で初めて読んだこの作品、年齢が変わると感じ方も違うので読み続けていきたい作品。私の中で文学作品といえば…。の一冊です。
2007.06.14