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報告者@佐藤研

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2007.01.08
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カテゴリ: 芸能


 さて、今回は二世万三郎十七回忌追善ということで小書<法会之式>のついた「翁」。詞章が異なり、「三番叟」も[鈴ノ段]の鈴が錫に替わる。以前にここで書いたが和泉宗家では黒式尉の面をかけた三番叟が面箱持ちとの対話の中で、錫に替える意味合いを説明するが、今回の野村万作一門のものにはその説明はない。こういう差異も興味深い。
 本来は「翁」はあれこれ云々する芸能ではないはずだけれども、興行として発展したものでもあるのだから書いてしまうと、橘の実を意識したのか黄みの装束で揃え大変に美しい(会誌も今回は黄色みが強く、もしかしたらそういう美意識が働いたのかもしれない)。型も観ていて安心の舞台だった。今月は阿波の地方芸能として残る「三番叟回し」も観られる。様々な形で伝承される神事芸能をこれからも楽しみたい。

 ……なんて遊んでばかりもいられず。紀要の校正は極力手を入れないという方針なのでささっと済ませるものの、次の日記作品に関する論文執筆が停滞気味。仕上げたい着地点のイメジはあるのだが、構成が今ひとつといったところ。早く仕上げて、次のものに取りかからねば。






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Last updated  2007.01.08 19:06:21
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Re:法会之式(01/08)  
ZAGZAG  さん
たしか昨年も一月は梅若研能会を御覧になって、ブログに書いておられましたね。なかなか翁付きの形の会が無いので貴重な会ということですね。
法会之式はずっと以前に観たことがあるのですが、たしか大藏流山本家の三番三だったような・・・残念ながら詳しいことは覚えておりません。
どうも昔観たのはほとんど「観た」というだけになってしまったので、最近は忘れないように観能記を書いていると、まあそんなところです。 (2007.01.08 23:14:39)

観ました  
ZAGZAGさん、こんばんは

>たしか昨年も一月は梅若研能会を御覧になって、ブログに書いておられましたね。なかなか翁付きの形の会が無いので貴重な会ということですね。

 はい、一昨年も昨年も観ています。というか、その前もぼちぼちですが。なににせよ、現代では貴重な体験です。

>どうも昔観たのはほとんど「観た」というだけになってしまったので、最近は忘れないように観能記を書いていると、まあそんなところです。

 うっ、それを言われると私なんて、今も「観た」というだけのレヴェルですが(汗)。でも書き留めるということは大事ですよね。
(2007.01.10 00:15:02)

先日は  
お忙しいところコメント下さってありがとうございました!こちらこそ今年もどうぞよろしくお願い致します。

今年こそ、能についても学びたいと思っているお梅です。(有言実行にしなくては!)
ところで一つ佐藤先生にお聞きしたいことがあります。
江戸の子育ての書に、お芝居でこどもがぐずると他の客から「東西東西」と叱り声が掛かったと書いてありました。お芝居が始まる口上でも「東西東西」と言いますが、これは「静かにしてください」という意味なのですか?また、なぜ「東西東西」なのですか?

よろしくお願いします。 (2007.01.14 21:03:18)

こちらこそ♪  
江戸育児ママ@お梅さん、こんばんは

>今年こそ、能についても学びたいと思っているお梅です。(有言実行にしなくては!)

 是非!ご実家も能楽に関係の深い場所にありましたよね。

>ところで一つ佐藤先生にお聞きしたいことがあります。

 せ、先生は止めてくださいませ。「先生と呼ばれるほどの……」

>江戸の子育ての書に、お芝居でこどもがぐずると他の客から「東西東西」と叱り声が掛かったと書いてありました。お芝居が始まる口上でも「東西東西」と言いますが、これは「静かにしてください」という意味なのですか?また、なぜ「東西東西」なのですか?

 最初は相撲でしたでしょうか。東から西までずずずいぃ~っとお静かに、という意味だったと思います。
 それよりも興味深いのは「お芝居でこどもがぐずると他の客から「東西東西」と叱り声が掛かった」。お芝居の子ども同伴はOKなんですよね。これって戦後も続いていたのでは。ただし、躾という点で、誰もが叱れる環境だったというところがポイントでしょう。今なんて、他人の子どもを叱ろうものなら、お母さんににらまれるなんて事も……多くのお母様方は「すみません」という感じですけど。 (2007.01.16 21:37:47)

覚えていてくださって  
恐縮です。近頃では、こども能楽教室があったり、毎年小中学の勧進帳の上演があったり、私のこどもの頃にもあったらなあ、とちょっと悔しい思いです。

早速ご回答くださって、ありがとうございました!
なるほど、お相撲からだったのですね。それで、東西というのが納得です。面白いなあ~。

ちらっと読んだだけですが、『オーストリア皇太子の日本日記(明治26年夏の記録)』というのには、扇子の音、こどもの泣き声、煙管のポンポンという音などで、ざわざわと絶えず騒がしく、芝居の楽しみが妨げられた、と。昔の人は芝居の筋も台詞もよく知っていて、名場面さえ見られればいい、なんていう見方だったのかなあと。これは私のしろうと考えですが。

以前歌舞伎座のスタッフの方に聞いたところによると、こどもの年齢制限はないんだそうです。禁止はしませんが、迷惑になる場合はロビーに出てくださいとのこと。良識に任せるというところでしょうか。
こどもが妙な先入観を持つ前で、しかもある程度の聞き分けができる歳というのを見極めることが大事かな、と思っています。

長々と失礼致しました。どうもありがとうございました! (2007.01.17 14:20:47)

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