2006.12.26
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私達は秋田県で生まれました。育ての親は「佐藤十郎」さんです。十郎さんは、クワ一本で荒れた山々を開墾し、ランプ生活の中、私達を大事に育ててくれました。

やがて私達が立派な大木となった時に、今から10年前、十郎さんは収穫を目前に他界してしまいました。その時、切られそうになった私達を、お嫁に行った3女の保子さんが、「オラがやる!」の一言で2代目十郎リンゴがスタートしました。保子さんは人に聞いたり本を読んだり、十郎さんに比べると手荒いし、虫に食われるし、ウサギやクマさんに荒らされるし、ハラハラドキドキ・・・。保子さんのリンゴ作りは大変なものでした。

何度も何度もくじけそうになったけど、仲間達に助けられ頑張ってくれました。

しかし、そんな保子さんを待ち受けていたのは台風と収穫前の大雪でした。私達は根っこから倒れたり、あっちこっちの枝が折れたり…リンゴ史上初めての事でした。冷たく重い雪が真っ赤に色づいた私達を埋め尽くしたのです。その重さに耐えれなくなった枝がバキバキと折れ始め全滅になりかけた時、保子さんが腰ほどのある雪をブリブリと、こいで私達を手で掘りあげに来てくれたのです。雪を払う度に、リンゴと雪の重みで埋まってしまった枝が一本、また一本と起き上がって行きました。その時の保子さんの顔は、十郎さんの、あの開拓の頃の顔とよく似ていました。

倒れてしまったリンゴの木がイナバウアーをしていたり(写真参照)周りの人達に笑われたりして何回も何回もくじけそうになったけれど、、、保子さんはその度、強くなっていきました。

皆さん!辛く苦しい事の後は素晴らしい事が待ってますよ。明日が見えなくても未来は見えます。だから、どんな事があっても決してくじけることなく夢と希望をもってね、、

『蔵の財より 身の財すぐれたり、身の財より心の財第一なり』







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最終更新日  2006.12.29 01:40:23 コメントを書く


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