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2007/01/09
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ガーコは今朝も寝坊した。バネ仕掛けのダーが≪ビヨヨョーン!≫と勢いよく飛び起きて、素っ頓狂な悲鳴をあげている。『遅刻だぁーーー(TДT|||)ーーーっ!』『(つД`)もぉネムイョ...ZZzz…(。-ω-)。。ooO』図々しくも寝たフリをするガーコを尻目に、ダーは郷ひろみ(嘘)のごとく、シャツの前をセクシーにはだけたまんま、薄闇の世界へと消えていった。名古屋へ引っ越して来て、たぶん2度目か3度目の寝坊だと思う。今年は、あと何回ぐらい寝坊するのだろう?ガーコは毛布を宇宙服代わりにして、ふわふわと月面に不時着したのだった。( ̄ー ̄人)オネンネ♪

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うたた寝から目が覚めると、窓から差し込む太陽の光がいつにも増して眩しく感じられた。≪今日は、いい天気だなぁ~。≫そう思って、テレビのスウィッチをONにすると、タイミングよく天気予報が映し出された。『今日はあいにくの土砂降りですね♪お出かけの際には傘を忘れずに・・・』目覚ましテレビのお姉さんが普段と変わらぬ笑顔で、そうコメントしている。≪雨って・・・どこが雨なの???≫不審に思って玄関のドアを開けると、晴れた上空には教科書で見覚えのある神秘的な球体がくっきりと浮かんでいた。≪コレ、土星・・・ダヨネ?≫ガーコは、シュールな光景を前にして、自分の目を120%疑わずにはいられなかった。

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ドアの向こうは、奇跡のようなジュエリー王国。≪わぁ~、スター・イルミネーションだぁ~☆≫裸足のまま家の外へ飛び出すと、ガーコは魅惑の宝箱に向かって、夢中で手を伸ばしていた。無限の空間に散りばめられた無数のダイヤモンド。静止して空を見上げているつもりなのに、星は遠心力につられてぐるぐると回っている。ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる。まるで宇宙の中心にいるみたいだ。数分間もまばたきを惜しんでいるうちに、目の奥がピリピリしてきて、自ずと涙が零れ落ちた。キラキラと溢れ出る生温かい液体。それは、ガーコ自身の流れ星だ。≪泣きたくないのに、涙がこみあげてくるなんて変だよね。自分が自分じゃなくなってる。それとも、人は嬉しさがつのると悲しくなるものなのかな・・・?≫ガーコはぐっと涙を呑んで、星と共に月面を駆け抜けていった。こらえた涙のせいかも知れないけれど、視界のはるか向こう側には、もう一つの光が揺らめいて見える。≪あれは何だろう?≫ガーコは、その光の正体がどうしても知りたくて、ひたすら走り続けたのだった。

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あれから、どれくらい走っただろう?貝殻を耳に押し当てたような透明で無機質な静の音・・・それが波打つ心臓の鼓動と重なり合って、異次元の和を奏でている。≪このまま地球に帰れなかったら、どうなってしまうのだろう?≫そう考えると、思わず不安で押しつぶされそうになった。額に冷たい汗を滲ませながら、光の方角に向かって必死で手を振ってみる。すると、光は徐々に大きくなって、ガーコのすべてを包み込んでいった。一体この先、どうなってしまうの?誰か助けて!SOS!!!

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ジリリリリリリ♪睡眠のまどろみと逆行する、けたたましいサウンドが部屋中に鳴り響いて、ガーコにかけられた魔法は5時きっかりに解けた。シャルル・ペローの「シンデレラ」とは一味違った結末だ。ガーコのストーリーは、毛布に身を包んだ裸足の飛行士の夢に過ぎなかったけれど、満天の星の輝きは本物だったように思う。そして今、ガーコの傍らでは、はるか遠くにいた筈の見慣れた地球人がいつもと変わらぬ平穏ないびきを轟かせている。≪あ~夢で良かったぁ~♪≫ガーコは平凡な朝の訪れに安堵のため息をつきながら、ダーの毛布の中へと潜り込んだ。肌ではダーの温かさを感じ、耳ではダーの鼓動を感じることが出来る。その感触は、毛布よりもカイロよりも心地よかった。≪これからは、ダーのことをもっともっと大事にしてあげようかな?≫弛んだ頬にそっと軽いキスをすると、ダーは何も知らずにスローな寝返りを打った。この先も本物の宇宙飛行士になんか絶対になれないけれど、いつかまた宇宙を彷徨える瞬間がやってくるかも知れない。その時はダーと一緒にあの星を見上げられたらいいな、と思う。この気持ちは、これからもずっとずっと消えることのない夢・・・じゃなくて、現実。~完~

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最終更新日  2007/07/20 12:04:12 PM
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