Aug 30, 2008
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カテゴリ: 小説
生徒をチラチラと見ていた鬼教官がいきなり顔を上げた

「てめ-らぁテスト終了だ!!!!」

周りは青ざめていたり満足げだったり、様々な顔をした生徒たちが教官にテストを提出している

(大丈夫…だよな…?)

何しろゼロは数問間違えただけで失格なのである

リクはいつでもめんどくさそうな顔をしているので分からない

シュンとサーシャはなぜか満足げな顔をしている


(何があったんだ?)

アイツらは俺よりも頭は悪いハズなんだがな…



鬼教官の口が開く

「ここで50点以下のヤツは即失格な、
第一次試験の詳しい結果は第二次、第三次と合わせて発表する
第一次、第二次、第三次の結果の合計点で最終試験に参加できるかが決まるぞー
それじゃー50点以下のヤツの名前を言うぞ」

(入ってませんように、入ってませんようにーっ!)

「~失格、~失格…」

次々と失格者が上げられる




そして…

「…失格…っとぉ…これで最後だ、受験者528人のうち受かったのは489人だ」

わぁっと歓声が上がった



他の3人もどうやらうかったようだ



「…うかれるのははえーぞ」

教官が一言いった

「さて…」

と続けて話し出す


第二次試験は…」

(試験は…?)

「基礎"能力"テストだ」

(基礎能力…?)

「基礎能力ってのはー
まぁ基本的にいうと視覚・聴覚の事だな」

(なるほどね)

「しかし、このテストではあと二つ、重要な点をつけるポイントがある
それは、自分でテストをしていくうちに探し出せ」

(あと二つ…)

「そんじゃーおめーらの出席番号順ごとに一人ずつ修練所に来い」

第二次試験の開始である…





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Last updated  Apr 16, 2012 07:50:24 AM
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