PR
キーワードサーチ
▼キーワード検索
garkochan
garkochanのブログへようこそ
カレンダー
コメント新着
フリーページ
2007/12/11
カテゴリ： ガーコのウルトラ短編小説
ガーコの部屋の右隣には、眼鏡猿そっくりの地味なお母さんと、見るからにイケイケの傍迷惑な女子高生が二人っきりで住んでいる。ガーコはもともと隣人とは極力関わりたがらない都会型の人間（？）なのだが、そんなガーコが、どうしても目を向けずにはいられなくなるのが、この女子高生というわけである。彼女は毎晩のごとく、サンダルの音をカランコロンと派手に響かせながら、破廉恥な朝帰りをする。おかげで、昨夜は午前3時過ぎに目が覚めてしまった。そこへダーリンが折りよく冷やかしを入れる…『よ～ぉっ、そこの遊び人っ！今日も元気に朝帰りっ！早く寝ないと夜が明けちゃうょ～？パーフーパーフー、ドンドンドンドン！！！(((┗(＾0＾)┓)))(((┏(＾0＾)┛)))』…と、女子高生のサンダルの足音は途端に忍び足になった。きゃははは ＿（＿＿)ノ彡☆ばんばん！
その翌日、女子高生はどこかへ外泊したように見受けられた。というのは、珍しくも彼女のサンダルの足音で、朝方目を覚まさなかったからである。ダーリンの予期せぬ冷やかしに怖気づいて、忍者のような忍び足でもって朝帰りをしたのか、はたまた、この日はたまたま外出しなかったのか、本当のところは定かではないのだが、ダーリンは彼女の無断外泊をあくまでも信じて疑わないのだった。
『う～む、これは放ってはおけないな。今すぐ何とかしなくては…！』←これぞ余計なお世話というものである。。。が、さんざん思い悩んだ挙句、ダーリンは“今夜も朝帰り”というアオリ文句を前提にして、本番さながらのリハーサルモードへと突入した。。。『よ～ぉっ、二日ぶりっ！昨日は外泊しましたねっ？一晩飛んで、また朝帰りっっ！破廉恥っっっ！大事な親を泣かせたりしちゃいけないよぉ～？パーフーパーフー、ドンドンドンドン！！！(((┗(＾0＾)┓)))(((┏(＾0＾)┛)))』
ガーコは、女子高生が今夜も再び朝帰りしないことを切に願わずにはいられなくなった。(￣▼￣|||)
夜中の12時をまわると、ダーリンが練り上げた朝帰りのシナリオは、一段と現実味を増した。と同時に、ガーコの胸にも波のような緊迫感が押し寄せてきた。。。そんな中で、事態は思わぬ方向へと急展開する。12時26分、女子高生がそそくさと帰宅して、冷やかしのムードは台無しになった。ところが…である。午前4時過ぎ、今度は耳慣れない足音が我々の眠りを妨げた。ガーコが目を開けた瞬間、寝室の窓ガラス越しに影絵のごとく浮かび上がったのは、眼鏡猿、すなわち、女子高生の母親のシルエットだった。よりにもよって、あの地味な母親の…である。(￣▼￣|||) ダーリンはついに布団から立ち上がって、奔放なアドリブトークを開始した。『よっ、ハレンチ母さん！娘に続いて朝帰りっ！この親にして、この子あり！親子共々、お盛んですね～？パーフーパーフー、ドンドンドンドン！！！(((┗(＾0＾)┓)))(((┏(＾0＾)┛)))』ガーコはまたもや笑いの渦へと巻き込まれた。
あれから早くも半年が経過して、ガーコとダーリンは、女子高生のサンダルの音にも眼鏡猿のシルエットにも、すっかり慣れてしまった。おまけに、かつては『眠れない館』であった筈の寝室が、今や『起きれない館』へと変貌しつつあったのである。今朝も、ふと目を覚まして、ダーリンの口から発せられた言葉は『明るいっ！？』の一言だった。“ 朝帰り 朝寝坊 ”である。人の振り見て我が振り直せ…とは、まさにこのことを言うのだろう。皆様は、一社会人として、『故意の朝帰り』と『故意でない朝寝坊』のどちらが優勢だと思われますか？ガーコは前者を支持いたしまするぅ～～～！というわけで、ダーリンにとってはUNHAPPYなエンディングなのでした。チャンチャン♪（＾＾v）
その翌日、女子高生はどこかへ外泊したように見受けられた。というのは、珍しくも彼女のサンダルの足音で、朝方目を覚まさなかったからである。ダーリンの予期せぬ冷やかしに怖気づいて、忍者のような忍び足でもって朝帰りをしたのか、はたまた、この日はたまたま外出しなかったのか、本当のところは定かではないのだが、ダーリンは彼女の無断外泊をあくまでも信じて疑わないのだった。
『う～む、これは放ってはおけないな。今すぐ何とかしなくては…！』←これぞ余計なお世話というものである。。。が、さんざん思い悩んだ挙句、ダーリンは“今夜も朝帰り”というアオリ文句を前提にして、本番さながらのリハーサルモードへと突入した。。。『よ～ぉっ、二日ぶりっ！昨日は外泊しましたねっ？一晩飛んで、また朝帰りっっ！破廉恥っっっ！大事な親を泣かせたりしちゃいけないよぉ～？パーフーパーフー、ドンドンドンドン！！！(((┗(＾0＾)┓)))(((┏(＾0＾)┛)))』
ガーコは、女子高生が今夜も再び朝帰りしないことを切に願わずにはいられなくなった。(￣▼￣|||)
夜中の12時をまわると、ダーリンが練り上げた朝帰りのシナリオは、一段と現実味を増した。と同時に、ガーコの胸にも波のような緊迫感が押し寄せてきた。。。そんな中で、事態は思わぬ方向へと急展開する。12時26分、女子高生がそそくさと帰宅して、冷やかしのムードは台無しになった。ところが…である。午前4時過ぎ、今度は耳慣れない足音が我々の眠りを妨げた。ガーコが目を開けた瞬間、寝室の窓ガラス越しに影絵のごとく浮かび上がったのは、眼鏡猿、すなわち、女子高生の母親のシルエットだった。よりにもよって、あの地味な母親の…である。(￣▼￣|||) ダーリンはついに布団から立ち上がって、奔放なアドリブトークを開始した。『よっ、ハレンチ母さん！娘に続いて朝帰りっ！この親にして、この子あり！親子共々、お盛んですね～？パーフーパーフー、ドンドンドンドン！！！(((┗(＾0＾)┓)))(((┏(＾0＾)┛)))』ガーコはまたもや笑いの渦へと巻き込まれた。
あれから早くも半年が経過して、ガーコとダーリンは、女子高生のサンダルの音にも眼鏡猿のシルエットにも、すっかり慣れてしまった。おまけに、かつては『眠れない館』であった筈の寝室が、今や『起きれない館』へと変貌しつつあったのである。今朝も、ふと目を覚まして、ダーリンの口から発せられた言葉は『明るいっ！？』の一言だった。“ 朝帰り 朝寝坊 ”である。人の振り見て我が振り直せ…とは、まさにこのことを言うのだろう。皆様は、一社会人として、『故意の朝帰り』と『故意でない朝寝坊』のどちらが優勢だと思われますか？ガーコは前者を支持いたしまするぅ～～～！というわけで、ダーリンにとってはUNHAPPYなエンディングなのでした。チャンチャン♪（＾＾v）
お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[ガーコのウルトラ短編小説] カテゴリの最新記事
-
★『容疑者Xの献身』（東野圭吾著）～ガー… 2007/03/30 コメント(22)
-
☆愛の流刑地～ガーコ編～☆ 2007/01/19 コメント(22)
【毎日開催】
15記事にいいね！で1ポイント
© Rakuten Group, Inc.
