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「人生をキャリアとして考えたことはない。なすべき仕事を手掛けてきただけだよ。なすべき仕事として向き合っているだけだ。それはキャリアと呼べるようなものではない。これは私の人生なんだ」(P.101)何というかいまさらながらの読書ではあるのですが、ジョブズのお言葉集です。中学生の私にとってのあこがれのマシンAppleIIeを生み、大学の研究に必要不可欠なケミドローが動くMACを生み、音楽のある生活を与えてくれたiPodを生み、家族がみんな連絡を取り合うiPhoneに至るわけです。どんだけ生活に影響を当てるきっかけになっているのかと思うとすさまじい人物だったわけです。まさに「自分たちが形を与えようと献身しているのは、ただ技術的にすぐれているとか革新的とかではなく、人間の生き方を変えるようなイノベーションだったと思う」(P.36)という思いの結果の中で暮らしていたわけです。勝ち負けなんかではなく、ましてやお金でもなく、大切なのは新しい時代を作ること。「アップルが勝つためにはマイクロソフトが負けなければならない(相手を負かす)という考えはそろそろ捨てるべきだ。アップルが勝つためには、自分たちアップルがいい仕事をしなければならないのだ」(P.128)「お金で買いたいものなんて、すぐに尽きてしまう」(P.110)そういう姿勢の結果であって著者も言うように強烈な自負と自信を持ち、猛烈に働くことが成功の原点なのだ。(P.28)こんな自信は正直持てないが、姿勢だけでも学んでいきたい。自分の残りの人生の中でこんな社会を変えてしまう強烈な天才が出てくることがあるのかな。それを期待しつつ、冥福をお祈りします。「誰も本当のことは何もわかっていなかった。専門家はもちろんいないし、いたにしても専門家の言うことなどいつも間違っていた」(P.22)現実は「テレビ陰謀論」などよりはるかに気がめいる怠惰となれ合いだったのだ。(P.137)【送料無料】スティーブ・ジョブズ神の遺言価格:840円(税込、送料別)
December 11, 2011
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読書はたくさんしているのですが、なかなかメモ起こしが出来ないので滞っております。しかしながら大雪経営塾の課題図書で、欠席レポートを課せられているのにもかかわらず、もう次の課題図書が来そうなので書かないわけにもいかないので。ですので、久々の読書メモですが、今回は引用はなしで。このタイトルとこの帯を見た時点で、僕個人だったら絶対買いません。だって、安っぽいビジネスマン向け啓発&ハウツー本っぽいんだもん。ところが読んでみてびっくりしたのが、いきなりハウツーを否定して、人格主義への回帰を著者は訴えます。ハウツーより先に人間性を磨けと。それこそが急がば回れ、と言うことなのです。で、人格を磨くのに原則が必要で、その原則を身につけ実践するのに7つの習慣を身につけろというのです。当然、習慣って言っても早寝早起きだの、メモを取れだのと言う瑣末なことではなく、考え方と行動に関する一般側的な習慣です。で、7つの習慣を呼んでの僕の結論は、それは僕は出来ている、「妻との関係を除いて」、ですけど。それが一番大問題でじつは、はじめの何に依存しているのかと言うところで原則に例外を作っているのです。とするならば、疑似的原則で動いていて、実は裏に潜む家族(というか妻)中心主義がら脱却していないんだろうなと言う点を反省すべきなんでしょう。あと、特にわが意を得たり、と思ったのが、第4の習慣として「win-winを考える」節で紹介されていた「no deal」というのです。本来的に値引きと言うのは、余裕を持って値引ける時点で売り手が売り手のwinでしかなく、値引けないものを値引かせるのは買い手のwinでしかありません。だったらどうすればいいか。簡単です。売り手は適正な利益を載せた金額を言い、買い手はそれを必要なら買う、不要(もしくは望む価値とバランスが合わない)なら買わないという二択を提示するだけです。win-winかno dealを選ぶわけです。実は、これが最もこれからの社会に必要な購買行動であって、私自身も推進しているヒューマニング国際研究所の提言している考え方でもあったりします。値切るというのは買い手として、最も原理に反する行為ということに他なりません。他にも、見直すべき原理は少なからずありますが、それは皆様に読んでいただいての対応ということで。【送料無料】7つの習慣価格:2,039円(税込、送料別)
November 27, 2011
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村落がとりうる穏当な解決方法としては、外来者をどこかの家系に取り込むという方法もありうるでしょう。(P.125)ええ、穏当な解決手段で取り込まれたような気はします。でも、好き勝手やってますんで、いったんできあがった社会構造を安定的に運用しようという保守的な力は、あらゆる時代、あらゆる地域に存在する普遍的な圧力だと思います。(P.122)という保守的な力と日々戦っております。ま、個人的雑感はそのぐらいにして。非常に興味深い一冊でした。新しい社会の読み解き論です。当然新しく荒削りですが、多くの示唆を与えてくれます。特に、個人的には、人の立場や認識や意図は重ね合わせで記述できると思っていたので「自己と他者の脳が作る社会を前提として、その社会に組み込まれた状態の脳の仕組みをとらえる」(P.16)それぞれの人が持っている無数の社会が重なり合って、社会が出来ている。(P.41)という、社会の方を重ね合わせで記述するという発想は反対向きなのですが、なるほどと思わされました。また、ヒューマニングの研究をしている物としては、お金ではない人のつながりのベーシックな仕掛けの記述を書きあぐねていたのですが、リスペクト(無条件な存在肯定)は、発する人から受け手への一方通行の構造を持ちます。(P.209)リスペクトを前提としない経済優先型の行動戦略がもたらす利益が、認知コストの削減から来るメリットと比較して大きなものがある(P.213、認知コストが下がるにもかかわらず、個体間リスペクトが広まらない理由)気をつけておかなければならないのは、リスペクトの欠如が与える影響は短期間では出てこないことです。(P.214)という、リスペクトの概念で上手に記述されています。細かいことを言えば色々あるのですが、実証的な積み重ねの上での記述のアイディアというのは、本当に参考になります。他にも色々役立ったのですが、今一自分の方が消化しきれていないので、書評はまた再読してからという気分です。他者との関係に応じて行動を切り替えないということは、実際にどういうことになるでしょう。これは、一言で言うなら、「空気」を読んだ行動が取れないということです。(P.43、社会的ゾンビ)社会が与える行動制限は、一見わたしたちの生活をつまらないものにしているように見えますが、実はその平板な毎日の中で他者とつながる喜びとのトレードオフになっている(P.53)認知コストという脳内のエネルギー収支バランスに、ヒトのさまざまな社会行動を説明するポイントがあるのではないか(P.134)問題を考えることが脳内コスト的に無意味であるならば、人は思考を停止してムダな脳内コストをかけることをやめるという説明になります。(P.151)ヒトから倫理観を奪うのは社会的権威という単なる記号であるという点が、さらに希望を失わせるように思います。(P.155)わたしたちは、本質的にきわめて脆弱な倫理観と、無意味に保守的な傾向を持った生き物なのだといえるでしょう。(P.157)【送料無料】ソーシャルブレインズ入門価格:777円(税込、送料別)----
October 9, 2011
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(まあいい。わしが望んでいたことは結局は安定した天下なのだ。わしの代わりに叔旦がやってくれるというなら、それはそれでいい。やってみよ、叔旦。二度とわしに謀反気を起こさせるようなことはするなよ)(P.140太公望呂尚)墨攻に続く中国の歴史物テーマに据えた、だけれども独特の空気感を持たせた酒見作品。やっぱりこの人はダラダラ巻数を重ねる長大なものよりも、スパッと一つのテーマや人物に焦点を当てて、行間に色々な含蓄の持たせた作品構成が魅力的です。今回は、講師があこがれた政治上の賢人、周公旦。久々に気持ち良く歴史「小説」が読めました。またこういう作品を再び出してもらいたいものです。(やれるものなら一度やってみるがいい。すぐにその場が天国ではないことが分かる)(P.160、成王の佞臣に対し)【送料無料】周公旦価格:560円(税込、送料別)
October 8, 2011
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<いよいよ戦死の覚悟を決めたとき、おそらく主人は、戦後の混乱を心痛しつつも、必ず日本は、よりよい国として再起すると信じて、逝ったことと思います。犬死になるか、否かは残された私たちの責任ではないでしょうか。そう思って、私はジッとこのことばにたえました>(P.92、西婦人、西の死を犬死といわれ) 他人の親族を犬死呼ばわりは、ひどいにもほどがあるでしょう。そしてそれが犬死になるかならないかは残された僕ら次第。でも、日露戦争以降のこの国は、そういう社会に対する責任感を持ってしっかりとした国家としてのアクションを取らない国になっています。 戦争だけではなく、災害でもそう。関東大震災から学べば、北海道南西沖地震から学べば、広島や長崎から学べば、という事態ばかり。そして学んでいないし、東日本大震災からも下手をすれば学ばない。この国はどうなってるんだ、と。 ちなみに、この本は「散るぞ悲しき」の続編的な一冊。取材したけど本にする時にこぼれた話題を丁寧に拾って、また違う角度で、硫黄島を考えさせる一冊です。とにもかくにも、反省しない国民でない人間になるためには、まずは他人の親族を犬死呼ばわりする前に、その犠牲を犬死にしない新しい社会づくりをしっかり考えましょう。銀ネムの木木茂りゐるこの島に五十年(いそとせ)眠るみ魂かなしき(P.168、皇后)硫黄島栗林中将の最期価格:840円(税込、送料別)
October 2, 2011
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足りないのはネットのマナーを教える教育でも、監視でも、威嚇でもなく、子どもの心を満たす大人の存在、愛情なのだ。私は、そう思う。(P.168) 個人的には、愛情という言葉は好きではないので、あえていいかえるなら、コミットメントだと思う。子供に対して適切な大人のコミットメント。それの欠如は、いじめの原因にもなるとと同時に、人として生きる基礎作りの欠如にもなる。 この本は、著者の山脇さんの講演をPTA研修会で聞いて非常に感銘を受けたので、そりゃ著書も一冊買ってみようということで購入したもの。多分、個人的には植松さんの講演ぐらい衝撃を受けた。それそれは良くできている。子供の社会は大人社会の射影であって、大人がまずはまっとうな大人社会を作って、その大人社会から見た形で、是は是、非は非で、きちんと子供社会への干渉をすることだ。目先の論理で子供の社会に介入してはいけないし、当然放置してもいけない。あくまで正しい社会づくりに立脚した論理と行動。それは子供の仕事じゃなくて大人の仕事だ。 この本には出てこないが、山脇さんは講演で「元気でいるのが大人の責務」と。大人っていいな、うらやましいなって思わせるような大人に一人一人が全力でなる努力をしなければいけない。それがいじめをなくすことにもつながる。 自分も頑張らねば。親は、どうしたら子どもを「いじめ」から守れるのだろうか。/いま、大人である私達は、何をなすべきなのだろうか。(P.4)いじめがまかり通る社会が作られると、加害者か被害者かどちらかでいなければならない。(P.51)いじめに立ち向かわなければならないのは、実は子どもではなく、大人なのである。(P.139)教室の悪魔価格:500円(税込、送料別)
September 30, 2011
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日露戦争は、まさに「二十世紀の始まり」「第零次世界大戦」と呼ぶにふさわしい。(P.16)意外と日本という国は新兵器で戦争をやることが多かったんよね。例えば砲撃を交え合う海戦を本格的にやったのって明治維新のころの海戦だし。その後、近代的な戦争として、総力戦型の戦争がはじまり、その好例がこの日露戦争ということのようだ。個人的には、日露の戦いは日ソに形は変わるもののノモンハンぐらいまでで実は一つの区切りなんじゃないかと思う。日露戦争の終結で日本は何かが変質したのだとも思う。国民性もそうだ。「明治の人たちは個人の心情を吐露しつつも、それを乗り越えていく公の世界があることを認識していた」(P.46、中西輝政京大教授、晶子の歌に対し)君に死にたもうことなかれと歌っても、やはり公としての戦争も容認し、その公私をしっかり受け入れられたのが、このあとで、同胞を非国民と呼ぶ集団ヒステリーのようなバッシングをする愚か者になり下がってしまう。当然、軍の方も「明石工作」は、当時の弱小国日本が、超大国ロシアを相手に、あらんかぎりの諜報作戦を展開していたことを物語るもので、日露戦争以後の諜報軽視の風潮と好対照をなしている(P.83)勝ったばかりにその後はこういう努力を怠って戦うわけです。そりゃノモンハンで大敗するわ。後、個人的には、生まれ故郷にあった師団が活躍した戦争でもあるので、それ相応に子供のころに、ご高齢の方から武勇伝を聞くこともあったわけです。「国を守るという気概のあった時代だが、戦場で死んだり傷ついた兵士達が伝えたかったのは、決して戦闘の勇ましさではなかったはず」(P.150、上森氏:第七師団史研究家)ということなんでしょうね。そういう気持ちで生きて行こうと思います。はい。「全国の部隊を見渡してみて、旭川ほど市民との距離が近い部隊はない。地元の支援がなければ、厳しいイラクでの任務は果せない」(P.154、イラク一陣を旭川の師団から選抜した理由)検証日露戦争価格:680円(税込、送料別)
September 27, 2011
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「戦争に反対した者は、歴史に名を刻むことはないのだ(中略)私は歴史に名を残さないことを、むしろ誇りに思う」(P.408)本当の君子は、大事になる前に何でもさっさと問題の芽をつぶしてしまうので、大したことをやっているようには見えないから有名にはならないって話は老子だったか書いてあったなァなどと思いながら読んでました。ちなみに、この副題にして、選ばれた主人公はなんと、勝海舟でも木村摂津守でも榎本武明でもなく、歴史に一番名を刻めていなさそうな矢田堀景蔵。摂津守の部下で榎本の上司としていろんな小説やら資料に出てくるから、名前ぐらいは知っていましたがどんな人物かまでは知りませんでした。とにかく沢山の逸材を輩出した人。それは明治なってからも。だからこそ犬死を嫌うし、榎本の北海道逃避行も支持しなかった。それは「おまえたちが持っている海軍の技術は、自分のものではない。日本の財産だ。それを粗末にしてはならない。いいかッ、忘れるなッ」(P.300)ということだから。師であるための条件は師を持つこと、というのは内田樹氏が「下流志向」で書いているところではあるが、矢田堀の師は「自分を越えられる人物を育ててこそ、師の面目躍如というところだろう」(P.27、岩瀬、出藍の誉れの主人公の解釈に対し)自分が嘲笑されて、それでこの国の安泰が続くのなら、かまわぬと申すのです」(P.180、岩瀬の義父が葬式で)こんな人。だからこそ、多くの人を旧怨にこだわらず陣営問わず育て上げる。「俺は自分が藍だということも、誇りに思っている。おまえを筆頭に、俺が育てて世に出した青は大勢いる」(P.409)おいらもそんなふうに死ぬ間際に言ってみたいものです。何もかも失った自分を、むしろ家族は、あたたかく迎えてくれた。(P.367)群青価格:780円(税込、送料別)
September 25, 2011
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ただ、星新一を読んでいる。ただただおもしろいから星新一を読んでいる。(下P.212)そんな中高生の日々を送りました。田舎住まいだった中学3年の夏、近所の本屋で売れ残っていた240円のとっても薄い一冊の文庫。それが、「ノックの音が」でした。全てが「ノックの音がした」ではじまり、驚くべきラストで終わる小編集。多分学校の教科書とかで星新一の作品はすでに読んではいたんだろうけれど、事実上、自分にとって初めて星新一という作家を意識し、影響を受けたはじまりでした。ショートショートに限らず、手に入る限り手に入れて読み、高校の時は文芸部(こんなのを書くのは恥をさらすようで恥ずかしのではあるが)だったので、思いっきり影響を受けた作品とも言えないような駄作を書き、自分の人格の一部を確実に作り上げた人物です。多分、そんなのは私だけではないはずです。おまけに、星新一が書いた2冊の彼の父の伝記は、自分の今の仕事のスタイルに影響を与えているぐらいです。大変、父親の会社の清算でご苦労されていたであろうことは、エッセイ集などでも何となくわかるのだけれど、具体的にどんなご苦労をされてきたのかまでは今一不明ではありました。そんな、星新一の伝記が本作です。父親と祖父に関しては、優れた評伝をすでに星新一自身が書き上げていますので、語るまでもなく。なんというか、抜き書きに解説をつける気にもならず、ただ書き遺しておこうと思います。「スポーツなんかやって頭が空っぽになっちゃったら、なんにも書けなくなるよ。頭をもやもやさせていないと書けないんだよ、小説なんて」(上P.8)星一は戦前には衆議院議員、戦後初の参議院選挙では全国区でトップ当選を果している。(上P.26)くもり ソーカイ ゴタゴタ アーソーカイ(上P.228)「宗教は信じるものだけれど、科学は信じるものではない。理解するものだ」(上P.325)城山はこのとき(「人民は弱し、官吏は強し」の発表時)、大正の全盛期には三井三菱を圧倒するほどの商社だった鈴木商店の倒産を描いた『鼠』を発表したばかりだった。(下P.144)そんなものが文学の枠組みだというならば、枠の外にあって結構、それこそショートショートの名誉である。(下P.178)SFを牽引してきたにもかかわらず、SFが盛り上がるころには、SFの読者は自分から離れている。なんとも皮肉な話ではないか。(下P.207)「あなたねぇ、文学賞を取るか、本を売るか、どちらかにしてくださいよ」(下P.215)「子供をばかにしてはいけない」(下P.262)「星さんは、作品に魂を売り渡してもいいと思っていらした」(下P.299)星新一(上巻)価格:660円(税込、送料別)星新一(下巻)価格:700円(税込、送料別)
September 24, 2011
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みなさんは年金をもらうときに社会保険事務所にお礼をいいますか?(P.110)ふつう言うでしょ?それはどんな立場のどんな人であってもその業務に敬意を払って、それを適切に実施してくれた相手に対してお礼を言えないようなやつは、地域政治を語る以前に人として失格だと思います。なんというか、個人的にはこういう感覚の積み重ねの本なので、あまり性には合いません。とはいえ、大雪経営塾で課題図書になったおかげで読む機会のあった本ではあります。今、日本は明らかに小さな政府、小さな社会です。(P.37)これなんかは、はぁ?とか思うわけです。少なくとも日本国憲法は25条と89条に定められている状態に置いて、どう逆立ちしたって大きな政府であることを強制されているのです。それに充実感を感じられないのであれば、それは国民の中にあるフリーライダー的生き方が増進しているだけであって、実入りなくサービスだけ向上させることに限界をきたしているにすぎません。「よい品をどんどん安く GOOD QUALITY BEST PRICE」(P.40、ダイエーのキャッチコピー)これはむしろ「へー!」って思ったんですけど、別に安く、なんて英文では歌っていないわけです。あくまで、最善の価格。「最善=安く」というのは勝手な解釈論でそれに踊らされたにすぎません。北海道みたいに土地が広くて人が少ないところだと、どんな政策をやったところで費用対効果は悪いに決まっている。(P.102)地域に根ざした資源というのもはそこから動かすことができない。(P.132)ローカルな問題は単にローカルで消費されるべきではない(P.178)このへんは当たり前だし、自分もグローカルベンチャー論をはじめ、地域間連携による地域課題の解決なんかもずっと言ってきて、取組みの支援をずっとしてきています。今更さかしげに言われても。という感じ。ただ、最後の栗山町議会へのインタビューは秀逸でした。「私たちは迷っているんだから」と。(P.210、栗山町議会事務局長、住民直接投票について)「議会は住民の意見を聞いて、それをもとに首長の考えを変化させていかなきゃならない」(P.212、栗山町議員)こういう姿勢を地方議会に持ってもらいたいなと思わせては頂きました。【送料無料】やっぱり、北大の先生に聞いてみよう価格:1,470円(税込、送料別)
September 22, 2011
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最近、NPOを立ち上げた直後から、行政に対して、NPOに補助金を出すのは当然とばかりに要求するという風潮が出てきている(P.17)まぁ、一昔前、まさにこの本が出たころにはそういう風潮があったのはありました。私どもも相談を受けていると「NPOをつくるとなんかくれたり得したりするんだよね?」と、真顔でお聞きになる方は少なからずいらっしゃいました。まぁ、最近ですとそんな人はいませんけど。公益法人の制度なんかは目まぐるしく変わったので、古くなったところもありますが、十分に優れた解説書です。NPOを考える価格:840円(税込、送料別)
September 18, 2011
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昨日からいろいろあって、自分のメモ代わりに残します。1.メールが届かん。というか、メールサーバーが落ちているという話ではなく、必要な方から来る必要なメールだけが届かないという不思議。しかも自分の個人ドメインじゃなくて出先のメールに送ってもらってもその現象。それで情報があったりなかったりでドタバタ。次の件もそれがらみな雰囲気。どうすりゃいいねん。2.Twitterにログインできない。突然なりました。ところが携帯で設定しておいた簡単ログインのおかげで、携帯からは使えます。なので、パスワードの再発行をかけたところ、その手続きメールが来ない。ヘルプデスクに投げたけど、自動返信のメールも来ない。危険なツイートは止めなさいという神の啓示なのでしょうか。で、まぁ、こんな状態で外出したわけですが。3.某区役所様でお仕事がもらえそうになる。お付き合いのある、自営業者仲間が区の偉い方をご紹介くださったので、区役所までお伺いしました。SNSのお仕事と伺って行ったのですが、なんと、仕事のテーマ名称は「帰宅困難者支援」。あらら防災ネタですか。最近それがらみの仕事ばっかりだなぁと。とはいえ、ガチで絡んでいる領域なので、仕事としてはいつでもお受けしますとお伝え。で、僕をどうやって見っけたの、という話になったら、なんとFaceBookで見つけられたとのこと。意外と役に立つのねと実感。4.福島県の飯館村の現状を知る。区役所の訪問の次は、本陣なるところに行きました。そこで、福島県飯館村で様々な支援活動を体を張ってやっているNPOの仲間の報告会に参加。遅刻したんですけど、一通り聞いて帰宅。これはメモでどうのこうのと言う事ではないので、概要はすっ飛ばし。一応、この歌は聞いとけって感じなので、YouTubeのリンク。5.日程とか書類とか一杯来る。そのお話の途中に電話が数本。いくつかの日程が提示され、すべての日程が不可で、その上いくつかの書類が送り届けられ、それらのチェックをしろと。先の話を聞いてる間に携帯で色々チェックしたり、Twitterの復旧のチャレンジをしたりとバタバタもがく。脳みそ破綻しそう。で、本日になったのですが何一つ解決せず、ダラダラと過ごす体たらく。とりあえず、自分アカウントのTwitter(@mfuna)は潮時と言う事で止めることと致します。とはいえ、ログインできないんで削除もしませんけど。あ、その他のお仕事アカウントは利用しますけど。あとは地道に、今日明日かけて、書類のチェックをすることとします。はい。
September 16, 2011
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以下の寄付を募っております。皆様ご協力お願いします。寄付先等は、PDFでご確認ください。東北復興支援「三陸大船渡さんままつり」への寄付のお願い----特定非営利活動法人 NPO愛知ネット東北復興支援「三陸大船渡さんままつり」への寄付のお願い特定非営利活動法人NPO愛知ネットは、東北大震災が発生した本年3月以降一貫して東北復興支援のために、岩手県気仙郡住田町に拠点を置き、大船渡市と陸前高田市の復旧・復興を支援しております。私たちが復興を支援している大船渡市は、全国有数のサンマの水揚げ量を誇っています。これまで25年間、「三陸大船渡さんままつり」を開催してきました。本年は東日本大震災で被災してしまいましたが、さんままつりを風化させずに継続することが復興の一歩になると、地元の皆さんと話し合いました。そんな中、愛知の人たちとのつながりを大切にしたいという地元住民の声もお聞ききしました。そこで、愛知でもさんままつりを開催し、イベントを盛り上げていくことで、復興への足掛かりにしていただこうと考えました。10月8,9日に愛地球博記念公園(モリコロパーク)で予定しております『愛フェス』の会場に「三陸大船渡さんままつり」を招へいし、会場にお越しの皆様に大船渡のさんまをご賞味いただきたいと思います。地元被災者の負担を少しでも減らし、復興を進めていただくために、愛知で開催するための交通費などの経費を支援することができないかと考えています。皆様からの支援の気持ちを、以下の通り寄付として託していただきたく、お願い申しあげます。東北復興支援「三陸大船渡さんままつり」への寄付のお願い
August 24, 2011
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オフは自腹で楽しむ。これがオフを完全燃焼するための第1の鉄則である。(P.30)そりゃそうだろ。オフに限らずオンだってなんだって、基本自分のことは自腹でやるべきだ。大雪経営塾の課題図書と言うことで読ませていただきました。そんなことがなければ僕は絶対に手に取ることはないタイトルです。構成的には、自分の遊び、子育て、夫婦の過ごし方、老後という4部の感じ。順に追ってみて行くと、まずはオフ。ものの見事にオフの過ごし方に各論は全くもって合意できません。クルーザーにも海外旅行にも何の興味もございません。そんな道楽ならしなくてもいいです。でも、基本的な過ごし方とか考え方には大いにうなずく点もあって、もし、週末に自宅でじっくりと腰を据えて読書に取り組むなら、哲学と自然科学の古典に挑戦し、ビジネスと人生に対する根本的な態度を学んでほしい。(P.81)実際に使ったことのない者同士であれこれ話し合っても無駄でしかない。(P.127)雨の日こそデジタル機器を使って有意義な休日を過ごすことを提案したい。(P.131)なんかは、その通りだと思います。特に原理原則に帰るための時間を作ったり、先端の事物に触れたりするのは正しい休みの時間の使い方だと思います。子育てSOHOを自称していた(まぁ、子供らは十分大きくなったから子育てって感じでもないし)ものとしては、子供観や夫婦観あたりは面白く読んでいて、ちなみに子供は18歳で高校を卒業した時点で人生の選択は子供自身に任せるべきだと考えている。(P.252)は、うちはもう少し早くて10歳でということにしてあります。まぁ、色々補助はいるけど、そうじゃないとなんも身につかないし。あと、これも全くもって同意で好きなことを徹底的にやらせればいいのである。(P.245)私は「学校に行きたくなければ行かなくてもいい」という選択肢もあると思っている。(P.247)は、当たり前だとは思う。でも、好きなことを勝手に親が作りだして強制したり、好きだと思い込んで押しつけることがないようには気をつけたいところです。あとお小遣いですがサラリーマン社会では年齢給が崩壊の一途をたどっているというのに、いまだに「年齢給」がまかりとおっているのが子供の小遣いである。(P.239)これはそうだと思います。でも子供が小遣い目当てで家事手伝いをすることに抵抗感を覚える向きもあろう。しかし、子供が何もしていないのに毎月小遣いをもらい、その使い道ばかりを考えている環境の方がよっぽどアンバランスだ。(P.243)これはやっぱり抵抗があって、自分はお小遣いの管理が出来なかったので、予算申請主義なんかではだめなのかなと思います。子どもが安直にお金を得られる事はどうかと思います。親のあり方として親は学校行事を旅行会社のツアーと一緒くたにしてはいないか。ケガをすることもあるという覚悟が親に足りないから、教師の監視も一層過剰になってしまうのである。(P.217)は戒めるべきで、自分が子供のころはそういう事はあんまりなかったように思います。クラス担任はあちこち連れて行ってくれて色々危険な体験も致しました(今にして思えば。当時は危険と思ってませんでした)。一定年齢を超えれば子供はおおらかに育てよってことだと思います。夫婦のあり方の瑣末な部分では一切一致を見ません。妻への慰労もかねて週末に台所に立ってみよう。(P.190)なんて、下手すれば僕の方が台所に立つ機会は多いわけです。ただ、こういう家庭観は結構正しいと思っていて夫が単身赴任するということは、会社にたとえれば、本社以外に支社が新設され、そこに社長(夫)が赴くということである。(P.196)家業と言う観点に立てば、出張すればこういう状況ですし、家に帰れば本社として機能するということです。持論として、家庭はマネージするところですから、我が意を得たりと言う気分ではあります。ただ、夫婦として欧米人は、夫婦の結婚記念日や家族の誕生日など記念日を大切にする。(P.181)仲の良い夫婦は一緒に過ごすイベントと別々に過ごすイベントのバランスがとてもいい。(P.195)なんかはできてないし、できた方がいいなと思います。日本人男性の場合、妻が何かしようとしても関知しないケースが多い。(P.203)あと、これは意図的にそうしてきたのですが、これからはどんどん関知してみようと思います。これで夫婦仲が悪くなったら笑えますけど。最後に老後。細かな運用やら過ごし方に関しては、全く不同意。でも日本人は資産運用のための原資がないわけではない。いや、それどころかむしろ世界一多い。(中略)そして、まるで「死後の不安」に備えるかのように、年金の一部を貯蓄に回し(P.266)なんかは本当にそう思うし、その結果として定年後の居場所ぐらいは自分で見つけておきたい。死ぬときに貯金をたくさん遺すのは、あまり意味がないのでやめよう。(P.272)と言うのは本当にそう思う。具体例を全部そぎ落とすと、同意できるけど、具体例は一切不同意な本。これってまさに、総論賛成、各論反対ってやつですな。以下メモの残余---そもそもプランを1本しか用意しないというのは、それ自体準備不足というべきであり、精神衛生上もよくない。(P.75)私は毎朝5時に起床すると、9時に出社するまでの間に、自分ひとりでする仕事をすませてしまう。(P.76)断言するが、自分の健康を犠牲にする価値がある仕事など存在しない。(P.125)朝にしろ昼にしろ食事をともにしながらミーティングを行うのは、打ち合わせ程度のことで相手の会社(社内ならば他の部署)を訪ねるのは仕事を中断させることになるので失礼だ、という感覚があるからだ。(P.141)イギリスのパブの特徴は、客のほとんどが仕事仲間でつるんだグループではなく個人の常連客であるということだ。(P.147)自宅と会社を往復するだけのことが多いビジネスマンの場合、地域にしたしい友人がほとんどいないという人が多い。(P.156)基本方針に合意がないと、子供が何か問題を起こしたときに、妻が厳しく叱り、夫が妻に異論を唱えるなど、正反対の対応をしてしまう。(P.164)学習机というコンセプトの商品は、じつは日本にしかない。(P.175)赴任地では積極的にボランティア活動を行ってみてはどうか。(P.200)愛情は時間で計る。(P.205)子供がいるから楽しめるオフもあるし、いないことでしか味わえないオフもあるのだ。(P.228)子供の成績がクラスで10番以内に入ったら、親はむしろ心配しなければならないというのが私の持論だ。(P.229)【送料無料】遊ぶ奴ほどよくデキる!価格:560円(税込、送料別)
August 24, 2011
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またまた偶然と自己都合と我ままによって、以下のイベントを緊急に開催します。原則アンジョウハーツ関係者のみの会合ですが、席に余裕があると思いますのでお時間の都合が付いてこの手の話題に興味のある方はぜひいらして下さい。参加を希望される方は、8/20(土)までにアンジョウハーツ事務局もしくは舟橋へ連絡をお願いいたします。アンジョウハーツ異業種交流酒宴【内 容】テーマ 「オープンソースと地方とSOHO」 講師:坂本 和士 氏(KSシステム代表) プロフィール: 1990年旭川商業高等学校情報処理科卒業。以後、道内や首都圏のシステム 開発会社に勤務し1999年に旭川へ戻る。そして個人事業主としてKSシステムを 立ち上げ、現在は主に情報セキュリティ対策や各種システム開発を行っている。 オープンソースソフトソフトウェアを含む各種コンピュータ系コミュニティに参加。 北海道でのコンピュータイベントや勉強会の開催も活発に行っている。 また、2009年まで旭川SOHO協議会の代表を務めるなど小規模事業者の振興や、 地域活性化なども積極的に携わっている。【日 時】 2011年8月21日18:30~【場 所】 JR安城駅周辺 (参加の人数等を確認の上、場所を調整して当日の午後15:00までに連絡します)【会 費】 飲食代(実費でお願いします。概ね5000円程度が予想されます)【お申込・お問合】 舟橋まで、FBのメッセージかTwitterのDMか@でお願いします。
August 19, 2011
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さて、またまた人材募集です。でも、今度は前と違って履歴書は必要になります。でもモノはついでに、そういうことをやっている方の方が嬉しいは嬉しいですけど。ちなみに、私がいつの間にやらセンター長をしている、安城市民交流センターでの人材募集です。一緒に働くスタッフを募集します。募集は2名で、以下のスタッフが各1名になります。といっても時給制のパートですので、別口の生計やなすべきことが少なからずある方にお勧めします。1)一般スタッフ(性別、年齢、経験不問)貸館業務がこなせて、市民活動に理解があって、土日と平日夜間(17:00~21:00)の勤務の出勤が可能で、向上心のある方募集。勤務時間は月80時間程度。勤務場所は安城市民交流センター。委細はメールでお問い合わせください。2)情報紙・Webサイト編集担当兼務スタッフ(性別、年齢不問)貸館業務のような各種の定型業務がこなせて、イラレが使えて、編集業務が出来て、市民活動に理解のある方募集。勤務場所は安城市民交流センター。勤務時間は月130時間以上。委細はメールでお問い合わせください。余談ですが、1は定年退職後で年金とのバランスを取りたい方や、主婦の方、まちづくりや市民活動を研究する大学院などに通っているような方にお勧めです。2は結構大変です。副業を持っていただいても一向に構いませんが、基本的にうちが主たる業務になるぐらい働いていただく形になると思います。男女も年齢も問いません。新しい公共を信じて市民と向き合える気合いは欲しいかな。条件やら、先の別件の求人で見れるように私自身のTwitterのつぶやき等を見て職場判断の上、挑戦頂ければと存じます。お気軽にお問い合わせください。
August 19, 2011
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少しでも多くの人にちゃんと食って行ける働き口を用意してやること―それが実業家の仕事であり、政治家の使命だ。実業家たちが死物狂いになってそうしないから、貧乏人が残ってしまう。(P.205)そんな気概のある経営者はどの位居るんでしょうね。消費者と株主の方は向いているけど働き口を作ることに価値を見出していない経営者は昔からいるんでしょうね。ただ、他方で、こういう気概のある経営者の会社を、マスコミの簡単なプロパガンダであっさりつぶすように行動してしまう消費者というか大衆もまた昔からいるんだなと。昭和恐慌の引き金と言われたコメ騒動の元凶として語られる鈴木商店のお話しです。と言う風に私ら習いますんで学校で習ってきたという孫の澄んだ眼の色を前にしては、老婆はどんな説明も空しいことを知らされた。(P.17)と、当時の当事者が事実と違うと思っても、全くもって反論の余地のない状態なのでしょう。変な話、そもそも鈴木商店って商店自体なんのことやらと言う気分です。どんな悪徳な時代劇における越後屋風な何かしか思い浮かびません。ところが外国で作った物をさらに他の外国に売る。第三国間貿易は、鈴木がはじめ、鈴木のお家芸となった。(P.74)という、新進気鋭の颯爽とした商社で、三井三菱を圧倒していたという組織。そりゃ色々イメージも変わります。著者はわたしは、<鈴木が米の買占めをした。だから焼打ちされた>のだという事実の単純な証明が欲しい。(P.23)と言うところから始めます。そこには、鈴木商店という実に近代に立脚したビジネスストーリーが横たわっています。しかもものすごく素朴な感じで。同時代人の星一の伝記を思い出します。「鈴木は悪いことなんぞしていない。いつか、きっとわかるんじゃ」(P.148)なんて実に共通項。分かった頃にはつぶれているってのが日本的。悲しい限りです。マスコミに単純のイメージだけで踊らされる、こんなあほな国民にならないように注意していきたいですね。ちょっと読みにくいですけど、一読の価値ありです。「人間というものはね、何か間違いを仕出かして初めて慎重に注意を払うようになるものだ」(P.94、西川支配人が高畑に)「田舎の草深い処で暮らすも一生。神戸のような万国の人を相手にするところで暮らすも一生。同じことなら小生と共に神戸で悪い事をして暮らそうではないか」(P.95、直吉が西川に)「けちと始末は、ちがうんやで」(P.14、鈴木ヨネ、成人した自分の子供に向かって)鼠価格:610円(税込、送料別)
August 18, 2011
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偶然と自己都合と我ままによって、以下のイベントを緊急に開催します。原則アンジョウハーツ関係者のみの会合ですが、席に余裕があると思いますのでお時間の都合が付いてこの手の話題に興味のある方はぜひいらして下さい。参加を希望される方は、8/17(水)までにアンジョウハーツ事務局もしくは舟橋へ連絡をお願いいたします。アンジョウハーツ異業種交流ランチ【内 容】テーマ 「ゲームプラットフォームとビジネスネットワーク」 講師:木村 和之 氏(河本産業株式会社 取締役) 1972年北海道生まれ。専門学校卒業後、株式会社ハドソンに入社。 その後、業界内を渡り歩き、河本産業株式会社取締役に就任。 2009年、ニンテンドーDSと地域SNSを活用した防災・地域情報プラット フォームを構築しゲーム業界、インターネット業界にインパクトを与えた。 講師の方を交えて、産学官民をまたいだ連携事例である「防災・地域情報システム」 等の事例を中心に、連携事業にメリットや難点、ゲーム業界特有の問題などを 気楽に、ランチをしながらお話しする会です。【日 時】 2011年8月18日12:00~【場 所】 安城市民交流センター2F会議室(愛知県安城市大東町11-3)【会 費】 弁当代(実費でお願いします。金額はお申し込み時にご確認ください)【お申込・お問合】 舟橋まで、FBのメッセージかTwitterのDMか@でお願いします。
August 16, 2011
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「子どもの福祉」が基準でも、子どもはどうでもいい(P.188)うちは幸いにしてというか、子持ちでいて今のところ離婚という事態から遠いので、何ともこういう事態に遭遇したことはないですが、友人知人ではちらほらと。これを買った理由もまさにそういう友人がいるのがきっかけですし。自分としては児童権利条約をはじめとして、子供を取り巻く環境には問題意識としてはもともとあったんですけど。変な話、この条約(児童権利条約)は他の世界の国々も批准しているが、かつて日本人の拉致を国策としていた北朝鮮でも批准しているので、気持ちだけの条約として深く考えないようにしたとしよう(P.149)と言われてもしょうがない国であることは確かです。結局、批准しても法整備せずというスタンスですが、現実には両親が離婚をした後の子どもに関する日本の法律について語ることはとても簡単だ。法律がないのだ。親子の運命が決定される家裁の調停室や法廷は一種の無法地帯である。(P.141)こんな現状なのです。結局法整備をやらずに、おまけに、とかく男性の育児参加に協力的な裁判官が裁判所から追い出される(P.74)という恥ずべき職場。全く、子ども拉致大国の状態は早く解消しないと批准が有名無実で北朝鮮並みの国家というレッテルはがせないでしょう。元裁判官でも裁判所での調停より、我が子の“拉致”を選ぶような日本の家事司法とはどのようなものなのだろうか。(P.55)ハーグ条約が可決されたとしても、裁判所の手続きと法律の運用の仕方が今までと変わらなければ、日本は「拉致大国」であり続けるかもしれない。(P.59)子どもの連れ去り問題価格:861円(税込、送料別)
August 13, 2011
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弊社といってもフナハシドットコムではなく、マネージャーをしている株式会社アイリンクの方のお話です。弊社の就職のエントリーには、以下の三つのうちどれか(できれば全部)をお伝えください。その上でそれぞれを吟味して面接等のお知らせを後ほどさせていただきます。1.応募者のTwitterアカウント2.応募者のFaceBookアカウント3.応募者のBLOG等のURL、もしくは、地域SNSやmixi、Gree等のアカウント要は人間性を知りたいのですが、付け焼刃でもなく、面接の取り繕いでもなく、その方の日常をしっかりと知った上で採用したいのです。エントリーは私、もしくは社長の北口のFaceBookのメッセージ,TwitterのDM,弊社のお問い合わせページまでお願いします。あと、応募される方も、一緒に働くであろう人間のことは知りたいでしょうから、私たちのFaceBookとTwitter他を晒します。株式会社アイリンクhttp://www.ailink-web.co.jp/FaceBookページtwitterアカウント北口浩之(代表取締役)http://www.facebook.com/budoyuki.kitaguchi@budouhttp://www.ailink-web.co.jp/blog/舟橋正浩(私:シニアマネージャー)http://www.facebook.com/funahasi@mfunaBLOGは今皆さんが見ている奴です。あと安城の地域SNS「あんみつ」で「えふ」です。我こそはという方は是非ご応募を。ちなみに、採用決定後の採用手続きの際には履歴書が必要になりますので、その旨はご承知おきください。
August 10, 2011
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変な言い方ですけれど、かなり努力しないとそこまで学力を低く維持するのはむずかしいと思うからです。(P.20)最近、この本で出てくるような現場に遭遇しました。長年講師を仕事の一部としてきましたが驚愕でした。学ばない、だけではなく、退出していいよと言っても退出しない、という現象を目の当たりにするともうどうしていいか分からなくなります。大雪経営塾の課題図書、ヒューマニング連続講座の推薦図書として選定させていただきましたが、この事態の深刻さは、きっと教育の現場に足を運ばないとみえないかもしれません。難しいことに、経済原理で教育の現場の問題を語っても直らないという現実と直面せざるを得ないということです。抜き書きごとに解説はしませんが、ことの深刻さを正しく認識できないと未来はかなり恐ろしいです。是非一読いただきたい書籍です。「先生、これは何の役に立つんですか?」(P.39、小学一年のひらがなの授業で)子どもたちは就学以前に消費主体としてすでに自己を確立している。(P.45)子どもたちは消費者マインドで学校教育に対峙しているのです。(P.59)子どもたちが生涯の最初に「貨幣」として認知するのは、他人が存在するという不快に耐えることなのです。(P.63)市場は命まで取ろうとは言わないからです。(P.112)リスクヘッジというのは1人ではできないこと(P.117)弱者が弱者であるのは孤立しているからなんです。(P.239)彼ら(ニート)は経済合理性に基づいて、等価交換原則に従って、学びを拒否し、労働を拒否しているわけですから、経済合理性と等価交換原理が世の中の最終的真理じゃないということを彼らに実感させる以外に打つ手がない。(P.)下流志向価格:550円(税込、送料別)
August 6, 2011
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「公共サービスは否定の手法に手を染めるべきじゃないはずだ」(2P.234)いたたたた。嘘でも公共サービスっぽいことをしていると痛い。さて、そこは置いといて、イメージに似合わぬ軽めの本です。娘と共用している本ですが、もともと高校生までは図書委員歴が長いので、それ相応に感情移入出来たりもします。でも、この著者、戦うような働き方が好きなのか「気にしないでちょうだい。戦っているあなたたちを書くのが私たちの戦いよ。あなた達が全力で戦えるためのバックアップは惜しまないわ」(1P.326)「さぁ。俺たちは俺たちの仕事をするぞ」(3P.317)こんな感じ。実はこの著者の他の本でもこういう仕事スタンスの人が良く出てくる。僕もこういうスタンスは好きですけど。でも、厳しいだけじゃなくて「間違ったら『次から気をつけます』でいいんだ。何度でも次から気をつけたらいいんだ」(4P.97)なんて、ちょっと甘いことを許容する上司も。ま、個人的にはかなり面白く読みました。子供がいなきゃこの歳になって買うことも読むこともない本だなぁ。そういう意味では子持ちで良かったかも。「万引きの汚名を着てまでこの本を守ろうとしたのは君だ」(1P.39)【送料無料】図書館戦争価格:700円(税込、送料別)【送料無料】図書館内乱価格:700円(税込、送料別)【送料無料】図書館危機価格:700円(税込、送料別)【送料無料】図書館革命価格:700円(税込、送料別)
July 31, 2011
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新撰組は勤王等にはちがいないが、幕府の恩顧を食んでいたのでいつしか佐幕勤王党という当時の体制に適合しない位置に立った。(P.188)新撰組の永倉新八の語りを活字にしたもの。文字通りの最後の生き残り。明治維新後は北海道で余生を暮らしていたそうで。月形刑務所で剣術師範をしたりとか。まぁ、内容は読んでのお楽しみではあるけど、随所に時代を感じさせる記述も少なくなく、「ああ、新撰組の生き残りも明治の世ではうまく立ち回る必要はあるんだなぁ」と。幕末好きというなら基礎資料としても一読する価値はあるかと思います。はい。明治の世は日をかさぬるとともに世界的に他事多忙となり、うちわもめばかりを能としてはおられぬ。(P.229)新撰組顛末記価格:700円(税込、送料別)
July 25, 2011
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今回の講師の話をはじめて掛川で聞いて以来、是非、北海道の皆さまに聞いてもらいたいと思ってきました。おかしなブランド論でも、目先のアクセス向上でもない、しっかりと地域や顧客とつながる、デジタル時代のソーシャルメディアの活用法です。私自身、掛川でお話を聞いた時は、まさに目からうろこが落ちる思いの素晴らしい経験でした。お時間のつく方は是非ご参加を。社会人なら決して損はしないはず。申込みはFBか末尾のお問合せまで。あ、懇親会だけでもOKです。当然私も現場で参加しています。講演を聞くだけではなく講師も交えて北海道や地域の新しい未来を是非語らいましょう。---株式会社アイリンク札幌オフィスキックオフセミナーソーシャルメディアで会社を変える、地域を変える。http://www.facebook.com/?ref=home#!/event.php?eid=208671332508434株式会社アイリンクは「世界に学び地域に生きる」をキーワードに2001年に旭川で創業いたしました。このたび、札幌オフィス開設にあたり、今後ともに地域を支える企業の皆様のために、旭川だけではなく北海道全体が情報化の恩恵を受け、より競争力があり魅力的な地域として伸びていく手法を、世界最大の独立系PRファームEdelmanで国際的な企業を相手に活躍しているデジタルPRのプロフェッショナル、庄司 望 氏を迎えセミナーを開催することとなりました。Facebook、Twitterに代表されるソーシャルメディアが、なぜ今、世界を席巻するだけのツールとなりえたのか?また、この時代に、そうしたツールとどう向き合い、企業経営をどう考え、また、企業経営のバックボーンたる地域はどう変化しているのか?私たちはインターネットによる情報発信こそが地域や地域の中小企業活性化のキーであると考え、10年間、道北地方を中心に活動してまいりました。この度、札幌にオフィスを開設するにあたり、札幌の皆様とも地域と企業の活性化について一緒に考えてまいりたいと思います。 終了後、庄司氏を交えて交流会も開催致しますので、ぜひ、合わせてご参加いただけましたら幸いです。もちろん、セミナーのみ、交流会のみのご参加も大歓迎でございます。多くの方に弊社を知っていただければ幸いです。□■庄司 望 氏 プロフィール株式会社リクルート、米系SNSマイスペース・ジャパンにてモバイルメディアの企画・マーケティング担当、米PRコンサルティングFleishman-Hillardを経て、現在世界最大の独立系PRファームEdelmanに所属。コミュニケーション戦略立案から、コーポレート/キャンペーンサイト企画・ディレクション、ソーシャルメディアリサーチ、オンラインコミュニティ構築・運営、危機管理など、デジタル領域におけるコミュニケーションに幅広く従事。北海道七飯町・函館市出身。http://www.facebook.com/nshojicomhttp://nshoji.com/http://twitter.com/nshojihttp://www.linkedin.com/in/nozomushoji□■テーマ:ソーシャルメディアで会社を変える、地域を変える。 ■日時:2011年7月6日(水)16:00?18:00※交流会は18:15?より開催します。■場所:ホワイトキューブ札幌Room3(札幌市北区北9西2)※交流会は、同館内の「Osteria EST EST EST」■参加費:5,500円(セミナーのみ:1000円、交流会のみ:5000円)■お申込お問合せ旭川オフィス 0166-21-3200 札幌オフィス 011-876-9684 担当:北口(旭川)吉嶋(札幌)
July 2, 2011
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僕が安城でお手伝いをしているアンジョウハーツプロジェクトで知り合った社長さんが、旭川の大雪経営塾デビューです。共立産業の鈴木さんは一見するとただの運送屋さんですが、どうしてどうして、フナハシドットコムの最大の競合です。その秘密が知りたい方は、是非、旭川の交流会まで足をお運びください。当日は私も参加しております。FBアカウントが無い方で参加希望の方は、私までお申し付けください。----大雪経営塾プチ交流会「地域をつなぐビジネスモデル~Win-Winの交易型ビジネス構築~」http://www.facebook.com/home.php#!/event.php?eid=126414820778248大雪経営塾からプチ交流会のお知らせです。「みなさまの愛知営業所」をキャッチコピーに活躍する中小の運送業である共立産業株式会社の鈴木氏を迎えて交流会を開催します。共立産業のビジネスモデルは単純な運送ではなく、愛知の市場へ長野を中心とした高い技術力のある企業のシーズを繋ぎ、新しい製品の企画開発を支援するだけではなく、加えて継続的な輸送を通じてその製品を支えることで成功を収めています。このビジネスモデルに至った経緯、そのビジネスの推進にかける思いなどを、皆様と膝を交え、お酒を酌み交わしながらざっくばらんにお話いただきます。皆様のビジネスの着眼点をより広げる場として多くのご参加を期待します。開催日時 2011年7月7日 18:30~開催場所 大雪地ビール(北海道旭川市宮下通11丁目1604番地の1)参加費用 4500円(大雪経営塾塾生は4000円)---鈴木勇雄氏略歴共立産業株式会社(http://www.kyoritusangyo.co.jp/)代表取締役 1985年 私立太成高校卒業 1985年 共立工業所入社 1988年 共和工機株式会社入社 1998年 ツガミトッキ入社 2002年 合資会社共立産業設立 2002年 三菱商事株式会社名古屋支社 通信カード事業部入社 2005年 メタルワン株式会社名古屋支社に転籍 2008年 共立産業株式会社に改組し、代表取締役に就任 2010年 安城ロケット団設立、初代団長に就任
July 2, 2011
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"日本の再建は東北から、東北の開発は電力から"(下P.102)こんなご時世ですがこんな引用から。現在の電力政策の下地を作って東北電力の会長も勤めた人です。水利権で東京電力とガチで喧嘩して、東北電力のものだと認めさせた豪腕。原発なんかもこういう地元主義の人がもっと激しく喧嘩をしたら少しは違ったかもしれません。白洲次郎って人はなんだかよく分からぬ経歴の人ではありますが、とにかく戦中戦後最強のフリーランス官僚ってのが一番正しいのではないでしょうか。特に<斯ノ如クシテ、コノ敗戦最露出ノ憲法案ハ生ル。「今に見ていろ」ト云フ気持抑ヘ切レス。>(上P.228)と書き残した憲法改正やGHQとの不思議な丁々発止を乗り切って「赤旗には要求通りの紙を配給してもかまわんが、他の商業紙には従来以上にやってはいかん」(下P.26、GHQ)こんな意味不明なことに対抗したり「あとのことは国民が国会を通じて決める。じいさいの使命は終わった。使命が終わればやめるがよろしい。あとの心配なんか余計なことだ」(下P.159)と、引き際を誤った吉田茂を支えてきたりと、官僚の業務を的確に果してきているといえます。特に、著者も以下のように書いているように白洲次郎という人物の最大の功績は、まさにこの通商産業省を創設したことに尽きると言っていいだろう。(下P.78)戦後日本の経済成長を形作った人でもあります。個人的には尊敬をしますが、贔屓の引き倒しはしたくないので、通産省はもう役割を終えたので解体すべきと主張してますけど。人柄はこんな感じなのかな。一々気合入れて怒鳴るのね。親切であっても。「馬鹿野郎!心配する者の身にもなってみろ!」(上P.108)「馬鹿野郎!こういう気を遣うものを買ってやるから値打ちがあるんじゃないか」(下P.154)こんなオッサンが今の時代にいると気分いいんだろうなと思う人が多いのは分かるけど、あんまりジジイに都合のいい英雄待望論は、ご本人も望まないでしょうから読み物として読むだけにしましょう。<相変わらず白洲君に話しこまれる。どうして此人は、日本の負ける事を前提としてのみ話をするのであろう>(昭和一九年九月二六日)(上P.91、帝国水産社長有馬氏の日記)白洲次郎占領を背負った男(上)価格:520円(税込、送料別)白洲次郎占領を背負った男(下)価格:520円(税込、送料別)
June 23, 2011
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さて、活動が事実上休止状態だったヒューマニング関連講座ですが、安城市でミニマムパックの講座を開催します。男女共同参画の市民団体「安希の会」様の主催です。----第2回 安希の会 学習会かしこい買い物を通して生きた経済を学びましょう! 消費者・労働者・生産者~本当の自分 価値基準を自分に置くことができたら日時:平成23年7月12日(火)13:30~15:30場所:安城市民交流センター2F会議室講師:舟橋 正浩(ヒューマニングコンサルタント)参加費:会員 無料 / 一般 100円*お飲み物は各自ご持参下さい。お申し込み先築山 0566-75-5310(TEL/FAX)----さて、エッセンスをがっちり今から仕込まねば。壮大な連続講座も大事ですが、こういう地味な啓蒙普及のプチ講座も大事ということで頑張ります。
June 21, 2011
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「落ち着け。気負い立つことなく、端然とおのれの務めを果たせばよい」(P.411、三郎助)だんだんそういう感じの歳になってきました。天命を淡々とこなす。まぁ、まだカッカするときはありますけどね。この本を紹介しようと思ったのは単純に一昨日の東京の出張で、PRのプロフェッショナルの庄司氏と榎本ネタで盛り上がったから。でも、その辺の海軍ネタを語るなら、木村摂津守と、この人、中島三郎助ははずせないでしょう。と言う事で、再度の読了。勝海舟やら榎本武揚は派手にやらかしたので色々知られていますが、この人はどの人の小説にも出てくるの常に端役。武揚伝の作者らしく丁寧な取材でしっかりと仕上げてきています。読み応えありの一冊です。また、このように平時ではない、今の日本に必要なのはなんなのかとっても考えさせられます。「これからの世、中島さまのような役人が必要となります。お達しを杓子定規に振りかざすのではなく、大局を知って、機に臨んでその都度もっともかなった道を選びうる役人が」(P.57、江川が中島に)世の中、必ずしも学んだり、新しい技を習得することが喜び、という男ばかりではないのだ。(P.324)とにかくカッコいい役人としての中島三郎助。作者の思い入れの深さは、この一言に集約されています。少し大げさにいうならば、日本の近代は、この男、中島三郎助の屍を越えるところから始まったのである。(P.462)くろふね価格:820円(税込、送料別)
June 17, 2011
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もし帰れなければ、お父さんはたこちゃんを一番かわいそうに思います。けれどたこちゃんはお母さんの言付けを守り、丈夫で早く大きくなってください。そしたらお父さんも安心です。(P.128、次女宛の手紙)今日は、うちの次女の誕生日で、このBLOG開設7周年。で、東日本大震災から3ヶ月。子どもの事を想い、死んでしまった人々を思うと胸がつぶれる。正直一瞬で失ってしまった家族というものの重み、悩みながら死んでいく苦しみというのは、正直想像はできない。この本は、初めて読んだとき、正直言って出張続きで疲れていた自分には、涙なくしては読めない内容だった。泣けたのは、栗林中将が、子供や家族に宛てた手紙。特に、次女を案ずる手紙には涙してしまった。ただ同時に、やや長期ではあるが帰ることがほぼ確実な出張の自分と、帰ることが約束されない、そしてそのミッションから全く逃げることの無い生き方をする栗林中将、その配下の兵士達とはその一言一言は雲泥の差である。藤田のお父さんが硫黄島より父島が安全だろうと言うたそうだが、その通りでしょう。しかし日本を守るためには硫黄島にいるほうが遥かに大切なのでそこにいるわけで、一身の安全・不安全は考えておれないのです。(P.122、妻宛の手紙)司令官でありながらも、戦局全体からの捨石と分かっている島に、生き残ることの無い島を選ばせた。それも、家族や家族を守ってくれる国という仕掛けを守るために。そして、陥落したとはいえ、米軍の戦史上最悪の戦場と言わしめるほど奮戦し、ある面においては日本という国を守った戦い。戦後、著者にその次女は「だって兵隊さん達はみんな、どんなに苦しくても、最期まで父を信じてついてきてくれた。父のような立場の人間にとって、それ以上の幸せがあるでしょうか」(P.135、次女)と。しかしその代償は大きい。父が、夫が、兄弟が斃れた地に、遺族がその骨を踏んで降り立つしかない―ここは、そういう島なのである。(P.175)そして、この島には復興は無い。どうころんでも、軍事施設の島。昔から住んでいる人やその民間人の遺族にその島への権利は帰ってこない。死すものから生き残るものへ残したいメッセージは、どんなものだろう。育ちのステージや立場で違うだろうとは思う。自分なら、こんな感じなんだろうな。究極状況になれば違うかもしれないけど。凡庸、気むずかしき夫に仕えて真に内助の誠を致し、また子供等にとりては、こよなき母として精進してもらい、今さら礼の述べようもない。(P.213、兵士の手紙)なおこれから先き、世間普通の見栄とか外聞とかに余り屈託せず、自分独自の立場で信念を持ってやって行く事が肝心です。(P.278、妻宛の手紙)つらつら感想を書き連ねたが、日本国民の必読ともいえる良質のドキュメント。どんな政治思想の持ち主であれ、一読はしておくべき一冊のように思う。国の為重きつとめを果し得で 矢弾尽き果て散るぞ悲しき(P.26、栗林中将)精根を込め戦いし人未だ地下に眠りて島は悲しき(P.282、今上天皇)散るぞ悲しき価格:500円(税込、送料別)
June 11, 2011
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推奨銘柄とか、利回りのいいという投資信託をしたり顔で論うエコノミスト、投資コンサルタントなんて、車券売り場の予想屋か、ギャンブル紙の予想欄に◎とか▲をつけてる人間と、何の違いもない。(P.99)全く持ってその通りです。僕の投資に関するスタンスはすでに幾箇所で述べています(投資家に必要な資質、僕の株の買い方、最強の保険と年金のありかた、貸し渋りと貯蓄と投資の関係など)ので割愛。この本、一々御説ご最もって感じの一冊ですが、あんまり気分のいい本ではありません。この辺なんかまさにそうです。第一、内部留保を使って、仕事のない人間に何をさせればいいと言うのでしょうか?一日部屋に閉じこめておいて、ただ給料を払い続けろとでもいうのでしょうか?(P.27)はっきり言って、労働の対価は(中略)労働の価値より高くなることはありません。(P.92)で、何で、こんなに気分悪い本なのかなぁと思ったら、年金で暮らす方々は、今の日本を築き上げるために、それこそ汗水垂らして働いた功労者ですよ。(P.186)というスタンスなんですよね。こんな日本に自分達でした人たちが、その日本のありように文句をいい散らかした挙句に「功労者」なんていうと違和感タップリです。衆愚の時代価格:714円(税込、送料別)
June 6, 2011
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いつでも、どこでも、誰とでも働くことの自由を、自分自身の力で獲得すること。(P.270)究極のところで、僕が職業人として求めていることは、このワンセンテンスですべてなのだ。この本は、経営者仲間から紹介頂き、前文の素晴らしさに惹かれ、何度も読み返した一冊。前文は、こう締めくくられる。この本は働き方をめぐる探索の、小さな報告書です。(P.13)こういう働き方を、是非これからの社会に出てくる人たちには、してもらいたい。そんな事例だらけだ。社会人となって、一敗地にまみれることもあろう。しかしながら、忘れてもらいたくない原理がたくさんある。自分のための道具を自分でつくり、それを欲する人が増えることで次第にマーケットが育ち、仕事として成立する。(P.162)思いっきり単純化すると、「いい仕事」とは嘘のない仕事を指すのかもしれない。(P.180)この辺は、社会に出て、そしていつまでも忘れて欲しくないことだ。市場だの消費者だの小ざかしい用語に踊らされてはいけない。そして、仕事の本質に関してはそして自らの仕事を外に託して人生を空洞化させている私と、そこから切り出されたどこかの誰かのための仕事をこなしている私は、同一人物だ。(P.197)企業社会における経済活動の大半は、経済のための経済であり、より多くのお金を引き寄せるために仕事が重ねられる。しかし本来お金は、人間同士が交換している様々な価値の一時的な代替物に過ぎず、それ自体が目的ではなかった。(P.73)のように、何のための仕事なのかを見失ってはいけない。しかし、同時に社会の変革がある。人が時間と貨幣を、貨幣と時間を交換するアイディアを得た頃から、時間のかかる仕事は効率化を迫られる(P.49)し、仕事そのものも、ワーカーが能力を売っているというより、会社が仕事を売っているのである。(P.268)という風に変わってきている。自分を磨き、つくり手の観察力が低ければ、なんでもすぐに完成する。「できた」と思えるからだ。(P.30)こんな風にならないように頑張らねばならない。そして仕事の仲間に対しては「いずれにしても、その人が持っている能力に気付かずダメにしてしまったら、俺の失敗ですよ」(P.107、ドラフト宮田氏)「いい仕事をしろ」という前にすべきことがあるし、それを言ったところではじまらない。そもそもいい仕事をしたいのだから、そのための阻害要因を取り除き、力づけるのがマネージャーの仕事なのだ。(P.257)という姿勢で臨みたい。というか、今日、人生12年迎えた娘に、何歳だかのハローワークもさることながら、この本も読んでもらいたいと、掛値なく思う。自分の仕事をつくる価格:798円(税込、送料別)
May 28, 2011
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人に笑いを届けてホッとさせるのもテレビ。こうして今何が起きているのかを、現場から伝えるのもテレビ。どっちも、テレビの存在意義として、俺たちが忘れてはならない事だ。(P.316)震災後の読書としては非常に考えさせられる一冊でした。メディアとは何かを突きつけられているこの瞬間に、ついつい、ネットメディアvsマスメディアとか単純な二項対立で論じてしまうけど、どちらのメディアも事実の中にもがく人がいてそれを情報に変換する人にそれを広める人がいるわけです。それはみんなそれぞれの立場があって、生活がある。そしてマスメディア人の仕事は過酷。時間も季節感覚も失っていく仕事。テレビは市民の代表と豪語しながら、俺たちは普通の生活からどんどん遠ざかっている……。(P.51)それをグリッと抉り出している小説です。自分がその業界に少しでもいたことがあるんで、この臨場感は尋常ではありません。改めて読み直しても、やはり多くの人が一度は読んで見るべき一冊ではあります。フィクションであったとしても。「『我々の仕事は、影や闇に光を当てることだ。その闇の中にあるものが何かは、問題じゃない。大切なのは、闇をそのままに捨て置かないことだ』。その言葉、今こそ噛み締めるべきときではないでしょうか」(P.19)俺にはこの事件の本質が理解できているのだろうか。/そして伝えるべきニュースを、正しく伝えているのだろうか……。(P.171)「俺たちジャーナリストは、おいしい情報ときれいな女には弱いんだ」(P.349)俺たちは今、我が身の驕りのツケを払わされているだけなのかも知れない。(P.426)虚像の砦価格:820円(税込、送料別)
May 18, 2011
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小6の子供が持ち帰った学級通信の中に、国語の時間に書いた詩があったんだけど、ちょっと驚いた。もろ、マリオブラザーズで遊ぶ事をテーマにした詩があった。俺が小学生の頃に、そんなの書いたら先生から速攻却下だよ。うん。時代も変わったなぁ。でも、内容は秀逸で、ゲームを遊んでいる風景が思い浮かぶような詩であるけれど、同時に、ゲームの本質をつく素晴らしいエッセイ。表題は「マリオの中の『おもしろさ』」という表題なのだが、非常に秀逸な800字の原稿。マリオの中にあるその目的を邪魔する存在があるからこそゲームが成立する事を指摘。ゲームをやったらリセットでもなんでもしてクリアさえできればいい思考になるので、単純なゲーム脳になるとかいってた識者気取りの連中は一度読むといい。子供だってその程度の事は分かってゲームと付き合っているんだ。とはいっても、転載していいのかどうかも分からんので、読めともいえないのももったいない。
May 9, 2011
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「彼らがもし今に生きていたならば、必ずや日本のために大いに働いたであろう(中略)そのような若者たちを死所に追いやったわれわれは大いに責められてよい」(P.205)日本という国は今でもこういう傾向があるんじゃないんだろうか。いや、我が身に変えて敵を殲滅するため突撃すると言う事ではなく、その自爆行動や危険地域に、未来ある若者を積極的にあてると言う事だ。そしてもっといえばその事になんら羞恥を抱かぬ人間が多いのではないかと。まさに、バブル期からの経済復興でも原発への対処でも、「この危機を救いうるものは、大臣でも、大将でも、軍令部総長でもない。もちろん、自分のような長官でもない。それは諸士のごとき純真にして気力にみちた若い人びとのみである」(P.16、大西中将訓示)というとの五十歩百歩の、訓示なり会見なりを腐るほど聞いている。正直読んでいて薄ら寒くなる内容の本だ。特攻という特殊な状況下の特殊な出来事の話の本ではある。しかしながら、日本という国そのものが現代においても「統率の外道」で成立しているのではないかと。少なくとも私達が壮年になったときには、そういう統率の外道はしない民主主義社会・資本主義社会の構成員たるべしと、未来のために真剣に思う。「こんなことをせねばらないというのは、日本の作戦指導がいかにまずいか、ということを示しているんだよ。なあ、こりゃあね、統率の外道だよ」(P.17、大西中将)勝っているのであればわざわざ航空機を増産する必要もなかろう、余ったアルミニウムは横流しすれば儲かると言うのが、いつわらぬ資本の論理であった。(P.84)特攻価格:870円(税込、送料別)
May 9, 2011
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「おまえこそ成熟拒否そのものじゃないか。偉そうなことをぬかすな」(P.226)僕もそういわれて仕方ない人種なんでしょうけど、言うだけ言っておかないと未来に向かってよくはならないと思います。本書の主張は全く持ってその通りだと思います。あまりにもガキっぽい大人が多すぎる。というか現状を肯定できなくて、過去の自分に一心にすがり「子どものころはよかった」というわけです。団塊のジジイどもが「昔はよかった」とか言うのはまだしも、今の自己を否定して、その否定感を次世代にぶつけて、次世代を壊すわけです。その不安を一層あおるように、幼児教育専門の塾や業者が攻勢をかけるわけである。もちろん、子どもを「いい学校」に入れることによって、親である自分が評価されたい、子どもに闘わせた代理戦争に勝ちたいという親の自己愛や欲望もくすぐりながら。(P.54)なんかは典型。そんな下らぬことではなく自分も子どもも思い直して、こうしなきゃいけないなと思うのは、以下3点。少なくとも自分の生き方と自分の子育ての姿勢だけには心がけるようにします。大切なのは、転んだとき/1)他人のせいばかりにしない/2)敗因を分析する/3)自分で起き上がる(P.247)一億総ガキ社会価格:798円(税込、送料別)
May 5, 2011
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どんな計画にも理論がなければならない。理論と思想にもとづかないプランや作戦は、女性のヒステリー声と同じく、多少の空気の震動以外には、具体的な効果を与えることはできない。(P.328:米第三艦隊参謀長、レイテ島攻略を前に)全く持ってそのとおりで。で、わが国はというと「一個師団位いちいちやかましくいわないで、現地に任せたらいいではないか」(P.50:陸軍大臣、ノモンハン事件で)「十五軍ノ考ハ徹底的ト云フヨリハ寧ロ無茶苦茶ナ積極案」(P.158:大本営参謀、インパール作戦で)という状態で。勝ち負け云々以前に、よく5年近くも対米戦争やれちゃったよね。本書を読んでいただければ、丁寧に分析しているので、その辺の具体的な話はよく分かります。が、あまりのずさんなエピソードの数々に唖然とします。正直、自分にも旧日本軍的素養がなくもなく、特に失敗時の代替案の構築はいつも甘いなぁと自覚しております。おまけに長期戦が苦手で、基本的に作る策は決戦思想型が多いんで。その辺もろもろ反省できたので、読んでよかった本ではあります。失敗の本質価格:800円(税込、送料別)
April 27, 2011
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なんだか、最近、移動のたびに文庫と新書を買うのですが、せっかくの読後感を残していないので、残そうかと思ったわけです。とはいえ、過去の色々と散逸した場所を再開するのも難しいので、こちらの楽天で再開しようかと。ザクザクと週一ぐらいのペースでアップできればと思います。過去の書棚はこちらをどうぞ。のらの書棚実は他にも色々あるけど、とりあえず、他は恥ずかしいので内緒。
April 26, 2011
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大雪経営塾4月オープン例会で読書会の報告担当者を行います。オープン例会なので、どなたでもご参加できます。是非いらしてください。ちなみに、内容は、ヒューマニングという単語は出ませんが力いっぱいヒューマニングなお話です。参加条件が、以下の課題図書を読んでから来ると言う事になっていますので、読んでからお越しください。多分、今から読んでも間に合う程度の分量の書籍です。あ、当然ですが終わってから酒宴ぐらいはあると思うので、そちらも是非ご参加ください。---- 大雪経営塾4月オープン例会大雪経営塾の4月例会のお知らせです。大雪経営塾は年間10回の例会のうち、6回を読書会として、課題図書を読了して頂いた上で、参加していただく勉強会として開催しております。今回の課題図書は「下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉」報告者はfunahaSIドットコム 舟橋正浩氏。今の時代に経営者として理解しておくべき時代背景と社員とともに学ぶ中小企業としてぜひ考えるべきであろう現代の若者気質についてディスカッションします。...通常は塾生のみで開催している読書会ですが、今回はオープン例会として塾生以外のみなさまにもご参加いただける例会として企画しております。経営者のみならずたくさんのみなさまにご参加いただきたく、どうぞよろしくお願い致します。□■大雪経営塾4月オープン例会次第■□日 時:4月21日(木)18:30~会 場:ときわ市民ホール(旭川市5条通4丁目)参加費:ゲスト500円 塾生無料 ※塾生の皆さまは年会費10,000円を集めさせていただきます。課題図書 下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉 http://books.rakuten.co.jp/rb/6120962/ 内田 樹 (著)◯討論テーマ 1「自分はなぜ起業したのか・社業を次いだのか」◯討論テーマ 2テーマ「働く意味・学ぶ意味を顧客・従業員にどれだけ伝えられるか」----
April 14, 2011
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この二週間は、下らぬ夫婦喧嘩の挙句(嘘です。ネタです)夜飛び出して、チャリを暴走させていたら何かにぶつかって、こけてチャリのハンドルを胸部に強打して、痛くて動けない朝から始まりました。まさに間抜けなスタートだったわけです。世の中やら自分の事やらいろんなことがあったので、痛みに耐えながら、そのことをやり過ごしてきたわけですが、なんというか自分の仲で消化不良なので、まとめて書いておきます。 まずは、やっぱり地震。学校サボった子供とグダグダ過ごしていたら11日に揺れ、そのまま土日をTwitterの前に張り付いて過ごし、必要な情報を取捨選択し、公式RTを繰り返す。今、思うと、初動は大騒ぎで、次からは帰宅困難者の支援情報が流れてきて、デマ交じりのしょうもない情報も流れてたなぁ。この段階では、どうみても帰宅困難者支援情報が一番有価値なので、それを積極RT。でも、心の中では、津波被害の部分と、茨城、長野とかもひそかに心配していた。 個人的には、この時点で北海道南西沖地震と阪神大震災以来変わらぬ報道姿勢への疑問と、東京の小さな火事ばかりを流すマスメディアに疑問。どうかんがえたって、あんなの、北海道の系列局に速攻でヘリチャーターさせて、三陸の海岸撮影の飛べって感じ。まぁ、現実にできるかどうかは別としてね。 原発の件は、ちょっと置いておいても、もはや政府はブラックユーモアを被災地に届けるのが業務なのかと思ったくらい。大体、「1000年の一度の災害の備えなんかイラネー」っていった人とか、阪神淡路のときに「自衛隊は違憲だから彼らに助けてもらっちゃダメー」っていった人とか、普通に役職与えて内閣の中に入れるなんて笑うしかない。その後続けて、船が領海でぶっかった情報を隠蔽を率先した人がまた入ったり。あんたら、本気で何したいの、と怒りを通り越して笑った。 そんなこんなのマスコミや政府の中で繰り広げられる茶番劇の中で、自分の中で、Twitterが生み出すものすごい全能感が気持ち悪かった。正直、過去のあらゆる災害のときに味わえなかった「事態を知る」快感のようなものがものすごい。少なくとも一個人のレベルまでこんなに災害を把握できた災害はかつてなかったんじゃないかと思う。当然、事態を知れると言う事と、事態を良い方向に変えれるというのはまるっきり別。そういう意味では、被災された皆様のことは当然心配ではあります。 痛いまんま月曜日から北海道に入って、お仕事したり飲んだくれたりして生活をしていました。色々な旧知の方にお会いしたりとちょっとバタバタしとりました。土曜日は、ちょっと出勤。社長がviエディタなどという懐かしいものを使いトラブルシューティングを横目に眺めてい過ごし、午後から旅行に。 3連休を無駄にしないようにと思って、旭川→滝川→新得→釧路→札幌→岩見沢→旭川、という経路で旅行をしてきました(予定は、…釧路→網走→旭川でした)。滝川では、ロケットを作っている企業で働く若手の人と一献しながら、地元の経済団体の被災者支援のあり方が短絡的でおかしいという意見を伺ったり、ちょっとしゃれたバーでカクテルの薀蓄を話したりして一泊。次の日は普通列車で新得へ。新得でそばを食いまくって(胸部を打った影響で、吸う食い物はつらいので失敗したと思いました)、釧路について高校の同級生二人と飲みました。一応、地震被害の話も聞いたのですが、話題が1人が知らぬまで脳梗塞で入院していたのに、とっとと退院して、普通の生活を営んでいて、おまけにこの席に飲みに来ていると言う事。おいおい、大丈夫かよと思う反面、現代医療ってすごいなと。 飲んでる間に、家内から電話が来て、バーニャカウダーなるものが欲しいということで、岩見沢に売っているから買えと。なので、旅程を変更。おまけに、売っている場所もどんなものかも分からないので、震災ショック後のTLが減ったTwitterで聞く。帰りのスーパーおおぞらに乗っている間に解決。TwitterやSNSって便利だと思うが、人間の何かを変えてしまうような気がする。あと、関東在住の友人のTLで「米は無いといわれたあとで、福島産だけは売っているといわれた」という内容のツィート。友人は則買いだが、風評被害を憂う。俺も憂う。でも、実は科学的にどうかと言う事の判断は、情報開示の開示量の問題ではなくて、実は個人の性向性に依存してるんじゃないかと。それにしても、今売ってる福島の米買わないという奴の感性というか理性はおかしいと思う。 お土産は、札幌で買えるので買うものを買ってしまって、岩見沢に。岩手出身の知人と、この件で岩手に乗り込んだ市議に出る人と、NPOの仲間と一献。石巻漁港の写真をもらう。災害の状況を教えてもらう約束をする一方で、結局、統一地方選挙の話。それはそれでいいんだけどね。 連休明けは、自分の自治や公共の先生と一献しながら、このソーシャルメディア元年とも言える事態の整理。超有意義。でも、その内容はまだ内緒。ちょっと思うところありなので。ヘベレケになって帰ると、FaceBookで高校の友達から連絡が来る。実はその昔GREEで繋がった中学の同級生もあった。さらにその前はWebで繋がった大学や高校の同窓生もあった。FaceBookでつながった同級生に思いを馳せる。彼は確か、あの学校で一番初めに会話した人。結構仲良しさんだったなぁ。高校で僕は放っておいても点数はよく(理由は優秀だからではない。のらっぷり!の高校時代を参照)、ちょっと、偉そうにしていたんだけど、経緯は忘れたが、数名に「貴様に社会だけでは絶対勝つ」と言われ、ほぼ全員撃退したのだけれど、なんと彼はちゃんと社会のテストは僕の点数を上回るまでやってのけた頑張りやさんだったなぁと。こういう昔の思いに浸れるのって、ICTあればこそというのは、自分だけなのかな。 そんなこんなで、2週間たったわけなんだけど、皆様に余計な心配を与えている胸部の痛みも引いてきて、Twitterのタイムラインも落ち着いてきて、僕なりに日常感があるわけです。当然、被災された皆様にはそんな日常はまだ遠いでしょうが、やまない雨はないですし、明けない夜もないわけです。未来を信じて今の生活をじっと耐えつつ少しずつ良い生活を取り戻して欲しいと思います。 それにしても本当に無意味なこと書き散らかしただけだな。うん。
March 23, 2011
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久々のBlog更新です。日報的な内容は全部ツイートしてるからいいやということで、日々の位置情報と食いもの情報は、のらあしか(http://twitter.com/nora_ashika )に、心のなかの思っていることとか重たいことは、mfuna(http://twitter.com/mfuna )に呟くことにしています。位置(のらあしか)と運動量(mfuna)は別々に測定くださいということで。それは、さておき、ツイートでは書ききれないなと思ったので、久々にこっちに書こうかと。某社様のお仕事でコンサルタントとして入っています。残念な事に2名の退職者を出してしまいました。コンサルとしてのミッションが「仲間を減らすことなく、業績を倍にする」というものがあったので、純粋にミッション失敗というわけです。全く持ってお客様には何の言い訳も立つ話ではなく、悔しさ百万倍です。その辺で、ちょっと気分が荒れて、飲んだくれて呟いたのでTwitterアカウントのフォロワー様にご不快な思いをさせてしまったわけです。この場を借りてそこはお詫び申し上げます。退職者の一人、特に私のプランにおいて最も重要な役割を果たしてもらいたくて、何度か飲んで話をして、近年限りなく気に入っていた若者に辞めた理由をやんわりと聞いたら、表題の言葉が飛び出したわけです。「育つは巣立つ」です、と。私が彼を育ててあげれていたのかどうかは別として、我が身を振り返ると、これを理由にされるとぐうの音も出ないわけです。なんせ、私自身、お客様にせよ、社長にせよ、上司にせよ、同僚にせよ、部下にせよ、御取引様にせよ、色々育ててくれた挙句に、私は転職を繰り返してきたわけです。彼に比べればよっぽど恩知らずということになります。というか、そういうことを気づかせてくれたのは、今回の一件でした。わたしも、そうやって巣立っていっていたわけです。というか巣立つことを繰り返していなければ、今の自分はないわけです。さすがにBLOGなのでお客様の名称と、個人の名称は書きませんが、心当たりのある本人には、「気兼ねなく次のステージに飛び立ちなさい」とだけ伝えたいです。こうやって、社会は巡るし、そうして巡って個人のレベルがあがることで、組織のレベル、地域のレベル、国のレベル、世界のレベルというのがどんどん向上していくものなんだろうな。もう一人は女性なんですけど、バレンタインデーに一個多くチョコをくれていたんですよね。義理チョコではありますが、ホワイトデーにお返しが出来ないことが、上記に加えて心残りであります。二人とも死に別れじゃないんだから、きっとまたどこか出会えるので、また違う立場で一緒に仕事しましょう。それにしても、僕と飲むと会社員は辞めるという呪われた伝説はまだ生きてるな…。お客様の社員と飲むのは差し控えよう。
February 25, 2011
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旭川空港で大量に土産物購入。がりがりと移動して帰宅。夜は中華。疲れたので就寝。
January 4, 2011
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朝からスノートレッキング。で、べたに旭山動物園。実家に帰ってピザで晩飯。ホテルに戻って深夜徘徊。結局飲み屋には行かず、なぜか、みよしの餃子を持ち帰り。部屋で家族でがっつく。そんなにうまいのか。
January 3, 2011
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初サイパル。個人的には瑞浪の施設の方が古いけど好きかも。回転寿司とラーメンを食う。実家で晩飯。ジンギスカン。ホテルに戻る。子どもは留守番でゲーム。夫婦で深夜徘徊。うーん。
January 2, 2011
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緊張感のない元旦。初詣に旭川神社。冬装備を買い物。近所の公園でソリ遊びに雪だるま制作。荷物整理に一回ホテルに戻る。歩いて実家に。晩飯。で家族でホテルに戻る。子どもらは留守番。夫婦でバーに。新春初日がこんなんでいいのか。
January 1, 2011
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白い恋人パーク。いろいろと体験やら見学やら。ラーメン食べて、駅弁買って特急に。旭川へ。ホテルにチェックインして実家に。とりあえず酒宴。年越しして泊まる。
December 31, 2010
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家族で帰省。札幌着。ジンギスカンを食う。子どもらはホテルで留守番。夫婦で散歩。寿司をこっそり。イルミネーションを見てホテル戻り。
December 30, 2010
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夕方か出勤。お客様の会社の会議に出席。なかなか為になる。そこの忘年会。結構ぜいたくした気分。
December 29, 2010
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わくわくセンター勤務。違法処理なものの合法処理への切換え。やや修羅場。中抜けして夫婦でお買いもの。いろいろと準備。
December 28, 2010
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日中は子どもと遊ぶ。夕方はお出かけ。宇宙人とAHな人々と酒宴。すぐへたる。こんなこともあるか。
December 27, 2010
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終日わくわくセンター。こんな日もある。
December 26, 2010
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