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2004年07月16日
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****アバランシェ"avalanche"****
n., vi. なだれ(落ちる);
地くずれ; 殺到(する);
【物】電子なだれ


"ドナドナ"


ある晴れた 昼下がり
市場へ続く道

可愛い子牛 売られてゆくよ
悲しそうな瞳で観ているよ

ドナ・ドナ・ドナ・ドーナ
子牛を載せて
ドナ・ドナ・ドナ・ドーナ
荷馬車が揺れる


作曲者は、SECUNDA SHOLOM SHOLEMという外国の方です。



"銀河鉄道の夜"(宮沢賢治)より--"たっぷりと"





中略


三、家
"ジョバンニ"が勢よく帰って来たのは、ある裏町の小さな家でした。


「お母(っか)さん。いま帰ったよ。工合悪くなかったの」

"ジョバンニ"は靴をぬぎながら云いました。

「ああ、ジョバンニ、お仕事がひどかったろう。今日は涼しくてね。わたしはずうっと工合がいいよ。」

"ジョバンニ"は玄関を上って行きますと"ジョバンニ"のお母さんがすぐ入口の室に白い巾(きれ)を被って寝(やす)んでいたのでした。
"ジョバンニ"は窓をあけました。

「お母さん。今日は角砂糖を買ってきたよ。牛乳に入れてあげようと思って。」

「ああ、お前さきにおあがり。あたしはまだほしくないんだから。」

「お母さん。姉さんはいつ帰ったの。」

「ああ三時ころ帰ったよ。みんなそこらをしてくれてね。」

「お母さんの牛乳は来ていないんだろうか。」

「来なかったろうかねえ。」


中略


四、ケンタウル祭の夜

"ジョバンニ"は、口笛を吹いているようなさびしい口付きで、檜(ひのき)のまっ黒にならんだ町の坂を下りて来たのでした。
坂の下に大きな一つの街燈が、青白く立派に光って立っていました。
"ジョバンニ"が、どんどん電燈の方へ下りて行きますと、いままでばけもののように、長くぼんやり、うしろへ引いていた"ジョバンニ"の影ぼうしは、だんだん濃く黒くはっきりなって、足をあげたり手を振ったり、"ジョバンニ"の横の方へまわって来るのでした。



中略


"ジョバンニ"は、ばっと胸がつめたくなり、そこら中きぃんと鳴るように思いました。

「何だい。"ザネリ"。」と"ジョバンニ"は高く叫び返しましたがもう"ザネリ"は向うのひばの植った家の中へはいっていました。

「"ザネリ"はどうしてぼくがなんにもしないのにあんなことを云うのだろう。走るときはまるで鼠のようなくせに。ぼくがなんにもしないのにあんなことを云うのは"ザネリ"がばかなからだ。」

"ジョバンニ"は、せわしくいろいろのことを考えながら、さまざまの灯や木の枝で、すっかりきれいに飾られた街を通って行きました。


中略


それから俄(にわ)かにお母さんの牛乳のことを思いだしてジョバンニはその店をはなれました。
そしてきゅうくつな上着の肩を気にしながらそれでもわざと胸を張って大きく手を振って町を通って行きました。

空気は澄みきって、まるで水のように通りや店の中を流れましたし、街燈はみなまっ青なもみや楢(なら)の枝で包まれ、電気会社の前の六本のプラタヌスの木などは、中に沢山の豆電燈がついて、ほんとうにそこらは人魚の都のように見えるのでした。
子どもらは、みんな新らしい折のついた着物を着て、星めぐりの口笛を吹いたり、
「ケンタウルス、露をふらせ。」と叫んで走ったり、青いマグネシヤの花火を燃したりして、たのしそうに遊んでいるのでした。
けれども"ジョバンニ"は、いつかまた深く首を垂れて、そこらのにぎやかさとはまるでちがったことを考えながら、牛乳屋の方へ急ぐのでした。


以下、略-----------------------------


**************
"ブレーメンの音楽隊"


グリム童話のなかの一つです。


としをとって、ご主人に家を追い出された動物たちが、それぞれ自分たちの特長をいかして、協力しながら、どろぼうを退治するという、とてもおもしろいお話です。


"ブレーメン"のおんがくたい


むかし、とても はたらきものの ロバがいました。
まい日、おもいふくろを こなひきごやへ はこんで、いっしょうけんめいはたらいて いました。

けれども、だんだん としをとって、もうしごとが おもうように できなくなって しまいました。
「この やくたたず、でていけ」

としとった ロバは、ごしゅじんから そう いわれて、おいだされて しまいました。

かわいそうな ロバには いくあてなどありません。
そこで、かんがえました。

「そうだ! ブレーメンに いって、おんがくたいに はいろう」

そう おもった ロバは、げんきに あるき はじめました。
しばらく あるいて いくと、みちに うずくまっている イヌに であいました。
「こんな とこで どうしたんだね」
すると、イヌが こたえました。

「なあに、おれは としをとって、もう かりが できないように なったのさ。

それで、ごしゅじんは、もう おれなんかいらなく なったって わけさ」
「わしと いっしょさ。それなら、ブレーメンに いって、おんがくたいに はいらないかい。わしは、ギターを ひくから、おまえさんは たいこを たたけば いいさ」

ロバに そういわれて、イヌも ブレーメンに いくことにしました。

しばらく いくと、こんどは びしょぬれの ネコに であいました。
「おやおや、いったい どうしたんだね」
ロバが たずねると、ネコは いいました。
「どうしたも こうしたも、うちの おかみさんときたら、としとって ネズミを とれなくなった あたしを、川に なげこむんだよ。 まったく ひどいもんだよ」
「かえるところが ないのなら、わしらといっしょに ブレーメンへ いかないかい」

そこで、ネコも いっしょに いくことにしました。
三びきが、一けんの のうかのまえを とおりかかると、オンドリが、こえを はりあげて ないています。
ろばが たずねました。
「おやおや、あさでもないのに いったい どうしたと いうんだい」
「わしは、としとって あさはやく おきられなく なってきた。だから、あしたは スープに されるって わけさ」

「これが、さいごの 一なきだ。おまえさんたちも よく きいておくれ、コケコッコー!」
「なんて、いいこえなんだ。わしたちと いっしょに ブレーメンへ いこうじゃないか。
こんな ところで しんでしまうより、ネコさんと いっしょに うたえば、すばらしいおんがくが できるぞ」
こうして、オンドリも いっしょに いくことに なりました。

ブレーメンへの みちのりは、まだまだ とおいので、そのよるは もりのなかで ねむることに しました。
ロバとイヌは、木のしたで、ネコとオンドリは 木のうえで。
ところが、木のてっぺんに あがった オンドリは、とおくに いえの あかりを みつけました。
「あそこに いえのあかりが あるよ」
それを きいた みんなは、あかりを めざして あるきはじめました。

やっと、あかりのともるいえへ たどりつくと、一ばん せのたかい ロバが、まどから いえのなかを のぞきこみました。
なかでは、どろぼうたちが ごちぞうを たべながら、きんかを わけています。
「なにが みえるんだい」
イヌがたずねると、ロバは なかのようすを はなしました。
「わしたちも、その ごちそうを いただきたいもんだ」

オンドリが、そういうと、みんなは、どろぼうを おいだすための そうだんを はじめました。
そして、とても いいほうほうをおもいついたのです。
ロバが、まどわくに あしをかけます。
ロバのせなかに、イヌが のります。
イヌのうえに、ネコが よじりのぼります。
さいごに、ネコのあたまに、オンドリがとびのります。
そして、みんな いっせいに なきました。

「いっせーのーでー、ヒンヒン! ワンワン! ニャーゴ! コケコッコー!」
そのこえの 大きい ことといったら ありません。
それから四ひきは、まどを わって、いえのなかへと とびこみました。
どろぼうたちは、ばけものが でたと おもいこみ、いちもくさんに 森へと にげこんで しまいました。
それで、四ひきは、ごちそうを おなかいっぱい たべることが できました。

おなかが ふくらんで ねむくなった みんなは、じぶんが一ばん きもちよく ねむれるばしょを さがしました。
ロバは、にわの わらのうえ。
イヌは、との うしろ。
ネコは、はいの のこった だんろのそば。
オンドリは、やねのうえ。
つかれていた みんなは、すぐに ぐっすりと ねむって しまいました。
そのころ 森の なかでは・・・・・・。

「なにも、あんなに 大さわぎして、とびだして くることは なかったんだ。だれか もう一ど、ようすを みてこい」
かしらに そういわれた こぶんは、しかたなく いえのようすを みにいきました。
いえは、ひっそりと しずまりかえって、ものおと ひとつしません。
そこで どろぼうは、だいどころに はいって、マッチで あかりを つけようと しました。

「なんだ、まだ火が のこって いやがる」
ひかっている ネコの目を、のこり火と まちがえて、マッチを おしつけたから、さあ たいへんです。
おこったネコは うなりごえを あげて どろぼうに とびかかると、するどいつめでかおじゅうを ひっかきました。
「たすけてくれ!!」
にげだそうと、とぐちに むかった どろぼうに、こんどはイヌが かみつきました。

どろぼうは、あわてて にわへ とびだしました。
すると、こんどは、わらのうえにねていた ロバが、うしろあしで おもいっきり どろぼうを けとばしました。
このさわぎで、目をさました オンドリは、やねのうえで、げんきよく なきました。
「コケコッコー!!」
このこえに おどろいて、大あわてで おかしらの ところまで たどりついた こぶんは、こういいました。

「お、おかしら たいへんです。あのいえには、おそろしいまじょが すんでいますぜ。
そいつは、おれのかおを するどい つめで ひっかきやがったんだ。
それに とぐちには、おそろしい おとこがいて、ナイフで、おれのあしを さしやがった。それから まだまだありますぜ。
にわには かいぶつがいて、そいつが ながいぼうで おれのことを おもいっきりなぐりつけたんだ」

「さいごには、やねの うえの さいばんかんが、にげようとする おれに むかって、
『どろぼうを ここに つれてこい』なんてさけぶのさ。もう、こりごりだ。
かしら、いますぐ、にげましょうや」
このはなしを きいた なかまの どろぼうたちは、いそいで 森から にげだしました。

そして、二どと そのいえに かえってくることは ありませんでした。

四ひきの ブレーメンの おんがくたいは、そのいえが すっかり きにいって、たのしいおんがくを かなでながら いつまでも、なかよく しあわせに くらしました。




とさ---------------------------


おつかれさま----ふぅっ---------





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最終更新日  2004年07月16日 06時58分22秒
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