がはは人生。じたばたしてもしょうがないっ。今日も笑っていきましょーーっ。

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dreamingmammy

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2007年03月21日
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カテゴリ: 軽度発達障害



  バトン教室では、たくさんのアスリートたちが、明日の全国大会や世界大会を目指して血のにじむような努力をしていた。中学生高校生の彼女たちにとっても、最大の悩みは、町にバレエ教師がいないことだった。技術も相当に高度になると、審査の分かれ目になるのは、芸術性だった。センスというか、見ている者を感動させる感性というか、踊り心みたいなものに更に磨きをかけるには、今の指導の中では、限界があった。
 がんばってバレエ教室に通おうとしても、教室での責任も重かったので、中学生以上になると、他に習い事やサークルをやりたくても長く続ける事は難しかった。
 中高生の子供たち自身が指導者不足を補い、教室の運営そのものに深く関わっていたから、バトン以外の活動を許される環境ではなかった。 

 そんな中、娘は低学年だし、特別レッスンのお呼びもなく、体をもてあましていた。学校の勉強もそう忙しくはない。現在は病床の身であるじいちゃんも、当時は自由に車を運転できた。支えてくれる人は大勢いる。やってみて無理ならあきらめればいいや。やってみるなら今だと思った。

 娘はアスリートではなかったけれど、常識外れな破天荒な考えの家族に恵まれたおかげで、バレエとバトンの両方に楽しく通うことが出来た。

 初めてのバレエの発表会には、小学校から校長先生や担任の先生ご一家も見にきてくれた。そこで、みんなが何よりも驚いたのが、娘が踊りの中で長時間ぴたっと動かずに止まっていたことだった。

 ワルツ4小節ごとに動きが変わってピタッと静止する動作を数分間繰り返す。みんな目を疑った。学校では授業中でも、体育館で整列しているときも、いつも一人手をぶらぶらさせたり、顔をさわったり、足をもぞもぞさせたり、どこか一カ所でも部分的に多動の残るのはしかたないとみんながあきらめていたのに、ダンスの中では音楽のかかっている一定時間ずっと静止状態でいる姿を見たのは驚きだったのだ。そして、学校では見たことのない娘の豊かな表情にも。

 バレエは、静止の苦手な娘にとって、自分の動きをしっかりコントロールする療育的効果をしっかり担ってくれていた。しかも、バトンを数年間やってきてもなかなか身につかなかったことが、マンツーマンの指導で半年で改善されている。これは、本人のやる気の問題というよりも、指導内容がいかに本人の腹に落ちているかどうかの問題であったからだと思う。根気強く 子供の目線で、あきらめずにかかわり続けてくれたからこそ、子供に変化がもたらされたのだろう。



 その年の冬、娘は念願のオーディションに合格し、晴れてバトントワリングチームの一員となった。








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最終更新日  2007年03月21日 13時18分24秒 コメントを書く


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