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2006年06月12日
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カテゴリ: 血栓症
 一昨日(10日)はちょっと横道に逸れてしまいました。続きです。

 肥満、高脂血症などを持つ人、最近流行の言葉では メタボリックシンドロームの状態の人は、毛細血管の血栓が更にできやすいのです。なにしろ 血液の粘度が高いのですから、当たり前です。血液の粘度は食後などは誰でも上がりますが、健康な人は多くて2時間もすると正常に戻ります。ところがメタボリックシンドロームの人はなかなか粘度が下がりません。したがって、毛細血管の血栓も出来やすく、そうでない人と比べ、ずっと早く 症状が顕在化してきます。

 若いうちから肥満気味だった人、白米・白いパン・白いうどん等の 吸収性の極めて良い炭水化物や 油ものをたくさん食べてきた人は、ほぼ確実に、かなり若いうちから高脂血症になっています。

 検査などをする年齢でもなく、自覚症状はないわけですから、発見が遅くなることも多いのです。無節操に甘いものやお菓子、アメ、チョコレート、ケーキなどを食べていた人は、肥満になる前に高脂血症になっている可能性もあります。

<太い血管の場合>

内皮細胞に傷がつくことですが、 滑らかな血管の内側がそんなに傷つくものなのでしょうか?

 この疑問については、 川の流れと対比して考えるとわかりやすいと言えます。

 普段は穏やかな流れの川も、増水すると大きな岩をも動かしてしまいます。そして、川岸の浸食も激しく起こります。血液の流れで言うと、運動をすると誰でも血流が早くなります。 通常は2分ほどで全身を巡っている血液が(それでもわずか2分ですよ!)、 最高で10秒ほどで一周することさえあるのです。

 これほどの速さで血液が流れていれば、血管に少しでも弱いところがあれば、そこが集中的にダメージを受けてしまいます。特に悪玉といわれるLDLコレステロールが高い人はほとんどの場合、動脈硬化になっていますから、血管のダメージはどんどん進みます。とても修復の方が間に合うという状況ではありません。

 ところで、血流はよく川の流れと比べられますが、実は 大きな違いがあります。

 川は細い流れが徐々に合流して大きな流れになっていきます。合流地点の水流は渦を巻いたりして岸は浸食を受けるのはよくご存じの通りです。

 動脈の場合は、逆に 太い流れから細い流れへと分岐 分岐部分に負担がかかります。実際、血栓が多くできるのはこの分岐部分だということがわかっています。

 こうしたリスクを少しでも減らすためには、血液を さらさらした正常なものにすることが大切です。コレステロールのバランス異常、高脂血症、高血圧、等々はすべて血液の状態を悪くする元です。

血液を常によい状態に保つ こと、できてしまった 血栓はできるだけ早く溶かしてしまう


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最終更新日  2006年06月12日 10時04分06秒
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