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2018.11.09
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テーマ: 東洋医学(144)
カテゴリ: 東洋医学
​前回​ 精・気・血・津液って何? 第5回「気の作用とは」 の続きです。

気の作用には
​推動、温煦、固摂、防御、気化​ があると言いました。

今回は「気が不足するとどうなるの?」です。

気の不足によって起こる病証は大きく3つです。
​
後になるほど症状は重くなります。

まずは気虚です。
​​気虚​​
食生活や疲れなどが影響してきます。

気虚の主な原因
・飲食物の摂取不足
・大病、長患い、過労

気虚の主な症状
・倦怠感や無力感
・めまい
・息切れ
・話すことが面倒臭くなる
・汗をかきやすくなる
・風邪などにかかりやすくなる​​​​


後天の気の 宗気は心肺の機能を支えている ので、これが不足してくると呼吸や発声に影響してきます。
後天の気の 衛気はバリアを張っている ので、これが不足してくると汗が必要以上に出たり、ウイルス(外邪)が侵入しやすくなってしまいます。

次に気陥です。
気陥
いわゆる内臓下垂など各組織・器官を支えられなくなった状態です。
簡単にいうと気虚がひどくなった状態ですね。

気陥の主な原因
・慢性的な気虚
・過労
・多産、産後の不養生

気陥の主な症状
・気虚症状
・胃下垂
・脱肛
・子宮脱
・下痢

気虚がひどくなった状態なので、当然気虚の症状が出ます。
それに加えて、内臓を支えられないので下垂症状が出ます。
気が上に上らないので内臓などを支えきれず、下に落ちてしまうんですね。

もうひとつは気脱です。
気脱 とは、気虚が気陥よりもさらに悪化した状態です。
ここまでくるとかなり重篤な状態です。

気脱の主な原因
・慢性的な気虚
・極度の過労
・出血や嘔吐

気脱の主な症状
・呼吸が浅くなる
・意識を失う
・顔面蒼白
・四肢の冷え
・汗が止まらない

気虚の最終段階です。
宗気の不足でどんどん呼吸は浅くなり、生命活動の根本となっている気が不足するので意識もはっきりしなくなってきます。
各組織を正常に保つ 推動作用 や体温を一定に保つ 温煦作用 も働かないので、身体は冷えます。
固摂作用 も働かないので、汗がどんどん漏れ出していきます。
もう身体の組織が完全に機能していない状態ですね。

これらが気の不足による症状です。

また、気が不足しなくても停滞することにより、症状が出てきます。

次回はその気の停滞による病証についてやっていきます。
​
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最終更新日  2018.11.09 10:03:17
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