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March 28, 2011
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カテゴリ: 考える
注:少々、過激な内容を含みます。


いつから人は、老いることに恐怖を感じ始めたのでしょう?

もしかしたらそれは昔からあった感情なのかもしれません。

死に近づいていくことを目の前に突き付けられる事実として、

人からは忌み嫌われていたものなのかもしれません。

それでもこの頃を見つめていると、

何とも日々がやるせない気持ちになるのは、何故なのでしょう?

答えは分かっているのです。

美しくない老人が多すぎるのです。





未曾有の大震災がありました。

避難所では、ないものを分け合っています。

しかし東京で、

米、水、紙。ありとあらゆるものが不足しました。

いわゆる奪い合いがありました。

その原因が、すべて老人というわけでは、もちろんありません。

それでも日中、テレビのインタビューに映る抱えきれない程の水や米を抱えた老人を見ると、

どうしようもなくやるせない気持ちになります。

「備えあれば、憂いなし」

テレビ越しでありながら、誇らしげに笑む老人の姿は、

人びとがアンチエイジングに躍起になる気持ちを助長させるには充分なものでした。





宮崎アニメを見たことがありますか?

風の谷のナウシカ。

大ババ様やユパ様、ミトなどの老人が美しいでしょう。

人から尊敬されているでしょう。

それは、彼らの生き方が美しく敬意に値するからです。



ヒイさまが、乙事主が、知と愛に満ちた存在として描かれているでしょう。

そもそも老人は、そういう存在だったのです。

決して年をとっているからだけという理由ではなく、

知識と慈愛と見識に満たされた存在であったのです。

でも、どうでしょう?

乳飲み子にミネラルウォーターを!

と言う隣で、老人が水を買い漁るのです。

浅ましいながら、どうしようもなく誇らしげに。

美しき老人は、どこへ行ったのでしょう。

先頭に立って、無秩序の世界に秩序を与える役割の人は、

どこへ消えたのでしょう?



これだから老人が社会の荷物になるのです。

本来であれば果たせる役割を放棄したのは、当の本人たちなのです。

尊敬されることをやめ、愛されることをやめたのは、どこかで本人たちなのです。



譲ること、支え合うこと、認め合うこと、尊敬すること。

若人の乗る船の舵を取り、

行く先を知るすべのない力ある若者に、

道を教える役割。

そんな迷える者に教えるはずの当人が、

迷える者になっているから、どうしようもないのです。

冷静に考えて、先行く者が、未来を担う者に自分に対する以上の愛情を持てないことこそ、

日本が危機的であることの証拠なのです。



人間が、年をとっていくことを楽しみに思えるようになるためには、

社会が満たされることではなく、

現職の老人が美しくなることが必要であることに、

どうか当の老人の皆様に気づいてほしいと思う今日この頃です。

きっと、事態が深刻であればあるほど、老人が力を試されていることに、

当の老人たちが気づいてくれる日を、心待ちにしているのです。







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最終更新日  March 28, 2011 11:17:34 PM
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