Dragon Quest 1 HD


新たな勇者の物語を、始めよう。


START 2025.10.30 5:35









[#01] 10/30

DQ1-01

SFC版以降、パッケージ版のDQ1と2はセットで収録されることが多い。
タイトル画面の次に、プレイする作品を選ぶ。

主人公の名前は「テューガ」としよう。
かつて友人からもらったポケモンのニックネームだ。
従来版のDQ1では、主人公の名前によってステータスの成長パターンが異なる。今回はどうだろうか?

もとは40年近く前の作品とあって、公式のデフォルトネームも数多い。
近年では「ソロ」が主流か。小説版では「アレフ」だった。


オープニングが大幅に変更されたのは、前情報として公開されていた。

DQ1-02

1人で旅をしていたテューガは、魔物の大群と戦っていた兵士の一団に加勢する。
かつて世界に現れた、 勇者ロトの子孫 だという。自称だけれど。

DQ1の世界は、 アレフガルド という。
勇者ロトの伝説が伝わる地だ。


兵士達とともに、ラダトーム城に来た。
40年近く前、 ドラゴンクエストの歴史はここから始まった。

DQ1-03

DQ3と同じ、大きな城に迎えられる。
かつては城と街が離れていたが、今作ではDQ3同様に連結したマップになった。

謝礼として、従来版と同じ 120G の軍資金をもらう。
この120Gという金額は、近年もたまに現れるDQ恒例ネタだ。

当面の目的としては、勇者ロトと導きの声について調べる。
手がかりがあるのは、 北西にある洞窟 と、北東の 雨のほこら の2か所。
前者から行ってみよう。


従来版から変化した箇所としては、城の内装、そしてメニュー画面がまず挙がる。
DQ恒例のトレジャーハントをしながら、できる範囲で見て回った。
城の北東部分は扉に鍵がかかっており、今は入れない。

さて、メニュー画面で気づいた従来版からの変化点を一通りまとめよう。


DQ1-04

まずは、 防具に兜がある。
従来版では、武器、鎧、盾のみだった。兜はDQ2からの登場になる。
だが、HD版ではDQ1でも兜が手に入るようだ。

消耗品に目を向けても、 毒消し草 魔法の聖水 は以前は無かった。
他にも従来版には無かったアイテムが多数あるだろう。

後続のDQに準じて 道具袋 もあるため、持ち物の枠にも困らない。
従来版では、アイテムは10個までしか持てなかった。
薬草と鍵のみ別枠で管理され、それぞれ6個まで所持できる。

力の種などのドーピングアイテムは、以前からあった。
1人旅なら温存する理由はなく、すぐ使ってかまわない。
持ち物の枠が限られ、袋もない従来版ならなおさらだ。

だが、そう思わせておいて今回は仲間がいる、なんてことも考えられる。
当面は温存しておこう。


初期ステータスはHP38/MP24。
HPだけ見ても従来版の 2.5倍 だ。また、最初からMPを持っている。

それは、 特技 を最初から習得しているためだ。
けもの突き、うけながしを覚えている。これらにMPを消費する。

メニューを見たところだと、呪文は15種類、特技は10種類のようだ。
従来版では、DQ1から登場する――いわば「呪文1期生」は10種類だった。


DQ3HDと同じく、主人公のコマンドをAIに任せられる。
1人旅なので「おれにまかせろ」の作戦が無い。
テイルズでこの作戦を出したら「おさみしなみだ」の称号が付きそうだ。

加えて 「アイテムさくせん」 が新登場。
AIがアイテムを使うかどうかを設定できる。
道具を使う/使わない、装備品を使う/使わない、を組み合わせた4通りから選べる。


城で話を聞いていると、北の方で 盗賊 が悪事を働いているという。
この話は覚えておいた方がよさそうだ。

城を一通り回ったら、次は街に行こう。

DQ1-05

ラダトームの対岸が、 竜王の城 だ。
ここから見ることができるのは、DQ3HDでも同様だった。
以降も、DQ3に由来する要素はたくさん見つかるだろう。従来版よりも増えていると思って間違いない。


ラダトームの城と街でトレジャーハントすれば、所持金は377Gまで増える。
131Gが入った樽まであった。王様からもらった軍資金より多いではないか。

これで装備を整えようとしたが、従来版と異なり一通りの初期装備は揃っている。
今はゴールドは温存して、660Gの鉄の槍を目指す方が得策と見た。


準備はできた。出発しよう。

DQ1-06

DQ1のフィールドBGMは 「広野を行く」
かつてはファミコンの音源に対応して作られたシンプルな曲も、今は大幅に進化した。

街を一歩出れば、そこは魔物の世界。
今作はランダムエンカウントだ。敵はどこからともなく現れる。

DQ1-07

DQ1HDの、従来版からの 最大の変更点 と言ってもいいだろう。
こちらは1人旅だが、 敵は複数で現れる。

今回の冒険では、ほぼ常に多勢に無勢の戦いを強いられる。
DQ熟練者でも油断してはいられない。いつも以上に慎重に戦う必要がある。


写真のスライム2体とドラキー2体を片付け、 最初の1戦でレベルアップ した。
3DS版のDQ8以降、レベルアップ時にはHPとMPが全回復する。今作も同様だ。


ひとまず、早急に範囲攻撃が欲しい。
Lv4でギラを習得した。ドラキーの集団くらいならこれで一掃できる。

DQ1-08

……と思っていたところに、なんと ドラキーがメラを。
数だけじゃなく、質の面でもモンスターは以前より強くなっているようだ。

繰り返しになるが、今回はDQ熟練者でも油断できない旅になる。


ラダトームから北西に、 ロトの洞窟 はある。

DQ1-09

従来版ではモンスターの出ないダンジョンだったが、今回は戦闘あり。
ゴーストに加え、メーダ、ゆうれい、バブルスライムなどが登場する。
後者2種は従来版のDQ1にはいなかったモンスターだ。

そのゴーストと戦ってみると、 聖なるナイフ なら一撃で倒せる。
攻撃力の数値は銅の剣と1しか変わらないが、説明文に 「ゾンビ系に強い」 と書いてある。
こうした特効持ちの武器は、今作では重要になりそうだ。覚えておこう。


ラダトーム城で噂は聞いていたが、勇者一行を名乗る4人組が現れる。
勇武僧魔――かけだし冒険者、ひよっこ武闘家、みならい僧侶、しんまい魔法使いの編成だ。

DQ1-10

この4人組、行く先々で会いそうな気がする。
まさか、物語が進むと彼らの肩書きも変わったりするのか?


洞窟は地下2階まである。宝箱を回収しながら進んでいこう。

終点が見えてきたが、行く前にちょっと待つ。
DQ3HDのように、 いつどこでボス戦が追加されていてもおかしくない。
常に薬草を多めに持っておこう。

まあ、ここではボス戦は無かったが。

DQ1-11

最深部にある石碑には、かつて勇者ロトがメッセージを記した。

魔の島に渡るには、 太陽の石、雨雲の杖、ロトの印 が必要だった。
大魔王ゾーマとの決戦を終えた後、ロトはその3つのアイテムをアレフガルドの3人の賢者に託したという。
これからの冒険の指針になるヒントだ。

そして、 勇気こそが勇者の力 ――とロトは書き残した。
読んで字のごとく、しかしドラゴンクエストというシリーズ全体に一貫した思想だ。覚えておこう。

0:54
テューガ:Lv6



[#02] 10/31

ロトの洞窟を抜けて、さらに北西に進むと ガライの町 がある。

DQ1-12

海に面した半島に作られた町だ。今作でわかりやすくなった。
名前の通り、DQ3の時代にいた吟遊詩人ガライが作った町だ。

町の北半分を占める、大きな建物が気になるが今は入れない。


DQ1-13

HD版の新要素のひとつ、 巻物
これを読むと、呪文や特技を習得できる。
かつて勇者ロトとその仲間達が書き残したという。

ここでは トラマナ の巻物を発見。毒の沼などのダメージ床を無効化できる、あると便利な呪文だ。
従来版では、ダメージ床を回避する手段はロトの鎧しか無かった。
この序盤でトラマナを習得できるのはありがたい。

トレジャーハントの際は、本棚も見逃せない。
赤い本が入っている本棚には何かある。


従来版には無かったアイテムとしては、 小さなメダル もある。
集めれば貴重な品と交換できる、こちらはDQシリーズ恒例の要素だ。

だが、まだメダル王のいる場所はわからない。
旅の途上で探すこととなるだろう。


ガライの町では、武器屋にて 鋼の剣 を発見。
どの作品でも、ちょうど旅慣れた頃に登場する本格的な武器だ。
2つ目の町で店に並ぶのは、異例の早さと言える。

まあ、 1700G と簡単には手が出ない価格なんだが。
ロトの洞窟で集めた資金でも、わずかに足りない。
結局ここでも装備の強化はしなかった。

道具屋では、 ささやきの蜜 を発見。呪文封印を解除する。
1人旅では重要になりそうだ。150Gと高めだが、1個持っておけば緊急時に役立つか。


次は、東にある マイラの村 に向かおう。
さらにその付近にある 雨のほこら で、勇者ロトに関する情報が手に入るらしい。

道中では ホイミスライム が出る。従来版のDQ1にはいなかったモンスターだ。
今では一大勢力となったスライム族も、最初はスライム、スライムベス、メタルスライムの3種から始まった。

名前の通り ホイミ を使うホイミスライムは、攻撃力が低いうちは面倒な相手だ。
幸いにしてホイミ2回分のMPしか持っていないため、切れるまで待てば仕留めるには問題ない。


マイラに向かう途中、 従来版には無かったはずの拠点 を発見。

DQ1-14

DQ1-15

そこは魔物に滅ぼされた廃墟だった。
ガライの子孫だという、ザライと出会う。
おそらく今後も登場するだろうが、何かサブイベントを受け持っているのか?


ラダトームから北東に、 マイラの村 はある。温泉で有名だ。

DQ1-16

勇者ロトが世話になったという 鍛冶屋 は、代替わりを繰り返しながら今も続いている。
当時の伝統を引き継ぎ、今も道具屋の看板を掲げているのが特徴だ。

ここでは 鋼の鞭 を発見。攻撃力が高い上にグループ攻撃、とても役立ちそうな武器だ。
しかし 4400G と高く、現状では大幅に足りない。

マイラまでの道中で稼いだ金で、鋼の剣なら買える所持金がある。
ひとまずこれを買って、残りは防具に充てよう。
毛皮のフードと、うろこの盾を買った。


さて、一休みしたら雨のほこらへ向かおう。
道のりだけを見れば長くはないが、難しい行程になる。

DQ1-17

なぜかというと、 わらいぶくろ が非常にうっとうしい。
スクルト、ボミオス、マヌーサなど多彩な呪文に加え、ふしぎなおどりでMPを削ってくる。
その上 2回行動 するため、ホイミで粘るのもお手の物。
88Gもらえるのが救いだ。

他にこの辺で現れる魔物というと、おおさそり、メイジドラキー、リビングデッド、リザードフライ、ぐんたいガニなどがいる。
後者3種はそれぞれDQ2、DQ3で登場したが、従来版のDQ1にはいなかった。
メイジドラキーは昔からいるが、従来版では存在しなかったイオを使う。

ここでLv8に上がり、テューガは デイン インパス を習得。
いずれもこれから世話になりそうな呪文だ。


わらいぶくろにMPを消費させられ、何度か退却を繰り返すこととなった。
序盤から予想以上の難易度だ。

DQ1-18

雨のほこら は、かつてはルビスの塔だった。
見ての通り塔だとわかる。従来版のDQ1では表現できなかったグラフィックだ。
ただ長い時が過ぎて階段が崩れ、2階以上には上がれない。

ロトが石碑に記したアイテムのひとつ、 雨雲の杖 がここにある。
だが、譲り受けるには 銀の竪琴 を入手しなければならない。この条件は従来版と同様だ。


ロトの洞窟と雨のほこらを訪れたら、一度ラダトーム城に戻って王様と話をしよう。

精霊ルビスから、世界を支配しようとする闇がいるとの話を聞いたローラ姫は
王様が選んだ護衛とともに、雨のほこらに隠れようとした。

DQ1-19

ところが、そこに 竜王 が自ら現れる。
かつてロトが使ったという光の玉を奪い、さらにローラ姫を連れ去った。
GBC版では竜王軍がラダトーム城に侵攻したが、それとは異なる発端となった。

この時の護衛も、青髪の騎士を残して全滅した。
彼女はプロローグにも登場している。


かくして、ローラ姫を救出し、そして竜王を討伐する旅が始まる。

新しくなったDQ1の物語は、ここからが本番だ。

2:18
テューガ:Lv9



[#03] 11/01

従来版と異なり、HD版ではDQ3と同じく 3種類の鍵 が存在するようだ。
すでに鍵のかかった扉はあったので、予想はついていた。

かつての勇者のように、その鍵が旅に必要となるだろう。


まず最初に登場するのは、 盗賊の鍵
先端部に可動式の棒が入っており、鍵穴に合わせて手動で調節することで開錠する仕掛けだ。

ガライの町で見つかったというので、行ってみたのだが。

DQ1-20

親切にも 「悪徳商人」 と名前でわかる。
おだてて相手の気を良くした上に、普段はもっと高いが特別に安くするという話術で買う気を起こさせる。
絵に描いたような 詐欺商売のフルコース だ。

とはいえ、値引きしても 80万ゴールド は十分過ぎるほど高い。
これでは騙されたくても騙されない。

この悪徳商人は、ガライの町から南の宿に滞在するという。
従来版には無かったが、この通り関所のような位置に宿ができている。

DQ1-21

DQ1-22

これはまた見事なorzだ。DQで目にするとは思わな……いや、DQ11でこの上をいく見事なorzがあった。

どうやら盗賊の鍵を盗まれたらしい。
話を聞くに、犯人は カンダタ で間違いない。DQ3に登場した盗賊だ。
もちろん、今回登場するのは彼の子孫ということになる。


カンダタ一味がいるのは、 岩山の洞窟
従来版では必ずしも行かなくてもいいが、財宝があるので行く価値ありのダンジョンだった。

DQ1-23

その途中、 がいこつ に出くわす。
単なるホネだと思っていると、予想以上の攻撃力に驚かされる。
HD版ではさらに強くなり、一撃で25前後のダメージを与える。 どこにそんな力があるのか?
従来版では呪文は持たなかったが、今回はルカナンを覚えてきた。

そういえば昔のBlackは、どうしようもなく疲れた時に
「がいこつとバブルスライムに分裂しそうな気がする」 という表現を多用した。
今作はこの2種がともに登場する。同時に出てきてくれないだろうか?


岩山の洞窟に入ると、いきなりカンダタ一味と鉢合わせ。

DQ1-24

そして ボス戦 。もちろん従来版には無かった。
3人がかりの上に攻撃力も高く、まともに戦うと苦戦は避けられない。
しかし様子見や防御のターンもあるため、なんとか回復は追いついた。
もちろんカンダタの痛恨には注意したい。45ダメージは想定しておこう。

勝利すれば、550の経験値がもらえる。
昔から、DQではボスはかなり多く経験値を持っている。


DQ1-25

カンダタといえばこれ、定番の 無限ループ だ。

DQ3をプレイしていれば、カンダタの先祖と勇者ロトは関わりがあったとはわかるが
彼の家系では、 ロトは先祖の一番弟子だったと伝わっている らしい。

そして、洞窟の奥から戻ってこない子分を助けたら鍵を譲ってくれるという。
その話、引き受けた。


という経緯で、岩山の洞窟を探索する。
数多くの宝箱があるが、 暗くて見えづらい。 注意して歩いても見逃しそうだ。

DQ1-26

実はメニューに 「ガイド機能設定」 があり、ONにするとマップに宝箱の場所を表示できる。
しかしONにするのもつまらない。見逃しを確認する時だけ使おう。


ここでは、 とうぞくのはな を習得。
フロアにある残りのアイテム数がわかるという、トレジャーハントに欠かせない特技だ。
1人旅でなくても、可能であれば主人公に覚えさせるのが最も有効だろう。

前掲した写真の通り、今作では ショートカット にコマンドを登録できる。
とうぞくのはなに加え、 インパス も登録した。
そろそろトラップが混ざっていてもおかしくない。消費MPも0なので気軽に使える。
予想に反して、ここにトラップの宝箱は無かったが。


期待通り、財宝が多数手に入った。
まずは 鉄の斧 を入手。実は従来版DQ1からある古株の武器だ。

だがこれまた予想通り、呪われた装備もある。
死の首飾り は従来版にもあった。城に入れない呪いだった。
他には、石のかつら(思わず防御がしたくなる)とゾンビメイル(HPが自動で減少)が見つかった。


DQ1-27

これが地下1階のマップだ。
階段が3つあるが、正解ルートは中央。まずそれ以外から回って、アイテムを回収しよう。


現れるモンスターは、メトロゴースト、ドロル、ドラキーマ、まどうしは従来版から続投。
他には、眠り攻撃の名手・ マタンゴ が加わった。
説明するまでもないが、1人旅では 状態異常 の使い手はいつも以上に警戒すべき相手だ。
ひとたび寝れば、起きる間もなく倒されるなんてことも普通にある。

意外に強くなったのがドロル。 ボミオス で素早さを下げてくる。
いつもは地味な呪文だが、多勢に無勢の今作では厄介な呪文と化す。

他には、 あやしいかげ も現れる。
DQ3と同様、他のいずれかのモンスターの強さを持っているが、正体はわからない。
意外な強敵が化けていることもあるので、出てきたら注意したい。
また、同じグループでも正体が同じとは限らないようだ。
2体組を倒したら経験値が奇数だったことがある。


洞窟の奥に進むと、捜していたカンダタ子分がいる。
しかし、 ようじゅつし と一戦交える。もとはDQ2にいたモンスターだ。

DQ1-28

ベギラマ、スクルト、マホトーンを使用する。ベギラマは30ダメージほど見ておこう。
ここはマホトーン対策ができているかの勝負だ。
薬草でHPを回復するか、ささやきの蜜で解除するか。
このボス戦に限らず、いつでも備えておきたい。


その後、隠れていた妖精と会う。
精霊ルビスは今はアレフガルドから離れた世界におり、力を借りるなら召喚する必要がある。
今後の指針になる話だ。覚えておこう。

さて、ちょうどLv12でリレミトを覚えたところだが。

DQ1-29

仕方ないので歩いて帰る。
これもDQではおなじみのメッセージだ。


任務を達成したら、約束通りカンダタから盗賊の鍵を譲られる。

この様子だと、DQ2HDでもカンダタと会うかもしれない。
小説版では、デルコンダルを建国してその国王になっていた。その設定が拾われるのか?

3:47
テューガ:Lv13



[#04] 11/02

岩山の洞窟をクリアし、盗賊の鍵を手に入れた。
そろそろ南の大陸に行ってもいい頃だろう。

船を入手できない今作では、行く手段は 沼地の洞窟 に限られる。
ルーラでマイラまで飛んで、そこから行こう。
Lv13に上がり、ようやくルーラを習得できた。
従来版ではラダトーム城にしか飛べないが、今作ではDQ3以降のように行き先を選べる。

また、Lv13でMHPが3桁に到達。主人公は大体Lv15くらいで手が届く。
そろそろベホイミが欲しくなる頃だ。

DQ1-30

沼地の洞窟は、マイラの南から対岸に通じるトンネルだ。
DQ3の時代ではまだ工事中だったが、今は開通している。

魔物はそれほど強くない。DQ3から、こうもりおとこが新たに登場する。
ふしぎなおどりには注意したい。
ささやきの蜜を落とすことから察するに、多分マホトーンも持っている。

途中で、これまでに何度か会った老隊長と青髪の騎士の2人組と会う。
この2人が親子だとここで判明する。
だが洞窟周辺の沼地の瘴気で、老隊長の方が病気に。
リムルダールに着いた後、薬を探すこととなる。


南の大陸に上がると、魔物の強さが大幅にランクアップする。
早速、 リカント に出くわす。一撃で33ダメージを与えるパワーファイターだ。

リムルダールに着くまで、余計な寄り道は避けたい。
秘密の場所でやいばのブーメランが手に入るので、後で回収に向かおう。

DQ1-31

リムルダール の街は、湖に囲まれた島にある。
ここで物語も中盤に入るというところだ。

注目はなんといっても、 魔法の鍵 が手に入る。
従来版では使い捨ての鍵で、ここで6個まで買うことができた。

今作では鍵の魔法使いはさらに研究を進め、使っても壊れない魔法の鍵を作っている。
もう少しで完成するところだが、共同で研究しているドワーフの職人が来ないという。
前述した薬の目的地も同じだ。2つの用件をまとめてこなすとしよう。


行く前に買い物を。
さばきの杖 を買った。道具使用でバギの効果がある。
本当は 魔法の鎧 が欲しいのだが、7700Gと例によって手が出ない価格だ。

行商人もいるが、上薬草を売っていない。
買うとなるとマイラに戻ることになり、ちょい面倒だ。

それから、住民とも話をしよう。
ここは竜王の島に最も近く、かつて勇者ロトもこの町の西に虹の橋をかけたという。
だが、その前にある屈強な戦士が島に渡ったという記録もある。
DQ3をやっていれば、それが誰かというのは考えるまでもない。


リムルダールの南、山岳地帯に ドワーフの洞窟 がある。
従来版には無かった、新しいスポットだ。

DQ1-32

DQ1-33

中は2階層のダンジョンになっており、構造も入り組んでいる。
一番左は盗賊の鍵では入れないので、今はスルーしよう。
まず左から2番目、次に3番目のルートでアイテムを回収し
最後に正解ルートの一番右に行く、という手順がいい。


リムルダールから洞窟までの道中も含めて、現れる魔物はとんでもなく強い。
道中で リカントマムル が出たが、一撃で50ダメージも食らった。
3体がかりで攻撃されたら、1ターンも持たない。

洞窟内では、同等の攻撃力を持つ しりょうのきし が現れる。
他には、DQ3から登場の ドルイド も。時々2回行動でバギを使う。
メドーサボール はラリホーを持つ。こちらはDQ2からの登場だ。
こんな危険地帯でラリホーは、ザキと同じと思ってもいい。

DQ1-34

ついにやらかした。
DQ1名物 「あなたは死にました」 、やはりHD版でも健在だった。


このあたりで、本格的に戦術について考える必要がある。

DQはシリーズを通してバトルシステムの基本は変わらないので、ひとつの作品で学んだ戦術は他でも使える。
しかし、常に1人旅のDQ1では、 戦術にもいつもと異なる考え方 が必要になりそうだ。
意外な呪文や特技が活躍を見せるだろう。

DQ1-35

例えば、 うけながし が役立つ。
通常攻撃に限り、そのダメージを他の敵味方の誰かに受けさせる。
1人旅であれば、受け流しても代わりに攻撃を受ける味方はいない。
受け流し自体に成功する限り、攻撃は必ず敵の側に行く。
たまに受け流すことに失敗する可能性もあるが、試した限り成功する確率が7~8割くらい。

通常攻撃しかしないモンスター、例えばさまようよろいの集団などには非常に役立つ。
数を減らしたところで、通常の戦法にシフトすればいい。

運任せにはなるが、正面からでは勝てない相手にも勝てそうだ。


次に、 みかわしきゃく も有力だ。
敵の攻撃の全てが主人公に向かうので、回避率を上げることで回避できる攻撃の数もまた増える。
DQ11で、主人公1人の時にソードガードが役立ったのだが、それと同じだ。


あとは敵の状態異常にも注意したいが、こちらから状態異常をかける時も使い方が難しい。
失敗する、あるいは効いても1ターンで切れた場合、手数を損したことになる。
常に多勢に無勢のDQ1では、1手のロスが致命的になりかねない。
この区間でリカントの集団にラリホーを試みたが、結局のところ戦況が不利になるだけだった。

それでなくても、 常に1手を大切にする ことを心がけよう。
必要に応じて武器の持ち替え、剣とブーメランの使い分けも戦術に取り入れ、少しでも手数を減らすべし。


そんなこんなで、常に敗北の危機と隣り合わせでドワーフの洞窟を攻略する。

しかし、危険を冒す価値はあった。
宝箱から 毛皮のベスト 氷の盾 を入手。これで買い物するべき装備品を減らすことができる。

巻物からは、 ミラクルソード を習得。
攻撃しながら回復という特技は、1人旅にはありがたい。
だが、消費MP10は多すぎる。

消耗品に目を向けても、 命の石 が手に入った。
1人旅ではザキを避け損ねたら即座に敗北だ。保険を持つことが重要になる。

DQ1-36

トラップを発見。
ひとくいばこかミミックかは知らないが、いずれにしても今戦ったら負けるだろう。
消費MP0でインパスを使えるので、ショートカットに登録して活用しよう。


慎重に行くなら、Lv17まで上げてから挑みたい。
Blackは低レベルで突き進む派なので、このままLv14で攻略する。

Lv14から1レベルごとに、ベギラマ、トヘロス、だいぼうぎょを習得する。
しかし、本当に欲しい呪文はそれではない。ベホイミだ。
ホイミでは攻撃1発分のダメージを回復することすら難しくなってきた。

この区間は、 上薬草 を常備したい。
消耗品だが、ホイミよりも回復量が多い。戦闘中は必要に応じてこちらを使おう。


道中で3回ほど「あなたは死にました」のメッセージを拝み、なんとか洞窟を突破した。

洞窟の地下2階を北に抜けると、ドワーフが住むエリアにたどり着く。
彼ら一族は別の土地に住んでいたのだが、何代か前に妖精族に呼ばれてアレフガルドに移った。
先祖は 体当たりで岩盤を破った とか。
確かに、それをやったドワーフがDQ3にいた。
人間の勇者(勇者ロトの父親と思われる)とともに旅をしたドワーフの話も伝わっている。

魔法の鍵を研究していたドワーフはここにいるが、老隊長と同じ病気にかかっていた。
必要な薬は2人分になったということだ。
薬についての情報が聞けたので、次はそちらへ行こう。

5:13
テューガ:Lv16



[#05] 11/03

妖精の隠れ里 は、岩山の洞窟から南にある。
ドムドーラから近くだ。周辺の魔物もまた一段と強くなる。


ついでに触れておくと、リムルダールから南の島には 聖なるほこら がある。
従来版では、現れる魔物はリムルダール周辺より1ランク上という程度だった。
金持ちモンスターの ゴールドマン がいるため、DQ1では最大の稼ぎポイントでもある。
以降の旅で必要な資金、具体的には炎の剣と水鏡の盾を買う合計24,600Gを、ここで一気に稼ぐのが従来版での定石だ。

DQ1-37

だが、今作では島に現れる魔物は 1ランク上どころではない。
どう考えてもメルキド地方と同等かそれ以上の強さだ。
聖なるほこらに用がある時まで、この島には入るべきではない。

見ての通り、話題のゴールドマンに出くわした。
ちからため⇒攻撃 は200ダメージを軽く超え、その他に痛恨も持つ。とんでもなく強い。
戦うなら、みかわしきゃくとスカラを維持しよう。
今回は報酬もさらに上がって、1990Gに。
稼ぎたくなったら狩りに来たい。他のモンスターに対処できるほど強くなった後に。


妖精の話を頼りに、探している薬――灯火のシロップの材料を集めに行く。
場所はここから近くにある、 秘密の花畑 だ。
特にボス戦があるわけでもない。

ところで、地図を見ると近くに拠点があるのだが―― こんなところに城が?

DQ1-38

DQ1-39

まさかと思ったが、そのまさか。 メダル王の城 だ。
Blackの知る限り、DQ1においてラダトーム以外で城BGMを聴くのはこれが初めてだ。

ここまでに集めた小さなメダルは15枚。ドラゴンシールドをもらった。
次は17枚のツインスワロー、かなり攻撃力の高いブーメランだ。
入手すれば存分に活躍してくれるだろう。

今作は世界が狭いので、景品も最高で 40枚 まで。
おなじみグリンガムの鞭が最後の景品だ。


妖精の隠れ里に戻ると、魔物と一戦交える。
よろいのきし+かげのきし×4 の編成だ。

DQ1-40

5体などまともに相手していられないので、うけながしで回避する一手。
3体くらいまで減らしたら、妖精の剣で守備力を上げて攻撃に切り替えよう。

かげのきし は従来版でも難敵として名が挙がる。
今回も回避率の高さは健在。通常攻撃は軽々と回避される。さらに今回はバギとルカナンを覚えてきた。
だが耐性は昔ほどではなく、攻撃力も特筆するほどはない。
デインで倒せるか少し残るかってところだ。


集めた材料で、灯火のシロップを作る。
これを届けたら、またここに戻るよう言われる。

妖精の隠れ里では、ヒャダルコ、マホステの巻物、それに妖精の剣が手に入る。
剣は道具使用でスカラの効果だ。MP消費が無いのもありがたい。


早速、リムルダールとドワーフの洞窟に薬を届けよう。
後者は居住区にルーラで直接行ける。また洞窟を通る必要は無い。

長いお使いになったが、ようやく 魔法の鍵 を入手した。
扉の他に、青い宝箱を開けられる。

注目はマイラの井戸。くさなぎの剣を入手できる。
その昔勇者ロトが世話になったという鍛冶屋が、異国の剣を譲られて代々受け継いでいるという噂を聞いた。これがその剣か?

DQ1-41

メダル王の城には 3種類の宝箱 が並んでいる。


リムルダールで、青髪の騎士からローラ姫の首飾りを託される。
沼地の洞窟で拾ったという。ならば、そこにいる可能性が高い。

ローラ姫救出作戦の時は来た。次回、物語は山場を迎える。

6:16
テューガ:Lv17



[#06] 11/05

だがその前に、妖精の隠れ里に来るよう言われていたのだった。
そちらの方が短い用件になるだろうし、先に回そう。

テューガが拾ってきた光る種を材料に、妖精達は 紋章 を錬成した。

紋章――従来版のDQ2にあった、星、太陽、月、水、命の紋章だ。
HD版にあたり、DQ1にも登場する。
おそらく5つ集めることとなるだろう。

紋章は持っていると戦闘で特別な効果がある。
最初に手に入れた 命の紋章 は、戦闘中に一定の条件を満たしていると 超絶技 が使用できる。
その多くは「残りHPが50%以下」が条件のようだ。


他の4つの紋章も、材料はアレフガルドの各地にある。
ドワーフの洞窟で手に入れた、湧き水の結晶もそのひとつだ。
これで 水の紋章 ができる。戦闘中でアイテムを使うと、その効果が上がる。

DQ1-42

そういえば、リムルダールやドワーフの洞窟で妙なアイテムをいくつか入手した。
何に使うのかわからないが、貴重品扱いのようだ。
どうやら紋章の材料でもないらしい。ならば何に使うのか?


さて、準備もできたし行くとしよう。
向かうは 沼地の洞窟 。ローラ姫救出作戦の始まりだ。

ルーラで行くとマイラ側の入口に飛ぶが、洞窟の奥に進むにはリムルダール側の方が近い。
どちらから来るにしても結構歩くことになる。

戦闘がかさむと面倒なので、 トヘロス を使う。
Lv15で習得できる、格下のモンスターとのエンカウントを抑える呪文だ。
実は呪文1期生のひとつでもある。

DQ1-43

今作で初めて、洞窟内でいい景色を見た。


HD版で新設された地下2階を進み、目的地を目指すこととなる。
モンスターはドワーフの洞窟より1段階強い。
しかし意外なことに、Lv18~20でトヘロスが有効になる。
ここはボス戦が予測されるので、MPを温存したい。
祈りの指輪で回復する手もある。

地下2階にもマップにマーキングがひとつあるが、これは後回しにしなくてよい。
月の紋章 の材料、月光のしずくを入手した。
洞窟のアイテムを回収したところで一度回復に戻り、そのついでに紋章を作る。
呪文が時々暴走するようになる。

現れるモンスターは、新顔はマドハンドがいる。DQ2にも3にもいた。
意外にも氷属性に弱く、ヒャダルコでほぼ一掃できる。


洞窟の奥、闇の先にある謎の部屋。ローラ姫はそこにいる。

DQ1-44

後ろのリボンの色があやしいと思ったが、気のせいだった。本物も同じだ。

明らかにあやしいので「いいえ」と答えたいが
するとローラ姫の持ちネタともいえる 「そんな、ひどい……」 の無限ループに持ち込まれる。
仕方ないので「はい」を選び話を進める。

DQ1-45

やはり偽者だった。続いて本物のローラ姫が現れる。


そして従来版と同じく、 ドラゴン とのボス戦。
2種類の炎と、痛恨を交えて攻撃してくる。通常攻撃は50~60ダメージで、痛恨はその2倍くらい。
おたけび もあるが、1回行動なので実質無意味だ。
HPが減ると、 ビーストモード はげしいほのお を1回ずつ使う。

スカラよりも、みかわしきゃくを使う方がいい。
最近手に入れた ファントムマスク も大いに役立つ。回避率を上げる装備だ。
炎を防ぐ装備もひとつは欲しい。ドラゴンシールドを持っている。


回復はベホイミだけではなく、 リホイミ も織り交ぜたい。
ターンごとに20~30の自動回復がつく。合計ならばベホイミよりも回復量が多い。
消費MPも6で同じなので、こちらの方が遅いが効率はいいというわけだ。

しかし、こちらは1ターンに1手しか使えないので 状態変化の維持も大変だ。
リホイミとみかわしきゃくの2つだけ使う。
本当はスカラも使いたいが、3つ維持しようとすると攻撃する機会が無さすぎる。


最大の問題は、むしろドラゴンのHPの高さにある。 1000以上 は確実だ。
一撃で与えられるのは50~60程度。
普通に戦うとMP切れになる可能性が高い。魔法の聖水をいくつか持っておきたい。

ドラゴンキラーを持っていれば大幅に有利になりそうだが、18000Gと高く手が出ない。
特技のドラゴン斬りは消費MPが7と多く考慮外。

長期戦になるため、負け筋を引かずに済む運も求められる。
しかも素早さが同等くらいで、 どちらが先手か安定しない のも事故の原因に。

DQ1-46

Lv18で2回戦っても勝てず、一時退却する。


行けそうな探索ポイントを先に回って、その間に少しばかり戦力を強化しよう。

しかし結論から言うと、実入りのあった場所は少ない。
あるとしても ドムドーラ くらいだった。
従来版ではメルキド周辺と同じモンスターが出るが、今回はそれより弱い顔ぶれになっている。
おどるほうせき が出た時は逃げよう。
下位種と同様の豊富な補助呪文に加え、一発70ダメージの攻撃力まで身につけた。

当然だが、あくまのきしの出現ポイントには近づかない。町の中央あたりだ。
現時点ではとても勝てない。


従来版では、このあたりで ガライの墓 を攻略するにもちょうどいいが
今回は最後の鍵が無いと探索できない。
地下1階だけは行けるが、大したアイテムは見つからなかった。

メルキド方面に行ってもみたが、従来版には無かった 迷いの森 が行く手を阻む。
正しい道を選ばないと抜けられないようだ。
ノーヒントで行くのは無理だろう。
しかもルーラ登録されないので、行く意味は全くない。


気になるのは、メルキド地方の北端にマーキングされたポイント。
周辺の地形を見ても、行ける道があるようには見えないが……

DQ1-47

DQ1-48

写真の通り、ドムドーラの南に 壊れた橋 がある。
これを直すイベントが今後ありそうだ。


Lv20まで上げたところで、ドラゴンに再戦を挑む。

みかわしきゃく、リホイミを使いこなし、長期戦に備えてMP回復アイテムを持ち込み
それでようやく勝つことができた。
Lv20でなんとかってところだが、温存しているドーピングアイテムを使えばLv18でも行けそうだ。


ローラ姫は、精霊ルビスから預言を託された。
その預言にある「聖なる卵」……DQ3にあった、竜の女王の世継ぎだろう。
女王から全てを任された神官長、その名はハーゴン――


この後は、ローラ姫をラダトーム城まで連れ帰る。
ルーラは使わず、歩いて帰るとしよう。
戦闘はトヘロスで全て回避できる。

DQ1-49

だがせっかくなので、一度だけ戦ってみた。
ローラ姫も後ろにおり、戦闘で台詞を言う。


勇者テューガ、ローラ姫を救出する。
まずは国の勇者となった。世界の勇者となれるかは、この後の物語にかかっているだろう。

今も、竜王が魔の島に君臨していることには変わりない。
しかし、世界は希望を得た。
このアレフガルドに光が戻るのも、夢ではなくなった。

DQ1-50

その夜、ローラ姫と2人だけで話すイベントが追加された。

ここで同行を申し出るローラ姫は、やはり正統派のヒロインに違いない。

DQ1-51

テューガはそれを断る。帰りを待っていて欲しい、と。
約束の証に、王女の首飾りを預かる。

8:23
テューガ:Lv21


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