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SSTプロジェクトのゴールは、「 1 年後に2桁アップの業績を上げる」でした。しかもプロジェクト終了後にも、「その効果を持続させる」が追加されていました。つまりSSTメンバーがいなくなっても、同行指導を受けたMRが単独で成果を上げられなければ、成功とはいえないわけです。
プロジェクトが 1 年を終えたとき、野中郁次郎先生が取材にいらっしゃいました。社長と私たち事務局が、対応にあたりました。それが私と野中郁次郎先生との、出会いです。
SSTメンバーの指導を受けたMRは、受けていないMRよりも 24 %も高い成果を上げていました。そのグラフを支店長会議で報告したのですが、「ウソだろう」の大合唱が起こったほどです。
1 MRにつき延べ 20 日のフル同行。この威力はすさまじいものでした。SSTメンバーは自らのスキル、ノウハウを、惜しみなく提供しました。そして学術知識を磨く大切さと、仕事を楽しむコツを伝授しました。
SST導入以前に、「毎日の仕事は楽しくない」と答えていたMRは、 192 人中 2 名を除きすべてが「仕事が楽しい」と答えています。「毎日のRPDCサイクル」を回す活動は、確実にMRの仕事を次元の違う世界へと誘ったのです。
私は業績の向上とMRの変化を、汗だらけになって説明しました。説明が終わると野中郁次郎先生は社長に向かって、「SSTは世界に類のない暗黙知に特化したすばらしいプロジェクトです」とおっしゃいました。(明日へつづく)
知だらけ106:智恵 2018年02月11日
知だらけ105:経験 2018年02月10日
知だらけ104:反省 2018年02月09日