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tajim

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Jul 8, 2005
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昨日の事件から一夜明け、各テロ現場では捜査が続く中、ロンドン市民の生活は平静に戻りつつあるようです。

昨日は一時市内の交通網が完全にストップし、市外へ向かう電車へ乗るために電車の駅へ徒歩で向かう人々の姿が多く見られました。警察は通勤時のカオスを懸念し、今日は絶対必然でない限り市内へは移動しないようにという注意を出していました。にもかかわらず、ニュース映像ではかなりの人が普通に電車、バス、地下鉄で通勤している。マイクを向けられて「自分がテロにあう可能性は今までと変わらないし」なんて言う。

ニュースでも取り上げられていましたが、今回のテロで話題になったのが、いかにロンドン市民が冷静で、皆が状況に上手く対処したか、ということ。確かに、これだけの規模の同時多発テロがあったにもかかわらず、どこにもパニックは起きず、むしろ人々は落ち着いて助け合い、励ましあっていたようです。すすり泣く人の姿は見えても、泣き叫ぶ人、騒ぐ人の姿は見えない。交通網の停止で影響を受けた市民も、まるで停電でも起きたみたいに(そういうことが前にあった)静かに歩いて駅へ向かっていた。地下鉄や病院、警察も長い間用意してあった緊急事態用のオペレーションを速やかに始動し、およそ無駄の無い対処をしたと言う。そして一夜明けた今朝には、直接爆発の影響のあった地下鉄の路線以外はほぼ全て通常通りに再開し、ロンドン市民もいつもの仕事に戻ろうとしている。

この冷静さには、本当に驚かされました。これは、国民性でしょうか。感情表現の下手なイギリス人は、パニックすることも苦手(?)なのか。日本だったらもっと泣き叫ぶ人が出たり、バス、地下鉄を避けて翌朝まで大騒ぎが続きそうな気がする。一夜明けた今日、事件はもう「過去」のことで、警察は犯人探しに懸命、市民は自分の生活を取り戻すことに専念し、とにかく事態に対して前向きに対応しているように見えます。国民性だとしたら、これは偉いとしか言いようが無い。

でも、良く考えるとイギリスと言う国はテロとは長い付き合いがある。IRAという組織が北アイルランド奪回のために今まで何十年と言う間、テロを試み続けてきた。私が留学していた10年前などはまだIRAの活動も盛んで、各地でテロがあり、ロンドン中心部のOxford Circusで爆破があったのを覚えています。9/11の前から地下鉄はしょっちゅう「不審物」の発見で停止したり、道路が閉鎖されたりもしていました。そういう意味では、ロンドン市民ほどテロに慣れっこになっている人々はいないのかもしれません。

今後心配されることに、9/11の後のように、このテロが戦争に結びつかないかどうか、ということもあります。ツインタワーが崩れ落ちるのを見た瞬間、これは戦争になる、と思った。そして、本当になってしまった。それが繰り返されるのが恐ろしい。でも、イギリス人の対応を見ている限り「報復」という考えが浮かんでいるようには見えません。この冷静な対応にはどこか安心させられるものがあります。あとは、上の方の人がバカなことをしないでほしいと願うだけです。





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Last updated  Jul 8, 2005 07:26:23 PM
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