| 前人未到 (ぜんじんみとう) | 「前人未踏」ともいう。過去に誰も到達したり足を踏み入れたりしていないこと。いままでだれも成し遂げたことがないこと |
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| 五里霧中 (ごりむちゅう) | 物事の様子や手掛かりがつかめず、方針や見込みが立たず困るさま。五里にもわたる深い霧の中にいる意から、事情などがはっきりしない中、手探りで何かをする意にも用いる |
| 虚虚実実 (きょきょじつじつ) | 互いに策略や手段を尽くして戦うこと。また、うそと誠を取り混ぜて、相手の腹を読み合うことにもいう |
| 衣鉢相伝 (いはつそうでん) | 「衣鉢を継ぐ」が一般的。師から弟子へ奥義を伝えることのたとえ。もとは法を継ぐ証として、師僧から伝える袈裟と鉢の意 |
| 一路平安 (いちろへいあん) | 旅立つ人の道中の無事を祈っていう語。「道中ご無事で」の意 |
| 得手勝手 (えてかって) | 他人に構わず自分の都合ばかりを考えて、わがまま放題にするさま |
| 後生可畏 (こうせいかい) | 若者は、今は未熟でも来るべき時代の息吹を敏感に感じ取るもの。将来大きな可能性を秘めているから、侮ってはならず、むしろおそれ敬うべきであるということ |
| 熟読玩味 (じゅくどくがんみ) | 食べ物の味を十分味わうように、文章の内容を良く考えて読むこと |
| 速戦即決 (そくせんそっけつ) | 戦いの際に、即座に敵の主力を撃破すること。戦闘を長期化させず、短い時間のうちに勝利をおさめようとするさま。転じて、短時間で物事の決着をつけたり仕事を処理したりすること |
| 知者不惑 (ちしゃふわく) | 賢い人は物事の道理を承知しているから、物事の判断に迷うことはないということ |
| 門外不出 (もんがいふしゅつ) | 非常に貴重な品物であるとして、外に持ち出したり、貸し出したりしないこと |
| 和洋折衷 (わようせっちゅう) | 和風と洋風とをほどよく調和させること |
| 肝胆相照 (かんたんそうしょう) | お互いに心の奥底までわかり合って、心から親しくつき合うこと。心の底まで打ち明け深く理解し合っていること |
| 頭寒足熱 (ずかんそくねつ) | 頭を冷やし、足を温めること。安眠法のひとつで昔から健康によいとされる |
| 有名無実 (ゆうめいむじつ) | 名ばかりで実質がそれに伴わないこと。また、評判と実際が違っていること |
| 百尺竿頭 (ひゃくしゃくかんとう) | 百尺もある長い竿の先の意で、到達することのできる極点・最高点のこと。また、これ以上向上し得ない先端のこと |
| 粗衣粗食 (そいそしょく) | 質素な生活のたとえ |
| 遠水近火 (えんすいきんか) | 遠くのものは急場の時には役には立たないということ。また、緩慢な方法では切迫した問題を解決することができないたとえ |
| 謹厳実直 (きんげんじっちょく) | きわめて慎み深く、まじめで正直なさま |
| 自暴自棄 (じぼうじき) | 希望を失い、自分などどうなってもいいとやけくそになること。投げやりな行動をして、自分を駄目にすること |
| 極悪非道 (ごくあくひどう) | 人の道にはずれた、残忍で非常に悪いこと |
| 因循姑息 (いんじゅんこそく) | 古い習慣に従うだけで、現状を改めようとはせず、その場限りの態度をとるようす |
| 盤根錯節 (ばんこんさくせつ) | ものごとが複雑に入り組んでいて、解決しがたいこと。また、ある勢力がはびこって取り除きがたいたとえ |
| 愚公移山 (ぐこういざん) | 怠ることなくひたすら努力を重ねれば、最後には必ず成し遂げることが出来るというたとえ |
| 千思万考 (せんしばんこう) | 何度も考えること・また、あれこれ考えて思いをめぐらすこと |
| 猪突猛進 (ちょとつもうしん) | 周囲の配慮などお構い無しに、がむしゃらに突き進むことのたとえ |
| 明哲保身 (めいてつほしん) | ものの道理をわきまえたけんめいな人は、物事を適切に処理するので、身を誤ることがないということ |
| 九牛一毛 (きゅうぎゅうのいちもう) | きわめてわずかなこと。また、取るに足りないことのたとえ。多くの牛の毛の中の一本の毛の意から |
| 獅子奮迅 (ししふんじん) | 獅子が奮い立って、猛進するような激しい勢いで活動すること |
| 転迷開悟 (てんめいかいご) | 煩悩の迷いから覚めて、悟りの境地に達すること |
| 有耶無耶 (うやむや) | あるのかないのかはっきりしないさま。そうなのか、そうでないのかあいまいなようす |
| 前途遼遠 (ぜんとりょうえん) | 目的を達するまでの時間が非常に長いようす。また、これから行く道のりがはるかに遠いようす |
| 飛耳長目 (ひじちょうもく) | 事物の観察に鋭敏で、見聞が広く精通していること。観察力や情報の収集力があり、物事に通じていることの形容 |
| 軽妙洒脱 (けいみょうしゃだつ) | 会話や文章などが、軽やかでしゃれていること。俗っぽくなく、さわやかで洗練されて巧みなさま |
| 傍目八目 (おかめはちもく) | 当事者より第三者のほうが、物事の是非や得失などを冷静に正しく判断できるということ。碁をわきから見ていると、実際に打っている人よりも、 八目も先まで手を見越せるという意から |
| 内柔外剛 (ないじゅうがいごう) | 内面は弱いのに、外見は強く見えること。また、気が弱いのに、外には強気な態度に出ること |
| 厚顔無恥 (こうがんむち) | 厚かましく、恥知らずなさま。他人の迷惑など構わずに、自分の都合や思惑だけで行動すること |
| 急転直下 (きゅうてんちょっか) | 物事の事態や情勢が突然に変化して、解決。結束に向かうこと |
| 紆余曲折 (うよきょくせつ) | ものごとの事情が、いろいろと複雑に変化するようす |
| 悪木盗泉 (あくぼくとうせん) | たとえ困窮しても、わずかな悪事にも身を近づけないたとえ。悪事に染まるのを戒める語 |
| 冷汗三斗 (れいかんさんと) | 強い恐怖感を抱いたり、恥ずかしい思いをして、体中から冷や汗が流れること |
| 南船北馬 (なんせんほくば) | 各地を忙しく駆け回ること。また、絶えず旅をしてせわしないこと |
| 意気投合 (いきとうごう) | 互いの気持ちや考えなどが、ぴったりと一致すること。気が合うことをいう |
| 悲喜交交 (ひきこもごも) | 悲しみと喜びとが、入り交じったり、交互にやってきたりするようす |
| 手前味噌 (てまえみそ) | 自分で自分を褒めること |
| 神機妙算 (しんきみょうさん) | 人間の知恵では思いもつかないようなすぐれたはかりごと |
| 鼓舞激励 (こぶげきれい) | 人を励まし、心を奮い立たせること |
| 一粒万倍 (いちりゅうまんばい) | 一粒の種子を蒔けば、実って万倍もの収穫を得ることが出来る意から、わずかなものから多くの利益があるたとえ |
| 臨機応変 (りんきおうへん) | その場の成り行きに応じて、適切な手段をとること |
| 余裕綽綽 (よゆうしゃくしゃく) | ゆったりと落ち着きはらったさま |
| 海千山千 (うみせんやません) | 人生経験が豊富で、世の中の裏も表も知っていて、抜け目が無い人のたとえ。海に千年、山に千年住んだ蛇は竜になるという言い伝えから |
| 博学多才 (はくがくたさい) | いろいろな分野の学問に通じ、多方面で才能がすぐれていること |
| 初志貫徹 (しょしかんてつ) | 初めに思い立った志を変えないで、最後までやりとおすこと |
| 花鳥風月 (かちょうふうげつ) | 自然の美しい風物のこと。また美しい自然を鑑賞する風雅な心のこと |


