現代徒然草

現代徒然草

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

八木哲郎

八木哲郎

Calendar

Category

Comments

万魯建@ Re:小沢一郎の詭計(11/07) 小沢さんの考え方は本当に理解できなかっ…
つねさん@zukai @ 考えさせられました。 60年安保、70年安保は言葉として知っ…
古井戸@ 文学者は書を残す 小田実全仕事、をはじめとする膨大な小説…
inkyo@ 参院戦オオyぶれ 負けてもやめない
はたやん@ はじめまして はじめまして。 官位や席次を検索してい…
2005/11/28
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
テレビはやがて劣化して滅びる

現在のテレビのネタ切れは覆うべくもない。それでも細切れのネタをなんとかツギハギして時間を埋めている。世界中から集めれば、ネタなどというものはなんとか集められるだろう。激写場面なんてショッキングな場面をつなぎ合わせたオドカシ番組、つまらない芸能人の宿探し、動物、クイズ、芸能人の馬鹿話、昔の画面の再録などなど。これらを次ぎ、次ぎといってめまぐるしく見せる。しかしこういうことの繰り返しではやがて飽きられるのは火をみるより明らかである。
ひところまではNHKの朝ドラは若くて明るいピチピチしたヒロインが出てきて、苦労の末のサクセスストーリー、感動的な家族愛の物語、大家族の暖かな団欒など明るい元気さを売りものにした連続ドラマがあったが、このごろは見ないようだ。しかしこういうものをつくったとしても、今ではウソゴトのようにしか思えない。実際にそういう家庭などなくなったからである。
だから、創作をやめてしまって苦労人で成功した人とか、芸能人の苦労話、特異な経験の持ち主のなま出演、人々の正義感を満足させる社会悪の告発など、文芸批評家風にいえばクソリアリズムのオンパレードである。毎日のように放映されている劇はサスペンスで毎日殺人事件が画面で起きている。頭のよいインテリの登場人物が馬鹿げた殺人などをするということはもともとありえない話であるが、こういうサスペンスでさえ、現実に起こる殺人事件の猟奇性には勝てなくなった。
こうしてディレクターやシナリオライターが知恵をしぼった番組はどれもこれも底が浅く劣化を一途にたどるだけである。ネタというネタを考えつくした挙句、創造力が枯渇してやがてテレビから人びとは離れていくはずである。
やはり擬似的な映像よりも野球でもサッカーでも実際に観に行ったほうが面白い。じかに本を読んで想像の世界で遊んだほうが面白い。旅行でも自分で行ったほうが面白い。演劇でもスポーツでもできるだけすぐそばの桟敷で観るに限る。俳優の息遣いや汗のかき具合まで見え、リアリティたっぷりだ。相撲は砂かぶりで見たいものだが、まだその機会がない。宝塚のラインダンスをすぐそばで観たことがあるが、ドタンバタンと床を踏み鳴らして長い足が上がったり下がったりしてハアハアと息遣いが聞こえ、ものすごい迫力だった。女子バレーの対中国戦も大部前に名古屋で見た。回転レシーブすると床が汗でびっしょりになるからすぐ係りが床をモップで拭いていた。そのくらいホンモノはすごい迫力がある。テレビの映像とは比較にならない。
なにごとも実際にホンモノを見る。そこに真実がある。すごいものを感じる。テレビはこういう体験を人々から奪ってしまうのだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005/11/28 10:06:33 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: