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tajim

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May 28, 2005
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カテゴリ: 旅の思い出
---27日の日記から続く---

とりあえずカードも止めたし、警察にも届けを出したし、やれるべきことはすべてやり、後はカードが使われていないことを祈るだけ。ベルギー最終日の今日は8時過ぎのユーロスターまで市内観光でもしてぶらぶら過ごすことにしました。ホテルをチェックアウト後、荷物を預けて観光へ。

その日のブリュッセルは、妙に警察が多かった。何台ものパトカーの中に何人もの警官がいて、街のあちこちで何十人もの警官が見回りをしていました。何かあったのか、それともこれはブリュッセルの週末としては普通の警戒態勢なのか・・・

時間をもてあまし、早めにホテルに戻ってお茶をしていると、レセプションの若者がおずおずと、「あの、先日盗難に会ったお客様ですよね?」と言って近づいて来ました。きっと日本人の顔はみんな一緒に見えるのかもしれない。でも、ふと見ると、その手には盗られたはずのTさんのビトンのお財布が。「今日届いたんです」と言う。え、どこで見つかったの、誰が届けてくれたの、と聞くものの、あまり分かっていない様子で、でも、「なくなったお店で見つかったらしいです」と言う。財布を検めると、お札はもちろんすべて抜かれているもののコインのポンド(海外では両替できない)とカードがすべて残っている。どんな状況で見つかったのか気になるので、Tさんと一緒に盗難に会ったお店まで戻ってみることにしました。

例の店の前には、その日と同じ背の高い警備員が立っている。Tさんが「あの…私のこと覚えていますか?」と聞くと、「ウィウィ」との返事。見つかったお財布を見せると、さっき、自分でホテルに持って言ったと言う。(私の怪しいフランス語で理解したところでは)前の日に店の中に落ちているのを見つけたそうです。めがねや化粧ポーチ等、同時に盗られたものは見つからなかったらしい。おそらく、スリはただのチンピラで、現金に興味があっただけでカードなんか目もくれなかったんでしょう。足が着くことを恐れて、きっとその場で札だけを抜いてお財布を捨てて、後で検めようと他のものは持っていったのかもしれません。カードが使われていないというのは朗報だったので、警備員さんにお礼を言ってホテルに戻りました。

あのブリュッセルで、警察もあきらめていたのに、それも帰る直前にお財布が戻ってくるなんて、本当に不幸中の幸いです。私の知る限り、仕事の遅いラテン系の人たちにはあまり敏速さを期待できないので、手元に財布が帰ってきたという事実だけでもすごい。きっと見つけた警備員さんが自分で持ってこようと思わずに警察に財布を渡していたら、ぐるぐるといろんな人の手を渡って、戻るものも戻ってこないことになっていた気がします。仮に返そうと思っても、本人がベルギーから出てしまったら、きっとわざわざ日本まで送ってくれたりはしないと思う。まさに奇跡的なタイミングで戻ってきたんです。財布の中身よりも財布そのものにこだわっていたTさんも、最後の最後に少しだけ運がめぐってきたことにうれしそうでした。

今回のことで、犯罪、防犯について強く考えさせられました。私自身もロンドンでスリにもあってるし、目撃もしているし、色々な手口を聞いて知っています。
次回はそのことについて書いてみたいと思います。





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Last updated  May 31, 2005 10:34:50 AM
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