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モデルとしても大活躍。必殺仕置屋稼業 第23話「一筆啓上墓穴が見えた」たまには凡作だってあるよ。酒屋の清吉は働き者だよ。美人の奥さん・お篠(吉沢京子)とハッピーライフ。その頃、松雲寺では連日博打を開催、寺社奉行見廻り筆頭同心の榊(戸浦六宏)は博打を見逃す代わりに住職の春慶(天王寺虎之助)から賄賂を貰っていた。榊には清太郎という甥がいた。清太郎は病弱のため、いつか後任に就かせようと思っていたが、清太郎は榊の不正が許せなかった。しかし自分の治療費は賄賂から捻出されていたのでつらい。ある夜、博打狂いの伏見屋がイカサマ、逆ギレして奉行所に訴え出るなど言い出したためぶっ殺され、寺の墓地の適当なとこに埋められる。その光景を見て清太郎はますますつらい。伏見屋の女房は夫が松雲寺へ行ったまま三日も戻ってこないと奉行所に相談するが、管轄外のため取り合ってもらえなかった。主水は何となく気になる。その夜、帰宅すると伏見屋の女房がせんとりつを通じて昼間の件を持ち掛けていた。そんなこんなで伏見屋を捜査することになり、とりあえず亀吉を連れて松雲寺へ。しかし榊のガードは固い。主水は伏見屋が殺されている可能性があると睨む。そんな中、榊の悪事に加担することに耐えられなくなった清太郎は自害してしまう。榊は家督を絶やさないため、長崎に留学させている清太郎の弟・清二郎を呼び戻すことにする。ある夜、清吉の許に榊から手紙が届く。嫌な予感的中。榊から戻って家督を告げと言われる。清吉は口減らしのため酒屋へ養子に出されていた。それを今更戻れと言われてもね。清吉は酒屋の主人として生きていくつもりでいた。しかしあれこれ脅迫され、お篠と無理矢理別れさせる。こうして清吉は清二郎として榊家に戻る。一方、伏見屋の遺体はなかなか見つからない。印玄は松雲寺のチンピラを脅して真相を白状させる。しかし遺体をどうやって見つけて運び出すか?遺体は寺の中にあるため手が出せない。遺体が見つからなければ事件として扱うこともできない。そんなこんなで清吉は松雲寺の博打を知り、兄の清太郎と同様に嫌悪感を抱く。そこでお篠の許に戻るため奉行所へ訴え出ることにするが、口封じのため榊と春慶に殺される。お篠は捨三に仕置屋を探して恨みを晴らしてほしいと頼む。寺社奉行が捜査に乗り出すと今回の一件はうやむやにされる、そうなると伏見屋の女房、お篠は泣き寝入りすることになってしまう。捨三の調べで全て裏が取れたが、寺社奉行と話し合いがついたことで主水は松雲寺での遺体掘り起こしに駆り出されることになる。寺社奉行、榊、春慶、村野様ほか野次馬たちが見守る中、掘り起しが始まるが、遺体らしきものは出てこない。しかし捨三が墓地の外れに埋められていた伏見屋の遺体を見つける。捨三を襲った下っ端を印玄が背骨を折り曲げて壁抜け男状態にする。「死体が出たぞー!」捨三の声にギャラリー全員移動。その隙に主水は榊を始末、市松も春慶を仕留める。切腹をしたような姿勢で死んでいる榊。「村野様ー!」「中村・・・これはどういうことだ?」「覚悟の自害のようですな」お・わ・り
2022年05月29日
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朝から雨って嫌ですな。特捜最前線 第260話「逮捕志願!」今回は夏夕介演じる叶旬一刑事が主演。15年前に起こった通り魔殺人事件。犯人不明のまま時効が成立しようとしていたが、唯一の被害者である男性の父親が「自分が犯人である」と名乗り出る。しかし、状況証拠に乏しく、誰もまともに取り合おうとはしない。むしろ一人暮らしの老人が淋しさを紛らわそうとしている狂言だと決めつける始末。しかし、叶刑事だけがその老人の証言を立証しようと奔走する。しかも時効まであと数日足らず。老人の息子は覚醒剤中毒に罹り、家族への暴力が絶えなかった。家庭の崩壊に耐えられず息子を刺身包丁で刺殺した、というのが真相だが、証拠がないまま15年を迎えようとしていた。叶刑事が単独で無駄な努力とも言うべき物的証拠探しや、老人の証言と捜査報告の矛盾点からありとあらゆる整合性を図ろうとする。老人を犯人として逮捕することが、老人を救済することになり、老人にとって息子への供養となる。終盤の畳みかけるような展開がすごい。老人の証言が真実だったとする謎解き、そしてその証明。熱かったヨ。
2013年02月18日
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僕は科学者だ! 星桃次郎 新必殺からくり人 第11話「東海道五十三次殺し旅 庄野」冒頭から広重の「庄野 白雨」をあぶるお艶たち。「竹のうち」と書かれた番傘が赤く浮かび上がる。広重によると「お艶さん、この絵をよっくご覧ください。私がなぜ唐傘に「竹のうち」と記したか。それは傘を差した御人のこの後のことが、どうしても気にならずにいられなかったからです。去年の夏のある日、二里ほど離れた亀山に行った帰り道、この峠付近で姿を消したきり行方知れずになってしまいました。その御人は庄野宿で代々本陣を構えていなさる竹之内庄左衛門さんという御方で、私は縁あって一方ならぬお世話になりました。もし裏に何かがあるのでしたらお艶さん、その時はお頼みします」とのこと。本陣は大名が参勤交代などの際に泊まる宿。庄左衛門の本陣はかなりの財力を持っているはずだが、後を継いだ娘のるいが旅人を相手に焼き米を売っている有り様。大名一行をもてなすたびに莫大な出費がかさみ、竹之内家の資産は底をついていた。しかし、るいには信頼のおける番頭の嘉平とときわ屋の番頭で恋人の巳之助の二人が支えになっていた。Bクラスの本陣・村田屋は嘉平に資金提供を申し出るが拒否。しかし三日後には大名行列が到着する。嘉平は亀山で何とか五十両を工面することができたが、その帰り道に村田屋の番頭・辰三に殺されてしまう。村田屋は竹之内家の本陣株のゲットを狙っていた。そんなこんなでるいの許に借金の取り立てが詰め寄るが、村田屋が肩代わりを申し出る。もちろんるいは村田屋の申し出を断る。お艶たちの存在が邪魔だと感じた村田屋は、役人を通じて水野忠邦による綱紀粛正を理由に明朝までに庄野から出るように仕向ける。巳之助はるいに村田屋の申し出を受け入れるよう説得する。巳之助はかつて村田屋に命を助けてもらったことがあった。その話を聞いてるいは村田屋を訪ねる。村田屋は無条件で二百両を提供する。その代わりるいをレイプ。その現場を巳之助が目撃してしまう。巳之助はるいが村田屋に身体を売ったと思い「私には女の気持ちが分からないよ!」と言って竹之内家から出て行ってしまう。しかし、実はすべて村田屋と巳之助の芝居だった。絶望したるいは川へ身を投げるが蘭兵衛に助けられる。蘭兵衛は巳之助にずぶ濡れになったるいを見せつける。るいが死んだと思った巳之助は慌てて村田屋に報告。お艶たちを始末しようとするが、蘭兵衛が巳之助を、ブラ平が辰三を、お艶が村田屋をそれぞれ始末する。翌日、晴れ晴れとした表情で出発するお艶たち。入れ替わるように大名行列が庄野入りし、るいは本陣を取り仕切って大名行列を出迎える。「広重さん、庄野での仕事、無事に相すみました。お艶ほか一同」。お・わ・り
2021年02月13日
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号泣した。SFドラマ 猿の軍団 最終回「喜びの帰還」「猶予を5分間与える」。ユーコムはこの世界から徹底的に人間を排除しようとしている。4人は逃げ出すが、元の場所に戻ってしまう。ユーコムは人間を滅ぼしたほどの力を持っている。逃げることはできない。二つのうちのどちらかを選ばなければならない。泉先生は未来へ行くことを選択する。たとえ未来であっても同じ地球ならば生きていける可能性がある。しかしゴードは他の惑星へ行くことを選択する。猿がのさばっているかもしれない未来へ行くよりも他の惑星での生活に賭けたい。「それにずっと思っていた。俺は泉先生や次郎やユリカちゃんとは違う人間ではないのか?どこか違うような…」。そんなことはない!4人で未来の世界へ行こう!あなたがいたからここまで生きてこれた!もう一度人間の社会を4人で作ろう!それは泉先生からゴードへの愛の告白でもあった。ゴードは泉先生たちと未来の世界へ行くことを決める。しかし目の前に現れたコールドカプセルを見て動揺する。「これは何だ!こんな物に乗りたくない!」と逃げ出そうとするが、ユーコムに阻止され強制的に収容される。気がつくとユリカは病室のような部屋で眠っていた。目を覚まし部屋の外に出る。人の気配だけはする。コールドスリープから目覚めた時、猿たちと遭遇したことを思い出す。そして病衣を着た泉先生と再会し、二人は無事を喜ぶ。そこへ泉先生の上司・高木博士が現れる。二人は未来の世界ではなく現代に戻って来れたのだ。次郎も無事である。しかしコールドカプセルに入っていたのは三人だけだという。ゴードの姿がない。泉先生たちは地震の発生後7日間コールドカプセルと共に地中に埋まっていたとのことだが、未来の世界で半年間過ごしていた。その証拠にコールドカプセルにゴードのペンダントが残っていた。さらにコールドカプセルにカウントされていた西暦3973年と、現代の科学では不可能な超低温の設定。高木博士は泉先生の話を信用すると言う。未来へ向かうべきコールドカプセルが超低温によって超伝導作用を起こしタイムマシンになったと。ただしゴードだけは時間軸の違う世界の人間だったためズレが生じてしまい、別の世界へ飛ばされていた。誰もいない砂丘を一人彷徨うゴード。泉先生は自分のしてきた研究に疑問を持つようになり、研究所を退職する。そしてユリカと次郎を連れて河口湖へ旅行に出かける。野猿公園で猿たちと戯れる泉先生、ユリカ、次郎。今頃ペペはどうしているだろうか。そこで飼育員の姿をしたゴードを見つける。駆け寄る三人。しかしゴードと瓜二つの青年はやはり別人だった。青年になつく妹。まるでペペのようだ。原作者のテーマすべての生き物はそれぞれの命を精一杯に生きる権利がある。小松左京田中光二豊田有恒
2017年12月12日
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また騙されちゃった。必殺仕置屋稼業 第28話「一筆啓上崩壊が見えた」吉原に身を売ることになったおさよを強請る卯之吉。市松は卯之吉を始末するが、誰かに見られてしまう。卯之吉は殺し屋の元締・睦屋佐兵衛の息子だった。父親の睦屋に殺しを頼んだ依頼人の弱みに付け込んで強請集りをする外道。おさよの父親・与平(藤森教授)も被害者の一人で、おこうが与平から卯之吉殺しを請け負った。問題なのは市松が主水たちとは別に他の殺し屋からの仕事も請け負っていること。市松は以前、睦屋から仕事を請け負ったことがあった。今回のことが睦屋に知れたら市松だけでなく主水たちの命も狙われる。主水は市松にしばらく身を隠せと言う。印玄にも市松を守ってやれと言うが「俺たちを売るようなそぶりを見せたら構わねえから…殺せ」「市松はそんな男じゃねえよ!」。ある日、おこうは中村家を訪ね、せんとりつに出張髪結い。主水は頼んだ覚えがないとおこうを連れ出すと、市松が殺しの現場を見られたと告げる。睦屋はあらゆる手を使って命を狙ってくるに違いない。「あの世に銭を持って行ける訳でもないし、今のうちにパッと使って道楽でもするんだな」。そんなことよりおこうは主水に髪結い代を請求する。たまには奥方孝行するよう気を利かせたが、嫁の出来の悪さに閉口「あんな嫁はん早よう縁切って糞ババアと一緒に追い出しなはれ」。追い出すと言っても出て行くのは養子の主水。「出て行ったらよろしいがな。わてが面倒見てあげまんがな」「え?髪結いの亭主か…はは悪かねえな」。ある日、村野様は主水を連れて市松を訪ねる。目安箱に市松が人殺しだという訴状があったからだ。この半年間、江戸で次々と変死体が上がっている。村野様は密かに下手人を探していた。さらにその夜、竹トンボを削り出していると卯之吉の兄・徳太郎(ブラック指令)に襲撃される。翌日、子どもたちに竹トンボを披露。ほのぼのしたやり取りに見張っている印玄もほのぼの。その直後、市松は睦屋の配下・伊蔵たちに捕まってしまう。激昂した睦屋は市松を何度も殴りつける。「俺はお前エを殺してやりてえ!だがお前エ一人を殺しやしねえ。お前エに殺しを命じた奴、その中を一人残らず殺さにゃあ俺の気が済まねえ!」。しかし元締と仲間の名前を言えば命は保証する。猶予は三日間。市松は印玄につけられていることに気づいていた。「もし俺が裏切るようなそぶりを見せたら…殺せと言われているんだろう?八丁堀ってのはそういう男だ」「八丁堀がどうだろうとお前エは裏切るような男じゃねえ。俺はそう信じてるんだよ!」「信じてる!?・・・だが俺は死にたくねえ」。それでも信じていると訴える印玄に「八丁堀に言ってくれ。八丁堀の命は俺が握ってるってな」。そんなこんなで与平とおさよは睦屋に拘束され、卯之吉を殺した仕置屋の名前を言うよう拷問を受ける。与平があっさり口を割ったことを知った主水と捨三はおこうの許へ。おこうは伊蔵に連れ出されるところだった。そこへ主水が強引に割り込み、盗人の疑いで番屋へ連行して命拾い。しかし盗人の疑いを掛けられると商売あがったりとぼやく。「お前エ金と命とどっちが大事だ?」「どっちも大事だす。せやけど中村はん、あんたとわてとちょっとした道行でんな」と暢気なことを言う。そこに心中騒ぎが起こる。河原に与平とおさよの遺体が打ち上げられていた。「お前エも寸でのところでああなるところだったんだぞ」。その夜、おこうは素直に牢へ入る。しかしおこうと繋がっているのは主水だけ。おこうが口を割れば主水が危ない。市松は場合によってはおこうの口を封じるべきだと主張。「俺の口だって封じるつもりでいるんだろう?そうだろう八丁堀」。決断できない主水。「それは・・・いずれ俺が決めよう」。翌朝、牢からおこうの姿が消えていた。盗人は火盗改めの管轄のため連行されたというが、実際には睦屋に監禁され拷問を受けていた。責め殺されるならまだ楽だ。主水の名前を吐かせるまで、殺さずに責め続けるだろう。印玄はおこうを助けに行くと言うが、主水は正体を明かすことになると止める。おこうを見殺しにするのか?ここでも主水は決断できない。市松も姿をくらましたまま。印玄は主水と捨三を残して単身睦屋の屋敷に向かう。その頃、市松は仲間の名前を言う代わりにおこうを引き渡すよう睦屋と交渉していた。睦屋は市松の真意を見抜くとピストルを突き付ける。一方、責め続けられるおこう「市松さん・・・わてのことなら心配いりまへんで・・・」。絶体絶命と市松とおこう。その時、屋根裏に潜んでいた印玄がおこうを吊り上げる。その瞬間、市松は伊蔵を仕留める。睦屋の撃った球が印玄に命中するが、印玄はおこうを抱えて屋根の上へ。待機している市松に向けておこうを降ろそうとする。その時、背後から徳太郎に刺される。それでも縄を離さずおこうを降ろす。滅多刺しされる印玄。市松がおこうを受け止める。印玄は徳太郎に刺されたまま徳太郎を離さず落下、市松の目の前で絶命する。「印玄・・・!」。女(母親)にトラウマを持つ印玄が女を助けるため、自分の殺し技で死んでしまう。しかも母親と同じ死に方で(※第13話参照)。市松はおこうを抱えて主水と捨三が待つ竹の湯へ。「印玄が死んだ!」「そうか…」「おこうを助けて・・・見事な死にざまだったよ」。おこうの意識は朦朧としている。主水の呼びかけに「誰が死んだりしますかいな、どっさり貯めたお金をあんたと使うまでは死にまへんで・・・死んだりしますかいな…中村はん・・・あんたあほや、ほんまにあほんだらや、あんな嫁さん早え別れはなれ」「それだけ憎まれ口が叩けりゃ死んだりはしねえぞ」「抱いて・・・わてを抱いて・・・中村はん、この稼業やめたらあきまへんで、いつまでも続けとくなはれや、いつまでも・・・この稼業続けときなはれや・・・」。おこうは息を引き取る。主水は必ず睦屋を始末すると言うが、この期に及んでも動こうとしない。「それじゃ死んでいったおこうや印玄はどうなる?皆手前エのつら晒して死んでいったんだ!」「だがな市松、俺が役人だからこそこの稼業は成り立っているんだ。俺のつらの皮が剥げてみろ。この稼業はやっていけねえぜ」。思わず飛び出そうとする捨三に「待て!死んだ奴は帰ってこねえぞ…捨三!ぎりぎり一杯生きるんだ」と諭す。市松は主水を睨み続ける。翌朝、市松が捕まってしまう。睦屋が番頭の伊蔵を市松が殺したと訴えたのだ。他にも証人がいるため番屋から小伝馬町へ移送、本格的な取り調べが決まる。睦屋は市松を助けるため必ず仲間が姿を現すと考え、番屋の周りを見張っていた。ある夜、主水はしれっと睦屋に声を掛ける。「実はあんたにお願いがあるんですがな」「お願い?何の」「市松のことなんですがね」「市松の?」「市松が殺しをやったのは人違いだとあなたから申し出てくれませんかな?そうすりゃ市松は無罪放免、獄門打ち首は取り消しになるんですがね」「そうか…あんたが仕置屋の元締だったのか…!」「中村主水だ!」睦屋は主水に始末される。市松の移送は明日。睦屋殺しで村野様たちはピリピリしている。牢屋で対峙する主水と市松。主水は今の状況ではとても牢屋から逃がすことはできないと告げる。「そんなことを言いに来たのか。小伝馬町に行きゃ調べが始まる。取り調べには拷問はつきものだ」「そりゃ俺だってお前エをこっから出してやりてえ。今すぐにもな。だが下手して俺の首が飛ぶようなことになってみろ?稼業に差し支えるんだ」「手前エの首が飛ぶのがそんなに怖いのか?」「・・・」「それはお前エの本音だろ?」「・・・」「何だかんだ言いながら結局手前エを一番大事にしているのはお前エじゃねえか!」。何も言い返すことができない。その夜、主水は屋台でそばを食べながら持ち帰り用の握り飯を注文すると再び牢へ。市松に竹串を渡す。「これはどういう意味なんだ?」「・・・」「どういう意味なんだ八丁堀!」「・・・」「死ねってことか?」「うん…死んでもらうぞ」「俺が口を割ればお前エも一緒に地獄へ落ちる」。市松に睨まれ視線をそらす主水。翌朝、雪が降る中、市松が小伝馬町へ移送される。市松の周りを主水たちが警護している。その時、子どもたちが遊んでいた竹トンボが飛んでくる。市松は足元に竹トンボが落ちると転んだふりをして拾い上げる。竹トンボの羽で縄を切り始め、主水が市松の後ろに回り込む。縄が切れる。後ろをつけていた捨三を主水が怒鳴りつける。列から離れようとする主水を同心が注意する。その瞬間、市松は同心から刀を奪って首に突きつける。同心は主水に市松を斬れと命じる。「いやしかし・・・」「構わん!斬るんだ!」と言われて刀を抜くが、捨三が後ろから主水を突き飛ばす。その弾みで市松逃走、姿を見失ってしまう。主水は物陰に潜んでいる市松に声かけると握り飯の入った包みを渡す。無言で受け取る市松。その後、主水は今回の失態で減俸の上、奉行所の中でも一番最低の牢屋敷見廻り同心に格下げが決まる。江戸から逃げ出せた市松は主水から貰った握り飯を口にする。頬張るとかちりと硬い音がする。握り飯の中に小判が入っていた。笑みを浮かべる市松。誰もいない奉行所で主水は書類を火鉢にくべていた。髪は乱れ、無精ひげを生やし、やつれている。しかし主水もまた笑みを浮かべていた。つ・づ・く!
2022年06月05日
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明後日もシチューよ。仮面ライダーV3 第28話「5大幹部の総攻撃!!」絶体絶命のピンチをくぐり抜けたものの結局ガラス張りの部屋に閉じ込められてしまう。その光景をどす黒い笑顔を浮かべて観察する5大幹部たち。変身解除で人間態に戻った風見志郎。「貴様たち一体何を企んでいるんだ!」。前回ちゃんと説明がありましたけど。そのためにあんた解毒剤を奪いに来たんでしょ?その頃おやっさんたちは連絡が取れなくなった志郎を案じていた。そして5大幹部たちは会議をしているが何を話し合っているのかよく分からない。東京の半分がわずか半日で壊滅状態。この調子でどんどん毒ガスをばら撒けばいいのに。ところがそこにラジオのニュースが流れますよ。城南大学の南原博士によって毒ガスの解毒剤が完成。超やべーよ。つうことでニセの新聞記者を南原博士のおうちに派遣。実は南原博士とその助手はおやっさんと純子が扮したニセ者であり、ラジオのニュースもおやっさんによるフェイクニュースだった。ニセモノVSニセモノ。新聞記者はワナゲクワガタの正体を現すが、南原博士がニセモノだとは気づいていません。おやっさんと純子の作戦成功、まんまとデストロンのアジトに連行される。ドクトルGは南原博士に毒ガスの解毒剤を作らせようとするがあんたたち元々解毒剤持ってたよね?今回全員ボケ合戦?その頃、地獄大使はイキって単独行動。閉じ込められている志郎の様子を強引に確認しようとするがいませんよ。ではなく天井にV3が張り付いていた。つうことで地獄大使を人質に取ってあっさり脱出。一方、南原博士に扮したおやっさんたちは毒ガスの解毒剤を作れと迫られていたが作れるわけねーよ。そこで紙切れにデタラメの方程式を書きまくり。アバウトなことばっかりやってけっどバレたら処刑されるんじゃねーの?とひやひやする純子が思った通り、ドクトルGにはバレバレだった。そんなグダグダした展開とV3の特訓シーンを挟んで最終決戦。再生怪人軍団ぶっ殺し。5大幹部アジトで昼飲み。特訓の成果でワナゲクワガタぶっ殺し。ついでに起爆スイッチオン。突然アジトが揺れ始めてあたふたする5大幹部。戦闘員が「30秒後にこのアジトは爆発します」と冷静に報告。30秒後ってすぐじゃねーか!とか言っている間にアジト大爆発、見せ場が全くないままゾル大佐、死神博士、地獄大使、ブラック将軍は全滅してしまう。一方、V3、おやっさん、純子は無事に脱出。解毒剤は城南大学で大量生産中。「ドクトルGや大幹部も死んだしこれでやれやれだ」とおやっさん楽観視しすぎだろ。ドクトルGがそう簡単に死ぬとは思えない。「ライダーV3が予言した通り恐るべきドクトルGとの最後の決戦が迫って来るのである」(ナレーション・中江真司)。つ・づ・く
2025年11月28日
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一日かけてたまった記録を整理し続けたが、一日かけても終わらなかった。。。そりゃ電話や訪問の合間を縫ってまとめられるはずがないわな。怪奇大作戦 第20話「殺人回路」会社の社長が息子に殺される。それも社長室に飾っていた絵画から抜け出た美女の放った矢によって。正確にはそれを見てビックリして心臓マヒを起こして死亡。すべては息子の仕業。会社のコンピュータを使って、殺したい相手を入力するとホログラフィで美女が現れて弓矢で殺してくれる。結構凝ってるね。でも弓矢で撃たれたらなぜ死んでしまうのか?その原理は特に触れない。解説もしてくれない。とにかくビジュアル重視のお話。そんなこんなでトップ交替、社長の息子が二代目社長に就任。一方、先代の社長派だった次期重役候補の伊藤大助は電子計算室の課長に降格。大助は会社に何か起こっていると感じ、学生時代の友人・SRIの的矢所長に相談。営業畑一本だった大助は事実上、左遷され「コンピュータはよくわかんねーよ」と困っているはずなのに「ガハハハ」と笑い飛ばしてしまう豪放磊落オヤジ系キャラ。二代目社長はそういうのも気に入らなかったのか、降格人事にとどまらずコンピュータを使って大助を殺そうと画策する。そんなこんなで的矢所長らの活躍で事件は解決。大助と的矢所長は会社の屋上で「ガハハハ」と笑い飛ばす。お・わ・り3話連続で的矢所長が主役。チームの隊長格がこんなに主役を張るのも珍しい。脚本は市川森一と福田純の共作。となっているが、実際には市川の脚本を福田が大幅に改稿。後に市川は「非常に不本意だった」とコメントしている。元々は父親と息子の近親憎悪がテーマだったらしいが、福田がそれを企業サスペンスものへ原型をとどめないぐらいまで改稿。そりゃ怒るわ。しかも東宝で何本も映画を撮っているベテラン監督に舐められたわけだから。これはこれで面白かったけど市川版も観たかった。現在、市川森一が執筆した脚本のデジタルアーカイブ化が進められ、無料公開されている。そのうち読めるようになるかなあ。
2013年12月23日
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大島渚、無茶苦茶だなあ。必殺仕置屋稼業 第21話「一筆啓上逆夢が見えた」南町奉行所の筆頭与力・酒井が急死。後任は誰か?樋口、日暮、水沼の三人はやきもき。南町奉行・鳥居(志村)が三人の中から選ぶよう命じたことで下品な選挙戦が開始される。主水が北町奉行所から転勤した当初は規律に厳格だったがはずが、一票を獲得するため規律は乱れまくり。大坂から研修に来た千里京之介(花紀京)はこれでは研修にならんと呆れ返る。そこで誰が筆頭与力になるか、賭けをして小銭稼ぎを思いつく。主水は一口乗るが、せいぜい自薦の一票だけだと言う。その頃、三流の油問屋・泉屋(高倉長官)は後家の座を狙うお袖から大商人になれる儲け話を持ちかけられていた。お袖はわざと日暮にぶつかり、着物を汚すと家に招き入れてお色気攻撃。日暮はすっかり泉屋に丸め込まれてしまう。樋口と水沼には材木問屋の檜屋、米問屋の越後屋のビッグな後ろ盾があった。そこで泉屋は殺し屋に檜屋の始末を依頼する。実は檜屋は借金を抱えていた。そのうえ選挙資金のため店を抵当に入れようとしていた。樋口が筆頭与力に就任し、奉行所の出入り商人になれば店は安泰。何としてでも樋口に勝ってもらわなければならない。しかし橋の上で何者かに殺されて川へ転落する。翌朝、檜屋は溺死と判断されるが、首筋に突き刺したような傷跡があった。村野様のずさんな調べに主水は「どいつもこいつも・・・」とぼやく。さらに下手人が市松ではないかと疑う。案の定、檜屋が殺された日、印玄が風俗代を借りに市松を訪ねた際、仕事用の竹串を削っていた。市松は否定するが主水に竹串を見せろと迫られる。「しつこいぞ。俺が他で仕事をするのがそんなに癇に障るのか?」「ばかやろう!手前エよく調べてからやったのか?ひょっとして檜屋の恨み晴らすことになるかも知れねえぞ」。市松は檜屋に立ち寄ると、檜屋の亡骸に手を合わせるふりをして首筋を確認、小さな刺し傷を見つける。その後、檜屋の女将は奉行所にもう一度調べてほしいと涙ながらに訴えていた。たまたま通りかかったおこうは仕置の依頼を請け負い、主水に持ち掛け小判を握らせる。「仏はんの首筋にはぽつんと傷跡があるて言わはりましたな?」「こっちが殺られるかもしれねえ…」「何て言われましてん?」「なんでもねーや。とにかくお前は銭さえもらえればいいんだ。苦労がねえな」「何言うてまんねん今更」。主水の気持ちは重たい。捨三と印玄が仕置料を受け取り「明日は我が身だ・・・」主水も自分の取り分を手にしようと瞬間、市松が主水の手を掴む。「俺の分は?俺の分はと聞いてるんだ」「じゃあ・・・お前エ」市松はゆっくり頷く。市松は三年ぶりに仕事仲間だった畳屋の勘助を訪ねる。「女房子どもはあんのかい?」「何でそんなこと聞くんだ?」「いやただ聞いてみただけだ」。そのやり取りを傍で見ている主水。そんなこんなでお袖は越後屋を狙う。心臓の弱い越後屋を介抱するふりをして接近、エロ仕掛けで家に招くと氷水の入った風呂にぶち込んで心臓発作。これで日暮の筆頭与力就任間違いなし。既に70票も集まっている。お袖と泉屋の企みを確認した捨三は主水に報告する。その夜、市松は勘助を飲みに誘う。用心深い勘助は金具の入った襟巻で首筋を守る。おでんの屋台で飲む二人。「檜屋の手口、見せてもらった」「首切りの朝右衛門でも年老いてからは一太刀では難しかったらしい」「俺はまだ年は取っちゃいねえ」「俺のことだよ。夜の仕事はあの僅かな隙間が掴みにくくなった・・・」「そんなもんかねえ」と何気にちくわを口に運んだ瞬間、おでんの串を勘助の胸に突き刺す。勘助の畳針も市松を狙っていたが、市松は素手で受け止めていた。その頃、印玄は泉屋の屋敷に忍び込んで油をぶちまけ、泉屋を人間ボーリングして樽にストライク。主水はお袖を油の入った樽に押し込んで蓋をすると黒ひげ危機一髪方式で串刺しにする。そして投票日。一同が揃っている前で今まさに発表の瞬間、鳥居が現れて一喝「わしが兼務すると言ったはずだ!ばかもの!」。参考までに結果が読み上げられるが樋口、水沼、日暮の三人とも自薦の一票のみだった。「人望が無いのお」。主水ガッツポーズ。「ざまあみやがれ見事な仕置だ。ところで配当は・・・」お・わ・り
2022年05月22日
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雨。宇野重規『民主主義とは何か』講談社すごく面白く、勉強になった。民主主義の大切さを説く一方で、胡散臭さと危険な点も指摘。読んでスッキリした。あまりにも読みやすく二回目もチャレンジしたくなる。吉田千亜『孤塁 双葉郡消防士たちの3.11』岩波書店Amazonでは絶賛レビューばかりだが何かが伝わってこない。この人の文章力に問題があるような。エリック・クリネンバーグ『集まる場所が必要だ 孤立を防ぎ、暮らしを守る「開かれた場」の社会学』英治出版文化の違いはあると思うが、図書館や教会の重要性、近所を掃除することが最大の防犯活動など言われてみればそりゃそうだ、金を掛けなくてもできることは山ほどある。そんなことは知っていたが、学術的に示されると自分のやって来たことは間違っていなかったと自信を持って言える。塩村公子『ソーシャルワーク・スーパービジョンの諸相 重層的な理解』中央法規スーパービジョンは奥が深い。本書はセラピーっぽく、ぐいぐい内面に食い入る。かなりエグイ。それだけに軽々しくスーパービジョンはするものではないとも思った。それにしても著者の控え目っぷりに驚き。あんなに堂々とされていたのに実は緊張しまくっていたのか?(笑)芹沢茂喜『ひきこもりでいいみたい 私と彼らのものがたり』生活書院以前から読みたかった一冊。サラッと書かれているが、これは大変な実践の積み重ねでは?結局は小手先のテクニックではなく本人ときちんと向き合うこと、本人に変化を求めないことなんだとどんな領域にも当てはまる当たり前のことが分かりやすく書いてある名著。鷲田清一『大事なものは見えにくい』角川書店期待していたものとは違っていた。アンド・ナウの会編『僕らを育てた特撮監督のすごい人 佐川和夫編』上このシリーズのほとんどが酷い体裁だが、今回はとても良かった。相変わらず註が出鱈目で酷かったが、内容は良かった。下巻も期待。松枝亜希子『一九六〇年代のくすり 保健薬・アンプル剤・ドリンク剤・トランキライザー』生活書院博士論文がベースだが、あえて学術的な箇所を削って読みやすくしたとのこと。それだけでもすごいが、おかげで1960年代の時代がよく伝わってくる。これ今の健康補助食品と同じなんだよな。安彦良和『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』第1・2巻 角川書店テレビ版で手の届かなかったところが丁寧に描かれている。なるほどなあ。ちょい泣けるシーンもあったり。でもテレビ版に軍配。あれはホントに強烈だった。『THE ORIGIN』も面白いけど蛇足というか。
2022年06月06日
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何も出来んかった。。。(奴のせいで)ウルトラマンタロウ 第4話「大海亀怪獣東京を襲う!」今回も前後編。『スペクトルマン』みたいに予算とスケジュール管理のため?それとも派手に見せたかっただけ?いずれにしてもスケジュール押せ押せだったらしく、今回の特撮パートは日本現代企画へ下請けに出されてます。そのためアクションの段取りなどが結構チグハグ。また上原正三が本作を持って円谷プロから離脱。「ウルトラで描くべきことは描き尽くした」とのこと。そういう事情もあってか、完全な描き下ろしではなく『帰ってきたウルトラマン』シーゴラス編をリメイクしている。もちろん舞台は東京。オロン島の海底火山の爆発で二億年前の亀が復活。島の人々はキングトータスとクイントータスと呼んだ。二体は仲良く平和に過ごしていた。そこへ日本の興行師が見世物にしようとクイントータスを生け捕りにする。ついでに産卵したばかりの卵も持ち帰り。スープにして頂きます。「こりゃ珍味ですなあ~」。子どもが食べられたことに怒るクイントータス。パトロール中だった光太郎と北島のコンドルが攻撃をするが、キングトータスが網を破り、クイントータスを逃がす。興行師のおっさんたちはZATへ抗議をするが、体中に亀甲模様の湿疹が現れていた。その後おっさんたちの乗った船が何者かによって撃沈。ひとり一人謎の事故死を遂げていく。大海亀怪獣の仕業のような気がするが、円盤を見たという目撃情報も寄せられていた。そんなこんなで興行師のおっさんたちは疑心暗鬼。そのうちの一人が「わしゃもうたまらん!ふぎゃー!」と発狂。上半身裸になって体をかきむしりながらどこへ向かってダッシュ。その時、地割れが発生。おっさんは地中から現れたクイントータスに食べられてしまう。光太郎はタロウに変身。クイントータスに立ち向かうが、空から円盤が飛来。その正体はキングトータスだった。タロウはキングトータスとクイントータスが発する真空渦巻きに捕らわれてしまう。つ・づ・く
2016年09月19日
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キョンキョン、タバコ吸いすぎじゃね?特捜最前線 第77話「挑戦1・おじさんは刑事だった!」神代課長は野際陽子親子と親しく付き合っていた。野際陽子の息子・けんいち君と一緒に海水浴へ行ったり、ヨットに乗ったり。その姿はまるで親子。野際陽子も神代課長に好意を持つようになるが、神代課長はプライベートを一切明かそうとしなかった。というのも、今から9年前。仕事帰りのホステスが暴行、殺害される事件が発生。近所に住む会社員・水島が自首する。その後、判決10年の刑が言い渡されるが、水島は誰かの身代わりに服役したのではないか?という疑惑が浮かび上がる。水島が服役中に妻・野際陽子は3年前にレストランを開業。その開業資金が服役の代償ではないか?そこで神代課長は3年前から野際陽子に近づき、内偵を進めていたのだった。それを知った野際陽子とけんいち君はショックを通り越し、怒りを覚えるようになる。そんなこんなで水島が出所。再び野際陽子と生活するようになるが、けんいち君の心は離れていた。さらに内偵を進めていたことは特命課にも伏せられており、その非情さぶりに特命課メンバーも激昂するが、神代課長は逆ギレ。一方、野際陽子たちは何者から命を狙われる。車のブレーキの故障、自宅に仕掛けられた盗聴器など。津上刑事は盗聴器を仕掛けたと思われる人物を追い詰めるが、寸前のところで交通事故に巻き込まれ死亡。それも口封じに近い、不自然な交通事故死だった。そして水島も何者かによって刺殺されてしまう。野際陽子とけんいち君、激昂。「あなたたちが近づいたからこんなことになった。そっとしておいて下さい!」と。神代課長のおじさん三部作。次回へつづく。
2013年04月08日
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「ゴマキの弟と呼ばれて」。ゴマキって誰?なんかの調味料?新しいウルトラ怪獣?ちなみにホマキなら知ってますよ。「ケータイ刑事銭形舞」の頃から注目してました。特捜最前線 第79話「挑戦3・十三歳の旅立ち!」爆発に巻き込まれ、野際陽子は病院へ。神代課長は野際陽子に「結婚したい」「君を妻だと思っている」と告白(取材に押しかけたマスコミに対しても)。そのことを聞いたけいいち君も大喜び。「おじさんが僕のお父さんになるんだね!」「お祝いに花を買ってくるよ」。朦朧とした意識の下、野際陽子は三人でショッピングに出かけたり、台所で食事をしたり、けいいち君に宿題を教える神代課長の姿などを想像。ちょっとホロッときました。しかし、けいいち君が戻って来ると野際陽子は息を引き取ったあとだった。復讐を誓う神代課長。さて、今回の真犯人。野際陽子のスポンサーだった大手商社の社長のバカ息子が8年前に起こした婦女暴行による殺人事件がそもそものきっかけ。そのバカ息子の代わりに出頭し、収監されたのが水島だった。さらに背後には大きな疑獄事件が絡んでいた。辞職願を出した神代課長は捜査ではなく復讐を決行。バカ息子を拉致監禁。「野際陽子を返せ!それが私の目的だ!」とムチャクチャな脅迫をする。しかし、大手商社の社長が送り込んだ孫娘(バカ息子の娘)に冷静さを取り戻した神代課長はバカ息子を解放してしまう。「あなたは非情な人間ではない。あたたかい人間だ。やっぱり我々のキャップだ」とおやっさんのナイスフォロー。しかし、今度はけいいち君がバカ息子の娘を誘拐。大手商社に脅迫電話をかける。そして最後は遊園地を舞台に特命課、大手商社、さらにバカ息子の三者による激しい銃撃戦。大手商社の社長も逮捕される。父親だけでなく母親も失ったけいいち君。神代課長は一緒に生活するつもりでいたが、「お母さんの実家の和歌山へ帰ります」「一生懸命勉強して東京の大学へ進学します。そのときはおじさんに会いに行きます」と。8年に渡る捜査の結果、事件は解決したが、最愛の人を失い、平凡な家庭を崩壊させてしまった。野際陽子と同じく三人でショッピングに出かけたり、台所で食事をしたり、けいいち君に宿題を教える自分の姿を想像しながら雑踏にたたずむ神代課長。ふと顔を上げると野際陽子の姿が。しかし、それは別人だった。夫と男の子と三人で仲良く目の前を歩き去る。さみしげな神代課長。おわり。面白かったけど三部作は長いなあ。
2013年04月19日
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論文を提出してやれやれだが、早速次回のネタに着手。今年は2.5本書くつもりでいるので。さっさとこんな学校とは縁を切らねば。日本沈没 第11回「京都にオーロラが!!」京都編3部作スタート。熊本から帰る途中、小野寺は新聞で「阿蘇山の噴火とここんとこの地震は関係ないヨ」とする山城教授の発表を目にする。あのジジイ全然懲りてないね。そんなこんなで中田秘書官の招きで久しぶりに日本のフィクサー・渡老人と再会する田所博士と小野寺。渡老人は政府に圧力をかけ、田所博士のD計画復帰を取りまとめていたのだ。早速、人事は刷新され、金は湯水のように使い放題。やる気爆発の田所博士。そこへ東京上空にオーロラが発生したという緊急速報が流れる。わずか5分程度だったが、その間に磁気嵐が発生し、通信網がマヒする事態となった。つづいて京都にもオーロラが発生したとの報告が入る。阿蘇山の大噴火が対流マントルを刺激し、京都に異変をもたらしたという(田所説)。小野寺は京都へ向かう。その頃、小野寺のアパートに身を寄せていた玲子さん(由美かおる)のもとへ父親登場。玲子さん(由美かおる)は大家さん(京唄子)に結婚を勧められ、その気になっていたのだ。北海道へ行きたい。そこからささやかな生活をスタートさせたいと。しかし、小野寺は迷っていた。日本が沈没するかもしれないのに、子どもを作ること、家庭を持つことが許されるのか。日本沈没説はまだ公になっていない。当然、玲子さん(由美かおる)も知らない。そんなこんなで大家さん夫妻の活躍で父親撃退に成功。京都に着いた小野寺は現地で教鞭をとっている田所博士の弟子・はっちゃくの父ちゃん(東野英心)と合流。山に登って何かの調査を開始。すると京都市上空をすっぽり包むように巨大なオーロラが発生。さらに直下型地震も発生し、小野寺は土砂崩れに巻き込まれる。はっちゃくの父ちゃん(東野英心)とロープ一本でつながったまま。頭上にオーロラ、足元には岩石が落ち続ける地の底。小野寺、思わず絶叫。「玲子さーん(由美かおる)!!」つ・づ・くほとんど京都出ず。最後の方にチラッとだけ。一人の監督で2話撮りなので無理です。前回熊本だったので。しかし、心なしか前回より今回の方がボルテージが高い。東京と京都でほぼ同時に起こった異変を見せるパノラマチックな展開は次回へのつなぎとして申し分ないです。
2014年06月03日
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明日もシチューよ。仮面ライダーV3 第27話「生きかえったゾル・死神・地獄・ブラック」長いので飛ばします。3クール目に突入。少年ライダー隊の少年が棺を四つ発見。中を開けてみると仮面ライダーに倒されたショッカーの怪人が横たわっていた。デストロンではなくショッカー。何だか嫌な予感がしますね。少年の父親は巨大な岩石を軽々持ち上げるとショッカーの怪人たちをぷちっと潰し続ける。少年から連絡を受けた志郎はバイクを飛ばして現地へ向かおうとするが、戦闘員のバイク部隊が妨害。このシーンやたら長い。そんなこんなでショッカーの怪人たちは生きていた。志郎が駆け付け、少年と父親を助け出すが、デストロンの怪人ワナゲクワガタ登場。V3の首と手首を輪投げで拘束するがあっさり外されちゃいます。逃走するワナゲクワガタを追いかけて倉庫へ。そこにはショッカーの怪人たちが待ち構えていた。その様子をアジトから観察していたのはゾル大佐、死神博士、地獄大使、ブラック将軍の皆さん。つうことでドクトルGも交えて作戦会議を始めるが、この四人の大幹部がどういう目的と、どんな方法で蘇ったのか一切説明なし。首領によると日本全滅作戦を開始するためらしいが。デストロン科学陣が新たに開発した毒ガス・ギラードガンマーをまき散らす。ドクトルGは東京、ゾル大佐は北海道、地獄大使は九州、死神博士は大阪方面、ブラック将軍は中国地方を担当(※東北、北陸、四国は?東海道も)。作戦開始はなんと今日。仕事が早いね。つうことで毒ガスばら撒きまくり。街中毒ガスで殺られた大人や子どもたちで山盛りてんこ盛り状態。恐ろしい描写です。容赦ないね。志郎もその光景に言葉を失う。その時おうちの中からおっさんの叫び声。志郎は苦しがっているおっさんを病院に運ぼうとするが、ワナゲクワガタの変装だった。そんなこんなで大幹部たちに風見志郎を捕まえたとワナゲクワガタが報告、担架に乗せて運んでくる。しかしシーツをめくると志郎ではなく戦闘員が乗せられていた。いつの間にか戦闘員と入れ替わっていた志郎は毒ガスの解毒剤をゲット。V3に変身するが、ワナゲクワガタとショッカーの怪人たちに取り囲まれてしまう。「日本全滅作戦は開始された。敢然と戦うライダーV3。蘇った大幹部との死闘は続く。果たして無事脱出できるであろうか?」(ナレーション・中江真司)。つ・づ・く
2025年11月23日
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みんなの笑顔を守ろうぜ。快傑ズバット 第9話「涙の河を振り返れ」子どもを探すおじさん登場。貸しボート屋でバイト中(?)のオサム少年に「女の子を見なかったか!?」と詰め寄る。リアルにオサム少年苦しそう。「その子ならボートに乗ってるヨぉ~」と川に浮かんでいるボートを指す。しかしボートは二人の目の前で大爆発。爆発がリアルすぎてオサム少年役の人リアルにビックリしてます。そんなこんなでオサム少年は東条刑事から事情聴取。なんでもおじさんの行く先々で子どもが死んでいるという。一人目はビルから転落、二人目は交通事故、そして今回が三人目。その頃おじさんは鉄の爪率いるTTT団に絡まれる。そこへやって来ました早川健(ギターを弾きながら)。そして用心棒・釣り師十兵衛も現れ日本一の釣り師を掛けての珍勝負開始。魚を釣って倒れた瓶を起こして魚を入れる(釣り竿一本で)。それに対して早川健は魚を釣って空き缶を吊りあげて水を汲んで魚を入れる(釣り竿一本で)。早川健の勝ちですな。。。(ホントか?)。そんなこんなでオサム少年、東条刑事と一緒におじさんから事情を聞く。おじさんは中根博士。ガンの特効薬を開発していたら偶然モーレツな毒薬ができてしまった(すげーな・・・)。そのことに目を付けたTTT団から毒薬の開発方法を教えるよう迫られる。教えなければ無作為に選んだ子供たちを殺すと脅され、送りつけられた子どもたちの写真を手掛かりに奔走していたのだ。そして四枚目の写真はナントみどりさん。その頃みどりさんは花屋でバイト。「早川さんっつう人から電話だヨ。河原で待ってるってヨ」って伝言を受けてみどりさん河原へダッシュ。しかし待っていたのはTTT団の下っ端共。早川健と中根博士は助けに向かうが中根博士がピストルで頭を撃ち抜かれてしまう。そんなこんなでTTT団によって拉致されたみどりさん。井戸の真上に吊りあげられる。足元にはトゲトゲがあり落下すると串刺しになる寸法。みどりさんを支えるロープはろうそくの炎でジリジリと焼け細くなる。よくあるパターンですがハラハラします。そこへ早川健が助けに現れるがTTT団は待ってましたとばかりにマシンガン乱射。早川健死亡。でも死にません。切れる寸前のロープを引っ張り上げて柱に括りつけるが鉄の爪によって2階から突き落とされる。「やったー。これで早川健は死んだ~!」ところが遠くの方からズバッカー爆走。鉄の爪でなくてもなんじゃあれは?です。「ズバッと参上、ズバッと解決、人呼んでさすらいのヒーロー、快傑ズバット!」。視聴者は早川健がズバットの正体だということを知っていますが毎回この展開だけは観てて分かりません(笑)。テレポーテーション?いやきっと理屈じゃないのです。「毒薬を手に入れようと人殺しを重ね、あまつさえ罪のない子どもを三人も殺した鉄の爪!許さん!」。ということでまず下っ端共をムチでしばきまくり。つづいて釣り師十兵衛門をムチで釣り上げると手榴弾がたっぷり入った箱の上へ投げ落として大爆発(死亡)。そして鉄の爪をパンチと蹴りで暴行。「飛鳥五郎という男を殺したのは貴様か!」「知らん!」「では誰だ!言え!」「知らん!」ということで顔面を殴打、とどめに顔面に飛び蹴りを喰らわす。「やはり・・・コイツでもなかったのか」。やはりって。。。「この者、殺人犯人!」と書かれたカードを握りしめる東条刑事。「飛鳥、妹さんは助けたぜ。お前を殺した犯人も俺が必ず!」つ・づ・く
2015年02月05日
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早朝覚醒。ヤバいか?戦え!マイティジャック 第16話「来訪者を守りぬけ」やっつけ仕事満々な話がつづいている「戦え!マイティジャック」ですが、今回は結構ハードだった。ただし、宇宙人と怪獣が登場。ついにウルトラシリーズとの差がなくなってしまった。未確認飛行物体を発見した今井隊員。追跡中に怪我を負ってしまう。気がつくと円盤の中で宇宙人・モノロン星人に介抱されていた。言葉が通じているんだか通じていないんだかよく分からないが、侵略の意思はなさそう。ホントに円盤の故障で不時着した様子。しかし、今井隊員は仲間に「見失ってしまった」とウソの報告をする。真実を言ってしまうと「モノロン星人がどんな目に遭うかわからねー」と思ったのでしょう。苦労を共にしてきた仲間よりも初めて遭遇した宇宙人を信頼する今井隊員。そんなある日、怪電波を傍受。奥多摩に急行するマイティジャック。そこにはモノロン星人が飼っていたペットの猿が巨大化して暴れていた。燃える家々。全部わらぶき屋根。当時、奥多摩ってまだまだ田舎だったんだなあとそっちに関心が移ってしまった瞬間。そんなこんなで今井隊員の嘘がバレてしまい、源田隊員激怒。巨大化した猿怪獣は倒されるが、仲間の円盤が飛来。先制攻撃&一方的な攻撃をつづけるマイティジャック。円盤も打ち返すがあくまで防戦。このあたりの描写が実に怖い。地上にはずらっと並んだ自衛隊風の軍人たちが銃を持って待ち構えている。円盤から降りたモノロン星人の救援隊は今井隊員に感謝。友情の印に白い鳩をプレゼント。しかし、危険と判断した軍人たちはその場で鳩を射殺。「平和を返せー!」と倒れこむ今井隊員の叫びと軍靴の音が鳴り続けてオシマイ。エグいなあ。でも実際にペットが巨大化して暴れたわけだから、鳩を危険と判断するのも分からなくもない。何よりもモノロン星人の容姿。「ウルトラセブン」の最終回で史上最大の侵略を図ったゴース星人を真っ赤に塗りなおしたスーツを再利用しているため「侵略しないヨー」と言われても説得力ゼロ。なんだかんだ言っても見た目で判断される世の中ですからね。正直モノロン星人がいつ裏切るか、違う意味で最後まで目が離せなかった。これ円谷プロの作戦?
2013年03月13日
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人にやさしく。快傑ズバット 第8話「哀しみのプロパン爆破」長坂秀佳復活。前回が凡作ぶりが作家魂に火を着けたのか今回はモーレツです。ということで早川健がブルドーザーのショベルに乗ってやって来ましたよ。しかもギターを弾きながら。♪あ~愛してもー憎んでも~ルールルル~ルール~。ちょっとしたバカ動画です。所変わってとあるプレハブ小屋。そこでは暴力団・まむし平和会を町から追い出そうと若者たちが集結。代表のミッキー蛇山が今度の市長選挙に出馬するとのことで活動に力が入ってます。そこのプレハブ小屋に転がり込んでいたみどりさんとオサム少年。食うや食わずのところを助けてもらったのです。そんなこんなで何だかくせーなー。ご馳走になったパンをもぐもぐ食べながら「オレ一カ月お風呂に入ってないんですよー」と答えるオサム少年に「なーんだ。あははは」と呑気な若者たち。で、お茶を沸かそうとマッチに火を付けた瞬間大爆発。まむし平和会の手下がプレハブ小屋のプロパンに細工をしていたのだ。若者たちは全員爆死。たまたま表へ出た新吉青年だけが助かる。爆破の瞬間をカメラで撮影した新吉青年。早川健はそのネガから犯人を探り出そうとする。ところがネガはまむし平和会に奪われていた。事務所に殴りこむ早川健(ギターを弾きながら)。ビビったミッキー蛇山は「先生ー!先生ー!」と用心棒を呼ぶ。現れたのは盲目で居合抜きの達人・地獄市。座頭市のパロディなんですが演じている役者さんが勝新のモノマネそっくり。うまいです。「はいはいはいはい。ちゃんとここに、おりやすよ」。ということで「仕込杖のスゴ腕だってことは聞いてるよ。ただし日本じゃ二番目だ」「日本一が・・・他にいるんですか!?」口笛を吹いてチチチ、ニッコリ笑顔で自分を指さす早川健。日本一を掛けた久しぶりの珍勝負。地獄市は仕込杖でフィルムを斬る。しかも爆発が映った部分だけを。ミッキー蛇山と地獄市は切り取ったネガをみどりさんの額に張り付け手ぬぐいで覆う。さらに早川健に目隠しをさせてネガを取り出すようムチャな要求を突きつける。しかし瞬時に斬り、ネガは剣先に。「約束通りネガはもらって帰るぜ」。早速ネガを引きのばすと小屋の後ろにお嬢様の姿が。お嬢様は偶然現場におり犯人の顔を知っていた。早川健はお嬢様宅に駆けつけたがお嬢様はまむし平和会の手で目を潰されていた。こうしてミッキー蛇山は安心して市長選に出馬。「市民の味方ミッキー蛇山、正義の味方ミッキー蛇山に何とぞ清き一票をお願いしまーす」。そこへ新吉青年が現れ「こいつは人殺しです!」と非難するものの町の人たちからボコボコにされる有り様。ここの市民どうかしてます。ミッキー蛇山って名前も見た目も胡散臭いヨ。有権者はちゃんと政治家を選ばないとダメですね。何も出来ず落ち込む早川健と新吉青年。そんなこんなで新吉青年はまむし平和会に捕らわれ早川健は井戸に放り投げられてしまう。車で山奥へ連行される新吉青年を追ってまたしても唐突にズバッカー爆走。「なんじゃあれは?」。登場するなりムチでしばきまくって「はははは。ズバッと参上、ズバッと解決。人呼んでさすらいのヒーロー、快傑ズバット!」「快傑ズバット???」「プロパンを爆破させ何人もの若者を殺し、あまつさえ目撃者の少女の目まで潰したミッキー蛇山!許さん!」。で、恒例の一方的なアクションシーンになるところですがミッキー蛇山のSOSに応えてまたしても地獄市登場。しかも地獄市の目は見えていた。「お前さん、腕が立つそうだね。このまま、目を開けたまま・・・やらせてもらう!」。地獄市カッコイイ。しかしズバットに脇腹を刺されて死亡。逃げるミッキー蛇山を追いかけてムチでしばきまくり。「蛇山!飛鳥五郎を殺したのは貴様か!」「ちがーう!」「では誰だ!?」「ホントに知らないんだよー!」で、ミッキー蛇山の首に飛び蹴り。「飛鳥、お前みたいに殺された若者たちの仇は取ったぜ」。そして「この者、プロパン爆破殺人犯人」と書いたカードを残して立ち去る。その後お嬢様の視力が回復したことを早川健は知ってか知らぬか。一人ギターを弾く。つ・づ・く
2015年02月02日
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腑抜けている理由は腑抜けているから。無敵鋼人ダイターン3 第37話「華麗なるかな二流」ビューティ、レイカ、トッポがさらわれる。万丈の幼なじみ・木戸川(声:ガルマ・ザビ)の仕業であり、三人を助けたければ自分と勝負するよう万丈に挑戦する。しかしビューティたちは一流のもてなしを受け、さらわれたことに満足していた。木戸川は昔から一流志向だったが万丈に勝ったことが無く、常に二流扱いされていた。そのため万丈を倒すために自ら志願してメガノイドとなり、コマンダー・キドガーを名乗っていた。万丈はそもそも人質を取るやり方が二流だと呆れ返る。ショックを受けたキドガーはあっさりビューティたちを解放する。キドガーは真面目で善人でもあった。キドガーの部下・ドルマンは、そのやり方に不満を持っていた。コロスからコマンダーへの昇格を約束され、俄然やる気になったドルマンは独走。再びビューティたちをさらい、キドガーにダイターン3と戦うよう煽る。おだてられるとその気になりやすいキドガーはメガボーグになって巨大化、ダイターン3との戦いに臨むが、二流なのでイマイチパッとしない。そこへドルマンが攻撃を加える。「ダイターンはこのわしが始末する!」。そして万丈から卑怯な戦い方はさすが二流の証拠とまたしても批判される。二人からプライドを傷つけられたキドガーはドルマンの乗ったデスバトルを攻撃しようとするがビューティたちが人質になっている。万丈は「キドガー!やってみろ!お前はあの三人ことを気にしなくていい。今大事なのは一人でも多くメガノイドを倒すことだ!それをやるかやらないかが一流か、二流かの違いなのだよ。キドガー!やれ!」と煽る。その言葉に葛藤するが、キドガーの活躍でデスバトルは自滅、ドルマンも地上に叩きつけられて自爆する。ビューティたちも助け出され、万丈は「君はもう一流だよ」と賞賛する。しかし一連の戦いでキドガーは自信をつけた。「この自信をもってすれば貴様を倒せそうだ!俺がナンバーワンになれそうだ!いつも二番だったこの俺の気持ち、分かるまいな」と改めて戦いを挑むがダイターン3に敵わなかった。そしてサンアタックでとどめを刺されそうになるが、ビューティたちから止めるよう懇願される。キドガーは万丈に強いコンプレックスを持っているだけで悪人ではない、事実自分たちを助けてくれた。万丈はキドガーの変身装置を破壊し、メガボーグのキドガーは木戸川の姿に戻る。その後、嵐破邸で手術を受けるが完全な身体には戻らなかった。見送るギャリソンに礼を言う木戸川。そこへ万丈が姿を見せ「やるか?」「よーし」と二人は笑顔を見せながら走り出す。木戸川は万丈を追い越すとそのまま走り去っていく。その後ろ姿を見送る万丈。お・わ・り
2018年12月26日
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私、豹以上に豹柄が似合うと言われているの 杉本彩 必殺からくり人 第12話「鳩に豆鉄砲をどうぞ」ある日、時次郎は置き手紙を残して花乃屋から姿を消す。「本日を以って皆様とは以後関わり無しにして頂きます。来る13日の夜、15日の昼、皆様必ず人目のところに居りますようくれぐれもよろしく」。時次郎は大きなことをしようとしている。花乃屋のメンバーを巻き込まないため、アリバイを作るよう言い残したのだ。数日前、時次郎は天平の仕事場から火薬を持ち出していた。藤兵エは時次郎のなじみの女郎・しぐれ(赤座美代子)を訪ねる。仇吉はしぐれを見て「そっくり」と驚く。昨日も時次郎はしぐれの許に通い、枕と身受けの金を置いて行った。一方、天平は鉄砲鍛冶のじいさん(魔風雷丸)を訪ねていた。時次郎はじいさんにスコープ付きの組み立て式ライフルを注文していた。しかし目的が分からない。仇吉は藤兵エを連れて紅屋に向かう。紅屋のおかみ・アキは時次郎の小さい頃からの許嫁だった。ある日、縁日でチンピラに絡まれたアキを助けようとしたところ、相手の打ち所が悪く死なせてしまった罪で八丈島へ送られる。その後、島抜けをして真っ先にアキへ会いに行ったが、その日はアキの祝言だった。子どもに恵まれ幸せな家庭を築いている様子を時々眺めるだけで時次郎は満足だった。時次郎が死んだと聞かされていたアキは仇吉の話を聞いて驚く。時次郎が生きていれば祝言は挙げなかった。「あれは時次郎さんだったんですね」。数日前、紅屋におもちゃが置かれていたのだ。時次郎はアキにさえも会わなかった。子どもの頃を思い出すアキ。「アキちゃんが欲しい、花いちもんめ」。しぐれとアキ(赤座美代子)は瓜二つだった。何の手がかりもつかめないまま13日を迎える。アリバイ作りのため仇吉たちは方々へ散っていた頃、南町奉行所の目付・花井虎一が時次郎の手で暗殺される。花井虎一は渡辺華山、高野長英らを告発し、蘭学者らに言論弾圧を行った蛮社の獄に関わっていた。時次郎との接点はなかったが、以前しぐれの腹痛を治した医者が蘭学者・小関三英だった。以来、蘭学者に心酔するが小関三英は蛮社の獄を受けて自害する。時次郎の目的は老中・水野忠邦の側近であり、次期南町奉行・鳥居耀蔵(岸田森)の暗殺だった。さらに鳥居の父親の命日に上野の寺へ訪れることが分かる。寺には曇チームが警護していた。時次郎は寺の五重塔に潜伏、鳥居耀蔵を狙撃するため入念に準備をして待ち構えていた。下から登って来れないよう、自分も逃げ出せないよう梯子を外す。弾は四発。「あの子が欲しい、花いちもんめ。あの子じゃわからん、この子が欲しい」「勝ってうれしい花いちもんめ、負けてくやしい花いちもんめ」。仇吉たちはアリバイ作りのため再び街中に散らばっていた。スコープに映る鳥居耀蔵、後藤三右衛門、曇。そして水野忠邦が到着する。時次郎は鳥居耀蔵に向けて引き金を引くが、偶然弾道に飛び込んだ鳩に当たってしまう。暗殺は失敗、愕然とする。「負けてくやしい花いちもんめ」。残った火薬を全身に塗りたくり、最後の一服を終えると煙草をぽとりと落とす。江戸中に響く爆発音。「もしあの時、鳩さえ飛ばなかったら恐らく日本の歴史は幾分変わったものになったことは間違いありません」。お・わ・り次回感動の最終回。
2020年05月03日
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脳ミソがトロトロトロって少し出ちゃった。 車寅次郎 必殺仕置人 第13話「悪いやつほどよく見える」岩木藩の藩士・多田兵助は江戸屋敷の家老・榊原主膳の娘・冴を拉致して相生屋に立て篭もる。そのことで町中大騒ぎ。騒ぎが大きくなればなるほど多田の思い通り。榊原は騒動の鎮圧と娘の救出を北町奉行所に協力を依頼。与力の原田はその役目に主水を抜擢する。報酬は五十両。主水が剣の達人であることを見越してだけでなく、詰め腹を切らせるつもりだ。藩の揉め事を奉行所が解決できるはずがない。主水はそのことを十分理解していた。そこで原田の鼻を明かすため鉄と錠に多田殺しを依頼する。その頃、半次は瓦版のネタにするため多田と接触していた。一方、鉄と錠も相生屋に潜入するが半次と鉢合わせ。冴は多田に止めるよう懇願する。多田は「二年前この俺を蔑むように見降ろして汚らわしいと罵った御身分御高きお嬢様のお言葉とは思えませんね」と言い放つが、冴に覚えがない。「覚えてはいないだろうさ俺のことなど。今朝まで人を見降ろし続けてきたお前だ」と恨み節全開。半次によると世間で言われているような色恋絡みではなかった。岩木藩では飢饉が続き、年貢が高くなる一方。そのため百姓が直訴する事態へ。その数は二十人以上に上る。しかも藩邸で処分。生きて帰った者はいない。身分の低い家柄の出身だった多田には百姓の苦しさが痛いほど分かる。そこで上役を通して何度も訴えたが、下っ端侍の言うことが通るはずがない。原因は榊原が藩主を老中に就任させるためにばら撒く金が必要だったことにある。そこで考えたのが今回の騒動であり、騒ぎが大きくなればなるほど思うつぼ。榊原もいつまでも黙っているわけにはいかない。のこのこ出てきた時に騒動の原因が追求されるに違いない。「主水の野郎全然話が違うじゃねえか」としょんぼり解散する鉄と錠。今夜も榊原の許へ名主たちが直訴するが全員ぶっ殺し。真相を知った主水はイライラ。錠は榊原の仕置を提案。榊原が死ねば娘は解放、多田の目的も達成される。しかし多田は死を選ぶだろう。その頃、多田は冴に二年前のことを話す。実は冴に恋心を抱いていた。ある日、冴から呼び出され舞い踊る気持ちで約束の場へ飛んで行ったが、そこにいたのは冴の郎党だった。郎党に袋叩きにされながらも何故冴がこんなことをするのか分からなかった。「私はそれほど大それた気持ちでしたのではありません!」「ふざけるな!郎党から確かにお前の言いつけを聞かせてもらったぜ。下郎には見られるだけでも汚らわしいとな」。そのため今回の件を決意した時、ためらいなく冴を選んだ。「百姓の作った米で生きながらえながら百姓を虫けらのように殺す榊原主膳の娘をな」。そのやり取りを立ち聞きしていた錠は多田に「つまらない奴を相手に死のうなどと考えないでくれ、な?」と呼びかける。そんなこんなで鉄と錠は榊原らを仕留め、主水は多田に榊原が死んだことを伝える。意外な展開ではあるが、これで多田の目的は達成された。「これで終わりました」。翌朝、多田は自害して果てる。その姿を蔑むように見る冴。錠は多田の死に憤る。「侍じゃなくったって生きられるじゃねえか」。同じ侍の主水も「まったくだ。バカな死に方しやがったぜ」と嘆く。お・わ・り
2020年10月30日
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寝る。座頭市物語 第8話「忘れじの花」 脚本 奥村利夫(勝新太郎)・東條正年 監督 勝新太郎市は首を括ろうとしていた女郎のお菊(十朱幸代)を必死になって止め、さらに連れ戻しにきたやくざたちを滅多斬りにする。その後、女郎屋のオーナー・辰蔵からお菊の証文を取り戻す。二人は何となく旅を共にする。お菊は身の上話をする。好きな若旦那と駆け落ちして「竜宮城」へ連れて行かれた。「竜宮城」には乙姫様がたくさんいて色々な浦島太郎に乗られてしまった。若旦那は自分から玉手箱を持って陸に上がりそれっきり。翌朝、酷い霧で何も見えない。「見えねえとかかりゃこっちのもんだ。この手にお掴まりなさい」と言いながら市は足を踏み外して転落。「お前さんの名前と同じ花だ」と言って野菊を掴んで這い上がってきた市にお菊は心を打たれる。二人は一軒家を借りて泊まり込むことにする。お菊は三味線が弾けた。そこで市は按摩、お菊は三味線の門づけで稼ぎに出かける。お菊は土地の親分・松蔵(ムーミンパパの声の人)に気に入られる。ニコニコの二人。「お菊さん喉がいいから」。見上げると満天の星空。市には見えないが「じゃ明日は晴れますよ」と応える。翌朝二人は大家のばあさんに付き合って野菜の収穫を手伝いスローライフ満喫。ある日、松蔵はいかさまをした遊び人・佐吉(山城新伍)をぶっ殺そうとする。佐吉は逃げ回った挙句、偶然お菊と再会。「お菊!私だよ…私だよお菊」。佐吉を無視するお菊に市は「困っている時は助けてやるもんで」と連れて帰る。佐吉はお菊がかつて駆け落ちした相手だった。お菊は市のことを聞かれ「亭主」と答える。佐吉爆笑。「按摩さんがお菊の亭主だなんて(笑)それじゃお菊のどことどこに黒子があるか知ってるかい?アハハ」「まだそこまでは」「そうだよな。お前さん見えねえもんな。プププ」。ブチ切れたお菊に佐吉逆ギレ。市は仕込み杖を抜こうとするがお菊に止められる。市が座頭市と知ると佐吉は「手前も地獄に堕としてやらあ!」と捨て台詞を吐いてとんずら。こういうことは慣れていると話す市にお菊は申し訳なく思う一方、今の生活に満足していた。「生きていることがこんなにいいものだとは。親にも教わったことがないよ。おかみさんにしてくれない?無理だよね」。お菊のプロポーズに市タジタジ。そんなこんなで松蔵の許へ助っ人として辰蔵たちがやってくる。さらに佐吉が座頭市とお菊の情報を提供。謝礼ゲットと思いきや、いかさまのけじめとして松蔵に脇差でずぶずぶと突き刺される。その夜、市は松蔵から門付けに呼び出されたお菊の後をつける。松蔵はお菊に迫る。「お前え目の不自由な亭主を抱えてるんだってな。気に入った」。さらに辰蔵も「座頭市を叩き斬ってお前の体に十年の年季をくれてやらあ!」と言いつける。そこに市が現れ全員滅多斬り。しかし市を庇ってお菊が刺される。市に抱えられたお菊は星空を見ながら「きれい…明日は晴れるわね」と言って息を引き取る。翌朝、待ち構えていた追手を瞬殺。市はとぼとぼと旅を続ける。その姿に道端に咲く野菊が重なる。お・わ・り
2021年04月18日
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だるい。必殺仕業人 第6話「あんたこの裏切りどう思う」島送りにされた罪人・甚八は十五年ぶりに江戸へ戻ってくる。今から十五年前、益田屋の若旦那が芸者を殺してしまう。益田屋に恩があった甚八は身代わりを買って出て島送りになったのだ。江戸に戻って早速益田屋に預けた五歳の息子・勘太に会おうとしたが、その後、益田屋は店が傾いてしまい勘太は薬問屋へ奉公に出されたと聞く。そこで方々探し回るが、勘太の行方は分からなかった。そこで勘太を見つけるため人が集まる境内で飴売りを始めるが、商売をしたことが無いのか無愛想すぎて誰も寄って来ない。その横で剣之介・お歌が芸を披露しているが、こちらもつまらなさ過ぎて今日も客ゼロ。そこに街のバイオレンス軍団・大黒屋の下っ端たちが現れ、ショバ代を要求してくる。甚八は下っ端の若者たちにぼこぼこにされなけなしの金を巻き上げられてしまう。その後、益田屋の若旦那は逃走中にどざえもんになって打ち上げられ、そのことがきっかけで芸者殺しが露見、益田屋は江戸所払いになっていたことを知る。何のためにわざわざ身代わりになったのか。甚八は若旦那を逃がすよう依頼した大黒屋に乗り込むと主人の仙蔵に詰め寄る。仙蔵は海が荒れれば積み荷の一つや二つ流されるのは当たり前だと言って相手にせず、甚八に金を投げ与える。甚八ブチ切れ、下っ端の若者たちと揉み合いになり誤ってくそ生意気そうな一人をブッ刺すが「ばかなことしたねー。今お前エが刺したのは息子の勘太だヨ」と言われる。勘太は三年前から仙蔵の世話になっていたのだ。甚八は奉行所に突き出され、超スピード判決で明朝四つに打ち首が決まる。主水は刑の執行を待つ甚八に近づくと有り金の五両を受け取り仙蔵殺しを引き受ける。「これで心置きなく息子の後が追えます」「成仏しろよ」。そして雪の降る中、甚八の刑が執行される。主水は捨三に大黒屋を調べさせる。大黒屋は船も扱っており、オプションで逃がし屋を闇営業していた。そんなこんなで捨三は大黒屋の船に潜入、駆け落ちした大店の娘と番頭を樽の中に潜ませて堺へ逃がすはずが、黒ひげ危機一髪風に樽ごとブッ刺して海へポイ捨てする現場を目撃する。捨三の報告を受けた主水たちは仕事に取りかかろうとするが、主水は五両を全部剣之介に渡す。お尋ね者の剣之介を囮に使う作戦だが、やいとや猛反対。剣之介が殺されたら五両は水の泡だ。しかし「じゃあお前エやるか?」と剣之介に言われるとビビりなので口ごもってしまう。翌日、剣之介は真野森之助の手配書を持って大黒屋に乗り込むと逃走の手助けを依頼する。その頃やいとやは今日の運勢を占い、辰巳の方角が大凶、ただし勝負事は三が吉と知ると三が出るまで御神籤を引きまくる。そんなこんなでやいとやは大黒屋のリーダーを始末、主水は用心棒をぶった切り、そして剣之介は大黒屋を絞殺すると逃がし賃の五両を奪い返す。表で待っていたお歌は剣之介の無事を確認すると抱きしめ合う。翌朝、差し入れのたい焼きを手にした銀次がまたまた牢屋に戻ってくる。主水はあんまり親を心配させるなとたしなめるが「親の心子知らずですよ。がんばりまーす」とにこにこで元気爆発。わかってねーなーと言いながらたい焼きを頬張る主水。お・わ・り
2024年05月27日
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ひたすら頑張るしかないな。スペクトルマン 第61話「恐怖の怪獣ショー」多摩川園という遊園地だけで展開される天才的なお話。番組終了に向けた話数調整と予算上の理由による制作と推測。多摩川園で行われる怪獣ショーを見にきた蒲生譲二と四代目女性隊員。「誰かからチケットをもらった」と言うがそれは天才・ゴリ博士の作戦だった。遊園地のニセチケットを作るゴリ博士。番組開始当初には考えられないほど作戦のスケールがショボくなったなあ。。。今回のゲストはゴリ博士の使いっぱ・奴隷宇宙人ミゲル星人ガムロとそのしもべたち。「我々は奴隷だが、ゴリ博士が地球を征服した日には我々が地球人を奴隷にするのだ」と全身黒タイツと両手に着いたタコのような触手をくねくねさせながら語る。何気に重たいこと言ってるな。怪獣ショー。すごい数のお客さんたち。子どもたちの表情がすごくいい。熱気が伝わってきます。撮影を兼ねた怪獣ショーなので役者も何もかもホンモノ。これは盛り上がります。商売うまいね。さて怪獣ショーを見にきた少年が遊園地内に設置された怪獣変身機によって怪獣にさせられてしまう(なんとなくピグモンに似ている…)。「ホンモノの怪獣が出たー!」ということで怪獣Gメン出動(遊園地へ)。ミゲル星人たち両手をくねくねさせながらジェットコースターを乗り回して大暴れ。ラーはチケット売り場から園内放送を通じて怪獣Gメンたちに降伏を迫るなどやりたい放題。蒲生譲二、スペクトルマンに変身。仮面ライダーのような等身大アクション。そのうしろでフツウに電車(国鉄)が走っていたりする。地球存亡の危機なのに。なんだかんだとスペクトルマンの勝利。怪獣も無事少年の姿に戻る。今回まともな特撮はおろか、火薬を一発も使っていない。時間も予算もすっからかんだったんだろうけどバカバカしくて楽しかった。そして次回予告にて「4月1日から怪傑ライオン丸が始まります」と早くもアナウンス。
2012年11月04日
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昨夜は飲み過ぎた。。。怪奇大作戦 第25話「京都買います」国宝級の仏像が消失する事件が続発。SRIと警視庁の町田警部は京都府警の捜査に協力することになる。牧は考古学の権威・藤森教授の研究室を訪ね、そこで助手の美弥子と知り合う。藤森教授も美弥子も仏像の魅力に取りつかれた人間だった。場所は変わってゴーゴー喫茶。「なにも京都に来てまでこんな騒々しい場所で遊ばなくても」と呆れる牧とは対象的に踊りまくるさおりちゃん。たまらず店を出ようとした牧は美弥子とすれ違う。美弥子は踊り狂う若者たちに「京都を売らないか?」とチラシを渡し回る。「いらんいらん」「こんな街売ってまお」とチラシに署名する若者たち。「買ってしまいたいんです。仏像の美しさを分からない人たちから、京の都を」。そんな美弥子に牧は興味を抱き、美弥子も牧に対して仏像以外の生身の男性と一緒に過ごすのも悪くはないと話す。一方、仏像消失事件が続く中、事件と美弥子の関係が疑われる。そして牧は美弥子がカドニウム光線を利用した物質転送器の小型発信器を取りつけるところを目撃してしまう。アジトで転送される仏像を見守る藤森教授、美弥子、雲水たち。「見て御覧。京の街を売ってもええという市民たちのサインや。いくら冗談やゆうてもこんだけぎょうさんの人たちがこの街の文化に関心がない」と語る藤森教授。そこへ町田警部率いる京都府警の警察官がなだれ込み、事件の首謀者として藤森教授が逮捕される。「かわいそうに。仏像たちはまた騒音とスモッグの街で観光客に晒される。運命や。運命かもしれんな。それが」。そして警察官たちの中に牧の姿を見つける美弥子。「仏像以外のものを信じようとした私が間違っていた…それだけのことです」と牧に告げ、立ち去ってしまう。牧はひとり京都に残り、街の中をさすらう。知恩院、銀閣寺、仏野念仏寺、二尊院、光悦寺などなど。そして祇王寺で尼僧となった美弥子と再会する。「須藤美弥子は一生仏像と共に暮らすとのことでした。きっとその方が幸せだと思います。どうぞ貴方様もお忘れになって下さいませ」。牧は何も語らず美弥子に背を向けるが、ふと振り返った瞬間、目の前にいた美弥子は仏像に姿を変えてしまう。驚愕する牧。お・わ・り日本のテレビドラマ史上最高傑作とどこかで書かれていたのを読んだことがある。まさにその通りだと思う。既に予算が底をついてしまったため、主要スタッフだけが京都に乗り込み、それ以外は現地・京都映画に下請けに出して製作にこぎつけたという。「呪いの壺」同様、京都の美しい街並みが劇中ふんだんに描かれるが、エンディングでは対象的に当時問題になった京都タワー、九条大宮団地、東九条、鴨川沿いのバラック、工場などちょっとヤバい現代の京都が次々に映し出される。もう言葉出ません。
2013年12月31日
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なのだ。必殺仕舞人 第11話「秋田音頭は国盗り家老の冥土唄 秋田」琉球から秋田へ大移動。普通に考えて地獄の行程です。山の中で百姓たちが侍に斬り殺される。百姓の一人はおさとの夫であり、直訴状を握りしめたまま絶命していた。おさとは兄の治三郎の制止を振り切って行庵寺へ駆け込み、庵主様に夫の仇を取ってほしいと訴える。その後、行庵寺に川越藩の家老・森藤左ヱ門が現れ、庵主様に圧力をかける。そんなこんなで京山一座は行庵寺に到着するが、庵主様の姿が見当たらない。森に抵抗したもののトンズラぶっこいたらしい。一応、依頼を受けたものの庵主様がいないため、何をどうすればいいのか分からない。ちょっと秋田ヤベーんじゃね?実は秋田藩は長岡へ国替えになり、代わりに川越藩がやってくることが決定。百姓たちはお殿様について行きたいがそういう訳には行かない。さらに藩主が変われば貧しくなるに違いない。今の生活を維持したい。つうことで直訴に出たが川越藩の藩士たちにぶっ殺されたつう話し。川越藩のお殿様は秋田に行きたい。食べものがうまいだけでなく鉱物資源も豊富。そのためどの大名たちも狙っている。しかし秋田の百姓たちに嫌われていることが将軍の耳に入ったら超ヤベー。そこで森に加えて男スパイと女スパイを現地に派遣する。おさとは庵主様がトンズラしたとも知らず寺を訪れて夫の恨みを晴らしてほしいと訴える。百姓たちも直訴を諦めていない。男スパイと女スパイは百姓たちを分断させるため、悪い噂撒き散らし作戦を開始。一方、森は山越えをする者がいれば叩き斬る。何が何でも直訴を阻止しようとする。そんなこんなで男スパイと女スパイはおさとに秋田藩の侍が百姓を斬ったとそそのかす。治三郎には信じられない話だ。晋松は偵察中に川越藩の侍を何人も目撃、その中にスパイ二人組の姿があったことを覚えていた。今回の的はデカい。そこで京山、直次郎、踊り娘たちを先に出発させるが、スパイ二人組にあることないことそそのかされた百姓たちに監禁、直次郎の長ドスも奪われてしまう。秋田藩の殿様が城から金を持ち出すため一座を運び屋に仕立ててんじゃね?しかし庄屋の儀右衛門の働きで無実が証明、儀右衛門に勧められいったん秋田へ引き返すことになる。そんなこんなで百姓たちは会議(スパイ二人組もいる)。もう一遍直訴すっか?いっそ殿様についてって長岡へ移住すっか?結局直訴リベンジが決定。スパイ二人組はそのことを森に報告、江戸に向けて出発した儀右衛門、治三郎たちを待ち伏せして斬り殺す。治三郎は直次郎の長ドスを握りしめたまま絶命。怒りでブルブル震える直次郎。その後、儀右衛門たちの遺体が百姓たちの許へ還って来る。「酷い!」と泣き叫ぶおさと。夕陽が沈む中、京山、晋松、直次郎、はなが頼み料を受け取る。京山が女スパイを始末、直次郎が男スパイをぶった斬りすると二人掛りで配下の侍をぶっ殺す。そして晋松は森の屋敷を襲撃、森の首に縄を巻きつけると一気に鋼を引いて頸動脈を切断する。翌日、江戸に向かって出発する京山一座。記念に路上ライブを開始、京山は道行く人たちに嫌なことは忘れて一緒に踊ろうと声を掛ける。皆イエーイ。直次郎は俯いているおさとを見つけると手を引いて踊りに誘うが、おさとは耳を塞いでしゃがみ込む。そしてノリノリの集団から後ずさりしながら離れると、怒りと悲しみの表情を浮かべて走り去る。直次郎はおさとを追いかけようとするが、秋田音頭を踊る集団に戻る。お・わ・り
2022年10月09日
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今年の5月は寒いが、10年前の5月は暑かった。特捜最前線 第118話「子供の消えた十字路」おやっさんこと船村刑事は踏切を挟む十字路で自転車に乗った子どもが乗用車に撥ねられるところを目撃する。運転手は撥ねた子供を車に乗せて走り去ってしまう。おやっさんやその場いた目撃者たちはてっきり子供を病院へ運んでくれたものだと思っていた。特命課本部に戻るとひき逃げ事件の捜査に躍起になっていた。そのひき逃げ事件とはついさっき目撃した出来ごとのことであった。しかも、事件発生から30分が経つのに病院へ搬送されたとの情報は皆無だった。目撃者はおやっさんを含めて23人。一人ひとりへ聞きこみを開始するが、車の色、運転手の髪型、年齢、服装など証言がことごとく食い違っていた。その後、とある病院から連絡。それらしい子供が運ばれて来たが、既にオペの予定が入っていたため処置の順番は後回しに。しかし医師がしばらく席を外している間に子供と運んできた男性は姿を消していた、とのこと。それなりに処置をすれば命に別条はないが、放ったままだと3時間から5時間が限界だという。特命課は全力を挙げて捜査にあたる。僅かに判明した車のナンバーの一部から持ち主に片っ端から電話を掛けまくるが、時間はどんどん過ぎていく。おやっさんイライラ超MAX!その頃ひき逃げ犯の町田は妻へ電話を掛けていた。夢だった一軒家を購入するため、今日中に不動産屋と契約を交わすことになっていたが、子供を撥ねてしまったため不動産屋との約束の時間に遅れそうだったからである。もちろんひき逃げしたことは伏せたまま。子供を病院へ搬送しないといけないことは分かっていたが、このままだと時間に間に合わない。そこで町田は廃車置場に向かい、一台の廃車のトランクに子供を入れて立ち去ってしまう。無事に不動産屋との契約を終え、物件の鍵を手に入れる。その頃、おやっさんは事故現場にいた。車のナンバーがどうしても思い出せない。しかし、ふとしたことがきっかけでナンバーを思い出す。そして町田を突きとめるが、町田は犯行を認めようとない。「町田さん!子供の命がかかっているんです!時間が無いんです!頼みます!町田さん!」と半泣き状態で町田にすがりつく。ついに犯行を認め、おやっさん、橘刑事を廃車置場に連れていくが、さっきまであった廃車が無くなっている。解体工場へ運ばれた後だった。大急ぎで解体工場へ向かう三人。廃車がベルトコンベアーで運ばれ、一台ずつプレスされていく。おやっさん達ダッシュ。橘刑事はコントロール室へ。プレス寸前のところでスイッチを切る。そして開かなくなった廃車のトランクを全身の力でもってこじ開けると、そこには血だらけになった男の子が横たわっていた。パンチパーマの桜井刑事に優しく抱きかかえられ、角刈りの吉野刑事が運転するパトカーで病院に向かう。町田の頬を力任せに張るおやっさん。そのまま町田を抱くでもなく、殴りつけるでもなく、何度も何度も体をゆすり、声にならない声を張り上げるおやっさん。お・わ・り。今回のお話は実際にあった事件をモデルにしているらしい。人の記憶が当てにならないこと以上に、悪人らしい悪人は登場しないのに、こんな切ない事件が起こってしまうことへのやり切れなさは一体何なんでしょうか。真夏に撮影したのか、全員汗でビシャビシャ。子供が助かったのかどうか分からないままで終わってしまうのも切なくて、涙が出ましたヨ。ブログ書いている今も泣きそう。
2013年05月02日
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死ぬんじゃないかと思うぐらい疲れ果てて。本日横になって何もせず。怪奇大作戦 第8話「光る通り魔」今回のヒロイン・陽子をアパートまで送り届ける上司・清水課長。その直後、光る物体に包み込まれて死亡する事件が発生。つづいて恋人の青木係長も殺されそうになる。犯人は陽子に嫉妬した人物として社内の山本が容疑者として浮かび上がる。しかし、山本は3か月前に失踪、陽子へ遺書を送りつけた後、父親の住む実家・阿蘇へ帰っていた。さらに事件現場に残っていた硫黄は阿蘇山のものと判明。光る物体の正体とは?阿蘇へ向かう的矢所長と牧。山本は阿蘇山で投身自殺をしたが、遺体は見つからなかった。真面目で気が弱く、同僚たちにからかわられ、失踪しても誰ひとり心配する者がいないぐらい目立たない。「あまりにも平凡な男なんですよ。皆からバカにされててね。つまり何て言うのかな・・・」「犯罪を犯しそうにない?」「そうなんですよ!」。 ここで牧は一種の推理をする。山本は投身自殺を図ったが、火口へ落ちずに死に切れなかった。地獄のような硫黄の熱と、陽子へ立ち切れぬ思い、自分を死に追いやった者たちへの復讐心が山本を、ただ光ってうごめくだけの物体すなわち燐光人間へと変えさせたのではないかと。理屈はよく分からないが、牧史郎こと岸田森が語ると本当っぽく聞こえてしまう。牧は改めて陽子を訪ねる。山本が何か預けなかったか?手紙でもメモでも。。。しばらく考える陽子。「そういえば本を渡されました。読んでいませんが」と牧にその本を手渡す。めくると一本鍵が挟まれていたが、心当たりはない。町田警部を通じて鑑識課へ回した結果、東京駅のコインロッカーの鍵であることが判明。ロッカーには膨大な伝票が残されていた。このことをきっかけに北斗公団の汚職が明らかとなった。山本は汚職の責任を一人で負わされていたのだ。その後、陽子と青木係長の挙式が行われた。その場にきっと燐光人間と化した山本も現れるに違いない。山本の復讐はまだ終わっていないからだ。睨んだ通り光る物体が会場をうごめく。牧たちは燐光人間こと山本をガソリンごと炎に葬り去る。お・わ・り脚本は上原正三と市川森一が共同執筆。それぞれ前半を上原、後半を市川が担当したらしい。壮絶なお話でした。山本、全然悪くないよ?コレ。興味のない男から好意を持たれて迷惑だったかもしれないけど、陽子って女もあんまりだなあ。「読んでいませんが」って開いてもいなかったその本は遠藤周作の「沈黙」だったりする。クリスチャンの市川森一が脚本で指定したのでしょう。しかし、これは切ない話だ。一貫して子ども番組のみで活躍した上原正三と、対象的に大河ドラマや小説へと活躍の場を広げた市川森一の二人が共通する「恨みパワー」が炸裂。演出は円谷一。ウルトラシリーズでは子ども番組を意識して本来のカラーを押さえていたのでしょか、冷たくて乾いたタッチ。しかし、これを最後に「怪奇大作戦」の演出から離脱。TBS退社を考え始めていた頃ではないかと。そんなこんなで色々な面から興味深い一本でした。
2013年11月28日
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平日は忙しすぎる。帰ったらクタクタで無理。シルバー仮面 第1話「ふるさとは地球」円谷プロからリストラされたスタッフ(正確には契約更新してもらえなかった)で立ち上げられた日本現代企画と、TBSを退社した実相寺昭雄を中心に『京都買います』のスタッフがそのままスライドした技術者集団・コダイグループによって制作。そのため『ウルトラマン』を完全否定。スーパーヒーローも防衛チームも出て来ません。目の前に広がるのはうらさびしい70年代の景色だけ。しかも記念すべき第1話と第2話を担当したのは実相寺昭雄と佐々木守コンビ。エライことになってます。主人公は春日光一、光二、ひとみ、光三、はるかの5きょうだい。父親の春日博士は宇宙を征服するほどの力を持った光子ロケットを開発。しかしエンジンの設計図を秘密にしたまま宇宙人に殺されてしまう。ついでにチグリス星人によってお家は全焼。春日5きょうだいは光子ロケットの秘密を探るため、父親と関係のある科学者をたずねる旅に出る(ジープで)。とりあえず今回は下村博士の元へ。そこに叔父の大原登場。「いやあ大変だったな-。で、光子ロケットの秘密、分かった?」。大原は外国への武器の輸出を生業としていたことから、春日家から毛嫌いされている。「おいおい、お前たちの兄さんも宇宙人と戦争することばっかり考えてたじゃないか?」。こんなセリフ、科特隊を否定することになるので『ウルトラマン』では使えません。そんなこんなで光三はふとしたきっかけで人間に化けたチグリス星人を見つける。喫茶店でコーヒーを飲んでいるおっさんに突然殴りかかる光三。「助けて-!きちがいだー!」「うるせえ!この野郎!」。そこへ警察官が駆けつけ連行されてしまう。警察官もチグリス星人だった。まんまとチグリス星人の罠に引っ掛かり、光三はきょうだいの居場所を自白させられてしまう。そしてチグリス星人は春日きょうだいの元に現れ、片っ端から設計図をかき集めて持ち逃げする。設計図を抱えながらお寺の脇を走るチグリス星人を追う春日きょうだい。かなりシュールな映像です。そんなこんなで光二はシルバー仮面に変身。ただし巨大化しません。カッコイイBGMも流れません。金のかかる光線技もなし。野原でただひたすらチグリス星人を殴打。そしてチグリス星人炎上。丸焼けの着ぐるみはグロいです。こうして何のカタルシスも無いまま春日きょうだいは旅立つ。つ・づ・く
2016年08月15日
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闇に舞う蝶・パピヨン(山本陽子)。 仮面の忍者赤影 第27話「根來十三忍」悪大将・夕里弾正の反乱を知った織田信長は、居城清洲より小人数を率いて京の都へ急いだ。しかし、その道筋には彈正に味方する根来の忍者が、恐ろしい怪獣を操って待ち構えている。道中の無事を願う信長は、飛騨の国から仮面の忍者を呼んだ。その名は「赤影参上!」。つうことで人気爆発により第3クール突入。場所は紀州・根来。四人の侍たちは紀州のドンファンを訊ねに、ではなく、紀州は根来にある暗闇寺を目指してた。「こんな山奥に忍者なんかいるのかなあ」。道を進むに従って一人ずつ殺され、一人だけが現地に辿り着く。侍は夕里弾正(汐路章)の家臣だった。夕里弾正は反信長派の本願寺、浅倉義景、浅井長政、六角義賢の残党らと手を組んで京の都へ上り、天下を集中に収めようとしていた。そして根来忍者の頭領・暗闇鬼堂(原建策)に信長暗殺を依頼するため遥々やって来たのだ。暗闇鬼堂は軽くOKすると家臣をぶっ殺して、夕里弾正と直接交渉。協力する代わりに「夜の世界」をもらうことを条件に示す。悪の契約成立。こうしてやくざフェイスの男たちが信長の命を狙うことになる。そのことを知った信長は大きな動きが取れず、極少数の兵を従えて京を目指す。早速、暗闇鬼堂率いる根来十三忍の一人・水馬流馬が送り込まれる。信長の護衛をするのはご存じ赤影、白影、青影の三人。以後、普通のチャンバラが展開。キテレツすぎる卍党編とは打って変わって真面目な時代劇に戻りました。赤影は城下の屋敷に戻ると旅支度、忍びの道具をチェック。変な機械は一つもありません。そんなこんなで翌朝、信長一行出発。白影と青影が護衛についているが赤影の姿は見えずちょっと不安。そこへ水馬流馬が現れ、信長の乗っている馬に飛び乗る。信長ヤベー!しかし信長は赤影の扮装だった。赤影と水馬流馬の激しい斬り合い。水馬流馬は鉄砲水を起こす。ものすごい濁流で大木が次々と流される。それでもバトルは続く。スクリーンプロセスを使用、なかなか迫力あるシーンです。そんなこんなで赤影の勝利。水馬流馬は「俺から流れる血は仲間を呼ぶ」と言い残して絶命。信長一行の前にオオサンショウウオのような怪獣ガンダが現れる。造形がイマイチなせいか、ガンダかわいいよ。つ・づ・く
2018年10月18日
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朝っからパンなんて食えるか! 車寅次郎 快傑ライオン丸 第47話「地獄の棺桶 怪人ジェンマ」映像懲りすぎで見応えありまくり。冒頭ちょっとした諍いで侍同士が斬り合い。そこへ棺桶を引きずりながら馬に乗った怪人ジェンマ登場。斬り合いに勝った侍が棺桶を譲れと言い寄って来るが「先約済み」と射殺。ジェンマの狙いは獅子丸抹殺。ドクロ忍者たちと大乱闘を繰り広げるジェンマ。そこへ獅子丸たちが助太刀。ジェンマは獅子丸に力を合わせてゴースンを倒そうと協力を求める。固い握手を交わす二人に疑心暗鬼の沙織と小助。そんなこんなで協力してドクロ忍者たちと戦っているところに錠之介が現れる。ジェンマの胡散臭さに錠之介はタイガージョーに変身、勝負しようとするが獅子丸に止められる。「今日のところは大人しく刀を引こう。だが断っておくがきっと後悔するぞ」と忠告して立ち去る。そんなこんなで獅子丸たち三人を張り付けるための十字架を発見。ドクロ忍者たちが襲撃、さらにジェンマも登場。「うるさい連中だ。さっさと片付けちまおうぜ!」と言いながら拳銃は小助を狙う。拳銃の弾で着物を剥ぎ取られ小助フルチン状態。「何すんだよ~ジェンマ!」。すべて獅子丸たちを罠に仕掛けるための芝居だった。「単純に人を信用する奴は早死にするそうだぜ。ここらが潮時だ」。十字架の前に立たされる獅子丸、沙織、小助(フルチン状態)。「獅子丸、悔しいか?がははは。お前には特別に棺桶まで用意してあるんだ。どうだ俺の心遣いは?」。そんなこんなで獅子丸とジェンマは風が吹き荒れる荒野で一対一で対決。金砂地の太刀と拳銃を地面に置き、どちらが先に武器を手に取るか。獅子丸はライオンバックルで金砂地の太刀を遠隔操作、僅かな隙をついてジェンマより先に金砂地の太刀を手にしてライオン丸に変身。すかさずジェンマも拳銃を手に取るとライオン丸を狙い撃ち。激闘の末、ジェンマに金砂地の太刀が突き刺さる。ジェンマは自分を棺桶に入れてほしいと頼むが、蓋を閉じるライオン丸を離そうとしない。道連れに自爆するつもりだ。大爆発する棺桶。しかしライオン丸は危機を逃れる。ジェンマは拳銃を欲しがっていた小助のために一丁遺していたが「こんなものいらねえや」と小助はポイする。つ・づ・く
2020年10月04日
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あなたばかよね。おばかさんよね(細川たかし)。必殺仕置屋稼業 第12話「一筆啓上魔性が見えた」ある夜、市松は乾屋の前を通りかかる。屋敷に入ると主人から奉公人、赤ん坊まで一家九人が盗賊に惨殺されていた。死ぬ間際の主人から仕置を頼まれると主水に仕事を持ち掛ける。乾屋は爪に火を灯すような生活を経てやっと店を構えることのできた苦労人だった。調査をする中、薬問屋の越中屋が盗賊のアジトらしいとの情報が入る。市松が張り込んでいると店から見覚えのある女が出てきた。女はおるい(中川梨絵)といい市松の幼馴染だった。10年ぶりの再会を喜ぶ二人。おるいは三島の旅籠の娘だったが、今は薬問屋に嫁いでいる。何となく惹かれ合った二人はまた会うことを約束する。一方、印玄は盗賊たちに店の見取り図から飼っている犬の数まで調べた情報を売りつける図面師の存在を知る。その夜、市松とおるいは屋形船でエロティックムード。おるいは子どもの頃、市松に惚れていたが、歳が上なので好きになってはいけないと周囲から止められていたと打ち明ける。「その晩、朝まで泣き明かしたわ。それからはもう市さんとは口も利かなかった。一緒に遊びにも行かなかった。死んだお父つあんがなんて気の強い娘だろうと呆れてたけど…でももうだめね。こうして市さんと会ってしまったんだもの。きっとだめね」。市松はおるいを乾屋の屋敷に連れて行くと乾屋一家を殺したのは誰なのか問い詰める。おるいは夫・銀次(岸田森)の仕業だと白状するが、盗賊だったとは知らなかったと話す。しかも父親も盗賊の頭であり、銀次はおるいの父親の跡を継いで二代目襲名、父親の葬式の時に全てを知ったと言う。自分の運命を呪ったが死ぬのも生きるのも嫌だ、どうすればいいのか。一方、銀次は三島へ引き上げる前の大仕事として讃岐屋を狙っていた。そして帰宅してきたおるいに「また悪い病気が出て来たか」と浮気公認。銀次に抱かれながら市松と遊んだ子どもの頃を思い出す。そんなこんなで銀次は図面師のろくから讃岐屋の図面を奪うと口封じのためぶっ殺し。その様子を目撃したおるいは市松の許へ逃げ込む。市松はおるいを追って来た銀次の手下二人を瞬時に始末する。「市さん…あんた」「おるいさんもう一度聞くが乾屋を殺したのはあんたのご亭主なんだな?」「…」「そいつら一まとめにして片づけてもお前さん」「殺して…皆殺して。一人でも残ったら私が殺される。始末をして…市さん」。市松は主水たちに盗賊の正体を告げると三島へ立とうとする銀次たちを急襲、一人残らず仕置する。翌朝、仕事を終えて市松が帰宅するとおるいは始末した手下二人を慣れた手つきで片付けていた。「お帰りなさい。済んだの?」「ああ」「うちの人は?」「死んだよ皆」「そう」。てきぱきと食事の準備にとりかかろうとするおるいに市松は「眠いんだ。夕方まで放っといてくれないか?」と声を掛ける。疲れ切っている市松におるいは話し始める。「知ってたんだよ私は。乾屋であんたに問い詰められた時、そうだ市さんもきっと世の中の暗がりで生きている人間だ。きっと私と一緒なんだ。そう感じたわ。三島の旅籠に泊まってた人は皆そうなのよ。あんただって、あんたのお父つあんだって。でも凄かったわ、あの二人を殺した時。私ぞくぞくっとした。あんなこと他の人には出来ないわ。市さんだけよ。人殺しは随分見て来たけどあんな凄い殺しは初めてだった。良かった。市さんに会えて良かった」。市松はいつの間にか眠っている。夕方。市松はおるいに故郷の三島に帰ることを勧めるが「嫌だ、私は帰らない。三島でね人を殺したんだもの。お父つあんの後添えを殺したんだ。だから三島へは帰れない。私だって女の一人ぐらい殺せますよ」そう言うと行灯の中に入り込んでいた蛾を竹串で一突きする。そして市松に一緒に仕事をしようと抱き着く。「好きよ…好きよ…ずっと子どもの時からずっと市さんのこと…好きだったの…あんたに抱かれたかった…ねえ好きって言って…ねえ…好きって言って」。市松はおるいが蛾を刺した竹串を手に取るとおるいの首筋へ一突きする。表はおるいと遊んだ子どもの頃と同じ真っ赤な夕焼け。お・わ・り
2022年04月28日
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なーので。必殺仕舞人 第10話「身を投げ生きる安里屋ユンタ 琉球」政治的意図があるのかエラく過激なお話。ヤマトンチュー、ウチナンチュー共に悪人揃い。琉球は薩摩藩に侵略され人頭税が課せられていた。そのため口減らしの目的で、妊婦は崖を飛び越えさせられていた。超すごい崖で飛び越えるの無理。つまり合法的な間引き。ところがクバ(テレサ野田)は必死こいて成功するが、島の連中から「何故飛んだ!」「掟を破ったな!」「この魔性の女!」と猛烈な迫害を受ける。その頃、京山一座は前回に続き薩摩を移動中。そんな中、晋松からメッセージを受けてとある駆け込み寺へ。そこには琉球から逃れてきたクバが横たわっていた。クバは夫の知念(林ゆたか)と貧しいながらも幸せに暮らしていたが「侍になって島を守る」と言ってヤマトに渡っていた。しかし知念からの音沙汰は絶えてしまう。そんなこんなでクバも頼み人となってヤマトへ。殺しの的は薩摩藩の役人・島津。一方、晋松は琉球出身の女郎に聞き込み調査。琉球の生活はヤマトと比べ物にならないぐらい酷いと話す。しかも知念は「ブタ野郎」と呼ばれるほど最悪の評判だった。知念は名前を「大和知之助」とヤマト風に改め、薩摩藩の侍となって島から人頭税を搾り取っていた。クバもそのことを知ってショックを受け、知念を恨むようになる。知念に会いたい一心で崖を飛び越えたのに迫害を受け、子どもは流産してしまった。知念は自分だけでなく琉球も裏切った。クバの気持ちがよく分かる京山は一緒に琉球に渡ろうと誘う。つうことで何と琉球にやって来ましたよ。琉球では島津の手で口減らしのイベントが行われていた。島民全力でダッシュ。時間内に門をくぐることができなかった者は女子ども関係なくその場で斬り捨て。役人の一人は知念だった。ヤマトに寝返った知念にブーイングする島民たち。しかし知念逆ギレ。さらにクバの姿を発見して島民たちフーリガン状態。京山が間に入るがスパイ扱いされて炎上。ややこしいことになって来たので京山は島津を訪ねライブを開催して接近する。クバも知念に接近、ぶっ殺そうとするが失敗。クバは知念のワル悪計画をぶちまけると宣言するが、掟を破ったクバを信じる者はいない。そんなこんなで島津は買収に応じない長老をぶっ殺し、クバを犯人に仕立て上げる。一方、知念は島の連中を集め、実は島を救うために侍になったと説明。土地の水に恵まれた島を発見したので移住しようぜと誘う。もちろん島津にはナイショ。半信半疑だった連中も気持ちが揺らいできたぜ。そこにクバが現れ、騙されてはいけないと訴える。負けずに知念もエエ話をアピール。連中その場で緊急会議。知念は連中に向かって長老殺しの犯人はクバだとぶっちゃけカードを切る。クバは否定するが連中激怒、石を投げまくって「怪獣使いと少年」状態。石が命中し絶命寸前のクバを知念がとどめを刺す。誰一人止める者はいなかった。その夜、連中と知念はパーティ。酒飲んで踊ってイエーイ。怒り心頭の直次郎を京山が諫める。「見誤っちゃいけないよ。島の衆に石を投げさせたのは知念だよ。あの人たちは幻を見てるだけなんだよ。新しい島を夢見てね・・・」。その後、島津は長老の娘をゲットしようとするが、抵抗した弾みで娘は銛に刺さって死亡。娘ははなに誘われて一座に加入する予定だった。「もうこれ以上、死なせる訳にはいかない」。京山は今夜中に肩をつけると決意すると島津の屋敷を襲撃。晋松と直次郎は島津と与力を始末、京山は知念の首に簪を刺して仕置する。その後、京山一座は10日間の船旅に出発。娘たちが船酔いでぐったりしている中、直次郎はパイナップル食べまくり。お・わ・り
2022年09月30日
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風邪ひいた。宇宙刑事ギャバン 第43話「再会」突然サブタイルが短くなり緊張感が増す。烈は拷問を受けて苦しむボイサー(特別出演:千葉真一※なんとノーギャラ)の夢を見てうなされる。マリーンの調査によるとマクーの総本部基地が鬼首島にあることが判明する。マリーンは伊賀電をバード星に送り届けると速攻で戻ってきたらしい。あともう少しで烈をモノにできる。ミミ―から烈を奪え。そんな女の意地がマリーンをドルギランまでワープさせたのだ(たぶん)。ボイサーは今も拷問を受け続けていたが、レーザー増幅装置の設計図の在り処を吐こうとしなかった。ホシノスペースカノンは90%完成している。自白剤まで使用されたボイサーの身体はぼろぼろだ。もう一度、使用されたら今度こそ命が危ない。「会いたい・・・成長した息子に一目会いたい・・・ギャバン!」。牢獄に横たえながら息子との再会を願っていた。その頃、烈は何の手掛かりもなく港から海を見つめていた。日没。水面に照らされる夕陽。海の彼方に幼い頃の自分を抱きかかえるボイサーの姿が浮かび上がる。そして自分の名前を呼ぶボイサーの声が聞こえる。烈は声が聞こえた方角に向かってドルギランで急行する。眼下に鬼首島を発見。レーダーの反応は無いが、突如砲台がせり上がりドルギランを攻撃してくる。烈は蒸着するとギャビオンで出撃、鬼首島を徹底的に攻撃する。さらに完成間近のホシノスペースカノンを超あっさりと破壊する。レーザー増幅装置がなければただの砲台のだったのね。ギャバンの攻撃で岩石ゴロゴロ、下っ端たちが押し潰されて本気で撤退するサン・ドルバたち。そこにギャバンが立ち塞がる。「父さんに指一本触れさせないぞ!」。しかし画面が見えないぐらい岩石ゴロゴロ、サン・ドルバ役の西田健さんは相当焦ったと思います。そんなこんなで烈は基地に潜入、牢獄の中で横たわっているボイサーの姿を見つけると第11話で手に入れたペンダントをそっと開ける。中には母・民子と幼い頃の自分が写った写真が納められている。そしてオルゴールが流れる。その曲にボイサーは意識を取り戻す。鉄格子越しに涙を流しながら互いの手を無言で握りしめるボイサーと烈ことギャバン。その後ボイサーはドルギランに保護され、月子とも再会を果たす。月子にとってボイサーは育ての親だった。「よくご無事で・・・」。泣き崩れる月子に亡き友人・星野博士との約束を守り通したことを報告する。「ホシノシステムは太陽熱を数万倍に増幅するシステムだ。平和利用すれば石油に頼らなくても済むのだぞ」。マクーはホシノシステムを兵器に転用しようとしていたのだ。「そうだ。だからなどんなことがあっても守り通したかった」。しかしここでボイサー衝撃の告白。「実はな、設計図はワシの頭の中にはなかったんだヨ。だから、いくら拷問されても喋りようが無かったわけさ」。ちょっとひでーなー。では設計図はどこに?それはともかく今は休養が必要だ。烈はボイサーをベッド寝かせると看病を続ける。「ギャバン、元気になったら一緒にマクーと戦おうな」。身体はぼろぼろだがやる気満々のボイサー。「母さんに見せてやりたかったなあ、大きくなったギャバンを」。民子は烈が6歳の時に亡くなっている。「今頃悔しがっているだろーな、二人で会ったりして」「お墓参り・・・行きましょう。お父さんが元気になったら」「地球は美しい星だ・・・一条寺民子も美しい娘だった」。幼かった烈と父・ボイサー、母・民子の三人で出かけたこと、亡き民子を思い出すボイサーと烈。烈はふと我に戻りボイサーを見ると安らかな笑顔を浮かべながら息を引き取っていた。「父さん!父さん!父さーん!」。泣き崩れる烈。月子もボイサーにすがりついて号泣する。ボイサーの手を自分の頬に当てて号泣する烈。「どうしたんだ父さん!マクーの地獄のような拷問にも耐えたのに・・・」。その時ボイサーの手のひらに設計図が浮かびあがる。ボイサーの体温がある限り、設計図は浮かび上がらない仕組みになっていた。つまりボイサーは秘密を守るために生き続けたのだ。烈は夕陽に向かって誓う。「父さん、あなたが命懸けで守り通した宇宙の平和はこれから俺が守ります。見ていて下さい!」。いつまでも夕陽を見つめる烈。「ギャバンは父・ボイサーに本当の勇気と優しさを学んだ。ギャバンの闘志は今まで以上に激しく燃えていた。マクーを許すな!宇宙刑事ギャバン!」(ナレーション・政宗一成)。つ・づ・く次回予告「立ち上がれギャバン!父の墓前で誓った怒り。今こそドンホラーを倒す時。だがマクーの奇襲作戦が先手を打った。ドルギランが危ない。魔空城が目前に迫る。蒸着せよ!宇宙刑事ギャバン!『ドンホラーの首』お楽しみに。遂に決戦の時が来た」
2024年12月31日
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魅力のなさが爆発。特捜最前線 第94話「恐怖のテレホン・セックス魔!」マニアの間でカルト的な人気を誇るお話。おやっさんこと船村刑事の妻の知人・洋子は毎晩かかってくる変態電話に悩まされていた。「はあ・・・はあ・・・奥さーん・・・今どんな格好してるの?オレ今、裸なんだ・・・」「ぎゃーっ!!」と洋子さん半狂乱。怪奇映画よりも怖いです。そこでおやっさん、仕事ではなく個人的に捜査を開始する。しかし、犯人はかなりの知能犯。さすがのおやっさんも苦戦する。そこで特命課メンバーの協力を得て本格的に捜査を開始することに。その結果、洋子さんだけでなく近所のあちこちの奥さんたちも被害あっていたことが判明。被害届も多数出されていた。被害届の実態を調べにとある警察署へ赴くおやっさん。「いやー特命課の皆さんが動くということはどんな大きな事件なんですか?」とくだらないことを聞いてくる警官に対し、「事件に大きい小さいもない!」と一喝。すばらしい一言です。さらに変態電話を毎回録音。ひたすら分析した結果、都電の音が聴こえることから恐らく沿線の公衆電話から掛けていることが判明する。しかし、犯人はおやっさんの声を加工して「奥さーん」(おやっさんの声)と変態電話で逆襲。「ぎゃーっ!!」と洋子さんまたしても半狂乱。さらにおやっさんに「殴られた」と弁護士を連れて特命課に乗り込んでくるモンスターっぷり。おやっさんピンチ。そんなこんなで犯人のアリバイ崩しに躍起になる特命課メンバー。ある日、犯人はポルノ映画館から変態電話をかけてくる。もちろんおやっさん尾行。すかさず録音、分析。「おやっさん!やりました!バックにポルノ映画の音もバッチリ入ってます!」と吉野刑事(アカレンジャー)大喜び。犯人のアリバイは崩れた。逃げる犯人を全速力で追いかけるおやっさん。心臓病の持病を持っているのに。そして無事逮捕。めでたしめでたし。珍しくハッピーエンド。ただし神代課長は欠席。特命課はどんな事件にでも対応するが、さすがに今回だけは「おやっさんに任せるよ」といったところか。追記:犯人の動機は描かれず。その辺りにやや物足りなさを感じたが、この手のテーマは掘り下げすぎると刑事ドラマの範疇を逸脱してしまうかもしれない。その分、おやっさんの刑事としての執念を描くことで辛うじてバランスを保っている。「怪奇大作戦」みたいに徹底的に犯人側の動機を深く掘り下げた「特捜最前線」も観てみたい。
2013年04月04日
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残業が異常。ただし、今回だけは「ひとのせい」。頼むからちゃんとしてほしい。かんべしてよ。ホントに。。。宇宙刑事シャリバン 第3話「久美子との約束」第3話にしてやっと物語らしい物語が展開。伊賀電は少女・久美子と知り合う。母親は亡く、父親は仕事でもう何日も帰っていないという。久美子に誘われた伊賀電は一緒に晩ごはんを作り、食事を共にする。うーん、今やこの展開はロリコン犯罪者扱い。しかし、上原正三はかつて「キャプテンハーロック」にて原作にない少女を設定。ハーロックが戦い続けるのはその少女を守るため、と動機も改変。これには松本零士も激昂したが、原作者と衝突してまでロリコンスピリッツを貫き通した伝説を持つ。沖縄は元々女性崇拝の文化があり「特に初潮を迎える前の少女は神様と同じ存在」と発言しているぐらい。そんなこんなで伊賀電も上原正三のロリコンスピリッツを継承。久美子に「何かあったらこのスイッチを押すんだ」と発信器を渡す。一方、科学者である久美子の父親は銀河エレクトロ研究所という怪しげなところに缶詰め。そこはなんとシャリバンが操る戦闘母艦グランドバースを破壊するため、宇宙犯罪組織マドーによりミサイル開発の研究が行われていた。なんだかオウムとか北朝鮮みたいな展開だなあ。そんなこんなでシャリバン大活躍。父親は無事に解放され、久美子との再会を果たす。中学生ながら子どもっぽいお話だなあと思っていたがトンデモナイです。現在の視点で見ると実にリアルで怖い。そう考えるとサブタイトルも何だか深いな。
2014年01月23日
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弱り目に祟り目。明け方に激しい下痢と嘔吐。油汗ダラダラ。食あたりか、過労か。こりゃホントに死ぬわ。快傑ズバット 第15話「哀しき母の子守唄」町では狼党が大暴れ。住民に向かってピストルぶっ放したり、旗振り回して暴走したりとやりたい放題。いい歳した大人のすることではありません。その頃、変なおばさんが住民たちからうそつき呼ばわり。「娘はハーバード大へ留学してるとかウソついてんじゃねーよ」「ウソじゃねーよ」。ま、どっちもどっちですな。ムシャクシャした変なおばさん、空き缶蹴とばしたら狼党の下っ端に直撃。ボコボコ寸前。そこへ早川健がギターを弾きながらやってきましたよ。さらに狼党のボス・ウルフガイの用心棒も登場。独楽の使い手・駒太夫。「ただし日本じゃ二番目だ」「何だって?あたしの他に曲独楽日本一がいるっていうのかい?」口笛を吹いてチチチと笑顔で自分を指さす早川健。つうことで曲独楽日本一を掛けての珍勝負開始。何だかよく分からないまま早川健の勝ち。さて小学生のクソガキどもからもウソつき呼ばわりされる変なおばさん。狼党といい、住民たちといい、弱い者いじめや怒りの矛先は常に下へ下へ。変なおばさん公園でしょんぼり。わざわざ望遠レンズで撮影。昭和の風景がバッチリで懐かしい感じがします。そして写真を見つめながら涙を流します。写真に写っているのは一人娘の駒子。早川健は駒大夫が駒子だと知る。そんなこんなで変なおばさんと駒大夫こと駒子が再会。家出した娘が狼党の用心棒になっていたとは。でも涙の和解。そのことでウルフガイ激怒。用心棒に裏切られたことが首領Lの耳に入ったらエライことだっせ。変なおばさんが狼党へ乗り込んだことで東条刑事も参戦。しかし家宅捜査をしても足取りはつかめず。「あたしのお母さんはあたしが助けるわ!」つうことで駒太夫こと駒子は単身狼党アジトへ。跡を追った早川健はボコボコ。ついでに時限爆弾までセットされてしまう。このままだと変なおばさん諸共爆死。そして狼党は街中にガソリンぶっかけ。「こんな町は灰になったほうがいい!」。なるほど。でも動機がよく分かりません。そんなこんなで脱出に成功した早川健は駒太夫こと駒子と再び勝負することに。しかし「お母さんは無事だ!」と聞いた駒子は狼党を裏切りピストルで撃たれてしまう。ついでに早川健も撃たれてしまうが次の瞬間にはズバッカー爆走。あらゆる法則を無視してズバット登場。「町の人々を殺し、あまつさえ町中に火を放って焼き払おうとした狼党のウルフガイ!許さん!」つうことで暴力タイム開始。けど今回はドラマパートに時間を割いた分あっさり。「飛鳥五郎という男を殺したのは貴様か!」「知らん・・・知らん・・・(首を絞められているので声が出ません)」「言え!」「知らーん」ムチでしばき倒し&首めがけて飛び蹴り。今回のズバットカード「この者、極悪殺人犯人!」。そしてやってきました住民ども。「ズバットさーん!あの人は町を救ってくれた恩人だ。皆で探すんだー」。悪意ある描き方ですな。立ち去る早川健に東条刑事「駒太夫は命を取り留めた。今おふくろさんが付きっきりで看病している」「ふーん、そうか。よかった」「二人ともお前に会いたがっているぞ」。つ・づ・く
2015年06月07日
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新幹線に乗っていたら延々と飯の話をしつづける男がいた。本当に途切れることなく延々と。男の隣に座っていた先輩と思しき人物は黙ってうんうんうなづいていた。偉いなあ。僕には無理です。ウルトラQ dark fantasy 第20話「密やかな終幕」面白いんだか、面白くないんだか。今回剛一は芸能人のおっかけ取材のため、涼との電話でのやり取り意外ほとんど登場せず。車の中でハンバーガーをもぐもぐ食べてるシーンばかり。しかも気持ちは芸能人のほうへ。代わりに涼と学生時代の友人が活躍する。という面白い設定なのに何かが大きく欠けている。他の作品に予算を持っていかれたのか、セットも恐ろしく貧弱でスカスカな感じ。とある研究所で6人の研究員が消滅する事件が発生。残っていたのは衣類だけ。唯一、山瀬由美子だけが助かった。そこではDNAの研究が続けられ、山瀬由美子は同僚・川野と共同研究を行っていた。ちなみに川野は山瀬由美子に「ほ」の字だね。そんなこんなで山瀬由美子の正体が明らかになる。山瀬由美子の母親はかつて人口生命体の研究を行っていた。その結果、生殖行為をせずに人間を誕生させることに成功する。山瀬由美子はその一人だった。山瀬由美子は優秀な遺伝子を持った他者と同化することで、体と頭脳を強化させ、さらに自分のコピー体を作って自己増殖分する能力を持っていた。消滅した6人の研究員は山瀬由美子と同化させられていたのだ。そして川野も同化させてしまう。しかし川野の意志を受け継いだ山瀬由美子のコピー体によって山瀬由美子は消滅してしまう。このシーンがなかなかグロい。事件は解決し、街を見渡せる公園で祝杯を挙げる涼と友人。しかし街のあちこちに青い光が点滅し始める。それは山瀬由美子が自己増殖する際に放つものと同じ光だった。お・わ・り
2016年08月11日
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なんかむかつく。特捜最前線 第62話「ラジコン爆弾を背負った刑事!」国際会議出席のためハワード神父来日。その命を狙っていたのが過激派「黒の義勇軍」の残党たち。それを察知した特命課はさっそく「黒の義勇軍」のアジトを見張ることに。しかし、見張っていたはずの吉野刑事、津上刑事、おやっさんこと船村刑事、紅林刑事がその場から順番に姿を消してしまう。そして彼らの後を追っていた橘刑事までもが行方不明になるが、全員「黒の義勇軍」に監禁されていた。さらに特命課5人以外にも男女一人ずつ、計7人が監禁状態にあった。「黒の義勇軍」の女リーダー岡本麗は「この中に特命課の刑事が紛れ込んでいる」「名乗り出ないと一人ずつ殺す」と脅す。特命課5人は芝居を打って出る。「誰が刑事なんだー!」「俺じゃないヨ~!」「助けてくれー!」。芝居はエスレートし、殴り合いまで。しかし、謎の男性が「実は自分は公安の刑事だ。全員を助けてやってほしい」と衝撃のカミングアウト。これには特命課5人もびっくり。ところが岡本麗は既にそのことを知っており、公安の刑事をその場で射殺。「我々が知りたいのは特命課の刑事だ!」。そんなこんなで女性を含め6人は脱出を試みる。橘刑事と女性だけは何とか成功するが残りの4人は失敗。さらにお話は意外な展開へ。芝居を続ける特命課に対し「お前たち全員特命課の刑事だということは知っているよ」。そして脱出に成功したかに思えた橘刑事は結局捕まってしまう。その上、爆弾が搭載された車に乗せられ、遠隔操作でハワード神父の車へ激突!。これらは何から何まですべて「黒の義勇軍」のシナリオどおりだった。しかし寸前のところで神代課長の機転で難を逃れる。そして「黒の義勇軍」も全員逮捕でめでたしめでたし。すごいミステリー。刑事が一人ずつ行方不明になる展開が面白い。さらに逆転に次ぐ逆転で全くダレない。本放送当時はCM(提供:日産)を挟んでいたのでもっと盛り上がっていたと思われる。いい時代ですなあ。しかし今回は高杉刑事欠席。ついに空前の西田敏行ブームが到来したのであった(猪八戒)。
2013年03月30日
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鶴瓶の笑顔。特捜最前線 第70話「スパイ衛星が落ちた海!」某国の人工衛星が西伊豆沖高度300メートルの上空で爆発。残骸が回収されるが、機密情報が収められたマイクロフィルムだけは発見できなかった。政府は特命課に改めて捜査を依頼。ただし、国家機密に当たるため人工衛星の形状、国名は非公開という条件付だった。その頃、墜落現場に「空の死神」と名乗る人物から30億円を要求する脅迫状が見つかった。さてさて、墜落の音をたまたま録音していたタカシ少年と知り合う橘刑事。墜落音と一緒にオートバイの音が録音されていたことに気がつく。「空の死神」とは日頃から近所を走り回っていた暴走族「ブラックサタン」と判明。さっそく容疑者たちを追及。一方、橘刑事はタカシ少年に何かあると睨んでいた。タカシ少年の家族は数年前、米軍の戦闘機墜落事故に巻き込まれ両親と妹を亡くし、現在は祖母と事故により足が不自由になった姉と三人暮らしである。上空を戦闘機が飛ぶ度に両耳を押さえ、うずくまってしまうタカシ少年。タカシ少年にとって飛行機はトラウマになっていた。それだけではない。国やアメリカは墜落事故の被害者に対し、賠償金すら支払っていない。そんなこんなでマイクロフィルムの捜査のためCIA やKGBも動き出す。また捜査権をめぐって政府と対立する神代課長。実はマイクロフィルムを手に入れていたのはタカシ少年だった。しかも偶然。「ブラックサタン」を利用して国から金銭を手に入れようと考えた。「30億でもむ50億でも・・・!国は僕たちに何もしてくれなかったじゃないか!」。言葉を失う橘刑事。そしてタカシ少年の供述に基づいて、マイクロフィルムを破棄したとされる海域を調査。しかも神代課長自らダイビング。吹き替えなし。ところがマイクロフィルムは発見されなかった。「どういうことだ!」と詰め寄る政府高官に対し「暴走族たちが逃げようとした場所にあるに違いない」と説明し、捜査の場所を移動。そして発見される。政府高官は神代課長に対し、タカシ少年の身柄を某国へ引き渡すよう進言するが、「空から降ってくるポンコツから国民を守るのが我々の仕事だ」と拒否し、納得させる。そしてタカシ少年と橘刑事。「僕がマクロフィルムを捨てたのはあの場所じゃない」と発見現場と矛盾した発言。どういうことか?ひょっとして・・・マイクロフィルムはタカシ少年が指定した場所で見つかった。しかし、神代課長はあえて暴走族が指定した場所へ移したのだった・・・!?米軍の戦闘機墜落事故により両親と妹を失い、今回の事件で祖母と姉を失った。「父さーん!母さーん!アサコー!」海に向かって叫ぶタカシ少年。戦闘機が墜落するシーンがインサートされ、お・し・ま・い。当時、実際に米軍の戦闘機墜落事故があった。それが元ネタの今回のお話。酷い話ですな。。。それにしても特命課はマイティジャックなみの活躍、というか今回はQやマイティ号が出てきても全然おかしくない。世界規模まで広がった設定をご近所レベルのお話に畳んでしまう手腕が素晴らしすぎ。
2013年04月06日
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寒いですな。気がついたら明後日から12月・・・ではなく、まだ2月か。快傑ズバット 第6話「海にほえるマシンガン」早川健が漁船に乗って現れましたよ。その頃、町の銀行に強盗が押し入り現金強奪。さらに銀行員をマシンガンで大量射殺。子ども番組なのに豪勢ですな。そこへ早川健がふらりと現れますが逆に袋叩きにされ、海へ放り投げられてしまう。海岸に打ち上げられていたところを偶然みどりさんとオサム少年が発見。とりあえず旅館へ避難。銀行強盗事件の捜査のため東条刑事もやってきました。さて今回の悪の組織はその名も海賊党。ボスの海賊キッドは大人になり切れないコスプレオヤジにしか見えませんが、組織の資金源獲得のため銀行強盗&射殺を繰り返す極悪人。さらに銀行強盗たちの素顔を目撃した旅館の女将さんとその息子を消そうとする。東条刑事は早川健に忠告。「お前が動くと犠牲者が増えるだけだ。おかみさんたちが狙われることもなかった」と。その通りかもしれませんな。そんなこんなで海賊キッドの用心棒・レッドボワと早川健の対決。このレッドボワもかなり変な人です。見た目も喋り方もネイティブインディアン(のコスプレ大好きおじさん)。しかもトマホークの使い手として名が知れ渡った存在。「レッドボワそんなに有名か?」「ああ。ただし日本じゃ二番目だ」「二番目?レッドボワより上手い人どこにいる?」。口笛を吹いてチチチ、ニッコリ笑顔で自分を指さす早川健。「お前?お前、頭悪い人。頭悪い人、私と勝負する!」。あんたのほうが頭悪い人に思えるんですが、トマホーク勝負でやっぱり早川健の勝ち。そんなこんなで女将さんの息子が海賊キッドにさらわれた。早川健は助けに向かうがまたしても返り打ちに遭い、崖から海の底へ真っ逆さまに落下。レッドボワのトマホークが息子を狙う。息子ピンチ。そこへ海岸沿いの道路(片道車線のみ)をズバッカーが爆走。「ズバッと参上、ズバッと解決、人呼んでさすらいのヒーロー、快傑ズバット!」。「銀行を荒らし、目撃者を消し、あまつさえ罪のない子どもまで殺そうとした海賊キッド!許さん!」。まずはレッドボワをムチでしばきまくり。その勢いで崖下へ落下。「快傑ズバットお前、強い人、エライ人・・・ガクッ(死亡)」。つづいて海賊キッドをパンチ&キックの連続攻撃で半殺し。「飛鳥五郎という男を殺したの貴様か!?」「ちがう!」「では誰だ!」「俺は知らん!」「本当かっ!?」「ホントだ!」で顔面にパンチ、とどめにズバットアタック(おっぴろげジャンプ)をお見舞い。海賊キッドも多分死亡。この者、銀行ギャング殺人犯人。そしてまた誰にも告げることなく旅に出る早川健。つ・づ・く
2015年01月30日
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昨日、久々にゴミ屋敷を片付け。くしゃみと咳が止まらず。おかげで今日もほぼ寝たきり。ウルトラマンタロウ 第38話「ウルトラのクリスマスツリー」『マッチ売りの少女』をベースにした切ないお話。「もうすぐクリスマスです。みんな今年のプレゼントは何をもらえるのかなあ、とウキウキ考えているそんな日の出来事・・・」。ひとみちゃんは子犬と一緒にクリスマスで華やぐ街をさ迷っていた。ZAT本部では『マッチ売りの少女』にちなんで、マッチを擦っては全員思い思いの夢に浸っていた。白鳥家でも健一君はウルトラマンタロウと戦い、さおりは光太郎と結婚式を挙げる夢に浸り、光太郎はウルトラの母のことを思い出していた。どこへ行ってもクリスマスツリーが飾られている。「去年の今頃は私もクリスマスを家族で祝っていたのに・・・」。ひょんなことで光太郎はひとみちゃんと知り合う。ひとみちゃんはミラクル星人からもらったというビー玉を持っていた。ビー玉を覗くと望み通りのものを見ることができる。光太郎はビー玉を通してひとみちゃんの両親がキングトータスとの戦いで犠牲になったことを知る。お話としてあっても全然不思議ではない二次被害。50年に渡るウルトラシリーズの歴史の中で、怪獣との戦いによる二次被害を描いたのはこの一本と『ウルトラマンダイナ』「あしなが隊長」だけでは?二次被害をテーマに扱うと、どうしてもウルトラマンが加害者になってしまう。ひとみちゃんのような被害者は多く存在していると思われるが、そこにスポットを当てると『ウルトラマン』というお話は一気に破綻してしまう。ひとみちゃんは両親を亡くした後、不思議なおじさんと知り合う。おじさんは地球の文明を学びにやって来たミラクル星人だった。ビー玉はミラクル星人が地球を去る際にひとみちゃんに残していったものだった。その後、ミラクル星人は地球侵略に必要な情報を集めていたテロリスト星人に殺されてしまう。そんなこんなでテロリスト星人出現。ひとみちゃんはテロリスト星人に立ち向かおうとする。「私、命なんて惜しくない!パパもママも、おじさんも死んでしまったのよ!クリスマスになってもプレゼントくれる人もいないのよ!命なんて・・・命なんて・・・!」。そんなこんなで光太郎はタロウに変身。苦戦するタロウをひとみが投げたビー玉が救う。テロリスト星人はビー玉によって氷漬けとなり空中でタロウに爆破、雪となって街中を白一色に染める。そしてタロウは東京タワーをクリスマスツリーに飾りつける。ひとみちゃんは白鳥家のクリスマスパーティーに招待され、近々信州の祖父母に引き取られることになったと話す。祖父母の家は大きなもみの木の林の中にあるという。雪に包まれた東京タワーのクリスマスツリーを眺めるひとみちゃん。お・わ・り
2016年11月15日
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レンゲ畑で地球が割れんばかりに激怒。傷だらけの天使 第24話「渡辺綱に小指の思い出を」市川森一の傑作。物語の縦軸(仕事の遂行)と横軸(幼なじみとの再会)が終盤見事に繋がる。それを丁寧に演出した児玉進の手腕に注目。修はイカサマ賭博師の下で修業に励んでいた。さらに偽物の刺青を背中一面に入れる。それは暴力団・銀竜会の幹部・村田(前田吟)の依頼だった。賭場でわざとイカサマを発覚させ銀竜会を失墜、ライバルの金竜会に取入ってもらおうという筋書き。そしてイカサマ賭博師として修が送り込まれることになっていた。特訓の甲斐あって修の腕は村田や辰巳にも分からないぐらい上達していた。その夜、夜行列車に乗って加代子(坂口良子)は東京を向かっていた。加代子は修の幼なじみであり、子どもの頃、修から「お嫁さんにしてあげる」と言われた一言を引きずったまま大人になっていた。実は加代子は明後日に結婚を控えており、その前に一目修に会いたかったのだ。「つらいことがある度に修さんのことを思って頑張って来たんです」。しかし、修は一世一代の大仕事の最中。誰かと会える状況でもない。そんなこんなで享の機転で加代子と再会する修。「綺麗になったな」。何かお祝いをしようと考えるが「約束したじゃない。私のことをお嫁さんにしてくれるって。それで私、一目会いたくてそれで来ちゃったんだから」。加代子は公務員と結婚することになっていたが、修の気持ち一つで反故にするつもりだった。しかし修に説得され、明日帰郷することに。そして朝10時に上野駅でに待ち合わせを約束する。そんなこんなで賭場が開かれる。修の堂々とした仕切りっぷりに誰もイカサマだとは気付かない。そして村田の合図とともに修がイカサマをしようとした瞬間、組長の情婦から待ったがかかる。村田の謀略はバレバレだった。金竜会の会長からも見捨てられ、挙句に左腕を切断されてしまう。そして修も落し前として数人に抑えつけられ無理矢理小指を詰める。そのグロさにテンパってしまう辰巳。一人だけ車に乗って立ち去ろうとするが、既に修が乗っていた。左手を押さえてギャーギャー泣き叫ぶ修を病院へ搬送。医者に診てもらったところ切断面が鮮やかだったことからくっつく可能性がある、と。修は切断された小指を求めて銀竜会へ。長ドスを振り回して大暴れ。そんなこんなで快調の情婦宅へ押し入り、冷蔵庫から切断された小指を発見し、病院へUターン。3時間後には手術が終わると言う。約束の午前10時だ。その頃、加代子は享に連れられ上野駅にいた。修が来るのを待っている。発車のベルが鳴る。汽車から降りようとする加代子を享は再び乗せる。涙が止まらない加代子。幼い頃、修と別れた日のことを思い出していた。麻酔が切れ意識を取り戻した修。加代子が住んでいる越中は東京から見て西の方角だ。西に向かって修は呟く。「小指が付いてよかった。今度加代ちゃんに会う時、恥ずかしいからな。加代ちゃんの花嫁姿って、綺麗なんだろうね。幸せになってね。祈ってるよ」。お・わ・り
2018年05月01日
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朝ドラのヒロインになった。 機動戦士ガンダム 第33話「コンスコン強襲」今回も詰め込み過ぎ。そして、これ子ども向けのアニメなのか?ドズル中将は姉のキシリア少将がシャアを使っていることを快く思っていなかった。できることなら自らホワイトベースを撃ちシャアの無能さを証明してやりたい。しかしティアンム艦隊を迎え撃つため兵力を持たすわけにはいかない。そこでコンスコン機動部隊を派遣した。そんな解説後、おもちゃメーカーの要望でGアーマーと新型モビルアーマー・ブラウブロの対戦シーンが挿入。映画版では丸ごとごっそりカット。そんなこんなでホワイトベースはサイド6に入港、サイド6の官僚・カムラン検察官(声:ぶりぶりざえもん)が立ち会う。カムランはホワイトベースのブリッジで偶然ミライと再会する。二人は親同士が決めた許婚だった。ミライの腕に手を添えるカムランにブライトむかつくぜ。カムランはミライがサイド7に移民したことを知らず、必死で「探させ」続けてきた。そこにミライは引っ掛かった。なぜ自分で探そうとしなかったのか。カムランにはミライの気持が分からない。金を使って探させたことの何に引っ掛かっているのか。そこへ男前のスレッガー(声:アクション仮面)が現れカムランの顔面をパンチ。「下手なちょっかいを出してほしくないもんだなあ~」。その頃、コンスコンはシャアを呼び出し、ねちねちと説教。これまで何度ホワイトベースを取り逃がしたのか。「わしの手際を見せてやる」。アムロたちはサイド6に到着すると食糧の買い出しに出かける。その途中、サイド7で行方不明になっていた父親ティム・レイを見かける。ティム・レイは本屋で買い物を終えるとバスに乗ってしまう。走って後を追いかけるアムロ。バス停で降りたところでようやく追いつくが、ティム・レイはアムロとは正反対に再会の感激はない。「ガンダムの成果はどうかな?」そういうとアムロを自宅に招く。そこは工場の2階だった。情報を集めるのにちょうどよく、住み込みをしているという。「こいつをガンダムの記憶装置に取り付けろ」とパーツを差し出すが、使い物にならない古い物だった。「すごいぞ。ガンダムの戦闘力は数倍に跳ね上がる。持っていけ」。ティム・レイは精神を病んでいた。アムロは母親と会ってきたことを報告するが気にならない。むしろ早く任務に戻るよう言われる。アムロは父親から渡されたパーツを地面ら叩きつけて涙する。そんなこんなでホワイトベースはカムランの忖度で宇宙ドックでの修理が認められる。その動きをキャッチしたコンスコンはリックドム12機で攻撃を仕掛けるが、アムロの操縦するガンダムによって僅か3分で撃墜される。そこへシャアの乗ったザンジバルが現れるが、カムランのボートが接近してきたことで戦闘中止。カムランは再びミライを口説くが、父親の力を借りてサイド6に住めるよう根回しをするとのことだった。「それではホワイトベースは捨てらないないわ」。カムランにはミライの気持が分からない。つ・づ・く
2019年09月05日
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喫茶店にてコーヒーとパンを注文。「お持ち帰りですか?」「店内で」「お持ち帰りですねー」「舐めとんかい!」以上、実話。必殺仕置屋稼業 第27話「一筆啓上大奥が見えた」主水は深夜の見回り中、謎の駆け落ち男女発見する。訳ありっぽい感じから、ややこしいことを言わず見逃してあげました。しかし追いかけてきたゴリラのような侍・戸田左近に斬り殺される。さらに徒歩目付・岩田外記(第19話で田所先生を演じた人)らが現れ、主水に固く口止めをさせる。翌朝、村野様に呼び出され事の真相をチョットだけ知る。斬り殺された女は将軍のお手付き中臈で、恋人と駆け落ちしようとしていたという。こんなスキャンダルが世間に知れたら大変。つうことで二人は闇から闇へ葬り去れ、主水には口止め料を渡される。主水はあの時、二人に声を掛けたことを後悔していた。逃げ切れたはずの二人に声をかけたばかり殺されてしまった。そこで自ら頼み人になり、口止め料を仕置料にして市松、印玄、捨三に仕置を依頼する。殺された女はおとき、男は竹次郎。今日は竹次郎の葬儀が営まれている。情報収集に市松が名乗り出るが、印玄に「何だコノヤロー色男ぶりやがって」と言われる。ここで市松、一世一代の名セリフを披露「色男は生まれつきだ」。印玄ショック。長屋で古着屋を営んでいた横溝甚兵衛は娘のおさと(丹阿弥周子)をたまたま大奥へ働きに出したところ、将軍のお手付きになったことで五百石の旗本に取り立てられた。これに味を占めたものの、おさとは子宝に恵まれなかった。そこで奉公人のおときを無理やり養女にして大奥へ。しかしおときには竹次郎という恋人がいた。一方、おさとも妬み&嫉妬だらけの大奥暮らしに嫌気がさしていた。そこでおときを手引きして竹次郎と駆け落ちさせる。しかし甚兵衛は徒歩目付に手を回して二人を殺させると、竹次郎の妹・みわ(竹下景子)に目をつけ、おときに代わりに大奥へ差し出そうとたくらむ。複雑な設定で書いてて嫌になる。つうことで死んだはずのおときの遺体はどこ?甚兵衛は療養中と言うが、おさとが調べた限りでは療養所におときの姿はなかった。甚兵衛は自分の立場を守るため、おときを殺したとおさとにカミングアウト。おさとは将軍に訴えると反抗するが、口封じのため甚兵衛の目の前で左近に殺される。そして放り投げられた井戸にはおときの遺体があった。主水は岩田外記らを一刀両断、印玄は左近に無理矢理酒を飲ませて屋根から突き落とす。そして異変に気づいた甚兵衛を市松が仕留める。お・わ・り次回感動の最終回。
2022年06月03日
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どんより。必殺仕業人 第28話「あんたこの結果をどう思う」会津屋を狙うやいとや。手にしているお御籤は「凶」。仕事の前に縁起でもない。思わず握り潰すとしゃくしゃにして捨てる。そして会津屋を始末する。一方、主水は奥州・柴山藩の行列を見つけると声を掛け、駕籠に乗っているのが江戸留守居役・土屋多聞と確認。お歌が一行を引き付けている間に剣之介が土屋多聞を絞殺する。翌朝、捨三は頼み人に仕事を終えたことを報告する。頼み人は柴山藩の百姓たちでなけなしの金を出し合って頼み料を工面していた。その後、百姓たちと入れ違いで早駕籠に乗った土屋多聞の娘・お澄と娘婿の小十郎(直次郎)が江戸に向かう。百姓たちが恨んでいたのは土屋多聞であり「あの人たちには罪はねえがなあ」と二人を気の毒に思う。奉行所は土屋多聞と出入り商人の会津屋が同時に殺されたことを不審に思っていた。しかし柴山藩はあくまで藩のこととして捜査に協力しようとしない。江戸家老の朽木兵庫は小十郎に多聞殺しの下手人を捕えるよう命令する。江戸留守居役と出入り商人が同時に殺されしかも下手人を取り逃がしたとあっては柴山藩の面目が立たない。兵庫と多聞は同い年で江戸に着任して以来二十年の付き合いだった。小十郎は捜査を開始、江戸には金さえ出せば人殺しをする手合いがいることを思い出す。そして会津屋の屋敷の傍に落ちていたお御籤が届く。そんなこんなで口入屋にしてあちこちに顔が効く江戸屋(伴野社長)に協力を求める。「こいつはひょっとすると商売人の仕事だ」。江戸屋も裏の仕事を請け負っている、そのため下手人が明らかになっても名前を明かせない場合があると断りを入れる。一方、捨三は江戸屋が今回の殺しの一件を嗅ぎまわっていることを掴み、主水に報告する。江戸屋は一声かければ江戸中の闇の世界の人間が動くほどの大物だ。不味いことになってきた。そこで主水は奉行所で捜査状況に探りを入れる。その夜、お歌は剣之介が野良犬のように斬り殺される夢を見たと剣之介に話す。「今までだってこうやって生きてきたんだ。滅多なことじゃドジは踏まねえよ。そう簡単に死んでたまるか」。多聞の初七日を迎える。多聞は心優しく、江戸屋敷にも世話になった人が大勢いるはずなのに焼香に来たのはごく僅かだった。小十郎は塞ぎ込んでいるお澄に江戸にいた多聞には別の顔があったのかもしれないと声を掛ける。一方で同僚たちから捜査はほどほどにしておけと忠告される。その後、江戸屋は小十郎を訪ね、殺しを稼業にしている仕業人の仕事だと報告する。その中の一人やいと屋又右衛門という男が噛んでいる。しかし下手人かどうかまでは分からない。「さて土屋さん、これから先はあんたがたの仕事だ。あっしたちも仲間を売ると後が怖いんでね」。その頃、剣之介はやいとやに灸を据えてもらっていた。「これはただの肩凝りじゃないんだ。死んだ人間たちの恨みがこの肩にのしかかってるんだよ」「その恨みをやいとで散らそうというのかい。くだらないねえ。殺すほうも殺されたほうもいずれ地獄で面突き合わすんだ。そん時には頭を下げてひと言すんませんでしたと言やあそれで済むんじゃありませんか?」。その時、小十郎たちがやいとやを捕まえるため診療所に押し入る。やいとやは何とか逃げ出すが、剣之介が捕まってしまう。翌朝、捨三がお歌にそのことを告げ、剣之介は激しい拷問を受けていた。主水は剣之介の身柄を牢屋に移す作戦を考え、早速柴山藩の江戸屋敷を訪れる。奉行所は会津屋殺しを詮議する役目がある。そのため下手人を引き渡すよう申し入れるが、柴山藩での調べが終わるまで渡す訳には行かないと断られる。作戦失敗。主水は何故やいとやの素性が割れたのか、やいとやを責める。江戸屋が狙っていたのは剣之介ではない。「俺がドジを踏んだとでも言いたいのかい」「だったらどうする?」「掟通り裁いてもらおうか」。そこにお歌が駆け込んでくる。主水はお歌に覚悟するよう話す。「剣之介は黙って死んでいくだろう。喋ったところで端っから助かる命じゃねえ。あいつ一人じゃねえ。これは俺たち皆の定めだ。ただ遅いか早えかそれだけのことなんだ」。江戸屋は剣之介の顔を確認するが見覚えが無い。ほかに仲間がいるかもしれないが「あっしにできることはこれまでだ。これ以上闇の世界を突っつくとあっしもあんたも命取りだ。引き時が肝心ですよ。引き時がね」と小十郎に忠告する。その夜、お歌は柴山藩のお座敷で芸を披露、隙を見て剣之介が閉じ込められている土蔵に侵入、鍵を壊そうとする。そこにやいとやが現れ、火薬で鍵を破壊。二人で剣之介を助け出そうとするが、女中に目撃され、小十郎たちが追ってくる。やいとやは囮になるが腕っぷしが弱く、藩士たちにぼこぼこにされ、橋の下に身を潜めていた剣之介とお歌も見つかってしまう。江戸に来て初めて刀を手に取る剣之介。必死に抵抗するが、お歌が斬られ、剣之介も滅多斬りにされる。捕まったやいとやは野良犬のように斬り刻まれた二人を見て愕然とする。剣之介とお歌はまだ死んでいなかった。互いに手を伸ばすが力尽きてしまう。「死んだ・・・二人共か?」。主水は剣之介とお歌の死を聞いて呆然とする。人目が付かない厠の前で捨三から報告を受けたが、ショックのあまり身動きできない。千勢先生は主水に厠を覗かれたと思い怒り心頭。今までもセクハラを受けてきたが今回ばかりは許せない。それをきいてせんとりつも激怒。しかし主水には聞こえない、呆然としたまま。「死んだか・・・死んだのか。剣之介も、お歌も」。しばらくして朽木兵庫は小十郎とお澄に多聞殺しの捜査打ち切りを伝える。理由は多聞の不正が発覚したことにあった。「多聞は会津屋と組み、漆相場を操って巨額の金を横領していた。山働きの領民の苦しみは計り知れず、その恨みが今回の件を引き起こしたに違いない。これ以上、事を荒立てれば必ずご公儀の問題となり柴山藩の命脈にも関わる」。金は無かったが「多聞は日本橋に若い女を囲い、料理屋を開かせていた。金はすべてそこに注ぎこんでいたのだ」。小十郎は止むなくやいとやを解放、お澄は自害してしまう。とあるボロ小屋。主水は落ち込んだまま、捨三は柴山藩と刺し違えようと訴える。そこへ江戸屋が現れ、捨三が対応する。「これを小屋の中の人に渡してくれ。それからこのお御籤はやいと屋又右衛門に返してもらおう。仕業人にしてはドジなことをした、そう伝えてくれ」。江戸屋が持ってきたのは小十郎からの果たし状だった。「事の真相を知るに及び只々驚愕仕り候。国政を乱し、民百姓を塗炭の苦しみに追いやりたる談、成敗もまた止む無しと覚悟致しおり候。但し舅を失い、今また妻を失いたる談、まことに無念にてこのまま帰国では侍の一分も立ち申さず。よって明朝、果たし合いを望むものにて御座候。これはあくまで私の恨みなれば卑怯未練の振る舞いあるまじく曲げてご了承くだされたく候。土屋小十郎」。その夜、主水はやいとやを座敷に招くと小十郎の申し出を受けると話す。「俺にも剣之介とお歌を殺された恨みがある。それを果たすつもりだ」。それを聞いてあきれるやいとや。「へえ不思議だねえ。まったく侍ってえのはおかしな連中だ。俺にはとても理解できねえ」。仲間が死んだにもかかわらず巻き込まれるのはまっぴらごめん、明日にでも上方に行くと話す。「江戸もそろそろヤバくなったし、剣之介の言いぐさじゃねえが俺たちは少しやり過ぎたようだ。、当分上方へ行ってやいと屋修業のやり直しよ。あとはお前さんに任したぜ」「足抜けか」「そういうわけだ」「そいつは掟に外れちゃいねえか?」「掟?じゃお前のほうはどうなんでい?侍なら起きて外れの果たし合いも許されるてのかい?」「お互い様か」「そうらしいな」。主水は黙って立ち上がるとやいとやにお御籤を突きつける。やいとやがお御籤を捨てさえしなければこんなことにならなかった。やいとやは強張ると受け取ったお御籤をくしゃくしゃに丸める。翌朝、小十郎が指定した場所に主水が現れる。「よく来てくれた。礼を言うぞ。奥州柴山藩、土屋小十郎」「中村主水だ・・・」。小十郎と主水は刀を抜くと互いに斬りかかる。その光景を捨三と旅姿のやいとやが見ている。小十郎は主水に斬られると「これで・・・これでいい」と言い残して絶命する。「恐ろしい男だ」と口にするやいとや、立ち尽くしたままの捨三に主水は視線も合わせず霧の中に姿を消していく。お・わ・り
2024年08月31日
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今年は酷い一年だった。一年間怒りまくり。夏ぐらいまで怒りながら寝て、怒りながら起床する日が続いた。もはや怒りではなく恨みレベル。職場の上司たちを一生恨む。首謀者三人のうち頭を下げたのは一人だけ。そんなパフォーマンスにはだまされない。絶対に許さない。しかし4月から今のところ無職。負け犬はこちらか?そして怒りで熱を出して今、寝込んでいる。総合司会:西沢利明白組キャプテン:大葉健二紅組キャプテン:叶和貴子審査員:名代杏子・鈴木正幸・中島早苗・藤原進・立花愛子・西田健・三谷昇・多々良純応援ゲスト:桃井タロウ・猿原真一・鬼頭はるか・犬塚翼・雉野つよし・桃谷ジロウ・ソノイ・ソノニ・ソノザ審査委員長:睦五郎特別ゲスト:千葉真一 ☆紅組☆大杉久美子『おやすみマルス』森高千里『気分爽快』薬師丸ひろ子『探偵物語』伊藤さやか『恋のB級アクション』イルカ『海岸通』小林千絵『LOVE with You 愛のプレゼント』西崎みどり『さざなみ』aiko『カブトムシ』ペギー葉山『ウルトラの母のバラード』 ☆白組☆泉谷しげる『なぜ、こんな時代に』THE BLUE HEARTS『ラブレター』中西保志『最後の雨』井上陽水奥田民生『ありがとう』忌野清志郎&2・3‘s『FUCK YOU』MORISAKI WIN『俺こそオンリーワン』爆風スランプ『涙3』沢田研二『LUCKY/一生懸命 』串田アキラ『宇宙刑事ギャバン』76歳のジュリーが全国ツアーを続けている。78歳の串田アキラもリハビリ猛特訓。だから立ち止まるわけには行かんのだよ。では沢田研二さんに歌っていただきます。曲は今のところラストシングル『LUCKY/一生懸命』。続いて串田アキラさん『宇宙刑事ギャバン』。二曲続けて張り切ってどうぞ。『LUCKY/一生懸命 』作詞・作曲:沢田研二 編曲:斉藤雄太会いたい気持ちもがく 会えない想いおもく 自分の大切みつめてたお天道様は雲の上 いつもありがとう 誰かのために祈り 自分のために祈り 今日までの自分後悔してお天道様は夜照らす 本当ありがとう心の隙間に悪魔を育てないよう 平らけく安らけく 生きて生きたいねOhイーヤーエー SoイーヤOh 一生懸命 ラララ ララララ Oh LUCKY 幸運の不思議Ohイーヤーエー SoイーヤOh 一生懸命ピピピ ピピピピ Oh HAPPY 幸運の不思議老後の楽しみ我等の楽しみLIVE! もうちょっとだけ未来を信じるLIVE!最低な奴も最高な奴もLIVE! 輝く涙も弾ける笑顔もLIVE!血が騒ぐ ROCK MUSIC諦めた時から風がかわった誰も知らない景色も見たし無欲ヤバイ!それ!COME ON COME ON COME ON無欲ヤバイ!それ!COME ON COME ON COME ON Ohイーヤーエー SoイーヤOh 一生懸命ラララ ララララ Oh LUCKY 幸運の不思議Ohイーヤーエー SoイーヤOh 一生懸命ピピピ ピピピピ Oh HAPPY A級の不思議老後の楽しみまだくたばれないLIVE! 色々あっても色々あるのがLIVE!世界の事情も家庭の事情もLIVE! 一生宅連笑門来福LIVE!溢れだせ ROCK MUSIC矜持示せたなら大往生だろ毎日が自己ベスト更新無欲ヤバイ!それ!COME ON COME ON COME ON無欲ヤバイ!それ!COME ON COME ON COME ON Ohイーヤーエー SoイーヤOh 一生懸命ラララ ララララ Oh LUCKY 悪運の強さOhイーヤーエー SoイーヤOh 一生懸命バババ ババババ Oh BABY ババババババ BABYOhイーヤーエー SoイーヤOh 一生懸命ジジジ ジジジジ Oh G.G. ジジジジジジ G.G. BABY BABY『宇宙刑事ギャバン』作詞:山川啓介・作曲:渡辺宙明 編曲:馬飼野康二男なんだろ?ぐずぐずするなよ胸のエンジンに 火をつけろおれはここだぜ ひと足お先光の速さで あしたへダッシュさ 若さ 若さってなんだ ふりむかないことさ愛ってなんだ ためらわないことさギャバン! あばよ涙ギャバン! よろしく勇気宇宙刑事ギャバン!悪い奴らは 天使の顔して心で爪を といでるものさおれもお前も 名も無い花を 踏みつけられない男になるのさ若さ 若さってなんだ あきらめないことさ愛ってなんだ くやまないないことさギャバン! あばよ過去ギャバン! よろしく未来宇宙刑事ギャバン!若さ 若さってなんだ ふりむかないことさ愛ってなんだ ためらわないことさギャバン! あばよ涙ギャバン! よろしく勇気宇宙刑事ギャバン!
2024年12月31日
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穏やかな連休に見えるだけ。スチュワーデス物語 第1話「先生好きですッ!」「やるっきゃない!」。ということで本日からスタート。なんと中学三年生の再放送以来です。村沢浩(風間杜夫※趣味・マージャンと落語)は新藤真理子(片平なぎさ)に何故逃げ回るのかと迫られてタジタジ。「私に逢いたくないからでしょ?そうでしょ!」と核心を突かれて言葉を失う。「でも私はあなたを逃がさない。世界中どこまでも追いかけて捕まえて・・・離さないから!」とグイグイ迫って突き倒すとハイヒールで手の甲をぐりぐり。つうことで夢でした。意味なく上半身裸。ここはパリ。東京から国際電話ですよ。電話の相手は村沢の兄貴分にして日本航空の客室訓練課長・柿野(石立鉄男)。「オマエ、スチュワーデスの卵を訓練する教官に任命されたゾ」。マジかよ・・・。同じ頃、東京都大田区大森5丁目では松本千秋(堀ちえみ)がリアルに緊張しまくっていた。「おとうさん、いよいよきょうすちゅわーですのしけんをうけるの。もうむねがどきどきしてばくはつしそうよ。でもわたししけんをぱすしてすちゅわーですになってみせるわ。おとうさんのようにそらをとぶの」(※棒読み)。しかし母親の弓子(吉行和子)は亡き父親のことを忘れようとしない千秋にイライラ。弓子は五年前に外車のセールスマン・誠司(長門裕之)と再婚したが、四六時中千秋に暴言を吐きまくるバイオレンス親父の誠司に懐こうとしなかった。つうことで試験会場。ものすごい数の女子が集結。優しいお姉さん的存在の石田信子(イルマ隊長)、江戸っ子の木下さやか(整形前の山咲千里)、下品な大阪人の池田兼子(春やすこ)、ぶりっ子の中島友子(白石まるみ)など後に千秋と同期になるレギュラー陣も登場。信子以外自己主張強すぎてウザいです。千秋は緊張のあまり会場内で迷った挙句、意識を失ってしまう。さらに介抱してくれた村沢を痴漢呼ばわり&顔面を引っ掻いて出血。どえらい迷惑です。その後、第一次試験の集団面接。村沢が試験官でびっくり。村沢はやる気がないので千秋らにパワハラ質問攻撃。千秋も逆ギレ。普通ならここで失格ですが第二次試験へ。何と筆記試験と英語の面接をパスして第三次試験に辿り着く。ただの体力測定にしか見えないが最終試験らしい。踏み台昇降を続けながら「まけないから・・・まけるもんかあ」とやる気爆発。しかし千秋だけ通知が届かない。「おとうさん、みんなすちゅわーですのしけんうかったのにあたしひとりだめみたい。おとうさんのようにそらをとべない、そらではたらけないなんて・・・。おとうさん、あたしどうしたらいいの?どうしたらいいのーおとうさん」。そこへ誠司乱入。亡き父親の写真をびりびりに破って踏んづけ。ついでに千秋の顔面殴打&出て行けと暴言。荷物を抱えてしょんぼりしていると高校の同級生で魚屋の三郎(光石研)から電報を手渡される。「さいようないていした・・・さいようないていした・・・やったーやったーやったー。うかったのよわたし、すちゅわーですになれるのよ。やったーやったー」。芝居がナチュラル過ぎて嬉しそうに見えません。そして日本航空くれない寮に入りますよ。信子たちは既に入寮してます。六千人が受験して合格したのはたった80人。つうことで開講式。教官は柿野、火山(秋野陽子)、村沢。80人を3グループに分け、千秋たち478期生を村沢が担当することになる。イケメンの村沢にきゃーきゃー騒ぐが、村沢はスゲー不機嫌そう。授業はビデオを見せるだけで教えるつもりゼロ。千秋たちの質問に答えるどころか暴言吐きまくり。だるくてやってらんねーと外を眺めると真理子発見。授業を放棄して真理子に会う様子を478期生の連中にモロ見え。「何考えてんねん!ホンマに―!」と兼子ぶち切れますがご尤も。石立鉄男の身体を張ったおちゃらけシーンを挟んで柿野は村沢を呼び出して注意するが、村沢はぶっちゃけやる気がない、パーサーに戻してほしいと訴える。その後もパワハラ講義、口ごたえする千秋にスチュワーデスに向いていないなど言いたい放題。今ならネットで炎上です。千秋は村沢に見捨てないでほしいと訴える。「わたし、どじでばかでまぬけで、それでもわたしすちゅわーですになりたいんです」。千秋の父親は日本航空のパイロットだった。土下座までするが「ダメだ。お前はしごけばしごくほど俺に反抗する。見込みがない」と言い返されるが「あれはしごきじゃありません。いやがらせです。そうでしょう?きょうかんがほんとうのきもちでわたしをしごいてくれたらわたしはどんなことがあってもついていきます」とグネグネした展開に。そして「これだけおねがいしてもだめなんですか?」「ダメだ」「じゃあしぬしかないわ」と自殺宣言。「だけどきょうかん、わたしをころすのはあなた・・・あなたなんだわ」と恐ろしい捨て台詞を吐かれ「死なれちゃ堪らねー。お前に負けたよ。一人前のスチュワーデスになれるか徹底的にしごいてやる」と村沢は態度を一変、478期生たちにも頭を下げる。そして用意してきたスチュワーデスの制服に千秋たち大喜び。その夜、千秋は制服を着て村沢のマンションを訪ねる。普通ならこんな奇行に引くが村沢は「良く似合ってるよ」と褒める一方、部屋には真理子の姿があった。自分を挑発する真理子に村沢は自分の運命から逃げていたが、これからは戦うと話す。「そんなことできるかしら?あなたは一生私のもの・・・」。そう言って真理子は両手袋を口に挟んで外すと義手を見せつける。どういうこと?翌朝、朝礼で千秋は「あたし・・・むらさわきょうかんがすきですっ」と爆弾発言。微妙な表情を浮かべる村沢こと風間杜夫。次回おたのしみに。
2025年05月03日
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j-comも本気でちゃんとしろよ!スチュワーデス物語 第17話「こわい手紙」千秋は離陸するジャンボの傍に立って両手で拝んでいた。村沢のことを諦め訓練一筋に打ち込むと。でも顔を見るとつらくなる。そこで今日限り村沢の顔を見ないと誓う。そんなことよりジャンボぐいぐい動いてて危ないつうの。そこへ信子、さやか、友子、西日本コンビがやってくる。千秋の奇行を見てついに頭がおかしくなったとか言いたい放題。そこで千秋を励ますことに。千秋をぐるりと囲んで「やるっきゃない!やるっきゃない!やるっきゃない!」とシュプレヒコール。こいつらも頭おかしいです。つうことで本日は帳票処理です。免税品の販売数のチェック、外貨でお釣り、とにかくめんどくさそう。今回も千秋はしどろもどろで汗だく。村沢が助け舟を出すが、不自然に顔を背ける。いつも不自然ですが。しかし腰痛対策の体操の授業ではイキイキ。珍しく体操の教官から褒められる。その様子(※全員レオタード姿)をガン見する村沢に勘の良い信子が最近の千秋の様子を報告する。村沢以外の授業ではやたら張り切っている。千秋は村沢を避けようとしているのでは?その夜、くれない寮に三郎が鯛を持参して訪問。千秋に結婚をガチで申し込む(※強行手段込み)が、信子ほかいつもの連中に半殺しにされ、持参した鯛を奪われる。いつもの連中は奪った鯛を刺身、お吸い物にしてパーティー開始。ビールまで飲んでフリーダム過ぎる。栄養付けて明日からの訓練がんばろー。「ガンバ!ガンバ!ガンバ!」。そんなこんなで三郎の一件は真理子の仕業だと判明する。真理子は子供が嫌いだが産むつもりマンマン。子どもがいる限り村沢から千秋を引き裂くことができる。そして両手の手袋を口に咥えて村沢に義手を突き付ける。手袋を外す時、第17話にして初めて「ギリギリギリ~」の効果音を使用。「あなたが愛しているのは松本千秋。私とはお義理で結婚して子どもを引き受けるだけ。あの小娘をあなたの傍から追っ払うまでは満足できるもんですか!」。しかし村沢は心まで引き裂くことはできないと言い返す。「恋とか愛は邪魔されるほど強くなるんだ!」。そこで真理子は逆襲開始。ありとあらゆる関係者に村沢との結婚の挨拶状を配りまくる。478期生の連中も騒然。なんでこんなことになっているのか、いつもの連中が千秋に問い質す。千秋は総集編のようにこれまでの経緯を分かりやすく丁寧に解説。そういうことでこれからは村沢を頼らず自分の力だけでスチュワーデスになろうと思う。連中は千秋の解説に感極まってワーワー号泣する。しかも西日本コンビまで。今回はエライ飛ばすなあ。そんなこんなで今日も帳票処理の授業。これ本当に複雑でめんどくさそう。千秋はまたまたしどろもどろで汗だく。村沢の指導にも顔を背ける。「教官、目に汗が入って痛くて教官の顔が見れません。許して下さいっ!」。つらくてたまらん千秋は柿野に自分を479期生に移してほしいと申し出る。千秋がそこまで思い詰めていたことを知った村沢は変更を受け入れる。そこで最後の特訓を行う。帳票処理は一流大学を卒業した訓練生でも半分は落ちる超難関科目。合格するには冷静になって落ち着くこと。村沢は千秋が音楽を流すとリラックスする特性を生かして外貨ごとにその国の音楽を流す。すると完璧に計算をこなす。「松本千秋はドジでのろまな亀なんかじゃないっ!何でもリラックスしてやれば利口で速いウサギになれるんだ!分かったか!」。おなじみのフレーズ「ドジでのろまな亀」は何と今回が初登場でした。ちなみに「ウサギ」といえば『赤い衝撃』の中条静夫と百恵ちゃんですね。「亀っ!俺の可愛い亀の顔ももう見られないのか。亀・・・さよならと言ってくれ」「・・・」「さよならも言えないのかっ!仕方ない・・・出て行けっ!松本っ!」。千秋は村沢の顔を見ず黙って去って行く。未練たっぷりの村沢。教室の千秋のプレートも柿野が持って行ってしまった。教室でしょんぼりしているとプレートを持った千秋が入ってくる。「他のクラスに移りたいなんてとんでもないわがままを言ってすみませんでした。ドジでのろまな松本千秋、教官の特訓を受けてこそやっと一人前のスチュワーデスになれるんです。それがやっと今、身に染みてわかりました」。つうことで今回も振り回されてしまいました。「もう絶対に教官から目をそらしませんっ!」。そこへいつもの連中も現れ「やるっきゃない!やるっきゃない!やるっきゃない!」。世界の増村保造が脚本を書いたので許して下さい。次回をおたのしみに!
2025年07月12日
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休みの日は休みの日で何もせず。平日は平日で疲れ切って何も出来ず。困ったものです。シルバー仮面 第9話「見知らぬ町に追われて」驚くべきことにとある村での葬列シーンからスタート。そこにマーチ風の主題歌が流れる。延々と葬列シーン。狂ってます。かつてTBSはこんなにも男気が溢れるテレビ局だった。参列者の前に現れたのが正装姿で花束を抱えた春日きょうだい。花束に隠していたマシンガンで参列者皆殺し(スローモーションで)。警視庁の鬼頭警部はこれまで春日きょうだいが物理学の研究者を訪ねていたことから、県内の物理学者をリストアップ。さらに叔父の大原に協力を求める。自分たちのニセモノが事件を起こしていることを新聞で知る春日きょうだい。またしても宇宙人の仕業か?そんなこんなでいつものように科学者宅訪問。小松方正博士に協力を依頼するが、そこで待っていたのは鬼頭警部たちと大原だった。事件は宇宙人の仕業だと訴えるが誰も信用しない。『ウルトラマン』と違って『シルバー仮面』の作品設定、法則性では宇宙人は存在しないものとされている。そのため春日きょうだいが宇宙人の存在を主張すればするほど世間から「浮いてしまう」。そんなこんなで機動隊(!)を吹っ切って逃走。その頃またしてもニセモノの春日きょうだいが現れ、あちこちに用意された警察の検問を突破&マシンガンで警察官皆殺し。ついでに火炎瓶を投げつけてそこら中を爆破。映像が強烈。ここで春日きょうだいの間で葛藤。いっそ警察に本物だと名乗り出るべきだとひとみは主張する。しかし宇宙人の目的は春日きょうだいを犯罪者に仕立て上げることである。警察への出頭は宇宙人の目論見通りとなる。光一はむしろニセモノが倒されるまで、徹底的に逃げ続けるべきだと主張する。そんなこんなで鬼頭警部たちは春日きょうだいを地獄谷まで追い詰めるが、逆にマシンガンを乱射され絶体絶命。そこに本物の春日きょうだいが現れる。「分かりますか!?あいつらは宇宙人なんです!」。驚愕する鬼頭警部たち。春日きょうだいの攻撃に倒されるニセモノの光一、光二、ひとみ、光三。絶命寸前の四人は合体してドミノ星人の姿を現す。光二はシルバー仮面に変身。お墓で激闘。罰当たりなことに卒塔婆を引っこ抜いてドミノ星人をしばきまくり。崖から投げ落としてドミノ星人爆死。愕然としながら鬼頭警部は語る。「たぶん私が見たままのことをいえば、私はキチガイ扱いされるだろう。無論そんな愚かな立場をとるつもりはない。犯人は春日きょうだいの名を騙った身元不明の四人組の人間たちだった。彼らは逃走中、地獄谷に車ごと転落して行方を絶った。これが真相だ。これなら誰もが納得してくれる真相だ」。しかし部下の刑事は「いいえ、私も見ました!犯人はやっぱり宇宙人でした。誰も納得しなくともそれが事実です!」と興奮しながら異を唱える。それでも鬼頭警部は語る。「そうだ、それが事実だ。事実は分かっている!しかしその事実は法も常識も超えてしまう」。そして春日きょうだいに「あなた方はもう自由だ。どこへでも行って下さい」と告げる。光一は呟く。「こんな恐い思いをしたことはなかった。人間社会に追われることがこんなに恐ろしいことだとはな」。つ・づ・く
2016年08月23日
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大晦日だというのになぜこんなに忙しいのか。。。怪奇大作戦 第26話「ゆきおんな」さおりちゃんの親友・秋子に那須ロイヤルホテルの招待状が入った謎の手紙が届く。さらに死んだ父親のことを尋ねる電話もかかってきた。秋子はさおりちゃんに相談し、指定された那須ロイヤルホテルへ向かうことにする。そこにはホテルのスタッフに変装したSRIのメンバーと町田警部が待っていた。さおりちゃんと秋子が泊る部屋の絵が盗まれ、雪女の絵にすり替えられる、スケートの最中に見知らぬ男から「あの絵は父親からのプレゼントだ」と謎のメッセージが伝えられるなど怪しい出来事が続く。そして父親の消息を聞きだそうとする男も現れ、秋子の身辺に危険が迫りつつあった。実は秋子の父親は15年前に起こった時価4千万円のダイヤ盗難事件の首謀者であり、現在も指名手配中である。生き別れのままになった一人娘の秋子を潜伏先に呼び寄せて、自分が一人占めをしたダイヤを秋子に渡そうとする。一方、かつての仲間たちが秋子の行動を監視することで、ダイヤを手に入れようとする。そんなこんなでダイヤは秋子の元に渡るが、父親は拳銃で自分の頭を撃ち抜く。そして父親のかつての仲間から追われる秋子。ダイヤを投げつけながら逃げるが、とうとう追いつかれてしまう。その瞬間、大空に巨大な雪女が現れ、男を翻弄させる。夢か、現実か。男は恐ろしさの余り半狂乱状態となり、滝壷へ身を投げる。秋子は死んだ母親が雪女になって自分を守ってくれたのだと語る。的矢所長もその話を肯定し、秋子を温かく見守る。しかし牧は「ある時の気象条件によって、自分自身の影が雪のスクリーンに映し出されたものに過ぎない」と解説する。そして「それより今我々にとって大変なのはばら撒かれたダイヤを拾い集めることだ」と話し、それを聞いてげんなりする助さんとノム。大草原にばら撒かれたダイヤを拾い集めるSRIのメンバーと警察スタッフたち。お・わ・り今回を持って最終回。当時としては高視聴率を保っていたが、前番組の「ウルトラセブン」よりも低かったことで予定通り26本で終了となる。1クール延長がギリギリまで検討されていたらしく実にもったいない。特に今回のお話はリアルな犯罪と科学捜査を主軸としてきた「怪奇大作戦」にとって禁断のファンタジーもの。でも違和感なし。もし延長が決定していたら作品の幅が広がっていたのは間違いなかったでしょう。京都編にて予算を使い尽くしたため円谷プロの金庫はカラ。なんとかタイアップを取りつけて完成に至ったとのこと。そして「怪奇大作戦」の終了と同時に円谷プロは番組製作の受注が途絶え、大幅なリストラを敢行。TBS局内でも組織改革がなされ映画部が廃止。円谷一は退職し、円谷プロへ。実相寺昭雄もフリーの演出家の道を選ぶ。また飯島敏宏は木下恵介プロダクションへ出向、とテレビ映画の頂点を極めたスタッフたちは散り散りとなってしまう。冬の時代です。
2013年12月31日
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