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先日某NHKの朝ドラのことでいっぱいコメントをもらったからこの曲を選んだわけではないのだ(笑)でも今夜これを選んだ理由はやっぱりNHK(爆)職場でなにげにつけっ放しになっていたテレビから突然流れてきたのがこの曲。それも中島みゆきのあの声ではなく野太い? 男たちの大合唱で「ふぁいとぉっ!」な、な、なんだこれは……?思わず仕事の手を止め、画面を振り返ったらそれは某「プロジェクトX」の一場面。……ってこれもテーマ曲はみゆきじゃん(-"-;)仕事しながら何げにちらちら見てただけなのだけどどうやらお話は大阪の町工場街のある高校が、合唱が好きな熱血教師の手で合唱日本一の高校に生まれ変わる……というものだったようです。で、そこで歌われていたのが男声合唱にアレンジされていた中島みゆき。少なくとも「時代」とこの「ファイト」が流れてました。今までにいろんな形でみゆきの歌を聞いてきたけど、男声合唱ってのは初めてだった……実はこの歌「主人公が1人ではない」ところが気に入っているのです。 あたし中卒やからね 仕事をもらわれへんのやと書いた 女の子の手紙の文字は とがりながら震えている (詞・曲 中島みゆき)で始まるこの歌は、そのあと「主人公」が次々に変わっていきます。「ガキのくせに」と大人に頬を打たれた少年。駅の階段で子供が突き飛ばされるのを見て見ぬふりをしてしまった女性。力ずくで男の思うままになってしまった女性。そして 私が一番好きなのが 薄情もんが 田舎の町にあと足で砂ばかけるって言われてさ 出てくならおまえの身内も 住めんようにしちゃるって言われてさ うっかり燃やしたことにして やっぱり燃やせんかったこの切符 あんたに送るけん持っとってよ 滲んだ文字 東京行きそう、この博多弁が出身者にはたまらない(爆)「母に捧げるバラード」の「テツヤの母」とは大違いの仕打ち……夢を抱えて東京に出ようとしたのを押しとどめられた若者。燃やせなかった切符が泣かせます。古今東西 老若男女悔し涙をこらえ 歯を食いしばってささやかな人生の中 戦い続ける名もなき人たちがいる。そんな人たちすべてにこの歌は「ファイト!」と温かい励ましを送るのです。きょう5月10日は 私にとっても仕事上の出来事で 悔し涙をこらえた「記念日」でもあります。それだけに テレビから流れるこの歌の温かさが心にしみました。まあ確かにちょっとイメージは違ったんだけど(爆)最後にこの歌で最も好きなフレーズを二つ抜き書きします。 暗い水の流れに打たれながら 魚たちのぼっていく 光ってるのは傷ついて はがれかけた鱗が揺れるから ああ 小魚たちの群れきらきらと 海の中の国境を越えていく 諦めという名の鎖を 身をよじってほどいていく *以前総務部長 辰則さんからのコメントで この歌の歌詞を引用した(んだよね?)励ましをいただきました。 どうもありがとうございました(^^) *この日の「プロジェクトX」の内容について NHKが「一部に事実誤認があった」と謝罪しています。NHKのコメント 誤解を受けかねない表現について 一部訂正を行いました。 もしこの訂正前の日記の記述で 不快感を抱いた方がいらっしゃいましたら 深くお詫びします。 しかし あの歌声の素晴らしさはホンモノだったと思うので 記事自体はこのまま掲載していたいと思います。 何より「『ファイト』の男声合唱」という意外感と そこから受けた私の感動は 間違いなくホンモノだったから……(^^)
2005年05月10日
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大型連休でもあることだし、ちょっと趣向を変えて……去年の今頃、私は出張でニューヨークにいました。気分は真っ暗でした。せっかくの大型連休を仕事で「全滅」状態にされたこともありましたが実はその時抱えていた仕事自体が私にとって耐え難い苦痛に満ちたものでした。こんな仕事を続けたくない。そんな思いさえ 頭の中をよぎっていました。5月1日の夜、わずかな自由時間ができました。私は迷わず、1人きりでブロードウェイに足を運びました。「かつて演劇部にいた」と きのう書いたけれど華やかなブロードウェイの世界に1人身を置くことで今置かれている状況を 少しでも忘れたかった。そして劇場街の片隅で偶然 この芝居がかかっているのを見つけたのでした。高校時代、周りの友達の芝居にとてもかなわず「とても役者は無理だ……」と落ち込んでいた頃、森繁久彌さんが主役を演じた日本語版を観るために少ないお小遣いをはたいて何度も1人で帝国劇場に通いました。ユダヤ人迫害を描いたお世辞にも明るい舞台ではないはずなのですがなぜかいつも夢と勇気を与えられて家路についたものでした。裏方でもいい。いつかはこんな 人に夢を与える仕事がしたい……。とうとう大学の専攻にまで 演劇を選んでしまいました。音楽においての「夢想花」(円広志)同様(おいおい)これもまた私の「原点」とも言える作品です。いつかこの芝居を 本場ブロードウェイで観るんだ。そんな夢を見ていたことすら忘れていました。こんな状態の時に 再び出逢うなんて。私は衝動的にチケットを買い、観客席に駆け込みました。そして第一幕の最終盤、結婚する娘を想うこの歌に涙を禁じ得ませんでした。 日は昇り また沈み 時移る 喜び 悲しみを 乗せて流れゆく *訳詞された方の名前がわかりません。ごめんなさい。当然英語で歌われたわけですが、頭の中で この日本語の歌詞がぐるぐるとめぐりました。どこか中島みゆきの「時代」にも通じる言葉に文字通り いやされました。音楽も失い 芝居も失い 社会人になって夢とは正反対の見たくもない現実を突きつけられてそれでも 仕事を続けるうちにこの仕事の中にもささやかな「夢」を見ることができるようになっていました。それが崩れそうになっていたちょうどその時、唐突に私の前に再び姿を見せてくれたこの舞台は「たとえ今つらくても 夢見た頃の初心を忘れてはいけない」ということを 語りかけてくれたようでした。あれから1年、私はすべてにおいてきちんと立ち直れたのか。同じように夢を見ているのか。日々の仕事に追われる中、まだはっきりとした確信は持てていません。それでも……。いつかは大切な夢を取り戻せるに違いないと。今 私がこれを書いている机のすぐ上の小さな掲示板に、小さな芝居のチケットの半券が張ってあります。1年前の思いを忘れないように。完全な独り言になってしまい すみませんでした(-"-;)
2005年05月02日
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