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小説『点と線』は雑誌『旅』に昭和32年(1957年)から一年間に渡り連載され、昭和33年には単行本も発刊された松本清張先生の代表的ミステリー長編です。
早朝、香椎海岸で情死体が発見され事件はスタートします。
そして死体発見前夜、国鉄香椎駅から西鉄香椎駅方面へ向かう男女の姿が二度目撃されます。これが情死した二人と思われるのですが、鳥飼刑事の捜査で不審な点が浮かび上がります。
先ず国鉄香椎駅前の果物屋の店主が、21時24分着の上り列車から降りて西鉄香椎駅方面に歩く二人連れを目撃。また西鉄香椎駅21時35分着の電車を降りた会社員は土地の者ではない男女に追い抜かれ、その時女が「随分と寂しい所ね」と男に話し掛けるのを耳にします。
両駅間はどんなにゆっくり歩いても7分、列車の到着時間差は11分、これは何を意味するのか?
さて昨日念願の国鉄(JR)香椎駅に到着、駅前は改装工事中でした。
そして西鉄香椎駅。
結構ゆっくり歩きました。
時計を見ると出発後僅か5分で到着、鳥飼刑事の不審が現実のものとなった瞬間でした。
そして「これで思い残すことは無いな」、そう思った瞬間でもありました。