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2004年08月26日
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"吾が宿の いささ群竹吹く風の 音のかそけき此の夕べかも" 
by 大伴家持(万葉集)


"かそけし"
「幽けし」と書く。 
かすかなさま。
光りや音がうすれて消えていくような感じ。



718~785(養老2~延暦4)

『万葉集』第4期の歌人。
父は同じく万葉歌人の旅人(たびと)。
その作歌数は集中群を抜いており,長短合わせて479首となっている。
一般にその歌人としての生涯を,3期に分ける。

"第1期"を最初の歌の733年(天平5)から,越中守になるまでをいい,先人の作に学んだ習作時代をさす。
"第2期"は越中守時代で,遠く都をしのび種々の経験をしたことにより,独自の詠風を確立した。
"第3期"は,少納言となって帰京した751年(天平勝宝3)からの,8年間をさす。
この期には,藤原氏の勢いに圧倒されてしだいに衰退する名門大伴氏の氏上として,苦悩の日々を送ることとなる。

758年(天平宝字2)因幡守となり,その翌年の正月の歌が最後の歌となりました。

その後,薩摩守に左遷され,各国国守をつとめ,中納言などとすすむが,政変のなか,遺骸も葬ることができない有様であったとされています。

"初恋"
作詞/作曲 村下孝蔵


♪~♪

五月雨は緑色 

一人の午後は

恋をして淋~しくて 
届かぬ思いを暖めていた

"好・き・だ・よ"と言えず"初恋"は 
振り子細工の心

放課後の校庭を走る君がいた
遠くで僕はいつでも 君を探してた
浅い夢だから 胸を離れない

夕映えはあんず色 
帰り道一人口笛を吹いて
名前さえ呼べなくて 
とらわれた心見つめていたよ

"好・き・だ・よ"と言えずに"初恋"は 
振り子細工の心

風に舞った花びらが 
水面を乱すように
"愛"という字を書いてみては 
ふるえていたあの頃

浅い夢だから 胸を離れない

放課後の校庭を走る君がいた
遠くで僕はいつでも 君を探してた

浅い夢だから 胸を離れない
胸を離れない 胸を離れない~

1983年(昭和58年)


1999年(平成11年)6月24日、"村下孝蔵"さんは、高血圧性脳内出血のために、お亡くなりました。

デビュー20周年目の意欲的な活動の中で、近づく七夕コンサートのリハーサル中に倒れたまま不帰の人となりました。

享年46歳………早過ぎる突然の訃報でした。



"初恋" 島崎藤村

まだあげ初(そ)めし前髪(まへがみ)の
林檎(りんご)のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛(はなぐし)の
花ある君と思ひけり

やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅(うすくれなゐ)の秋の実に
人こひ初めしはじめなり

わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情(なさけ)に酌(く)みしかな

林檎畑の樹(こ)の下(した)に
おのづからなる細道は
誰(た)が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ


"島崎藤村"の詩集『若菜集』に書かれている”秋の思”の中の”初恋”です。



"秋のうた"

秋は来ぬ 秋は来ぬ
一葉は花は露ありて
風のきて弾く琴の音に
青き葡萄は紫の 自然の酒とかはりけり

秋は来ぬ 秋は来ぬ
おくれさきだつ秋草も
みな夕霜のおきどころ
笑ひの酒を悲みの 盃にこそつぐべけれ

秋は来ぬ 秋は来ぬ
くさきも紅葉するものを
たれかは秋に酔はざらめ
智恵あり顔のさみしさに
君 笛を吹け われはうたはん

by"島崎藤村"


詩人、小説家の島崎藤村は、明治5年(1872)長野県に生まれました。
本名は島崎春樹で、生家は馬籠宿の本陣、問屋、庄屋を兼ねる旧家でした。
馬場孤蝶、戸川秋骨らとの交遊を通じて文学に志し、明治学院を卒業後、「女学雑誌」に翻訳を寄稿しはじめます。

明治25年には明治女学校の教師となり、また、北村透谷らの文芸雑誌「文学界」の創刊に同人として加わり、劇詩、小説、評論などを掲載します。

明治30年に刊行した第一詩集「若菜集」によって名声を得、その後の一連の詩業は、近代詩史上大きな功績を残します。
さらに長編小説「破戒」によって、自然主義文学の代表的作家としての地位を確立し「春」「家」「夜明け前」などを発表します。
昭和18年(1943)脳溢血のため、71歳で亡くなり、大作「東方の門」が絶筆となりました。

藤村は、明治26年の8月と10月に、それぞれ1カ月ほど円覚寺の帰源院で過ごしています。
教え子との実らぬ"恋"に苦悩し、半年にわたる関西漂白の旅から帰った藤村は、帰源院で夏を過ごしています。
再び東北の旅に出ますが、また帰源院に戻ります。

その頃の事は、藤村の青春時代を描いた自伝的小説「春」のなかに描かれています。




"井伏鱒二"訳詩選
出典:井伏鱒二『厄除け詩集』
(講談社文芸文庫,1994)


"勧 酒"
原詩(五言絶句) "于武陵"

勧君金屈巵
満酌不須辞
花発多風雨
人生足別離

コノサカヅキヲ 受ケテクレ
ドウゾナミナミ ツガシテオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ


"秋夜寄丘二十二員外"
原詩(五言絶句) "韋應物"

懐君属秋夜
散歩咏涼天
山空松子落
幽人応未眠

"ケンチ" コヒシヤ ヨサムノバンニ
アチラコチラデ ブンガクカタル
サビシイ庭ニ マツカサオチテ
トテモオマヘハ 寝ニクウゴザロ


"ケンチ"とは親友のフランス文学者の"中島健蔵"の仲間内の呼び名で、鱒二とは一緒によく酒を飲んだ。


"田家春望"
原詩(五言絶句) "高適"

出門何所見
春色満平蕪
可歎無知己
高陽一酒徒

ウチヲデテミリヤ アテドモナイガ
正月キブンガ ドコニモミエタ
トコロガ 会ヒタイヒトモナク
アサガヤアタリデ 大ザケノンダ


"春 暁"
原詩(五言絶句) "孟浩然"

春眠不覚暁
処処聞啼鳥
夜来風雨声
花落知多少

ハルノネザメノ ウツツデ聞ケバ
トリノナクネデ 目ガサメマシタ
ヨルノアラシニ 雨マジリ
散ツタ木ノ花 イカホドバカリ


"静夜思"
原詩(五言絶句) "李白"

牀前看月光
疑是地上霜
挙頭望山月
低頭思故郷

ネマノウチカラ フト気ガツケバ
霜カトオモフ イイ月アカリ
ノキバノ月ヲ ミルニツケ
ザイシヨノコトガ 気ニカカル


"復 愁"
原詩(五言絶句) "杜甫"

万国尚戎馬
故園今奈何
昔皈相識少
蚤已戦場多

ドコモカシコモ イクサノサカリ
オレガ在所ハ イマドウヂヤヤラ
ムカシ帰ツタ トキニサヘ
ズヰブン馴染ガ ウタレタサウナ


"題袁氏別業"
原詩(五言絶句) "賀知章"

主人不相識
偶坐為林泉
莫謾愁沽酒
嚢中自有銭

主人ノ名前ハ 知ラナイガ
庭ガミタサニ チヨトコシカケタ
サケヲ買フトテ オ世話ハムヨウ
ワシガサイフニ ゼニガアル


"別廬秦卿"
原詩(五言絶句) "司空曙"

知有前期在
難分此夜中
無将故人酒
不及石尤風

ソレハサウダト オモウテヰルガ
コンナニ夜フケテ カヘルノカ
サケノテマヘモ アルダロガ
カゼガアレタト オモヘバスムゾ


"登柳州蛾山"
原詩(五言絶句) "柳宗元"

荒山秋日午
独上意悠悠
如何望郷処
西北是融州

アキノオンタケ ココノツドキニ
ヒトリノボレバ ハテナキオモヒ
ワシノ在所ハ ドカダカミエタ
イヌヰノカタハ ヒダノヤマ


"檄"(げき)
自分の主張を述べて同意を求め、行動を促す文書。
檄文。
――を飛ば・す
檄を方々に急いで出す。


I won't send you "檄"-----------





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最終更新日  2004年08月26日 04時17分28秒
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