現代下宿屋考

現代下宿屋考

24歳と25歳

初の3人共同生活 24歳と25歳


24歳さんが入居した当初、
25歳さんはとても喜んでいた。

居間やキッチンでくつろぐ以外でも
はじめのうちはお互いの部屋を行き来して二人でおしゃべりしていた。
やはり年も近いし話も合うのかなあ。
二人で仲良くやっていてよかったと思っていた。

24歳さんと25歳さんが部屋でおしゃべりしていて
当然私への愚痴とかもでたであろう。
共同生活でお互いジレンマを感じるのは仕方がないこと。
おしゃべりでストレス解消できるのならそんなこと一向にかまわない。

でも何にストレスを感じているかで
だんだんと話をする相手がかわってきた。

家事上手の24歳さんにとって、
25歳さんの家事をみていていいたいことも当然あったのだろう。
でも、25歳さんにあれこれ指図するのははばかられる。
24歳さんはだんだんと私に愚痴をこぼすようになってきた。

麦茶の件や冷凍ご飯の件は24歳さんと私の共通の問題だった。
ちょうど自分が最後の麦茶を飲み干したときは
自分で容器洗えばいいがそうはうまくいかない。
1,2度私からも25歳さんに注意したのだが
彼女はなぜか暖簾に腕押し状態で
その場でははいはいいうのだが言ったようにはやってもらえない。

ここで私が失敗してしまったのは、
あまり何回も25歳さんには注意しにくかったので
24歳さんが私に愚痴をこぼしたのをいいことに
「25歳さんに私が○○っていってたっていっておいてね」と
投げてしまったことである。
爆発!した後のことだったので
何かいってまた泣かれるのは一番いやだった。
24歳さんから言ってもらったほうがいいやと逃げてしまったのである。

私はあまり気付いてなかったのだが
25歳さんがちょっと先輩風を吹かせていたようで
24歳さんは25歳さんにそれなりに気を使っていた。
24歳さんから25歳さんに対しては
容器をちゃんと洗えだの、ご飯を再冷凍するなだの、言いづらい状況だったらしい。
たぶん私に愚痴をこぼしたのは
私を通じていってもらおうという気持ちもあったのだろう。
なのに私は私でそんな状況に気付かずに
24歳さんに無理な注文をしてしまったわけだ。

更に食器を洗うのも25歳さんはなでるように洗うので
汚れが取れていないのが24歳さんにはとても気になっていた。
でもちょっと丁寧に洗ったらと注意したりとか、25歳さんの目の前で洗いなおすとか
とてもできずに、25歳さんがいないのを見計らってこっそり洗いなおしていたようだ。
(24歳さんのきれい好きにより、買ったばかりのティファールのフライパンが磨かれすぎて
1ヶ月で使い物にならなくなったという笑い話もある。)
かなり神経使っていたんだな24歳さんも・・・

この二人を仲たがいさせてしまったのは
私の責任だったかもしれない。

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