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tajim

tajim

Aug 24, 2005
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カテゴリ: 日本人英語脱却法
初めて会うイギリス人と話をするときは、まず「どこの人か」と考えてしまいます。これは私の中でゲームみたいなもので、その人のアクセントから出身地を当てられれば合格。想像した後で「グラスゴー出身でしょ?」等と言い当ててみると、驚かれることも多い。でも、もちろん当てられないことも多いですが。

一番簡単なのは、スコットランド人。もともとアクセントが強い上に、自分達の国に誇りを持っているから隠そうとしない。エディンバラとグラスゴーの区別くらいならつく。同じ理由でアイルランド、北アイルランド、ウエールズなんていう地方色の濃い訛りも分かりやすい。次にリバプールやバーミンガム、ニューキャッスルなどの北方の訛り。イングランドだけど聞き取りにくい英語を話す人は北のほう出身なことが多い。語彙や態度も違うことがある。(基本的に北の人はroughだと思われているようです。)
難しいのが南の方の人。比較的綺麗な(強いアクセントのない)英語をしゃべるので、「北じゃない」としか分からないことが多い。
その上、アクセントには階級差もある。地域×階級の数だけアクセントがあると思っていい。

そんな感じに、イギリスは小さい国だけど、地方、階級によってしゃべり方が違います。口を開けばどういう人なのか(出身地、階級、仕事など)ばれてしまう。
日本ではイギリス英語のことをよく「Queen's English」と言うけれどそれは大きな間違いで、実際クイーンのしゃべる英語はロイヤルファミリー独特の不思議なアクセントがある。じゃぁ標準のイギリス英語とは何かというと、RP(Received Pronounciation)というのが一般に「訛りのない綺麗な英語」として海外などで教えられるもので、一部のBBCアナウンサーなんかが使うもの。でも、実際は国民の3%しかこのRPをしゃべる人はいないとも言われています。ようするに、作られた標準英語なのです。

日本では首都である東京アクセントが標準的な日本語とされているけれど、イギリスは違います。RPに近いのはロンドンよりも南の地域の英語で、ロンドンでしゃべられているのはロンドン訛り。労働者階級の英語だという印象があります。一般にコックニーと言われるような強い訛りばかりでなく、Estuary Englishと言われるテムズ川周辺(ロンドンを中心に何回りか大きいエリア)でしゃべられるコックニーと標準英語の中間のような英語が一番多く耳にするタイプのアクセントだと思います。海外でRPばかりを勉強してきた外国人が、ロンドンに来てまったく聞き取りが出来ないという状態に陥るのもそのせいです。「BBCニュースなら聞き取れるのに」と言う人も多いけど、実際そんな英語を巷で話す人はいないんだから仕方がない。

じゃぁイギリス英語に耳を慣らすのにはどうしたらいいのか。

たくさん聞くしかないのです。出来る限り「生の」英語を聞いて、様々なバリエーションのそれぞれのアクセントを身につけていくしかない。時間がかかることだし、私もいまだに聞き取れないアクセントがいくつもあります。


映画によっては俳優もアメリカ英語を話そうとしたりもするので注意が必要ですが。

また、一本でもある地域に根ざした映画を見ると、見終わった頃にはその訛りが地域と結びついて覚えられる。例としては

グラスゴー英語を身につけたいなら"Trainspotting"。
コックニーを身につけたいなら"Lock, Stock and Two Smoking Barrels"。
リバプール英語を身につけたいなら"A Hard Day's Night"。
ウエールズ英語を身につけたいなら「ウエールズの山」。

なんかが比較的間違いない。映画によっては役者がその地方出身者じゃなかったり、アクセントのまねが下手だったりもするのでやっぱり要注意ですが。(ブラピのアイリッシュ(デビル)、メルギブソンのスコティッシュ(ブレイブハート)なんかは酷い)


こんな感じに、イギリス英語の色々なアクセントはこちらに住んでいても習得するのが大変です。イギリス映画を見て「何を言っているか分からない!」なんて自信喪失する必要はありません。特に日本ではアメリカ英語を教えるのが主流なので、イギリス英語に触れる機会は多くないはず。
逆に、私はアメリカ英語に自信がありません。その昔、パルプフィクションを映画館で見て、話の半分も分らずに帰ってきたことがありました。次はアメリカ英語の習得を始めなければいけないかも…。






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Last updated  Aug 24, 2005 07:56:15 PM
コメント(7) | コメントを書く
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英語って、English?!  
Like a Liverpool さん
 英語って、Englishじゃなかったんですね??
 一言でイギリスといっても、日本人には(私だけかも)理解しずらい国のようですネ?!辞書を引くと、EnglandはGreat Britain 島の ScotlandとWalesを除いた部分とあり、イギリス全体は公式には the United Kingdom of Great Britain and Northern Irenland と呼ばれ、俗にイギリス(本国)、英国は(Great) Britain または、United Kingdom を用いるらしいですネ。
 ただ、英語も British English と American English があるように、アメリカは the United States of America と英国に似た表現がありますね。
 歴史的にはわかりませんが、どちらも naitives ありきのように感じます。 (Aug 24, 2005 08:35:12 PM)

Re:Like a Liverpoolさん  
tajim  さん
そうですね。
日本では意外に知られていないことですが、こちらではEngland, Scotland, Wales, (Northern) Irelandは四つの別々な国、という風に解釈されています。
スコットランド人を指してEnglishなんて言ったら怒られてしまいます。

全体を指すのにはBritishと言う言葉を使いますが、これもイングランド人以外はあまり好まないようですね。「侵略された」という意識がぬけないんでしょう。英語に関しても「俺が話しているのはEnglishじゃなくてScotishだ」なんて言っている人もいました。 (Aug 25, 2005 08:14:42 PM)

Re:なまりの強いイギリス英語(08/24)  
昔、マリリンモンローと、ローレンスオリヴィエの
”王子と踊り子”と言う映画を見た時に、
オリヴィエの、”eveybody なんとか。。。”
って言った時に、エブゥリボディ。の部分が
アメリカかぶれしていた当時の私には
けっこうショックでした。
ああ、イギリスではこういう発音なのかぁ~と。
でもイギリスでも色々発音は違うんですね。
(Aug 25, 2005 10:36:44 PM)

Re[1]:ブラウニー4711さん  
tajim さん
>昔、マリリンモンローと、ローレンスオリヴィエの”王子と踊り子”と言う映画を見た時に…

その映画は見たことないですが、ローレンスオリヴィエと言うとシェークスピアのような英文学系の映画に出て、かた~いイギリス英語を話す姿を想像します。今、あんなふうにしゃべる人はいないでしょうね。

>オリヴィエの、”eveybody なんとか。。。”

bodyの発音はかなり違いますね。イギリスではまんま「ボディ」ですが、アメリカだと「バーリィ」に近い気がします。 (Aug 26, 2005 11:19:48 PM)

Re:なまりの強いイギリス英語(08/24)  
現役lecturer さん
> イングランドだけど聞き取りにくい英語を話す人は北のほう出身なことが多い。語彙や態度も違うことがある。(基本的に北の人はroughだと思われているようです。)

↑ 炭鉱労働者の言葉がGeordie(ニューカッスルあたりの訛り)の起源とも言われています。個人的には、母音がちょっと奥から出てくるような発音よりも、語彙の方で苦労しました。

> イギリス映画を見て「何を言っているか分からない!」なんて自信喪失する必要はありません。

↑ イギリスの大学の講義での英語は、比較的アクセントが弱いと考えてもらっていいと思います。例外は、イギリス人でも大学まで自宅からで、他の地方で生活していない人と、外国人講師です。最近は、東欧系、中国系、アラブ系と増えています。←以前の職場(Glasgow)で「Glaswegienで話せ」と学生に文句を言われました。最近、サッカーのGlasgow Celticに移籍した中村俊輔氏は、労働者階級のGlaswegien + Irish で苦労されていると思われます。 (Aug 28, 2005 07:41:30 PM)

Re[1]:現役lecturerさん  
tajim  さん
コメントありがとうございます。

>↑ 炭鉱労働者の言葉がGeordie(ニューカッスルあたりの訛り)の起源とも言われています。

さらに、その元はスカンジナビアからきたバイキングだと言う説も。ノルウェイ語に似ているんだとか。
(Aug 28, 2005 09:03:12 PM)

クイ~ンずイングリッシュ  
yam さん
> イギリス英語に触れる機会は多くないはず。
逆に、私はアメリカ英語に自信がありません。

土着英語、にこだわる人いま、英語教育界を除いて、いないのではないだろうか? クイーンズイングリッシュ、といえば、nycのクイーンズ地区の英語?と思うのではないでしょうか。米語も、英語、も すくなくともそのままで、国際英語のモデルにはならないとおもいます。英語教育でよくいわれることですが、英語は選択科目にすべきだとおもいます。必要もないのに時間を取りすぎる。無駄です。専門教育をやろうとすれば、英語を読まなければならない、だから、(仕方なく)英語をヤル、というのが正しい。専門知識があれば、超ブロークンでも相手が辛抱強く耳を傾けます。これは経験上そうです。専門知識をちゃんと身につけられる人なら、海外と交渉をやりつづければあっという間に言葉は要領よく、習得します。 (Oct 5, 2005 07:34:09 AM)

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