封印された恋




誰でも一度位は『身を焦がすような恋』をしたことがあると思う
このノ~テンキな私にも、そういった事があった
今日はその思い出話^^;

その彼とは、短大の謝恩会が終わったあと、偶然に会った
ナンパではない!!
同じ系列の女子大学部の友達に、偶然会ったのです
そのとき、彼女と彼女の彼(A君)、そして彼の友人(B君)がいた
同じ大学にいながら、彼女とは久しぶりに会ったもので思わず話し込んでしまった
すると、A君が「喫茶店の前で立ち話はやめ~~~!!」と言い出したので、4人で喫茶店に入った

改めてB君を見ると・・・
これがまた、当時では珍しい「ジャニーズ系」で、いい男
でも、当然『売約済み』だと思って、たいした関心もなかった
ただ、『いい男だったな~』くらいの印象しかなかった

後日、友人から電話があって、B君が私に会いたいといっている・・とのこと
私は「????」
どうやら、謝恩会帰りの振袖姿がかなりインパクトが強かったらしい
何度か4人で会うことになり、私とB君は自然に付き合うようになった

同じ歳だったので、当時彼は大学3年
楽しく、仲良く付き合っていたが、あっという間に彼が進路を決まる時期になった
彼は教師になりたいと、1年の時から教職課程を選択していた

彼は私に進路の相談をもちかけた
私は、教育実習で、彼が地元(九州)まで帰ってしまうことが私には耐えられそうにない
でも、先生になるためには仕方ないから我慢する

彼が出した答えは、教職をあきらめて、就職活動をすることだった

数ヵ月後・・・就職も決まり、私の両親にご挨拶を・・
と言うことになり、彼が我が家にやってきた

両親の反応はというと・・・・
拒絶したのだ!!
その理由というのが
「髪が茶色い」
 当時は茶髪は珍しかった。しかしこれはもともと茶色いだけだったのに・・
「大学のレベルが低い」
 見事なブランド志向の両親のため、こんな馬鹿げた事を言い出した。

私たちは、隠れてコソコソ付き合い始めた
一方で、彼は私の家に一人で出向いては、両親に認めてもらおうと必死だった

そんな私たちに、両親はとんでもないことをした!
彼の実家を調べ上げ、ご両親の元へ今で言う『ストーカー行為』をしていると・・・
そんなことを言われると、彼のご両親はもう、ビックリして、すぐに彼を実家に引き戻した
当時の私の親にとって、彼の行動はそんな風に映っていたのだろうか・・・?

かくして、私たちはお互いの両親に引き裂かれ、電話のみで繋がっていた
まだ携帯電話など、普及していなかった時代
家の電話を使えばバレてしまう
公衆電話を使うが、それも父に見つかってしまう

かなり長い間、葛藤があった
でも、結局は彼のご両親が地元の女の子と彼を無理やり入籍させたことで、私たちは『終わり』を迎えた

この恋を封印出来るようになるまで、私は苦しんだ
苦しんで、苦しんで、その苦しんでいた最中に旦那と出会った

今はあまり思い出したくない・・・
でも、あるHPで、その話題が出てしまい、心の奥深くに封印していたものが少し顔を覗かせたのです
私の中で、一区切りつけるひとつの手段として日記を使わせてもらいました

本当、ただの自己満足でごめんなさい・・・

「B君、やっと気持ちの整理がついたよ・・・私・・」

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