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2010.09.17
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見えてきた円高バブル終焉の糸口

★嵐の時にこそ記憶に刻むべきことは多い

民主党代表選は小沢氏が勝てばそれはサプライズでしたが、
逆に言えば、そうならないほうを市場は本線として織り込んでいたと思います。
国民不在の政争というイメージの代表選ではありましたが、政策論議に活が入ったのは
怪我の功名というべきで、ここは菅首相の新成長戦略に期待したいところです。
また、一連の流れの中で、菅政権の政策も、ある程度財政出動を伴う方向に傾いており、
これは悪い話ではないでしょう。

ただ、民主党は分裂方向に向かっていることは確かで、これが市場の閉塞感打破になると
強弁すれば、現政策路線を否定する矛盾にも繋がり、悩ましいところではあります。


日本経済の先行きにも若干、明るさが見える可能性はあります。
オバマ政権が中間選挙を控え、財政重視から景気重視に舵を切ってきている点も見逃せません。
為替については、95年4月の1ドル80円台割れを意識させる過激な円高が続いていましたが、
野田財務相が約6年半ぶりの円売り介入を指示したことで、
足元のトレンドに変化が生じています。

過去の事例から、これで完全に円高トレンドから解放されるとも思えませんが、
これまで野田財務相が「断固たる措置を取る」と強調するほど円高が進むという、
投機マネーに足元を見透かされたゆゆしき事態の解消には一役買ったと思われます。

為替介入の是非というより、日本の政策当局が「狼少年」ではなかったことを示したことに
相応の価値があるのです。

また、米国経済の行き過ぎた悲観からの揺り戻しで長期金利低下に歯止めがかかれば、


振り返って08年の夏場に、原油市況(WTI)が1バレル140ドル台後半に買われた時、
評論家筋は首をかしげながらも中国を筆頭とする新興国経済の台頭を理由に挙げていました。

しかし誰もが内心は投機的な水準の極みにあると感じていたはずです。
1バレル200ドル説が大手を振ってまかり通ったあたりが天井となりました。

現在高値を追う金市況もしかりですが、原理は一緒、永久に上がり続ける相場はありません。


結果を記憶に刻んでおくことはできます。これが次の局面での大きな財産になるのです。

「凪の時に一番よく学べることと、嵐の時に一番よく学べることがある」とは
作家アン・ラモットの言葉。

暴風雨に遭遇しているただ中にあっては、とても晴天の日など想像しにくいけれど、
どんなに悪天候でもいずれ雨は上がり、虹もかかります。風のない晴天の日に学べることは、
もちろんたくさんあるわけですが、滅多にこない暴風雨の時にこそ客観的かつ冷静な目を養う
チャンスであるということ。

これは、我々マーケット関係者も深く心に留めておくべきことであると肝に銘じています。

(株式にっぽん編集長・中村潤一)


評論家、責任とらず、他人事









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最終更新日  2010.09.18 14:02:32
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