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明後日もシチューよ。仮面ライダーV3 第28話「5大幹部の総攻撃!!」絶体絶命のピンチをくぐり抜けたものの結局ガラス張りの部屋に閉じ込められてしまう。その光景をどす黒い笑顔を浮かべて観察する5大幹部たち。変身解除で人間態に戻った風見志郎。「貴様たち一体何を企んでいるんだ!」。前回ちゃんと説明がありましたけど。そのためにあんた解毒剤を奪いに来たんでしょ?その頃おやっさんたちは連絡が取れなくなった志郎を案じていた。そして5大幹部たちは会議をしているが何を話し合っているのかよく分からない。東京の半分がわずか半日で壊滅状態。この調子でどんどん毒ガスをばら撒けばいいのに。ところがそこにラジオのニュースが流れますよ。城南大学の南原博士によって毒ガスの解毒剤が完成。超やべーよ。つうことでニセの新聞記者を南原博士のおうちに派遣。実は南原博士とその助手はおやっさんと純子が扮したニセ者であり、ラジオのニュースもおやっさんによるフェイクニュースだった。ニセモノVSニセモノ。新聞記者はワナゲクワガタの正体を現すが、南原博士がニセモノだとは気づいていません。おやっさんと純子の作戦成功、まんまとデストロンのアジトに連行される。ドクトルGは南原博士に毒ガスの解毒剤を作らせようとするがあんたたち元々解毒剤持ってたよね?今回全員ボケ合戦?その頃、地獄大使はイキって単独行動。閉じ込められている志郎の様子を強引に確認しようとするがいませんよ。ではなく天井にV3が張り付いていた。つうことで地獄大使を人質に取ってあっさり脱出。一方、南原博士に扮したおやっさんたちは毒ガスの解毒剤を作れと迫られていたが作れるわけねーよ。そこで紙切れにデタラメの方程式を書きまくり。アバウトなことばっかりやってけっどバレたら処刑されるんじゃねーの?とひやひやする純子が思った通り、ドクトルGにはバレバレだった。そんなグダグダした展開とV3の特訓シーンを挟んで最終決戦。再生怪人軍団ぶっ殺し。5大幹部アジトで昼飲み。特訓の成果でワナゲクワガタぶっ殺し。ついでに起爆スイッチオン。突然アジトが揺れ始めてあたふたする5大幹部。戦闘員が「30秒後にこのアジトは爆発します」と冷静に報告。30秒後ってすぐじゃねーか!とか言っている間にアジト大爆発、見せ場が全くないままゾル大佐、死神博士、地獄大使、ブラック将軍は全滅してしまう。一方、V3、おやっさん、純子は無事に脱出。解毒剤は城南大学で大量生産中。「ドクトルGや大幹部も死んだしこれでやれやれだ」とおやっさん楽観視しすぎだろ。ドクトルGがそう簡単に死ぬとは思えない。「ライダーV3が予言した通り恐るべきドクトルGとの最後の決戦が迫って来るのである」(ナレーション・中江真司)。つ・づ・く
2025年11月28日
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明日もシチューよ。仮面ライダーV3 第27話「生きかえったゾル・死神・地獄・ブラック」長いので飛ばします。3クール目に突入。少年ライダー隊の少年が棺を四つ発見。中を開けてみると仮面ライダーに倒されたショッカーの怪人が横たわっていた。デストロンではなくショッカー。何だか嫌な予感がしますね。少年の父親は巨大な岩石を軽々持ち上げるとショッカーの怪人たちをぷちっと潰し続ける。少年から連絡を受けた志郎はバイクを飛ばして現地へ向かおうとするが、戦闘員のバイク部隊が妨害。このシーンやたら長い。そんなこんなでショッカーの怪人たちは生きていた。志郎が駆け付け、少年と父親を助け出すが、デストロンの怪人ワナゲクワガタ登場。V3の首と手首を輪投げで拘束するがあっさり外されちゃいます。逃走するワナゲクワガタを追いかけて倉庫へ。そこにはショッカーの怪人たちが待ち構えていた。その様子をアジトから観察していたのはゾル大佐、死神博士、地獄大使、ブラック将軍の皆さん。つうことでドクトルGも交えて作戦会議を始めるが、この四人の大幹部がどういう目的と、どんな方法で蘇ったのか一切説明なし。首領によると日本全滅作戦を開始するためらしいが。デストロン科学陣が新たに開発した毒ガス・ギラードガンマーをまき散らす。ドクトルGは東京、ゾル大佐は北海道、地獄大使は九州、死神博士は大阪方面、ブラック将軍は中国地方を担当(※東北、北陸、四国は?東海道も)。作戦開始はなんと今日。仕事が早いね。つうことで毒ガスばら撒きまくり。街中毒ガスで殺られた大人や子どもたちで山盛りてんこ盛り状態。恐ろしい描写です。容赦ないね。志郎もその光景に言葉を失う。その時おうちの中からおっさんの叫び声。志郎は苦しがっているおっさんを病院に運ぼうとするが、ワナゲクワガタの変装だった。そんなこんなで大幹部たちに風見志郎を捕まえたとワナゲクワガタが報告、担架に乗せて運んでくる。しかしシーツをめくると志郎ではなく戦闘員が乗せられていた。いつの間にか戦闘員と入れ替わっていた志郎は毒ガスの解毒剤をゲット。V3に変身するが、ワナゲクワガタとショッカーの怪人たちに取り囲まれてしまう。「日本全滅作戦は開始された。敢然と戦うライダーV3。蘇った大幹部との死闘は続く。果たして無事脱出できるであろうか?」(ナレーション・中江真司)。つ・づ・く
2025年11月23日
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今夜もシチューよ。仮面ライダーV3 第2話「ダブルライダーの遺言状」『仮面ライダー』の実質第100話。勢いを感じるなあ。つうことでカメバズーカに攻撃されまくるダブルライダー。リアル大爆破の連続。今やこんな撮影できませんよ。その頃おやっさんがいる少年ライダー隊の本部がめりめりと地面に沈んでいた。どういう原理なのか説明なし。あたふたするおやっさんの前に現れるハサミジャガー。ダブルライダーはV3におやっさんとこへ向かえと指示。V3はハリケーン号に乗って猛ダッシュ。新車を用意してくれるなんてダブルライダーは良い先輩ですね。つうことで少年ライダー隊本部の天井をぶち破ってV3登場。人間態に戻っておやっさん救出。そんなこんなで戦闘員たちと大乱闘、本郷猛と一文字隼人も駆け付けて全然新番組の感じがしませんが、志郎は単独で戦闘員を追いかけ、アジトを吐かせようとする。そこにハサミジャガーが現れて戦闘員ぶっ殺し、延々と追いかけっこシーンが続く。そんなこんなで「助けてくれー」と神父さん登場。ハサミジャガーを襲われたらしいです。しかし志郎を見送った後、神父さんの目がピープロ風処理でちらーんと光ります。所変わってどっかの墓地。志郎は両親と妹の墓に向かって正義の平和のために戦うことを誓う。さらに純子もお墓参り。自分のせいで志郎の家族を巻き込んでしまった。そして志郎が何かと戦っていることを知っていた。「私に何か手伝わせて下さい」。志郎は一つだけ提案する。「僕の周りには一切近づかない。あなたのためだ」。カッコいい。一人しょんぼりする純子の前にまたまたハサミジャガー出現。純子を人質にしようとするがまたまた志郎が現れお寺で大乱闘。さっきは教会、今度はお寺。色々な方面への配慮ですかね。志郎はV3に変身するが、自分の本当の力をまだ把握していない。どう戦えば良いか?その時ダブルライダーからテレパシーで呼び掛けられる。「仮面ライダーの超能力は遠く離れていても意志は通じ合えるんだ!」。つうことで本郷猛と一文字隼人の音声ガイドに従って戦闘開始、ハサミジャガーを崖下に叩き落として大爆発。爆風がすごいっす。しかしハサミジャガーは車で逃走していた。追跡するとさっきの教会に辿り着く。そして神父さんが登場するが「ハハハご苦労だったな風見志郎」。神父さんの正体はハサミジャガーだった。デストロンの東京都全滅作戦はほぼ完了していた。まもなく東京の地下で原子爆弾が爆発する。中心地は新宿。原子爆弾はカメバズーカに仕込んであると丁寧に説明する。負けじと志郎もダブルライダーと電子頭脳で通信できるため、今の解説は全部筒抜けだと説明。互いに大切な秘密をばらし合う謎の展開。その頃お二人の解説通りダブルライダー対カメバズーカたちがバトル。ロケット連続攻撃に手出しができない。「このまま戦っていればカメバズーカの身体に仕込まれた原子爆弾装置がタイムリミットになるぞ!何とかしなければ」「カメバズーカを倒さん限り東京を救う方法はない!」「私たちに良い後継者ができた」。1号の熱い一言共にダブルライダーはカメバズーカを抱えると水平線の彼方に向かって飛び続ける。そしてV3に「最後のコーチをする!」「ダブルタイフーンを全開にしろ!」とメッセージを送る。V3はハサミジャガーを倒すとダブルライダーを追いかけるが海の彼方で凄まじい大爆発が起きる。本郷猛と一文字隼人がV3に語り掛ける。「風見志郎いや仮面ライダーV3よ」「俺たちは死なない。いつの日か必ず帰ってくる」「三人の仮面ライダーが揃って戦う日まで全ては君の力にかかっている」「頑張れ仮面ライダーV3!」「俺たちは君を見守っているぞッ!」。沖を見つめるV3。「東京を死守した仮面ライダー1号2号はカメバズーカとと共に海の彼方に消えた。ライダーV3の本当の活躍がこれから始まってゆく」(ナレーション・中江真司)。つ・づ・く
2025年11月22日
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今夜はシチューよ。仮面ライダーV3 第1話「ライダー3号 その名はV3!」人気絶頂のまま終了した『仮面ライダー』の続編。サクッと観ますよ。今回は『仮面ライダー』の実質第99話。番組の勢いを感じます。「仮面ライダーV3・風見史郎は改造人間である。謎の秘密組織デストロンに重傷を負わされたが、仮面ライダー1号・2号によって改造手術を受け仮面ライダーV3として蘇った!」(ナレーション・中江真司)。マンホールの中へ黒装束のオトコたちが降りて行きますよ。そこへ通りかかったおっさんが「あぶねーじゃねーか」と真っ当な文句を言いますが、巨大なハサミで首を絞められる。そこへ通りかかった大学生・風見志郎(宮内洋※師匠は丹波哲郎)がおっさんを介抱するが、溶けて消えてしまう。さらに怪しい車に轢かれそうになる。翌朝、妹の手作り朝食をいただきますよ。志郎は両親と妹と平和に暮らしていたが、昨夜のことが気になって仕方ねー。「何故俺の命を狙われなければいけないんだ?」。視聴者にも分かりません(冒頭の描写が雑過ぎて)。そんなことを考えながらコーヒーを口にしようとするが妹に「わっ」と脅かされ思わずコーヒーカップ落としちゃった。しかしコーヒーから炎が巻き起こる。本郷猛の分析で志郎が飲もうとしたコーヒーにはチベット産の猛毒が仕込まれていたことが分かる。本郷猛は母校の研究者に戻ったようですね。気になった本郷はおやっさんに相談。「おやっさん、俺たちの目の付かないところで何かが密かに行われて目撃者が狙われる」「ははは。考え過ぎだ。ゲルショッカーは滅びたし地上はもう平和になったんだぞ」。しかし二人の目の前でモトクロスの特訓中の志郎がバイクごと爆発に巻き込まれる。本郷は駆け付けた一文字隼人に志郎を任せると爆発の正体を突き止めるためにあちこち探し回る。そして黒装束集団を目撃。しかも葬式風。後を追うと「本郷猛の墓」と書かれた自分の墓を発見する。そのことを隼人に報告。「あいつは三度も命を狙われた。それに俺の墓だ。おかしなことが起こり過ぎるぞ」。一方志郎はおやっさんの付き添いで救急車で搬送中。ニセ救急隊員から毒入り注射を打たれそうになり散々な目に遭っていた。そこへ「お゛や゛っさーん゛!」と野太い声で叫びながら本郷と隼人が合流。ゲルショッカーに代わる新たな組織が活動を開始したのか?そんなこんなでヒロイン・珠純子は偶然、山の中で怪人ハサミジャガーと黒タイツのオトコたちを目撃。口封じのため襲撃される。志郎は気絶した純子を自宅へ運び、おやっさんたちに報告。純子は何かを見たため襲われた。「お前すぐに家へ帰ってろ!」「え?いや、すると俺の家も狙われるって言うんですか?」。その頃、意識を取り戻した純子は志郎の両親、妹とほのぼの交流。風見家の人たちは善良なのです。しかしハサミジャガーが襲撃、志郎の目の前で惨殺される。駆け付けた本郷は志郎と純子が見ている前で仮面ライダーに変身する。「先輩がライダー!?」。そんなこんなで志郎はダブルライダーに改造人間になることを志願する。「俺は今日限り人間であることを捨てる。復讐の鬼となって親父たちの仇は必ず取る。仮面ライダー、お願いだ、俺を・・・俺を改造人間にしてくれ!」「風見、お前の気持ちはよく分かる。しかし個人の復讐のために力は貸せない」「改造人間は私たち二人だけでいい。人間でありながら人間でない。その苦しみは私たち二人だけで十分なんだ」。つうことでダブルライダーは純子が目撃したデストロンのアジトに潜入するがもぬけの殻。そこへ先週聴いたばかりの声が響く。「ようこそ仮面ライダー1号2号」「その声はまさか!」。ゲルショッカーの首領は新たな組織デストロンを再編成したのだ。そして改造人間分解光線を浴びせられて絶体絶命。そこへ駆け付けた志郎がダブルライダーを庇って瀕死の状態に陥る。「このままでは死ぬぞ」「風見は死を覚悟で私たちを助けた。死なせたくない」「とすれば方法は一つ」。何とデストロンのアジトで改造手術を開始。さすが知能指数600の天才・本郷猛こと仮面ライダー1号。バズーカ砲を背負った怪人カメバズーカがロケットをぶっ放してアジトごと大爆破するが「ワハハハ!デストロンを倒すまでは仮面ライダーは死なん!」と1号、2号が姿を現す。しかしカメバズーカが連続ロケット攻撃。ものすごい爆破で本当に絶体絶命。そこへ仮面ライダーV3が現れる。「つかの間の平和を破って突如出現した暗黒組織デストロン。デストロンに家族を殺された風見志郎は仮面ライダーV3となって蘇った。デストロンとの激しい戦いがこれから始まるのである」(ナレーション・中江真司)。つ・づ・く
2025年11月21日
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全国四十七都道府県を訪れるふれあいチャレンジ企画。1/20 大阪市晴天。新年一回目はまたしても大阪市。気力体力共に落ちまくり。旅行どころではなかったが、12月に宿泊した某大型リゾートホテルオープンがまだ超激安だったため二度目の緊急宿泊。今回もめちゃくちゃ良かった。17時台は飲みに出掛けるのか大浴場ガラガラ。色々な風呂&サウナを満喫。恐ろしく身体の疲れが取れた。その後は買い込んだメシと酒で映画鑑賞。ベッドフカフカ。アメニティ最強。景色は全く見えなかったが満足度200%。旅はこんな感じで良いのです。2/07 東京都晴天。ただし全国的に大寒波で猛烈に寒い。ダイヤ乱れまくり。どうせゆっくり移動するなら酒飲みまくり、おやつ食いまくりで爆睡しようと思っていたが、景色を眺めてボーっとしたり、原稿の下書きをしたりと普通に過ごしてしまった。旅とはこんなものなのかもしれません。特別なことをするのではなく。2/26 大阪市晴天。某大型リゾートホテルオープンがまだ超激安だったため二度目の緊急宿泊。来月からバカ高くなるのでラストチャンス。つうことで2時間もお風呂とサウナでエエ男。今回も整いました。そして好きなものを食べて飲んで爆睡。翌朝も朝風呂&朝サウナ。贅沢に過ごしました。外国人客のマナーのド悪さには開いた口が塞がりませんが。3/08 名古屋市曇り。ホテルが全然予約できず苦戦した。なんとか東○インを予約したものの剃刀、歯ブラシ、歯磨き粉が有料だったことにびっくり。ポットはあるのにコーヒー、お茶もない。そして学生食堂みたいな食堂で朝食。しかも何となく不味かった。貧しいなあ。夜はいつものようにスパークして楽しかったですが。やっぱり名古屋はいつもの定宿が一番ですな。4/18 広島市晴天。夏日。でもさわやか。行くかどうか迷ったが行って良かった。久々の長距離バスが旅している感じを盛り上げてくれます。ずっと本を読んでいたので全く景色を見なかったが。平日の昼間はガラガラで快適。隣の女子のいびきがうるさかったが。広島駅がきれいになっててびっくり。ホテルの部屋も浪人生の合宿部屋かと思わせるぐらいの狭さにびっくり。泊まるだけなのでよいのです。ご案内されて現地の食事とスーパーの総菜に満足。ありがとうございました。翌日は市内をぶらぶら。平和公園はいつ来ても厳粛な気持ちになります。そんなこんなで楽しさ満点。旅らしい旅でしたね。※ジュリーのライブと抱き合わせ
2025年11月16日
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観てますよ。丸山誠司監督『南十字星』何だかえぐかったな。。。沢田幸弘監督『ともだち』面白かった。日活の児童映画にハズレなし。藤井克彦監督『四年三組のはた』こちらも日活児童映画。めちゃくちゃ面白い。あまりにも面白過ぎて立て続けに三回も観てしまった。ロマンポルノのスタッフって実力派なんだなと実感。ジョン・ギラーミン監督『キング・コング』『小学一年生』の特殊記事にものすごくビビった元小学一年生。そして時を経て初鑑賞。感想はなんじゃこりゃ。安田淳一監督『拳銃と目玉焼き』シリアスなのかコメディなのか中途半端なところが気になった。そのためどっちの視点で観て良いのか戸惑った。かなりの力作だけに残念。安田淳一監督『ごはん』前作のほうが面白かった。フィクションなのかノンフィクションなのか。またまた中途半端。戸惑うなあ。ものすごい力作だけに残念。黒澤明監督『七人の侍』飽きない。長くてもダレない。しかも話はシンプル。よく出来てるなあ。小田基義監督『ゴジラの逆襲』地味だけど傑作。特撮も新しいことにチャレンジしている。時々観返したくなる。山田洋次監督『男はつらいよ 寅次郎紅の花』何べん観てもラストシーンで涙。武田一成監督『先生のつうしんぼ』日活児童映画の大傑作。初めてスクリーンで観た映画。しかも公開当時に母親と一緒に。区役所の区民ホールで観たことが先日判明。学校で割引券をもらったような記憶も。上映時間が90分で児童映画にしては長い。でも最後までじっくり観たことを覚えている。内容がすごく良い。しみじみする。神代辰巳監督『一条さゆり 濡れた欲情』日活ロマンポルノ。何となく雰囲気が『仁義なき戦い』と似ているなあと思ったら『仁義なき戦い』のスタッフが本作を参考にしたらしい。なるほどね。伊佐山ひろ子の芝居がねちっこい。加藤彰監督『OL日記 牝猫の情事』日活ロマンポルノ。これ失敗作ですな。佐藤肇監督『吸血鬼ゴケミドロ』初めて観た時はラストシーンがメチャクチャ怖くてビビったが、その後もっと怖いことをたくさん経験したので全然怖く感じなかった。北村英三が最高ですね。本多猪四郎監督『キングコング対ゴジラ』ものすごいテンポで進む娯楽映画の大傑作。観るたびに新しい発見がある。大河原孝夫監督『ゴジラVSメカゴジラ』主演の高嶋政宏が大絶賛していたので再見。確かに色々な要素が詰まっていて楽しいしちょっと考えさせる内容。これで終わっていたら良かったのに。田中登監督『天使のはらわた 名美』原作者の石井隆自ら脚本を担当。なんとなく合わなかった。ラストでメチャクチャな展開になるが合わなかった。
2025年11月16日
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食べ過ぎたね。柳田国男『都市と農村』岩波書店興味深いことが書いてあったが、読みたい本ではなかった。期待していた内容と違っていた。赤塚不二夫『天才バカボン』9巻 竹書房赤塚先生ノリノリだったんでしょう。どんどん過激になってきました。実際に過激なノリが読者に受けたのでしょう。確かに面白いけどややついていけない感じがしないでもありません。赤塚不二夫『天才バカボン』11巻 竹書房同上。やなせたかし『アンパンマンの遺書』岩波書店単行本を持っているが、書き下ろしのあとがきが読みたくて文庫版を購入。面白かった。今年の第一位ランキングです。塩出浩之『琉球処分 「沖縄問題」の原点』中央公論新社沖縄の歴史は複雑で難しい。そのため色々な本を読んでもよく分からない。難しいというよりも文化や価値観の違いなのか、当時の琉球国の官僚たちのやっていることがまどろっこしくて新政府と清がイライラするのもよく分かる。しかし本書を読んで分からない理由や背景がよく分かった。小野俊太郎『新ゴジラ論 初代から『シン・ゴジラ』へ』彩流社『シン・ゴジラ』のことだけ論じていれば面白かったと思うが、前作レビューして散漫な印象。しかも初歩的なミスが多すぎる。文章もこの人にしては珍しく読みづらい。時間不足だったか?残念な一冊。
2025年11月16日
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飲みすぎ食べ過ぎに太田胃散。仮面ライダー 第19話「怪人カニバブラー北海道に現る」強気の北海道ロケ。でも千葉あたりでも撮れそうな内容だった。たぶんサイン会とかとタイアップだったんでしょう。漁船が漁に勤しんでますよ。しかし津波に襲われちゃぷんと沈没してしまう。本当にちゃぷんって感じで。現地でささっと撮ったんでしょうね。そして海中から怪人カニバブラー(北海道だからカニ?)が出現し小樽地震観測所へ向かう。観測所では九州、四国、大阪で小型の津波が発生、各地の地震計も破壊されていることに着目していた。まさにその時カニバブラーが観測所の地震計を破壊、所員たちをシャボン玉の泡みたいな溶解液で溶かしまくる。その頃マリ、ユミ、五郎は滝の先輩で牧場のオーナー・神田さんの紹介で北海道旅行へ。おやっさん、ひろみは留守番。ひろみ化粧が濃くなってキャラ変?声も何となく違う。忙しくなって声優さんのアフレコか?ひろみと隼人によると津波発生で遊泳禁止になっているらしい。そのためマリとユミはイライラ。そんなこんなでカニバブラーは新型水中爆弾で大津波を発生させようとしていた。スキューバダイビングに来た男をサクッとしばいて仕事にとりかかろうとしたところマリ、ユミ、五郎、神田さんたちがやって来る。カニバブラーはスキューバ男を拉致して撤退。何かこういう展開が生々しいな。神田さんは滝に連絡、神田さんもFBIの捜査官だった。FBIって何の仕事してるんでしょう?一方カニバブラーは神田さんの牧場に侵入。牛たちに囲まれているショットがほのぼのし過ぎている。つうことで改造人間の候補として神田さんを拉致。そんなこんなでいつの間にか北海道に来ていた隼人は仮面ライダーに変身、カニバブラーと激突するが逃げられてしまう。しょうもない失敗をしたカニバブラーに首領激おこ。札幌中央気象台を襲撃して2時間以内に海底地震を発生させろと命令する。そんなこんなで滝も北海道入りし隼人たちと合流する。滝の衣装、本郷猛の使い回しだろそれ。ショッカーのアジトを探るためのものすごくまどろっこしいシーンを挟んだのち、仮面ライダーとカニバブラー再び激突。カニバブラーの黒タイツが洗濯のし過ぎで生地が薄くなったのか白ブリーフがくっきり浮かんで情けない気持ちになってきました。しかしライダーキックを受けても死なず、海中へ逃げ込む。あーこれで黒タイツが傷んだのかなと思いました。そんなこんなであと7分で爆破、小樽沖に大津波を発生できるつうことで全員脱出。しかし滝たちが突き止めた情報を頼りに仮面ライダーがアジトに乱入。爆破を阻止するとライダーパンチをぶっかましてカニバブラーを倒す。その後、おやっさんも合流。皆で海水浴でイエーイ。そんな光景を見ながら孤高のヒーロー・本郷猛と対照的に「ショッカー!来るなら来い!俺はひとりぼっちじゃない!こんな素晴らしい仲間たちがいるんだ!仲間たちが!」と力強く呟く一文字隼人。お・わ・り
2025年11月16日
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八宝菜定食を食いましたよ。仮面ライダー 第18話「化石男ヒトデンジャー」今回も親子ほど年の離れた兄弟が登場。当時こういう設定がトレンドだったのか?兄弟が登山をしていると唐突にショッカーの改造人間ヒトデンジャー出現。山奥なのにヒトデって何も考えていない展開に兄弟びっくり。その頃おやっさんたちも同じ山へキャンプに来ていた。本当は『ヒロシのぼっちキャンプ』みたいなのが良いけどユリ、マリ、ミチに五郎までついて来て騒々しい。ひろみだけレーシングクラブで留守番。風邪をひいたことになっているが島田陽子忙しくなってきたのかもね。トランシーバーでひろみとほのぼのトークをしていると無線が混線。「ヒトデのばけもの・・・」などの声が聞こえる。ヒトデンジャーに襲われた兄弟は、兄は拉致、弟(ペロリンガ星人の人間態)は眼鏡を落として横山やすし状態で崖から転落したところを隼人に助けられる。ショッカーの今回の計画は、この山にミサイル基地を建設、完成すれば世界中にミサイルをぶっ放して全世界を破滅。その日まで人を近づけてはいかんつう話。近づいた奴は問答無用で処刑。つうことで滝もFBIからの情報で現地入り。さらに滝のピンチに仮面ライダーも駆け付けるが、ヒトデンジャーの硬い身体に跳ね返されて第1ラウンド終了。滝とおやっさんは捕まって牢屋にぶち込まれる。牢屋には兄と隼人が変装したひげもじゃの男がいた。四人は派手なケンカを披露、何やってんだーと集まってきた戦闘員を半殺しにすると衣装を奪って戦闘員に成りすます。おやっさんに「少し老けたショッカーだな」と失礼なことを言う滝。そんなこんなで倉庫を放火、建設中のミサイル基地は木っ端みじんに大爆発してしまう。そして隼人は仮面ライダーに変身してヒトデンジャーと激突。滝の上(というか先っちょ)で戦うが見てて怖い。流れが早かったら二人共流されるよ。さらに先っちょにつかまって宙ぶらりんの仮面ライダーが映し出されて、藤岡弘の事故が全然生かされてないなあと思った。ヒトデンジャーは仮面ライダーの両手をぐりぐり踏みまくるが、滑って滝つぼへ転落。仮面ライダーも後を追ってバトル再開、ではなく化石から作られたヒトデンジャーは水に弱く、水分をたっぷり吸いこんだせいでそのままぶっ倒れる。弱い。お・わ・り
2025年11月12日
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カツ丼を食いました。仮面ライダー 第17話「リングの死闘 倒せ!ビラザウルス」前回の続き。ライダーとビラザウルスが激しいバトルを展開。ピラザウルスがライダーに向かって「ライダーキック!」をお見舞い。おめーライダーじゃねーだろ!と突っ込みました。ライダーはパチモンのライダーキックを交わすと「勝負は預けておくだけだ」と言ってあっさり撤収。その頃きよしは五郎と一緒に滝のマンションに避難中。滝が二人のためにものすごく不味そうな麵料理をクッキング。「さー坊主共とびっきり旨い奴をごちそうしてやるからなー」。新婚はずだか嫁は何処に行った?きよしと五郎は滝の恐ろしい食事から逃れるとサタンマスクがご宿泊している京王プラザホテルを直撃。部屋でふんがふんが爆睡しているサタンマスクの覆面をはがすと兄の草鹿ではなく例の角刈り男だった。逃げ去るきよしと五郎を見てマヤは「上手くいったようね」。何が上手くいったんでしょうか?視聴者にはさっぱり分かりません。その頃マリとエミはゴーゴーで踊っていたが、約束していた隼人が来ないことにヤキモキ。そこへピラザウルスが毒ガスの実験のためご来店。そうとは知らず二人は隼人を訪ねて立花レーシングクラブへ電話。その間にお客さん全員毒ガスで死亡。ナチュラルな二人は異変に気付かず「バーテンさん、ジュースどんぶり一杯」と女を捨てる発言をしたものの白骨化したバーテンを見て気絶する。そんなこんなでレギュラー全員立花レーシングクラブに集結。五郎はきよしが今もサタンマスクの正体は兄・草鹿だと言い続けていると伝える。一方ショッカーも作戦会議。今日のタイトルマッチには日本の政治経済界の代表者が観戦する。そいつらをピラザウルスの毒ガスで抹殺すれば日本は大混乱。その隙にショッカーが日本全土を支配する作戦を実行しますよ。つうことでホテルから出てきたサタンマスクを隼人はバイクで追跡。しかしきよしは偽物だと見破る。本物はマヤと一緒にホテルから出てきましたよ。そんなこんなで会場は超満員。あと5分で試合開始。その頃、隼人は追って来た滝と一緒に偽物のサタンマスクこと角刈り男と対決。隼人は滝に任せて仮面ライダーに変身、サイクロン号で会場へ向かう。そして試合開始。サタンマスクの挑戦者はなんとマントを身につけた仮面ライダー。リングで激突する仮面ライダーとピラザウルス。何だかかっこいい展開。おやっさんたちは観客を避難誘導、マヤはピラザウルスの毒害を浴びて死んでしまう。そんなこんなでピラザウルスと仮面ライダーは互いに「ウルトラパンチ!」と「ライダーキック!」をブッ込み。仮面ライダーが倒れ「勝った!俺がチャンピオンだ…」とピラザウルスも倒れるが仮面ライダーは立ち上がるベタな演出で勝利。そしてピラザウルスはあっさり草鹿の姿に戻る。手抜き改造手術だとこうなるんでしょうね。つうことで隼人と滝はきよしと五郎をバイクに乗せて走り去る。置いてけぼりを喰らうマリとエミ。角刈り男と草鹿はどうなった?お・わ・り
2025年11月10日
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雨。仮面ライダー 第16話「悪魔のレスラー ビラザウルス」2クール目に入って別の番組のようにガラッと変わりました。路線バスが走ってますよ。しかも停留所を無視して。ブーブー騒ぐ客たちに運転手さんは「お前たちの行くつく先は地獄だあ!」と絶叫すると怪人ビラザウルスの正体を現す。そして口から毒ガス発射。客たち全員死亡して白骨化。防毒マスクをつけていたショッカーの女幹部・マヤ(真理アンヌ)は「実験は成功よ!」と大喜び。ショッカーは実験が好きだなあ。しかしビラザウルス死亡。自分の毒ガスに殺られてしまったのでした!そこでショッカーはコンピュータで猛毒に耐える人間を抽出。草鹿昇というプロレスラーが選ばれる。つうことでマヤと怪人トレーナー兼マヤのボディーガードのハリケーンジョーという角刈りのおっさんがプロレス会場へ向かう。これから試合が始まりますよ。リングアナは大泉滉先生。何という贅沢な使い方。謎の61分3本勝負が開始。テレビ中継で五郎と草鹿の弟・きよしが試合をガン見。ライダー女子たちやおやっさんも観戦。会場にはカメラマンとして仕事中の隼人が写っている。しかも全国の視聴者に向かってカメラ目線。「姿見せないと思ったらあんなところに…!」。そんなこんなで草鹿の勝利。控室に戻るとマヤがお待ちかね。マヤは新聞社の撮影と称して毒針を仕込んだカメラを向ける。ぶちっと命中するが効かない。暴れて下っ端たちや角刈り男をボコボコにした後ようやく効き始めてぐっすり。会場をあとするマヤを隼人が呼び止める。「変わったカメラをお持ちですね?カメラには目がないもんで…」とナンパ風に接近、マヤにエルボーを喰らいながらもカメラをゲット。ただのカメラではなかった。車で走り去るマヤを仮面ライダーに変身して追跡するが、角刈り男に妨害されてしまう。そんなこんなで兄・草鹿の帰りを待つきよし。帰りが遅いので滝がきよしを連れて会場へ赴くが誰もいませんよ。草鹿はビラザウルスに改造されていた。しかもめちゃくちゃサクッと。日帰り手術より素早い。つうことでまたまた実験。ビラザウルスに向かってバズーカ砲ぶっこみ。びくともしません。実験成功に大喜び。その頃おやっさんはスナック・アミーゴを廃業して立花レーシングチームを立ち上げ、ライダー女子たちを連れてトレーニング開始。しかしライダー女子たちは素人ばかりで尻込み。そこへ隼人がバイクで現れ「タイムを計ってもらいたいですがね」とやってきましたが「素人相手にしてる暇はないんだよ」とおやっさんなかなか酷いこと言うね。それでも隼人は「ほんじゃま軽く一周」とスタート。そこへビラザウルス出現。隼人は仮面ライダーに変身して激突するが劣勢。ため池の中に叩き落とされてしまう。一方おやっさんたちはいつまで経っても戻ってこない隼人をほったらかしにして帰宅。心配だが気晴らしにゴーゴーを踊り出す。そんなこんなでテレビのチャンネルを変えるとまたしてもプロレス中継。サタンマスクという覆面レスラーが試合をしていた。会場に来ていたきよしはサタンマスクが兄の草鹿と見抜くが、サタンマスクにぶん投げられる。それを仮面ライダーが空中キャッチ。サタンマスクはビラザウルスに姿を変えると再び仮面ライダーと激突する。つ・づ・く
2025年11月09日
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朝から雨。仮面ライダー 第13話「トカゲロンと怪人大軍団」舞台は東洋原子力研究所。ぶっそうな研究所です。正門の前に立っているのはライダーに倒されたはずの蝙蝠男とさそり男。ガードマンをぶっ殺して侵入を試みるが、バーリヤで入り口が塞がれている。ナレーターの中江真司によると原水爆のエネルギーにも破れないらしい。すごい。ではここの研究所は何のために原子力の研究をしてるんだ?そんな疑問はさておき二人の怪人から報告を受けた首領は「バーリヤが何だ!ショッカーの科学者を以ってすれば取るに足らん!科学者諸君、バーリヤ破壊ボールを使用させろ!」とだんだんズレたことを命令する。しかし破壊ボールを投げ込む力を持った改造人間はいない。そこでプロサッカー選手の野本(堀田真三※『クイズ脳ベルSHOW』のほぼセミレギュラー)に目をつける。野本は超俺様ワンマンプレイヤー。試合後にウィスキーを瓶ごとがぶ飲みする豪快キャラ。そこへ死神カメレオンが現れ、拉致しようとするがあっさり半殺し。そんなこんなで野本は蜘蛛男に捕らえられてしまう。その頃、本郷を訪ねて滝がアミーゴに姿を見せていた。一方、本郷はガードマンが殺された東洋原子力研究所に向かっていた。研究所が破壊されて放射能が漏れたら東京は10分足らずで全滅する。やっぱり物騒な研究所だったようです。何となく本郷から連絡を受けったぽい滝とルリ子も研究所へ。ショッカーが何かを企んでいるに違いない。忍び込もうとするルリ子に代わって滝が侵入。中にはライダーに倒された怪人たちのオブジェがずらりと並んでいる。オブジェなのに何だかプルプル動いているようなドリフ風シーン。そこへオーナーのようなたたずまいで野本が現れ、滝を追い出すと怪人たちに「お前たちは一度ライダーに敗れた負け犬だ!」と嫌味をぶっ放す。つうことでモヤモヤしながら引き返す滝とルリ子の頭上から岩石がゴロゴロ落下&滝に直撃。絶体絶命のピンチに突然仮面ライダーが現れ、サイクロン号ごと岩石に体当たり。改造された野本は怪人トカゲロンの姿に変身して仮面ライダーと激突。ベルトやブーツを着用していないため怪人というより見た目モロ怪獣です。仮面ライダーはトカゲロンの殺人シュートに負けてしまう。その後、大怪我を負った滝は病院へ入院、仮面ライダーはおやっさんと特訓に励んでいた。「いつかこの山で一流レーサーになるために一緒にトレーニングをしたな。お前は死に物狂いでそれに耐えた。もう一度あの時の特訓をやろう!」。1クール終了にあたっておやっさんの熱いセリフ。特訓の甲斐あって新しい技・電光ライダーキックを編み出す。そのことを報せようとおやっさんは滝を訊ねるが、病室はもぬけの殻。あれ?なんか落ちてますよ。拾い上げると「ん!?滝和也、FBI特命捜査官!そうか、それで事件に首を突っ込みたがっていたのか」。実はすごい人だったが、重要な身分証明書を落とすなよ。つうことで滝はあっさりショッカーのアジトに侵入。ところが怪人たちは例の研究所に向かった後だった。戦闘員たちを相手に大活躍する滝の前に仮面ライダーが駆け付ける。いやこっちじゃなくて研究所行けよ。。。その頃トカゲロンは研究所をゴールポストに見立てて破壊ボールを蹴り込もうとしていた。「どんなバーリヤでも一発で吹っ飛ばす!」。そしてシュート。しかし仮面ライダーがキャッチ。ぞろぞろ出て来る10人の怪人たち。「驚いたか。改造人間は死なん!貴様にやられた個所を治せばな」と豪語するが、サイクロン号にオラオラと追いかけられるとぞろぞろ逃げ出す。このシーンが何だか情けないです。しかもほとんど投げられるだけで死亡。かなり弱いです。そんなこんなで仮面ライダーVSトカゲロンの激突。トカゲロンが蹴り上げた破壊ボールを電光ライダーキックで蹴り返して再生怪人たち諸共大爆発。仮面ライダーに駆け寄るおやっさん、滝、ルリ子。ルリ子はじっと仮面ライダーを見つめ、仮面ライダーもルリ子を見つめる。無言で走り去るサイクロン号。「えらいわ。自分の命を捨ててまで人のために戦っているのね」「そう。自分のことばかり考えていちゃ本当に幸せで平和な世の中にはならないからな。彼はそのために戦っているんだ」。おやっさんの熱い一言を耳にしながらルリ子は仮面ライダーの後ろ姿を追っている。「東京はショッカーの魔手から本郷猛によって守られた。しかし世界征服を企むショッカーは再び襲ってくる。仮面ライダーは正義と平和のために果てしなき戦いに挑むのである」(ナレーション・中江真司)。お・わ・り次回予告「次回から始まる仮面ライダー新シリーズ。装いを新たに興味バツグン!スリル!アクション!次週仮面ライダー。魔人サボテグロンの襲来にご期待下さい」(ナレーション・中江真司)。そして本郷猛は一年後、劇的に再登場するのですね。
2025年11月09日
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今夜はシチューよ。仮面ライダー 第12話「殺人ヤモゲラス」藤岡弘不在のまま撮影続行。その間に2クール目どうするか考えまくる。白川光学研究所では恐怖の実験が行われていた。白川博士と助手が懐中電灯のようなものからウサギに向かってライトを当てます。するとウサギは白骨になってしまう。白骨を描いた黒い紙で表現。これぞ元祖VFX。助手は実験成功に喜ぶが白川博士はヤベーもん発明しちゃったとビビってます。その名もデンジャーライト。そこで助手の提案で設計図をマイクロフィルムに保管することになる。ところが翌日から助手が姿を見せなくなる。助手はショッカーのスパイだった。そしてデカい仕事を成功させたご褒美に怪人ヤモゲラスに改造される。しかしヤモゲラスはものすごく間抜けな表情をしているブサイクデザイン。改造されないほうが良かったヨと助手は後悔したかもしれない。そんなこんなで能力テスト。意味なく煙突を這い上ったり、トレーニング中のボクサーをボコボコにしようとするが逆にボコボコにされる。弱い。ヤモゲラスは逆ギレすると口から変な液体を発射してボクサーを固めてしまい川へポイ捨て。その頃、本郷とルリ子はツーリング中。そこへ暴走族に絡まれた一台の車が走ってくる。車を運転していたのは白川博士、暴走族はショッカーだった。すかさずルリ子が助けに入る。本郷猛がほとんど出てこないためルリ子がアクションを披露。そんなこんなで仮面ライダーが駆け付けバイクアクションを展開(※尺稼ぎ)。ルリ子はショッカーに狙われた理由を訊ねるが、白川博士はひたすら渋い表情を浮かべるだけで答えようとしない。そんなことをしている間に台所でお茶を用意していた白川博士の妹・マチ子がヤモゲラスに襲われそうになる。そこへ本郷からルリ子宛てに電話が掛かってくる。今回の件に深くかかわらないほうが良いと忠告。そんなこんなで白川博士はマイクロフィルムを納めたペンダントをマチ子にプレゼント。そのとばっちりでマチ子はヤモゲラスに拉致される。本郷はヤモゲラスたちを乗せた車のあとを追い、ルリ子はアミーゴでおやっさんたちと作戦会議。今回は完全にルリ子が主役ですね。そこへ白川博士が現れしかじかの事情を話す。ヤモゲラスはゲットしたデンジャーライトでテストしまくり。通りすがりのおっさんにライトを当てて白骨化(※白骨を描いた黒い紙で表現)。この調子だと飛行機も撃墜できる(※イメージ映像挿入)。そのためには白川博士の協力が必要だ。そんなこんなでルリ子が誘き出されている間に白川博士はショッカーに呼び出されて指定した場所へ向かってしまう。その様子を本郷が天井裏から見ていたらしい。苦しい展開ですな。つうことでルリ子と本郷は残されていたメモを頼りに現場へ向かう。ルリ子にデンジャーライトが向けられ絶体絶命の時、仮面ライダーが現れヤモゲラスをしばきまくり。ルリ子も戦闘員たち相手に大立ち回り。その間にデンジャーライトの本格版が完成。仮面ライダーを狙うが白川博士が妨害、向きがズレちゃって代わりにコンビナート群に当たって大爆破。酷いね。しかし逃げるヤモゲラスを白川博士はデンジャーライトで始末する。こんな恐ろしい兵器は破壊してしまおうと言うがそもそも何のために開発したの?サイクロン号で走り去る仮面ライダーを見送る白川博士、マチ子、ルリ子。お・わ・り
2025年11月07日
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どうすっかなー。仮面ライダー 第11話「吸血怪人ゲバコンドル」遂に藤岡弘の出演が不可能になります。打ち切りか、路線変更か、このまま続行か?本郷はモトクロスの全国大会出場のためバイクをぶっ飛ばしてトレーニング。もちろんバンク映像。その頃ショッカーのアジトでは反省会兼作戦会議。これまで仮面ライダーに倒された怪人たちの長所をチョイスした怪人ゲバコンドルを誕生させる。しかし活動するには若い女性の血が必要らしい。つうことで戦闘員たちが工作活動を開始する。森の中の教会へカップルがやってきましたよ。アポなしで「突然ですけどボクたちここで結婚式をあげたいと思うんですけど」と豪快なことを口にする。シスターのばあさん無言でOK。あっという間に結婚式が始まるが戦闘員乱入。男はボコボコにされ、女は拉致される。そして女から採取した血液がゲバコンドルに注入される。奇声を発しながらジャンプ&元気爆発。その頃スナック・アミーゴに結婚式の招待状が届く。送り主は本郷のモトクロスのライバル・滝和也。もうじき全国大会だっつうのに余裕あるなーとおやっさんは感心する。ルリ子は最近姿を見せない本郷のことを心配する。おやっさん曰く重要な研究があるらしい。そんなこんなでよりによって例の教会で滝の結婚式が開かれる。おやっさんとルリ子は参列するが、本郷が姿を見せない。そんなこんなで滝は奥さんとバイクに乗って新婚旅行に出発。空き缶を紐でくっつけるアレは何なんでしょうね。二人共ニコニコで幸せだなー。しかし滝がサイドカーを見ると奥さんではなくゲバコンドルが座っていました。奥さんは戦闘員に拉致。そこへ本郷がバイクで駆け付け(※バンク映像)仮面ライダーに変身するが、ライダー以上に滝が大活躍し奥さんを奪還。一方、仮面ライダーはゲバコンドルに上半身を土砂にぶっこみ、尻丸出し状態で完全敗北する。そんなこんなで奥さんは助かったもののうなされて意識朦朧。それでも滝は不幸中の幸いだと言う。「実はもうだめだと思って諦めてたんですが、そこへ仮面ライダーが駆け付けてくれて助かったんです」。その話を聞いておやっさんは本郷のマンションや大学の研究室に電話をかけるが応答なし。そんなことをしている間にゲバコンドルは片っ端から女性(少女・ナース・バレリーナ)を襲撃。血液飲みまくり。おやっさんと滝は例の教会が怪しいと思って潜入しようとするが決め手に欠ける。作戦会議の結果、おやっさんとルリ子が新婚さんに扮してゲバコンドルたちを誘い出す作戦を実行する。つうことで例の教会でニセ結婚式を挙げるおやっさんとルリ子。そこへ戦闘員たちが乱入。滝が戦闘員たちをボコボコにしている間におやっさんとルリ子は車でダッシュするが、ゲバコンドルが空から追ってくる。さらに仮面ライダーがサイクロン号で爆走。仮面ライダー対ゲバコンドルの第2ラウンド。またまたゲバコンドルに圧倒されるが、おやっさんの咄嗟の助言でサイクロン号ごとゲバコンドルに体当たり&爆発。走り去る仮面ライダーを見送るおやっさんとルリ子。ルリ子は危険なチャレンジに気持ちへとへとで座り込むおやっさんを放置して車で仮面ライダーを追いかける。酷いね。そして滝と奥さんは再び新婚旅行に出発。お・わ・り
2025年11月04日
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やっと雨止んだ。仮面ライダー 第10話「よみがえるコブラ男」ショッカーの女幹部・綾小路律子がミニスカ姿で登場。電柱に「犬猫高く買います」と手書きのチラシを張りまくり。当時の電柱は木製でした。早速綾小路生物研究所に犬猫を高く売ろうとする連中がラーメン屋みたいな行列作ってます。一人ずつ呼ばれて中に入るといきなり頭をぶん殴られて気絶。コブラ男をよみがえらせるために動物の血液と戦闘員の候補をダブルでゲットする作戦だった。つうことで犬猫の血液を注入されてコブラ男が復活する。その頃スナック・アミーゴでは飼い犬がいなくなってしょんぼりしている透君を見ておやっさん、ルリ子、本郷が立ち話。犬といえば最近高く買い取っている綾小路生物研究所が怪しい。そこへ透君の父親で刑事の古賀(奥村公延)がぶらり登場。古賀は連続失踪事件を捜査していた。犬猫を買い取っている綾小路生物研究所で消息を絶っている。ところが古賀も戦闘員に拉致されてしまう。そんなこんなでコブラ男復活。頭にヒレみたいなものが付いて、毒ガスに代わって火を吹きます。これで入れ歯が無くなっても大丈夫。ただし無口。助けてもらったんで出しゃばらないよう気を遣っているみたいです。首領は前回に続いて大蔵省金保管所を襲撃して金を強奪するよう命令する。諦めていなかったようです。透君は研究所から父親の古賀が出てくるのを待っていたが、出てきたのはコブラ男とハイレグ網タイツ姿の綾小路律子。興奮した透君はおやっさんに報告、おやっさんは本郷に研究所へ向かうよう耳打ちする。つうことでまたまた実験。新生コブラ男の能力を試すため役立たずの男二人(古賀と若者)を目隠し&縛り上げてファイヤー。まず若者を焼き殺す。実験成功。続いて古賀の番ですよ。その頃、本郷は研究所の近くで大乱闘。その間に古賀にもファイヤー。しかし狙いが定まらず焼けたのは左足と左腕のみ。ヘタクソなコブラ男に綾小路律子ブチ切れ、鞭でコブラ男をしばきまくり。そこへようやく「待てー!」と仮面ライダー登場。遅いよ。そんなこんなでコブラ男とバトル開始。火炎攻撃に苦戦するが、しれっと綾小路律子の前に立ってひょいとよけた瞬間、コブラ男の火炎攻撃が綾小路律子の顔面に見事命中。悪意を感じるなあ。顔に火傷を負わされて綾小路律子激昂、コブラ男をまたしても鞭でしばきまくるが首領から「お前の役目は終わった」とアナウンス。コブラ男を復活させるために利用されただけだった。あっさり焼き殺される綾小路律子。首領は大蔵省金保管所から横浜港に停泊しているプレジデント号に運ばれる金を強奪するようコブラ男に命令する。古賀はぼろぼろの身体で大蔵省金保管所へ。本郷は古賀に警告するが「ショッカー?なんだいそりゃ?」とまともに取り合ってもらえず。誰もショッカーの存在を知らない。本郷は一人で戦うしかないと覚悟を新たにする。そんなこんなで金の強奪に成功、プレジデント号は大爆発して沈没する。金を運び出しているコブラ男たちの前に仮面ライダー登場。またまた危険なアクションを経て新しい技・ライダー返しでコブラ男を倒す。その後、古賀はアミーゴへ挨拶に訪れる。警視総監賞を貰ったと言う。「しかしどうも解せないなあ。一体誰が船から金の延べ棒を持ち出したのかねえ」「僕は古賀さんかと思いましたよ」「とんでもない。わしは船の爆発で気を失ってたんだ」「じゃ僕にでもしといて下さい」。笑い合う古賀と本郷。「ショッカーの魔手から日本を守った本郷猛だがいつの日に普通の人間に戻れるのであろうか?」(ナレーション・中江真司)。バイクで坂道を下る本郷猛こと藤岡弘。右へ曲がった所で事故が発生したらしい。お・わ・り
2025年10月31日
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雨は嫌だよ。仮面ライダー 第9話「恐怖コブラ男」なかなかつまらない話だった。しかも藤岡弘が撮影中の事故で重傷。そのため今回から当分ショッカー首領の弟の人がアテレコ。視聴者のテンション下がります。コブラ男登場。首領はコブラ男に毒ガスを噴射できる特殊な入れ歯をプレゼント。早速いつものように実験開始。使い物にならなくなった戦闘員に毒ガスぶっかけ。泡になって消えてしまう。実験成功。このコブラ男の力を使って世界中の黄金をゲットする作戦を実行に移す。まずは日本の大蔵省金保管所。大蔵省が金を保管するか?しかも建物の入り口に「大蔵省金保管所」とデカデカと看板掲げて不用心だなあ。警備員が交替ですよ。寮の中で犬を飼ってますが何故かシェパード(名前・ダミー)。しかもデカい。その頃コブラ男は保管所の壁を溶かしまくり中。怪しい気配に気づいたダミーはコブラ男を襲撃。コブラ男のスーツアクターさんマジでビビってます。その最中にコブラ男は入れ歯を落としちゃいます。翌日、事件を耳にした本郷はおやっさんの許へ。「今度こそショッカーの尻尾を捕まえます!」(声・高倉文太)と普段と違う声で息巻いていると、ルリ子にロケットをプレゼントされる。何気に「ホ」の字ダネ。その頃、警備員が寮に戻るとコブラ男たちが「入れ歯を奪った犬を出せ!」と襲撃。ダミーは入れ歯に仕込まれた毒にやられて死んでいた。つうことでダミーのお墓に手を合わせている警備員の息子・武彦君を襲撃。そこへバイクをぶっ飛ばして仮面ライダーが駆け付ける。入れ歯のないコブラ男はいまいち本領を発揮できず、ぐるぐる回転しながら地中へ逃走。つうことでアジトに潜入、武彦君が劇薬プールの上に吊るされているため手出しできない。もはや金のことなどどうでもよくなっています。つうことで降参、手術台に縛り付けられる。そこへコブラ男が現れ、入れ歯の行方がマジで分からないことを首領に報告する。首領によると「お前の牙を作るには半年間必要だ。それまで待てん!」とのこと。そのやり取りに割り込んで「アッハッハッハ。あの牙は俺が壊して海に捨てたんだ!」とまたまた本郷が適当なことを言うが、またそのネタかよという空気がアジト内に漂ってます。つうことでさっさと再手術するよ。そこへおやっさんが乱入、戦闘員をぼこぼこにしばきまくる。ルリ子が与えたロケットに発信機が取り付けられていたのだ。つうことでライダーキックでコブラ男を爆殺。仮面ライダーはダミーの墓に花束を供える。このシーン、本来なら本郷猛の姿であるべきなのに撮影できなかったんでしょうね。ふと足元を見るとコブラ男の入れ歯が落ちてますよ。「こんなところにコブラ男の牙があったのか」。なんで?ものすごい説明不足。お・わ・り
2025年10月31日
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『クッキングパパ』を観たような気になる。仮面ライダー 第7話「死神カメレオン 決斗!万博跡」後編。穴から脱出しようとするが頑丈でびくともしない。次第に天井が下がり始め、押し潰されそうになる。時代劇によくあるアレです。エネルギーも消耗し仮面ライダーから本郷猛の姿に戻る。しかし本郷はハッタリを利かせる。「今、私を殺せばナチスの鉄箱は永久に手に入らないぞ!嘘だと思うなら箱を調べろ!それは偽物だあ!」。マジか!箱を調べると確かに偽物で本郷の話は本当だった。そして本物を差し出す代わりに本郷を穴から出してあげるお人好しぶりを発揮するショッカー首領。本郷も「本物の箱は城南大学から大阪・阪神工業大学工学部、大山博士のところへ送られている」と正直に説明。こいつら全員良い人だなあ。そんなこんなで本郷は監禁された砂田さんを助けるとアジトを脱出する。二人共リアルびしびしゃになって琵琶湖から浮上。砂田さんによるとヒトラーは数兆円もの秘宝を潜水艦で密かに日本へ運び出したとのこと。箱には秘宝を隠した場所が記されているらしい。砂田さんはその潜水艦の官長だった。そのため秘密を知っているのは砂田さんだけ。でも秘宝を隠した場所は「日本のどこかに・・・」と言うだけでそれ以上のことは知らない。ホンマか?砂田さん『必殺シリーズ』で何回も殺された極悪人顔しているので秘宝を独り占めしているような気がしてならない。うさんくせーオヤジだなあと思っていると一台のバイクがやって来る。それは本郷を追いかけてきたルリ子だった。峰不二子みたいでかっこいい。「アッハッハッハーしょうがないお嬢さんだなー。しかし助かりました」。ルリ子が乗ってきたバイクはサイクロン号らしい。本郷は砂山さんをバイクの後ろに乗せて「安全な所へお連れする」と言って出発&ルリ子放置。ルリ子はたぶん湖西線にでも乗って大阪を目指したのでしょう。その頃、死神カメレオンは大阪城の天守閣から双眼鏡で大阪の街を眺めていました。視界には阪神工業大学工学部・大山博士の研究室がばっちり。しかし大山博士はおやっさんの変装であり、助手に扮したルリ子もしめしめ。死神カメレオンはそのことに気づいていたのか、いなかったのか、よく分からないまま研究室を襲撃、箱&おやっさん&ルリ子を強奪する。夜になって本郷は阪神工業大学に着くがもぬけの殻。一方ショッカーのアジトでは箱が開封されるが空っぽ。どういうこと?生意気なことを言うおやっさんを殴打して気絶されると本郷に電話。万博跡地のエキスポランドに呼び出す。デートのお誘い?そんなこんなでエキスポランド。チラッと当時の本社・千里丘放送センターが写りました。『アップダウンクイズ』や『突然ガバチョ!』などもここで収録されていたのだ。そしてジェットコースターのレールのてっぺんに立つ本郷猛。吹き替えなしでこんなことさせるなよ・・・。さらにバイクをウィリー走法。危ないって!とっとと仮面ライダーに変身してショッカーの連中をぶち殺したいが、ルリ子の前では変身できない。そんなことを考えている隙に投げ飛ばされてしまうが、落下しながら仮面ライダーに変身する。つうことで死神カメレオンたちはおやっさんとルリ子を連れて現地訪問、あっさり秘宝を隠した場所に辿り着くと素手で土を掘り返す。なんか棺桶ぐらいの大きな箱が出てきました。そして中を開けると仮面ライダーが横たわっていた。秘宝は?「ナチスの宝はあった。しかし私の手で既に掘り出し太平洋の底に捨てた!」。いつの間に・・・!そんなこんなで死神カメレオンは倒される。その後ユミちゃんの退院記念パーティが開かれる。「これも本郷のお兄ちゃんのおかげね・・・お兄ちゃん?」。本郷はひっそり会場をあとにしていた。2匹の子犬と戯れる本郷。「ショッカーの野望を打ち砕いた本郷猛。改造人間としての苦悩に耐えて再び悪と対決するのである!」(ナレーション・中江真司)。お・わ・り
2025年10月26日
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体調が優れない。仮面ライダー 第6話「死神カメレオン」画廊のオーナー・砂田さん(神田隆)とこにショッカーの怪人・死神カメレオンが現れる。砂田さんは元海軍の少佐、戦時中にナチスドイツから極秘裏にナチスの秘密を日本に運んでいた。死神カメレオンはその行方を追っていた。抵抗する砂田さんを気絶させると自分の姿を透明にして運び出す。夜道を一人でひょこひょこ歩く砂田さんを目撃するルリ子たち。しかし影が二つあってびっくり。常人の10倍以上の聴力を持つ本郷は二人分の足音を確認する。その頃、砂田さんの一人娘・ユミちゃんは入院中。そこへ砂田さんがひょこひょこ歩きながら面会に訪れるが、何だか変な雰囲気に気がつく。その瞬間、死神カメレオンと戦闘員たちが姿を現し、砂田さんの前でユミちゃんを本気で殴りまくり。これには極悪人フェイスの砂田さんもたまりません。ユミちゃんの病室に飾っていた潜水艦の模型を指す。その中にナチスの秘密を埋めた場所を記した古文書のような紙きれを隠していたのだ。そこへ本郷が乱入。「話は外で聞いた!何を企んでいるのか知らんがこれは渡さん!」とアバウトなことを言って大暴れ。紙切れを奪い返すが、砂田さんは拉致されてしまう。そんなこんなで紙切れの情報を頼って多摩川の上流へ。地面を掘り返すとハーケンクロイツが記された物騒な箱が出てくる。そこへショッカーの戦闘員が現れ、箱を横取りしようとする。本郷は仮面ライダーに変身してバトル。戦闘員を捕まえると箱の秘密と今回の目的を吐かせようとするが、口を割らずに死んでしまう。その頃ショッカーのアジトでは首領が科学班のハインリッヒ博士たちに仮面ライダーの弱点を調べるよう命令していた。「我々は仮面ライダーの出現によって世界征服計画を何度か妨害された。奴の弱点を発見せよ!」。改造手術したあんたたちが一番知ってんじゃないの?とハインリッヒ博士たちは思ったと思う。そして仮面ライダーは風圧をエネルギーにしていることからベルトの風圧ダイナモの回転をストップさせること、そのためには周囲1平方メートルの密室に閉じ込めることを提案する。つうことで本郷は城南大学の同僚・阿部に箱を開けるよう依頼する。「特殊な合成金属だ。しかし開けろと言われてもこの箱には蓋がないぞ」。しかし阿部にめんどくさいことを押し付けるとルリ子とタクシーに乗ってユミちゃんの病院へ向かう。ところが道が違いますよ。本郷が注意するが運転手ガン無視。正体は死神カメレオンだった。車内に毒ガス発射、気絶した二人を鎖で縛って線路にポイ捨て。電車で轢死させようとする。やることが全てエグイ。しかし常人より回復力が10倍早い本郷はルリ子を抱えて脱出。そんなこんなで死神カメレオンは箱の強奪に成功するが、本郷が最後尾の戦闘員を襲撃してこっそり入れ替わる。そしてトラック出発。東名高速道路を西へ向かう。到着したのは何と琵琶湖。ハインリッヒ博士も登場。箱を確認して「ボス、コレデしょっかーハ全世界ノ経済ヲ握ルコトガデキマース」。箱から特殊な電波が発信されている。その波長と同じ電波を当てると箱は自動的に開くらしい。しかし首領が戦闘員に扮して紛れ込んだ本郷を見破る。「ショッカーの首領!貴様の正体を暴いてやる!」と大暴れしようと瞬間、突然床が開いて落下。その風圧で仮面ライダーに変身するが「しかし恐るべき罠が!危うし仮面ライダー!」(ナレーション・中江真司)。つ・づ・く
2025年10月26日
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えらく寒くなったな。仮面ライダー 第3話「怪人さそり男」装いも新たに鑑賞開始。少しずつ観て行きますよ。いきなりショッカーの改造手術のシーンからスタート。「世界征服を計画する秘密組織ショッカー。ここはショッカーの秘密基地である。ショッカーはナチスドイツで研究されたという移植手術などの手法で昆虫や動物の機能を持つ改造人間を作っていた。この男のその一人、さそり人間である!そのさそり男の実験に、この基地で強制労働させられていた何の罪もない人々が疲労で働けなくなったというだけで死刑と称して殺されるのだ」(ナレーション・中江真司)。ぶっ飛んだ説明です。人民服っぽい服を着せられた疲労感満々の男たちに首領からアナウンス。「君たちは改造人間にもなれず、また戦闘員、技術員などにも適用しない人間として死刑囚になった。だが偉大なる支配者ショッカーは君たちに最後のチャンスを与えるであろう。これから諸君たちを監房から解き放す。君たちは今から10分以内に砂漠を走り抜け安全地帯にまで辿り着けたら今後一切諸君の身に危害は及ばず、自由の体になれると約束する」。つうことで命懸けの生き残りゲーム開始。ドリフの囚人コントでよく見る鉄球を足に括りつけられたまま砂漠を走る男たち。伊藤さんというじいさんだけ取り残される。「おーいワシも連れてってくれよー」。そして10分経過。砂の中から現れたさそりが男たちに謎の赤い液体をぶっかけ。男たちは全員溶けてしまう。人体実験成功。そして生き残った伊藤さんを餌に本郷猛をおびき出す作戦を実行する。「その頃、本郷猛は彼の理解者・トレーナーである立花藤兵衛と共に改造人間としての本郷猛の体力・能力のテストを行っていた」(ナレーション・中江真司)。どうやら風圧によってエネルギーが蓄積され、改造された筋肉に通じるらしい。しかもその能力は訓練すればまだまだ伸びる。そこへルリ子が現れラジオのニュースを聴かせる。今朝、房総沖海上で発見された10人の死体が発見直後に消滅してしまったというものだった。猛は現地に向かおうとするが、ルリ子が父親殺しの犯人だと恨んでいた償いに協力させてほしいと申し出る。「お断りする!」。つうことで現地入り。警察署から出てきた伊藤さんが精神病院の車に乗せられているところだった。おまわりさん曰く「例の事件はショッカーだとかなんとか。精神病院から抜け出したそうで病院から迎えに来ると殺されるだの実験にされるだの大騒ぎでしたよ。アハハ」。猛は仮面ライダーに変身、先回りすると車に向かってバイクではなく普通に猛ダッシュ。そんなこんなで伊藤さんを救出、とりあえず館山シーサイドホテルでひと休み。二人が泊まっている部屋にオトコが乱入。ルリ子が連れてきた猛の親友・早瀬五郎(小川隊員)だった。頼もしい助っ人の登場で元気爆発&ニコニコ。その間に天井からさそりが侵入。女性戦闘員(全員網タイツ)なども襲ってくる。さらに窓ガラスを破って再びさそりが侵入、伊藤さんは赤い液体をぶっかけられあっさり溶かされ、ルリ子が拉致されてしまう。ルリ子を乗せた車を早瀬と追跡開始。「このまま尾行すればアジトが分かるかもしれない」。つうことで謎の一軒家に到着&大乱闘。戦闘員が行動する時は必ず指揮を執る幹部がいるはずだ。そこへ不気味な笑い号が響き渡る。声の正体は早瀬だった。「おい本郷!早瀬五郎とは昔の名だ。今の俺はショッカーの幹部・さそり男!」。早瀬は猛を負かすために進んでショッカーの一員になったのだ。そんなプチ演説をブッこいている間に猛はルリ子を救出、屋外で戦闘員たちとバトルを展開するが、吹き替えなしの藤岡弘のガチアクションがリアルすぎて怖い。そんなこんなでいつの間にか仮面ライダーに変身、土の中に隠れた戦闘員の頭を一人ずつ殴り潰し、さそり男をあっさり倒す。「恐怖のさそりはさそり男と共に消えた。がショッカーの魔の手は再びその爪を研いでいる。猛とよき協力者であり助手となったルリ子を待つのは何であろうか?」(ナレーション・中江真司)。そして伊藤さんて何者だったの?お・わ・り
2025年10月25日
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タカの心境と同じだ。俺たちの祭 第23話「祭の日」タカはバイト先でリストラに遭う。役者の仕事にも就けそうにない。ある日、直子の母親から直子宛てにタカと一緒に北海道へ戻ってこないかと手紙が届く。直子は戻ってもいいと考えている。タカもハブに勧められ北海道で心機一転することを決める。ある日、大手劇団・東京第一劇場が主役の相手役オーディションの新聞広告を出す。直子はタカの目につかないよう隠していたが、応募するよう勧める。タカも北海道へ行く気になっていたが、やりたいことをやるように言っていた母親の言葉を思い出しダメ元で応募する。「オーディション落ちたら俺はダメだなってきっばり諦めがつくじゃない?たくさん受けるんだろうし、まー俺受かんないよ」。応募者は500人。ところが一次審査パス。そんな中みっちゃん嫁が福井へ帰ってしまう。みっちゃん夫との関係はついに修復不可。みっちゃん夫は落ち込むが追いかけようとしない。スランプだが漫画家のプライドを優先させた。タカは理解を示すが、直子は男のエゴだと気分を悪くする。そんなこんなで直子は北海道へ帰るため仕事先を辞める。一方タカは二次審査でやけくそのアドリブ芝居でやり切った感満々。その夜ハブ夫婦に直子と招かれて北海道行きの送別会が開かれる。翌日、引っ越し作業もほぼ終了。明日には北海道につく予定だったが、なんと合格通知が届く。夢が叶って大喜びするタカとは対照的にしょんぼりする直子。演出の大沢(滝田裕介)がタカのめちゃくちゃな芝居を気に入って大抜擢したのだ。ところがプロの役者たちの中で唯一新人のタカは稽古でダメ出しの連発を喰らう。同じく夢を追い続ける男・みっちゃん夫も『東京ハウス物語』の連載打ち切りを言い渡される。売りだった人情を描かなくなったため人気が下がったのだ。編集者曰く「結果がすべて」。ヤッコと山下はタカの大抜擢に「パーッとやろうよ」と誘うが、連日のダメ出しに自信喪失し二人の申し出を断る。この日も大沢はブチ切れてダメ出し。タカは益々しょんぼりするが、自分が知らないところで大沢は主役俳優(ゴースンの兄)に頭を下げていた。「私は彼を見捨ててはいません。彼ならやりこなしてくれる。今でもそう思っています」。タカが失敗すれば大沢の演出家生命も危うくなる。それを知り一人でも稽古を続け、帰宅しても張り詰めたまま。直子に声を掛けられても「うるさいなあ。芝居のことで頭がいっぱいなんだよ!いちいち気を遣わすなよ」とブチ切れ、直子もブチ切れる。「何よその言い方・・・好きなことやってるんでしょ?芝居芝居ってそう偉そうに言わないでよ。好きなことやって楽しんでるくせに」「楽しんでる?楽しんでるわけないだろ」「じゃどうしてやってるのよ?」「直子は何もわかってないんだよ」「何が分かってないのよ!」「芝居ってのはさ・・・芝居ってのはそんな楽なもんじゃないんだよ!」。タカは初めて泣き言を口にする。「そんなに辛いんなら無理してすることないじゃない。辞めちゃいなさいよ!」「何言ってんだよ直子!芝居が好きで俺について来たんじゃないのか?」「芝居なんか好きじゃないわよ!あなたが芝居の夢を追おうとしたから・・・私も一緒にその夢を追おうとしたんじゃない!だけど今はあなただけじゃない!私なんてどうでもいいんじゃない!あなた一人で夢を追ってるだけじゃない!」。みっちゃん夫婦と全く同じ状況。直子に北海道へ帰れと怒鳴りつける。翌日劇場へ行くと主役俳優がぶるぶる震えながら舞台に立っていた。声を掛けると「怖い・・・明日は初日だ!何十年となく舞台に立って来て幾十となく主役を演じてきたが・・・初日になると逃げ出したくなるんだ!」と激白。そして観客席を指し「3階のお客さんたち!頼みますぞー!」と絶叫する。するとタカも急激に緊張してくる。その頃、北海道に帰る準備をしている直子にみっちゃん夫が挨拶に来る。福井に戻ってやり直すと言う。「もう一度必ず東京に出てきます。みっちゃんと一緒に」。その夜タカは猛烈なプレッシャーにうなされる。そして大雨の中、公園のベンチで呆然と座り込む。追いかけてきた直子の姿に気づくと「ダメなんだよ!俺は役者になんかなれない。芝居なんか全然できないし!幕が開くのが怖くてしょうがないんだよ・・・怖くて・・・怖くてさ!すくんじゃってどうしようもないんだよ!」と頭を抱える。「直子・・・北海道へ帰ろう!一緒に北海道へ帰ろう!」「お芝居・・・続けたら?あなたにはお芝居しかないわ。やりなさいよ。あなたなら絶対できる!」。困惑するタカ。「私、北海道に帰らない。あなたの傍にいる。ずっとあなたの傍にいる!だから・・・お芝居続けて!」。そして初日を迎える。初舞台を終え楽しそうに渋谷の雑踏に消えていくタカと直子。しかしタカは一人なった時、不安げな表情を浮かべる。お・わ・り打ち切りとはいえ路線変更せず完走したのは立派。しかしながら時間切れによる消化不良は否めない。ダブルヒロインだったはずのヤッコの脇役化、サブキャラクターたちの単独エピソードなし、何よりも最終回のヤマ場。タカの初舞台をハブ、ヤッコ、ボーヤン、劇団新樹の連中などが見守っても良さそうなのに。おかげでラストのタカの不安げな表情も半減。面白かったけどもったいないシリーズだった。NHKの大河ドラマ『黄金の日日』に完敗しました。
2025年10月24日
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扇風機大活躍中。俺たちの祭 第22話「春の嵐」ここ数回みっちゃん夫婦の冷めた様子が執拗に描写されていたが今回の布石だったのか。みっちゃん夫は『東京ハウス物語』がヒットして調子ぷっこき&神経質になりみっちゃん嫁に冷たく当たるようになっていた。しかも毎週そんな描写あり。みっちゃん嫁が遂に耐えかねて泣き出すとみっちゃん夫は慌てて今の仕事が終われば『俺たちの朝』の舞台で超メジャーになった鎌倉に行く約束をする。タカは劇団新樹のポスターを見かける。ヤッコと山下の名前もある。いいなあ。ある日バイト先で役者をやっている佐川(寺田農)という男と知り合う。休憩時間中も身体を鍛えまくり。つうことで意気投合。芝居がやりたくてたまらないタカは佐川が所属する演劇集団波の稽古を見学することになる。座長は林(丹子母鬼馬二)、芝居は暗黒舞踏風。それでも仲間入りを希望。ただし3ヶ月間家族と離れて合宿生活することが条件。タカは自分だけ取り残されているような焦りから直子に合宿に参加したいと相談する。一応了承。翌日みっちゃん嫁は鎌倉行きに朝からうきうき。そこへとある雑誌の編集者が乱入。連載に穴が空いたためピンチヒッターを依頼、締め切りは明日まで。「いいですよ」と即答。鎌倉は?「鎌倉って何?」と最低ぶりを発揮するみっちゃん夫。一方、タカは妻帯者であることを隠して波の参加が決定。そこまでして芝居がやりたいことを知って直子は自分が邪魔になっているのではないかとハブに相談する。ハブはいつまでも芝居にこだわってふらふらするなとタカに忠告する。そんなこんなでタカは直子に送り出されて合宿に参加、みっちゃん夫は臨時の原稿を書き上げる。そしてむすっとしているみっちゃん嫁に「誰が稼いでるんだ?僕だろ?」と言い放つ。その一言にブチ切れ。みっちゃん嫁は家出してしまう。みっちゃん夫は見栄を張って探そうとはしないが本心は気が気でない。さらに依頼を受けた出版社から原稿を叩き返される。理由は他の作家の盗作。みっちゃん夫は完全オリジナルだと主張するが「読者にはそんな言い訳通用しないよ。他の雑誌見て勉強しなくちゃ。研究不足だよ。作家としては失格だよ」とボロカス。その頃みっちゃん嫁はヤッコの家にいた。直子はみっちゃん嫁を呼び出し「私、男の人、ほんのちょっぴりだけど分かりかけてきた。仕事と奥さんどっちが大事かなんて男の人は聞かれても困るのよ」と自分の男性観を語る。そんなこんなでタカは合宿生活に入るが、直子やみっちゃん嫁を心配するみっちゃん夫が気になって上の空。佐川はタカの様子が気になり、直子にタカを帰らせようかと提案するが「思い通りにやってほしいんです」と断られる。そして佐川と入れ替わるようにみっちゃん嫁が戻ってくる。直子は良かったと思う反面うらやましい。その頃タカは林からクビを言い渡される。理由は集団力に欠け、統一を乱しているから。実は佐川が林に頼んでタカを辞めさせたのだ。直子のことが気になっていることをズバリ指摘「そんなのが合宿したって何の役にも立つもんか。だいちお前うちの集団に惹かれていたわけじゃないしな。芝居の空気に触れたかっただけじゃないのか?」と核心を突く。焦りは良くない。佐川はやりたいことを認めてくれた妻を亡くしていた。いつも平気を装っていたが、亡くなった後に見つけた日記には「全然平気じゃなかったんだよ。憂鬱、さみしい、疲れた。そんな文字ばっかりだった。良い女房に苦労させちゃいけないんだよ」。そして「とにかく焦るな。今の生活の中で必死にもがいて待つんだ。それでいいじゃないか」と焦るタカを励ます。「生きてることが芝居の道場だと思えばさ」。こうしてタカは直子の許に戻る。直子は母親が札幌へ来ないかと提案していることをタカに告げる。「東京がどうしようもなくなったら・・・」。タカと直子は最後まで頑張ることを確かめ合う。つ・づ・く次回感動の最終回。
2025年10月19日
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おせち料理の予約が始まりましたよ。俺たちの祭 第21話「栄光と真実」1クール分ぐらいありそうなエピソードをたった1本で消化。展開の速さと情報量がものすごいです。新婚生活を始めるためハブが東京ハウスから引っ越し。しばらくハブと一緒に生活していたボーヤンはしょんぼり。タカは「絶対一人にさせないから!」と励ますが、連日デパートの屋上やレコード店回りで大忙し。そんな合間を縫ってヤッコ、チャコ、山下、剛田さんたちと飲み会。みんな頑張ってるなー。剛田も久々に良い役が回ってきたという。剛田は役者の夢を捨て切れないと語るタカに映画出演の話を持ち掛ける。既に知り合いの映画監督に推薦したとのこと。もちろん劇団新樹の南田には内緒。ところがタカが撮影所を訪れると南田の介入で出演を断られる。さらに剛田も役を降ろされたと聞く。剛田しょんぼり。「私は先の見えた役者だ。しかし君は違う。将来主役だってできる才能を持っている。これに懲りずに頑張りなさい」。とはいうものの歌手の世界も厳しい。一曲売れただけでは2曲目を出せる保証はない。涼子はまだ業界への復讐心を抱いている。タカにも南田を見返すよう発破をかける。「私そのためにあらゆる努力をしてみる。だからあなたも全てを私に任せてくれる?」。つうことでまず部屋が与えられる。直子とは当分別居。新人が妻帯者だと売れないから。直子にそのことを言い出せないタカの代わりに涼子が説得開始。「次のレコードが出るまで。それまでの辛抱よ」。その後タカは涼子を通じて作曲家で大手プロダクションの社長にして業界の実力者・田島(戸浦六宏)を紹介される。田島はホステスとイチャイチャして挨拶するタカをほぼ相手にしていない。ところが田島の力でテレビ出演が決まる。勢いに乗っている涼子はタカの着替えを持ってきた直子に訪問お断り宣言する一方、カネを積んで田島を動かしたのではないかとの噂が流れる。しかもタカのレコードを自腹で買い占めているらしい。どこにそんなカネがあるのか?タカは気になって涼子のマンションを訪ねると部屋中の物を売り払い、引っ越し寸前だった。「私のためにやってるのよ。あなたを売り出すことが私のためになるんだから」。涼子はガチで本気だった。ある日、直子が心労で倒れる。一方タカは3日間の全国キャンペーンが決定。その矢先にひょんなことからスター歌手・栗山美枝(坂田アキ)と知り合い、息抜きの食事に誘われる。恐れ多いと涼子に相談するが、行ってくるよう送り出される。つうことでパチンコ、焼き鳥屋、居酒屋とお忍びでフリーダムを満喫。翌日タカと涼子は地方回りに出発。東京に戻ってもテレビ局へ直行のハードスケジュール。そんな中、フリーダム満喫中のタカと栗山美枝の写真が載ったスポーツ新聞を見つける。記事もデタラメ。写真は涼子が撮ったものだった。涼子は否定しない、むしろタカを売り出すプラスになると言い張るが、栗山美枝にとってはイメージダウンだ。「私もね正直こんなことしたくなかったのよ。でも田島先生にどうしてもって頼まれて・・・」。栗山美枝は田島のプロダクションから独立したが辞め方に問題があったため、田島は栗山美枝を潰そうとしていた。その片棒を担ぐことになったが、仕事を回してくれた田島の依頼は断れない。「このまま行けば2枚目のレコードもきっと上手く行くと思うの。あなたどんなことがあってもこの世界で生きて行きたいんでしょ?」。その頃ボーヤンは直子に「俺、明日田舎へ帰る」と告げていた。体調を崩した母親の面倒を見ること、東京に戻るつもりはないことなど。「ここらが潮時だよ。俺の」。使えそうな物をみっちゃん夫婦、ハブ、直子に譲り、ギターはタカに渡してほしいと頼む。今のタカには必要ないかもしれないが「これはあいつとの思い出の品なんだ」。直子はテレビ局でタカを捕まえるとボーヤンが今日帰ってしまうことを伝える。「とっても会いたがってるわ。せめて駅まで見送りに来て」。時間は上野駅に15時。ところが急に田島と会う予定が入ってしまう。そんなこんなでボーヤンは直子に見送られて出発する。「さようなら・・・さようなら!」。号泣する直子。タカは間に合わなかった。その夜、田島と会合。そこに栗山美枝が姿を見せる。「随分汚い手をお使いになりますね。私がこの人にモーションを掛け、その挙句に捨てられたんですって?」。タカに対しても「あなたとは良い友達になれると思ったのに・・・。これで何もかもダメになってしまった・・・ダメになってしまった」と涙を流す。気まずい涼子とタカ。しかし田島は何とも思っていない。タカは「勝てばそれでいいなんて、そんなもんじゃないすよ。人の足を引っ張って踏み倒して、それが正義なんですか?」と批判を始める。「人の心を踏みにじって、それで掴んだ栄光が何だって言うんですか!?それなのに俺は・・・俺は・・・」と泣き崩れる。翌日タカは全て台無しにしたことを涼子に詫びるが、涼子も心の中ではタカのように叫びたかったのかもしれないと肯定する。「あなたのおかげてキッパリ諦めがつきそう」。しょんぼりするタカを励まし「さよなら」と笑顔で立ち去る。タカは直子に歌手を辞めたと伝える。「いいの?それで?」「いいんだ。オレ生きられなかったんだ、ああいう所じゃ」と言って心配させたことを詫びる。「さ、バリバリ働くぞ。しばらくギター一本しか持ってなかったんで身体が鈍っちゃってね」。つ・づ・く
2025年10月18日
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もうじき今年終わるよ。俺たちの祭 第20話「愛のたたかい」なんと新キャラ登場。打ち切りでも予定通り進行。ただし斎藤光正と鎌田敏夫は『西遊記』までの緊急中継ぎドラマの立ち上げのため今回で離脱。タカはバイトの合間に作った新曲をボーヤンに聴かせるが最後まで聴こうとしない。そこに新キャラ・加賀涼子(篠ひろ子※仙台市青葉区柏木二丁目出身)がぶらり登場、もう一度聴かせてほしいと電撃リクエスト。じーんと感動した涼子は後日バシッとメイクをキメるとタカを探し回る。一方タカは芸能プロダクションに売り込むが、劇団新樹での一件が尾を引き先々で断られる。そんな矢先、涼子から「あなたの歌を売り出したいの」とスカウトされる。涼子はレコード会社の大手・パシフィックレコードの元エリートディレクターだった。タカは直子の反対を押し切って涼子とパシフィックレコードへ。涼子はかつての上司(メトロン星人の声の人)にタカを紹介しようとするがけんもほろろ。そこで今度はライバル会社のディレクター・岡部(コム長官)に売り込む。岡部はさっさと帰らせるためあっさり了承する。つうことで岡部の部下(フクシン君)に案内されるが、あちこちの部署をたらい回しにされる始末。直子の不安は的中。涼子は岡部と恋愛関係だったが、捨てられたことを週刊誌に手記にまとめて発表。そのことが原因でパシフィックレコードをクビになっていたのだ。しかしタカは唯一残されたチャンスに賭けようとする。ある日、涼子はタカの歌をレコードにすることを提案。自主レーベルだが大手のルートから売り出すことは可能。その費用は涼子の持ち出し。涼子もタカに賭けていた。理由は岡部への復讐。岡部は涼子が育てていたドル箱歌手を奪うために接近、涼子は最後まで気づかなかった。「それまで本気で人を好きになるなんてことなかったから・・・」。ノイローゼのような状態になった涼子はヒステリックに手記を書くと死ぬつもりだった。そんな時タカの唄声を聴いたのだ。「もしあなたが私と組むのを断るって言ったら、私死ぬわ。だってそれで元々なんだもん」。つうことで涼子の大逆襲が始まる。タカのレコーディング、プレスされたレコードの袋詰め作業(ハブ、ヤッコ、山下も手伝い)、レコード店や有線への営業、ヤッコとハブのレコードばら撒き作戦などなど。しかし直子は今も引っかかっている。タカは俳優になることが夢だったはず。「私にとっても夢なのよ!」。そんな中ラジオ番組の出演が決まるが、涼子がその枠を別の歌手から奪ったことが発覚する。それを知ったタカブチ切れ。涼子はもっとブチ切れ。「もうイイっすヨ・・・」「何がイイのよ!生きるか死ぬかの瀬戸際になったら武器になりそうなものは何だって武器にして戦うわよ!それが何だっていけないのよ!」。タカは芝居の世界から追い出された。そのため涼子の気持ちを理解できるが「あんたはあの岡部に復讐したいだけなんだよ!その道具に俺を使っただけなんだ!」「他人なんて道具じゃない!自分以外の人間を道具にして生きてるじゃない!あんただってそうじゃない!」「俺が!?」「そうよ!あんただって自分が役者になりたいため彼女を働かせてるじゃない!彼女はあんたの道具じゃないのよ!」「そんなんじゃないよ」「愛し合ったから一緒になったって言うの!?」「そうすっよ!」「今にあなたも分かるわ。愛なんて生きる上で何の役にも立たないことが。愛なんて生きることに邪魔になるってことが!」「・・・」「どうしたのよ。帰りたいんでしょ?帰りなさいよ。愛する彼女のところへ帰りなさいよ!二人で仲良く寄り添って生きて行きなさいよ!帰りなさい!帰りなさいよ!」。圧巻の長回しワンカット。しょんぼりする涼子とタカ。直子は涼子と話し合おうとするが断られる。そこへ岡部登場。タカのレコードを自分のレーベルから出しても良いと持ち掛けるが「また私から歌手を取り上げる気?」と皮肉を言いながらも「終わったのよ」と負けを認める。直子はタカに涼子の力になってほしいと頼む。「どんなに酷い裏切りに会ったってそう簡単に愛する人のことを別れられないもの。あの人、忘れたかったのよ。すべてを。忘れるためにあんなに無理してまであなたを売り出そうとしたのよ、きっと」。直子も短大時代に同じような経験をしていた。タカは涼子に再び組むことを申し出るが断られる。その時、雑踏でタカの曲を耳にする。「あなたの歌じゃない・・・あなたの歌が流れているのよ」。同じ頃ヤッコと山下もラジオでタカの歌を耳にする。そしてパシフィックレコードから本格的に販売されることが決定する。岡部は涼子を挑発するが「私はあなたに勝つ気なんてないわ。私は自分の人生に勝ちたいだけ」と言ってタカを連れて立ち去る。「自分の人生に勝つなんてあんな大それたこと言えたのも・・・あなたのおかげよ」「いや・・・俺に礼を言うことじゃないっすよ。俺も自分の人生に勝ちたいっすよ。それにはあなたが必要なんだ。それだけのことですよ」。涙ぐむ涼子。しかし二人で笑い合う。それでも物憂げな表情を浮かべる涼子とタカ。つ・づ・く
2025年10月17日
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肉。俺たちの祭 第19話「愛と別れの街」ヤッコ決着編。レギュラーがバランスよく登場。最初からこういう作りをすれば良かったのに。ヤッコは今度の公演で重要な役に抜擢される。山下も大喜び。祝杯をあげようと誘うが、ヤッコはタカに早く伝えたかったため東京ハウスを訪ねる。あいにく銭湯へ行って留守。みっちゃん嫁に勧められ、タカの部屋で帰りを待っているが、何もかもセットで揃った食器や雑貨を見ているうちに耐えられなくなり飛び出し、タカと直子の姿を見つけると咄嗟に身を隠す。帰宅すると母親のまゆみが優しく迎えてくれる。山下から抜擢されたことを聞いていた。またタカに知らせに行ったことも察していた。「もうどうしようもないじゃない。彼、直子さんと一緒に暮らしてるんでしょ?」。そしてタカのことを諦めなさいとはっきり言う。翌日ハブたちの企画でタカと直子のためにささやかな結婚披露宴が開かれる。その頃ヤッコは山下にお祝い飲み会を開いてもらうがしょんぼり。以前なら皆で祝ってもらっていたが今は二人のみ。山下は逆に取り残されたようだと話す。一方タカたちはノリノリ。しかしみっちゃんだけ打ち合わせのため欠席。みっちゃんは木下から『東京ハウス物語』を過激な方向へ路線変更を提案され、3日後までに書き直すよう注文される。そんなこんなでタカたちはヤッコと山下に会い一緒に前祝しようと誘うが、ヤッコは山下に祝ってもらったと断る。自然に涙が溢れる。そんな状態なので稽古に身が入らず、演出家(スナックゴンのマスター)にダメ出し食らいまくり。芝居のことなど全然考えていないと見抜かれるが「考えてました!私考えてました!他のことなんか考えてません!考えてません!」。山下はヤッコが心配でならないが「関係ないじゃない!関係ないじゃないの!私は何でもないんだから!何でもないんだから!」と徹底的に拒否され、その夜ショックで泥酔。警察に保護され翌朝タカが迎えに行く。山下は「俺ヤッコが好きなんだよ。だけどヤッコはお前が好きなんだよ。今城のことが忘れられないんだよ!」ともどかしい気持ちをシャウト。タカはヤッコを何気に呼び出すが不審がられる。「忙しいのよね私。これからまた稽古するの。せっかく来てくれたんだけど付き合っていられないのよね」。しかしダメ出しが続き、役を交代させられてしまう。山下はヤッコに「悔しいかもしれないけど今逃げ出しちゃダメだよ!」と必死に引き留めようとする。その夜ヤッコは山下を訪ね「ここに泊めてくれる?」と頼むが「どんな役でもね芝居には必要なんだよ!小さな役にされたからって芝居が辞めたくなる奴は帰れよ!」と叩き出される。タカと直子はヤッコが気になってまゆみを訪ねると山下も来ていた。山下はタカのせいでヤッコは役を降ろされたと怒り心頭だが、まゆみは「大丈夫よ今城さん。ヤッコはそんなに弱虫じゃないもん。強いからあの子は」と笑顔で話す。その頃スランプ状態で徘徊していたみっちゃんは偶然ヤッコを見かけると憂さ晴らしに飲みに誘う。ぼんやりしたヤッコの隣でビールがぶ飲み。愚痴を言いまくって泥酔。「ヤッコさん!あなたも悩みを芝居にぶつけなさい!ぶつけるんです!俺は書くよ、書きたいものを書くよ!」と言って覚醒。そんなみっちゃんの姿を見てヤッコは稽古場へ向かうと誰もいない舞台に立って口上を述べ始める。その帰り、タカと直子にすれ違うが素通りしていく。帰宅するとまゆみが普段通り優しく迎える。心配してタカ、直子、山下が訪ねてきたことを話すと「でもお母さん、ヤッコは大丈夫ですって言っておいた。あの子はそんな弱い子じゃないから」。そして「本当はすごく辛いのよね。片思いって。そんな簡単に諦められるもんじゃないのよね」。ヤッコはまゆみに抱きつくと初めて声を出して泣きじゃくる。一方タカもヤッコが心配でしょんぼり。直子は「大丈夫よ、ヤッコさん」と言って酒を買いに出かける。そこへ気ちがい状態のみっちゃんが帰宅。ハブ、ボーヤン、みっちゃん嫁と皆で飲み直すことになる。歌って踊って大宴会。ヤッコは芝居の稽古に全力投球する。つ・づ・く
2025年09月28日
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肉。俺たちの祭 第18話「幸福の時」冒頭、東京ハウスのセットをフル活用してまたしても驚異の1カット撮影。北見さん改め直子、ボーヤン、ハブ、みっちゃん嫁、タカ、みっちゃんが流れるように会話をやり取り。タカは勉強のためにと直子に勧められて芝居を観に行く。偶然ヤッコやチャコたちも鑑賞、そのまま飲みに行くことになる。ダブルヒロインだったはずのヤッコがその他大勢扱いか。タカの帰りを乗っている間、直子はどんより。北海道から母親が上京してくる知らせが届いていた。タカとの生活をまだ伝えていなかった。みっちゃんは連載が決まったものの早速行き詰っていたが、その話を小耳に挟むとネタに使えると興奮する。翌朝タカは左右田と再会する。左右田は芸能プロでマネージャーとして働いていたが、タカのことが気になっていた。そこで所属する大物時代劇俳優・伊達連太郎の付き人の仕事を紹介する。嫌われ者だが一年もついていれば良い仕事を回してくれる。タカは顔色を窺いながら芝居をするのは劇団新樹で懲りたため左右田の紹介を断る。そんなこんなで直子の母は直子と行き違いになり、直接東京ハウスを訪ねるがタカとばったり遭遇。気まずい二人を観察するゲスいみっちゃん。そんなこんなで直子の母親は激昂。タカは日を改めて直子の母親へ説明するが、俳優として何も活動していないことを指摘される。さらにタカの生き方が直子の父親にそっくりだと言われる。自分の生き方を通すため周囲をめちゃくちゃにしてきた。「あなただってきっと同じことをするんです」。それでも母親のことを気にかけてイライラする直子の気持ちがタカには理解できない。しかし言われたことに一理ある。そこで付き人の仕事を受け入れることにする。つうことで翌日、左右田と一緒に撮影所へ。伊達は態度がデカいうえに不愛想。緊張しまくりのタカをもう一人の付き人・真弓(泉じゅん!)がテキパキとフォローしてくれる。大変な仕事だが、これで生活は安泰。実績を積めば仕事も増える。直子は母親を説得しやすくなったと喜ぶが、自分のポリシーに反するためタカは無理をしている。伊達のパワハラにも耐えないといけない。ある日タカは伊達が撮影所の隅で真弓に何やら話し込んでいるところを見かける。真弓は涙ぐんでいる。その後、左右田から下っ端役でもセリフが一番多い役が決まったと知らされる。伊達がタカを評価してくれたのだ。ところが伊達から真弓に手切れ金を渡すよう頼まれる。真弓は伊達の愛人でもあった。「誰のおかげで役が付いたんだ?良い役が欲しいんだろ?」。タカは真弓に札束が入った封筒を手渡す。「あなたが…こんなお使いするの?」。真弓は悔しさのあまり涙を流しながらグラスを握り潰す。その夜、伊達に報告。マンションには新しい愛人がいた。パワハラ言動を繰り返す伊達にタカは激昂する。その頃、連載が軌道に乗り調子ぷっこきで人が変わったみっちゃんにみっちゃん嫁がブチ切れ。「今のみっちゃんより昔のみっちゃんがいい!劇画なんて売れなくていいから昔のみっちゃんがいい!」。タカは直子と直子の母親に仕事がダメになったことを報告する。「俺このままじゃいけない、何とかしなくちゃそう思ってホントに…」。どんより三人。そこへみっちゃが「あのー」と乱入。「何だよ。黙ってたけどお前変だぞこの頃」「分かってる…分かってるけど一言だけ言わせて下さい」。この間タカがやりたくないことまでやっていたこと、直子たちのことを考えてずっと我慢していたことなどを話す。それを聞いて直子の母は直子に北海道へ帰ろうと言い出す。「この人やはりお父さんのようにしか生きられないのよ。それが悪いって言うんじゃないのよ。ただ家庭を持つ資格がないと思うの」。しかし直子は「隆之さんが自分の生き方を通してくれる方が大切なんです。生きたいように生きてくれればそれでいいんです。その方が私にとっても幸せなんです」と言い切る。翌朝、直子の母親は直子に「あなたも私にそっくり」と言う。そしてタカとの生活を認める。北海道に向かって飛ぶ飛行機を見送るタカと直子。つ・づ・く
2025年09月28日
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肉。俺たちの祭 第17話「春の足音」怒涛の展開。タカはボーヤンとの流しをキャンセルしてヤッコ、留美、チャコらとの飲み会に合流する。みんな芝居を続けたいと思っているが、先の見えない生活に不安を抱いている。ある日、彼女を連れて久米島に帰省していたハブが帰ってくる。突然、養子入りの話が降ってわいて困惑。稼ぎがないのが原因。そのため新居をどうにか確保する必要があるが、自分が出て行った後のタカの生活が気になる。何よりも東京ハウスでの生活が気に入っている。そこでタカは広い部屋に一人で住んでいるボーヤンに部屋を替えてほしいと交渉、すんなり成立する。その頃、出版社の木下(トオルの父親)にダメ出しを喰らってしょんぼりしていたみっちゃんはタカたちのやり取りを立ち聞きすると突然創作意欲に目覚める。ある日、北見さんは大家からアパートの契約更新を一方的に断られる。そこでタカに転居先を一緒に探してほしいと頼む。タカは大家に立ち退きの理由を直撃するが、原因はタカ自身だった。男の出入りが激しく女子ばかりの住人から苦情が出ているとのこと。そんな事情で忙しく動き回っているタカにヤッコはデートを断られる。そこで北見さんにぶっちゃけトーク、互いにタカが好きであることを確認する。しかしタカは北見さんのことが好きだ。どうしようもないことも分かっている。そこで北見さんに早くタカを取ってしまえと勧める。「一緒に住もうって言っちゃいなさいよ。アパート追い出されるんでしょ?いいチャンスじゃない?うじうじしていると私、今城君のこと取っちゃうよ」。そんなんこんなでタカと北見さんはあちこち物件を紹介されるが見つからず。その夜、大雨に降られ終電を逃したタカは北見さんに勧められてお泊り&抱擁&接吻。大家に出て行けと言われたからやけくそになったか?同じくみっちゃんがやけくそ気味で描いた新作『東京ハウス物語』が出版社にバカ受け、なんと連載が決定する。タカ、ハブ、ボーヤンも自分たちのことのようにイエーイ。みっちゃん妻が陰ながら支えていたからだと話すが、みっちゃん妻は苦労していないと言う。「今城さんに奥さんがいたらきっと同じことをしていたと思うわ」。その一言にびびびと来たタカはある日、北見さんに「俺と…俺とあの…一緒に住まないか?」と提案「いいわよ」と急展開。しかし住む所は決まっていない。そこでハブはボーヤンにタカたちに部屋を譲ってほしいと交渉、すんなり成立する。つうことで引っ越し開始。その頃ヤッコは田代理恵が新番組のレギュラーに起用されたとの新聞記事を見つける。異例の抜擢、しかも写真入りのデカい記事。「負けるもんか…負けるもんか!」。その夜イエーイで引っ越し蕎麦。みっちゃんは『東京ハウス物語』に北見さんをモデルにした新キャラを登場させると発表する。イエーイ。こうしてタカと北見さんの同棲が始まる。つ・づ・く
2025年09月27日
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続。俺たちの祭 第16話「孤独のさけび」理恵、岩間に続いて倉橋退場編。最近登場していなかったが、いつの間にか劇団を退団していた様子。木村は田舎へ帰って教師に戻ることを決めた。タカは映画のオーディションを受けて結果待ち。ある日タカは倉橋とバッタリ再会する。立派なスーツを着ているが、何をしているのか話そうとしない。そこへ金持ち風の女が現れ、倉橋に細かいことで𠮟りつける。倉橋は今もヒモ生活を続けている様子。その後、元研究生の有志が集まり、最初で最後の舞台『黄金仮面』の自主公演を決める。場所はタカがバイトしている倉庫。早速ノリノリで準備を始めるが、タカのバイト仲間・坂田は面白く思っていない。坂田はよく分からないがこの世を恨んでいた。ある日、劇団新樹に南田が現れ、北見さんにタカの合格を揉み消してやったと報告する。ブチ切れた北見さんは劇団新樹を退職してしまうが、タカに自分のために辞めたと話す。「私ね、自分の好きなように生きることにしたの。今城さん言ったでしょ?俺は自分の好きなような生き方しかできない。だから君にも自分の好きなように生きてほしい。そしてもし君の人生と俺の人生がどこかで触れ合ったなら一緒に生きて行きたいって」。そして抱擁&接吻。そんなこんなで北見さんも芝居を手伝うことになり、山下とヤッコも駆け付ける。しかし劇団に手伝っていることが知れたらまずいことになる。タカはつまらないことで役者になるチャンスを逃すなと手伝いの申し出を断る。一方で倉橋には手紙で芝居のことを伝える。その夜、坂田は倉庫に侵入すると設営中の舞台を完全に破壊する。タカは坂田の仕業だと踏んで問い詰めるが否定。全員しょんぼりするが、北見さんに発破をかけられ舞台を作り直し始める。その光景を意味不明の恨みの炎を燃やしまくりながガン見する坂田。そこへ倉橋が現れドンと20万円を寄付する。タカは「意味のない金は受け取れないよ」と拒否、木村は一緒に芝居をやろうと誘うが「芝居やるならスターになれよ!こんなとこでこそこそやったって何にもなりゃしねえよ!みじめったらしいだけだ!」と吐き捨てる。その後タカは反省する。「倉橋の金…受け取ってやりゃ良かったな」。どんな金でもいい。倉橋はつながりが持ちたかった。だからここへ来た。「あいつはあんな形でしか自分を表せられないんだよ」。倉橋は20万円を使い切って泥酔、朝帰りする。パトロンの女に財布から20万円を盗み取ったことを責められるが、小遣いは与えられる、洋服も作ってもらえる、飼い殺し状態に思わず女を睨みつける。「女の私にくそみそに言われて悔しくないの?怒りなさい。怒りなさいよ!怒ったあなたって素敵なのよ。いいのよあんなお金なんて気にしなくて」。その一言にブチ切れ、倉橋は女をぼこぼこに殴り殺してしまう。そんなこんなで舞台壊しの犯人が坂田だと判明する。坂田は恨み節を爆発。「世の中そんなもんじゃないよ。俺はお前たちが嫌いなんだ。遊び半分で生きているお前たちが嫌いなんだ!嫌いなんだよ!」。木村は「皆さみしい思いをしている、その思いを何らかの形で伝えたいと思っている、人と何かの形で結びつきたいと思っている。それが芝居なんだ。芝居をやるってことなんだ」と諭すが「お前らがさみしいなんて嘘だ!俺は生きてきたんだ。ずっと一人で生きてきたんだ!たった一人で生きてきたんだ!」と恨み節をぶちまけるが、タカに「言いたいことがあれば言え!」と舞台の上に立たされる。世の中をメチャクチャにしてやりたいと泣き叫ぶ坂田に「俺たちの芝居もそうなんだよ。心の中に思っていることを誰かに向かって言いたいんだよ。誰かに分かってほしいんだよ。同じだよ、俺たちもお前も」。坂田は真面目に働くようになり、タカたちの芝居を手伝うことになる。一方、倉橋は逃走生活を続けている最中、チンピラに絡まれ刺されてしまう。そして瀕死の状態でタカたちの倉庫を訪れる。「来たよ…俺…来たよ」。タカは「俺を許してくれよ…お前の金受け取っておけば良かったんだよ。せっかくお前が持ってきたあの金を…受け取っておけば良かったんだよ」と話し続けるが倉橋は返事をしないまま息を引き取る。その後、警察沙汰になったことで自主公演は中止になるが、倉橋は命懸けで会いに来てくれた。連中は本当に解散することになり、タカと北見さんだけが残る。つ・づ・く
2025年09月23日
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続。俺たちの祭 第15話「生きることの祭」しょんぼりしている研究生の連中の前にド派手な服を着た理恵が現れる。オーディション用の衣装らしい。それだけ伝えるととっとと退散(※本当に退場)。そして劇団員の採用者が発表。なんと山下とヤッコ。しかし素直に喜べない。左右田も今回の件で退職することになってしまった。タカが採用されなかったと聞いてハブは怒りながらも涙を流す。「俺一人上手くいくんじゃ嫌なんだよ…お前も一緒に上手く行くんじゃないと嫌なんだよ」。左右田は劇団の幹部にタカを残すよう交渉していた。反対しているのは南田だけ。左右田と北見さんから南田に頭を下げるよう勧められるが、タカは悪いことをしたとは思ってないため抵抗する。その頃、岩間は些細なミスでもあちこちに出向いて頭を下げていた。タカは南田に謝罪することにしたがネチネチと嫌味を言われる。「お前の将来はこの俺の手の中にあるんだ。それが分かってるから来たんだろ?お前の父親は旅役者だったらしいな。じっくり見せてもらおうじゃないか。どさ周りの血筋をひいた臭い芝居をね」。お茶が入った湯飲みをリアルに投げつける中村雅俊とリアルにビビる近藤宏。タカから話を聞いた左右田は涙を流しながらタカを殴りつける。本当に役者になりたかったら「どんなことでもやれ!どんな屈辱にも耐えてどんなチャンスでも掴んで役者になれ!」。しかし左右田自身も南田に謝らなかった。「自分は間違っていない。そう思ったからでしょ!自分は間違っていないのに頭を下げて、それほどまでして事務長の仕事にしがみついていたくない、そう思ったからでしょうが!俺だって同じですよ…劇団員として残るために自分から頭を下げるなんてそんなことできないすよ俺は!」。泣きながら無言で頷く左右田。その夜、北見さんは岩間から一日中頭を下げていたと聞かされ素直に感心する。できそうでできることではない。そして偶然、南田を見かけると「先生は卑怯です。自分にたてついたからと言ってその人間の才能を認めないなんて卑怯だと思います。審査に私情を交えて卑怯だと思います」と批判する。岩間はタカのために怒る北見さんを見てショックを受け後日タカを呼び出す。「直子さんを幸せにしてあげてほしいんです」。岩間はタカから北見さんを奪おうと思ったが負けを認める。ただしタカが考える「幸せ」を真っ向から否定する。自分の考えを曲げずに生きること。そのことで北見さんはタカの知らないところで頭を下げている。タカは自分の生き方を強要している。「自分の愛する人のためなら自分の生き方を曲げることぐらい僕にはできる。それが人を愛することじゃありませんか?」。岩間に論破されたタカは何もかも捨てて久米島に帰ることを考える。そんなある日、旅回りの役者のじーさん(南極越冬隊隊長)と知り合う。引退して東京に残ることになったが、まだまだ続けるつもりでいる。「人生は祭りじゃ。芝居も祭りじゃ。わしは一生祭りの中で生きてきた。今さら降りろと言われても降りられん」。今日は最後の舞台だというのに今から酒を飲みに行くと言い出す。タカはお守役を引き受けることになったついでに25年前に久米島へ行ったことがあるか尋ねる。じーさんは日本中色んな所へ行ってみんな忘れたと話す。「わしは今ここで生きとる。ただそれだけだ。どこでも祭りがある。行くとこ行くとこがわしには祭りじゃよ。いやー楽しいなー生きとるということは」。つうことで酔っぱらったまま最後の舞台を務めるが、切腹のシーンで本物の匕首を持ち出して腹を切ろうとする。タカが止めに入って事なきを得るが、じーさんの役者としての生き方が気になって仕方がない。じーさんはひょっとしたら自分の父親かも知れない。その後じーさんは役者を続けることになった。そしてタカも「もう一度やるよ俺。芝居。好きなことはそう簡単にやめられんよ」。劇団の修了式。南田はタカに二度と舞台に立たせない、役者として葬ると言い渡し、タカも必ず役者になると宣言する。その日、北見さんに告げる「俺は…俺なりの生き方しかできない。自分の好きなような生き方しかできないんだよ。だから俺は君にも自分の好きなように生きてほしい。それでもし俺の人生と君の人生がどっかで触れ合ったら…一緒に生きて行きたい。もしそうじゃなかったらそれはそれで仕方のないことだと思う。そんな生き方しか俺はできないんだよ」。つ・づ・く
2025年09月23日
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続。俺たちの祭 第14話「燃える手」残り9ヶ月分のプロットを3ヶ月弱で消化しないといけない状況になったため、ものすごい勢いで展開。卒業公演にチェーホフの『三姉妹』を演じることになったが、演出を予定していた剛田が盲腸で入院してしまう。延期は出来ない、演出家もいない。そこでタカは事務長の左右田に『黄金仮面』に変更と演出を依頼する。乗り気になった左右田は劇団の幹部と交渉し『黄金仮面』の上演が認められる。つうことでノリノリで準備が進められるが。テレビ局のオーディションを控えている理恵だけ参加しようとしない。そもそも理恵は聴講生なので卒業公演とは関係ない。そのためセリフの少ない役に変更を希望する。ある夜、帰宅途中の北見さんの前に岩間が現れ食事に誘う。タカのことが気になるのか稽古の様子を見学したいと申し出るがどちらも断られる。しかし後日しれっと見学。さわやかな笑顔をみせる岩間にタカはやや警戒する。その頃ハブは職場の先輩に紹介され、渋々見合いをすることになるが、いざ相手の静香に会うとちょっとイイ感じ。タカたちが超ノリノリで準備を進める中、左右田は幹部たちに『三姉妹』に戻すよう言い渡される。マスコミも取材に来るため、素人の演出と芝居は見せられないと言う。左右田はやる気爆発のタカたちに伝えることができず、幹部たちに再度交渉するが劇団を辞めるようほのめかされる。劇団の決定を伝えられたタカたちは幹部たちを訪ねるが交渉決裂。『俺たちの祭』打ち切り決定もこんな感じだったんだろうな。しょんぼりした左右田の前に魔性の女・理恵出現、食事に誘って褒め殺し&色仕掛け作戦を実行。自宅へ招くとセリフの多い役に変えてほしいと願い出る。目的はそれか。左右田は無言で出て行く。諦めずに今度は幹部の南田(近藤宏)に接触、酒&色仕掛け作戦を実行する。そんなこんなで新しい演出家のもとで『三姉妹』の稽古が始まるが、タカだけ納得できずにいた。ハブはタカにこの間のことを話そうとしたが、あまりの落ち込みぶりに切り出すことをやめる。ある日「都合」により配役の変更が言い渡され、理恵はセリフの多いナターシャ役をゲットする。変更させられた知子は理恵に「卑怯よね」と抗議するが「どうして?私ね稽古だけしに来てるんじゃないの。プロになって有名になりたいの。だからチャンスがあれば売り込むのは当たり前でしょ」と正論をぶち込まれる。人を楽しませるために芝居をやっている連中もいるとタカも反論するが「それはそれでいいんじゃない?あなたもそういう芝居を目指してるんでしょ?でも私は嫌なの」「人を蹴落としてまで良い役につきたいのか?」「もちろん」と全く嚙み合わない。その夜タカは北見さんから劇団側の意向を聞く。左右田は役者として目が出ず事務長として劇団に拾ってもらった。そのことを南田は恩に着せていた。また最近の思いつめたようなタカの様子を心配していた。タカは岩間が見学に来たことを告げる。「ばかだなあ俺。もう嫌われたと思って。はっきり言ってくれよ。俺のこと好いていてくれるのか、それとも彼か。直子さん時々心配してくれるし」。北見さんは二人とも好きだと言う。ただし岩間の前だと「心が安らぐの。自分のいつもの卑屈さが無くなるの。今城さんの前にいるより。ただ…それだけ」。翌朝、北見さんは岩間を呼び出すと稽古を見学したことに苦言する。また岩間の背景が分からず混乱しているとも告げる。岩間は大企業・岩間グループの御曹司だったが、一人の平凡なサラリーマンとして接したかったと告白する。「それ…最初に言ってほしかった。困ります」。その頃タカは左右田を訪ね、ややこしいことに巻き込んだことを詫びていた。左右田は退職願を用意していたが「未練…未練だよ。本当は俺、ドーランの匂いのする場所にいたいんだよ」と呟く。その一言を聞くとタカは南田を襲撃、幹部連中にも今回の対応について批判をぶちまける。「いくらかっこつけたってあんた裏で汚いことやってんだろうが」「どういうことだ」「田代理恵に頼まれて『三人姉妹』の配役変えたのあんたでしょ?あんたでしょうが!」「ふざけんな!田代理恵のことを言うんだったら左右田だって一度はOKしたんだぞ!」「デタラメ言いやがって!」。大乱闘寸前のタカと南田を止めに入りながらも左右田は南田を殴りつける。その夜、左右田とタカは反省会。左右田は訛りがどうしても抜けず役者を辞めたと話す。「驚きと寂しさ、そして羨望。次に嫉妬。若いのがどんどん舞台に立ちテレビに出る。卑屈にもなるわなあ」。そしてタカに南田を殴らせたくなかったこと、ずっと嫉妬していたことなど。「いい役者になれよ」。研究生の連中、左右田、北見さん、岩間、そして南田を殴りつける左右田の姿がタカの脳裏に次々とよぎる。つ・づ・く
2025年09月23日
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続。俺たちの祭 第13話「熱い夢」リアルな物語が裏目に出てまさかの苦戦。しかし1クール終了にあたって決意表明のようなエピソードをブッ込む。それが今回のお話。おそらくこの時期に打ち切りが決定したと思われるが、路線変更はしない。ラストのタカの一人芝居に全てを語らせている。劇団新樹の連中はもうじき卒業。劇団員として残れるのは4~5人ぐらい。そんな中タカは木村が自主的に書いた脚本『どこにいるのか黄金仮面』を大絶賛、研究生だけで公演しようと提案する。連中は今はそれどころではないと乗ってこない。「何言ってんだよ!先行きが分からないからこそ俺たちだけでこの芝居をやる価値があるんじゃない!」。しかし会場や資金を問われるとしどろもどろ。ある日、劇団にOBの松永が訪ねてくる。松永は芝居を辞めては実業家として成功していたが、劇場を開設する夢を追っていた。タカは北見さんから松永や剛田が目をかけてくれていると聞くが、劇団に残ることよりにあまり関心がなかった。そんなこんなで松永に芝居のスポンサーになってほしいと交渉。「実は俺、今劇団でやってる芝居が疑問に思えるんですよ。なんていうかー理屈だとか型にハマったものだけが芝居じゃないと思うんですよ」。身近にある問題を自分たちの感性で演じたい。松永はタカを気に入り快諾する。翌朝、早速連中に報告するがまだぐずぐず言っている。しかし魔性の女・理恵が賛同したことで態度豹変するお人好したち。つうことでノリノリで自主稽古開始。そんな中、仕事中の北見さんに岩間からデートのお誘いの電話がかかってくる。しかも今夜。結局デートに応じるが、何度かタカのことが思い浮かぶ。帰り道、北見さんは岩間からプロポーズされ、タカが偶然目撃してしまう。北見さんに自主公演の事務を依頼するつもりだったが「大したことじゃないから…」と言って引き揚げてしまう。タカの後ろ姿を見て北見さんもどんより自己嫌悪。タカは稽古に熱を入れる。夜中に木村を喫茶店に呼び出して脚本を書き直し。カネが無いので屋外で稽古。しかし事務長から無許可の自主公演にクレームが入る。すかさず理恵が事務長派に乗り換え、自主公演を降りると言い出す。途端に脱落者が続出し自主公演は実質中止になる。そこで北見さんにカウンセリング。「俺の考え方ってそんなに皆と違ってるかなー。俺ってそんなにズレてるかな?」。自分をごまかせず器用に切り替えることもできない。「生きてるってことをいつも感じていたいんだよ。自分を殺して生きられないんだよ」。しかし「好きなように生きる。でも…そうは行かないことってたくさんあるでしょ?それでも私たち生きて行かないといけない」と北見さんに諭されるが「だけど俺はそんな生き方できないよ。俺みたいな男だっているんだよ…俺だって俺なりの幸せを求めてるんだ。幸せになりたいんだよ…俺だって」。その夜タカは松永に自主公演が中止になったことを報告する。「そうかーダメになっちまったのか。上手く行かないもんだなあ」。松永はタカを劇場の建設予定地を案内する。草ボーボーの空き地。「思っていたより今の俺の力を越えているよ。しばらくはこのままだ」。松永の夢も頓挫したのだ。「分かっちゃくれんもんなー。誰も分かっちゃくれないよ」。しかし二人とも諦めない。「必ずここに俺の劇場をぶっ建てる!」。燃える松永にタカは突然独り芝居を始める。「今は冬だ。外の風は刺すように吹き付けるし、部屋の中じゃガタがきた石油ストーブの奴が金網を突いたようなにおいを放っている。それでもストーブがあることが贅沢なのかもしれない。なおそれは早いとこ結婚なんてものをしちまったから、まだ20代だというのにガキのピーピー騒ぐ声を聴きながら俺はあくせく走り回っているんだ。これが生活なのか。これが生きるってことなのか?誰だって言うんだ!生きるって大変さ。生活って重いもんだって。それじゃ俺たちは一体何なんだ。何なんだよ!何の何太郎っていう名前は俺は何なんだ!俺はこんな生き方をしたいわけじゃないぞ。こんなデレデレした生活に埋まって会社が潰れたら一家心中しないといけない、そんなことを考えるような、そんな生き方をしたいと思っていたわけじゃないぞ。俺は生きたいんだ。生き生きと生きて行きたいんだ。俺のガキが大きくなった時、俺は精一杯生きたんだぞってそう言ってやれる生き方がしたいんだ!黄金仮面よ、お前はいつも困っている人を助けたじゃないか。悩んで苦しんで悲しんでいる人をいつもどこから現れて助けたじゃないか。俺は今、お前の輝かしいその姿を本当に見たいと思っている。お前がこの世に存在しているなら俺は一度でいい、お前に会って話がしたい。そして、そして何だか訳のわからない生活に埋まってしまいそうなこの俺を救ってほしいんだ。そのために俺は、俺自身であることを失いはしない。俺の前にどんな障害が立ち塞がろうと、俺は俺の生き方を変えたり曲げたりはしない。しかし聞いてくれ黄金仮面、俺はちっぽけな人間だ。今の俺は手も足ももぎ取られ、ただ風に流されているだけなんだ。聞いているのか黄金仮面!この俺の悲しみを!この俺の苦しみを!この俺のさみしさを!そしてこの俺の決意を。聞いているのか黄金仮面!お前は一体どこにいるのだ?どこにいるんだよ」。タカは北見さんのアパートに足を運ばせるが会おうとしなかった。つ・づ・く
2025年09月22日
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連続。俺たちの祭 第12話「父の姿」劇団のメンバー・山下(宇宙暴走族アロンの声の人)主役偏。タカには父親がいない、それどころか見たことすらため「お父さん」のたった一言の台詞が上手く言えない。その夜ハブに都内にも芝居小屋があると聞かされる。どさ周りの役者だったタカの父親もひょっとしたら来たことがあるのでは?つうことで早速訪ねてみる。大衆演劇の熱気むんむんっぷりに感激する。翌朝、山下から相談。田舎から父親(マロン製菓の社長)が出てくるという。山下は芝居をするため大学を中退したことを父親に伝えていなかった。そしてバレて激おこ。さらにもじもじして何も言い返そうとしないことに余計激おこ。田舎に帰って店を手伝えと言われる。そんなこんなでボーヤンとタカが今夜も流しの仕事をしていると酔っぱらった山下の父親に絡まれる。「生きてくってのはそんな甘いもんじゃない」。そして「お前も親不孝だろ?」と言われる。そんな中、劇団新樹にテレビ局から女子大生役の候補を一人出してほしいと依頼あり。チラーンと理恵が怪しい表情を浮かべるが、選考の結果ヤッコが選ばれる。しかし劇団新樹に今日のテレビ局のオーディションが明後日に延期になったとニセ電話を入れる。ところがテレビ局からオーディションは今日だと連絡が入る。ヤッコに連絡とれねーよと焦る事務長の前に理恵が忘れ物を取りに来たと姿を見せる。「ちょうど良かった!キミ来てヨ!」とタクシーでテレビ局へ。まんまとヤッコの代わりにオーディションを受ける。その後、山下はタカに父親を説得したと誇らしげに報告するが、嘘をついたことにしょんぼり。そこで父親に芝居を続けたいと改めて自分の気持ちを伝えるが「お前なんか知らん!」と言われて益々しょんぼりする。その夜タカはまたしても泥酔して客に説教をかましている山下の父親と再会。絡まれまくって屋外で飲み会開始。山下の父親は駆け落ちした過去があったことを酔って勢いでカミングアウト。「俺はだらしがなかったんだよ。親を取るか、彼女を取るかと迫られた。捨て切れなかったんだよ、親を」。彼女は東京で飲み屋を始めたが「俺は田舎に戻って結婚して子どもができて・・・それが20年前だ」。タカは山下の父親が彼女を忘れていなかったことに嬉しくなりニコニコで飲み明かす。そんなこんなで理恵がヤッコのオーディションを分捕った件でまたしても新樹の連中はギスギス。しかし山下だけ連中を批判する。芝居がしたいから劇団に入ったはずだ。「だったらそんなことどうでもいいじゃないか。皆で一緒にやってくのが芝居だろ・・・俺はそう思ったんだ」。山下は芝居をやめて田舎に帰る決心をしていた。「今日のヤッコのこともそうだけどさ、みんな自分のことしか考えてないんだよな。仲間でも何でもないんだ。むしろ敵だと思ってるんだ。だからヤッコに同情なんかしてないんだ。みんな有名になる手段として芝居を利用してるんだ。そんなとこに残ったって意味ないもんな」。タカは「そんな奴ばっかりじゃないよ。そんな奴いるかもしれないけどさ・・・全部じゃないよ」と優しく否定するが、山下が父親を説得していなかったことを聞かされる。「親父だもの・・・俺の・・・縁は切れないよ」。翌朝タカは山下の父親の説得に付き添うことになる。タカと飲み明かしたおっさんが山下の父親であり、山下の父親が絡んだ若者は息子の劇団仲間だったベタな展開はともかく、山下は芝居を突告げたいことをなかなか言い出せない。ところがひょんなことで取っ組み合い開始。「いいだろ?芝居続けて・・・」「・・・後悔しても知らんぞ」。和解した二人の後ろ姿を見てタカはニコニコ。北見さんに父親のことが分かってきたと話す。「やっぱり・・・いいもんだね」。ヤッコも稽古に力を入れる。お・わ・り
2025年09月11日
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ながら見ばっかり。集中力が落ちた。本当はもっと観てます。鈴木則文監督『トラック野郎 度胸一番星』名作。『スチュワーデス物語』を観た後だけに片平なぎさにグッときます。板野義光監督『ゴジラ対ヘドラ』何度観ても異様な映画。現場スタッフのやけくそぶりが熱い。田崎竜太監督『暴太郎戦隊ドンブラザーズ 新初恋ヒーロー』期待値が高すぎたのか、ものすごくつならなかった。池田敏春監督『天使のはらわた 赤い陰画』面白かった。80年代初期の東京の景色が懐かしい。千葉泰樹監督『下町(ダウンタウン)』映画も面白かったが、山田五十鈴が美人でビックリした。『必殺からくり人』の印象しかなかったけど本当に美人でした。金子修介監督『宇野鴻一郎の濡れて打つ』良くも悪くも80年代の映画。パロディが市民権を得た時代を象徴しています。今井正監督『戦争と青春』91年公開。自分の中でずっと気になっていたが今年になってようやく初鑑賞。確か当時かなり話題になったと記憶している。大作かと思ったら意外とこじんまりした内容だった。ただし空襲のシーンが本気爆発。エキストラもすごい。ここに全ての予算を注いだんだろうな。面白かったけど本編が終わった後、工藤夕貴のプロモーションビデオみたいなものが流れるのはギャラの代わりだと思われる。
2025年09月06日
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大手ゼネコン。グループ研究極本編『ピープロ特撮研究極本』ホビージャパン『特撮秘宝』の掲載されたインタビューをまとめたもの。読みやすくて親切だが何故このタイミングで?石神文子・栄セツコ・清水由香編『精神障害のある人のヘルパー養成講座の経験から Re;Start 挑み続けていく私たちの物語』やどかり出版当事者のインタビューのところだけ面白かった。生々しくて迫力があった。白石知聖/マクラウド『あの頃の機動戦士 誕生から劇場版までの2年戦争』商業誌レベル。読み応えあり。これまでの定説をひっくり返した記述が面白い。説得力あり。白石知聖/マクラウド『プラモ広告大戦争 1978-1982編』単純に懐かしいね。ガンプラブームに便乗して色んなプラモがどさくさに紛れて発売されましたな。都筑雅昭『寅さんの風景 山田洋次の世界』近代文芸社本は厚いが中身は薄かった。ビギナー向けにしては分厚いし。とにかく薄い。鶯谷五郎編『円谷怪獣デザイン大鑑1971-1980 豪怪奔放』ホビージャパンよくこんな本出したなあと感心する。でも小学生か中学生の頃に読みたかった。遠藤実『仙台児童文化史』久山社貴重な文献。研究上は高く評価されているが、ほとんど浸透していないのでは?本気で中央児童館が無くなってしまったし、宮城県と仙台市は大丈夫なんだろうか?八木毅編『ウルトラマンダイナ25年目の証言録』立東舎面白かった。この人の本はバイアス掛りまくりだが、今回に限ってはあまり気にならなかった。高鳥都『必殺シリーズ談義 仕掛けて仕損じなし』立東舎ひかる一平と河原崎建三のインタビューが興味深かった。お二人とも実に謙虚。香取一昭・大川恒『決めない会議 たったこれだけで、創造的な場になる10の法則』ビジネス社なんだかよく分からなかった。分かったけど結局こういうのは上司次第なんだよ。いくら一人一人がまともでも上司がぼんくらだと全てダメ。そのためこの本に書いてあることは一般化できない。宇沢弘文『社会的共通資本』岩波書店その通りなんだが、自分にはびんびん響かなかった。炭谷茂編『ソーシャルインクルージョンと社会起業の役割 地域福祉計画推進のために』ぎょうせいなかなか酷い本だった。コミュニティビジネスについて役人やお抱え学者たちが延々と語りまくり。役人たちがこういうことを語りまくるということはそういうことだよ。2005年出版。河崎実『バカ映画一直線 河崎実監督のすばらしき世界』徳間書店この人は何で次から次に映画を撮れるのか?しかも大ヒット作なし。大いなる謎。
2025年09月06日
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人生はミスの連続。俺たちの祭 第11話「赤い火花」第10話を痛恨の録画ミス。どうやら新キャラが登場した様子。さらにタカが北見さんに強引に迫ってがっぷり四つに組んだ回想シーン。「私が激しく生きようとすれば周りの人も自分も、みんな傷ついてしまうの」。泣きながらタカに呟く。短大時代に恩師と不倫をしていたのだ。タカは「そのままでいいよ。激しく生きたっていいじゃない」と言うが毎回きれいごとなんだよな。その日、劇団新樹に新キャラ登場。聴講生の田代理恵(お魚になったワ・タ・シ)。事務長が知り合いに頼まれて入団が決まった。試験を受けて入団した連中は文句ぶーぶー。理恵は美人で可愛いがウザく思われるところがある。剛田が失くしていたライターをたまたま見つけたと言って届けたり、稽古場に花を飾ったり。しかし剛田に気に入られて台詞の稽古に参加。そんなこんなで午後から本公演が行われている劇場で手伝いをすることになる。ただし理恵は聴講生なので留守番。ところがチャコが風邪っぽいとのことで急遽欠席、剛田の推薦で理恵が手伝いに向かうことになる。一方タカはひょんなことで主役の津山(小池朝雄)に気に入られてプロンプター(※舞台袖から台詞を小声で教える人)を務めることになる。津山は売れっ子俳優。津山につくことを連中から妬まれるが、理恵が庇って益々ウザがられる。しかし面倒見の良いタカは理恵を津山の稽古に連れて行き、津山も理恵のことを気に入るようになる。ぼんやり仕事帰りの北見さんの前に前回から登場した新キャラ・岩間正樹(神啓介)が爽やかに現れる。北見さんもまんざらではなさそう。出勤途中にも爽やかに登場。明日は北見さんの誕生日。「よろしかったら僕にお祝いさせてもらえませんか?」。つうことでゴージャスなお店にご案内。食べ放題飲み放題。ついでに北見さんのために作ってきた曲をピアノで生演奏。ふだんクールな北見さんもこれにはイチコロ。おんな心が揺れ動きます。その頃タカは津山の稽古に立ち会うが北見さんの誕生日なので何となく気もそぞろ。理恵はそんなタカを飲みに誘う。理恵は父親の愛人の娘だった。母親が亡くなった後、父親から引き取ると言われたが、一人で生きてきた。「向こうは哀れんだようだけど私は耐えられなかった。私ね、ずっと思ってた。私は絶対誰にも同情されないって。私は絶対自分の力で・・・自分の幸せ掴んで見せる。ごめん、つまんない話しちゃった」。しれッと甘える理恵にタカは惹かれるが、ハブに北見さんに冷たくされているから理恵に惹かれたのではないのか?と指摘される。そんなこんなで本公演のリハーサルが佳境に迫ったところ、タカは台本を紛失してしまう。津山は台本をおろそかにしたタカに見つかるまで探せと言うと、その間のプロンプターに理恵を指名する。その後、タカは衣裳部屋で台本を見つける。衣装さんによると理恵が置いていったらしい。理恵は衣裳部屋には行かなかったと言う。「こんなこと言いたくないけど俺が楽屋に行った時、台本の傍にいたよね?君、台本持ってここに来たんじゃないの?」と優しく声を掛けるが、突然理恵が豹変する。「そうよ私が隠したのよ!あなたの信用を落として私がプロンプターしたかったのよ!津山先生に気に入られるためにあなたのことを利用したのよ!これまでの私は全部お芝居よ。勝てばそれでいいのよ!でも・・・昨日あなたに話したことだけは本当よ・・・。私は絶対に勝つのよ!そのためだったら何だってするわ。津山先生に気に入られて階段を一歩一歩あがっていくのよ。私のこと言いつけたって無駄よ。あなたの言うことなんて誰も信用しないようにしてやるわ。そう・・・あなたなんてもうおしまいよ!」。そう言って着ている服をびりびりに引き裂くと「やめて!助けて!嫌っ!誰か来てー!」と絶叫しながらリハーサル中の津山に助けを求める。「君は・・・最低だよ」。翌朝、連中はタカのことで話題持ち切り。あれだけの騒ぎを起こしたため劇団には来れないだろうと噂するが、タカはいつもと変わらず元気溌剌でやって来る。その声を聴いて北見さんはホッとする。一方、理恵の表情は曇る。タカは人の気持ちを利用する理恵のことを許さないと思う。「男と女の間ってそんなもんじゃないよね。好きか嫌いか。それしかないんだよ」。そして北見さんに改めて昔のままでいい、自分の気持ちに正直なままでいいと語る。お・わ・り
2025年08月20日
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だるいが涼しい。俺たちの祭 第9話「一輪の花」タカはハブに昼飯をたかる。ハブの行きつけは昼は定食、夜は居酒屋をやっている立派な小料理屋。店を出ると表で劇団新樹の講師・剛田がうろうろしていた。剛田は店に勤めている夕子(三浦真弓)のことを知りたがっていた。夕子には男好きの噂があったが、ハブは自分に惚れていると妄想バリバリ。ある日、タカは一ヶ月で退団した同期の田中のことを北見さんから聞かれる。劇団員の連絡先を教えてほしいと問い合わせが入っていると言う。田中は百科事典のセールスマンをやっている。劇団員に売りつけようとしているのではないかと心配するがタカは楽観視。夕子は剛田の一人娘だった。四年前に家出、二年前から行方知れずだったところをようやく突き止めたのだ。妻が過労で入院していることを伝えたいが「会ってはくれんだろうね」。その夜、タカとハブは夕子の店に行く。ハブは夕子との生活を思い描いて幸せいっぱい。一方、夕子の影の部分を知っているタカはうまくいくとは思えない。案の定ボーヤンと流しの最中、男とホテルに入る夕子を見かける。翌日、タカは夕子を呼び出すとハブのことをどう思っているのか、その気がないなら期待を持たせることはやめてほしいと頼むが「あなたには関係ないでしょ?私、あなたに迷惑かけてる?ん?」とサバサバ。さらに父親と関わりのある人とは会いたくないと言われる。その後、タカの許にハブが怒鳴り込んで来る。ハブは夕子に店の出入り禁止を告げられたのだ。夕子は両親に結婚を反対されて駆け落ちしたが、男に捨てられ自殺未遂した過去があった。「夕子さんの噂が本当でも俺は構わないよ!女が一人で生きてんだよ!さみしい時だってあるよ。夕子さんの気持ち聞いてくれなんていつきいたよ。余計なことすんなよ!」。泣きながら怒るハブにタカは何も言えない。「いつも言ってることと違うじゃないか!人間好きなように生きろって言ってるじゃないか!夕子さんもそうしてるよ!お前と同じ生き方してんだよ!」。そんなこんなでハブは姿を消す。タカは夕子から自分アパートにいると聞かされる。「面白くないわ毎日。息が詰まりそう。地道に生きるって」。夕子は今夜泊まってもいいと言うが、タカは最初からハブがいないことを知って断る。「他に面白いこと何もないんだもん。嘘ぐらいついたっていいんじゃない」。そのまま行きつけの店に行くと偶然、泥酔した田中がいた。本当は芝居を続けたかったが、家族を食べさせないといけない。しかし「また劇団に戻るよっー女房子供捨ててやってやろーじゃねーの。明日社長に辞表を叩きつけてやる」。しかし翌朝アパートに現れると百科事典のセールスを始める。その頃、ハブは夕子にプロポーズしていたがあっさり拒否。「私の噂知ってるでしょ」「あれは噂で・・・」「本当も少しはある」「構わんです。構わんです俺は。ゆうべ今城と何かあったとしても構わんです。許します」「許す?」。その一言に夕子は怒り出す。「あんた何様のつもり?何をうぬぼれてるのよ。許すなんてそんなに偉いの?」。そんなこんなで劇団新樹の連中は剛田の妻をお見舞いする。人望が薄い剛田は感激するが、タカはさみしそうな表情が気になり、夕子を面会に連れ出そうとする。しかし夕子は本気で嫌がる。家庭を顧みない父親にじっと耐えていた母親、実力もないくせに芝居芝居で彼氏ができたら殴って来る父親。良い役が回ってきたら怒る一方、どんな端役でもテレビには出る。「恥ずかしかった。自分の実力を知りながら芝居にしがみついている父の姿。みじめだわ」。徹底的に両親のことを嫌う夕子にタカは「あんたいつか地道に生きるのがつまんないって言ったよね。ふざけるなよ。ふざけちゃいけないよ」。結婚を反対され、自殺未遂もして「逃げてばっかりじゃない。かっこ悪くても不細工でもひたむきに生きて行く。そういう生き方をあんたばかにするのか?剛田さんはちゃんとやってるよ。しがみついてていいじゃない。今やってることにしがみつかないと生きていけない人間だっているんだよ」など語り続けるタカの頬を夕子は叩く。「だから・・・人間て悲しいんじゃないの」。その夜、タカは剛田から送り主の分からない花が届いたと聞く。「福寿草というそうだよ」。剛田の妻が子どもの頃から好きな花だった。そのことを知っているのは夕子だけだ言う。「娘は知っていた。でも私は知らなかった・・・」。その後、夕子の行方が分からなくなるがタカとハブに手紙を残していた。「今城さん、昭一さん、あなた達に会えたことを忘れません。オカリナ いらないなら捨てて下さい」。夕子はどこかの街で暮らしている。ハブは夕子のオカリナを吹き、タカは福寿草をぼんやりと眺める。お・わ・り
2025年08月11日
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じめじめ。俺たちの祭 第8話「光と影」なんとなく北見さんのキャラが丸く修正。今回女性の幸せについて悩むタカ。新キャラ・チャコ(カンコこと高杉婦警)登場。朝からひとり河原で応援団風に発声練習。いつも気合入りまくりのチャコにタカたち劇団の連中もにぎにぎ。チャコには5年間交際している男性がいるが、このまま結婚して良いのか迷っていた。劇団の連中はゲスいのでチャコが男性とホテル街を歩いていたところを見たなど面白おかしく噂話。ゲスネタを提供したのは矢的猛(※今回で降板)。こいつら全員出世しないね。ある日、北見さんの母親が北海道から訪ねてくる。秋頃に妹が結婚することを聞かされるが、北見さんにはまだ良い人はいない。「もしかしたら直子、短大の時の、ほら何て言ったっけ・・・たちばな先生。あの先生のことが」「そんなことないわよ」「だってあれから間もなくだったもの。直子が東京に出て行っちゃったのも」。北見さんは母親に付き合って妹の結婚衣装を見て回るが、あまり楽しそうではない。母親も楽しそうにふるまいながらも北見さんのことを気にかけながら北海道へ帰っていく。「もしも好きな人ができたら必ず母さんに言ってね」。タカはチャコの恋人・三浦(修学院大学バスケ部監督)に呼び出される。結婚式の日取りまで決まっているが、チャコはまだ迷っている。「彼女が僕のところに飛び込んでこられないのは芝居から離れられないのが原因じゃないかと思って・・・」。つうことでタカはチャコを捕まえてカウンセリング開始、自分の母親のことを語る。たった一ヶ月だったが全身全霊で男を愛しタカを産んだ。「男と女ってそんなもんかもしれないよね。チャコ、三浦さんて人、大切にしろよ」。翌朝、タカは出勤途中の北見さんに合流。何気に「女ってのはさー結局、結婚して子供産んでおふくろになるのが一番自然だよネ。ネ?」と口にするが、北見さんは何も答えない。代わりに昨夜チャコが来て「今城さんのお母さんの話を聞いてとっても心が洗われたんですって。今城さんには強いお母さんの血が流れてるんだなあって言ってました。自分も女なのにどうして迷うんだろう。自分にもそんな強いものが欲しいって」。チャコは今の自分を思いっきり演劇にぶつけたいと話していたと伝える。「今城さんのように生きて行きたいんですって」。そこで今度はタカが三浦を呼び出してチャコの気持ちを代弁する。気持ちの整理がつくまで結婚を待ってもらいたい。しかし三浦はチャコに芝居を辞めてほしいと考えている。「だいたいね芝居が何だって言うんですか?彼女にとってどれぐらいの価値があるって言うんですか?スターにでもなる気でいるんですか?そんな浮ついたことに本気で憧れてるんですか?」。三浦にもかつて生活に輝きがあったが、夢ばかり追っていられない。組織の中で生きる道を選んだ。「仕方がないじゃないですか。それなりに生きるしか・・・仕方がないでしょ!」。タカはチャコに本当に芝居を続けるのか確かめる。「チャコが今決めないと先に行ってももっと苦しむことになるよ・・・三浦さんもね」。翌朝、チャコは三浦に別れを告げる。稽古でチャコが読み上げる台詞がチャコの心情そのものに聞こえる。「ええ・・・放してあげるわ、あなたを。いいわ。私、これまで一度でも嫌なこと言ったことなかったわよね。長いこと私、自分の中にある疑いと戦ってきたの。嫉妬とね。つらかったわ。それでも私、愛情のためだと思って何もかも我慢してきました。一生懸命黙ってきました。だけど一人の女をこんなに苦しめることがどういうことか。あなたも今度は思い知るがいいわ」。タカはチャコを飲みに誘う。チャコは5年前に三浦から初めてもらったラブレターを手にする。「私、とてもラブレターなんて思えなかった。だって初めて彼を見た時から彼をあこがれていたんだもの。甘い夢のようで・・・それがこれなの。だけど私、どうしても・・・私、どうしても」と言ってラブレターを破る。その後、飲みまくり、踊りまくり、立ち食いそば喰いまくり、ゲーセンで遊びまくり、焼き鳥食べまくり。チャコは「私は平気なんだから!」と気丈にふるまうが「平気なんだから・・・これでいいのよね。これでいいの。これで。これで・・・」。タカは何も言えない。言葉に詰まる。号泣するチャコを抱きしめてやることしかできない。そして普段通りの日常に戻る。はしゃぎ合うタカ、北見さん、ヤッコ、チャコ。お・わ・り
2025年08月10日
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今日も涼しかった。俺たちの祭 第7話「季節の香り」『俺たちの旅』風エピソード。面白いが本作には合っていない。暗すぎるのでテコ入れしたと思われるが却って迷走。冒頭から終盤まで中村雅俊と三ツ木清隆がハイテンション。ドタバタ描写も多くかなり騒々しい。ある日、ハブは客の忘れ物を届けた御礼に10万円をゲットして大興奮。今夜はバーッと行こうぜとタカはわざわざ腹を空かせて帰宅するが、ハブが用意した夕食は焼き魚のきれっばしのみ。ハブは10万円を手にしたことで貯金に目覚め、今年一年はとことん貯金することに決める。ある日、みっちゃん妻の洗濯機が壊れる。タカは3万円ぐらい貸してあげろとハブに提案するが拒否。みっちゃん夫は相変わらず漫画が売れず洗濯機代を工面できない。ところがハブがたまたま雑誌編集者を乗せ、連載漫画の穴が空いてピンチと聞きつける。すかさずみっちゃん夫の漫画を勧め、なんと掲載が決定する。タカはハブの優しさに感激するが、原稿料からマージンを取ると聞いて呆れる。ところがみっちゃん夫は失敗作なので雑誌に乗せてほしくないと言い出す。自分の意思を曲げるわけにはいかないと筋を通そうとするみっちゃん夫にタカは密かに感心する。そんなこんなでハブの節約は日を追うごとにエスカレート。さらに隠し場所を忘れただけなのに10万円が盗まれたと大騒ぎ、みっちゃん夫妻やボーヤンを疑いまくるなど確実に頭がおかしくなる。その夜、タカは昼間アパートを通りかかったおじさん(有島一郎)を見かける。おじさんは30年前にタカとハブの部屋に住んでいたと話す。外の景色は変わったが、部屋の中だけは変わっていない。しみじみ語るおじさんに感動したタカは急遽飲み会を開く。費用はおじさん持ちなのでハブは下品に飲み食いしまくり。おじさんは部屋のことを何から何まで知っていた。隙間風が入る原因、壁紙の下にはおじさんの子どもが描いた落書き、ねずみが出入りする穴など。そして穴の中からおじさんの子どもが持っていたキューピーの人形が出てくる。壁紙をビリビリ破られてハブは激怒するが、タカはニコニコ。翌朝、公園で帰ったはずのおじさんを見かける。「なんだかあんたんとこから離れづらくなっちまってね」。おじさんは昨夜が本当に楽しかったと話す。タカは「そんなに楽しかったらまた来てよ」と再びアパートに案内するとハブにおじさんの相手を押し付ける。ハブは部屋の掃除を始めたり、三日分の食料を勝手に使って焼うどんを作ったり、食費の追加を申し出るおじさんに激怒。「出てってくれ!出てってくれよ!ここに居たら邪魔なんだよ!嫌なんだよ!」。おじさん困惑。タカはハブからおじさんを叩き出したと聞いて激怒する。「あの人はそんな人じゃないぞ。ここが懐かしくて、俺たちと触れ合えたことがうれしくて、さみしいから触れ合いが欲しくなるんじゃないか!なんでそれが分かってやれないんだよ!そんなことが分かってやれないなんてさみしいじゃないか!お前どうかしているぞ、この頃!」。そう言って10万円を叩きつける。その夜、呆然とするハブ。同じくボーヤンの部屋で呆然としているタカ。ボーヤンはタカにそっと毛布を掛ける。翌朝みっちゃ夫妻は洗濯物を仲良く手洗いしている。ある日、おじさんからタカとハブに宛てた手紙が届く。「タカさん、ハブさん、ありがとう。あなたたちのおかげで本当に楽しい時を過ごすことができました。私は千葉の老人ホームから出てきたんです。この歳まで一生懸命働いてきたおかげで老人一人が生きて行けるだけのお金を貯めることができました。しかし今の私に何が残っているの考えてみるとそれはあのアパートで過ごした思い出だけです。タカさん、ハブさん、あなたたちのおかげでもう一度楽しい昔に戻ることができました。来て良かった。心からそう思います。ありがとう。本当にありがとう」。ハブは10万円を使い切ることを提案、タカ、みっちゃん夫妻、ボーヤンを高級中華料理店に招待するが、貧乏人ばかりなので結局2万円しか使えなかった。そんなこんなでタカたちはいつもの生活に戻る。お・わ・り
2025年08月09日
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今日は涼しい32℃。俺たちの祭 第6話「風の孤独」ヤッコのメインエピソード。ヤッコと北見さん、対称的な二人が、本質的には同じであることを描写した地味な傑作。地味過ぎてこの時点(※年内最後の放送)で打ち切りが決まったのでは?ヤッコは台詞を全然読み込んでこなかったことを劇団の講師・剛田(ナーンチャッテおじさん)から猛烈に怒られる。ヤッコ役の堀美奈子がスカウトされたばかりのド新人だったせいで棒読み台詞がナチュラルアクト。ムカついた勢いで川に向かって石を投げつけると今度は釣り人に怒られる。釣り人は芝居の台詞を口にするヤッコに興味を持ってしばしご歓談。ヤッコは24歳になるまでこの世は美しいものばかりだと思っている主人公の気持ちに共感できなかった。「私は15の時から知っていたもの。世の中が汚いってことを」。母親のまゆみが嫁ぎ先で家族全員からいじめを受けていたのだ。「人の心なんて皆汚いわよ」。なるほどね。数日後、劇団新樹に演劇界の超ビッグネームの演出家・植村格からヤッコご指名の連絡が入る。釣り人は浜ちゃんではなく植村だったのだ。つうことで植村宅を訪問するが、謎の美女(春光尼)が出てきて何やら意味深な対応。一方、劇団の女たちはヤッコをひがみまくり。どんな手を使って植村に取り込まれたのか。ゲスい噂話で盛り上がりまくり&酒飲みまくり。ゲスすぎるが、北見さんは彼女たちのように自分の人生を一生懸命に生きてきたことがあるだろうかと悶々とする。そんなこんなでヤッコは植村から個人的に指導を受けることになるが、女たちはさらにひがみまくり。植村は女癖が悪いとのこと。ヤッコは「私が色仕掛けで植村先生に近づいたと思いたいらしいけど、そんなにこの台本が欲しかったら自分もそうやってもらってきたらいいじゃない」と逆襲するが、稽古用のレオタードをびりびりに破られるなどの報復を受ける。それでも元気爆発なヤッコに北見さんは感心する。ある日、タカは風邪をひいて稽古を休む。一方、北見さんも風邪をひいてお休み。あいつら示し合わせてんじゃねーかと噂が立つ。劇団新樹は最低人間の集まりだな。つうことでタカは北見さんをお見舞いするが、壮絶に体調が悪く救急搬送。その頃、ヤッコは植村邸で個人レッスン。しかし今日も植村はいない。いるにはいつも謎の美女だけ。美女は植村の愛人だった。先日つまらないことでケンカしたことで植村から離れようとしたが、植村は焼きもちを焼かせるためにヤッコを取り込んだのだ。ヤッコは植村の頭部を台本で殴打する。世間はクリスマス。なんとなくタカを訪ねるが、北見さんに付き添って病院に行っているという。寝ずに看病を続けるタカの姿を見て呆然自失で深夜の街ブラ。劇団の仲間、植村、そしてタカにも受け入れられず、自分に声を掛けてくるのはエロ目的の暴漢だけ。「負けるもんか・・・負けるもんか。絶対に何があっても負けるもんか」。暴漢に徹底抗戦して撃退する。「負けるもんか・・・負けるもんか!」。泥だらけで帰宅。「負けなかったよ・・・お母さん!」。まゆみは何も聞かず泣きじゃくるヤッコを抱きしめる。その頃、北見さんは意識を取り戻す。「もう少しで肺炎になるところだったんだぞ。どうしてそう一人で頑張るんだよ。具合が悪かったら電話ぐらいしてくれたっていいじゃない。俺が嫌なら誰にだっていいんだよ。どうしてそう一人で生きようとするんだよ。何もかも一人でやろうとするんだ?」。北見さんは答えようとしない。「そんなんじゃ最後には自分がダメになっちゃうぞ」。そして朝。ヤッコは心配させたまゆみのために元気爆発で朝食を作る。「人生色々あるけど私は女優の道を諦めないよ」。アドリブなのかまゆみ役の八千草薫とのじゃれ合いっぷりが本当に楽しそう。タカはヤッコの傷を心配するが「これ?何でもない何でもない。ちょっとぶつけただけ。そそっかしいから私」。そして植村の件がダメになったことも「いいのいいの。でも私諦めたわけじゃないんだ。色々と」。色々って?「フフフ」。なんとなくさみしげにヤッコの姿を見つめるタカ。お・わ・り
2025年08月08日
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もうこんな時間かよ。俺たちの祭 第5話「冬の色」ある日、お茶やコーヒーが劇団ではなく北見さんのポケットマネーから捻出されていたことが分かる。そこでタカと山下(宇宙暴走族アロンの声の人)がお茶代の負担を呼び掛けることになる。しかし倉橋だけ話に乗ろうとしない。ヤッコは自分が北見さんの立場だったらあんなにムキになってくれたかとタカに焼きもちを焼くがタカは「うーん・・・」。デートに誘われても生返事。その時、喫茶店で佇む百恵ちゃんソックリの留美を見かける。あれ以来、劇団を休んでいる。タカは戻って来いと声を掛けるが、黙って出て行ってしまう。そんなこんなで今夜もボーヤンと流しの仕事。その頃、倉橋は新しいパトロンの女医・なおみ(夏桂子)とデート。なおみとの関係にいちゃもんをつけて来る男(コム長官)をぶん殴って店を出るとタカとばったり出会う。倉橋はタカに「商売して行けよ」と言って金を渡して歌わせる。タカはギターで『いっぽんどっこの唄』を歌い始めるが、歌の上手さに人だかりができる。予想外の展開に気分を悪くした倉橋は最後まで聴かずに帰ってしまう。その様子を物陰から見ていた留美はホントに百恵ちゃんソックリ。ある夜、路子が帰ってこない森田正道を心配して大騒ぎ。このシーン1カットで撮影。1階のボーヤンの部屋から表に建てつけられた階段を駆け上がってタカとハブの部屋へ。作り込んだセットがすごい。結局、何事もなく森田正道が帰って来てイチャイチャ。ムカついたタカとハブは「飲まずにいられるか!」と爆飲み開始。泥酔していると北見さん発見、一緒に飲もうとアルハラ攻撃。北見さんはお茶代の徴収を止めてほしいと話す。「私が今城さんを使ってお金を集めていると思われるから」「そんなに気になるの?俺が直子さんのことが好きだってことが周りに知られるのそんなに怖いの?」。そして「俺好きだもの、直子さんのこと」と口にするがほぼ酩酊状態。「どうしてそんなにびくびくするの?もう少し自分の気持ちをストレートに出したほうがいいよ。ブワーッとね」。久米島に来た時は自分の気持ちが出ていたような気がする。北見さんはタカに無理矢理勧められて日本酒を一気飲みすると席を立ってしまう。「俺は本音で付き合いたいだけだよ。男も女も・・・生身の付き合いじゃなきゃ嫌なだけなんだ」。その後も爆飲みを続け、森田正道&路子の部屋に突撃して意識を失う最低な一夜を過ごす。翌朝、二人は何も覚えていない。ボーヤンによると「直子のばかって叫んでたよ」。それを聞いてタカは北見さんのアパートを突撃、遊びに誘う。ヤッコとのデートの約束をすっかり忘れている。ヤッコが激怒しているとも知らずタカは北見さんを誘って公園でサッカーボールのパス。嫌がっていた北見さんも次第に楽しくなってくる。そこへヤッコが駆け込んでくる。留美が劇団を辞めて盛岡の実家へ帰るという。タカに宛てた手紙には先日のタカと倉橋のやり取りを見て倉橋への未練がぷっつり切れたと書かれていた。つうことで上野駅へ。タカは留美を見つけると自分の人生から逃げるなと諭す。そして倉橋を呼び出すが「仲間意識なんて幻想だよ」と突きつけられる。「みんな一皮剝けば仲間を蹴落とそうと思っているんだよ」。そこへぞろぞろと研究生の連中がやってくる。留美も駆け付け、二人の前でもう一度芝居をやると宣言する。倉橋はタカの誘いを断って徹底的に距離を置こうとする。そんなこんなでお茶代貯金箱が作られ飲み物代問題は解決。発声練習をする留美と研究生の連中。タカに負けまいと全員大声を出し続ける。しかしタカは一人なった時さみしそうな表情を浮かべる。お・わ・り
2025年07月21日
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地味に断捨離するよ。俺たちの祭 第4話「遠い光」初見時えらくグッと来た覚えがある。やはり重たいエピソード。研究生の連中が忘年会やってますよ。にぎにぎ盛り上がる中、ヒゲの木村(中村雅俊と文学座の同期)だけ用事があると言って帰ってしまう。北見さんも一次会だけ参加して帰宅すると友人の和美(永島暎子)が訳ありな様子で佇んでいた。和美は何故かパスポートを持ち歩いていた。ある日、ヒゲの木村はまともに飯を食っていないせいで台詞が全然出てこない。実家から仕送りを受けていないうえにアルバイトをクビになっていた。そこでタカはハブが務めるニコニコタクシーのアルバイトに誘う。タカも月謝を飲み食いに使っていたことが発覚、ハブに頼んで洗車のアルバイトをすることになっていた。その夜、北見さんのアパートに和美の両親が乱入。和美は妻子ある男性を追ってシカゴへ行くつもりだったのだ。しかも男性から誘われていない。和美がついて行こうとしているだけだ。何と言おうと会いたい。北見さんは気持ちが落ち着くまで和美のパスポートを預かることにする。そんなこんなで今日もヒゲの木村は台詞が出てこない。それどころか丸忘れ。六年間も務めた教師の仕事を辞めて芝居の世界に飛び込んだが「やればやるほど自信がなくなるだけでこの調子じゃやっぱり僕はやっていけないんだろうか。僕みたいなのは役者辞めて田舎へ帰っちゃった方がいいんだろうか」。しかしタカは自分がやりたいことをやるよう諭す。「だって自分の人生、自分のもんだろ?。失敗しようとどうしようと関係ないよ」。そのやり取りを北見さんは立ち聞きする。ある日ヒゲの木村は洗車中のタクシーから10万円が入った封筒を見つけネコババしてしまう。持ち主の客から問い合わせが入ったり、たまたまハブがポケットに封筒を押し込むヒゲの木村を見かけたり、そして食欲不振のヒゲの木村。そんなこんなでヒゲの木村はロッカーに入れたままにしていた10万円入りの封筒を持って表に出たところでタカとハブに呼び止められる。封筒のことを知らないと言いながらも表情はこわばっている。察してしまったタカはヒゲの木村をボコボコにするが、帰ってからもずっとぼんやり。ヒゲの木村は封筒を返しに行くつもりだったかもしれない。殴ることはないだろとハブはぷりぷり。タカは「好きだったんだよ・・・あいつのことが」と独り言。翌日ヒゲの木村は稽古を休む。タカはアパートを訪ねるが不在。お隣さんから奥さんと子どもを連れて駅に向かったと聞く。ヒゲの木村は家庭を持っていたのだ。生活が成り立たないため妻と娘は田舎に帰ることになり、ヒゲの木村は見送りさえ断られたのだ。本当は一緒に帰って教職に就くことも考えたが「でも君に言われてもう一度芝居をやらせてくれってあいつに頼んだんだ」。妻は洋裁の仕事をするつもりでいたがミシンを質に入れてしまった。「帰るのにせめてミシンだけは何とかしてあげたかった」。妻と娘を見送った後、タカの前で独り芝居を演じる。その頃、北見さんは和美にシカゴ行きを勧める。「私にも好きな人がいるの。その人、口癖のように言うの。自分の人生は自分だけのものだ。自分の生きるように生きるのが本当だって」。和美を見送った後、タカのアパートを訪ねる。タカは留守だったが、引き上げる途中でぼんやり佇んでいるタカを見かける。タカはヒゲの木村の家庭を壊してしまったことを考えていた。「自分の生きたいように生きりゃいいってもんじゃないんだよね」。北見さんも和美にシカゴ行きを勧めたものの本当に良かったのか悩んでいた。しかし口には出さず「じゃまたね」。ぼんやり帰宅したタカにハブが「さっき北見さん来てたぞ」「え?」。眠れないタカ。脳裏にここ数日のヒゲの木村との出来事がよぎる。お・わ・り
2025年07月21日
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めんどくせーな。俺たちの祭 第3話「街の灯」第1話と第2話が暗すぎて「これはあかん!」と思ったのか、従来の俺たちシリーズ的エピソードに軌道修正。しかし遅かったかも。今回『ウルトラマン80』のスーツアクターさん(奈良光一)が何気に出演。矢的猛も台詞も名も無き研究生として登場。違う意味で見応えあり。森田正道の漫画は相変わらずボツ。路子が生計を支えている。ある朝タカとハブはさみしそうな路子を発見、禁欲生活を続ける森田正道に腹を立てる。ある日、独立プロの映画会社から新人募集の情報を聞きつけ劇団新樹からも何人か候補を出すことになる。そこで倉橋ほか三人が選ばれるが、北見さんはタカも候補に入れてはどうかと事務長に進言する。今度の役はタカに合っている。北見さんにちょっとだけ気のある事務長はむーんと言いながらも了承。ヤッコはそのやり取りを立ち聞きしていたこと北見さんに告げる。北見さんは事務長の選び方が不公平だっただけだと話すが「好きだから心配なんだってはっきりい言えばいいでしょ」と直球ブッ込み。「私は今城君のことが好きよ。今はあの野郎、私のこと何とも思ってないようだけどいつか私の方を振り向かせて見せる」。その夜タカとハブの許にホステスの朱美(伊佐山ひろ子)が訪ねてくる。朱美はハブが乗せた客で逆ナン&合体、その気になって押しかけてきたのだ。一度は追い返したものの「女の手料理がほしいって言ってたじゃない」と買い物を済ませて押しかけてくる。恐ろしくなったタカはハブを残してバイトに出かける。朱美はてんぷらを作り始めるが不器用で超料理下手。小麦粉や卵をあちこちに飛び散らす。きれい好きのハブには耐えられず発狂寸前。バイトから戻ってきたタカは山盛りの変な揚げ物に言葉を失う。さらに朱美の歯ぎしりといびきに悩まされる。朱美の不器用っぷりはホステスや客の間でも評判、朱美は見栄を張って彼氏がいると言うが「すぐに逃げられるんだからやめときなよ」とまで言われる。そして遂にハブがぶちギレる。「俺だって悪いかもしれないけどさ、先に誘ったのお前じゃないか!さみしいからお茶飲んで行かないかって誘ったのお前じゃないか。そんなことでベタベタされたんじゃかなわないんだよ・・・帰れよ!」。朱美は涙を流しながら黙って出て行く。タカは朱美のことが気になる。ある夜ボーヤンと流しで店を回っていると路上で大ゲンカしている泥酔した朱美とホステス仲間の真理子を目撃。「あんたキャバレー以外何ができるの!キャバレーあるから生きてられんじゃない!」。タカは言われっぱなしの朱美に「よお、覚えてる?」と声を掛けるが無視。「もう一度俺たちンとこ来てくれよ。もう一度料理作ってくれよ」。朱美は泣きながら捨てられた男の名前を何度も口にして走り出す。タカは追いかけ「さみしいよー!さみしいよー!」と泣きじゃくる朱美を抱きしめるとアパートに連れ戻す。朱美は尽くした男に捨てられ、キャバレーでも不器用でばかにされていた。今回も奥さんの真似事がしたかったと話す。「男の人の世話を焼いてみたかったのよ」。タカは朱美を捨てたえいじという男を探してやると提案する。その時、騒動を心配して森田正道&路子が顔をのぞかせるが「お前らには関係ないよ。惚れた同士で出てきながら作品が売れるまで関係しないなんてそんなばかなことしてる連中には関係ないんだよ!男も女もさみしいから一緒に居たがるんじゃないか」と一喝。タカはオーディションをほったらかして朱美を連れてえいじを探し回り、ハブも手伝う。北見さんはそんなタカを舞台の上のドラマよりも実際に生きる人間のドラマのほうが大事なのだと話し、ヤッコは「よく分かっているのね。今城君のことが」と嫉妬する。ある夜タカとボーヤンが定食屋でガツ食いしていると森田正道が恐る恐る相席を申し出る。ぶつぶつ言っているが何言っているか聞こえねー。要するに合体に失敗したとしょんぼり報告。ここでボーヤンが名言。天井を指しながら「上には空がある。空には何もない。何もないと思えば万事うまくいくんだよ」。なるほど。そんなこんなでえいじが働いている店が見つかったが、朱美は怖いと言う。そこでボーヤンが「三人で行こう」とタカ、ハブを連れて朱美に付き添う。店から出てきたえいじ(奈良光一?)はウルトラマン80だけあって背が高くて顔が小さい。キレのいいアクションでタカとハブを殴りまくり。止め入るボーヤンが大人でかっこいい。数日後、朱美は真理子と一緒に青森へ出発する。キャバレーで働きながら料理学校に通うと言う。別れ際に朱美はタカを抱きしめる。「あったかかったんだ。あん時のあんたの体」。朱美、北見さん、ヤッコ、森田正道&路子、ハブ、タカ。みんなそれぞれ生きている。お・わ・り
2025年07月19日
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一日中眠たかった。俺たちの祭 第2話「雨の叫び」北見さんは久々に出勤するが、体調不良で休んでいたことにしていた。しかしヤッコだけタカを追って久米島へ行っていたことを知っていた。「一緒に帰ってくればよかったのに」。数日後タカが戻って来た時、銭湯へ行く森田正道&路子にバッタリ。ボーヤンによると漫画が売れるまでエッチなし生活を守り続けているという。タカは久米島での出来事を引きずったまま劇団へ向かう途中、喫茶店にいた倉橋と留美(白貝真理子※百恵ちゃんに激似。実際にスタンドインも務めていたとのこと)を見かける。留美は深刻な表情。ある日、劇団の本公演に研究生のタカと倉橋のどちらかを抜擢する話が浮上する。病欠が出たが、適当な代役がいないという。その話を小耳に挟んだ北見さんは少しだけ嬉しそう。タカは研究生の連中がいる前で北見さんが久米島に来てくれたおかげで運が回ってきたとうっかり口を滑らせてしまう。つうことで本公演が行われる劇場で自主的に稽古開始。その様子を倉橋が偵察。劇団に戻ると北見さんの件で研究生の連中から詰め寄られるが、好きなように生きることを決めたタカは猛反発する。そして研究生の連中は北見さんに対しても冷ややかに接するようになる。研究生の中にウルトラマン80こと矢的猛の姿があった。猛は桜ヶ岡中学に赴任する以前に地球を訪れていたのだ(ナレーション・さくらひろし)。そんなこんなで主演のマダム系の女優がハイテンションで稽古に合流。その夜、倉橋はなんとマダム系女優をナンパする。つうことでタカに決まりかかっていた役を倉橋がゲット。主演女優の意向なので逆らえないとのこと。一方、百恵ちゃんソックリの留美はしょんぼり。倉橋に捨てられたのだ。タカはそのことを倉橋に問い詰めるが「俺は劇団の事務員をひっかけて喜んでいるような田舎者じゃないんだ。俺はな利用できるものは何でも利用している。俺は必ずこの手で主役を掴んでみせる。きっといつかスターになってやる!」とムカつくことを言われて衝突。公園で殴り合うがゲリラ撮影?倉橋から北見さんがタカとのことが知れ渡ったことでずっと休んでいると聞かされる。「ほったらかしだろうがお前!彼女のこと!」。タカは北見さんに詫びるためアパートを訪れるが「休んでいたのは体の具合が悪かったの。明日は行くつもり。今城さんのせいなんかじゃありません」とあっさり否定され、北見さんが傷薬を用意している間に引き上げる。そして北見さんは何事もなく出勤するようになるが、研究生の連中は気になって仕方がない。タカがあまりにもぼんやりしているため、ボーヤンは飲みに行ってこいと金を渡す。しかしいくら飲んでも気が晴れない。偶然ヤッコの母親のまゆみに呼び止められ、ヤッコと三人で飲み直すことになる。ヤッコとまゆみはきゃっきゃっ言いながら楽しそう。「どうして親子でそんなに仲がいいんですか?」。タカの母親は旅役者の息子だと学校でいじめられたタカを厳しく育てた。「私たちは何にも恥ずかしいことなんてしていない。どうして泣いたりして帰って来るんだって。ホント・・・立派だったっすよ・・・立派なおふくろ・・・立派だった・・・」と泥酔したままヤッコの家を後にする。「俺、そんなに立派でなくて良かったんだ。島から逃げ出して、また誰かに惚れて、歳とって愚痴こぼして、そんな母さんで良かったんだ。そんな立派な母さんでなくて良かったんだ」。気がつくと北見さんのアパートに到着、強引に入ろうとするタカを北見さんは徹底拒否するが気持ちは揺れ動いていた。土砂降りの中を歩くタカの脳裏に北見さん、ヤッコ、まゆみの姿が次々に浮かぶ。つ・づ・く
2025年07月18日
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暑いわだるいわ。俺たちの祭 第1話「海の炎」ご存じ俺たちシリーズ第3弾。本作を観るのは20数年ぶり。前2作は笑いと涙と感動にほどよい暗さをブレンドして人気バーニング。本作は目先を変えて暗さを前面に出したところ半年で打ち切り。1月スタートの裏番組『黄金の日日』に勝てると思ったのか?鎌田敏夫vs市川森一+長坂秀佳。勝てると思ったんだろうなあ。そんな第1話の構成はやや複雑で視聴者にあまり親切ではない。チャレンジ魂が裏目に出てしまいました。ヤッコこと沢矢津子は沖縄・久米島へ行くところだったが空港で北見直子(檀ふみ)を見かけ急遽取りやめる。北見さんは松本千秋と村沢ひろしでおなじみのJALではなく全日空で久米島へ。姿を見せなくなったタカこと今城隆之(中村雅俊)を探しに来たのだ。タカの実家には誰もいなかったが、タカの親友・ハブこと小野昭一(三ツ木清隆)に案内されタカを見つける。北見さんはタカの母親が死んだと聞き、心配してわざわざ久米島まで来たが自殺したと聞かされる。「お母さんは人の手を借りなくては生きていけない身体になってしまいました。だから死にます。私は自分の人生を精一杯に生きてきたつもりです。私は不幸ではありません。だから私の死を決して悲しんだりしないように。さようなら。はは」。一ヶ月前のこと。タカは仕事で東京に行った際、興味本位で受けた劇団新樹のオーディションに合格。母親から東京に行くよう勧められていたが、急激に視力が低下した母親が気になり決心できずにいた。しかし自分をごまかさずに生きて行けと諭される。自分の人生は自分だけのものだ。誰のものでもない。だから好きなように生きて行け。タカは旅役者の父親との間に生まれた私生児だった。父親の顔を知らないが、その分だけ芝居に惹かれていた。つうことで東京へ。タクシー運転手だったハブも仕事を辞めてタカについていく。上京した二人は偶然、美人の北見さんとすれ違うとストーカー行為を開始。ゲスい笑顔を浮かべながら尾行、スカートの中を覗こうとしたり好きなように生きている描写?辿り着いたのは劇団新樹の事務所、北見さんは事務員だった。事務長のちいちいこと左右田(地井武男)もそりゃ怒ります。そんなこんなで新しく入った劇団員みんな揃って自己紹介。何故かハブも交じって楽しくイエーイ。しかし俺たちシリーズにはいなかったタイプのクールで苦み走った男・倉橋一郎に批判されタカ&ハブ大乱闘。ボコボコにされてアパートへ。同じアパートに美女・路子を発見するとストーカー行為を発動。しかし路子には内縁の夫で漫画家の森田正道(角野卓三※ふさふさで結構イケメン)がいてガックリ。二人は一ヶ月前に福井から出てきたばかり。そんなこんなでタカはボーヤンこと花井三四郎(小島三児※『黄金の日日』にも出演)に採用されて流しのバイトを始める。タカにギターを弾かせて自分はボーカルのみ。理由は「めんどくさいから」。一方ハブはタクシー会社に就職する。ある日、劇団の新人連中で飲み会やるよ。嫌がる北見さんも強引に誘うが楽しく無さそう。仲間と群れることを嫌う倉橋も途中で退席。北見さんは帰宅すると点字の翻訳作業を始める。飲み足りないタカはヤッコに自宅へ招待される。ヤッコは美容院を営む母親・まゆみ(八千草薫)と二人暮らし。やんちゃなヤッコとは対照的におっとり美人のまゆみにドキッとするが、趣味のバイオリンがしずかちゃん並みの下手くそさに思わずニコニコ。自分はヤッコのように母親と笑い合ったり酒を飲んだことがなかった。「優しい顔で笑ってさ。あんなおふくろもいるんだね」とハブにしみじみと話す。つうことでレギュラー陣の紹介でした。ある夜タカは点字図書館でのボランティアから帰る北見さんを見かける。「せっかくなので送ります」と言うとボーヤンをほったらかして逃げる北見さんにストーカー行為発動。アパートの玄関まで送ると「逃げるなよ!」と言って強引に接吻してフェードアウト。描写はないが合体行為に及んだと思われます。つうことで冒頭の久米島に戻ります。北見さんはタカを心配しながらも自分のことには構わないでほしいと言う。「私、怖いんです。今城さんのことが」「怖い?俺が?」「お母様のことだって私には理解できない。私ごく普通の人間なんです。ごく普通の生活しかできない。お酒を飲んでも酔うのが怖い。そんな人間なんです。お願いですからもう私に構わないで下さい」。そして自分のことも怖いと言う。そんな中、タカの母親が乗った船が見つかる。タカの母親は一人で船に乗り、三線を弾きながら沖に出て亡くなったのだ。タカは野辺送りに母親が使っていた機織り機と三線に火をつけると好きなように生きて行くとを誓う。つ・づ・く
2025年07月18日
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どうなるんだろうね。スチュワーデス物語 第22話「さよなら!!」ローマ行きのジャンボ爆飛び。機内では村沢、さやか、兼子、千秋が気合入れまくりでサービス中。三人とも後が無い。特に千秋は永久にスチュワーデスになれない。「松本千秋、命懸けで火事場の馬鹿力を出して、きっと機上訓練に合格してみせますっ!」「よーし松本―っ!行くぞっ!」。続いてインフライトセール。千秋が最も苦手な英会話と外貨の計算だ。免税品と釣銭のチェックをテキパキとこなしていく三人。衝突を繰り返してきた江戸っ子のさやかと大阪娘の兼子が妙に息が合う。「スチュワーデスに必要なのはチームワークだっ!じゃ免税品を売って来いっ!」。千秋には「いいか、あがるなっ!慌てるなっ!どっしり落ち着いて火事場の馬鹿力を出せっ!」「はいっ!松本千秋、命懸けになって体当たりしますっ!」「よーしっ!行くぞっ!」。外国人客との英会話完璧。釣銭の計算も完璧。接客も完璧。「やったぞっ!松本っ!その調子で続けろっ!」。つうことでローマ・フィウミチーノ空港に到着。まさかのイタリアロケ。脚本の増村保造はイタリア国立映画実験センターの卒業生なのでイタリアには詳しいぞ。村沢たちは空港で信子、友子、克美に呼び止められる。信子たちは南回りでローマに到着したのだ。半泣きで再会を喜び合う連中たち。その夜、村沢はホテルのバーで連中にカクテルをおごる。今回の仕事っぷりならさやか、兼子、千秋の三人は合格間違いなし。カクテルはそのご褒美だ。信子、友子、克美もまあまあ合格の成績らしい。「よくやったなっ!そのカクテルで祝杯をあげろっ!」。そこに真理子出現。「ひろしっ!明日、私たちはイタリアのアッシジで結婚式を挙げるわっ!必ず来てっ!もし来なかったらっ私っ死んでやるからっ!分かった?ひろしっ!」。さらに千秋にニコニコ笑って結婚おめでとうと言えと迫る。「真理子さん、村沢教官。ご結婚おめでとうございます。松本千秋、心からお祝い申し上げます」。ニコニコ。その後、連中だけでしんみりと二次会。全員HIROSHI'S478のTシャツを着ている。さやかに本心を言えと迫られ「はい。実は―その、あの、泣いて泣いて泣きまくりたいです。だって私にとって村沢教官は教官というよりも、あの、その・・・」。泣いてしまう千秋に連中ももらい泣き。しかも演技ではなくガチで。春やすこ号泣寸前。「恋人って言いたいんやろー千秋ー」。全員号泣。肩を組んで『ゆけゆけ飛雄馬』を唄い始める。その様子をガン見する村沢。翌朝、村沢はサンフランチェスコ大聖堂へ。ウェディングドレス姿の真理子を発見する。そして大聖堂の中に描かれた絵画を見て人間にとって一番大切なのものは愛だと分かったと語る。「俺たちは愛し合っていない。愛し合っていない二人がこんな美しい教会で結婚していいのか?俺にはできない。とてもそんな気になれないよっ!」。真理子のを両手を奪った罪は一生償う。しかし結婚だけはできない。一緒に暮らしても憎しみ合うだけだ。絶対に幸せになれない。土壇場でとんでもないことを言い出した村沢にムカついた真理子は村沢の顔面を金属製の義手で何度も殴打する。しかしいくら村沢を殴っても真理子の手は痛くない。「真理子っ!愛・・・愛からは何でも生まれるっ!しかし憎しみ・・・憎しみからは何も生まれないんだっ!何もっ!」。真理子は突然殴ることをやめる。「疲れたのよ。あなたを憎むことに。いくら憎んだってこの手は戻らないし、ただ疲れるだけ。6年間もあなたを憎み続けてきて、もうへとへとに疲れたのよ」。千秋も村沢と結婚しないと言う。「なんだか気が抜けてがっくりよ。もうあなたを追いかける理由は何もない。ひろしっ!あなたを解放してあげる。好きなように生きて行ったら。私も一人で好きなように生きて行くから」。手を差し伸べようとする村沢を振り払い「新藤真理子はね一人で生きて行くと言ったらちゃんと一人で生きて行ける女なの。誰のお情けも助けもいらない。自分の力で新しい、楽しい人生を見つけてやるわっ!」。増村保造によるこの台詞と片平なぎさの演技が素晴らしい。つうことでローマ発成田行きのジャンボで機上訓練再開。その頃、柿野は千秋たちの成績が気になって成田空港へ向かい、416便のクルーを出迎える。どうやら合格らしい。そこへ村沢たちが合流、機内訓練の様子を聞いて益々合格を確信する。イエーイ。千秋、さやか、兼子は『ひろしの唄』を歌い出す。数日後、478期、479期、480期、481期の閉講式が行われる。80名全員がスチュワーデスになれた。教官たちが訓練生一人一人にネームバッジをつける。村沢は最後まで暴言吐きまくり。「石田ーお前は飛び切りの優等生だがちょっとネクラだぞっ!」などなど。千秋には「お前はドンなカメだっ!いつも自分はのろまなカメだと思って慎ましく、しかし逞しく生きて行けよっ!」。その後、訓練生たちは花束を持って教官室へ。千秋は益岡康夫さんに花束を手渡す。ホロリとする何気に良いシーンです。「Thank you!Thank you,Mr.Masuoka!」「Good Luck!」。そして478期生の連中は村沢に花束を渡し、代表して千秋が感謝と別れの言葉を述べる。そして胴上げ。だんだんドキュメンタリーになってきました。全員ガチ泣きしながら肩を組んで『蛍の光』を熱唱。訓練シーンが全部リアルだったため『スチュワーデス物語』の撮影は本当に大変だったらしい。千秋は訓練センターの座席ごとに花を一輪ずつ置いていく。村沢との思い出の場所に別れを告げていた。村沢にとっても思い出の場所だ。色々なことがあった。千秋はさびしくても辛くても一人で命懸けで生きて行くと言う。「俺はこのスチュワーデス訓練センターに無残って新しい訓練生を育てていくよ。ドジでのろまなカメ、お前をスチュワーデスにして初めて人を育てる楽しさ、美しさ、尊さが分かったんだ。しかし松本―本当によく頑張ったなっ!ジャンボに乗ってもそのド根性を忘れるなっ!逞しい美しいカメになって世界中を飛びまくれっ!」「はいっ!松本千秋、ジャンボで世界の空を飛びまくりますっ!精一杯飛んで・・・飛んで飛んで・・・そして」「どうしたっ!」「はいっ!飛んで飛んで飛んで・・・」。志村けん風に両手をパタパタさせながら後ろに下がると「思い切って教官の胸の中へ飛び込んでもいいでしょうか?」「俺の胸の中へっ?」「はいっ!」「いいよっ!ガッチリ!受け止めてやるよっ!」「ありがとうございます教官っ!松本千秋、頑張ってかっこいいスチュワーデスになりますっ!」。訓練センターを出て行く478期生の連中。窓から村沢が見送っている。「また会いましょう村沢教官。さようなら村沢教官。さようなら、さようなら、さようなら、さようなら、さようなら、さようなら」。千秋も「さようなら」と口にする。「村沢教官、さようなら、さようなら。また会いましょう。さようなら、さようなら、さようなら、さようなら、訓練センター。さようなら、訓練センター。さようなら、さようなら」「さようなら」。お・わ・り
2025年07月16日
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甘いものが欲しい。スチュワーデス物語 第21話「恋のゆくえ!!」千秋以外の連中は成田へ引っ越し。信子たちは成田で待っていると言う。しかし再試験に合格しなければならないが自信がない。自信を持つためにはどうしたらいいのか?そこでさやかが好きな男性をゲットすればめちゃんこ自信がつくと助言。さらに村沢にアタックするよう言い出し「アタック!アタック!千秋!」と掛け声を上げながら千秋の周りをグルグル回る信子たち。「分かりましたっ!松本千秋、思い切って村沢教官にアタックしますっ!」。そんなことしている場合か?つうことで今日は朝の9時から夜の9時まで村沢がみっちり英語の特訓。しかし千秋は寮に戻っても一人ぼっちでさみしいと言ってなかなか帰ろうとしない。そして「教官のあったかい大きな胸で私を温めて下さいっ!お願いしますっ!教官っ!」とぐいぐい迫るが村沢ブチ切れ。「松本―478期生20名のうち(略)とんでもない甘ったれじゃないかっ!(略)お前がひたむきで命懸けの松本千秋に戻ったら俺はいつでもお前を抱いてやるっ!抱きしめてやるよっ!」「分かりましたっ!松本千秋、もう教官に甘えませんっ!(略)」などなど。「それでこそいつもの松本千秋。俺のかわいいカメだっ!」。つうことで翌日、初めての機上訓練に参加する478期生の連中を見送るため成田空港へ。478期生の連中がパリ、北京、チューリッヒへ飛び立っていく。信子たちもロンドン、ニューヨーク、ホノルル、バンクーバー、マドリードへ。肩を組んで大声で『ゆけゆけ飛雄馬』を熱唱。さらに「ジャンプ!ジャンプ!ジャンプ!」と叫びまくり。お客様のご迷惑です。そんなこんなで478期生の連中と入れ替わるように後輩たち501期生がくれない寮に入って来る。一人だけ残っている千秋をコッソリばかにする失礼な後輩たち。そしていよいよ最終試験の再試験。まずは英語。ご存じ益岡康夫さんが試験官。「少したどたどしいけどまあいいでしょう」とまずまずの出来。益岡さんの演技も少したどたどしいけど(略)。続いてトイレで着物に着替えて接客。益岡さんVS千秋の英会話バトル。その後、千秋の合否について会議が開かれる。全科目80点以上取らないと合格できないが、80点以下の科目が3つもある。したがって不合格。何故か出席していた万城目淳も「そうです。訓練センターの試験規則は破れません」と一言だけ辛口コメント。しかし村沢が抵抗。「確かに規則は規則です。絶対に守るべきだと思いますが(略)松本千秋はばかでドジでのろまでそのうえ内気で臆病であがり症です(略)たった3科目の点が足りないために(略)僕は反対ですっ!絶対反対しますっ!」。続いて柿野も反論するが、こいつの場合は今まで一人も落ちこぼれを出したことがないので千秋を合格させてほしいととんちんかんなことを主張する私利私欲の塊です。結果を待っている間、千秋は村沢に信子、友子、克美から届いた絵ハガキを紹介する。大変そうだけど頑張ってるなー。しかしさやかと兼子から届いていない。そんなこんなで本来なら落第だが異例の条件付きで合格、機上訓練への参加が決定する。条件とは村沢が付き添って厳格に指導すること、要するに試験はダメだったが実践で評価しようつう話。千秋は嬉しさのあまり村沢に抱き着くが、喜んでいる場合じやねーよ。さやかと兼子の評価が猛烈に酷すぎる。そこで村沢は二人の指導も引き受ける。つうことで明日の成田発ローマ行きのジャンボに乗って機上訓練ですよ。しかし真理子出現。「あのドジでまぬけな小娘が機上訓練に進むことになったんですって?癪に障るけどまーおめでとうと言っておくわね。これであなたもやっとあの子から解放されたんですもの。私、明日の飛行機でローマに飛ぶわ。あなたもすぐイタリアのアッシジに来てヨっ!私たちこのサンフランチェスコ教会で結婚式を挙げるんだからっ!」。ローマで激突?「もしあなたが来なかったら私、死ぬっ!死ぬわっ!」。ギリギリギリと手袋を口で外しながら恐怖の挑戦状を叩きつける。その後、村上と千秋は成田のあかつき寮に入るとぐったりしたさやかと兼子を発見。二人は先輩たちの仕事の速さに圧倒されてボロボロ、さらにいじめにも遭い自信を失っていた。しかし「のろまなカメがやっと羽田から成田まで来ました」そしてしかじかの話を聞いて「よーしこうなったら三人でやるっきゃないよー!」と意気投合。三人は「やるっきゃない!やるっきゃない!やるっきゃない!」と村沢の周りを狂ったように回り出す。頭の回転が速く、口八丁手八丁のさやかと兼子が自信を失っている。それだけ機上訓練は厳しいが「教官は仰いましたね。命懸けで火事場の馬鹿力を出せばどんな厳しい試験でも突破できるって。私、火事場の馬鹿力で機上訓練に体当たりしますっ!」「しかし松本―オマエ本当に命懸けになれるのか?」「はい、なれますっ!」。村沢は搭乗前に各スタッフに「まことに出来の悪い三人ですが・・・」と頭を下げ、三人の機上訓練を温かく見守ってほしいとさらに頭を下げる。三人もテキパキとめちゃくちゃ完璧に接客&救命胴衣着用の説明。「松本―オマエが機上訓練に合格して成田の客室乗員部に移ったら俺たちはさよならだ。オマエが機上訓練に落第して訓練センターを追い出されてもさよならだ。どっちにしてもさよなら。これが最後の旅だっ!」。もうじき離陸。「松本―離陸のアナウンスをやってみろっ!精一杯にこやかに、美しく、俺が一生忘れないようになっ!」「はい教官っ!」「松本―美しい思い出を作って別れよ―じゃないかっ!頑張れよっ!離陸のアナウンスっ!」「はいっ!目いっぱいやりますっ!アナウンスっ!」。もう後がない。千秋とさやかはやるっきゃないと誓い合う。「これから先どうなったってやるっきゃないんですっ!力いっぱいっ!」。次回(最終回)をおたのしみに!
2025年07月14日
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昼寝しまくり。スチュワーデス物語 第20話「ないしょ話」いよいよ佳境。前回から信子こと高木澪がほとんど登場しない点だけ気になります。千秋は朝からモップを掛けながら英語の猛勉強。磨きすぎて兼子が滑って転倒、頭を強打する。最終試験に合格すれば成田の寮へ移ることになる。「そうなったらこことももうお別れです。今までお世話になったお礼にうーんときれいにしてあげようと思って」。兼子はド厚かましいとぶちギレる。つうことで今回はジャンボの操縦席と同じように作られたシミュレーターに乗って飛行機に酔うか酔わないかテストですよ。早速千秋とさやかが乗り込む。遊園地気分のさやかに対して千秋は終始オエー。あまりにもふらつきが酷すぎるため医務室に運ばれるが異常なし。まだゲーゲー言っている。続いて最後の緊急脱出訓練ですヨ。しかも難易度の高い90秒脱出。つうことで訓練が開始するが始まって早々からフラフラ。パニック状態の乗客をテキパキと誘導しないといけないがそれどころではない。「ジャンプ!」の掛け声でさやか、兼子たちが次々と滑り台に飛び乗って脱出。春やすこの脱出が完璧で感心しました。そんなこんなで90秒。全員避難させたが千秋だけ機内でフラフラ。なんとか脱出できたものの結果は落第。その夜くれない寮では全員もりもり晩メシを食っている中、千秋はほとんど箸をつけていない。まだ気分が悪いと言う。さやかはオレンジジュースにウィスキーを混ぜてリラックスさせようと提案。残念ながら信子不在。つうことで横になっている千秋にウィスキー入りのオレンジジュースを飲ませる。「にがーい。でもおいしー」と八名信夫のようなことを言って飲みまくり。飲みっぷりの良さにさやかは引いた。そして酔った勢いで談話室で踊りまくり。曲はおなじみ風間杜夫の『100℃でHEARTBEAT』。無表情でホリプロ仕込みのキレのいいダンスを披露するが村沢激怒。人の何十倍勉強しても合格するかどうかわからないのに浮かれている場合ではない。「人間緊張していれば絶対船や飛行機に酔わない!分かってるのか!」とものすごい剣幕。そこで千秋は言い訳をする。「最終試験に合格して訓練所を卒業したらその時こそ、もう教官と離れなければならない。一人で生きていかなければならない。そう思ったら私、頭がくらくらして眩暈がして吐き気がしてきたんです」「松本―」。泣きじゃくる千秋に言い過ぎたことを詫びる。「お前をスチュワーデスにするのは俺の夢なんだよ。たった一つの生きがいなんだよ。松本―どんなにつらくても苦しくても俺と力を合わせてスチュワーデスになってくれ。頼むよ松本―!」「分かりました教官っ!訓練やテスト中に絶対に酔いません!教官の夢のために必ずスチュワーデスになりますっ!安心して下さい教官っ!」。病院でちゃんと診てもらうほうが先だと思いますがね。つうことでいよいよ最終試験1限目。まずは接客態度。相手をするのは訓練センターの教官たち。その中にはまだ20代なのに貫禄あり過ぎる無名時代の高畑淳子がいます。舞台で鍛えたドスの利いた声が478期生の連中をビビらせます。さすが銀河魔女ギルザ(『巨獣特捜ジャスピオン』1985年放送)。そして千秋の番。ひとみ婆さんのようにぶるぶる震えながらジュースを運んでいると乗客からリンゴを食べたいがナイフが無いと言われる。「ナ、ナイフですかっ」。一目散にキッチンに戻るとナイフを探し始めるが、引き出しをひっくり返して大騒ぎ。床に散らばった調理器具の中からナイフを見つけると刃先を正面に向けてダッシュ。切っ先を乗客に突きつけて「お待たせ致しましたっ!」。その他、ナイフを落としたり、落としたナイフの刃を掴もうとしたり恐怖の連続に柿野と村沢は頭を抱える。続いて英語の試験。村沢は千秋に相手の顔をよく見るよう助言する。「人間てやつは相手の言葉は分からなくてもその表情をよく見ると何を言っているのか大概見当がつくもんだ」。乗客役はごぞんじ益岡康夫さん。まずは出だし順調。しかし「I'd like to take a look at the AWAODORI' dance what I meen Japan.Can you giveme some information about it?」と聞かれてパニック。益岡さんはがんがん質問を続ける。むーんと悩む千秋。その時、閃いた。「分かったっ!私に阿波踊りを踊れと仰るんですねっ!」。事件発生。「ちゃんちゃらんらん、ちゃんちゃらんらん、ちゃんちゃらんらん、ちゃんちゃらんらん。踊るあほに見るあほー同じあほなら踊りゃなそんそん。ちゃんちゃらんらん、ちゃんちゃらんらん」。もはや落語の世界です。「村沢教官の仰ったとおりですっ!英語の教官の顔をじっと見つめていたら何を言っているのかが良く分かりましたっ!」「松本―英語の教官はいつどこで阿波踊りをやるのかお前に聞いていただけだ。踊りを踊ってくれなんてひと言も言っちゃいないぞっ!」「本当ですかっ?教官、私どうしたらいいんですかっ?」「今更どうしようもないね」。お・わ・りではなく本当の地獄が待っていた。最終試験の発表。成績の良かった者から一人ずつ名前が呼ばれる。トップは信子。続いて兼子。そんなこんなで合格者は19名。来週からジャンボに乗って機上訓練が始まる。この後、成田に移動、落第した者は訓練センターに残って再び訓練を受けることになる。千秋だけ不合格だった。千秋は皆にこれまでの礼を言いながら、必ず合格してウサギの皆に追いついて見せると告げる。「だから私なんか気にしないでカートを引いて鶴のマークのバッグを持ってこの教室から出て行って下さいっ!スチュワーデスのようにカッコよく美しく。お願いしますっ!」。そう言って一人ひとりに別れを告げる。その夜、村沢は不機嫌そうに酒を飲む。横では真理子が結婚式の会場はどーのこーのと楽しそう。しかし話を聞かない村沢に激怒。千秋が試験に落ちて訓練センターに残ることは二人にとってめでたい話ではないかとスパーク。村沢もスパークして真理子の顔面を殴打する。翌朝、村沢と千秋だけの朝礼。村沢はしょげている千秋を励ます。千秋には火事場の馬鹿力がある。中島唱子を担いだこと、ルートインフォメーションで星座の名前を完璧に覚えてトップになったことなど「お前はいざとなるとそれだけの力が出せるんだよっ!」。「はい、分かりましたっ!松本千秋、火事場の馬鹿力できっと再試験に合格しますっ!」。そこで村沢は自分を担いで屋上を走れと言い出す。「お前はカメじゃないかっ!俺を浦島太郎だと思って背負って走れ」。しかし重い。しかし「松本千秋はカメですっ!どんな重いものでも平気ですっ!突っ走りますっ!」。そこに478期生の連中が登場。成田へ引っ越しの日まで毎日千秋の応援に来ると言う。「ガンバ!ガンバ!ジャンプ!ジャンプ!ガンバ!ガンバ!ジャンプ!ジャンプ!ガンバ!ガンバ!ジャンプ!ジャンプ!」。次回をおたのしみに!
2025年07月13日
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何もかも。スチュワーデス物語 第19話「カメの大失敗」いろいろなエピソードをブッ込みすぎ。英語の最終試験が近づいてハイテンションの478期生の連中。つうことでJALの英語専門教官・益岡康夫さんの登場です。478期生の連中の英語よりも益岡さんの演技が上達してきましたよ。しかし千秋は今回もしどろもどろ。村沢イライラ。あがり症で臆病で口下手だの今更言い訳する千秋に「お前は普段ドジでまぬけだが、いざとなるとドンと度胸が据わって言いたいことややりたいことをやる」とけなしているようにしか聞こえないことを言うと、これから毎日英語の特訓すると約束する。早速今日から特訓だ。そこへ真理子が病院に搬送されたとの知らせが入る。特訓中止。村沢は病院で真理子の父(鈴木瑞穂)から事情を聞く。真理子は流産させようと庭のプールに飛び込んだとのこと。そして面会。自分のお腹を叩くまくる真理子をなだめつつ激突する。もはや司法の介入が必要な段階では?その頃くれない寮では英語の猛勉強中。さやかの提案で普段から英語で会話することになるが、千秋はしどろもどろ。好きな動物を英語で答えられず『三波伸介の凸凹大学校』での江藤ばりのジェスチャーで回答(ウサギと亀)。完全に狂ってますが、信子だけどんなことをしてでも相手に伝えようとする姿勢を褒めまくる。信子いい人だ。しかし成績は最低。このままでは最終試験に落ちてしまう。発音はきれい、喋り方も音楽的でなめらか。問題はあがり症で英語がスラスラ出てこないだけ。そんなこんなで真理子が今度は病院の階段からわざと転げ落ちたとの知らせが入る。特訓中止。落ち込む千秋にさやかは恋人の松永を家庭教師に招く。松永は適当に英語を教えて切り上げるとさやかとビールをぐいぐい飲みまくり&踊りまくり。その間、千秋は何故かテーブルの下に避難。さやかと松永を災害扱い。その様子を西日本コンビが庄介に密告。庄介は怒り心頭でくれない寮に乗り込むと松永と大乱闘。千秋は巨大バケツの水を二人にぶっかけてその場を収めるが、今度は松永が逆ギレ。さやかに別れを切り出す。遊び相手にはちょうどいいが結婚相手には落第だと本音ぶちまけ。さやかしゅん。ちょっとかわいそう。その頃、村沢は病院で真理子の父(鈴木瑞穂)から事情を聞く。流産したとのこと。これで真理子から解放されるが、真理子を見捨てないでほしいと頼まれる。そして面会。村沢はやけくそ気味の真理子に結婚して一生傍にいると約束する。つう話を柿野に報告。却って真理子と別れにくくなってしまった。酒を飲みながらしみじみ。そこへいつもの連中と千秋が乱入。柿野と村沢がいるとは知らずバーッと飲み会を開始。さやかは江戸っ子なのでさっぱりスッキリ。けんかを止めてくれた千秋にビールを勧める。しかし飲めねーよ。堀ちえみはまだ16歳だった。しかし一気飲み。すると饒舌になって恋愛観を語り始め「ひろしの唄」まで歌い出す。さらに「だけど私ドジでまぬけなうえにあがり症で口下手だから英語はすらすら喋れないしすぐ度忘れしてしまうんです。このままでは英語のラストテストに落第して本当の落ちこぼれになってしまいます」とペラペラ喋りまくる。どこが口下手やねん!と兼子ブチ切れ。「私そんなに喋りました?ホントに喋ったんですか?どうしてかしら?分かりませんっ!恥ずかしいっ!」。その様子を見ていた村沢もびっくり。たった一杯のビールを飲んだだけでたちまちリラックス。「こいつは面白い発見だぞ」。翌日の授業はリカーサービス。カクテルの作り方を学びますよ。試飲もします。村沢は千秋に自分で作ったカクテルを勧める。飲めないのにいつもの連中にそそのかされて一気飲み。すると村沢の英語の質問に英語でペラペラ回答。村沢は益岡さんに千秋の英会話をチェックしてもらう。ペラペラで完璧。「いやーおどろいたねー今日の松本君は実に上手だヨ」。今の状態なら絶対合格のお墨付きを得る。全員腕組みして『ゆけゆけ飛雄馬』を熱唱する謎のシーンを挟んだ後、村沢は千秋に真理子が流産したことを告げる。でも真理子と結婚して一生面倒を見る。「松本―この気持ちが分かるかっ?」「分かりますっ!」。村沢に出来ることは最終試験を次々パスさせて千秋を一人前のスチュワーデスにさせることだけだ。「それしかないんだっ!それでもいいのかっ?」「教官、それだけでは嫌ですっ!教官を目いっぱい好きになりたいんですっ!でも松本千秋、精一杯我慢しますっ!スチュワーデスになれたらそれでもう十分ですっ!本当に本当に本望ですっ!」。くどいので以下省略。離陸するジャンボ機を見つめる二人。次回をおたのしみに!
2025年07月13日
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やるっきゃない!スチュワーデス物語 第18話「やるっきゃない恋」珍しくサイドストーリー。半月後に迫った訓練飛行に備え、478期生の連中は生協で必要な物をガツガツ買いまくり。訓練飛行に参加できるのは地上訓練の最終試験にパスした者だけだが全員合格するつもりマンマン。そこで村沢は全員に靴袋をプレゼントする。スチュワーデスにとって美しく歩くには靴が大事だ。靴を大事にする者は良いスチュワーデスになれるつう話。そんなこんなで今回は身のこなし、身だしなみの総チェック。村沢に代わって火山と岩倉教官(奈美悦子)が担当ですよ。毎回実技のシーンはリアル指導。JALの教育用ビデオを見ているようです。加えて秋野陽子扮する火山教官の指導が厳し過ぎて今なら完全パワハラ。あんたこそ身のこなし、身だしなみの総チェックが必要だと思った。続いて着付けの授業。その最中、千秋は信子の首に痣を見つけるが、それはキスマークだったことで大騒ぎになる。信子には第2話と第3話に登場した中野たかし(金田賢一)という自称登山家の恋人がいるが、村沢は実質ヒモ暮らしなのが気になっていた。つうことで信子の父親が心筋梗塞で突然逝去。信子はたかしをくれない寮に呼び出し、一緒に葬式へ参列、この機会に親戚たちに紹介したいと訴えるが、たかしは今から北穂高へ行く予定なので拒否。さやか、友子、西日本コンビのいつもの連中と千秋もたかしを引き留めるが、さらっと拒否して出発。心配した村沢は葬式に参列するため信子と一緒に実家の小樽へ行くことを申し出る。つうことで信子欠席のまま正しく美しく歩く総仕上げが行われる。おしゃれ音楽をバックにレオタード姿でウオーキング。千秋は今回もしどろもどろ。基礎からやり直すように言われてしまう。そんな中、信子が早々と戻ってくるが、表情は硬く暗く、珍しく言葉遣いの実技でダメ出しを喰らう。信子は村沢からもらった靴袋を千秋に譲ると、スチュワーデスになることを辞めてたかしと結婚、小樽で暮らすことにしたと報告する。千秋以下全員びっくり。たかしは葬式にも出なかった、信子の相談にも乗ろうとしなかった。そんな男と一緒になって大丈夫か?千秋も「たかしさんて人、偽物だと思いますっ!どうしてもそんな気がするんですけど・・・」とおんなの勘を激白。あほの千秋にまで否定された信子は怒り心頭で飛び出してしまう。そこで連中は信子との関係に決着をつけさせるため、たかしをくれない寮に連れて来る。たかしは葬式に出なかったことを詫び、山にいる間ずっと信子のことを考えていたなど浮ついたことを言うが、信子が結婚して実家の小樽で母親と三人で暮らすことを提案すると別れ話を切り出す。信子との交際は渡航費を浮かせることが目的だったのでは?と連中から指摘&批判攻撃を受けて逆ギレ。千秋にとって信子は姉のような存在、そんな信子を騙したたかしが許せず顔面を殴打する。信子はたかしと結婚して幸せな家庭を築くことが夢だったが、めちゃくちゃにされてスチュワーデスの勉強なんかしてられるか!お前らやり過ぎや!と号泣する。千秋は深夜の公園で村沢と密会、信子のことを相談する。が「私は幸せです。大好きな教官がいるんですもの。信子さんよりずっとずっと幸せです」と発言、いつの間にかウォーキングの特訓が始まる。「松本―その調子だーイイぞー」とこいつらも信子のことを利用しています。そこに真理子出現。「今夜も二人っきりで特訓てわけ?冗談じゃないわっ!そんな勝手な真似、私が許さないからっ!」。さらに胎児がだんだん憎らしくなってきたと恐ろしいことを話し始める。「私はスタイルの良い美しい女。蘭の花よっ!それが子どものために醜くなるなんて・・・私耐えられないっ!我慢できないわっ!」。千秋は特訓を中止して一人で頑張ると言って真理子と村沢のいつもの激突を止めさせる。そして深夜、信子は寝付けないわ。廊下でなんだかごそごそしているし。様子を見に行くと千秋が頭の上に本を乗せてウォーキングの練習をしていた。このシーンだけドキュメンタリー風。堀ちえみがほぼ素で演じてます。信子は千秋から恋愛について学ぶ。たかしと付き合っていた四年間はただの恋愛ごっこだったのか?愛だと信じて夢中になっていただけなのか?「はいっ!信子さんは素晴らしい人です。いつかきっときっと愛せる人が現れますっ!だからたかしさんがいなくったって絶望しない下さい。訓練所を辞めないでスチュワーデスになって下さいっ!」。信子じーん。立ち聞きしていたいつもの連中もじーん。数日後、千秋と信子は追試験を受けて無事に合格する。478期生の連中は村沢に礼を言うと「ひろしの唄」を合唱しながらウォーキングを開始。♪ひろしは訓練所で一番イカスといわれる教官 優しく 楽しく 勇ましい 誰が射止めるそのハート ち・あ・き!半笑いを浮かべる村沢ひろしこと風間杜夫。次回をおたのしみに!
2025年07月12日
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j-comも本気でちゃんとしろよ!スチュワーデス物語 第17話「こわい手紙」千秋は離陸するジャンボの傍に立って両手で拝んでいた。村沢のことを諦め訓練一筋に打ち込むと。でも顔を見るとつらくなる。そこで今日限り村沢の顔を見ないと誓う。そんなことよりジャンボぐいぐい動いてて危ないつうの。そこへ信子、さやか、友子、西日本コンビがやってくる。千秋の奇行を見てついに頭がおかしくなったとか言いたい放題。そこで千秋を励ますことに。千秋をぐるりと囲んで「やるっきゃない!やるっきゃない!やるっきゃない!」とシュプレヒコール。こいつらも頭おかしいです。つうことで本日は帳票処理です。免税品の販売数のチェック、外貨でお釣り、とにかくめんどくさそう。今回も千秋はしどろもどろで汗だく。村沢が助け舟を出すが、不自然に顔を背ける。いつも不自然ですが。しかし腰痛対策の体操の授業ではイキイキ。珍しく体操の教官から褒められる。その様子(※全員レオタード姿)をガン見する村沢に勘の良い信子が最近の千秋の様子を報告する。村沢以外の授業ではやたら張り切っている。千秋は村沢を避けようとしているのでは?その夜、くれない寮に三郎が鯛を持参して訪問。千秋に結婚をガチで申し込む(※強行手段込み)が、信子ほかいつもの連中に半殺しにされ、持参した鯛を奪われる。いつもの連中は奪った鯛を刺身、お吸い物にしてパーティー開始。ビールまで飲んでフリーダム過ぎる。栄養付けて明日からの訓練がんばろー。「ガンバ!ガンバ!ガンバ!」。そんなこんなで三郎の一件は真理子の仕業だと判明する。真理子は子供が嫌いだが産むつもりマンマン。子どもがいる限り村沢から千秋を引き裂くことができる。そして両手の手袋を口に咥えて村沢に義手を突き付ける。手袋を外す時、第17話にして初めて「ギリギリギリ~」の効果音を使用。「あなたが愛しているのは松本千秋。私とはお義理で結婚して子どもを引き受けるだけ。あの小娘をあなたの傍から追っ払うまでは満足できるもんですか!」。しかし村沢は心まで引き裂くことはできないと言い返す。「恋とか愛は邪魔されるほど強くなるんだ!」。そこで真理子は逆襲開始。ありとあらゆる関係者に村沢との結婚の挨拶状を配りまくる。478期生の連中も騒然。なんでこんなことになっているのか、いつもの連中が千秋に問い質す。千秋は総集編のようにこれまでの経緯を分かりやすく丁寧に解説。そういうことでこれからは村沢を頼らず自分の力だけでスチュワーデスになろうと思う。連中は千秋の解説に感極まってワーワー号泣する。しかも西日本コンビまで。今回はエライ飛ばすなあ。そんなこんなで今日も帳票処理の授業。これ本当に複雑でめんどくさそう。千秋はまたまたしどろもどろで汗だく。村沢の指導にも顔を背ける。「教官、目に汗が入って痛くて教官の顔が見れません。許して下さいっ!」。つらくてたまらん千秋は柿野に自分を479期生に移してほしいと申し出る。千秋がそこまで思い詰めていたことを知った村沢は変更を受け入れる。そこで最後の特訓を行う。帳票処理は一流大学を卒業した訓練生でも半分は落ちる超難関科目。合格するには冷静になって落ち着くこと。村沢は千秋が音楽を流すとリラックスする特性を生かして外貨ごとにその国の音楽を流す。すると完璧に計算をこなす。「松本千秋はドジでのろまな亀なんかじゃないっ!何でもリラックスしてやれば利口で速いウサギになれるんだ!分かったか!」。おなじみのフレーズ「ドジでのろまな亀」は何と今回が初登場でした。ちなみに「ウサギ」といえば『赤い衝撃』の中条静夫と百恵ちゃんですね。「亀っ!俺の可愛い亀の顔ももう見られないのか。亀・・・さよならと言ってくれ」「・・・」「さよならも言えないのかっ!仕方ない・・・出て行けっ!松本っ!」。千秋は村沢の顔を見ず黙って去って行く。未練たっぷりの村沢。教室の千秋のプレートも柿野が持って行ってしまった。教室でしょんぼりしているとプレートを持った千秋が入ってくる。「他のクラスに移りたいなんてとんでもないわがままを言ってすみませんでした。ドジでのろまな松本千秋、教官の特訓を受けてこそやっと一人前のスチュワーデスになれるんです。それがやっと今、身に染みてわかりました」。つうことで今回も振り回されてしまいました。「もう絶対に教官から目をそらしませんっ!」。そこへいつもの連中も現れ「やるっきゃない!やるっきゃない!やるっきゃない!」。世界の増村保造が脚本を書いたので許して下さい。次回をおたのしみに!
2025年07月12日
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楽天本気でちゃんとしろよ!スチュワーデス物語 第16話「意地悪なささやき」早朝、千秋が神社にお参りしているよ。最後の試験が後一ヶ月に迫っている。きっと合格させてくれよなと願掛け。ふと振り向くと梅の花が咲き誇っています。千秋は試験が近づいてピリピリしている教室に梅の花を飾る。たぶんバキバキにへし折って無断で持ってきたと思われます。つうことで今日は救急看護の授業ですよ。友子が心臓発作を起こした乗客役を担当。迫真の演技。千秋が対応するが今回もしどろもどろ。報告を受けたパーサー役の村沢がアナウンス。「お客様の中でお医者様ん看護師さんがおいでになりましたらお知らせくださいませ」。ここで「私は医者ですっ!」と宇津井健が登場、とはならない。飛行機は成田行きだったが、アンカレッジ空港に緊急着陸することになる。そのことに兼子と克美の西日本コンビがクレーマー役を熱演。千秋は何とか対応、ジュースを配ってサービスサービス。しかし転んで捻挫。村沢におんぶされて病院から出てきたところを真理子がガン見していた。数日後、待合室に真理子が出現。産婦人科を受診しているという。「私、妊娠しているの。誰かさんの子どもがこのお腹の中にいるの」「に、にんしん?妊娠なさってるんですかっ!」「両手が無くてもこれでも立派な女よ。子どもぐらいちゃんと産めるわ」。がーん。つうことで人工呼吸の授業が始まるが、千秋の表情は真っ青なまま。人形を相手に全員テキパキと人工呼吸をこなすが、千秋だけ肺活量が足んねーよ。必死に息を吹き込むあまり人形をズルズル引きずり回る。その光景をホラー映画でも見るような表情で凝視する村沢。村沢は千秋を呼び出すと落ち着くよう説明するが「よく分かってます。私だって、お、落ち着きたい。落ち着きたいと思ってるんです。それで、あのー、教官」「何だ?」「何でもないんです」。と言いながらその夜、真相を確かめるべく真理子を電撃訪問&チャイム鳴らせすぎ。ぶっちゃけ真理子が妊娠している子どもの父親は村沢ひろしだと激白&勝利宣言。「私とひろしの間にはもう子どもまでいるのよ。あなたが図々しくてももう私たちの間に入り込めないわね。さっさとひろしを諦めて身を引いてちょうだい。分った?」「はい、わかりました」。千秋敗北。帰り道、スーパーでアホほど食べものと飲み物を買いまくると478期生の連中に「これから談話室でパーティーを開きますので是非出席して下さい」と声を掛けまくる。「ドジでばかでのろまな私が今日まで訓練についてこれたのも皆さんの応援あってだからです。私、皆さんに心から感謝したくてパーティーを・・・」。信子だけ涙ぐみながら一人ひとりにお礼を言ってお菓子を配る千秋が気になるが、他の連中はばかなので調子に乗って踊り始める。曲はおなじみ風間杜夫の『100℃でHEARTBEAT』。つうことで信子、さやか、友子は村沢を電撃訪問、千秋の様子がおかしいと伝える。いつもおかしいですが今日は別れのパーティーのようだった、皆には立派なスチュワーデスになってほしい、村沢教官には真理子がいるなどなど不穏な発言のオンパレード。しかしも寮から姿を消してしまった。村沢は真理子を電撃訪問&チャイムを鳴らした。真相を確かめるが「どうして私のに妊娠を知ったのかしら。フシギだわ~」と白々しいね。「松本千秋ってホントに頑固なのね。どーしても父親の名前が知りたいって言うんだから私持て余してついあなたの名前を言ってしまったのよー」。村沢ぶちギレるが真理子逆襲。「バレるのが早く来ただけ。お気の毒様っ!」。思わず手を上げそうになる村沢に「ひろし!私、あなたのためにこの両手を失ったのよ!その私を叩けるの!」「あとひと月半、あとたったひと月半なぜ待ってくれなかったんだ。あとひと月半経てば松本の訓練は無事に終わってあいつは一人前のスチュワーデスになれるんだ!」「だからこそ皆喋ってやったのよ!あの泥臭い小娘がスチュワーデスになるなんて・・・私我慢できない!」。とどめに「あの子は思い込み屋でかっとなったら何をしでかすか分からない子でしょ?今頃自殺・・・自殺しているかもねっ!(笑)」。真理子勝利宣言。つうことで捜査開始。その頃、千秋は誰もいない訓練センターで制服を着てエア訓練を行っていた&回想シーンを挟みながら。「私今夜限り教官もスチュワーデスも諦めました。だから今夜は私が制服を着てここに立つ最後の番です。心残りが無いよう目いっぱいスチュワーデスの仕事をしますっ。教官、見ていてください。教官のアナウンスのマネから始めます」。無人なので全然緊張せず落ち着いてアナウンス&接客&ルートインフォメーション(英語込み)をこなす。普段からこんな感じてやれよ。というよりも接客業は向いてないんだろうなあ。一方、村沢は訓練センター目指して猛ダッシュ。都内なのにものすごい吹雪です。つうこうとで訓練センター到着。「松本―!どこだー!死ぬなー!」。その声を聴いた千秋は何故か帽子、スカーフ、手袋を外し凍えるような仕草をする。村沢の前で死んだろと思ったのでしょうか。しかし村沢のほうが呼吸停止でひっくり返って死にかける。千秋はすかさず人工呼吸を開始、またまた完ぺきにこなす。まさかこれをしたいがための壮大な仕掛けだったのか!?マウストゥーマウスでガーガー繰り返しまくり。復活した村沢は「あんまり走り続けて酸素が欠乏して仮死状態になったんだ。マラソンランナーがゴールインしてぶっ倒れるだろ。あれと同じだ」と冷静に解説。そんなこんなで遠い海にでも行って死のうと思ったと。亀ですからね。村沢は真理子の子は愛していない、しかし生まれてくる子どものことは愛して父親としての責任は取る、そして千秋は命の恩人、「俺たちはお互い命を助け合ったんだ。将来二人がどんな運命に出合おうともお互いに助け合って励まし合っていこうじゃないか」と支離滅裂なことを語る。「松本千秋、この征服だけは絶対に脱ぎません。目いっぱい頑張ってきっときっとイカすスチュワーデスになりますっ!」「本当だな松本。俺と固く約束できるか?」「はい、約束します。教官っ!」。狂った二人。翌朝、屋上で朝礼。魔性の女・松本千秋は478期生の連中にしれッと昨夜のことを話す。きゃーきゃー騒ぎまくる中、村沢が現れ千秋と視線を交わす。しかし村沢の表情は微妙。次回をおたのしみに!
2025年07月11日
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