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あき@たいわんさん
婆裟羅大将さんコメント新着

先週の今頃は、ハイダルパシャ駅の荘厳さにただただ感動していた。1階のコンコースにはオスマン様式の装飾が施されている。ヨーロッパの城のような外観の駅舎はアナトリア-バグダード会社が1906年から1908年までの間に建設し、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世から盟友のオスマン帝国のスルタンアブデュルハミト2世への贈り物とされたものだという。
バグダード鉄道やヒジャーズ鉄道の路線が延長されるにつれて、輸送量が増え、新しくより大きい建物が必要とされた。 1906年 に2人のドイツ人建築家により建設が始められた。2人は ネオ・ルネッサンスドイツ様式 を選び、を建設しのコンサルタント業務に取り掛かっているドイツの投資家たちの大望に大いに従って大きな建物を設計したそうだ。
ハイダルパシャ駅はベルリンからバグダードまでの鉄道計画(3B政策)における重要なつながりで、 ドイツ と ペルシア湾 との間の鉄道接続 を構築しスエズ運河を迂回することによる19世紀後半における東方と西洋の間の貿易経路を掌握するためのドイツ帝国の戦略計画の一部であった。1908年8月19日に営業を開始し、1909年11月4日に公式に落成式が行われたという。
海に突き出すような形で作られた駅舎の正面には、駅前広場のようなものがなく、写真のような船着き場になっている。ベルリンやパリからのオリエントエクスプレスの終着駅であるシルケジ駅がマルメラ海をはさんだエミノニュ桟橋近くにあるが、このシルケジ駅との船による接続だけを考えて建設されたといえる。
現在エミノニュからカドゥキョイに出る船が往路だけハイダルパシャに立ち寄る。ハイダルパシャからカドゥキョイまでは、歩いても10分ぐらいだ。「船」と聞いただけで「何を大げさな」と思われるかも知れないが、船賃はわずか3トルコリラ(150円弱)、船も数分おきに出港している。バス感覚の船なのだが、この船上からのイスタンブール市街地の眺めは百万ドルの価値ありといえる。