2012.12.10
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・2012.12.10(その1)

森田実の言わねばならぬ/平和・自立・調和の日本をつくるために【1074】

《今日の論点(1)》[公明党が、日本の柱となった日〈1〉]日本政界の良心である山口那津男公明党代表の12月8日の広島発言(「自民の改憲」くみしない)は、日本の今後の政治の方向を決めた大いに意義のある発言である/山口発言は、今後の日本の政治の指針である

「生命のみが神聖である。生命への愛が第一の美徳である」(ロマン・ロラン)

 「公明党はいつか日本の柱となるすぐれた政党である」と私は主張してきた。ついにその日がきた。12月8日がその日である。12月8日の広島における山口代表の発言によって、公明党は日本の柱であることを証明した。
 12月8日(土)、公明党の山口那津男代表は、広島市での街頭演説において、今後の日本政治の正しい方向を示す重要な発言をした。これを、朝日、読売、東京、公明の四紙は、次のように報道した(『公明新聞』の報道が最も正確なものだ、と私は思っている)。
[1]『朝日新聞』の報道は次のとおり。
《公明・山口氏「9条改正なら慎重に」 改憲論議にクギ
 公明党の山口那津男代表は8日、広島市で街頭演説し、日本維新の会の石原慎太郎代表が「核兵器に関するシミュレーションぐらいやったらいい」と発言したことについて、「広島も長崎も世界から核兵器をなくそうとがんばってきた。その広島の心を踏みにじるような政党は許すことができない」と厳しく批判した。

[2]『読売新聞』の報道は次のとおり。同紙は改憲問題については報道していない。
《広島の心踏みにじる
 公明・山口代表「日本維新の会の石原慎太郎代表は「核兵器のシミュレーションをやったらいい」と言い、橋本代表代行も「核兵器廃絶は理想」と言う。広島・長崎は核兵器廃絶へ向けて頑張ってきた。広島の心を踏みにじる行為で、許せない」(広島市での街頭演説で)》
[3]『東京新聞』の報道は、朝日、読売に比べると、山口発言を詳しく報道している。次のとおり。長い引用をお許しいただきたい。
《公明代表「自民の改憲 くみしない」政界右傾化警戒強める
 公明党の山口那津男代表は八日、自民党が衆院選公約に改憲を盛り込んだことについて、広島市で記者団に「自民党が主張する九条改正に、われわれはくみしない。憲法上、集団的自衛権(行使)が許されないとの政府解釈も妥当で、変える必要はない」と明言した。公明党は衆院選後、自公両党による政権復帰を視野に入れているが、政界の右傾化には一段と警戒感を強めている。(大杉はるか)
 公明党は広島県内の小選挙区に候補者を立てていないが、山口氏は八日、被爆地・広島市で街頭演説し「公明党は、核兵器のない世界を目指すオバマ米大統領に広島、長崎に来てもらうようルース駐日米大使を通じて要請した」などと「平和の党」を強調した。
 自民党の石破茂幹事長も八日、広島市で街頭演説したが、山口氏とは対照的に核問題には触れなかった。
 公明党が衆院選後に目指すのは「現実的な政権運営」(山口氏)。自民党との共同歩調を意識し、山口氏は四日の衆院選公示前は改憲姿勢にも「党として独自の政策を掲げるのは当然」と一定の理解を示していた。しかし、公明党にとって「非現実的」な自民党のタカ派色が薄まる気配がなく、放置しておけば、選挙後の政策合意が難航する可能性が浮上。ブレーキをかける必要があると判断したようだ。
 山口氏は、自民党の安倍晋三総裁が改憲で公明党に配慮し、いきなり「国防軍」を創設する九条でなく、まずは改憲手続き要件を緩和する九六条に取り組む考えを示したことにも「手続きを緩やかにするなら慎重に考えなければならない」とけん制した。
 公明党には、核兵器保有の研究をすべきだと主張する日本維新の会の石原慎太郎代表に対する反発も強い。

[4]『公明新聞』の報道は次のとおり。
《「改憲には大きな合意必要」山口代表
 公明党の山口那津男代表は8日、広島市内で記者団の質問に答え、憲法問題などで大要次の見解を述べた。
 一、(改憲の発議には衆参両院で3分の2以上の賛成を必要とする憲法96条の規定について)もう少し現実の改正をしやすくする検討・議論はあってもいいが、(現行規定の)ハードルを越える大きな合意が形成されるほうが望ましいという意見がわが党では強い。9条改正のために改正手続きを緩やかにしようとなると、慎重に考えないといけない。
 一、(9条について)自衛隊や政府機関の国際貢献が発展する基礎となるように(条文を)加える改正は検討してもいいという意見は持っているが、国防軍や自衛権を抽象的、一般的に規定する改正は慎重に考えたい。

 以上、四つの記事を紹介したが、朝日、読売以外の日刊一般紙(毎日、日経、産経の三紙)は、このたいへん重要な山口公明党代表の発言を報道していない。今後も、報道しないとすると、大マスコミとしての社会的責任の放棄である。どうかしているのではないかと思う。猛省を促したい。
 12月8日(土)の広島における山口発言はきわめて重要な発言である。もしも、自民党がなにがなんでも改憲、集団的自衛権の行使を強行すれば、自公連立は成り立たない。自民党が連立政権を選択するにあたって、公明党の問題提起に正面から対応すべきである。自民党は改憲問題に着手するか否かについて、明確な方針を示すべきである。
 安倍晋三自民党総裁は、改憲即実行か改憲棚上げか、どちらかを投票日前に決めて、国民に示さなければならない。「改憲棚上げ」の場合は、総選挙のあと自民・公明連立内閣ができる可能性大である。「改憲即実行」の場合は、連立政権のパートナーは石原慎太郎日本維新の会になる可能性がある。
 総選挙後の連立政権のあり方について、「自民・公明」か「自民・日本維新の会」のどちらにするか、安倍総裁はすぐに決めて、国民に示すべきである。この点を曖昧にしたままで、自民党が公明党との選挙協力のメリットだけを手にしようとするなら、その不誠実は責められなければならない。
 安倍自民党が公明党を真のパートナーに選べば、自民党は平和主義をとることになる。これに対して安倍自民党が石原維新を選べば、新政権は中国への対決路線を示すことになる。自民党・維新の会の連立政権は、中国との対決路線を進むことになる。この道は戦争に通ずる危ない道だ。
 最も大切なのは「平和」である。平和主義である。公明党が日本の平和の真の担い手であることを山口公明党代表は示した。2012年12月8日は、公明党が「日本の柱」になった日である。公明党は平和の党である。公明党は、世界平和、アジアの平和を守ることによって、日本国民の安全・安心を守る政党であることを示した。この山口公明党代表の勇気ある発言に、自民党内の平和勢力が呼応して起ち上がることを期待したい。山口公明党代表に対し深く敬意を表したい。






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最終更新日  2012.12.10 17:52:37
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