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2012.09.17
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いかにも一路らしいというか(笑)・・・去年が30周年だったのに忘れてた、って。
まあいろいろ事情はあるのでしょうが。

では、セットリストに沿って感想をば。

ACT.1

アンナ・カレーニナ ガラ・コンサート

幕が上がると両サイドに、客席に垂直になるように椅子が置いてある。下手側のはソファ。
マイクが下手から上手に7本並んでいる。
中央奥には、汽車のヘッドライトが。
キャストさんたちは皆、黒いドレスかタキシード。

マイクは誰がどこ、と決まっていなくて、マイクを渡り歩くように歌う使い方、寄りかかったり持ち上げたり、小道具として使っているところが面白い。
それぞれが役を演じているのだけれど、演じながらもときどき緩く脱線したりして、雰囲気が温かくて好ましいです。一番力が入って熱演していた石井くんが一番ダメだしされて、ねえ(笑)。
途中、石井くんが最上手のマイクに激突したそうで(見てなかった(笑))、2部で一路が、「あそこでぶつかったでしょ~~。もう私はあれがおかしくておかしくて、アンナに入り込んでたのにそこで笑っちゃって集中が切れたわよ~~。」って舞台上で石井君に怒っていました(笑)。それを受けて、伊礼くんが、「舞台上で叱られる人って初めて見た。」と。
むっちゃん(福麻むつ美)も山爺(山路和弘)もエンターティナーっぷりを発揮して楽しいったらもう。あ、それでもちゃんと山爺はカレーニンでした。ベテラン役者さんの力量がうまくガラコンに厚みを持たせていた感じがします。

ACT.2

前半は、宝塚時代の歌を、時系列で歌っていきます。
白い、いろいろ複雑に飾りのついたパンツスーツ。かわいい。でもこのお衣裳は失敗だったんじゃないかな。全体にもったりした感じになっちゃって、かっこいい、とは言えないもん。背も低く見えちゃうし。
できればもっとシンプルで、すっきりした、パンツの幅も細い物の方がずっと良かったと思いました。

まあそれは置いといて・・・私はトップになってからのファンで、実際に舞台で見たのは、「雪乃丞変化」からなのだけれど、ビデオやCDでおなじみの曲ばかりで、懐かしく聴かせてもらいました。現役の時よりも中低音はやわらかくなりましたが、ほわ~と温かい歌声と、微妙にフラットするかしないかドキドキさせてくれるあたりが一路でした(好きです)。高音は強く、ある時はヒステリックに歌い上げてくれます。これもまた一路でした(好きです)。

☆君はマグノリアの花の如く
これはバトラーでもスカーレットでも観たので耳にこびりついている曲。さらには、「夢まつり宝塚」という文化祭的イベントで、雪組は「スカーレットの佃煮」という(笑)、男役みんながスカーレットになってバトラーの一路を翻弄する、という芝居があったのが思い出されておかしくておかしくて。(轟悠のスカーレット・・・ごっつかったなぁぁ)


オペレッタでしたね。ハンドマイクをスタンドマイクに換えて、とっても気持ちよさそうに歌う一路がいとおしかったです。きっと、歌う喜びが体中にみなぎっているんだろうなぁと思えて。

☆愛と死の輪舞~闇が広がる『エリザベート』より
11月のエリザベートガラコンサートでもトートをやる一路が、これらの曲をどのように歌うのか、とても興味がありました。どうしても現役時代の歌声が耳に残っていますから、ちょっぴり不安も。
結果、現役時代のような強さや冷たさは影をひそめましたが、もう一回り大きくなって包容力のあるトートになっていました。それならぜひとも、ガラコンの時には、変にトートっぽいメイクをしないで、自然なメイクで臨んでもらいたいと思いました。
伊礼くんルドルフとの「闇が広がる」は、何度も何度も鳥肌がたちました。女性がトートをやるキーでは男性ルドルフにとってはとても高いキーになってしまうということで、伊礼くんも大変だったのでしょうが、さすがの歌唱力で聴きごたえ満点でした。


☆Shall we dance ~ Hello Young Lovers 『王様と私』より
赤いドレスに着替えた一路が、客席に降りて、下手の通路を歩き、G列まで。G列とI列の間の通路を通って後ろの客席にも笑顔を見せてくれながら上手通路へ歩いて行きました。私はI列にいたので、ほ~ら笑顔が目の前に、状態で、心臓がドキドキしました。きっ、綺麗だ。背中に髪が一本はりついてますよ(をい)。
余談ですが、私はこの映画でアンナをやったデボラ・カーが大好きでしてね。中学生んときファンレターを書きましたよ。「スクリーン」誌のファンレターの書き方、ってのを参考にしてね。質問も書いたりなんかして。そしたら、後日ご丁寧に秘書さんから(本人はお仕事でどこかの国に行ってて留守だった)お返事をいただきまして、それが、私が質問を書いた用紙の空白のところにタイプライターできちんと打ってあって、「おおお、タイプライター!!」と感動(そこ??)。それから何年かして、私も買いましたよ、タイプライター。オリベッティのレッテラなんちゃら、ってやつ。
あ、それで、私はこの2曲はカタカナ英語で全部歌えます、えっへん。

☆~魅惑の宵『南太平洋』より
この作品の一路、私は観てないんです。はつらつ元気なヤンキー娘って、一路にはどうよ、って思って。たしか劇評もそんなに良くなかったような記憶が・・・・
余談ですが(笑)、私はこの作品でヤンキー娘をやったミッツィ・ゲイナーも大好きでしてね。中学生んとき・・・・以下同文(笑)。
そしたらこちらはB5版くらいの大きさの白黒のポートレイトに、私の名前と、「LOVE」の文字も入れたサインを書いて送ってくれました。うれしかったなぁぁ、あの時。ただ、何分にも、映画が作られてから時が流れていたため、ポートレイトのミッツィは・・・ううう・・・かわいいおばちゃんになってました。
あ、それで、この歌の途中で山爺がかっこつけて出てくるんですが、その横顔がまあ、ロッサノ・ブラッツィそっくりでねぇ。渋くてかっこよかったです。

☆~ヴンダバー『キス・ミー、ケイト』より
超有名な曲ですよね。なぜか私の耳には大浦さんの歌声が残っているのですが・・なんでだろう・・・
☆I wish I May 『イーストウィックの魔女たち』より
宝塚出身の3人が3色のドレス・・・一路が赤、むっちゃんが紫、あすかちゃんが・・えっと・・青、でしたか??に身を包んで歌いました。
オリジナルは、一路、涼風、森クミなのですが、今回は涼風のパートをむっちゃんが、森クミのパートをあすかちゃんが歌いました。
オリジナルでは、一路のちょと不安な音程を、森クミと涼風がキリッとひきしめて、なかなかに迫力のあるコーラスになっていたのですが、それと比べるとちょと弱いかなぁ、当たり前ですが。むっちゃんの温かいハスキーヴォイスはだぁぁぁぁい好きなのですが、一路と合わせるとグダグダしちゃうかも。ソプラノでひっぱってくほどあすかちゃんもパンチがないしねぇ。
あれ??好きなのに、なんでこんなこと言ってるんだろう私。良かったですよ、本当に良かった。でもオリジナルがまた観たい・・・・・

☆英雄だけが『ルドルフ ザ・ラスト・キス』より
ついこのあいだの舞台で歌った曲。いや~、「ルドルフ」、本当にいい作品でした。一路の役は、そんなに出番は多くないのだけれど、この曲は印象的でした。
なんか、舞台の時より良かったような気がするんですけど、なぜだろう??舞台だともっと苦しそうだったんだけどなぁ。キーを下げた??
この舞台で何年振りかで帝劇に復帰した一路。なんと奈落で迷子になったそうです。今までは、出ずっぱりの事が多くて、移動するのもあわただしく人に手を引かれてあっちへこっちへと動いていたのが、自分で移動することになって、待つ、という時間があって・・・で・・迷子、という(笑)。つくづく他の方に支えられていた自分を感じたと言っていました。

☆パパみたいに~魂の自由~夜のボート~愛のテーマ『エリザベート』より
う~~ん、こう来るか、のシシィメドレー。最初、無邪気に「パパみたいに自由になりたい」と歌っていた女の子がどんどん自由を失い、運命に流されていくのを一気に役に入り込んで歌ってみせてくれました。もう少し時間があったら、「パパみたいに」のリプライズ(あの気持ち悪い音程のやつ)や、幻になってしまった「夢とうつつの狭間に」も入れて欲しかったなぁ。「夜のボート」は、山爺フランツがとってもいい感じ。自然でいいなぁ、この人。

いつも、「夜のボート」では涙腺が決壊している一路だけれど、今回は、そのほかの曲でも結構泣いていたような。曲の合間に客席に背を向けて、時々涙をぬぐっていました。
ご本人曰く、「トシのせいか涙腺が緩くなっちゃって・・」だそうですが。


アンコール:私だけに
コンサート中に歌っていなかったので、アンコールは絶対にこの曲だと思いました(笑)。
紫のドレス(?)に着替えていました。あまりにも幕が上がるのが遅かったので、一路が貧血でも起こして倒れたかと思いましたよ、私。
気持ちも盛り上がっているし、喉もあいているし、かなり良い出来の「私だけに」だったんじゃないかな。気持ちよく聴けました。最後もあがったしね。

本当に密度の濃い、時間も長い、充実のコンサートでした。これを1日に2回やったら相当疲れるのだろうなぁ・・・

一路、芸能生活31年(笑)、おめでとう(^o^)丿







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Last updated  2012.09.18 08:35:41
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