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怒りで地獄の底まで全焼。傷だらけの天使 第18話「リングサイドに花一輪を」デビューしたての柏原寛司が執筆。修が兄貴分の人物に心酔するあまり任務から逸脱してしまう初期のパターンを踏襲。ただし、深作欣二や神代辰巳、工藤栄一らのようなクセや難解さは無く分かりやすい。その理由は演出がストレートだから。だからと言って今回の児玉進の演出に問題があるという訳ではありません。難しく示すよりも、分かりやすく示すほうが遥かに演出力が要求され、ましてや子どもからお年寄りまで楽しむものだった当時のテレビに求められるのは何よりも「分かりやすさ」。尚且つ番組のカラーを統一させる。こんなややこしい課題に応えられるのは「職人」しかいない。誰でも彼でもという訳にはいかないのです。修と享はとあるボクシングジムに練習生として潜入する。今回の依頼主はボクシングジムの地主。自分の土地からボクシングジムを立ち退きさせるため、中光商事の川端(イマケンこと今井健二)に依頼し、川端は綾部事務所に実働部分を依頼。修と享を使って不祥事を起こさせることになっていた。早速サラリーマン三人組に因縁をつけてケンカを吹っ掛ける修と享。そこへジムのトレーナー・工藤(中谷一郎)が現れて二人を助ける。修と享はどうすればジムの評判を落とすことができるか思案する。今度は享単独で実行。街でぶつかった相手にまたしても因縁をつけてボコボコに。しかし相手はスリの常習者でお手柄とばかりに享の顔写真と共に新聞に報道。ジムの評判が下がるどころかむしろ上がってしまう始末。おかげで辰巳は川端から叱責される。ある日、享は腹を押さえて苦しがっている工藤を見かける。工藤は自ら注射を打つと落ち着きを取り戻す。その様子を家計簿をつけている修に報告。「兄貴~、あれ麻薬中毒って言うんじゃないの?」。さらに闇医者(梅津栄)から薬らしきものを購入しているところも目撃する。工藤は重度の胆石であり、痛みを紛らわせるためにモルヒネを打っていた。自分が育てた藤崎のタイトル戦まで手術はできない。それを知って辰巳は大喜びする。上手く行けばこのネタでジムの評判を落とすことができるかもしれない。辰巳からの報告を受けて川端は渋い表情を浮かべる。川端と工藤は幼なじみだったのだ。川端に迷いが生じる。修も享から同様の話を聞く。おでんの屋台で泥酔状態の修。工藤の生き方にすっかり心酔した修は工藤のアパートへ。「ジム、辞めないで下さい。藤崎さんのためにも・・・お願いします」。そんなこんなで工藤と藤崎はジムに迷惑が掛からないよう修のペントハウスを使って練習することに。そこへ中光商事の下っ端が現れ、藤崎を拉致、修はボコボコにされてしまう。工藤は藤崎を助けるため単身中光商事へ乗り込む。対峙する工藤と川端。川端は工藤を殺るつもりはない。しかし工藤は下っ端に刺されてしまう。さらに銃口が向けられる。とっさに「やめろ!」と川端は叫ぶが間に合わず。そして川端自身も凶弾に倒れてしまう。一人残った工藤は警察に電話をしながら絶命する。翌日の朝刊に工藤と川端の死が報道される。タイトル戦に向けてトレーニングに励む藤崎。調子に乗ってプロボクサーを目指そうとしていた享は修の元に戻ろうとする。「好きにすれば?」。お・わ・り
2018年04月23日
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玉木宏ってものすごいヅラだ。恐怖劇場アンバランス 第4話「仮面の墓場」監督 山際永三 脚本 市川森一これ怖かったよ。不条理すぎて。劇団の座長を演じる唐十郎。ってそのまんま。唐十郎の劇団はオチ目だけど一発デカイの狙うぜ。つうことで過剰な芝居を団員に要求する。悪霊役を演じる役者を三谷昇が演じる(ややこしいな)。唐十郎は悪霊が二階のギャラリーから滑車を使ってステージへ降りてくる演出を思いつく。三谷昇はあんまり乗り気ではないがやってみる。一回目は成功。じゃ二回目行くぜ。けどゴホゴホ。喘息の発作?風邪?そんな調子だったので降りる途中でバランスを崩して客席へ。三谷昇は死んでしまった。唐十郎は団員の緑魔子と若かりし橋爪功と共謀してボイラーで燃やしてしまう。ところがボイラーから「ぎゃーーー」という叫び声が。三谷昇は生きていた?その後、死んだはずの三谷昇の目撃情報が続々。「ベンチでタバコを吸っていた」「表を歩いていた」「ベンチに血糊がべっとり」などなど。そして唐十郎もボイラーでゴホゴホ咳声を聞く。「おい、俺を邪魔する気か?」。ボイラーの扉を開けるとこんがり焼けた骸骨が。グイグイ奥へ押し込む。それをこっそり見ている緑魔子。そんなこんなで悪霊役を緑魔子へ、緑魔子がやるはずの役を唐十郎に憧れて田舎から出てきた少女・つるにチェンジ。公演に向けて準備は進められていく。しかし、稽古中に三谷昇の幻を見た橋爪功は「もうやってらんねーよー!」と逃げ出してしまう。40年前の橋爪功、かなりカッコイイです。ますだ・おかだの「閉店ガラガラ」のほうに激似ですが。そんなこんなでつるはボイラーで骸骨を発見、唐十郎は緑魔子を殺してまたしてもボイラーへ投げ捨ててしまう。つるは舞台に立つ唐十郎にボイラーで骸骨を見つけたことを話すが、「夢だよ」「夢なんかじゃないです」「夢なんだよ」「夢じゃないです!」「夢なんだよ!」といいあって突然ぶちゅーと接吻。ダチョウ倶楽部かと思った。そして何故か二人にライトが当たる。芝居なのか、ドラマなのか、だんだん分からなくなってきます。舞台で芝居をするようにつるの首を絞めて殺す唐十郎。ついにひとりぼっちになってしまった。そこへ劇団のマネージャーがやってくる。つるが家出少女で捜索願が出ていたことを知らせる。「おい聞いてるのか?芝居は中止だよ」「芝居は続ける。もう仲間はいらん。俺一人でできる芝居を昨日から考えていた。観てくれるか?」と、突然一人芝居を始める。このシーンが圧巻。一見アドリブっぽいけど市川森一のシナリオ集で確認すると脚本に忠実だったりする。唐十郎の芝居が上手すぎなんです。そして突然舞台に映し出される海岸の映像。唐十郎はその中へ入ってしまう。海に向かって叫びながら義眼を投げつける。お・わ・り死んだはずの男が甦ったことの恐怖がテーマかと思っていたら、そのあたりはどっかへ行ってしまい、というよりも最初からどうでも良かったのでは?ベタな展開ですしね。むしろ描きたかったことを通すためのエッセンスにとどめ、本当は「恐怖」よりも「幻想」が描きたかったんでしょう。市川森一としても初めてやりたいことをやり抜いたと思われます。でも、市川森一に限らず、プロデューサーを始め全員やりすぎ。そりゃお蔵入りしますわ。
2013年09月21日
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必殺仕事人。今年の仕事納めも深夜に終了。電車もバスも無いため帰宅難民。ハンバーグが食べたいな。緊急指令10・4-10・10 第26話「非行少女カオリ」最後の最後まで期待を裏切らなかった。石田早苗くんと友達がスーパーでお買い物(毛利チームの制服姿で)。そこでチョコレートを万引きするカオリを見つける。石田早苗くんはカオリにチョコレートを店へ返すように言うが「私が盗んだ証拠でもあるのかよ!バッキャロー!」とブチ切れ。石田早苗くんはカオリのことが気になり、カオリの父親を訪ねる。ぼろアパートで昼間から飲んだくれ。母親はいない。「あいつがあんなに歪んでしまったとは気付かなかった」としんみり言いながらも帰宅したカオリを「万引きなんかしやがってこのヤロー」とボコボコにする。石田早苗くんは却って悪いことをしてしまったとカオリに詫びるが「忘れないわ。今に見ているといい」とカオリの怒りは収まらない。そして現れた同じアパートの住人・野末豊。見た目宅八郎風。「仇取ってやるからな」とカオリの復讐に加担する。そんなある日、毛利チームに石田早苗くんへクリスマスプレゼントが届く。箱には猫の死骸が入っていた。「私は忘れない」と書かれたクリスマスカードと共に。陰湿ですな。石田早苗くんはカオリを見つけ万引きを止めるよう諭す。そして白いセーターをプレゼントしようとする。「理由もなく物をもらう訳にはいかないわ」「昨日のプレゼントのお返しよ」。そんなこんなで野末豊はカオリを連れて山奥にある湖で爆弾を実験。「あれでカオリちゃんをいじめた連中をきりきり舞いにさせてやるぜ」。こいつもロリコンか?しかし「あいつら、正義の味方みたいな顔しやがって・・・気に入らねえ!」と動機は別にあるようです。そんなこんなでカオリは毛利チームにニセの爆弾情報を告げる。毛利チームはまんまと騙され、全国の無線オタクたちに爆弾が仕掛けられた車の捜査を依頼。車は見つかったが爆発せず「花火に毛が生えたようなものだ」と毛利春彦に一笑される。そして名指しでいたずらされるということは自分たちの活動が世の中から認められた証拠ではないかと話す。毛利春彦カッコイイなあ。チーフも「これからも大いに無駄骨を折ろうよ」と賛同。しかし石田早苗くんだけは浮かない表情。犯人はカオリだと分かっているからだ。カオリは石田早苗くんに「これから何べんでもやる。もっとすごいこともやるわよ」と開き直る。石田早苗くんは涙を浮かべる。「何だよ。何で泣くんだよ。バッキャロー!」。そんなこんなで世の中はクリスマス一色。アパートで一人涙を流すカオリ。「関係ねーや。クリスマスなんて・・・」。そこに窓からサンタクロース登場。一瞬笑顔を浮かべるが石田早苗くんが扮していると分かり「ほっといてくれよ!」。そして酔っぱらったカオリの父親からはしごをぐらぐらさせられ石田サンタは地面に落下。そんなこんなで野末豊は映画館に爆弾を仕掛けるとカオリに解説。「観客諸共どっかーんだ。うひうひ」。ついでに安全な観覧ポジションを紹介。これにはカオリも引いちゃいます。カオリは石田早苗くんからプレゼントされた白いセーターに着替えると毛利チームに野末豊の犯行を通報するが、毛利チームは前回の件もあって動こうとしない。スピーカーから「お姉ちゃん信じて!」とカオリの声が響くが「まだ言ってるヨ。どーしよーもねーなあ」と酷いことを言いいながスイッチを切ろうとする一平。しかしカオリは呼びかけ続ける。カオリの裏切りに気付いた野末豊はカオリをボコボコに。その様子がスピーカーを通じて毛利チームに本部に響き渡る。「誰がお前の言うことなんか信じるか!」「お姉ちゃんだけは信じてくれるわよ!」「お前は誰からも見放されているんだ!」「違うわ!お姉ちゃんは私のために泣いてくれたわ!」。毛利春彦は警察へ協力を要請。毛利チーム出動!石田早苗くんと一平はアパートに監禁されていたカオリを救出。カオリの証言から爆弾が仕掛けられた映画館を特定する。カオリは石田早苗くんに抱きしめられながら涙を流す。そんなこんなで映画館。最終回なのでエキストラを大量動員。ほとんど内トラだと思いますが。大勢の警察官と毛利チームが爆弾を探す。そしてトイレの貯水タンクに仕掛けられた爆弾を発見。特殊冷凍スプレーを吹きかけて爆発を防ぐことに成功する。最終回にして初めて警察との連係プレーが実現。そして毛利チームの本部ではカオリを招待してクリスマスパーティーが開かれていた。カオリは毛利チームへの加入を希望する。「どんなことでもやります」。毛利春彦は笑顔でうなづく。「私たちのチームも新しい出発だ」。こうしてカオリも加わった新生・毛利チームが誕生する。10-10!感動の最終回。ちょっとだけ涙が出そうになりました。本作終了後、製作スタッフは休む間もなく「ウルトラマンタロウ」にスライド。低予算でマイナーな作品ですが、ゲストにやたらメジャーな役者が起用されていたのは企画が電通、スポンサーが三菱電機だったせいかもしれません。また無線機器をムーブメントにしたい戦略もあったと思われます。視聴率も高かったらしく、ウルトラシリーズ終了後にポストウルトラとして続編の製作も企画されていたとか。とにかく面白かった。ムチャクチャな12月を乗り越えることができたのは毛利チームの活躍のおかげです。
2015年12月29日
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手を合わせて見つめるだけで。宇宙刑事ギャバン 第19話「午前6時蒸着!Zビームチャージ完了」今回もノリノリで作ってるなあ。舞台は磐梯山。烈はマクーの挑戦状を受け、指定された場所を訪れる。戦いの開始は午前6時。つうことで6時と共にバトル開始。烈のスズキジムニーと黒づくめ男のバイクが激しく激突。烈が運転するスズキジムニーの真上をバイクがびよーんと何度も飛び越える。ウチの若い連中はこんなカーアクションも出来ますよ。千葉真一の熱いメッセージかも知れない。男はキョウリュウダブラーに姿を変え、烈も蒸着する。キョウリュウダブラーの顔がPプロの怪獣みたいで何となく雑だが強い。ギャバンはコンバットスーツを破壊され、レーザーZビームとレーザーブレードの二大必殺技を使うことができず退却。ミミ―に超ヤバいことになっていると連絡するが、崖から叩き落とされてしまう。ミミ―から連絡を受けたコム長官は愛人のマリーンを連れて地球に向かう。宇宙船を操縦するマリーンが「ワープ」と棒読みするところに妙な味があった。その頃、烈は旅行に来ていた母親と姉弟に助け出される。父親は登場しない。母子家庭なのかもしれない。ちなみに母親は何となく派手。どういう設定なのか気になる。もう一つ気になったのが姉弟のお姉ちゃん。『それゆけ!レッドビッキーズ』のあやちゃん(補欠レフト)では?大きくなったなあ。腹をすかした烈は母親から食べ物を勧められる。出てきたのは牛乳とショートケーキ。怪我してんだから肉ぐらい出せよ。しかし予算の都合なのかもしれない。烈は母親&姉弟を見て幼い頃を思い出す。父・ボイサー、母・民子。民子はよく見るとイソップの母親と同じ女優さんだった。そこへ黒づくめの男たちが乱入。烈は母親&姉弟を巻き込まないため自ら捕らわれる。雄大な猪苗代湖をバックに磔。そこへドルギランが飛来し、烈を救出する。つうことでコム長官自らコンバットスーツを修理。そんなこと担当者に任せればいいのに人手不足か、あるいは愛人とデート目的か。修理が完了すると烈は動作テストを行う。技やパワー、秘密装備などを何気に紹介。言わばギャバンのひみつ大図鑑。見せ方が上手い。そんなこんなで母親&姉弟を助け出すためホテルに戻るとバッタリ月子と出くわす。「避暑に来てるの。東京は暑くって」。月子も金持ちなんだな。部屋に入るとダイナマイトがセット、表に放り投げてホテルの建物前で爆発。キョウリュウダブラーは母親&姉弟をさらってボートで逃走。円盤使えばいいのに。烈もボートで追いかける。。。そんなこんなでギャバンに蒸着、キョウリュウダブラーをレーザーブレードでぶった斬り。戦闘シーンも展開と音楽の使い方がようやく固定して見やすくなった。こうして平和が戻り、烈と母親&姉弟はボートを漕いで猪苗代湖を満喫する。蒸着せよ!宇宙刑事ギャバン!お・わ・り
2024年11月26日
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休みの過ごし方が下手。ふだん休んだことないから。恐怖劇場アンバランス 第5話「死骸を呼ぶ女」監督 神代辰巳 脚本 山崎忠昭未見の回をこの年末にと。坂井は婚約者の恵子から別れ話を持ち出されていた。坂井の親友である松岡からも求婚され悩んだ末に松岡を選んだのだ。しかし坂井は絶対に婚約を解消しないと言う。そりゃそうだ。恵子は坂井に申し訳なく思う。でも婚約までして後出しジャンケンって相当酷い女ですよ。そんなある日、坂井は工事現場の地滑り事故に遭い行方不明となる。本当に爆破して撮影したらしくものすごい迫力。松岡と恵子は現場に駆けつけるが、坂井の遺体は発見されていなかった。ショックで恵子は意識を失い町の診療所へ運ばれる。大量の鎮静剤を投与するが興奮状態は治まらない。そんな中、坂井の遺体が見つかったとの連絡が入る。その間、恵子の魂は肉体から離脱する。遺体の捜索隊は目の前を行く恵子の後ろ姿を見かける。引き返すよう声を掛けるが恵子を先を行く。ようやく追いつくが恵子の姿は無く、その代わりに坂井の遺体を発見する。しかし坂井の遺体は起き上がると捜索隊員を絞殺する。その頃、診療所では恵子の死亡が確認されるが、のちに再び蘇生する。この不思議な現象に医者もお手上げ。大きな病院で診てもらった方がいいと言う。松岡は図書館であらゆる文献にあたる。その結果、恵子が心肺停止状態の間に幽体離脱していたことを突き止める。そして恵子が幽体離脱をしている時、殺人事件が発生する。恵子によってよみがえった坂井が自分の道連れにと無差別殺人を繰り返していたのだ。松岡は坂井の遺体を小舟に乗せてえんやとっとえんやとっとと沖まで運んで投げ捨てる。しかし翌日打ち上げられる。「何故こんなところに坂井の遺体が?」。関係者は不審がる。救急隊員と警察官は坂井の遺体を救急車に乗せて搬送。その途中、道の真ん中に立っている女を発見。恵子である。「あぶねーじゃねーか」と車を降りて確認するが恵子の姿は無い。「おかしーなー」。その間に恵子は救急車に乗り込み坂井復活。救急隊員と警察官を殺害。車が横転する音を聞いて松岡と町医者が駆けつける。とぼとぼと荒野を歩く恵子と坂井。恵子を元通りにさせるには自分か坂井か、いまだ選びかねている恵子自身の気持ちにあると松岡は思い、坂井との勝負に出る。激しく乱闘する松岡と坂井。しかしゾンビとなった坂井のほうが強い。恵子を取られてたまるか。驚異のゾンビパワーです。首を絞められ松岡は失神するが、その瞬間、幽体離脱。ゾンビ対ゴースト。魂となった松岡は坂井をボコボコ。坂井は本当に死亡する。そして恵子は地滑り事故以来、ようやく意識を取り戻す。車で引き返す町医者と松岡。「君も疲れたろう。到着するまで寝ているといい」と町医者に促され松岡は深い眠りへ。その頃、恵子は鏡に映った自分を見ながら松岡の帰りを待っていた。すると後ろに松岡の姿が。振り返ると誰もいない。でも鏡には笑顔を浮かべた松岡が映っている。志村とジュリーの鏡コントのように。幻か、現実か。もはやどうでもいいことなのかも。二人は抱擁する。お・わ・り面白かった。恵子と松岡の細かい心理描写、執拗にインサートされるカラスの群れ、油絵のような夕焼けのショットなど映像的にも見るべき点がてんこ盛り。のちにロマンポルノの帝王と呼ばれる神代辰巳が日活を干されていた間に撮った傑作。坂井の殺人の理由付けがやや弱いような気もしますがお話としてはキレイにまとまっています。それにしても恵子の葛藤が今回の事件を引き起こしたことを考えるとハッピーエンドのオチはどうなんでしょう?でもひょっとしたら坂井はまだ死んではなく、ラストに出てきた松岡は坂井に殺された状態だったのかも。坂井が語る恵子への思いはものすごかったですからな。こんなの年末に観たらダメですなあ。
2015年12月30日
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完成もしていないのに出版計画が浮上。話がデカくなってきましたな。。。恐怖劇場アンバランス 第6話「地方紙を買う女」監督 森川時久 脚本 小山内美江子とある地方の新聞社・甲信新聞に「杉本隆治の連載小説を読みたいので定期購読したい」とのお手紙が届いたよ。杉本隆治は発表の媒体を問わずバリバリ書きまくるエネルギッシュな小説家。そんな読者がいてくれたことに気を良くする。しかし一ヶ月後「やっぱつまんね―から定期購読止めるわ」と衝撃的なお手紙が届く。手紙の差出人は芳子というホステス。腑に落ちない杉本は仕事のパートナーであるトップ屋・木沢に芳子について調査をさせる。そして芳子が定期購読を申し込んだ日から取り止めるまでの一ヶ月間の記事をチェックする。地方紙なので大した記事は見当たらなかったが、東京から来たカップルの心中事件が目を引いた。そんなこんなで杉本は芳子が勤めるキャバレーに行き「僕の小説のどこが面白かった?」など芳子にカマを掛ける。しどろもどろの返答に「この女は自分の小説を読んでいない」と確信する。そんなこんなで今度は芳子が杉本の周辺を調べ始める。杉本のマンションのベランダで甲信新聞の女性編集員・ふじ子の姿を確認する。ふじ子は杉本に好意を持っている。そんなこんなで杉本は芳子に「新作のアイディアができた」と再びカマを掛ける。ある日、心中事件が発生したが、それは見せかけで本当は第三者の手による殺人事件だった。それは杉本による推理でもあった。その後、芳子は杉本とふじ子を小旅行に誘う。ふじ子は芳子の手作り弁当を口にしようとするが杉本から「食べるな!毒が入っている!」と止められる。あの心中事件も、今回のような手口で心中に見せかけて殺害したのではないか、そして今、事件の真相を掴んだ我々を殺害しようとしているのではないか?とぶっちゃける。しかし芳子は「毒なんか入っていない!」と言って弁当をムシャムシャ食べる。ふじ子も弁当を食べ始める。その後、杉本に芳子からの手紙が届く。芳子には夫がいた。夫は出稼ぎにきた工事現場の作業員であり、とあることで刑務所に収監されている。その原因を作った男を心中と見せかけて殺害したが、全国紙で取り上げられるような事件ではなく、その後の経過を知るために地方紙である甲信新聞を取り寄せたという。そして先日の小旅行。弁当に毒は入っていなかったが、持参したお茶には入れていた。そのお茶を今飲んでいます、と。杉本は芳子のアパートに駆けつけるが既にこと切れていた。それから数日後。杉本にふじ子から電話が掛かってくる。「連載の打ち切りが決まったんでよろしく」。プライドが傷つけられて激昂。木沢を相手に熱弁をふるいだす。「こんなことで潰されてたまるか!むしろこれから益々伸し上がってやる!俺は俺という人物に忠実であろうとした。確かにどんな注文でも受けてきた。だが俺は俺という奴を守ってきた!ギリギリまで妥協しても俺という奴は売り渡さなかった!だがなぜ俺にこんなに注文が来るのか?なぜ甲信新聞が勝手に俺を切り捨てられるんだ!冗談じゃない!俺は書く!俺は書くことしかできない脳なしだ。何をしてもまず当てることが先決なんだ!」。木沢は杉本と決別する。お・わ・り未見だったのでこの機会に鑑賞。原作は松ちゃんこと松本清張。ラストシーンは原作になく小山内美江子の手によるものらしい。それまでの展開とつながっておらず唐突なんですが1969年の空気感が素晴らしい。『恐怖劇場アンバランス』は深いね。駄作もあるけど。
2016年12月29日
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諸岡さん、あんたの思った通りだよ。赤い運命 第19話「父の決断の時は来た」いづみはすっかり元気になったが、俊介との結婚に同意しようとしない吉野の姿勢に機嫌を損ねる。見舞いに来た俊介にも素っ気ない態度を取る。島崎は病院から出てきた俊介をつかまえていづみの様子を聞き出そうとする。何故いづみのことを知りたがっているのか?「だって直子の友達じゃねえか」と誤魔化す島崎。俊介は改めて直子との交際を宣言、ついでに「あんたは嫌いだ」と言い捨てる。吉野はそのやり取りを病室から見かける。そして島崎に近づく男性。その正体は週刊誌の記者だった。吉野と島崎の娘が取り違えられているとの匿名の電話を受けて取材に来たと言う。話が大きくなって来たことに動揺する島崎。「この情報を提供したのは他ならぬ島崎自身だった。そして信人を苦しめようとしたことが、今我が身に降りかかってきたことを知る島崎であった」(ナレーター:若山弦蔵)。その頃、吉野は島崎のためにかつて面倒を見た工場の社長に島崎の就職を頼んでいた。島崎はちょっとだけ関心を示すが「直子と引き離そうと企んでるんだろ!」と被害妄想ビンビン。直子から説得され渋々働くことになるが、意外とイイ感じで仕事に精を出す。直子からの電話も励みになっていた。少しずつ状況が好転する一方、吉野は上司からあくまで個人の問題に過ぎないが、検察全体の姿勢を疑われるようなことは慎むよう改めて注意される。直子は弁当を作って島崎を訪ねていた。ニコニコ&感激の島崎。弁当を食べながら何気にいづみの様子を聞こうとする。「会いたい?」「ブホッ!」と思わず口の中のモノを吐きだす。「そうだ。これちょっと古いんだけど」と自分の写った写真を渡す。そこにはいづみも写っていた。「なんじゃこりゃ。俺はお前の写真だけでいいんだ」とびりびり破りまくり。さらに「どうせ吉野の野郎の入れ知恵だろ!」と弁当を蹴り上げる鬼畜ぶりを発揮。しょんぼりする直子。しかし島崎は破った写真を糊でくっつけ直そうとしていた。そんなこんなで今度は仕事仲間と大ゲンカ。写真に映った直子といづみを「イロ」だとからかわれたことが原因。島崎が怒るのも尤も。そんな中、俊介は島崎を訪れ、しつこく直子との交際宣言&青臭い能書きを垂れまくり。「豚みてえにぴーぴー鳴くんじゃねえ。お前の身体の中にはな、磯村俊太郎っていう・・・カーペッ(痰を吐く)、あの豚野郎の血がどっぷりと流れているんだ」。俊介の実の父親・磯村俊太郎を殺した理由とは?それを知りたければ「俺の胸を引き裂いて中をよく覗いてみろ・・・」と凄む。その頃、吉野は剛造宛ての古い手紙を整理していた。俊介も自宅には戻らず友人宅で満蒙開拓団の資料を調べていた。吉野は手紙を手掛かりにかつて島崎の上官だったと思われる男を訪ねるが、30年以上前の出来事なので覚えていないとはぐらかされる。やはり島崎が人間不信に陥ったのは満蒙時代に始まっていた。そんなこんなで週刊誌の記者が今度は吉野を訪ねる。吉野はこれまでのいきさつを全て話すが、自己保身の言い訳だと厳しく批判される。「つまり検察とあなた自身の地位を守ろうとする意図が見え透いているんですよ」。吉野はそっと検察官のバッヂを外す。島崎とは一生付き合うことになると思いながら。仕事を辞めた島崎は直子を連れて千葉へ向かおうとしていた。あまりの島崎の甘ったれぶりと被害妄想ビンビンぶりに吉野激昂。「自分で自分をみじめな境遇に陥れ同情を買おうとしているだけだ!17の娘にまでだ!」と断罪。島崎を殴りつける。対峙する吉野と島崎。つ・づ・く
2019年04月11日
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もやもや。空腹。赤い運命 第21話「父よ娘よ、母よ子よ!」検察庁を辞めた吉野は、弁護士の職を断ってまでも島崎の行方を追っていた。その頃、直子は喫茶店で、島崎も港湾の現場で働いていた。しかもすっかり仲良し。それでも島崎はいつまた直子がいなくなってしまわないか気になる。「お前・・・母親に会いたくないか?」「いいんです」。島崎は大竹夫人に電話、直子に会ってあげてほしいと告げる。早速大竹夫人は上京して吉野に相談するが「忘れて下さい。貴女にはもう関係ない」と言われてしまう。大竹夫人は直子を電撃訪問、連れ帰ろうとするが拒否される。「このまま帰ってしまったらお父さんが検事を辞めた意味がなくなってしまうんです」。そこへ石立鉄男のように吉野が現れ、直子に島崎の居場所を確認する。第二審の出廷を拒むことは島崎の不利益になる。直子は島崎との約束を破り、仕事場とアパートの住所を教える。島崎のために自らを犠牲にしようとまでする吉野と直子の姿に混乱する大竹夫人。「母親の私にはできない!」「貴女は母親じゃない!大竹由美子として第二の人生を歩んで下さい」。その後、吉野は島崎を直撃。大竹夫人に連絡してくれたことを感謝しつつも第二審に出廷するよう説得するが、のらりくらりかわされる。帰宅すると大竹社長がまたしても怒鳴り込んでいた。「また子どもたちを置いて出て行ったんですよ。あなたに会っているとしか考えられませんね!」。正解です。お怒りご尤も。島崎も帰宅すると大竹夫人が訊ねていた。丁重に頭を下げ、直子に会ってほしいと声をかけるが「あなたや私のために自分を我慢しちゃうような、そういう子なんです・・・」とだけ言ってその場を後にする。何も出来ない島崎。直子は約束を破ったことを詫びる。「そんなことどうでもいいじゃねえか。それより雨だいぶ酷くなりそうだけど・・・濡れちまうじゃねえか。雨・・・」と傘を差し出す。大竹夫人に傘を持って行くように言っているのだ。二人で一つの傘をさして歩く大竹夫人と直子。その頃、吉野邸ではまだ大竹社長が荒れまくっていた。「あなたホントは由美子のこと忘れられないんでしょ!由美子は吉野世津子だ。あんたとの間にいづみって子まで生んだ妻だってね!」。そのことをいづみは聞いてしまう。「それホンマ!?大竹のおばさまが私の本当のお母さん・・・!」。いや違いまんねん。口を滑らそうとする大竹社長を遮る吉野。「あんなに近くにお母さんがいたのにどうして教えてくれなかったの!?」。いや違いまんねん。吉野は島崎に会って事の次第を報告。「別に大竹さんに迷惑かけるようなことはしてねーよ。第二審にも・・・。それよかちょっと人を探してもらえねえか?」と一枚の紙を渡す。河野総一郎。吉野が第19話で会った男。「満州時代の知り合いでね。懐かしくって。ま、よろしく頼むわ」。直子から昼食を届けてもらい島崎ニコニコ。直子も母親と会って以来ニコニコ。仲良し親子の姿を見て吉野の気持ちは揺れる。直子に母親と会ってはいけないとはとても言えない。その頃、いづみは大竹邸を電撃訪問。大竹夫人に「お母さん・・・私のお母さんですね?」「いづみちゃんそれは・・・」。ややこしいことになってきました。そんなこんなで遂に大竹社長ブチ切れ。「出て行け!吉野とこへ行ってまえ!」。そこへいづみを連れ戻しに吉野登場。「子どもたちを選ぶか、吉野のとこへ行くか、はっきりせえ!」とブチ切れた大竹社長。修羅場です。「もう止めて~」。つ・づ・く
2019年04月14日
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。。。暗闇仕留人 第2話「試して候」貢の勤め先の芝居小屋で爆発事件が発生する。何者かが爆弾を仕掛け、幼い子供が犠牲になった。貢は現場で爆発物などの遺留品を確かめるが、不審者と疑われ奉行所に連行されてしまう。主水は貢に「不味いことしてくれたな」と耳打ちする。そもそも貢は高野長英を匿った罪で追われている身だ。そこで貢を取り調べた記録をこっそり破棄するが後日、上からのお達しにより何故か釈放される。長屋への帰路、旧友の須貝内記(オオヤマキャップ)から本名の「吉岡以蔵」で呼び止められる。須貝は高野長英の下で共に蘭学を学んだ仲間だったが転向し、現在は幕府奨励の講武所で助教に就いていた。秀才の貢を高く評価、奉行所に貢を釈放するよう手を回し、自分の右腕にならないかと誘う。貢が帰宅するとあやがおつゆ(美川隊員)の婚礼衣装を仕立てていた。恋人の与之吉との婚礼間近でうきうき。貢はあやと祝言を上げていない。そこでおつゆの衣装をあやに羽織らせてほのぼの。おひろめやを廃業し、今はインチキな物を売って生計を立てている半次。役人とは知らずに変な薬を売りつけたため牢屋にぶち込まれる。ある日、須貝は貢を講武所に案内する。外国人に見立てた藁人形を相手に掛かり稽古に励む若者たち。そして地下には爆弾製造工場を設置、ヤクザ顔の科学者・兵四郎(松山照夫)に爆弾を作らせていた。芝居小屋での爆発事件は須貝による実験だった。「須貝!貴様の仕業だったのか!」「全ては大を生かすための小事に過ぎん。日本を夷狄から守るためだ」「貴様、先生の教えをそんな風に!」「いいか吉岡。今こそ学んだ蘭学を生かす時だぞ」。須貝はぶっちぎりのライト思想をぶちまけ、幕府のやり方も批判する。「俺もいつまでもうだつの上がらない助教でいるつもりはない。この機に乗じて。そのためにもぜひとも貴公の力を借りたい。高野長英門下きっての秀才だった貴公のな。貴公とて陽のあたる場所に出る唯一の近道だぞ」。その帰り道、貢は須貝の手下たちの襲撃を受けるが、難を逃れて帰宅。ところがあやからおつゆと与之吉の縁談が白紙になった聞かされる。与之吉の父親が島帰りだと発覚、おつゆの父親が身内に前科者を入れることに猛反対、ついでに与之吉もクビになる。与之吉は身体が不自由の父親に代わって奉行所に連行される。そんなこんなで与之吉は他の囚人たちと共に寄せ場送りとなり、その中に半次の姿もあった。与之吉たちを見送るおつゆ、おきん、貢。そんなこんなで与之吉たちが送られたのは寄せ場でなく、どこかの山奥。しかも杭に括りつけられる。そこに須貝が現れ「お前たちは世の中のクズだ。だがそのクズも立派に御国のために役立たせてやる」と言って与之吉たちを大砲の試し撃ちの的にする。主水の同僚・岩井十蔵(荒谷二中の教員)が金で囚人を須貝に横流ししていたのだ。半次は必死になって抵抗、与之吉も逃げようとするが大砲が発射される。実験の成功に須貝は満足、岩井に今度は三十人用意するよう言いつける。瀕死の重傷を負いながらも助かった半次は、命からがらおきんの許に戻ってくる。そして与之吉の死を知ったおつゆは婚礼衣装を握りしめたまま姿を消してしまう。与之吉の父親は貢に夫婦茶碗を指しながら与之吉とおつゆの恨みを晴らしてほしいと言って金を渡す。その夜、主水は岩井に「あれ?何だか旨え儲け口の匂いがしてきたな。いい話ならひとつ乗せろ」と言ってブッ刺し、大吉は爆弾作りに励む兵四郎の心臓を捻り潰す(※レントゲン撮影&心電図)。そして貢は須貝に会うなり突然顔を斬りつける。「何をするんだ!」「須貝・・・死んでくれ!」。須貝を仕留めて帰りを急ぐ貢に飲み屋の女たちが声を掛けてくる。ふと店を覗くと襦袢姿のおつゆが客の男たちと嬌声を上げていた。泥酔し、だらしくなく欠伸をするおつゆの姿に驚愕、声を掛けようとするが言葉が出ない。貢はおつゆから目を背け、黙って立ち去ることしかできなかった。お・わ・り
2023年08月06日
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眠い。ダルい。恐怖劇場アンバランス 第13話「蜘蛛の女」監督 井田深 脚本 滝沢真里イケメンカメラマン・佐々木功は元金貸業のオーナー・八代万智子のヒモ。でも恋人・真里アンヌのいたりするしたたかさも持っている。個展を開くことを画策している佐々木功は八代万智子から金を出してもらいウキウキ。ところがヤクザまがいの今井健二から因縁をつけられ、金を全部巻き上げられてしまう。とほほ。この今井健二、実は八代万智子の元社員。八代万智子の指示で佐々木功を監視していたのだ。浮気に気づいていたのかもね。「あなたは私のペットなのよー」「ヒモのくせに」。そんなことを言われて激昂。怒りのあまり八代万智子を絞殺。山の中へ運んで、わざわざ木に縛り付けて、ガソリンぶっかけて燃やしまくる。よっぽど腹が立ったんでしょうな。しかし、炎の中の八代万智子はゆっくりと目を開いて佐々木功を見つめるのでした。これには佐々木功もビビります。「でも幻覚かもしんねー」。そんなこんなでマンションに戻って室内をガサガサしていると、ベッドの下から現金の入ったトランク発見。「これで個展開けるよー。有名になれるチャンスだね。アハハハ」ってコイツ調子がいいよね。そこへ八代万智子の妹と称する女が登場。妹なんかいたっけ?まあいいや。そんなこんなで八代万智子を殺害したことに気がついた今井健二はまたしても佐々木功を強請ろうとする。「ここでバレたら俺の人生おしまいダヨ」つうことで、ビール瓶で今井健二の頭を殴打。さらに花瓶でガンガン殴りまくり。今井健二死亡。「あーまたやっちゃったよー」と佐々木功は苦悩します。そこへ八代万智子の妹登場。見られちゃった。「あなたは私のペットよー」と姉と同じことを言う。「やめれー」とばかりに八代万智子の妹の首を絞めて殺してしまいます。さて、念願かなって個展を開きましたよ。ちなみに画廊のオーナーは我らの大泉滉先生。満員御礼でいい感じ。ところが展示した写真が全て八代万智子、今井健二、八代万智子の妹らを殺したとこや死体の写真にすり替わっていた。大泉滉先生カンカン。「これは何かの間違いでーす」といったところで誰も信じません。「もう俺やべーじゃん」と、そりゃ憔悴しますわ。恋人の真里アンヌと幸せな生活を送りたいな。しかし、真里アンヌは女郎蜘蛛の群れに殺されてしまう。そして佐々木功も同様に女郎蜘蛛の大群襲われる。七転八倒する佐々木功を微笑を浮かべながら見つめる八代万智子。八代万智子の妹も女郎蜘蛛も全て八代万智子の化身だったのだ。苦しんだ末に絶命する佐々木功。その姿を確認すると八代万智子は消失していく。人もモノもなくなったマンション。天井から糸を垂らして降りてくる一匹の女郎蜘蛛。お・わ・りこれは面白かった。怖かった。全員悪人で、全員死んでしまうのもいい。こっそりと合成を中野稔と川北紘一が担当。うまいですねー。つうことで「恐怖劇場アンバランス」全13話放送終了。途中でフジテレビの意向によりオリジナルから原作モノへシフト。俄然面白くなってきたのに残念。もう1クール続いたらもっと幅が広がっていたかもしれませんな。「ウルトラQ」は元々こんな感じで作りたかったらしいと聞いたことありますが、路線変更して正解でしたね。「恐怖劇場アンバランス」にはいじめっ子たちに追い詰められた小学生が泣きながら発狂した時と同じようなパワーを感じました。でもその結果、4年間もお蔵入りね 笑
2013年10月06日
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たまには実家へ帰ってみるもんですな。仕事は全然捗りませんでしたが。シルバー仮面ジャイアント 第17話「シルバーめくら手裏剣」冒頭で丁寧なおさらいあり。前回見逃してもちゃんとついて行ける親切なスタッフ。でも物騒なサブタイトル。シルバー仮面とモーク星人の対決は引き分けに終わるが、光二は視力を失ってしまう。光二は光一たちを安心させようと大原とグルになって「目が見えるようになった」とウソをつくが、すぐにばれてしまう。光三に責められしどろもどろの大原。武器商人だけど結構いいヒト?そんなこんなでモーク星人はガスをエネルギーにしていることが判明。ベム3号の発射場から4キロ離れた大西石油コンビナートを襲ったのも、エネルギーを補給するためだったのだ。津山博士の提案により石油コンビナート等の操業は全て停止、エネルギーを失って姿を現したモーク星人に酸素弾を浴びせる作戦を実行することになる。そして光一はベム3号は予定通り打ち上げることを決意する。そんなこんなで案の定モーク星人出現。ホントにやる気のデザインです。造形も酷いです。ホントに高山良策が作ったのかなあ?光一、ひとみ、光三はMATのようにジープに乗って酸素弾を撃ちまくる。自衛隊や警察は手伝ってくれないらしいです。でも撃退成功。しかしモーク星人は向きを変えて大阪市内へ向かってしまう。大阪城に現れ、さらにゴモラと同じく中之島を襲撃。光一らのジープも大破してしまう。それでもMATのようにバズーカ砲を担いでモーク星人に攻撃を続けようとする光一、ひとみ、光三。その様子を通信機で聞いていた光二は病院を抜け出してシルバー仮面に変身。中之島で最終決戦となる。スタジオがものすごく狭いんですが、中之島のセットが結構丁寧に作られています。目の見えないシルバー仮面はモーク星人の動く音だけを頼りに戦う。モーク星人はガスを発射したり、手槍、ムチなどを装備した破壊工作員。次々と武器で攻撃してくる。シルバー仮面は一瞬の隙を狙ってお腹から手裏剣を連発。命中してバラバラにぶっ飛ぶモーク星人。その閃光のショックで光二は視力を回復する。そしてベム3号の打ち上げテストは成功。いつまでも空を見上げる春日きょうだいと津山博士親子。つ・づ・く
2016年09月04日
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歴史が始まって以来の忙しさ。ただでさえモーレツに忙しいのに、また新たな仕事を引き受けてしまうこのブロンソンぶり。自分で自分の首を絞めてるな。先日ヤフオクで『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』の発売20周年を記念した限定版を低価格にて落札。買いたかったけど「高い!」ので買い逃していた一品。なかなか良かった。しかしアマゾンのレビューではまたしてもボロクソ。確かに値段の割には微妙な構成なので、ボロクソ評価も分からんでもないが。そこは個人の思い入れの差でしょうか。浪人時代、毎日のように聴いていた唯一の娯楽がこのアルバム。言うほど悪くはないと思うけど、正規の価格ではやっぱり買わないな。ちなみに落札したお値段は未開封で半額以下なり。
2010年08月28日
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やっぱりケンタッキー。傷だらけの天使 第17話「回転木馬に熱いさよならを」今回は凡作。内容とサブタイトルも微妙に一致していない。ショーケンと水谷豊のアドリブ合戦や岸田森の公園での変顔、そしてグッとくるシーンなどあるものの、前半1クールと比べると物足りなさを感じる。でも視聴率は上がってきたりする。今回の依頼主は国際遊園地。会社内で紛争をおこしている首謀者を探し出してほしいというもの。早速、修と享は国際遊園地の社員に採用されて潜入。国際遊園地では業績回復のため、10万坪の土地を住宅地として開発することが提案されていた。しかし、新田部長(橋本功)は先代社長の意思に反するとして反対。斎藤専務(デンターライオン)は会社の利益を優先すべきと両者は真っ向から対立する。さらに先代の娘・久美子(中原早苗)はワンマン社長であり、社員たちはそのことに不満を抱えていたが、学歴が無いため止めるに止められない状況だった。そのことを聞いて中学校中退の享は他人事とは思えなかった。「その点、兄貴は中学校卒業だもんなあ」。そんなこんなで久美子は事務員の妹と斎藤専務をくっつけようとするが、実は新田部長と交際していた。新田部長は久美子に住宅地を開発する金があるなら、老朽化した遊具の修理などに回すべきだと進言するが「父の思いはあなたよりも私が一番よく理解している」とあしらわれてしまう。新田部長自身も先代社長の頃から勤めていた叩き上げだった。そんなこんなで現場でストライキが発生。新田部長が先導しているとの噂が流れ、新田部長は現場から外されてしまう。修と享は新田部長と接触、気さくな人柄と会社のことを考える真摯な姿勢に今回の首謀者ではないと確信する。そう綴った報告書を辰巳に提出。しかし辰巳はその報告書を改ざんして久美子に提出。首謀者は新田部長になっていた。そのため新田部長は免職となる。修と享は辰巳を問い詰める。「これはビジネスだ」。激昂するあまり辰巳のことを初めて「辰巳」と呼び捨てにする修。そして「もうこれ以上ヤバい仕事は止めようよ。ホントに・・・俺たち飯食えなくなるよ」と訴えるが辰巳は相手にしようとしない。「最後に言うけどよ、一回ぐらい俺の頼みを聞いてくれたっていいんじゃねえのか?そんなに金が欲しいのかよ」。そんなこんなで社長室に乗り込んで大暴れ。辰巳を連れてすべては斎藤専務が画策したことだと暴露させる。久美子は社長を辞任、後任を新田部長にしたいと妹に告げる。「父の思いを実現してくれるのは新田さんのほかにいないわ」。事件が解決し、楽しそうに回転木馬に乗っている修と久美子。享もニコニコ。しかし「兄貴も落ちたなあ。あんなバーさん相手に喜んでやんの。そろそろ俺の時代かなあ」。お・わ・り
2018年04月02日
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何ぃ~巳代松が逃げたぁ~?赤い運命 第18話「手をとって涙の海へ!!」佐々木守スゲー。。。直子は書置きを残して姿を消す。それを見つけたのがいづみ。「島崎の父のもとへ戻ります」と書かれていたが、自分の父親のもとへ戻っただけなのに、何故皆連れ戻そうとするのか?吉野と俊介には答えられない。その頃、島崎は直子が戻って来たことに感激して号泣。そうかと思えば「吉野に言われて戻って来たんだろ!?」と被害妄想ビンビンになって怒鳴り散らす。完全にどうかしてます。「直子の野郎、吉野とグルになってやがったんだ~」。さすがに吉野の上司(池部良)も今回の一連の件はうまくないね~と苦言を呈す。島崎を殺人罪ではなく傷害致死に持って行こうとしたのは、直子と島崎のために手心を加えたのではないかと指摘される。さらにこの間の経過について報告を怠ったことで厳しく注意される。そんなこんなでいづみはグレて暴走族の仲間入り。直子は白百合園に寝泊まりしながら島崎の世話を焼く。島崎は「親子なんだから一緒に寝ようぜ」と声をかけるが「子どもたちと一緒に寝るから」と断る。島崎ちょっとふてくされて不気味。翌朝、俊介は直子にいづみがいなくなったと告げる。そのことを聞いて島崎、直子に暴言を吐きながらもちょっと動揺。しかし、島崎は筋金入りのサイコパス。吉野に「実の娘の直子が可愛くて、いづみが家出するように仕向けたんじゃないですかね?ゲヘヘ」と名推理。さらにマスコミへ電話。「耳寄りな話があるんだヨ。実はね、吉野っていう検事の私生活なんだけどね(笑顔)」。そんなこんなで吉野は暴走族と遠出したいづみを説得して帰宅させる。一方、島崎は直子を連れ回しホステスとして働かせようとして積極的にリクルート活動。そんな二組の親子がばったり遭遇。島崎を激しく睨むいづみ。いづみを見つめる島崎。見つめ合う吉野と直子。島崎は直子を突き飛ばしながら連れ戻そうとする。直子を気遣う吉野に嫉妬したいづみはその場から走り去る。心配そうに見つめる島崎。その瞬間いづみは車にはねられてしまう。さすがの島崎も動揺。救急車で病院に運ばれたいづみは手術を受ける。島崎は気が気で無い。そんなこんなでいづみに輸血が必要になる。病院で対応できる程度のことだったが、吉野はわざわざ自分の血を輸血してほしいと申し出る。その後、自分は直子を見守り続けるのでいずみには島崎の傍にいてやってほしいと話す。そんなこんなで島崎はいづみの病室の前をうろうろ。吉野に面会するよう勧められるが「どうか、よろしく・・・。娘のことをよろしくお願いします」と頭を下げる。一方、直子から今回の一件を通じて改めて「お父さんだけを信じている」と告げられ複雑な心境。つ・づ・く
2019年04月10日
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そうだ!田舎に泊まろう(泊らせろ!)日本沈没 第6回「悲しみに哭く大地」南ヶ島沈没から数日後。新宿のオフィス街を歩く小野寺の姿があった。姫路地震、南ヶ島沈没復興の募金活動が行われていたが、小野寺はそれを冷ややかに眺めていた。南ヶ島沈没を目の当たりにしたことで日本列島の沈没を確信した小野寺は田所博士のD計画へ参加するため、会社へ辞表を提出しようとする。しかし、うやむやにされ、代わりに休暇を与えられる。小野寺は実家の鎌倉へ帰省する。実家では家業を継いでくれた義弟の岡本信人が父親にいびられていた。岡本信人の高校時代の友人は今や80人の社員を抱える不動産会社の社長。それに引き換え。。。ある日、岡本信人の友人は土地の分譲説明会を実施。売れる土地はあと3区画しかないため、公平に早い者勝ちの駆けっこで決めることを説明。笑福亭仁鶴師匠でお馴染みのマンマーンマカマカマンマンの音楽に乗って一斉に走り出す顧客たち。それをウッシッシッと眺める岡本信人と冷め切っている小野寺。岡本信人曰く実はもう1区画あり、それを特別に売ってくれるという。そこで岡本信人は小野寺に借金の申し出をする。5年後には鉄道が走る、そうなったら土地の値段は倍以上になる。絶対に損はさせない。しかし、小野寺はその申し出を断る。半泣きの岡本信人。さすがの父親も小野寺に苦言を呈すが、小野寺の考えは変わらない。なぜならそんな土地を買ったところで日本は沈没してしまうからだ。その頃、田所博士は関係者へ近いうちに横浜周辺で地震が発生することを訴えるが、誰もまともに相手にしようとしない。それどころか伊豆半島にある玲子さんの別荘付近で地震の実験を行おうとする。そんなことをしたら地盤が弱くなっているあの辺りは一瞬にして崩壊してしまうと大反対する。さらに横浜近辺にある国道の陥没を予告するが、こちらもスルー。田所博士激昂。そして実験が行われるが、田所博士が指摘した通り、周辺は粉々に崩れ落ちてしまう。玲子さんの別荘はもちろんのこと、オルゴールや子供のころに描いた絵画など玲子さんの思い出と共に。そして玲子さんは東京に向かって車を走らせていたが、横浜を通過する途中で道路が陥没。絶体絶命の危機を迎えていた。つ・づ・く鎌倉で偶然、田所博士と再会した小野寺は「日本がある間に玲子君と思いっきり恋をしろ」と言われる。原作には全然どころか欠けらほどもない熱いオリジナルエピソード。なるほどねえ。。。
2014年04月06日
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宇宙の果てまで焼き尽くさんばかりの怒り。傷だらけの天使 第19話「街の灯りに桜貝の夢を」異色作ばかりの中でひと際抜きん出ているのが本作。しかもメインライターの市川森一が最も異色作を連発。享はホステスの明美(関根恵子)のヒモになっていた。元々川崎の工場に勤めていた明美をスカウトしたのは享だった。享の口添えもあって今や新宿ではNo.1のホステスに。そんな明美と所帯を持って二人でスナックを持つのが享の夢。一方、修は最近仕事にあぶれ毎日飲んだくれている。健太からレーシングカーが欲しいと手紙が届く。そんなおもちゃさえ買ってやることができない。明美は荒稼ぎして早く店を持ちたい。そこで修のペントハウスを改装し、じゅうたんバー「女子大生・明美ちゃんの部屋」を開店することに。もちろん修にもマージンを約束。早速、修は客引きに専念。じゅうたんバーは大繁盛する。しかし元々ペントハウスは綾部の好意で修へ無償で貸し出された物。それを無断で又貸しするとは何事だと激昂する辰巳。三人とも早急に立ち退くよう言い渡すが、同時にある条件も示す。板倉建設の社長・板倉をたらしこみ、濡れ場をカメラで撮影すること。報酬は100万円。実は板倉建設の専務から板倉社長を失脚させるための仕掛けを依頼されていた。明美は抵抗する。修も乗り気ではない。しかし享だけは「断ること無いよ」と勧める。酒の仕込み代もバカにならない、昼間からのホステスは身体が持たない、思っていたほどじゅうたんバーは儲けが少ない。渋々、明美は承知するが、5年前に女子大生だった一人娘を亡くしている板倉社長の弱みにつけ込むことへの抵抗があった。そんなこんなで享と明美は板倉社長に接近。予定通り板倉社長を落とすことに成功する。修は板倉社長を直接ゆすれば100万円どころか一千万円ぐらい手に入るのではないかと考える。こんなやばい仕事からさっさと足を洗い、その金で享と明美に店を持たせたかった。翌朝、享は明美にプロポーズする。しかし明美は写真のネガを板倉社長に渡してほしいと言う。さらに「板倉さんが私を待っているの」と言いだす。明美に何があったのかは分からない。けど何かがあった。「あんなジジイのどこが良いの!?金持ちだから?だったら俺も一生懸命働くからさ!」と享は泣き叫ぶ。「じゃあ俺はどうなんの!?」「あんたには修さんがいるじゃない」「男同士で何ができんのさ―!」。明美は享に感謝の言葉を残して立ち去る。そして享は写真のネガをそっと投げ渡す。その後、辰巳から専務一派が失脚したことを聞く。そのため今回の報酬はなし。「で、あの女はどうなった?」「板倉社長と結婚でもすんじゃね?」「板倉社長はそんなロマンチストかね。怖い男だよ、あの人は。知らないらしいから教えてやるが、二日前箱根の山中で若い女の変死体が見つかった。手口から言ってプロの殺し屋の仕業だ。もちろん迷宮入りだろう。板倉って人は苦労人だからな。その点にそつが無い」。ぎらぎらした表情の享。数日後、修はコートとマフラーで身を包み、ピストルを片手にとある山中を突き進んでいた。前方を見上げるとライフルを構えた享の姿があった。銃口は板倉社長を乗せた車を狙っている。ライフルを撃たせまいと全力で享に飛びかかる修。ライフルは空中に向かって二回発砲。車は何事もなく通過。「バカヤロー!!手前にいつ人殺しを教えた!?」「だって・・・だって―!!」号泣しながら修に抱きつく享。享を抱き締めることしかできない修。お・わ・り
2018年04月24日
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ダルいな。恐怖劇場アンバランス 第2話「死を予告する女」監督 藤田敏八 脚本 小山内美江子「3年B組金八先生」でおなじみの小山内美江子が書いてみましたよ。主演は世界の蜷川幸雄。若いので毛がフサフサです。脇を固めるのが財津一郎と名古屋章。本気なのか冗談なのか分からない奇跡的なキャスティング。蜷川幸雄は売れっ子作詞家。何やら奥さんと揉めてます。内縁関係?とにかく別れるつもりです。でも娘が病気で大変なのよ。それでも蜷川幸雄は「関係ないよ」といった態度を一貫します。家に帰ると知らない女がいました。ビックリします。さらに「あなたは明日の夜に亡くなります」と言われます。益々ビックリします。つか怒りますよ。誰だって。怒りがおさまらない蜷川幸雄はバーへ。そこにはナントさっきの女がホステスとして働いているではありませんか。ママさん曰く「最近入ったのよ。売れっ子なのよー。今日はずっとここにいたわよー」と。おかしい。さっき家におったやんけ。で、売れっ子作曲家・財津一郎と別の店で飲み直し。「そうそう。紹介するよ。いい子がいるんだよー」と財津一郎に紹介されたのがまたしてもさっきの女。「今日はずっと俺と一緒だったんだよー」と財津一郎が奏でるピアノの生演奏で女が美声を披露。「らららー」。もうわけわかんねーとばかりに混乱する世界の蜷川幸雄。これは妻の嫌がらせに違いないと疑う。そんなこんなで売れっ子音楽プロデューサーの名古屋章も交え、事情を話す。半信半疑の二人。ごもっともです。そんなこんなで時間はどんどん過ぎていく。「俺はもうすぐ死ぬんだー。ムキー」。まあまあ、三人で飲もうやとロックでぐびぐび。そこへまたしてもあの女が。と、思ったら奥さんでした。「あなたのことが心配なのよ」とかなんとか。空気が重い。「ま、陽気に行こうや」と陽気な顔をした名古屋章がラジオをつける。昨日から逃げ出していた蛇が「捕まりましたよ」とニュースで報道。蛇に殺されて死ぬと思っていた蜷川幸雄はほっとしましたね。しかも時計を見ると12時を過ぎました。あれ?生きてるヨ。なーんだ、あれは幻だったんだ。イェーイと一安心した瞬間、奥さんの代わりにあの女が目の前にいるではありませんか。うわーびっくり。後ろにひっくり返って壁に身体をぶつけた勢いで、棚に置いてあったローソク台が落っこちて、蜷川幸雄の首に刺さって死亡。ローソク台には蛇の彫刻が。あ然とする財津一郎と名古屋章。女の姿はありません。そこへ電話が掛かってきたので恐る恐る受話器を取る財津一郎。耳元から「らららー」という歌声が聞こえてきましたよ。お・わ・りなんかイマイチ。あの女の正体は何だったのか?蜷川幸雄の奥さんは蜷川幸雄を相当恨んでいたようだったので、蜷川幸雄が死ぬように呪ったのがああいう形となって現れたんだと思いますが、やや説明不足な感じがしないでもありません。ウルトラQの「あけてくれ!」や金八先生の荒谷二中編のほうが怖かったね。あと加藤優も怖かったなあ。
2013年09月19日
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今日は朝から頑張りすぎてダルいのでもう寝る。赤い運命 第14話「父と娘のわかれの朝」判決はなんと無罪。これには島崎びっくり。島崎が犯人の可能性は高いが被害者が行方不明で裏が取れていないため、有罪とするには合理性に欠けるのが理由。うれしさののあまり百恵ちゃんではなく直子を必要以上に力いっぱい抱きしめる三国連太郎ではなく島崎。その様子を腹立たしく見つめる吉野。島崎は住み込みで白百合園のお寺で働くことになる。ニコニコと掃き掃除をしていると直子と俊介の密会現場を目撃。俊介の愛の囁きに直子は俊介を許してしまう。嫉妬の炎で男心は全焼。「あの男とはもう会わねえと言ったじゃねえか!」「ごめんなさい。でも何で会っちゃいけないの?」。その頃、大竹社長は島崎の無罪を口実に、大竹夫人が吉野や直子と会うのではないかと疑心暗鬼。もう一人のサイコ野郎の男心に嫉妬の炎が点火。案の定大竹夫人は吉野に会う。平気で約束事を破る登場人物たち。大竹夫人は大竹社長の実家・名古屋へ行くことになったと告げる。そして直子の身を案じる。その頃いづみは自宅前で初めて島崎と遭遇する。本当の父と娘。「ずいぶん大きくなったね~」とやたらボディタッチしようとする島崎にびびりまくるいづみ。そこへ山村美矢子が通りかかる。「直子がいつも世話になっているので一言礼を言おうと思って・・・」。いづみは島崎に向かって直子には俊介を絶対に渡さないと叫ぶ。山村美矢子は吉野に一日も早く直子を引き取るよう忠告する。長引けば長引くほど問題はこじれる。とは言うもののいづみに真実を告げるのは酷。「みんなが幸せになれる方法ってないのかしら」。そんなこんなで吉野は島崎と衝突する。ひょっとして先日いづみに会いに来たのでは?「おたくのお嬢さんに?ウチの娘は直子なんですよ。なかなかいいお嬢さんじゃないですか。ま、せいぜい可愛がってやって下さいよ」「島崎!」。吉野は島崎にお互いの娘を取り違えてしまった事実と向き合うよう説得する。「君の血が流れているのは紛れもなく今、私の家にいるあの娘なんだ。あの娘が君の子どもなんだよ」。島崎は俊介に文句を言うために吉野邸を訪れたが、心のどこかで実の子に会いたかったのでは?冷や汗を拭う島崎。「父親同士で話し合おうじゃないか?どうすれば子どもたちに一番良いのか」「一番良いのはお前たちが直子の前をチョロチョロしないことだ!」。島崎は直子に千葉の九十九里で仕事を見つけたので一緒に行こうと誘う。俊介とのイイ感じだった頃を思い出す直子の前に大竹夫人登場。名古屋へ行く前に一目直子=いづみの姿を見たいと思った様子。「どんなことがあっても負けないでね」。何故そんなことを自分に言うのか分からない直子。そこへサンダとガイラのようになだれ込んでくる俊介といづみ。「お兄さんの気持ちが分からないわ!お兄さんの本当のお父さんを殺したのは島崎・・・」「バカ!」といづみの顔面を殴打。そのやり取りを聞いてしまった直子。直子がいたことに気づく俊介。この世の地獄ここにあり。直子は島崎について行くことを決心する。その夜、いづみは憔悴しきっていたところを警察に保護される。「やはりこの子を見捨てることはできない。たとえ偽りの我が子であろうとこの子を奈落の底に突き落とすことはできない。それが自分に課せられた運命なのだと信人は思った」(ナレーター:若山弦蔵)。翌日、吉野は電車で千葉に向かう直子(と島崎)をこっそりと見送る。「いづみ~!」つ・づ・く
2019年03月21日
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死にそうに忙しいが死なない。新・座頭市 第21話「契り髪」脚本 中村努 監督 勝新太郎シンプルなお話だが、またしても勝新演出凝りまくり。これ最終回用のネタだったのでは?とある漁村。やくざたちが女を探し回っていた。市は海に身投げしようとしたおよう(玲子さんこと由美かおる)を助ける。おようは助けられたにもかかわらず悪態をつく。やくざたちが探していたのはおようだった。市は追って来た下っ端やくざを瞬殺。見返りを求めない市のハードボイルドジェントルマンぶりにおようの乙女心がバーニング、市のあとを追い続ける。「どこまで行くつもりだ?」「海の底へ行く気だったの」「ここは丘だぜ?道が違うんじゃありませんか?」「お前さんが・・・変えちまったくせに」「これから十里も二十里も歩かなくちゃなんねえんだ」「あたしもその十里二十里歩いちゃいけない?」。その夜カウンセリング開始。この件りはおそらくアドリブ。「世の中がさみしくなっちまって、なんかこうおかしくなっちまって、いっそ一思いに。図星だろ?」。おようは黙って両手をついて頭を下げると悪態をついたことを詫びる。「この腐るほど人間がいる世の中で悪いところが百もありゃ良いところだって百ぐらいあろうじゃねえか。そうでしょ?」。その頃、やくざの親分・独眼竜の清次郎(峰岸徹)がご赦免となる。まだおようを捕まえていないことにぶち切れ、子分に鉄拳制裁食らわすと自らおよう探しの指揮を執る。威勢は良いがチーマーグループのリーダーっぽい小物感を醸し出してます。その後、おようは染物屋に就職する。しかしオーナーがセクハラ大好き、仕事中のおようをジトっとガン見&スマイル攻撃を開始。そんなこんなでおようの就職先と住む家が見つかったところで市は旅に出ようとするが、おように泣きながら引き止められる。自分の命を助けてくれた市に一生かかってでも恩を返したい。「俺の体にはどうにもならねえ泥水を被っちまっているんだ。その泥水をお前さんには被らせたくねえ」「市さんに被る泥水だったら・・・あたしも一緒に被ります」。なんとカップル成立。こうしておようが働きに出て市は専業主夫として幸せに暮らすことになりました。お・わ・りではなく最近チーマーたちがうろうろしてきな臭い雰囲気。ある日、おようは市が大切にしている仕込杖を自分の髪の毛で括って抜けないようにする。「この杖はあたしの不幸を斬ってくれた。でも今度これを使うようになったらあたしたちの暮らしは・・・。あたしも昔の自分と別れるから市さんも・・・」「約束しよう」。しかし清次郎たちがおようの居所を突き止め、市をぼこぼこにする。市はおようとの約束を守って無抵抗。おようは清次郎の女だったが、廓に売り飛ばされ逃げ出したのだ。清次郎はおように市を見逃す代わりに復縁を迫るゲスっぶりを発揮。翌朝、おようは茫然自失で市の許に戻ってくる。話をつけてきたと言うが、そこに市が「座頭市」だと知った清次郎が現れる。しかも「手前えとおようの間がどうなってるか知らねえが、おようは昔通り俺の女に戻ったぜ」とアナウンス。そのお知らせに市の怒りがスイッチオン。「どうした腰抜け野郎!女に助けられるようになっちゃあ座頭市もお終いだな!」。その挑発にトミーこと岡野刑事のように激昂、仕込杖を抜いて全員瞬殺。清次郎も右腕を斬り落とされ泣きながら死亡。おようとの約束を破った市はそのまま旅に出る。市の後ろ姿を黙って見つめるおようの後ろ姿。お・わ・り
2023年03月09日
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悪魔の前に跪くのか!?傷だらけの天使 第22話「くちなしの花に別れのバラードを」ショーケン、水谷豊、岸田森のアドリブ&演技合戦が見もの。三人が共闘する展開も逃せない。3クール目があったら修・享・辰巳トリオで物語が進んでいたかも。今回の仕事は結婚式場から花嫁を誘拐すること。依頼主は華道・藤宮流の事務員・瀬川(久保明)。花嫁は家元・葉子(篠ヒロコ)。藤宮流の理事長が長男と葉子をむりやり結婚させようと画策。それを阻止すべく綾部事務所に依頼したのだった。修と辰巳が陽子を奪取、結婚式のブチ壊しは成功。ここでショーケンと岸田森のアドリブ合戦。「辰巳さん、痔の薬飲む時間じゃない?」「胃だよ!胃!」。葉子のために辰巳がフランスパンや高級ホテルのシチュー、赤ワインなどを用意。ついでに芥川賞の本なども差し入れ。「兄貴~、芥川賞って何よ?」「ロック座のショーみたいなもんじゃねえの?」と頓珍漢な修と享。そして食事。ワインに酔っぱらった享がいい塩梅。修と享に絡みまくり。オロオロする修と辰巳。たぶんこのシーンもアドリブ。必死で笑いをこらえる篠ヒロコ。それを意識してか三人のアドリブも止まらない。何故かオクラホマミキサーが流れ、修と辰巳を無理矢理踊りに誘う享。翌日、享は藤宮流の事務所に勤務。辰巳はまだペントハウスに残っている。修は辰巳が邪魔だ。「そろそろ事務所に戻れ!」。辰巳は葉子に外へ出る機会が必要だと言う。修と葉子はとある乗馬場へ。葉子はある日、落馬して以来車椅子生活を送っている。ペガサスのようにどこにでも自由に駆けたい。車椅子の生活は家元制度に縛りつけられている今の自分の象徴だ、と。それを聞いて修はブチ切れる。「てめえがてめえを可哀想だっつうたら世話ねえよ!」。しかし葉子には全国に何百万もの弟子が存在している。二人の足元に転がっていたビー玉。ビー玉を知らない葉子に修はビー玉遊びを教える。そんなこんなで辰巳は修を連れて新聞記者を装って藤宮流の事務所へ乗り込むことに。応対する享。「こちらの方のお名前は?」辰巳は修を指して「馬に加えると書いてばかと言います」。理事長に家元の葉子が失踪した理由を問う辰巳。そして脱税の証拠になる帳簿を突き付ける。理事長は辰巳に一千万円の小切手を切る。思わぬ展開にウキウキの辰巳。修は一千万円を三人で分けて、そのうちのいくらかを葉子に譲らないか提案するが「いつもの俺みたいなことを言うな!一千万は3人では割り切れないのだ。中学卒業だろ?頑張ってな」と毒を吐かれる。そんなこんなで葉子は修たちの前から姿を消す。瀬川は葉子が失踪したことで依頼の解約を申し出る。一応、修にギャラが発生したが受け取り拒否。辰巳は「お前みたいに単純に浪花節が唸れる奴が羨ましいよ」。「辞めさせてもらう!」「口癖だな」「俺はてめえの面が見たくないからだ!」「誰の面なら見たいんだ?」「てめえが思っている女の面だ!」。しばらく天井を見つめる辰巳。その頃、瀬川は理事長に葉子が戻ってきたら自分を理事に加えるよう話していた。そして葉子は瀬川のマンションにいた。二人はグルだったのだ。さらに瀬川は理事長の座を狙っていた。葉子はそのための人形にしか思っていなかった。つまり綾部事務所は瀬川に踊らされていたのだ。辰巳は修に頭を下げる。「俺たちのことを騙した瀬川をほっとくわけにはいかん」。そんなこんなで修は葉子にすべてのことを話す。ショックを受ける葉子。「俺・・・ずっとこの椅子押してやってもいいと思ってるんだよ・・・ホントだよ」。その瞬間、葉子は車椅子から立ち上がる。自分を取り巻く人たちを試すためにウソをついていたと言う。「本当に私のことを思ってくれる人を見つけたかった」。数日後、葉子は瀬川を破門にする。そして立ち去ろうとするが事務員たちから引きとめられる。建物の外で待っている修。葉子は修にビー玉を転がすと引き返していく。ホッとする事務員たち。ペントハウスでがっくりしている修と辰巳。流れるオクラホマミキサー。辰巳と修は手を取り合って踊り始める。享も加わって踊り続ける三人。お・わ・り
2018年04月29日
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年明け早々リアル車寅次郎。失恋ではありません。赤い運命 第1話「再会・それは悲劇のはじまり」『赤い疑惑』の後番組。引き続き山口百恵と宇津井健が主役。ものすごく人間関係が複雑(出演者も豪華)。それを分かりやすく整理した理想的な第1話。「昭和34年9月26日。この日、潮岬西方より上陸した台風15号は各地に甚大な被害を与えた。すなわち死者行方不明5千百余名、負傷者4万4千人、罹災者概数約153万、いわゆる伊勢湾台風がこれである。例年飽くことなき襲いかかるこの自然の暴力は常に幾多の悲劇を生み、この災難に巻き込まれた人々の運命を大きく変え続けた。この伊勢湾台風も例外ではなかった。この日、生後間もない幼子を抱えた母親が嵐の中消息を絶った。それはまさに運命の日だった。すべては17年前のこの日から始まったのだ」(ナレーション:若山弦蔵)。吉野信人(宇津井健)は東京地裁の人情検察官。父親の剛造(志村(けんではなく喬))、養子の俊介(南条豊)も検察官を務めている。吉野の妻は生まれたばかりの娘・いづみを連れて名古屋へ帰省中、伊勢湾台風の被害に遭ったまま行方不明になっていた。そしてあと3ヶ月で失踪宣告により死亡扱いになる。そんな時、みなしごを受け入れている施設・白百合園が火事になる。吉野はたまたま車で前を通りかかり火事に遭遇、子どもたちの救出を手伝う。そこで働いていたのが本作のヒロイン・若杉京子(山口百恵)と青山圭子(秋野暢子)。園長先生(下川辰平)は若杉京子と青山圭子が保護されていた時の着衣を、それぞれ箱に入れて大切に保管していた。その箱を守るため燃えさかる建物へ。ごうごう燃えまくり。ホントに建物一棟焼いてます。消防隊員に箱共々助けられるが、その際に箱の中身が入れ替わってしまう。「この時、運命の歯車が大きく回った」(ナレーション:若山弦蔵)。その後、園長は死亡。「彼が命をかけて守ろうとしたものは、この二人の出生にまつわるある事実であった。しかしこの箱の中身が運命の手によってすり替えられたことは、まだ誰も知らない」(ナレーション:若山弦蔵)。その後、職員の下條さん(木内みどり)は二つの箱にそれぞれ納められていた園長先生の覚書を目にする。青山圭子の箱には「昭和36年3月17日、東京都台東区に居住するモトハシイチゾウ氏より受託依頼あり。同氏の申し立てによれば当養女は名古屋市郊外に居住する同氏母堂が34年伊勢湾台風の折、堤防決壊の現場付近において発見、保護したるものにて、約一年半にわたり孫を預かると称し養育したるものの如し。なお当養女の氏名、親族の有無に関しては全く不明にして小鳥の模様入りケープのみが唯一の手掛かりだ」。一方、若杉京子の箱には「昭和36年4月9日、当園門前に遺棄されしものを発見、保護したるものなり。生後2年と認められるものの氏名、身元に関しては全く不明。着衣および水天宮守り札のみが手掛かりだ」と書かれてあった。さらに「追記。昭和36年5月13日、島崎栄次なる者より来信あり。調査の結果、当養女の父親と判明する。なお島崎は現在、殺人罪にて服役中である」とあった。箱の中身は入れ替わっている・・・。下條さんは週刊誌で吉野の娘が行方不明であることを思い出し、青山圭子が「吉野いづみ」ではないかと申し出る。一方、白百合園は大竹建設が再建を名乗り出る。大竹建設の社長・大竹修三(前田吟)はヒゲにサングラスと超胡散臭い容貌。妻の大竹由美子(岸田今日子)は白百合学園の理事だった。大竹夫人はなぜか週刊誌の記事を見て動揺する。吉野は下條さんから渡された小鳥の刺繍の入ったケープを見て、妻が編んだものに間違いないと確信する。こうして青山圭子は「吉野いづみ」として吉野家に引き取られる。父と娘の再会に号泣。昭和のシンデレラストーリー。昭和なのでDNA鑑定なし。一方、白百合園にもう一人男が訪ねに来る。「娘探しに来たんだけどね~。ちょうどあんたぐらいの年かっこうかな」と若杉京子を捕まえる。この男こそが17年の刑期を終えて出所した島崎栄次(スーさん)であり、遺棄した子どもに水天宮のお守りを渡したと話す。父と娘の再会。どんよりした雰囲気。そして姉妹のように育った青山圭子と若杉京子は涙の別れ、それぞれの父親に引き取られる。その時、吉野は島崎栄次の姿を見て驚く。「運命のいたずらとはいえ、あまりにも残酷な仕打ちであった。一人は法の正義を説く検事の娘として、もう一人は出獄間もない元殺人犯の娘として今この門を去る。しかもそれは運命の手によってすり替えられた二人だった」(ナレーション:若山弦蔵)。その後、二人は正反対の生活を迎える。青山圭子は豪邸でお嬢様、ふかふかのベッドやドレスを与えられ夢のよう。一方、若杉京子はアパートで二人暮らし。島崎栄次はいきなり酒を要求、寿司屋で飲んで大喧嘩。支払いを娘に押し付ける虐待ぶりを発揮。児童相談所は何やってんだ?さらに「島崎直子」と名乗らせる。「お前不服か?俺がつけたんだ。いい名ダロ?」。実は島崎栄次は俊介の実の父親を殺した罪で刑務所に収監されていた。その島崎が出所したのだ。吉野は父・剛造にしばらくは誰にも話さないよう口止めする。そんなこんなで島崎は働くつもりなし。むしろ「お前が働け」と若杉京子に高校へ退学届を出させる。対照的に青山圭子は名門・青葉学園へ転校することになる。吉野は若杉京子が退学することを心配しながらも、娘とはこれからも友達でいてほしいと話しかける。「圭子のこと、いえいづみさんを幸せにしてあげて下さい」と笑顔を見せる健気な若杉京子。そしてべろんべろんの父・島崎のことも気にかける。さすがの島崎もグッときました。ところが島崎の着ていた服に血痕を見つけ慌てて洗い落とす。その頃、吉野に殺人事件の一報が入る。つ・づ・く
2019年01月03日
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当たってしまった。赤い運命 第15話「今こそ我が娘にすべてを」そんなこんなで島崎と直子は千葉へ。オープニングで延々と映し出される海や浜辺はこの伏線だったのか。島崎はかつての刑務所仲間(松山照夫)の紹介で漁師をすることになった。一方、いつまでも煮え切らない俊介。そして病床の剛造はいまだに俊介といづみをくっつけたがっている。いづみが不憫でならない。しかし「島崎の娘のほうがよっぽど不憫ですよ」と吐き捨てるように言う吉野が理解できない。そりゃあの娘もかわいそうだが所詮は他人の子。自分の子供を犠牲にしてまで他人の幸せを考える必要があるだろうか。いづみはいづみでやっと掴んだ幸せを手離したくない。そのことで苦しんでいた。その頃、大竹社長は吉野宅を訪問。吉野に代わって剛造が応対することに(諏訪飄一郎vs諏訪博)。博ではなく大竹社長はこれまでの経過と吉野に一日も早く娘を引き取るよう約束したことを説明。「え?娘ならとっくに引き取ってますヨ」「は?何いうてんねん。その娘は島崎の娘やがな」「マジかよ!!」「本当のいづみさん、つまりあなたのお孫さんは島崎直子じゃありませんか」「島崎直子が私の孫?ちがーう!そんなはず無ーい!」。しかし吉野から真相を聞いてがっくり。いづみが島崎の娘だったとは。翌日、吉野は千葉へ向かう。漁師生活に馴染んだ島崎と直子。ぬうーっと現れた吉野は何故か浜辺で直子とじゃれあう。島崎に見つかったらえらいことになるけど「今こそ真実を伝える時だ。信人の中でもう一つの声がそう叫んだ。だがその時・・・」(ナレーター:若山弦蔵)。漁船に乗ってスーさんではなく島崎が帰ってきた。嫉妬の炎で魂全焼。小刀をちらつかせて吉野と対峙するが二人の話は噛み合わない。現実を見ようとしない島崎、しつこい吉野。「権力で俺と直子を引き離そうとするのか!チクショ~」「私の娘だ!自分の子を、自分の手に引き取って何が悪いんだ!」。吉野の気迫に圧倒される島崎。「うえ~ん!いやだいやだ~直子を手放すなんていやだヨ~。何でもします~。幸せにします~。直子を俺から取り上げないで~」と土下座して泣きじゃくる。吉野の負け。その夜、島崎は寝付けず、翌日も機嫌が悪いまま。そんなこんなで剛造危篤。吉野は東京に戻るが直子を強引に拉致。そのまま剛造のいる病院へ。直子は何が何やら分からないまま、意識を失っている見も知らぬじいさんと面会。そこにはいづみや俊介もいる。いづみも何故ここに直子が来たのか理解できない。しかも吉野から席を外すように言われる。吉野は剛造の手を取ると直子=いづみの手を握らせる。「お父さん、いづみですよ!あなたの本当の孫ですよ!」「検事さん・・・!私・・・私は?」「そうだ、君が本当の吉野いづみだ」。そして剛三は息を引き取る。「許してくれ。私が、お前の本当の父親だ」。白百合園での火事のいきさつ、島崎の本当の娘はいづみであること、直子の腕のほくろ、大竹夫人が母親であることなど、すべてぶっちゃける。吉野自身も島崎の社会復帰、いづみのことで葛藤していたが、直子を苦しめることになった。「間違っているかもしれない。いや、きっと間違っているだろう。でも私はこの道を選んでしまった。そしてこの道はこれからも続く。だから、お前をいづみとは呼ばない。今は呼べない。恨んでもいい。だが私がこの道を選んだ理由だけは分かってほしい。私には島崎と、島崎の娘を人間として守り抜く義務がある。自分が作り、自分が選んだ義務だが、私は引き返すことができないんだ。分かってくれ、この残酷な父を助けてくれ」。つ・づ・く
2019年03月31日
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俺なんかわかってること書いても覚えられない。 車寅次郎 必殺仕置人 第5話「仏の首にナワかけろ」鉄は佐渡金山で人足仲間だった安蔵(山田吾一)と再会する。鉄にとって安蔵は命の恩人。安蔵改めいも安は茶店の主人・徳次郎から土地を借りて焼き芋屋を開いていた。しかし黒達磨組の大八親分は快く思っていなかった。そこで主水が間に入ってとりあえず丸く収める。納得できない大八親分は徳次郎にいも安を追っ払うよう交渉するが、徳次郎はいも安と二年間土地を貸す証文を取り交わしていた。その夜、大雨の中いも安は焼き芋屋の幟を移動、勝手に店の土地を拡張していた。それを見た徳次郎はびっくり。「どうしてこんなことを?始めはずっと向こうだったじゃないか!?」「へ?そ-でしたかね?」。さらに徳次郎から何気に証文を受け取ると雨水でビシャビシャの地面にポイ&グリグリ。「証文は無くなりましたよ-」と言いながら清々しい笑顔で徳次郎ぶっ殺し。翌朝、徳次郎の娘・お春(藤田弓子)と白々しく心配。鉄に徳次郎探しを依頼する。その一方で、亡くなった近所の下駄屋の女将さんのために葬式を手配するなど忙しい。主水はいも安の身辺を調べていた。いも安が佐渡送りになった罪状の一つに道ですれ違った小娘の簪が急に欲しくなり、いきなり奪ってしまったというのがあった。さらに手口が一風変わっていた。「その娘を堀割に突き落とし、溺れかけたところを助け上げ通行人には人助けと見せかけて簪を奪っている。鉄、この辺どう思う?」。鉄はちょろまかした金をふんどしに挟んでいた。いも安が鉄を助けた目的は金だったのでは?その夜、またしても大雨の中いも安は土地を拡張。そのことを咎めた徳次郎の妻を絞殺、翌朝首吊り自殺に見せかける。世間では大八親分が徳次郎を拉致&殺したと噂が流れている。いも安はお春にそのことを言い含める。「黒達磨の親分はお春ちゃんを狙ってるんだよお~この家も土地も自分のものにしようと思ってね~はあはあ~お春ちゃん自分ひとりでこの家を守り通せるかい!?はあはあ~一緒に守ろう~夫婦になって!」。サイコパスいも安スパーク!さらに大八親分に言い寄って「あっしもあいつらに酷い目に会ってるんですよ-」と鉄たちの殺しを依頼する。いも安は店とお春をまるごとゲットしたことを律儀に鉄へ報告。鉄たちは下駄屋の女将さんの墓を掘り起こす。棺桶に入っていたのは徳次郎だった。鉄はケチないも安が自分の商売をほったらかしにして他人の葬式を手伝うことに疑問を抱いていた。そんなこんなでいも安を呼び出す。目の前には木に括りつけられた縄が五本。「兄貴アレはなんだ?助けてくれよう~。佐渡で生きながらえたのは誰におかげだ~?」。五本のうち一本は本物。当たれば枝が跳ね上がって首吊り。主水たちが見守る中、鉄といも安の首吊りロシアンルーレット開始。交互に縄を切ってセーフ。いも安の順番。残り三本。どれを切ろうか悩んでいると鉄が全部ぶち切り、いも安びょーんと飛び上がって死亡。そこへ大八親分たち黒達磨組が殴り込み。イライラしていた鉄は一人残らず骨を外しまくり。主水は大八親分に「災難だったなあ。元気でな」と声をかける。首が後ろに向いたままの大八親分半泣き。その後、鉄は仕置料からいくらかをお春に渡す。お・わ・り
2020年10月22日
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昨日は結構疲れていたみたい。寝坊。そして今日も朝からイライラしまくり。奴をなんとかしなければ。。。シルバー仮面 第2話「地球人は宇宙の敵」ものすごいサブタイトル。そして結構キツイお話。春日きょうだいは津島博士を訪ねてとある村に滞在。津島博士の協力を得て、ひたすら光子ロケットの設計図の解明に勤しみ、かれこれ一週間近くこもりっぱなし。その頃、村に変なおじさん登場。「うひょひょひょひょ~」と笑いながら塗料の入ったタンクを背負って噴射しまくり。村中、原色だらけ。「なんだチミは!」「待て~」と村人たちに追い詰められ、崖をロープで降りようとするが、ロープが首に巻きついてしまい「ウゲゲ」。首つり状態になった変なおじさんを助けようと村人すったんもんだ。その話を聴いて春日きょうだいも葛藤。助けに行くべきと提案する末っ子のはるか。「今出て行って宇宙人に見つかったらどうするんだ!」と研究の続行を主張するタカ派の光三。結局、現地へ赴き、光二はシルバー仮面に変身。変なおじさんの救出に成功するが、それはキルギス星人の罠だった。「とうとう姿を現したな、春日光二!光子ロケットの設計図は必ず奪う」。そんなこんなで変なおじさんことキルギス星人の稚拙な挑発(パトカーをピンク、ニワトリを青、公民館を赤に塗装)が続く。そんなこんなで光三は変なおじさんをとっつかえまえることに成功。ここから春日きょうだいと変なおじさんのディスカッションが始まる。ハト派の光一は光子ロケットの目的は平和利用であり、自分たちも光子ロケットの秘密を知らないと説明する。しかし変なおじさんは地球人を危険視している。誰からの許可もなく勝手に月から石を持って帰ったり、金星にロケットを打ち込んだりしている。地球人は科学を戦争や侵略にしか使っていない。それでも光子ロケットの目的は平和利用だと言えるのか?変なおじさんに論破され、光一は返す言葉失う。「信じられん。地球人の言うことなんか・・・信じられん」。そんなこんなで変なおじさんはキルギス星人の姿にチェンジ。「光子ロケットの秘密を渡せ~。うひょひょひょひょ~」と笑いながら口からガスを吐きまくって村人悶絶。村人はなんだかよく分からないまま津島博士に「秘密を渡してあげてくだせぇ~」と懇願。光二はワクチンを取りに隣町の病院へ向かう途中キルギス星人と遭遇。シルバー仮面に変身して対決。というより一方的にキック&殴打。トドメは光一とひとみによる銃撃で大爆発。こうして一件落着と思いきや、暴徒と化した村人たちが津島博士宅に押し寄せる。「この村から出ていけ-!」。光三は村人たちの手のひらを返したような行動に激昂。しかしひとみから諭される。姿かたちが違う、皮膚の色が違う、それだけのことで争っているうちは本当の平和など訪れない、と。つ・づ・く
2016年08月16日
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忘年会。そろそろ気遣いされてもいいポジションなのに。人望が薄いということですな。緊急指令10・4-10・10 第22話「少女と花と天国」戸川京子演じる洋子は病弱な少女。何だかよく分からない病気のため衰弱している。何らかの理由で両親は既に亡い。そのためおじいちゃんが面倒を見ているが多々良純が演じているので何か怪しい感じがするが今回はそんなことはない。亡き父親が栽培した蘭の花をベッド脇に飾っているが枯れそうだ。「この花が死んだら私もきっと死ぬの」。友達のノボルは無線を通じて毛利チームに蘭の入手について相談する。二代目五郎(肥満児)はノボルと一緒にあちこち蘭を探しまくる。その結果、「男はつらいよ」三代目おいちゃん役でお馴染みの下條正巳が栽培していることを突き止める。下條正巳にかくかくしかじか事情を説明して蘭を貸してほしいと頭を下げる。しかし下條正巳は「何でお前らに貸さなあかんねん。ドアホ」と拒否。しかしノボルの必死の訴えに男気を感じた下條正巳は「貸したるわ~」と快諾。その夜ノボルを通じて借りた蘭とかっさかさの蘭をおじいちゃんはこっそり入れ替える。翌日生き生きとした蘭を見て洋子は大喜び。しかしひょんなことで洋子は亡き父親が育てた蘭ではないことに気づき、荒れる。そしてぐったり。「もうじきパパとママのところへ行くのよ。一緒に暮らせるのよ」。ノボルは毛利春彦に相談。かっさかさの蘭を生き返らせる栄養剤をノボルに与える。ただし効果は一日のみ。「たった24時間だけ洋子ちゃんが生きる気力を取り戻せるか。危険な賭けだ」。そんなこんなで蘭は復活。洋子は生きる気力を取り戻した。しかし翌日蘭は枯れた。洋子は一気に衰弱してしまう。二代目五郎(肥満児)はノボルを連れてお見舞いするが「私はもうじき死んでしまうの」。そんな洋子に二代目五郎(肥満児)ブチ切れ。かっさかさの蘭の鉢を床に投げつけぐりぐりと踏みつける。「ふざけんじゃねーよ!このドブスチビ!蘭とお前は関係ねーだろ!お前のためにノボルがどんだけ苦労したのかわかってんのかよ!」。洋子は改心する。「もう大丈夫よ。ノボルくんや二代目五郎(肥満児)と友達になれたんだもの」。ちょっと今回いいお話でした。お・わ・り
2015年12月22日
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おはよう!山根明。破裏拳ポリマー 第26話「ポリマー最後の決戦」鬼虎長官と武士は海亀党とゴールデンコウモリに拉致される。その頃、車錠とテルは武士がいなくなったことでしょんぼりしていた。「やっぱりあいつがいないとさみしいな-」。そこへでデレット警部たちが駆け込んでくる。鬼虎長官たちが海亀党に連れ去られたまま手掛かりもなく、ここに来れば何かつかめるかも、とのことだった。事務所にポリメットが置かれたまま。そのことを気にする男爵。一方、武士は激しい拷問を受けていたが、口を割ろうとしない。ゴールデンコウモリは武士がヘルメット(ポリメット)を被っていないことに気がつく。その夜、車探偵事務所を襲撃しポリメットを奪おうとするが、男爵に見つかって乱闘。その弾みでポリメットは男爵の頭に。「早く起きろ!ボケマヌケ!」と男爵にボコボコにされてようやく目が覚める車錠。「ん?あんた誰?ひょっとして海亀党の仲間だな!」そこへテルもやって来たため撤収するゴールデンコウモリ。後を追う車錠、テル、男爵。突然、地下から海亀党のメカが出現。デレット警部率いる国際警察と激しい銃撃戦になる。海亀党のメカが飛び去る瞬間、テルは発信機を取り付ける。「それにしても何故海亀党は武士のヘルメットを狙ってきたのかしら?」「あれ、そういえば男爵がいない」「まさかあの中じゃ?」テルの思った通り、男爵は武士にポリメットを渡そうとメカに潜入していた。海亀将軍は武士がポリマーなのか怪しくなってきたため、鬼虎長官と共に処刑することを決定する。その頃、二人は牢屋に閉じ込められていた。鬼虎長官は武士に本当にポリマーなのか聞くが、適当に話をそらされる。武士の不自然さが気になる。そこへ発信機を追って車錠、テル。デレット警部たちが駆けつける。「車君ここがよくわかったな。ヘボマヌケにしては上出来だ」。早速脱出しよとするが、武士はこの際、海亀党がシラン元素を転用して作った秘密兵器を一掃するべきだと提案する。一方、男爵はまだメカの内部にいた。このままでは閉じ込められたも同然。出口を探していると大量のダイナマイトを発見。「武士待ってろよ!」。そして武士たちも大量の秘密兵器を発見するが、海亀党に捕まってしまい即処刑されることになる。「ぎゃー!死にたくない!ポリマー助けて!」と泣き叫ぶ車錠。その瞬間、ダイナマイトが大爆発を起こす。男爵は爆風で吹き飛ばされるが武士と再会。「男爵!」「武士行くぞー!」とポリメットを投げ渡す。驚く鬼虎長官。「武お前まさか・・・!」。最後まで正体を隠しておきたかったが仕方が無い。「転身!ポリマー!!」。鬼虎長官、車錠、テルの目の前でポリマーに転身。「何!?」「武士が!?」。次々下っ端共をなぎ倒し、海亀将軍とゴールデンコウモリにとどめを刺す。改めてポリマーの正体に驚く車錠とテル。武士は鬼虎長官に正体を隠していたことを詫びる。そして鬼虎長官はこれまで何度も助けられたことに感謝する。「やれやれ、これでやっと武士がポリマーだと知ってくれたか。これでイライラしないで済むわ」と男爵はホッとする。それから数日後、車錠は探偵事務所をたたんで田舎へ帰ることになる。そこへ武士が「ただいまー」と戻ってくる。「武士お前いま何って言った?確かただいまと?」。鬼虎長官が車探偵事務所で働くことを認めてくれたというのだ。大喜びする車錠。「今日からお前が、いやポリマー君が探偵長で俺は助手だ。お茶でも飲みますか?探偵長」「探偵長お茶を持ってきました。武士大好き-」とこれまでと態度を豹変させる二人。「正体を隠していたほうが働きやすかったかもね」と男爵はぼやく。お・わ・り外れエピソード無しの大傑作。青野武(車錠)のノリノリの芝居とアドリブが最高。よくある設定ながらも観終わった後、毎回スカッとした気持ちにさせてくれる。副うそうないです。元々契約上決まっていたのかもしれないが2クールで終わったのが残念。最終回はまさに大団円でした。
2018年08月13日
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頭が割れそう。実際には割れない。赤い運命 第16話「父と娘の血汐は熱く」佐々木守節全開。父・吉野から衝撃の告白を受ける直子。そこへいづみ、続いて俊介がやって来て耐えられず、直子はその場から立ち去る。俊介は追いかけるが「一人にして下さい。お願いします」と初めて号泣する。その頃、いづみは亡き剛造の遺影を前に号泣していた。赤の他人なのに。複雑な気持ちの吉野。そして大竹夫人は剛造の告別式に出席するため東京に戻ってきた。約束を破り続ける大竹夫人に大竹社長が怒るのはご尤も。そんなこんなで直子は山村美矢子から改めて事の経緯を聞かされる。そのうえで吉野の気持ちを分かってほしいと。表に出ると吉野の姿があった。目に涙を一杯ためる直子。泣きながら抱きしめ合う吉野と直子。声にはならないが「お父さん」と呟く。このシーンで泣けました。そこへ大竹夫人が現れ17年ぶりに父、母、娘が再会を果たす。しかし直子は吉野との生活に躊躇する。「私には島崎の父がいます。いいえ、私はまだ島崎直子です」。吉野はその一言を褒めるが大竹夫人には理解不能。そこに島崎がやってくる。制止する大竹夫人を振り払って直子の腕を引っ張る。直子は吉野と大竹夫人を振り向く。一瞬ぎょっとする島崎。「海岸で言った話は本当なんだろうね?偽りではないんだろうね?」と吉野に問われ黙ってうなづく。泣き崩れる大竹夫人。「あの子の気持ちを察してやって下さい。たとえ一時でも父と呼んだ人を奈落の底に落としたくない、そう思ってついて行ったあの子の気持ちを、あの子の心を・・・」。そんな吉野の思いをよそに、島崎は直子をビンタ、定食屋で大暴れ、挙句はチンピラと大ゲンカをしてボコボコにされる始末。怪我の手当てをする直子に対して被害妄想ビンビン、散々毒を吐きまった揚句どこかへ姿を消してしまう。翌日、剛造の告別式が行われる。参列する大竹夫人。山村美矢子に付き添われて直子も参列する。なぜ直子がここに!?動揺するいづみ。そして島崎が現れ、またしても直子をビンタ。多くの検察関係者が参列する中、大暴れする。「出て行って!私のおじいちゃんの告別式を乱さないで!」と叫ぶいづみに近づこうとする。「お前・・・皆俺をバカにしやがって!」。山村美矢子に咎められるがもはや聞く耳を持たない。そして吉野から今日の態度を見て直子を渡すわけにはいかないと告げられる。「そーですか。とうとうあんた自分の本音を吐いた訳ですね。まあいいでしょ。だけどね、このままで済むと思ったら間違いですよ」と捨て台詞を残す。吉野は本当に直子を引き取る決心をした。その夜、俊介、いづみ、直子の三人に、しばらく直子を引き取ると説明する。しかしいづみは泣きながら猛反対する。直子の気持ちは揺れるが吉野の決意は固い。そこに白百合園から島崎が暴れて手がつけられないとの連絡が入る。島崎は自分の給料と直子の退職金の支払いでごねまくっていた。ここでも吉野と島崎の話は堂々めぐり。「いづみと直子が成人するまでそっとしておく。そう言ったの誰だっけかな~?」。しかし事情は変わった。「んなことしらねーよ。あんたの都合だろ?」。吉野は懇々といづみ、直子、島崎への考えを話すが「そんなこと信じられねーな」と一蹴。不幸な子どもたちを、不幸な運命から守ってやるのが大人たちの務めである。「そんなもんですかねえ。だけど俺は生まれ落ちてからずっと騙され続けてきたんですよ。騙されて18の時、満蒙青少年義勇軍というやつに連れて行かれた。だだっ広い満州の原野で働かされて挙句の果てがシベリアのツンドラの中に放り出された。あんたたちみたいな偉いさんはな、口先ではきれいなこと言いやがって結局は俺たちを裏切っているんだ。ちょうど俺たちを満州で騙くらかした偉いさんたちと同じようにね」「確かに不幸な時代だったよ。しかしあの時は国全体が間違っていたんだ。国家自体が誤っていたんだよ」「冗談云っちゃいけませんよ。それじゃあ100万人近い俺たちの仲間がシベリアの収容所に収容されたのは誰が責任取るんだ?国の過ちを一体誰が裁いてくれるんです?あんた検事さんだろ?検事は個人の犯罪についてはいちいち告発しているようだけど、国の犯罪については一向に告発しようとしねえじゃねえか!」「問題をすり替えるのは止めたまえ」「すり替えているのはあんたのほうじゃねえか」「私が告発しても君の罪は消滅しない。君が直子を愛したこと、直子に見せたあの笑顔の美しさを私は忘れはしない。頼む、あの時の気持ちを取り戻してほしい。そしていつか、近い将来、君の本当の娘さんに胸を張って・・・」「調子のいいこと言うなよ。あんた結局俺から直子を取り上げようとしているだけじゃねえか」「君は直子を信じている。今日から私を信じてほしい」「ほおーあんたに何か特別なことでも出来るんですか?」「私で出来ることなら何でもやらせてもらう」「ちょっと待って下さいよ。あんたの言った一言に二人の娘の運命が掛かっているんだヨ」。つ・づ・く
2019年03月31日
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犬も歩けば棒がある!カルタなら僕も大好きです! 星桃次郎 赤い衝撃 第26話「娘は悲しい・・・父二人の争い!」文子はショックから立ち直っていないが執念深い女。秀夫に一日も早くミサコと結婚してほしいと迫る。今や友子はほぼ普通に走れる。その様子を見ている北川。これが父親の愛情というものか。「不思議なもんでね。あの子が自分の娘だと思うと可愛くて仕方がない」。北川にとって大山産業乗っ取り計画はもはやどうでもいいこと。そしてプレゼントのハンドバックを持って友子を訪ねるが、おじいちゃん掴み合いになる。友子は北川にそっとコップを差し出すとビールを注ぐ。「プレゼントありがとうございました」。ビールを口にする北川。「こんな旨いビール初めてだ・・・」。この18年間鈴代のことを考えない日はなかった。今でも一人でいるのは鈴代が忘れられないから。その鈴代が自分の子どもを産んでいた。それを知った時、急に温かい家庭が欲しくなった。これまでの真っ暗な人生に光が灯ったような気がした。生きていて良かった。「だから時々でいいから友子さんと会うことを許してくれないかな?」。友子には今でも豪助が父親だが「何度でも会ってもいい」と許す。北川に見捨てられた政子は一部始終を豪助に報告。にこにこムードの中、秀夫が訪れ5月の競技会にエントリーしてきたと報告。そこへ豪助が現れ北川と衝突。「あんたが何と言おうと友子さんと会う!友子さんは優しいね。俺と会うことを許してくれた。何故だか分かるか?友子さんの身体にはあんたの冷たい血が流れていないからだ!」。ぶち切れた豪助にクビを宣告されるが「私はあいつの息の根を止める切り札を持っている」。翌日、膨大な書類を持ち出してトランクに詰め込む。秀夫はトランクを渡すことを要求するが一日だけ待ってほしいと言われる。書類を精査すれば豪助の背任、横領など一発で分かる。下手に豪助を強請るよりも、書類を警視庁に提出して逮捕させたほうが豪助を叩き潰す近道だ。北川自身も逮捕を覚悟している。その計画にジローも賛成。北川はトランクを友子と鈴代に預ける。豪助が真人間になれば友子が幸せになれる。秀夫にそう言われた北川は友子から秀夫にトランクを渡してほしいと説明する。豪助が逮捕されれば文子も体調を取り戻し、友子との結婚も認めてくれるだろう。北川はそこまで考えていた。すべては友子の幸せを願ってのこと。その話を政子は豪助に報告、小芝居をしてトランクを奪取しようとするが失敗。その夜、友子と鈴代は豪助を訪ね自首を勧める。豪助は応じないが、鈴代は自首するまで誰にもトランクは渡さないと約束する。翌朝、ジローはすっかり豪助が逮捕されたと思い込んでいたが、どの新聞も報じていない。ブチ切れたジローは北川をぼこぼこにする。ついでに政子も半殺し。おじいちゃんを脅してトランクを奪うと早速豪助に電話。「トランクを誰が俺に渡したか教えてやらあ。友子だよ。手前の可愛い娘よ」「本当か?」。ジローの噓を真に受けて友子の写真やトロフィーに怒りをぶつける豪助。次回最終三部作スタート。
2021年02月06日
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もう止められへん(このブログが)。座頭市物語 第9話「二人座頭市」脚本 高橋二三 監督 勝新太郎今回のゲストは何と植木等。天神一家の賭場に敵対する川端一家のやくざたちが難癖をつけてくる。壺を振っていたおけい(香川照之の母親・夕月かまぼこ)はこっちには座頭市が付いていると言うと蝋燭の明かりを吹き消す。「暗くなりゃ五分と五分・・・」。座頭市(植木等)に凄まれてあっさり退散するやくざたち。その話を耳にした市は「座頭市がこの宿場にいる?するってえとこの俺は誰だ?」とボケる。天神一家の升五郎親分(遠藤太津朗)は偽物とは知らず丁重にもてなすが、酌を受けることすらできない動作に違和感を覚える。そこに市が呼ばれて「座頭市」に按摩をすることに。市は客が幼馴染のコブ市と気づく。コブ市も按摩がボロ市と気づき二十年ぶりの再会を喜ぶ。市は子どもの頃ボロ市と呼ばれていた。コブ市は自分についていれば不自由はさせないと言って市を連れて飲みに出かける。そこへ川端一家のやくざたちがやってくる。コブ市が調子に乗って牽制するが、刀を抜けと迫られあたふた。しかし市が瞬時に滅多斬り。コブ市がおけいと共になって一年。二人の間に何もないことに不満を持っていたが、所帯を持つまできれいな体でいたいなどとおけいに言い切られてしまう。市はコブ市のインチキな生活を戒め「お前さん本当の座頭市なんですかい?」と核心を突く。「お前さんみたいに座頭市座頭市って名乗ってると終いに冗談じゃ済まなくなりますよ。心の優しいコブ市さんが人を斬れますかねえ」と忠告するが「ウヒヒ。全然人なんか斬らなくていいんだ。みんなおけいが方をつけてくれるんだ。あんないい女いねえなー」と意に介さず。おけいと知り合ってから世の中が、目の前が明るくなった。「お前にもこの明るさ見せてやりてえよ」。そのやり取りを聞いておけいは笑いが込み上げてくる。そして金で雇った女をコブ市に抱かせる。コブ市がおけいと信じて夢中になっている間に市と接触。コブ市の代わりに「座頭市」としてスカウトする。「あの人嫌なのよ、勘が悪くてさあ」と散々市を口説く。翌朝コブ市は「昨日おけいと出来ちまったんだよ~」とご機嫌。市は「お前さんは昔から勘も悪けりゃ鼻も悪い」枕の残り香と鬢付け油の匂いが同じか思い出せと言う。危ないことから足を洗って按摩に戻れば「長生きは出来るし幸せに暮らせるんだよ」と言い聞かせるがコブ市猛反発。その日、升五郎の許に川端一家から座頭市の首を渡せと喧嘩状が届く。おけいは「座頭市」の首を取れば天神一家の名が知れ渡ると進言し「座頭市」が本物ではないと告白する。偽物でも「座頭市」の首を渡せば升五郎の名前は上がる。おけいに丸め込まれたと升五郎はコブ市にどうやって人を斬るのかとかまを掛ける。「そりゃ風でこう感じるんですな…」「へえ~じゃこれはどうだ?」と酒をぶっかけたり銚子を投げつけたり。さらに酒を無理やり飲ませて安来節を踊らせる。食べ物も投げつける。もっと酒を飲ませる。升五郎の横でおけいはコブ市の姿を黙って見ている。升五郎たちは泥酔したコブ市を川に連れ出し殺そうとする。泣き喚くコブ市。そこに市が現れる。「泣くんじゃねえ泣くんじゃねえもう心配するこたねえよ」。市は天神一家を滅多斬りにする。おけいが本当にいい女だったら「どこにいてもお前のとこに来るだろうよ」。一部始終を見ていたおけいはその一言に表情を曇らせる。「女なんてもう懲り懲り。ウハハハ」。市とコブ市は旅に出る。前後左右が出鱈目のコブ市を市がサポート。笑い合って楽しそうな二人。お・わ・り
2021年04月19日
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今年の5月は寒いが、10年前の5月は暑かった。特捜最前線 第118話「子供の消えた十字路」おやっさんこと船村刑事は踏切を挟む十字路で自転車に乗った子どもが乗用車に撥ねられるところを目撃する。運転手は撥ねた子供を車に乗せて走り去ってしまう。おやっさんやその場いた目撃者たちはてっきり子供を病院へ運んでくれたものだと思っていた。特命課本部に戻るとひき逃げ事件の捜査に躍起になっていた。そのひき逃げ事件とはついさっき目撃した出来ごとのことであった。しかも、事件発生から30分が経つのに病院へ搬送されたとの情報は皆無だった。目撃者はおやっさんを含めて23人。一人ひとりへ聞きこみを開始するが、車の色、運転手の髪型、年齢、服装など証言がことごとく食い違っていた。その後、とある病院から連絡。それらしい子供が運ばれて来たが、既にオペの予定が入っていたため処置の順番は後回しに。しかし医師がしばらく席を外している間に子供と運んできた男性は姿を消していた、とのこと。それなりに処置をすれば命に別条はないが、放ったままだと3時間から5時間が限界だという。特命課は全力を挙げて捜査にあたる。僅かに判明した車のナンバーの一部から持ち主に片っ端から電話を掛けまくるが、時間はどんどん過ぎていく。おやっさんイライラ超MAX!その頃ひき逃げ犯の町田は妻へ電話を掛けていた。夢だった一軒家を購入するため、今日中に不動産屋と契約を交わすことになっていたが、子供を撥ねてしまったため不動産屋との約束の時間に遅れそうだったからである。もちろんひき逃げしたことは伏せたまま。子供を病院へ搬送しないといけないことは分かっていたが、このままだと時間に間に合わない。そこで町田は廃車置場に向かい、一台の廃車のトランクに子供を入れて立ち去ってしまう。無事に不動産屋との契約を終え、物件の鍵を手に入れる。その頃、おやっさんは事故現場にいた。車のナンバーがどうしても思い出せない。しかし、ふとしたことがきっかけでナンバーを思い出す。そして町田を突きとめるが、町田は犯行を認めようとない。「町田さん!子供の命がかかっているんです!時間が無いんです!頼みます!町田さん!」と半泣き状態で町田にすがりつく。ついに犯行を認め、おやっさん、橘刑事を廃車置場に連れていくが、さっきまであった廃車が無くなっている。解体工場へ運ばれた後だった。大急ぎで解体工場へ向かう三人。廃車がベルトコンベアーで運ばれ、一台ずつプレスされていく。おやっさん達ダッシュ。橘刑事はコントロール室へ。プレス寸前のところでスイッチを切る。そして開かなくなった廃車のトランクを全身の力でもってこじ開けると、そこには血だらけになった男の子が横たわっていた。パンチパーマの桜井刑事に優しく抱きかかえられ、角刈りの吉野刑事が運転するパトカーで病院に向かう。町田の頬を力任せに張るおやっさん。そのまま町田を抱くでもなく、殴りつけるでもなく、何度も何度も体をゆすり、声にならない声を張り上げるおやっさん。お・わ・り。今回のお話は実際にあった事件をモデルにしているらしい。人の記憶が当てにならないこと以上に、悪人らしい悪人は登場しないのに、こんな切ない事件が起こってしまうことへのやり切れなさは一体何なんでしょうか。真夏に撮影したのか、全員汗でビシャビシャ。子供が助かったのかどうか分からないままで終わってしまうのも切なくて、涙が出ましたヨ。ブログ書いている今も泣きそう。
2013年05月02日
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グショグショ ワッショイ作詞:沢田研二 作曲:柴山和彦鎮魂の歌は止まず 心は癒えやしないが変わり果てた町 やつならどうすっどうすっか復活の歌が聞こえ やつがいたころの夢取り戻すやっぱ 活気取り戻すガッツでやつらの笑顔見たいジャンあの世の者も この世の者も活きの良いやつ 今すぐ来たれやいおどけてワッショイ とむらいワッショイグショグショ ワッショイショイとがってワッショイ 涙でワッショイグショグショ ワッショイショイ7年 さあ来いやい女の歌が流れ 男の声が混ざった熱を帯びる町 よみがえりの町と化すみんなの笑顔まぶしいジャン若者たちも 老いたる者も活きの良いやつ 今すぐ来たれやいおどけてワッショイ とむらいワッショイグショグショ ワッショイショイとがってワッショイ 涙でワッショイグショグショ ワッショイショイ7年 さあ来いやい
2018年03月11日
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宇宙では二番目だ。傷だらけの天使 第8話「偽札造りに愛のメロディーを」工藤栄一、二度目の登板。修と享が浪曲のレコードを聴いていると貧乏すぎて電気が止められてしまう。修は辰巳に仕事をするための教養費を出してほしいと懇願。辰巳から五千円札が渡されるが、それは偽札だった。とある偽札製造団が東南アジアのバイヤーに香港ドルで偽札を売っているらしい。その現場を押さえ、香港ドルを盗むのが今回の仕事。女子大生の萌子がヨーロッパへ音楽留学するため旅行会社に100万円を支払ったが、その半分は偽札だったことがきっかけで辰巳の元に仕事の依頼が入ったのだ。萌子はクラブでピアノの演奏をしながら、言い寄る男たちに身体を売って留学費用を稼いでいた。その一方で、金持ちの老人・中川(有島一郎)というパトロンがいた。萌子と中川は親子ほど年の差があるが、恋人関係にあった。その背景は描かれていないので分からないが、二人の関係は金や色ではなく、互いの優しさに魅かれあっている様子。そんなこんなで修は萌子と中川に接触。中川は元々腕の良い印刷職人だったが、今ではビルの清掃業に就いている。とても金持ちには見えない。しかし修が飲み代として差し出した五千円札を見て表情が強張る。自分が造った偽札だったからだ。そんなこんなで中川は組織から足を洗うべく、自らで右手をハンマーで潰す。結局、修と享の活躍もむなしく中川は組織の幹部と刺し違える。その後、萌子はコールガールに身を落としていた。夜のネオン街に享が唄う『女のみち』が響く。お・わ・り
2018年02月15日
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内部査読通過。これから外部査読か。。。帰ってきたウルトラマン 第36話「夜を蹴散らせ」しばらく予算を喰うお話が続いていたためか、今回は随分と雑なお話。舞台もほとんど山奥。本編、特撮共に予算とスケジュール調整のために作られたような印象。郷と岸田隊員は謎の電波を発する女を尾行していた。女は友人宅を訪れるが「確か亡くなったはずでは?」「私、妹なの」「どうりでソックリねー」と視聴者的には白々しい嘘をついてお泊り。その夜、友人の血を吸うと空を飛んで逃げる。その後、似たような事件が続発したことから警視庁はMATに協力を依頼。MATはドラキュラ伝説を利用した宇宙人の仕業ではないかと根拠もなくそんなことを言い出す。さらに宇宙人が死者の肉体に取りついていると根拠もなく仮定。そして半年の内に若くして死んだ女性をピックアップ。なぜ「半年」なのか観ててもよく分からない。そんなこんなで鈴村みどりが浮上。鈴村みどりの父親を訪ねる。確かに半年前に亡くなっているとのこと。ただし火葬にすることを惜しみ、特殊な防腐剤と一緒に埋葬したという。洞窟にある石棺を開けると「ない!」。その瞬間、洞窟の入り口で待機していた丘隊員の悲鳴が。丘隊員は鈴村みどりに襲われていた。鈴村みどりはまたしても空を飛んで逃げる。追いかけるMATアロー。この特撮が「翔べ!孫悟空」みたい。追い続けた先に宇宙船発見。郷の脳裏に宇宙人がテレパシーで話しかける。「若い女を殺せば人類はいずれ滅亡する」と。随分気の長い侵略作戦だなあ。そんなこんなで宇宙船から吸血宇宙人ドラキュラス出現。こうもりに牙を生やした適当なデザイン。宇宙人というより怪獣。そんなこんなでウルトラマンにブレスレットを十字架にしたウルトラランスで串刺し。戦いが終わり、郷が鈴村みどりの遺体を抱えて戻ってくる。「私が悪かったー。許してくれー」と泣き崩れる鈴村みどりの父親。何が悪かったのか分かりません。お・わ・り
2014年10月16日
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だるい。こんなに頑張ってるのに。理屈言わずに黙って言うこと聞けっつうの。帰ってきたウルトラマン 第49話「宇宙戦士その名はMAT」東宝の大監督・松林宗恵が登板。以前から円谷プロに出入りしていたらしいが、映画産業が本当に成り立たなくなったことを物語っているような。タイトルとは裏腹にほとんどMATは活躍しない。好戦的な宇宙人ミステラー星人は30年以上もアテリア星人と戦争を続けていた。優秀な戦士をスカウト(拉致)して戦況を有利にしようと画策。そこで目を付けたのがMATだった。あっという間に郷以外の隊員たちを捕獲。この時点でMATってダメじゃんと思った。その頃、郷は次郎とルミ子さんを連れて箱根へドライブ。三人連れの親子(きょうだい?)から「写真撮ってくれる?」と頼まれる次郎。困惑しながらも撮ってあげる。えらいなあ。。。それを見た郷はドライブに連れて来たばっかりに兄さんと姉さんのことを思い出せて申し訳ないと謝る。「兄ちゃんの代わりに郷さん、姉ちゃんの代わりにルミ子姉ちゃんがいるもん」と。なんて健気な。。。さて、郷はふとしたことで地球人の姿を借りたミステラー星人(善玉)と知り合う。ミステラー星人(善玉)は戦闘隊のエースだったが、戦うことを拒否して娘と一緒に地球へ逃亡、潜伏していた。残りのMATのメンバー・郷を拉致するつもりでいたミステラー星人(悪玉)は偶然ミステラー星人(善玉)を発見。飛んで火に入る夏の虫という奴です。ミステラー星人(善玉)の娘を誘拐、交換条件として郷を捕らえるよう脅迫する。ミステラー星人(善玉)は地球と地球人を愛している。でも愛する娘には変えられない。次郎とルミ子を捕えて郷を脅すが、娘から郷たちはむしろ自分を助けてくれた恩人であると指摘され改心。「今度は君たちを助ける番だ」と上司であるミステラー星人(悪玉)と戦うことを決意する。そして郷もウルトラマンに変身。しかしミステラー星人(悪玉)にすっかり洗脳されたMATの連中から攻撃される。ちょっとありえない展開。作戦は度々失敗する、毎回MATアローを墜落させる、簡単に宇宙人に操られる、こりゃ解散って言われても仕方ありません。そんなこんなでウルトラマンとミステラー星人(善玉)の勝利。ミステラー星人(善玉)と娘は地球人としてひっそりと暮らし続けるという。お・わ・り
2014年10月31日
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帰宅すると裁判所からお手紙が届いてました。「20年度もよろしくね」と。あれ?選任の手続きした記憶が無いけどエントリーされてるみたいです。まあいっか!と、こんないい加減な気持ちで仕事を引き受けてしまって良いのやら。我が国の司法の夜明けは遠いな。。。年末年始に集中して読書をしました。こんな時でないと読めない本を。。。 冨田貴子『付き人 松田聖子との456日』鹿塵社元付き人による暴露本。というよりバカ本。機会があればぜひ読んで頂きたい、早くも今年No.1の一冊です。ポイントは…・他人からの伝聞を自分が見たかのように書きつつ、文末は必ず「だそうなんです」で終わらせて肩透しを喰らわせる独特の文体。もしくは散々いい加減なエピソードをつづった後「聖子さんてこんなに素敵な女性なんですよ!」で締める。うーん。。。・会話を拾った文章がやたら説明口調で長いこと長いこと。1ページ以上も使ったりする個所もあったりで「これはドフトエフスキーの影響かな?」と思いつつもそんなはずは無いですな。どっちかというと大映テレビの影響大・著者は奥付を見ると1971年生まれなので出版時は25歳。なのに使う言葉が古い。レコード、フィーバー、ボーイフレンド等など昭和の香りが立ち込めてます。ゴーストライター、しかもおっさんが無理して書いてるような痛い感じが伝わってきました・聖子の不倫相手アランが日本のことわざに詳しい。以下アランの発言。「日本のマスコミなんていうのは、人の噂も75日で、今、嵐の過ぎ去るのを待っていればすぐに平穏になるから。ビバリーヒルズホテルに避難することはグッド・アイディアだよ、聖子」。アランよ、「人の噂も75日」って今時の日本人でも使わんぞ。つか、やっぱこの本おっさんが書いてるでしょ!? ガッツ石松こと鈴木有二『神様ありがとう 俺の人生』桜の花出版帯に書かれている「これが本当のガッツ伝説だ!」に偽りなし。普通に面白かったです。ガッツもガッツなりに考えてるんだな。でも結構行き当たりばったりな人生だけど。それでも役者としてのガッツはなかなか大したものです。本文中に貴重なガッツ写真が掲載してあるんですが強烈です。スピルバーグとのツーショット、松田優作、アンディ・ガルシア、マイケル・ダグラス、内田裕也との奇跡的記念写真、そしてガッツ夫人(かなりの美女)。うーん、男だなあ。読んでて一番感心したのが、自分のことを「私」で統一していたはずが、ボクシングやケンカのエピソードの時だけ「俺」になっていること。書きながら興奮してきたのか?つか、「俺」以外のとこは全部ゴーストライターが書いたのでは!? ヒロシ『ヒロシです』扶桑社最近露出が減りましたね。でもこの本かなり面白いです。腹抱えて笑いました。一番面白かったネタが「ヒロシです。リンスをお湯でといて使う時代に生まれました」。僕は最近までお湯で溶いてましたけどね。。。 宜保愛子『宜保愛子の恐怖話大百科』ケイブンシャ表紙のインパクトにやられて購入。中身は全然大したことありませんでした。宜保愛子、全然出てこないし。唯一面白かったのが巻末の『宜保先生に聞いてみよう!!心霊・幽霊なんでもQ&A』のコーナー。最初の方は比較的真面目な質問だったのが、ネタが切れてきたのか、「自分を好きにさせるには?」とか「試験問題を予知するには?」などある意味なんでもありな質問の連発。それに対して宜保先生は「お墓参りをしたり、仏壇に祈ってみましょう。彼もきっとあなたに注目するようになりますよ」とか「試験の範囲を先生が伝える時、どこが出そうかある程度のヒントを言うはずです。これを絶対聞き逃さず、そこだけ力を入れます」と実にアバウトな回答をされてました。いやあ、年末年始を無駄に過ごしてしまいました。。。↓これが『宜保愛子の恐怖大百科』の表紙↓こちらは裏表紙。本文よりこっちが怖かった。。。
2008年01月11日
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寝すぎて疲れた。スクール☆ウォーズ~泣き虫先生の7年戦争~ 第2話「泥まみれのニュースーツ」けんじの不安的中。歓迎して待ってる生徒の姿ゼロ。しょんぼり。グラウンドにも生徒の姿ゼロ。ゴールポストはへし折られグラウンドは散らかり放題。部室も酷えなあ。変な薬とか葉っぱとかもあるんじゃね?とけんじは思った。そこに3年生の尾本と内田(ツッパリファッション)が現れてけんじを挑発。「このまま帰ろうと思った。俺はこんなチンピラヤクザみたいな連中を教えるために来たのではない。だがその時(以下省略)」(ナレーション・芥川隆行)。その後、けんじはラグビー好きの2年生・山崎加代(岩崎良美)と知り合う。山城校長によると少々老け顔だが複雑な事情で2年間休学していたとのこと。職員室には教頭(万城目淳)以下、醒めた教師ばかり。やる気なしの保守派・数学の甘利先生(三浦浩一)に案内されて校内を見学。バイク爆走、タバコ激吸。ヤクザみたいな生徒が1000人もいる学園天国。割れた窓ガラスの向こうでは尾本と内田によるオリジナルなラグビーの練習(※ただの乱闘)が行われていた。監督は外部に嘱託、週に一回来ればいい方らしい。けしからんですな。そして内田のでたらめなタックルで森田光男が脳震盪を起こしてしまう。「ラグビーにおいてはレイトタックル、すなわちボールを離してしまったプレイヤーに対するタックルは厳しく禁止されている。ボールを離した瞬間の選手が最も無防備な体制になるからだ」(ナレーション・芥川隆行)。けんじはポールとジャージ、さらに自分の上着でタンカを作ると光男の自宅へ運び込む。そこは梅宮辰夫と和田アキ子が切り盛りする恐怖のラーメン屋だった。夕子(和田アキ子)は弟の光男を見てあたふた。夫の下田大三郎(梅宮辰夫)は尾本と内田にとってラグビーはただのスタイルに過ぎず、カッコつけてるだけだと話す。けんじが帰った後、けんじが置き忘れたどろどろの上着を見つける。そこに謎の美少女(伊藤かずえ)が駆け込んでくる。光男の彼女らしいが芥川隆行の解説ゼロで訳が分からない。光男は小刀を取り出して内田たちをぶっ殺そうとするが夕子(和田アキ子)に頭を強打、ぶっ殺されそうになる。大三郎は泥だらけのけんじのスーツを手にし、仕返しする前にけんじの気持ちを大切にする方が先だと光男を諭す。今日もバイオレンスモーニング。ラグビー部の練習もぐだぐだ。山城校長はけんじにコーチ就任を勧めるが、嘱託の監督を差し置いて勝手にコーチをするのはルール違反だと筋を通す。しかし「あいつらの目を見てみろ。君のことをちらちら見ている哀れな目を。下級生はもちろん、つっぱっている上級生たちだって実は皆君にコーチをしてもらいたがっているんだよ」。尾本と内田はけんじをチラ見していた。「それでも君の言うルールに拘るのかね?」。こうしてけんじの本格的な指導が始まる。内田は帰宅後、父親でPTA会長の玄冶(坂上二郎)に練習の様子を報告、ラグビー論を叩きこまれた様子。けんじは大三郎夫妻と光男からクリーニングされた上着を渡される。クリーニング代は光男が捻出したのだ。そんなこんなで超美人な妻・節子は懲りずにお忍びで川浜高校へ潜入。金属バットで殴られそうになるけんじの姿を目撃する。授業をさぼってソフトボールをしていた生徒たちを注意していたのだ。「やられる!とけんじは思った。恐怖がけんじの背中を走った。だがここで逃げたら(以下省略)」(ナレーション・芥川隆行)。けんじの勝ち。節子は改めて今の仕事に反対するが、けんじは辞めるつもりはない。ある日、けんじは雨練習を提案。雨の翌日はグラウンドがぬかるんで練習に持って来いの状態と聞き、光男は皆に連絡。加代もマネージャーとして押しかけ何だか楽しくなってきましたよ。しかし内田たち3年生の姿はなかった。そしてけんじに激しく反発する。「反乱であった。けんじのコーチとしての優秀な指導力に上級生としてのメンツを失った3年生たちから痛烈な絶縁状が叩きつけられたのだ。けんじは目の前が暗くなるのを感じていた」(ナレーション・芥川隆行)。つ・づ・く
2022年02月14日
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私もサザエさん。あなたもサザエさん(作曲:渡辺宙明)必殺仕置屋稼業 第10話「一筆啓上姦計が見えた」主水は同僚・安田弥一郎(『暴れん坊将軍』のナレーターの人)の義父の葬儀に参列する。浪人だった安田は真面目な人柄が見込まれて安田家に婿養子に入った。その後、美人の妻・志津(チャータム)、一人息子の小太郎と幸せな毎日を過ごしている。数日後、安田の義父が風俗に通いまくって二十両の借金を残していたことが分かる。安田は返済のため自らの信条を犯して少額な賄賂を受け取るが発覚。賄賂を贈った女は即刻斬首、安田も覚悟を決めるが、綱紀粛正係の土方左馬之助に呼び出される。土方は南町奉行・鳥居甲斐守が全幅の信頼を寄せていた超切れ者。不正は絶対に許さない。そのため同心たちのあらゆる個人情報を徹底的に調べて管理、安田の事情も把握していた。そこで罪を不問にする代わりに志津を奉行に差し出すよう迫る。解き放ちになった安田は帰宅すると志津に正直に伝え、刑に服すると話す。義父のことも恨んでいない。その夜、志津は密かに指定された料亭に向かう。しかし奉行の姿はなく、土方と部下の佐々木、瀬川の三人に手籠めにされ自害する。安田は変わり果てた志津を見て激昂。土方たちに斬りかかるが返り討ちに遭ってしまう。翌日、現場検証が行われ主水も立ち会う。互いに刺し合っていた姿から心中として処理されるが、安田と志津が小太郎を残して心中するとは考えられない。主水は捨三と印玄に調べるよう指示「依頼人はこの俺だ。銭は無えが必ず作る」。一方、残った小太郎をどうするか?主水は小太郎を連れておはつの食堂へ。そこにいた市松におはつを横取りされないかやきもち。「いい歳しやがって」。子どもが好きな市松は小太郎に手作りの竹トンボをプレゼント。主水は真剣に小太郎を養子に迎え入れることを考える。その後、捨三の調べで土方たちが自らの地位を利用して婦女暴行や不正を重ねていたこと、安田と志津の心中が偽装だったことが分かる。万が一、事が露見しても切腹を命じるのは綱紀粛正係の土方であり、鳥居甲斐守の後ろ盾があると開き直っている。ある日、せんとりつは小太郎に二十両の借金がついて回っていることを知って激怒する。そのことで主水は志津が料亭に呼び出された謎を突き止め、土方に二十五両の借金を申し出る。「大工の支払いに充てるつもりか?」。土方は離れの新築はおろか、りつの身の丈や健康状態、出産した経験が無いことまで調べ上げていた。中村家を追い出された小太郎は捨三に預けられるが仕事の邪魔「印玄さんと遊んでおいで」「印玄さんどこ?」「屋根の上だ。あの人な変わった癖があってな、頭の調子がおかしくなると高い所に登りたがるんだよ」。屋根の上でボーっとしている印玄。「印玄さん遊ぼうよー」。反応無し。小太郎に突き飛ばされ「止めて止めて止めて止めてあれ~!」死亡。ではなく薪の上に落下してセーフ。印玄激怒。そこに市松が現れ「ばかがうつるぞ」と言って小太郎を引き取る。すっかり懐く小太郎を見て子どもの頃を思い出す(※第2話参照)。主水から子どもを欲しがっている大店がある、そこに養子にやったほうが小太郎のためになると進言されるが拒否。必ず堅気に育てる。仕事も乗り気ではないと言うが、仕置する相手が小太郎の両親を殺した連中と聞いて態度を一変する。主水は土方から二十五両の代わりにりつを差し出すよう言われていた。二十両は安田の借金返済に充て、残りの五両が仕置料だ。そしてりつを囮に土方たちを誘い出す作戦を提案。「いくら悪妻でも他人にナニされるのよく我慢できるね。ボク我慢できない」と言って印玄風俗に直行。身内の目の前であろうと仕事をこなすのが玄人だ。主水はりつに子授けで有名な笹森神社で丑三つ時にお百度参りするよう持ち掛け、土方にもそのことを伝える。そして当日。りつに近づこうとする土方を主水が声を掛ける。「日頃養子としていじめられている故、女房が犯されているところを見るのも一興かと存じまして」「お主も変態じゃな」「お互いさまで…奉行所心得其の十三、部下に破廉恥なる行為を強要したる者、即日切腹の事」土方を斬り捨てる主水。市松、印玄も佐々木と瀬川を仕留める。市松は仕事を終えて帰宅するが、自分のように竹串を作り、瞬時に蜘蛛を仕留める小太郎を見て驚愕する。「門前の小僧、習わぬ経を読むだ。あの坊主手放すなら今のうちだぜ」。市松は主水の進言に素直に従う。その頃、奉行所は土方たちの失踪で大騒ぎ。「行方が分からないのを探すっていうのは、無駄ってもんだぜ」にこにこの主水。お・わ・り
2022年04月24日
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鳥YO 鳥YO 鳥たちYO恐竜大戦争アイゼンボーグ 第5話「危うし!愛と善 放射能を消せ!」物騒なサブタイトルだなあ。原子力発電所を破壊するためテラノドン型怪獣テララとアンキロサウルス型怪獣アロロが大暴れ。D戦隊は原子力発電所へ先回りし恐竜たちを迎え撃つ。しかし恐竜たちは強い。原子力発電所を破壊。放射能が漏れだした。所長(何故か白衣を着ている)は所員全員に撤退を指示し、とっとと引きあげてしまう。この描写に悪意なし。「危ない」ので「逃げた」。ただそれだけ。誰も咎めない。ということでD戦隊だけが原子力発電所に残り恐竜たちと戦う。とにかく殺伐としたバトルのみ。ドラマらしいドラマはナシ。清々しいまでの殺伐っぷり。それは恐竜たちにも反映され、なんとミッションに失敗したアロロはテララに殺されてしまう。津島利章の音楽が殺伐度を増してくれます。そんなこんなで善と愛の乗るアイゼン1号の内部にも放射能が侵入してくる。「まだ少しだけなんで大丈夫です」ってそういう問題か?そこでバラさんが消防ホースみたいなものを持ち出して放射能を除去することに。ただしマスクも防御服も一切ナシ。放射能漏れまくりのエリアをホースを抱えたバラさんがアイゼン1号へ向かう。誰も止めない。ホースから噴出する泡のような液体をアイゼン1号にぶっかけるバラさん。「放射能が消えました!」と喜ぶ善。バラさんも大喜び・・・してる場合か?。。。善と愛はアイゼンクロスしてアイゼンボーグに。今回もアイゼンボーグ号はカッターとドリルで恐竜を抹殺。こうして原子力発電所は守られた。こんなのよく放送できたなあ。時代が大らかだったのか、東京12チャンネルが大らかだったのか。その後のバラさん(の体調)が気になる。お・わ・り
2014年12月24日
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MAT解散!ではなくSMAP解散!ウルトラマンタロウ 第13話「怪獣の虫歯が痛い!」これは酷い話。ある意味問題作。ZATは宮崎で演習を実施。その際、発射した水中ミサイルが海底で眠っていた虫歯怪獣シェルターの口に命中し、歯に挟まってしまう。そこで光太郎はスカイホエールのマジックハンドを使ってミサイルを抜こうとするが、間違って歯を抜いてしまう。「麻酔なしでは痛いだろうなあ~」と呑気なZAT。あまりの痛さにシェルターは涙を流す。そんなこんなでシェルターは宮崎市内へ。ミサイルが挟まったまま激痛に耐えられず大暴れ。宮崎出身の南原は母親と特別休暇を過ごしていたが、デパートの屋上でシェルターと遭遇。危機一髪のところで光太郎はタロウに変身。南原親子を救う。タロウは電線でシェルターの歯に挟まった水中ミサイルを引っこ抜くことに成功。ZATは水中ミサイルに爆薬を詰めこんでシェルターに向けた発射。シェルター大爆発。酷え話だなあ。シェルター何も悪いことしてないのに。悪いのはZATだよ?でもお話はそっちにシフトせず、南原親子の描写に比重を置く。何ともしっくりきません。お・わ・り
2016年10月09日
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おいおい、ちゃんとしろよ!ジャンボーグA 第26話「グロース第2号作戦 気ちがい星とノンビリゴン」なぜ今さらグロース第1号作戦なのか?そのことへの素晴らしい回答がyahoo!知恵袋に掲載されていましたので引用したいところですが、長くなるので省略します。野球をしている和也くんたちクソガキ共。ボールが中華料理屋の窓ガラスに飛び込んでオヤジが激怒。当たり前です。そこへ空からやってきたのが怪獣ノンビリゴン。ただし、ひたすらグーグー寝てるだけ。鼻の穴から変な光線を発射。それを浴びた大人たちは急にのんびり。ガミガミいう大人たちが急におとなしくなったのでクソガキ共はイエーイ。PATの熊井隊員(デブ)と大羽隊員(空気)までのんびりしてしまう。最近ナオキから「さん付け」される浜田隊長と野村せつ子隊員はファイティングスターで攻撃を開始するが、いまやクソガキ共のアイドルとなったノンビリゴン(寝てるだけ)。「攻撃すんじゃねーよ」「なめとんかこら」とクソガキ共から猛反発をくらう。その頃ナオキは大利根航空へ。ジャン・セスナに乗り込もうとしたところ「そのパターンには飽きたっちゅうねん」と言わんばかりに伴野社長登場。「鍵はワシが預かっとるよ。怪獣が出るたんびに飛んで行かれたらたまらんわい」と。おべんちゃらと土下座作戦でプライド捨てまくりのナオキ。仕方ねーなーと伴野社長は鍵を渡すが「おい!ナオキ!・・・死んだ兄さんに免じて使わしてやってるんだ」。何気にじーんときますな。で、ジャンボーグAにチェンジ。「ジャンファイト!」あれ?昨日までジャンボーグAの声は子門真人先生だったのに今日はやたら野太いな。変声期?つか別人?そんなこんなで死闘開始。見事ノンビリゴンを倒すが、クソガキ共は悲しくて号泣。でもノンビリゴンは生きていた?ジャンボーグAはノンビリゴンを宇宙空間へ運ぶ。そして大人たちは元に戻る。道路は車で渋滞し、工場は再開し町中に煤煙がモクモク。これとほぼ同じ話が「ウルトラマン」にも存在するが、やはり実相寺昭雄と佐々木守のほうがエッジが効いている。ただし、こちらはオリジナルでは割愛された怪獣の存在で社会活動が止まってしまう場面が描写されているので、これはこれで面白い。つうことで、またしても次回怒涛の展開が? お・わ・り
2013年08月13日
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酒を飲みながら英文要旨を修正。怪奇大作戦 第11話「ジャガーの眼は赤い」少年を主人公にした古典的なお話だが、何だか不思議な雰囲気のする一本。誘拐モノ。太郎と健二の兄弟が実質的な主役。プラモデル屋で戦車のおもちゃを欲しがる健二。でも高くて手が出ない。「誕生日にでも買ってもらうんだな」と肩を落とす太郎。そこへニュウっと現れたのがウルトラセブンの姿をしたサンドウィッチマン。なぜウルトラセブンなのかは分からないが、サングラスを渡された二人は喜んでそれを掛ける。すると目の前にグランドキャニオンの光景が広がった。洞窟を進むとジャガーを発見。目を赤く光らせるジャガー。そんなこんなで健二は誘拐されてしまう。誘拐犯の青木は自分が開発したホログラフィを実用化を考え、その研究資金獲得を目的に健二を誘拐した。そのためにわざわざウルトラセブンのスーツを着てまで健二の気を引こうするとは。なんと浅はかな動機&稚拙な計画。しかし、実用化を狙っているだけあってホログラフィを使って太郎・健二兄弟や捜査陣をかく乱させる。冒頭二人が目にした光景なども全て青木の仕組んだフォログラフィだった。しかし、深刻な雰囲気ほとんどなし。健二のナチュラルアクトとこちらの気持ちを不安定させる音楽、チープなホログラフィとが重なりあって何とも不思議な雰囲気。なぜか夕暮れ時を過ごしているような、大相撲の本日の取り組み結果を見て「もうすぐ6時だなあ」と思わせるような気分にさせられる。なぜか???そんなこんなで犯人・青木は逮捕。おっとりした健二は今日も周囲を煙に巻く。お・わ・り東映から出向した小林恒夫の2本目。今回もサクサク。あっさり楽しめて悪くはないが、軽いというか。前回の東宝コンビといい何故か軽い。むしろTBSや円谷プロの演出人のほうが重厚。お話も政治的な題材を扱っているところが対象的。ただし、予算と時間がかかりすぎる傾向があったようなので痛し痒しといったところでしょうか。
2013年12月03日
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「ゴマキの弟と呼ばれて」。ゴマキって誰?なんかの調味料?新しいウルトラ怪獣?ちなみにホマキなら知ってますよ。「ケータイ刑事銭形舞」の頃から注目してました。特捜最前線 第79話「挑戦3・十三歳の旅立ち!」爆発に巻き込まれ、野際陽子は病院へ。神代課長は野際陽子に「結婚したい」「君を妻だと思っている」と告白(取材に押しかけたマスコミに対しても)。そのことを聞いたけいいち君も大喜び。「おじさんが僕のお父さんになるんだね!」「お祝いに花を買ってくるよ」。朦朧とした意識の下、野際陽子は三人でショッピングに出かけたり、台所で食事をしたり、けいいち君に宿題を教える神代課長の姿などを想像。ちょっとホロッときました。しかし、けいいち君が戻って来ると野際陽子は息を引き取ったあとだった。復讐を誓う神代課長。さて、今回の真犯人。野際陽子のスポンサーだった大手商社の社長のバカ息子が8年前に起こした婦女暴行による殺人事件がそもそものきっかけ。そのバカ息子の代わりに出頭し、収監されたのが水島だった。さらに背後には大きな疑獄事件が絡んでいた。辞職願を出した神代課長は捜査ではなく復讐を決行。バカ息子を拉致監禁。「野際陽子を返せ!それが私の目的だ!」とムチャクチャな脅迫をする。しかし、大手商社の社長が送り込んだ孫娘(バカ息子の娘)に冷静さを取り戻した神代課長はバカ息子を解放してしまう。「あなたは非情な人間ではない。あたたかい人間だ。やっぱり我々のキャップだ」とおやっさんのナイスフォロー。しかし、今度はけいいち君がバカ息子の娘を誘拐。大手商社に脅迫電話をかける。そして最後は遊園地を舞台に特命課、大手商社、さらにバカ息子の三者による激しい銃撃戦。大手商社の社長も逮捕される。父親だけでなく母親も失ったけいいち君。神代課長は一緒に生活するつもりでいたが、「お母さんの実家の和歌山へ帰ります」「一生懸命勉強して東京の大学へ進学します。そのときはおじさんに会いに行きます」と。8年に渡る捜査の結果、事件は解決したが、最愛の人を失い、平凡な家庭を崩壊させてしまった。野際陽子と同じく三人でショッピングに出かけたり、台所で食事をしたり、けいいち君に宿題を教える自分の姿を想像しながら雑踏にたたずむ神代課長。ふと顔を上げると野際陽子の姿が。しかし、それは別人だった。夫と男の子と三人で仲良く目の前を歩き去る。さみしげな神代課長。おわり。面白かったけど三部作は長いなあ。
2013年04月19日
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もうグダグダ。なぜみんな頭を使おうとしないのでしょうか?恐怖劇場アンバランス 第7話「夜が明けたら」監督 黒木和雄 脚本 滝沢真理事情により5話と6話は飛ばします。原作は山田風太郎の短編「黒幕」。初老の仕立て屋・西村晃は娘と仲良く新宿でお買い物。そこへチンピラ三人登場。娘にちょっかいを出す。つかナンパです。西村晃は抵抗するがチンピラ無視。周囲の人たちは見てみぬふり。誰も助けようとしてくれない。娘の身の危険を感じた西村晃は、たまたま所持していた仕立用のハサミでチンピラ三人を刺してしまう。しかし、正当防衛とは認められず、むしろチンピラを追いかけて刺したことが過剰防衛に当たるとして懲役一年の実刑が下される。さらに不条理なことにチンピラ三人にはお咎めなし。その後、模範囚だったことから半年で釈放される。久しぶりに西村晃を訪ねる花沢徳衛刑事。事件前と変わらず店を経営している様子に安心する。「娘は結婚しました」と聞き「そうかーよかったなあー」と西村晃にシャツの仕立を注文する。花沢徳衛刑事がわざわざ訪ねたのには理由があった。実はチンピラ三人が西村晃に小銭をせびっているという。しかも、西村晃は断るどころか進んで渡しているという。脅されているわけでもない。コレ一体どういうこと?チンピラたちは相変わらずあちこちでゆすりのようなことを繰り返している。娘が結婚したのはウソで、実は横須賀へ家出をしているという。実際に横須賀のゴーゴーで踊りまくる西村晃の娘の姿を確かめる。娘はタバコ吸いまくり、酒飲みまくりのアバズレ(死語)になっていました。そんなこんなで夜の公園。チンピラ三人がまたしてもカップルを脅迫するが、張り込んでいた花沢徳衛刑事が逮捕。と、そこへ西村晃が姿を現す。シルクハットを被ったスーツ姿で。さらに娘がその様子を遠くから見ている。「刑事さん、俺の気持ちが分かるかね?俺は世の中の奴らが一度は俺と同じ目に遭ってもらいたいんだ」「みんなグルなんだ。刑事さん、あんたも、あいつらも、この俺も。みんなグルだ!」「俺は死んでいるんだ。二年前のあの日から。俺は生きていない。この脈は動いているが、俺は生きていないのだ」「すべては終わった。俺にとってこの世の全てが終わったのだ」。そう言うと笑いながら踊り出すのであった。数日後、かつて事件が起った場所を颯爽と歩く西村晃の娘の姿があった。お・わ・り冒頭のチンピラ三人による西村晃親子への襲撃&周囲の無関心シーンは望遠レンズで撮影。たぶんゲリラ撮影だったと思われます。そのため周囲の無関心振りが非常にリアル、というよりも実際に無関心なんですな。その状況をよりリアルに伝えるためか、足跡以外はすべて無音。チンピラ三人と西村晃親子がどんな言葉を発していたか、どんなやり取りをしていたか、見ていても分からない。それらは無関心であれるばあるほど耳に入っていない。そのことを表現したのでしょう。ということは視聴者もグルというわけです。ラストシーンがどういう意味を持っているのか、西村晃による復讐がどういうものだったのか、分かりませんが、でも、分かる。シーンが変わるたびに新宿で建設中のビルが映し出されるのも印象的。
2013年09月23日
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ブタブタ子豚! 仮面の忍者赤影 第44話「顔のない忍者」赤影の脚本は毎回密度が濃い。今回は特にそれが顕著。終盤だというのにこれでもかとネタを投入しまくり。しかも伊上勝たった一人で一年間完走。スゲー。けどまともに評価されているとは言い難い。魔風雷丸は黄金の仮面をゲットしたものの財宝のありかは分からず、仮面を着けたところで何も起こらず、持て余し気味。その頃、魔風の下っ端忍者たちは赤影たちを追っていた。ここは飛騨の国。影一族の部落がめちゃくちゃにされたことは皆知っている。下っ端忍者たちに赤影たちの行方を問い詰められた姉妹も憤慨。しかし地元にも関わらず魔風雷丸の勢力下に置かれていることに赤影は危機感を抱くが、青影と共にあっさり捕まってしまう。魔風雷丸は大喜び。ところがあっさり逃げられてしまい怒り心頭。脱出に成功したものの青影は高熱を発する。脚に毒針が刺さっていた。赤影は近くの沼に水を汲みに行くが、何者かによって引きずり込まれてしまう。しばらくして青影の下に戻る赤影。顔には泥が着いている。一方、白影と猿彦は魔風たちの罠を発見。わざと罠に仕掛けた鈴を鳴らしまくる。鈴の音を頼ってあちこち走りまくる魔風雷丸たち。このシーン、早回しで処理。挙句が魔風雷丸自身が罠に引っ掛かってしまう。これが甲賀幻妖斎だとやりすぎだが、汐路章のキャラ作りでしょうか、魔風雷丸だと許せてしまう。そんなこんなで先ほどの姉妹は沼でフラフラしている赤影を見つけて助け出す。さて、青影が意識を取り戻すと赤影が目の前に立っていた。しかしその正体は魔風忍者の一人・闇の黒蔵。ただし赤影の姿のまま青影と対決。このビジュアルが何気にスゴイ。青影は崖から落下してしまい、ニセ赤影は何食わぬ顔で白影たちと接触。しかし猿彦は「お前、黒蔵だろ?」とこっそり耳打ちする。二見忠男の芝居が上手い。そんなこんなで下っ端忍者たちに捕まえられるニセ赤影と猿彦(もちろん打ち合わせ通り)。手足の出しの様のない白影。そこへ本物の赤影参上。赤影対赤影。本物の赤影は吹き替え、ニセモノの赤影は本物の坂口祐三郎が演じてます。その上でニセモノの赤影に影を当てるなど照明凝りまくり。そんなこんなで本物の赤影の勝利。ニセモノの赤影は黒蔵の正体を現すものの、その顔と全身は真っ白け。斬られた後は粉となって風に吹き飛ばされてしまう。その頃、青影は小屋で姉妹の介抱を受けていたが地底から怪獣出現。小屋ごと突き上げられて青影と姉妹ピンチ。思わずナレーターも「青影さん大丈夫ですか?」と声をかけるが、大丈夫ではない。つ・づ・く
2018年11月12日
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おえ~。赤い運命 第11話「愛と憎しみの間に」証言台に立ち、吉野の質問に淡々と答える直子。ちょっとやべー展開になってきたと焦り始める島崎。しかし直子は「父が否定するなら、私は父の無実を信じます」と証言する。感動して目に涙を浮かべる島崎。こうして裁判は振り出しに戻ってしまう。閉廷後、吉野と山村美矢子は議論を交わす。島崎を有罪に持って行くため、本当の娘である直子をそこまで苦しめて良いのか?本来受けるべき苦しみではない。いっそ本当のことを話すべきでは?しかし吉野はいづみのため、そして島崎のためにも「それはできない」と拒否する。今の島崎から直子を奪ってしまうと裁判の結果に関係なく確実に破滅してしまう。その頃、直子は島崎と面会していた。島崎は直子に会えてうれしくて仕方が無い。同じ頃、大竹社長はいまだ裁判の傍聴を続けている大竹夫人に激怒&嫉妬していた。大竹社長は直子の事情を知っている。大竹夫人の心情もわからないではない。「だったら元に戻せば良いじゃないか!?」「そんなことできないわ」「できるさ。そんなのは大人共の勝手な思惑が働いているからだ!こうなったら俺が何もかもぶちまけてやる!」。必死に止めようとする大竹夫人に「自分の家庭が壊されそうとされているのに他人のことに構ってられるか!」と留めの発言。大竹夫人にとって直子は「他人」ではない。やべ、ちょっと言い過ぎたと反省する大竹社長。大竹夫人は全てを話す決心をする。そんな中、直子は俊介とデートを重ねていた。そのことに嫉妬するいづみ。もう耐えられへん。吉野はいづみの気持ちを受け止める。一方、大竹夫人から直子のためにすべてを打ち明けたいと聞かされる。しかし拒否。「島崎直子は芯の強い娘だ。あの娘ならどんな逆境にも耐えていける。耐えてくれる」。吉野の精神力の強さは尋常ではない。そんなこんなで何と俊介は島崎に面会。直子との交際について許しをもらうべく電撃作戦を実行。「運命はここにも皮肉な罠を仕掛けていた。島崎がかつて俊介の実の父親を殺害した人物であることは、俊介は無論、当の島崎自身もまだ気づいていないのだ」(ナレーター:若山弦蔵)。俊介の口から直子との結婚云々と聞き激昂する島崎。結婚という言葉はタブーにしよう(沢田研二)。「どうせお前の親父の差し金だろ!直子は俺の娘なんだヨ!誰にも渡すもんか~!!」。ものすごいモンスターぶりに放心状態の俊介。翌日島崎は吉野の取り調べを受ける。その際、昨日俊介が面会に来たことを話す。「大方あんたの差し金だろうけどね」。吉野は直子のこと、いづみのことについて話そうとするが「んなこと知りませんよ。直子はねえ・・・」「私の娘だ!」「・・・そうですか。じゃ仮に直子が検事さんの娘だとしたら、どうして息子さんと結婚できるんですか?」「俊介は・・・養子だよ」「ゲヘヘヘ。上手くできた話ですね。断っておきますけど私はどんなことがあっても直子を離しませんからね」。そんなこんなで剛造から直子との交際を反対される俊介。頑なな俊介に対して剛造は俊介の父親を殺害した人物が島崎だと暴露してしまう。ショックを受けた俊介は家を飛び出してしまう。その夜、吉野は白百合園の境内にいた俊介を見つける。島崎のことを隠していたことを詫びつつも、世の中にはもっとつらい人間がいると話し始める。「島崎の娘をみろ」。実の父親を殺した男に対する思い、その娘を愛してしまった自分自身を呪いたくなる思い、しかし運命とは元々そういうものだ。「言うことは一つだけだ。闘ってみろ。あの娘が闘っているように闘ってみろ」。それは吉野自身にも向けた言葉でもあった。「その夜、多くの人々が自分の運命と向かい合っていた」(ナレーター:若山弦蔵)。島崎、大竹夫人、山村美矢子、いづみ。つ・づ・く。
2019年02月18日
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新鮮なワカメを強火で炒める。赤い運命 第20話「憎しみの壁を超えて」正論と正論の激突。国家を恨む島崎と島崎の更生を考える吉野。平行線で交わらない。「この手で俺をぶん殴ったことだけは忘れんなよ」。島崎は再び記者と接触。吉野の社会的抹殺を画策する。一方、吉野は上司と同僚(仲谷昇・岸田今日子の元夫)から島崎との関係を断ち切るよう再三忠告を受けていた。そんなこんなでいづみは退院する。その様子をじとっと観察する島崎。俊介は吉野に先日、島崎と会ったことを話す。実の父親を豚野郎と罵られた。殺されて18年経った今でも恨まれなければならないことをしたのか?島崎との間に何が?吉野は満蒙開拓団のことを話そうとする。そこへ石立鉄男のようにふらりと島崎登場。「苦楽を共にして王道楽土を築こうなんてな。一緒に満州に渡った軍隊や役人のエライさんたちは、ソ連軍が入って来る前によ一目散に我先にとばかりに日本へ逃げかえっていたんだヨ」。その中に俊介の実の父親がいた。「俺はシベリアの収容所で誓ったんだ。次から次へ死んでいく戦友たちの土まんじゅうの数を数えながらな。日本へ逃げ帰ってぬくぬく暮らしている裏切り野郎を皆殺してやろうとな」と解説。島崎にとって俊介の実の父親はどうしても殺されなければならない日本人の一人だった。そんなこんなで大竹社長が吉野を訪ねてくる。大竹夫人(岸田今日子)が黙って家を出てしまったとのこと。あんたんとこに来てんじゃねーの?知らんがな。そんなこんなでいづみは直子を訪ねる。それをじとっと観察する島崎。石立鉄男のようにふらりと登場しながら直子が追った千羽鶴をいづみに投げつけてプレゼント。ついでに直子と俊介のことについて余計なコメントまで発表。病み上がりのいづみには強烈。ぶるぶる震えながら吉野に一部始終を報告。「訳もなく怖いのよ。あの人を見るとどうしてもだめなのヨ~」。本当の親子なのに。そんなこんなで新聞の投書欄に匿名の記事が掲載される。「ワタクシ善良な元受刑者ですが検事に殴られました。こんな酷いことってアリ?」。関係者にはコレ島崎と吉野のことじゃね?とモロバレ。吉野は上司に辞職願を提出する。記事を読んだ大竹夫人が心配して吉野の前に現れるが、早く子どもの待つ家へ帰るようにとだけ話す。同じく新聞を読んだ俊介は直子のもとへ。しかし直子は「父を許して下さい」と言う。俊介はガチで青臭いので「なぜ君はあんな奴を~」と言いながら走り去る。泣きたいのはこっちのほうだと直子は思ったに違いない。吉野は直子に語る。「島崎が私を恨む理由はいろいろあるだろう。だがな、あの男が本当に憎んでいるのは国家そのものなんだ。国のためという名のもとに人々を戦争に追いやった権力だ。あの男は権力の象徴として身近にいた私を的に仕立てた。そのことを知った時、私はあえて的になろうと思った。どれほどのことができるか分からないが、全力であの男の憎しみと戦おうと決心したんだ」。そしてついに吉野は俊介に直子といづみの本当の父親について打ち明ける。「たとえ島崎を恨んでもいづみは憎むな。憎しみの壁を乗り越えて妹としてでいい。いづみを愛してやってくれないか?お前ならきっと出来る」。そんなこんなで島崎のもとに二審の呼び出し状が届く。直子は島崎にこれからも一緒にいると言う。「お前~血の繋がっていない赤の他人じゃねえか~」と島崎感激して号泣。翌朝、直子は吉野に書置きを残して姿を消してしまう。つ・づ・く
2019年04月14日
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このコジキヤロー!チクショーめ! 車寅次郎 必殺仕置人 第18話「備えはできたいざ仕置」こんなの放送して良いのでしょうか?勘定組頭の加納十兵衛はかなりの変態。般若の面を被って能を舞いながら娘を襲うのが趣味。佐吉と祝言を挙げる予定だったおさとも被害に遭う。佐吉は行方不明になったおさとを探していた。主水の依頼でおさと探しを引きうけた鉄は、いんちき祈祷師に扮しておさとの父親と佐吉を訪ねるが、報酬は小銭ぽっち。そういえば錠の家に運び込まれた女がおさとの特徴とぴったり。気を失ったまま「鬼が…」とうわ言を繰り返しているが大金の報酬をゲットできるかも。しかしおさとは気が狂っていた。「佐吉はどこ?そうだご飯を作らなくっちゃ」と大量にちくわを買いこんでニコニコ。「こりゃだいぶ値が下がっちまうなあ」とがっくりする鉄と主水。佐吉はおさとを見つけるが、おさとは怖がるばかり。その様子を橘屋の番頭・五助が見ていた。報告を受けた橘屋は何かのはずみで「あらぬ方」の名前を口走ったりしないよう監視を言いつける。佐吉はおさとを引き取ったがおさとは相変わらず「佐吉さんはどこにいるの?」とぼんやり。鉄は心配して二人を訪ねる。おさとが着ていた着物は出かけて行った時のものと違っていた。さらに体中に傷があり、荒縄で縛った跡があった。鉄はおさとの頭の神経を刺激する治療を行うが反応なし。「ダメだこりゃ」。その時、能の歌が聞こえてくる。「誰だ?うるせーなー」。しかしおさとの口がパクパク動き出し「鬼!般若!」と叫ぶ。「般若って何だ!?」「十兵衛!」。おさとは般若の面を被った侍に襲われたことを思い出す。今更佐吉に会えないと言うおさとに鉄は「お前が悪いんじゃない。心配するな」そして「病気は治る。きっと治る、いいか、治るんだぞ」と言い聞かせる。主水によると相手が加納十兵衛と判明。直参旗本で家柄の良さだけでなく腕も立つ。剣豪の主水もたじたじの腕前だ。そんなこんなで佐吉は橘屋の屋敷へ潜入するが五助らに襲撃されてしまう。大雨の中、一人で留守番をしていたおさとの許に佐吉が戻って来る。「おさと・・・これだけは覚えていてくれ。橘屋・・・たちばなや」。おさとはぼんやりしたまま。「橘屋?橘屋…橘屋は誰?」。雷鳴と共におさとは正気に戻り佐吉に気がつくが、佐吉は息を引き取っていた。橘屋は江戸で1、2を争う材木屋だ。そのうえ裏で加納十兵衛とつながっている。しかも主水は筆頭与力に呼び出され、佐吉殺しの調査を中止するように言い渡されていた。今夜も十兵衛は般若の面をつけてノリノリで変態プレイを満喫&興奮。鉄はおさとから佐吉と所帯を持つ為に貯めた金を預かっていた。簡単に仕置できる相手ではないが鉄は「得意技を封じ込めれば簡単だ」と言う。翌日、下御勘定所に狂女に扮したおきんが姿を現し大騒動。「十兵衛~会いたかった~!」と笑いながら十兵衛に迫る。これには十兵衛えらい迷惑。「きちがい~!」。その夜、鉄は屋敷に侵入、熟睡中の十兵衛の耳元で恐怖の催眠術を行う。「お前の為に許婚を失い、お前の為に狂った。お前を憎みながらお前の子供を産む」。寝汗びっしょり。「やがてその子供はお前を殺しに来るだろう」。十兵衛うなされて絶叫。「夢か・・・」。夢じゃないヨ。翌日もきちがいに扮したおきんと半次のダブル攻撃。夜は鉄の催眠術。遂に十兵衛はリアルに気が狂い、妻を斬り捨てるとどこかへ行ってしまう。翌朝、奉行所に十兵衛の保護が通達されるが、万が一場合斬り捨てても良いと聞いた主水は狂った十兵衛を一刀両断にする。そして鉄と錠は橘屋と五助を仕留める。お・わ・り
2020年11月15日
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鼻血が出てきた。幾つだよ。ウルトラマンレオ 第28話「帰ってきたひげ船長! 浦島太郎より」何と岡田英次がゲスト出演。よく出てくれたな。実相寺昭雄つながりか?そのせいかダンの出演は1カットのみ。上田忠好(荒谷二中の清水教諭)と阿藤海も出演。謎の潜水艇がレーダーから消えた。ゲンは海上から捜査を行う。その頃、釣りに来ていたトオルとカオルは漁船の船長(岡田英次)と知り合う。三人はバイオレンスな漁師たちに襲われるパラダイ星人の子どもを見かける。「魚が釣れなかったのはコイツのせいだ!」「殺しちまえ~!」と上田忠好と阿藤海が先頭になってぼこぼこの半殺し状態。船長は珍しい真珠のお守りと交換にパラダイ星人の子どもを助け、海へ逃がしてやる。パラダイ星人の子どもは海底に潜む潜水艇に向かって救援信号を発した。その夜、船長はパラダイ星人の子どもから助けてくれたお礼に良い所へ招待すると言われる。捜査に訪れたゲンにもそのことを正直に話す。ゲンは危険だと止めるが「危険?人間のほうがよっぽど危険だと思うがね。あんな可愛い星人の子を殺そうとしたんだからね」と意に介さない。「俺はもう船長じゃないんだ。去年は不漁でね、船から降りろと言われてるんだ。魚が取れなかったから。いや取らなかったのかな。他所の国の権利を侵してまで。しかし酷いな。俺だって長い間あの船に乗ってインド洋からアフリカのほうまで命を懸けてね」。船長はパラダイ星人を信じていると話してゲンと別れるが「しかし俺がこの辺の漁師だったら・・・助けってやったかな?」と独り言を呟く。そこへ阿藤海が大人のパラダイ星人が仕返しに現れたと大騒ぎしながらやってくる。そんなこんなで船長はパラダイ星人の潜水艇に招待される。ご馳走の大盤振る舞い。その頃、上田忠好と阿藤海は大人のパラダイ星人に襲われていたところをゲンに助けられる。ゲンは海岸で船長のパイプを見つける。パイプを失くした船長にパラダイ星人の女王は黄金のパイプを与える。ただし「そのパイプでタバコを吸わないで下さい」と約束される。子どもを助けてくれたことに感謝する女王に船長は人間として当たり前のことをしただけだと話すが「しかし私たちの子どもを殺そうとした人間もいた。地球には心の中に悪魔が住んでいる人間もいる。我々は悪魔が憎い。見ているがいい」と怒りを口にする。そして上田忠好半殺し。「村が襲われる。俺の子どもを助けてくれ~」と勝手なことを言う。二人のパラダイ星人は合体してキングパラダイに巨大化。漁村を徹底的に壊しまくる。ゲンはレオに変身してキングパラダイを倒す。再び平和が戻ったが、船長はそれっきり海には出ていかなかった。そして黄金のパイプでうっかりタバコを吸ってしまう。その後、都会の真ん中で子どもたちを相手に不思議な体験を話す老人の姿があった。老人は船長だった。お・わ・り
2021年03月05日
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もうマッチさんの時代じゃない!(爆)。伝説巨神イデオン 第25話「逆襲のイデオン」ソロシップはまだキャラルに滞在。コスモはキッチンを連れてドライブ。ソロシップに乗らないかと誘ったり、この星を守ってやると熱くなったりと。どうやらキッチンに惚れたね。しかしキッチンは「ええ」とか「まあ」とか素っ気ない返事。女なんてそんなもんです。ソロシップでミーティング。ベスはカララにバッフ・クランの星の場所を教えてほしいと頼むが、流石にカララも答えられない。その頃ギジェはダラムから軍とオーメ財団が手を組んだことを知らされる。近いうちにハルルが対巨神用兵器を送ってくるとか。そんなこんなでバッフ・クランとソロシップ&キャラル軍が激突。『イデオン』はスポンサー(TOMY)の要望なのか、やたら戦闘シーンが多い。内容が内容なだけにややうんざりする。ソロシップがダラムの戦艦に体当たり。「あの戦い方は特攻だ!カミカゼ…何かの資料で観たことがある」ってダラムは地球の日本のことを知ってるの?そんなこんなでコスモ必死のパッチで絶叫。ゲージがフルパワー。イデオンは重機動メカを撃破するが、コスモが重傷を負ってしまう。その最中重機動メカから脱出したギジェはイデオンのあちこちに核爆弾をセットしまくり。その姿を発見したコスモはカーシャとモエラに操縦を任せ、ギジェと対決する。ビームサーベルで斬り合うが互角の戦い。追ってきたカーシャとモエラに核爆弾をは外すよう指示。ギジェの作戦失敗。再び重機動メカに乗り込んでイデオンを捕まえるが、三機に分離、撃破されてしまう。一方地上ではキッチンが生き残っていた子どもたちを誘導していた。そこへダラムたちの脱出艇が不時着。それに気づいた子どもがバッフ・クランの兵を撃ってしまう。ダラムはすかさず撃ち返すが、女子どもと知って後悔する。キッチンは即死していた。その頃コスモは輸血が必要だった。コスモと同じO型の血液が極端に少ない。カララは自分の血液型を調べるよう申し出る。そしてバッフ・クランの星の位置を示す。なぜ急に教える気になったのか?「あなた方の苦しみを見るに堪えられなくなったのです。けれどそれだけが理由じゃありません。何故か・・・」。そんなこんなでカララの血液型がO型と判明、コスモに輸血される。その様子をニコニコで眺めているパイパー・ルウ。バッフ・クランの星はソロ星から250万光年離れている。その正反対側250万光年先に地球がある。二つの星はソロ星を挟んで一直線に位置していた。「コスモはまだキッチ・キッチンの死は知らない。そして新たな力が生まれつつあることについては誰一人知る者はなかった」(ナレーション・ぶりぶりざえもん)。「新たな力」とは?つ・づ・く
2021年07月13日
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マー兄さん。スクール☆ウォーズ~泣き虫先生の7年戦争~ 第5話「最後の闘魂」「その日を境に富田圭子の消息はぷっつり途絶え不良グループの攻撃も鳴りを潜めた」(ナレーション・芥川隆行)。大三郎は乱世会のビビりぶりから圭子は大物ヤクザの娘ではないかと考える。しかし光男は「俺は絶対に信じないぞー!」と泣きながら飛び出す。今回強気の教員たちは水原たちの退学処分を検討していたがけんじだけ反対。退学にすれば本物のヤクザになってしまうかもしれない。既に本物以上だが。結局、山城校長の判断で二週間または一週間の謹慎が決まるが、冬休みとほぼ重なるため実質無罪放免。そんなこんなでクリスマス。けんじは久しぶりに家族サービス。そこへ水原たち出現、卒業まで大暴れすると宣言する。その頃ラグビー部は全国大会の予選に出場。初戦敗退。けんじノータッチ。加代から報告を聞いても「あんなチーム勝ったらラグビーはお終いだヨ」。ところが報告は続く。尾本たちは試合終了後、負けたのはけんじの指導を受けたからだと狂った言いがかりをつけて2年生以下を半殺しにしたと言う。躊躇していた内田も水原に脅されてぼこぼこに加わる。尾本は卒業まで自分がキャプテンだと宣言、卒業後もけんじを監督として迎え入れないよう血判付きの誓約書を書かせる。本物のやくざ以上です。「あいつらなんてことを!」と言いつつ「俺は今後一切ラグビー部から手を引く!」と肩透かし。それなら自分もマネージャーを辞めると加代が言い出すが、加代の両手を握りしめてラグビー部に残るよう説得する。そして新年。けんじは凧揚げしたいとねだる娘をうぜーなーと思いながら公園へ。でもこんな平和な生活もイイねと思っていたところに、ラグビー教室のかつての教え子たちが指導を頼んでくる。つうことでブランコで遊んでいる娘を放置していい汗かくぜ。しばらくして「あれ?娘いねーよ」。帰宅すると娘は戻っていたが怒りで泣きじゃくり。節子もカンカンだった。そして3学期。謹慎明けの水原たちが登校、早速けんじを挑発する。多忙なはずなのにけんじは光男に頼まれて圭子が通学している港南女学院を訪れ身元調査。圭子は2学期の終わりに大阪へ転校したこと、戸籍上の父親がいないこと、母親は未婚の母だと知る。個人情報ばらしまくりの港南女学院。けんじも光男にばらしまくる。そんなこんなでラグビー部は休止状態、圭子を信じて待つとカッコいいこと言ってた光男は連日悶々、節子は今夜もカンカンだった。けんじが市役所時代の仲間と飲んで帰宅すると娘が39度の熱にうなされていた。そこに夕子から光男がいなくなったと電話が掛かってくる。出かけようとするけんじに節子激昂。それでも光男を探すため大三郎・夕子夫妻に事情聴取。するとグラウンドからボールを蹴るような音が聞こえる。光男が一人でラグビーの練習をしていた。けんじ思わずハイテンションで光男と練習。いい汗かいたぜ。スッキリして帰宅すると誰もいない。そこへ隣の奥さんが現れ「救急車が来て大変だったのよー」と告げる。娘が急性肺炎でヤバかったのだ。節子は我が子よりも他人のために家を開けたけんじに超激怒&顔面殴打。けんじしょんぼり&ウィスキー一気飲み。ラグビー部の連中に嫌われ、番長グループから目の敵にされ、それでも少しでも学校が良くなればと頑張ってきた。「それなのに・・・それなのに皆、誰も分かってないんだ!」とグラスを叩きつけ大暴れしかけた瞬間「突然ある思いがけんじのカラダを電流のように貫いた。あいつらももしかしたそうなんじゃないのか。あの不良共も誰にも理解されぬ苛立ちから非行に走ったのではないか?けんじは今自らが例えようのない孤独感に陥った時、初めて非行少年たちの心情を肌で感じ取ったのだ」(ナレーション・芥川隆行)。しかし節子は娘を連れてしばらく実家に戻ると言う。ショックを受けたけんじは居酒屋で山城校長のカウンセリング&辞職を申し出るが「奥さんは必ず君の元に戻ってくる!我々の試合はまだ始まったばかりじゃないか!」と励まされる。「校長!」「頼むよ滝沢君!」。その後けんじは水原の父親が炭鉱の落盤で事故死したこと、母親が水商売をしていることを知る。つ・づ・く
2022年02月27日
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