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tajim

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May 6, 2005
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5月5日の総選挙の翌朝、起きてみるとブレアの首相三期目が決定していました。三期連続はLabourとしては史上初だとか。大幅に議席数を減らしたものの、イギリス人の過半数以上はいまだにLabourとブレアを支持していることになります。がっかりと言うか、思っていた通りと言うか、やっぱりイギリス人は戦争よりも自国の景気に関心があるのでしょう。

イラク戦争にブレアが加担したことで、国内ではブレアに非難が集中したし、大量破壊兵器が見つからなかった事実でブレアの信用が落ちたのは紛れも無い事実。でも、私が最初にイギリス留学していたメイジャー政権の当時と比べて、トニーブレアが政権をとったこの8年の間にイギリスの景気が驚くほど回復したのも事実です。当時1ポンド130円程度だったのが200円以上に上がり、失業率が大幅に下がり(今では日本のほうが失業率が高いらしい)、慢性的な不景気状態だったイギリスが見る見る活気を取り戻したのが外国人の私の目にもはっきりとわかります。確かにイギリス国内の景気への貢献度は計り知れない。
イギリス人としてはやっぱり他国で戦争することのモラル云々よりも、自分の生活を保障してくれるリーダーが欲しいと思うのは仕方が無いでしょう。それに、やはり帝国主義の国なので「戦争に勝つイギリス」像を好む国民も少なくは無いのだと思います。いまだにVE day (Victory in Europe Day) とかVJ Day (Victory over Japan Day!!)なんて言って喜んでいる人たちなのです。

それに、ブレアじゃなかったら誰が首相になるのか。ブレアは頭の回転が速いし、話が上手くて説得力がある。(幼稚園児のような稚拙な語彙を並べてしゃべるブッシュと比べると、数段頭が良い。)話を聞いていると妙に納得させられてしまうのです。ConservativeのリーダーはBBCのアナウンサーにも「どうもイメージに問題がある」なんていわれていた通り、いつも上目遣いで変ににやにやしていて、言っていることよりも先になんだか信用できない雰囲気を漂わせているし、LibDemのリーダーは赤毛で北部訛りでなんだか心もとない(酷いかもしれないけど、イメージってそういうものだと思います)。それに対してブレアの「私は誠実な男です」という印象付けは徹底しているし、もし「成功する政治家像」というものがあればお手本になりそうな人だと思います(やっていることの良し悪しではなく、あくまでも「成功」と言う点において)。でも最近ではあのしゃべり方にも慣れすぎて、得意の「困った顔」も「あなたの言っていることは分かりますよ」的な顔も、どうも作り物くさくて嘘っぽく感じますが…。

私は投票権もないし、大して政治に関心はないし、それぞれの党が何を目標にかかげているのか良く分かってはいないけれど、イギリス人がブレアを選んだという事実は残念だと思っています。どっちかというと、他の人にチャンスを与えてどういう政治をするのか見てみたかった、と言う感じでしょうか。ブレアと言う人は悪い人ではないだろうし、頭も良いけれど、アメリカとの関係を大事にし過ぎるし、独断的過ぎる気がします。戦争を「自分では正しいと信じてやった」、「フセインがいる世の中よりいない世の中のほうが平和なはずだ」といって正当化しようとしているけれど、その論法では隣の家に精神異常者がいたら殺しても良いことになってしまう。きっと自分でも失敗したと思ってるんじゃないか、ブッシュにNoと言えないだけなんじゃないか、と疑いたくなるのです。

Labourが過半数以上の議席を獲得はしたけれど、ブレア支持が大きく減ったのも確かで、Labour内で別の首相を立てるべきだという声も上がっています。ブレアは今期で最後にすると言っているらしいけれど、今後どこまで国民をだまし続けることが出来るのかは疑問です。







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Last updated  May 6, 2005 07:03:19 PM
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