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tajim

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May 5, 2005
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私はよくテレビを見ます。
日本ではそんなにテレビって見ることも無かったけど、イギリスのテレビは面白い。
なによりも、ドキュメンタリーや科学番組などのノンフィクション物が群を抜いて面白い。日本でドキュメンタリーというと「かたい」イメージがあるかも知れないけれど、こっちの番組は誰でも分かりやすいように作ってあるし、見始めると引き込まれるように最後まで見てしまうのです。そして、次の日には巷で話題になっている。

記憶に新しいものでは、OCD(Obsessive Compulsive Disorder)とかいう病気(強迫観念のように、何かを強く思い込んでしまったり、無意識にしてしまう病気。ある人はばい菌が怖くて素手で自分の息子を触れない。またある人は、自分の髪の毛を抜くのをやめられない。)の人々を追ったものや、長期の記憶をもてない人(レポーターと話した3分後には「この人誰?」と言う)を追ったものなど、病気と戦う人々を紹介するもの。あるいは、現代の人間の行動を科学的に説明しようとするもの(人を好きになるメカニズムと遺伝子の関係など)や、子供の成長を親の妊娠中から何年も追い続け、環境が子供に与える影響を検証するものなどの、科学系番組がありました。いずれも、やっていること、見せているものが生半可じゃない。イギリスは「綺麗ごと」を嫌う国だという気がしますが、とことんまで、嫌なもの、見たくないものを見せて、人に考えさせようとします。30分もしくは一時間の番組を見た後には必ず、新しい(知識よりはむしろ)考え方や認識を得ることが出来るのです。

数年前からはやり出した問題解決(?)番組の類(売れない家の改装、手に負えない子供のしつけ、うまくいかないカップルの関係改善など)のひとつで、お金の使い方がわからなくて借金を抱えてしまう大人を救う番組があります。月数十万の収入がある大人が、服飾品に、旅行に、外出に、とめどなくお金を使い、結果として何百万もの借金を抱えてしまうというのが良くあるケース。面白いのが、番組は経済のエキスパートと心理学のエキスパートの2人がかりで問題を解決しようとすること。もちろん金銭感覚が欠如していることにも原因はあるのですが、大抵は、親との関係にひずみがあったり、自分に自信がないのを外見で補おうとしていたり、もしくは将来に不安がありすぎて正面から直面できないなど、精神面に問題があってそれが出費と言う形で外に現れているようです。それを少しずつ解きほぐしていく過程と、問題を自覚した後の本人の変わり様が面白い。
「お金をあげて解決しましょう」という日本の番組とは雲泥の差です。

ドラマやコメディも面白い。イギリスコメディはブラックユーモアとよく言われますが、確かにイギリスのセンスは自虐的で、見ていて痛々しくなるくらいに社会問題の根源を扱うものが多いようです。人種差別、階級差別、身体障害者差別などの社会差別を恥ずかしげもなくする人をメインキャラクターに据えて笑うもの(上流階級の客にこびへつらい労働者階級の客を馬鹿にする店主など)。あるいは、トニーブレアやブッシュなどの政治家の物まね(それも良く似ている)をして政治批判をするもの(ブレアとブッシュは良くゲイカップルになる)など。とにかく「言いたいこと」が先にたっているのがイギリスのコメディだと言う気がします。
ドラマが面白いのは、きっとシアター文化があるからでしょう。ジュディ・デンチやピーター・オトゥールが普通にテレビドラマに出てくるんだからレベルが上がらないほうがおかしい。何十年もやっている連続ドラマ、「コロネーションストリート」には今週イアン・マケレン(ロードオブザリングのガンドルフ役)が出ています。

そして、言いたくないけど、言わずにいられないのが日本のバラエティ番組のくだらなさ。確かに私も一人暮らしの時は見なかったとは言えないし、その時にはそんなに酷いとは思っていなかった。でも、たまに日本に帰ったときに見る番組の酷さ、くだらなさ、プランの無さにはあきれるしかありません。30分、一時間と言う時間をテレビの前で過ごして、得るものなんか何も無い。お笑い芸能人の身体を使った「芸(芸と呼べるのかは疑問)」と、次に多いのが食べ物。「あー、おいしそー。」というだけ。


愚痴になってしまいそうですが、とにかく、イギリスのテレビ番組はイギリスが世界に誇れる数少ないもののひとつだと思います。もちろん日本人はもっとたくさん誇れるものがあるし、たぶんそういったものを一所懸命作っている(=一所懸命働いている)ので、夜にはまじめなドキュメンタリーを見るよりも、バカな番組を見てちょっと笑って寝たいのかもしれません。社会の仕組みと関係があるんでしょうね。だってイギリス人は夜にテレビを見る余裕が無いほどに、昼に一所懸命働いたりはしないから…。





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Last updated  May 19, 2005 12:57:13 AM
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(⌒▽⌒)アハハ  
あい さん
そうですね、変わったお笑い番組多いですよね。
イギリスの番組、おもしろそうですね♪
いろいろ勉強になるのでは?!
ココリコの番組、たまに見ますよ私♪
よく働く?!日本人の一人です(⌒▽⌒)アハハ
(May 5, 2005 05:47:05 PM)

Re:(⌒▽⌒)アハハ  
tajim  さん
そうなんですよねー。
やっぱり働いてぐったりしちゃうから、お笑いが栄える(?)んでしょうね。
でも実は、最近イギリスでも日本のバラエティ番組をまねたような番組が出てきてるんですよ。イギリス人も人並みに働き始めたのかな…? (May 5, 2005 11:03:43 PM)

Re:イギリスのテレビ事情(05/05)  
Nちゃん さん
ドキュメンタリーを作りたいという志を持つ人は日本にも相当、います。でも日本ではドキュメンタリーは視聴率がとれない=局は作りたがらない=深夜枠(もしくは変な時間)に追いやられる=視聴率がとれない・・・悪循環です。作る手の意気込みほど視聴者は気合を入れてテレビを見ませんから仕方がないですね。っていうか確かに現状ではテレビから何かを学ぼうという気力は残っていないですね。何かを改善するタイプの番組も日本にもありますがもっとお手軽だしね、ダンナのファッション改善とかダイエットとか整形とか。イギリスの番組、腰をすえて見たくなりました。日本にどんどん輸入してほしいですね。
(May 7, 2005 12:38:47 PM)

Re[1]:イギリスのテレビ事情(05/05)  
tajim  さん
私もテレビのことを書きながらNちゃんのことを思い出してました。
日本ではケーブルのディスカバリーチャンネルとかで、イギリスの地上波放送の番組が放送されてたりするみたい。あ、見たことある、なんていうのも結構ありました。
あと、後で気づいたのは、やっぱりBBCが国営放送で、一世帯から100ポンドずつの費用をせしめていると言う事実。そりゃ、いい番組作らないと国民も黙ってはいないでしょう。
(May 9, 2005 10:01:48 PM)

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