英語でブルー・ムーンといえば,“極めてまれに”という意味の "once in a blue moon" という熟語がよく知られますが,この言葉の起源が“その月2回目の満月”が珍しいことであるという説明は間違いで,こちらはもっと古い言葉です。
“ブルー・ムーン”という言葉は400年以上も前から使われていましたが,16世紀頃は“非常にばかげたこと”という意味で“月はグリーン・チーズでできている”のように使われました。この“ばかげている”という意味から,“月が青くなるなんてありえない”“決してない”(never)という意味が生まれます。 また大気中の塵の影響で月が本当に青く見えることがあり*,これもブルー・ムーンと呼ばれました。例えば1883年のインドネシアのクラカタウ火山の爆発は,その後約2年間,日没を緑に月を青に変えたといいます。このように,かなり稀でいつ起こるか分からないものの月が青く見えることがあるとわかり,19世紀半ばに "once in a blue moon" (めったにない)という熟語が生まれました。
こんな夜に黄砂が有って大気の塵が多いと青くなるのだろうか?
19世紀半ばに "once in a blue moon" (めったにない)という熟語が生まれた。そういった意味を含めて、「特別なこと」を指す場合もある。